みんなの議会

紋別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日

(1)外資系企業による金試掘問題について/(2)市役所庁舎建替えについて/(3)ふるさと納税について/(4)新年度予算編成について/(5)紋別市の教育について/(6)紋別観光振興公社の不祥事について紋別市の見解を問う

2025年12月9日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「外資系企業による金試掘問題について」「市役所庁舎建替えについて」「ふるさと納税について」「新年度予算編成について」「紋別市の教育について」「紋別観光振興公社の不祥事について紋別市の見解を問う」について質問し、市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、教育指導監 小林冬季、商工労働課長 住出晋一、博物館長 大屋洋一、産業部長 髙橋秀明、財政課長 菅原雅志、副市長 小林昌史が答弁しました。

質問者
橘有三 議員
答弁者
市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、教育指導監 小林冬季、商工労働課長 住出晋一、博物館長 大屋洋一、産業部長 髙橋秀明、財政課長 菅原雅志、副市長 小林昌史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 橘有三

橘有三でございます。およそ我が国における民主主義の考え方は古代にまで遡ることができます。先般就任された高市早苗首相は、所信表明の最後を聖徳太子の十七条の憲法で締めくくられました。事柄を一人で決めてはならない。人々とともに論議すべきである。飛鳥時代、推古天皇12年に定められた太子の十七条憲法は、我が国の誇りであり、今に脈々と流れる政治の心得の原点であります。紋別市議会にあっても一層活発な政策議論が期待されています。先人の労苦を思いつつ、歴史に学び、現在はもちろん、将来に責任を持った活発な論議をよろしくお願いいたします。最初に、外資系企業による金試掘問題についてお尋ねいたします。10月中旬、鴻之舞地区や静狩、黒松内等で金試掘を計画していたオーストラリアの金探査会社の日本法人ジャペックスが日本国内での事業を中止、採掘にまつわる申請を放棄し、会社清算手続に入った旨が新聞で報道されましたが、下旬にはカナダ系の鉱山開発企業ジャパン・ゴールドが、遠軽町白竜地区での試掘の結果、極めて高品位の金鉱石を発見したことが報道され、世間の耳目を集めるとともに、周辺地域では新たな不安を巻き起こしています。本市においては、昨年の第3回定例会、第4回定例会での真剣な質疑と地域住民や各種団体の反対運動を受け、市は、紋別市内での外資系企業による金試掘に関する北海道からの意見照会に対し、一旦同意したにもかかわらず、不同意に転換いたしました。行政が一旦出した結論を転換するということは極めて重いものがあり、その英断は後世にも高く評価されるものと私は信じます。また、議会においても全会一致で紋別市内における外資系企業による金銀等の試掘並びに採掘に反対する決議がなされ、過去に鉱山に起因する大規模な有毒物質流出による大規模鉱害問題を経験し、今もその処理が続くまちとして、私たちが守るべきものは何なのかを明確に示したことであり、改めて議員各位、市民並びに各種団体の皆様に感謝と敬意を表するものであります。山﨑市長におかれましても、昨年は市議会議員の一員として決議に賛同をいただいたことですが、市長として本件に対し、現状どのような見解をお持ちか、さらには今後どのような対応を図っていかれるのか、お尋ねいたします。また、昨年の第4回定例会以降、紋別市内並びに周辺地域において、外資系企業による金試掘に関してどのような動きがあったか、現在あるのかお尋ねいたします。次に、市役所庁舎建替えについてお尋ねいたします。昭和40年11月に完成した紋別市役所庁舎もついに満60年を迎えました。庁舎は、市民の生命、財産、安心・安全な暮らしを守る行政の中枢拠点であります。我が国は、その自然的条件から、様々な災害に遭いやすいという特性があります。特に地震災害は、阪神・淡路大震災や東日本大震災をはじめとし、日本中が大きなリスクを抱えております。熊本地震により、災害時にも行政の中枢拠点が有効に機能しなければならないことが再認識され、事業年度を平成29年度から令和2年度までとし、市町村役場機能緊急保全事業が創設されました。対象は、昭和56年の新耐震基準導入前に建設され、耐震化が未実施の市町村役場の建替え事業であります。令和元年第3回定例会の一般質問を皮切りに議論が本格化し、総務省の特段のご理解とご指導の下、紋別方式とも言われた基本設計と実施設計を一体化することにより、ぎりぎり辛うじて期限に間に合い、当該事業債を活用しての市役所本庁舎の建替え事業がスタートいたしました。議会においても、令和2年9月から令和4年6月まで、市役所新庁舎建設に関する特別委員会が設置され、計9回、慎重な審査がなされたところであります。当初予定より着工が大幅に遅れましたが、先般、いよいよ工事が始まりました。まずは、山﨑市長に市役所庁舎建替えという大事業について、改めてその意義を議会の場でお示しくださるよう求めます。次に、着工の遅れによって建設費等が大幅に増加しましたが、注目される財源についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。市町村役場緊急保全事業のみならず、脱炭素化推進事業債についても詳細をお尋ねいたします。市民負担をいかに抑えて本事業を実施していくのか、起債のみならず、基金の取崩し、借入れ、交付税措置等について、市民の皆さんにご理解をいただけるよう、極力、分かりやすい説明をお願いいたします。現庁舎、消防新庁舎、新庁舎建設地は、かねてから申し上げているとおり、まれに見る強靱な地盤の建設最適地であり、防災・減災、強靱化の面からも、ジオロジーの面からも、我が国を代表する鉱物学者の視察やレポートによっても注目されております。今に残る60年前の現庁舎建設時につくられた石畳や石垣は、先人の識見によってつくられた庁舎建設地のジオロジーの象徴であります。新庁舎建設地に姿を現した紋別玄武岩なくして紋別のまちの成り立ちもなかったのであります。紋別市立博物館では、展示を含め、その解説が行われていますが、建設地の地学的見地からの解説を求めるとともに、既に検討されているとは思いますが、このたびの新庁舎においてはどのように表現するのか、お尋ねいたします。次に、ふるさと納税についてお尋ねいたします。平成20年4月、地方税法等の一部を改正する法律の改正により、翌5月からふるさと納税制度が始まりました。紋別市のふるさと納税の取組は早く、同年10月1日から開始し、半年間で初年度の実績は寄附件数120件、寄附金額508万5,000円でありました。市役所をはじめとした関係者の熱意と良質な返礼品を提供する生産者の皆様のご努力によって、令和元年には寄附件数45万1,151件、寄附金額77億3,769万4,959円となり、件数、金額ともに全国第3位に躍り出て、自来、昨年まで件数、金額ともに連続して全国上位10位以内に入っております。特に、令和3年度には件数、金額ともに全国一に輝き、令和4年度には194億3,290万6,241円という過去最大寄附金額を達成いたしました。永続性のある財源とは言えないと言われながらも既に18年目を迎え、過去の紋別市への寄附金額の合計は、何と918億4,362万9,551円、寄附件数の合計は593万1,907件となっております。かねてより申し上げているとおり、この制度の趣旨から、単に金額や件数を競うのではなく、この制度によっていかに地域を創生させることができるかが肝要であり、この制度の永続性の鍵を握ると考えます。地域に活力が生まれ、地方創生を図ることができたなら日本が元気になるのです。昨年度の全国のふるさと納税寄附金額は前年比1,553億円で、総額およそ1兆2,728億円となりました。従前、ふるさと納税制度による税収減により、制度に否定的であった大都市も本格攻勢に続々と乗り出しております。まずは、全国有数のふるさと納税のトップグループに属する紋別市としてのふるさと納税制度の現状と予想される今後についてご見解をお尋ねいたします。今や、ふるさと納税は紋別市の財源の柱であります。しかしながら、昨年度は、各種要因はあるものの、前年度を大きく下回り、今年度はさらに下回るようにお聞きしております。山﨑市長は公約においても、所信表明においても、力強く、ふるさと納税制度について、紋別ブランドの発信や紋別の付加価値向上、さらには記念品の安定供給や新たな創出への取組も述べられ、財源の安定確保につなげる旨を表明されていますが、現在において、また、新年度に向けて、ふるさと納税に関し、具体的にどのような政策と施策をお考えか、お尋ねいたします。次に、新年度予算編成についてお尋ねいたします。国の現在の予算編成は、よく知られているとおり、平成13年から始まった経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針が基本となります。骨太の方針は、国の重要政策課題と翌年度の予算編成の方向性を示すものであり、それに基づいて各省庁の概算要求はまとめられ、予算編成が進んでいきます。市のホームページでは、本市の予算編成について解説されておりますが、一番大切な市の重要課題、政策等、予算編成の基本となる方針が見えません。まずは、紋別市の予算編成の仕組み、流れについて、ここにお示しください。現在、庁内では令和8年度予算編成が進んでいることと思いますが、山﨑市政初となる令和8年度予算編成の方針についてお示しください。私は、予算編成に当たって、紋別市にあっても、国の骨太の方針に倣い、紋別版の骨太の方針が必要と考えます。政策課題を明確にし、財政の硬直化を防ぎ、貴重な財源をより有効的に活用するためにも、予算編成に先立って具体的な方針を毎年示す必要があると考えますが、市長のご見解をお尋ねいたします。次に、紋別市の学力についてお尋ねいたします。令和7年度全国学力・学習状況調査が小学6年生と中学3年生の全児童生徒を対象に実施されました。本市においては、広報もんべつ10月号にて本調査の結果が速報版として、12月号には分析の概要が公表されております。文部科学省は、調査の目的を義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる、そのような取組を通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立するとしており、紋別市における毎年の実施と公表は極めて重要と考えます。本年度の本調査の結果は、平均正答率では、昨年に比較し全国的に低下しています。紋別市の平均正答率は全国平均、全道平均をかなり下回っています。しかし、本調査の目的からも分かるように、単に平均正答率に一喜一憂するものではありません。市教委は本年度の調査結果についてどのようにお考えか、その評価、検証、今後に向けて等をお尋ねいたします。教育を考えるとき、学力については基礎学力の習得が極めて重要です。分からないことが分からないままに、つまずきがつまずいたままにならないように、学び直しを含め、現状どのような取組をなされているのか、また、今後どのようにお考えかお尋ねいたします。公表された分析の概要の中に課題として読書が挙げられています。基礎学力とも関係しますが、読解力の重要性は言うまでもありません。読書を通じ、読む、見る、考える、学力は言うに及ばず、人格、心を育てる上で読書習慣、読書能力は様々な教育課題の解決の糸口と言ってよいほど重要と考えます。ブックスタート等、図書館の各種取組、学校図書館の充実等、既に各種取組がなされていますが、家庭、学校、地域、各種団体、一層の読書の取組が必要と考えますが、どのようにお考えでしょうか。さらに、基礎学力に密接な関わりを持つ食育の取組についてもお尋ねいたします。食をもって我が国を支える地域と自負するこの地域にあって、特色ある食育の取組が可能であります。既に学校給食や体験学習としても実施されていますが、その実践と評価についてお尋ねするとともに、今後の取組等についてもお考えをお示しください。次に、令和8年度から小学校の学校給食が国によって無償化されると伺っております。紋別市は、ふるさと納税のおかげをもって、学校給食無償化を令和3年10月から先進的に実施しています。国の無償化により、新年度どの程度の教育予算が軽減されるのかお尋ねいたします。今日、教育を考えたときに、地域格差、さらには家庭の社会経済的背景、いわゆるSESによる教育格差が上げられます。育つ地域、育つ家庭の経済的背景によっての教育格差はあってはならないことであります。ひとしく人としての生を受け、生きよう、生きようとする命の力、伸びよう、伸びようとする人としての本質は人間の尊厳の基本であります。ぜひとも、給食無償化によって軽減される教育財源をSESが困難な児童家庭への支援に向けるべく検討していただくことを提案いたします。よろしくお願いいたします。最後に、紋別観光振興公社の不祥事について、紋別市の見解を伺います。紋別市議会は、昨年3月19日の第1回定例会で紋別市不正事案等調査特別委員会を設置いたしました。その調査項目には、オホーツク紋別空港利用促進協議会、株式会社紋別観光振興公社の不適切、不透明な支出の実態解明に関する事項が上げられており、目下、調査中であります。しかるに9月、各種報道にて、紋別観光振興公社に対する札幌国税局の調査で暫定1億6,000万円に及ぶ巨額な追徴課税がなされたことが明らかになりました。紋別観光振興公社の筆頭株主である紋別市として、本件について詳細をどのように承知し、どのような見解をお持ちかお尋ねいたします。また、紋別観光振興公社は、紋別市の公の施設に関わる指定管理者となっていますが、一連の不祥事を受け、紋別市は当該公社の指定管理者としての適性に関し、どのように考え判断しているのかお尋ねいたします。質問は以上であります。再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 山﨑彰則

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、外資系企業による金試掘問題についてであります。1点目の高く評価される紋別市の意見照会に対する不同意の判断、本件に関する私の見解と今後の対応についてであります。令和6年第4回定例会の紋別市内における外資系企業による金銀等の試掘並びに採掘に反対する決議及び同年12月の藻別川流域を守る会による鴻之舞地区における金鉱石の試掘に関する陳情の内容を尊重するとともに、金試掘に関する意見照会に対しては、原則、不同意とするこれまでの議会答弁の考え方を踏襲し、地域産業の振興、安全・安心な住民生活、自然環境の保護を最優先に考慮した上で慎重に対応してまいります。2点目の昨年の第4回定例会以降の紋別市並びに周辺地域の外資系企業による金試掘に関し、周辺地域の状況についてでありますが、議員のご指摘のとおり、遠軽町白竜地区における外資系企業の試掘実施の状況について、新聞報道等により把握しているところであります。市内におきましては、昨年の第4回定例会以降、鉱業法第24条協議に伴う意見照会や試掘実施のための事前協議など、金試掘に関する新たな動きはありません。次に、市役所庁舎建替えについてであります。1点目の市役所庁舎建替えの意義についてでありますが、現庁舎は、昭和40年に完成後、築60年を経過し、施設の老朽化は著しく、耐震性能も備わっていない施設であります。本市は、大きな地震の発生などもなく、災害が比較的少ない地域でありますが、近年、全国各地において自然災害が発生している現状を踏まえ、昨日、紋別も若干揺れたところでありますが、災害対応の拠点機能強化を念頭にいたしまして、現庁舎が抱える課題解決をはじめ、市民の利便性や快適性の向上、効率的な行政運営を目的とし、市民検討会議のほか、市議会特別委員会などを経て、本年度より庁舎建設工事に着手し、令和9年度末の完成を目指して建設事業を進めているところであります。2点目の市民負担を軽減するための財源についてでありますが、一つ目は、国の公共施設等適正管理推進事業債で、この起債項目である市町村役場機能緊急保全事業を活用するほか、二つ目として、新しく制度化された起債で、公共施設整備において地中熱や太陽光などを活用した再生可能エネルギー等の導入事業が対象となる脱炭素化推進事業債を借り入れ、財源対策を行う予定であります。なお、市民負担軽減といたしまして、市町村役場機能緊急保全事業においては、交付税措置対象経費となる充当率75%を上限に借り入れる予定であり、対象経費に対する交付税算入率は30%となっており、脱炭素化推進事業債は充当率90%、交付税算入率は50%であり、二つの起債の活用により、現在の試算では、現行予算どおり起債対象事業費を86億円、財源として公共施設等整備基金20億円を繰り入れ、起債を66億円借り入れた場合、借入れ利息分を含め、約30億円が交付税措置されると試算しており、市民負担軽減となるものと考えております。また、起債につきましては、利率も上昇しておりますことから、公共施設等整備基金の繰入額を10億円追加して30億円とし、起債借入額を56億円としたほうがさらに市民負担の軽減につながる可能性もありますことから、今後の利率変動状況も踏まえ、継続して市民負担の軽減について検討してまいりたいと考えております。3点目の防災拠点としての最適地に建設される庁舎にそれをどのように象徴するかについてでありますが、新庁舎建設地は880万年前の紋別山、大山のことでありますが、火山活動により溶岩が海に向かって流れ出し、冷えて固まってできた玄武岩で構成されております。紋別山から紋別公園、市役所周辺、弁天町から北浜町にかけて広がり、強靱な地盤を形成しており、玄武岩でできた弁天岬は、北からの波や風を防ぎ、天然の防波堤となることで、紋別湾は古くから港として利用されてきました。令和4年8月、鉱物研究の第一人者で国立科学博物館名誉研究員の松原聰氏らが実施いたしました庁舎裏での実施調査でサンプリングした玄武岩の分析結果では、内部構造は一般的な玄武岩と変わらないが、岩盤と岩盤の間に、通常、玄武岩には含まれない棺おけのような形をしたアルカリ長石が大量に含まれていることから、紋別玄武岩は他に類を見ない鉱物的特徴を備えた貴重な岩石であることが判明しております。このことから、新庁舎においては、建設工事により採掘された玄武岩を加工し、1階エントランスホールの一部の壁及び地下1階のロビー壁一面の仕上げ材とすることで、新庁舎を支える土台となる石垣のような強固な軀体を表現することとしております。次に、ふるさと納税についてであります。1点目のふるさと納税制度の現状と予想される今後についてでありますが、議員のご指摘のとおり、本市は本制度からの恩恵を受けてまいりました。ふるさと納税市場規模が年々拡大する一方で、制度の適正な運用が図られるよう、総務省では断続的に規制強化や見直しが行われており、平成29年は記念品を寄附額の3割以内にするよう通知があり、令和5年には寄附額に対する経費率5割とするよう厳格化、そして本年10月にはポータルサイトでのポイント付与が全面的に禁止されました。度重なる規制強化は過熱した記念品競争での不適切な運用を是正し、制度本来の目的である地域貢献や地方創生支援に資する制度として継続させていくことを目的として行われており、今後も地方経済を支える仕組みとして存続させるために必要なものと考えております。今後の規制といたしましては、高所得者に恩恵が大きい制度であることから、上限額の設定や地場産品基準のさらなる厳格化、費用計上の範囲が詳細に定められるなどが予想され、本市におきましては、基準違反により指定取消しとならないよう、制度改正に関する情報収集に努め、ルール遵守を徹底した制度運用を行ってまいります。2点目の紋別市の財源の柱であるふるさと納税の今後の取組についてでありますが、本年は、9月末にポイント付与禁止の規制前の駆け込み寄附があり、4月から11月末までの累計前年比は約120%であるものの、12月の状況次第となっております。海産物をはじめとした記念品の価格高騰に伴って設定する寄附額が上がっている中、事業者と相談しながら、内容量を少なくした少量パックの記念品を用意するなどの対策をしているところであります。また、新たな現地決済型ふるさと納税として、現地で代金の支払いを行った後でふるさと納税に変更できる仕組みであるあとからふるさと応援納税を導入し、市内16店舗で受付を開始しております。11月には、横浜で実施されたふるさと納税最大規模のイベントにおいて、私自らも出向き、紋別を宣伝してまいりました。ふるさと納税は、恒久的な財源ではないと認識している一方で、議員のご指摘のとおり、現在では本市の財源として大きな柱となっておりますので、より地域性を強めた新たな記念品の拡充や新たな記念品を創出しようとする事業者に対して既存の支援制度との整合性を図りながら支援する仕組みを研究するなど、制度の恩恵を市内事業者の方々と共有し、地方の活性化に向けて取り組んでまいります。次に、新年度予算編成についてであります。1点目の予算編成の仕組みについてでありますが、本市は、国の予算編成方針を注視しつつ、人口減少対策など、地域課題の解決のほか、地域経済の活性化や住みよいまちづくりを目指し、毎年、秋頃から次年度予算編成に取り組み、庁内各部署との協議を進めております。予算編成の中で、特に政策予算においては、第3期紋別市総合戦略や紋別市強靱化計画など、各種計画に基づき、市が目指す方向性を踏まえ、時代に対応した医療や子育て支援のほか、人手不足対策やデジタル化の推進など、新たな政策にも積極的にチャレンジし、予算編成に取り組んでおります。また、今後予定しております新総合計画につきましても毎年の予算編成の大きな柱となるものと考えております。2点目の令和8年度の予算編成方針についてでありますが、現在、予算編成の作業中でありますことから、公共事業に関わる規模や金額などの詳細は未定でありますが、建築事業として継続費で計上しております新庁舎建設工事のほか、まちなか団地として4棟目の公営住宅建設工事などを予定しております。そのほか、道路・上下水道事業など、社会資本整備においては前年度と同程度の事業費を確保したいと考えております。予算編成では、国、北海道の補助金や有利な起債などを念頭に入れ、市税やふるさと納税寄附金などの収入、財源につきましても推移を明確に捉え、未来ある市民に大きな負担をかけないよう、医療確保対策基金、公共施設等整備基金など、各基金の積み増しを検討するほか、公債費の推移や市債残高にも注意を払い、歳入と歳出のバランスを考慮し、持続可能な市政運営を目指してまいります。なお、令和8年度予算につきましては、私が市長になって初めての当初予算編成となるため、私が掲げる優先的な取組を予算編成協議の場面などにおいて全庁的に議論を深め、紋別市に住んでいてよかったと思えるまちづくりを進めるため、各事業の具体化を図り、積極的に推進してまいりたいと考えております。次に、紋別観光振興公社の不祥事に関しての紋別市の見解についてでありますが、さきに喜多議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。紋別市の教育についてであります。1点目の令和7年度全国学力・学習状況調査結果についてでありますが、本市の結果につきましては、昨年度と比較し、小学校、中学校ともに全国との差が広がる結果となりました。本調査につきましては、児童生徒の学力をはかる一つのエビデンスであり、調査結果がイコール現状における学力というわけではありませんが、調査結果の詳細な分析を基に、学校における学力向上のための授業改善に生かしてまいります。各教科の調査結果の分析概要ですが、小学校では、いずれの教科におきましても、授業の内容がよく分かると回答した割合、授業においてICT機器を1日1回以上使用しているという回答が全国平均を上回っております。これは、学習指導要領で重視している主体的、対話的で深い学びの実現に向け、市内各校において、校長のリーダーシップの下、講義型の一斉授業から、ICTを活用した個別最適な学び、協働的な学びへの授業改善に教員研修などを通じて真摯に取り組んだ成果であると評価しております。しかしながら、国語、算数において平均正答率及び回答時間が十分であったと回答した割合が全国を下回っており、学習したことの着実な定着と習得した知識、技能を活用する力に課題が見られます。中学校では、授業や学校生活では、友達や周りの人の考えを大切にし、お互いに協力しながら課題の解決に取り組んでいる、授業においてICT機器を1日1回以上使用していると回答した割合に加え、数学において、解き方が分からないときは諦めずにいろいろな方法で考えると回答した割合が全国を上回っております。こちらも、小学校同様、授業改善に取り組んだ成果と評価できますが、国語、数学ともに知識を問う短答式問題と考えや理由を説明する記述式問題の正答率が低く、無回答率も高い結果となっておりました。一方、小・中学校ともに、授業では課題の解決に向けて自分で考え、自分から取り組んでいるという回答や目的に応じて自分の考えが伝わるよう工夫して文章を書いているという回答をしている児童生徒は、主体的に学びに向かっており、正答率が高い状況が見られました。また、以前より本市の課題として挙げられます学校の授業以外における学習時間、いわゆる家庭学習時間につきましては、全国・全道平均と比較し、学習時間が少ない結果となっており、本市が抱える課題の一つと考えております。次に、基礎学力向上に向けた取組等につきましては、特に読み、書き、計算と言われる基礎学力の確実な定着は大変重要であると認識しております。今回の調査結果から、全国的に正答率の低下傾向が見られる中、紋別市においても、その年度によって得点結果に違いはあるものの、基礎学力の定着に課題が見られます。この基礎学力の定着につきましては、教育課程を工夫し、児童生徒が既習事項を随時振り返ったり、学び直しができる教材を活用したりするなどの取組を行っております。今後も、児童生徒が主体的に取り組めるよう、従来の取組に加え、端末の持ち帰りによる授業と連動した家庭学習の取組を検討してまいります。また、基礎学力定着の取組においては、議員のご指摘のとおり、読書や食育も重要であると認識しておりますが、分析結果より、読書好きの児童生徒の回答結果は、全国と比較し、少ない結果となっております。正答率が高い児童生徒では、読書が好きと回答しているものの、全国と比較し、少なかった結果が出ております。そのため、今後も、幼少期から読書習慣を育むブックスタート事業の推進や学校図書館司書の配置継続と市立図書館との連携などを推進するとともに、各学校において朝読書などの取組の充実を図ってまいります。食育につきましては、ホタテやサケ、はまなす牛などの食材を使用した給食を提供するなど、地産地消の考えや郷土愛を育む取組を進めております。また、紋別海上保安部の協力により、海保カレーを給食として提供し、キャリア教育の一環としての食育を進めております。引き続き本市にゆかりのある食材などを活用した給食を提供することで学校が楽しくなるといった視点から基礎学力向上の取組を推進してまいります。次に、2点目の国による給食無償化によって軽減される教育予算についてでありますが、国は令和8年度から全国の小学校給食費を無償化する方針であり、これにより本市の小学校の給食費は令和6年度実績で見ると3,794万3,640円が軽減対象と見込まれます。議員がご提案のSESが困難な児童生徒への支援等につきましては、SESとは社会経済的地位の略称であり、保護者の学歴や所得、職業などから家庭の社会経済的背景を総合的に評価する指標であります。令和元年度に文部科学省が公表した全国学力・学習状況調査と保護者調査の結果では、SESが高い児童生徒においては各教科の平均正答率が高い傾向で、SESが低い層では各教科の平均正答率のばらつきが大きいとの報告があり、一定の相関関係が示されております。SESの違いによる教育格差の是正改善は必要と考えており、国の給食費無償化事業に伴い軽減される財源を社会経済的背景が困難な世帯への支援へ充当すべきというご提案につきましては、経済的背景に伴うものにつきましては、本市は全国でもトップレベルの子育て支援政策を既に実施していることから、社会的背景として体験格差に注目しているところであります。体験とは、習い事やスポーツなどの運動・文化体験のほか、美術館、旅行、舞台鑑賞など文化的体験などがありますが、体験活動は、子どもが自らの関心に気づき、個性を伸ばすきっかけになります。こうした体験活動においても世帯年収の格差が大きく関わっていると言われております。教育委員会としましては、文化的体験として、現状においても、劇団四季のこころの劇場をはじめとする舞台鑑賞や伝統芸能を鑑賞する機会を提供しており、今後も継続、充実を図ってまいります。運動・文化体験につきましては、部活動の地域展開による指導者報酬に対する保護者負担の増加がもたらす格差が生じることも懸念されておりますが、誰もが参加しやすい低廉な会費での運営を考えており、こうした格差の是正に財源を振り向けたいと考えております。以上、答弁といたします。(降壇)

質問 4番 橘有三

市長、教育長、本当に大変丁寧なご答弁をいただいたこと、感謝を申し上げます。特に、ただいまの教育長の答弁は大変うれしかったですね。やはり、人が地域にしっかりと育てば、地域は絶対に大丈夫なのです。教育というものは人格を育てるものですが、その人格こそ地域を発展させていく、育てていく基本だと思います。およそ3,800万円という財源が浮いてくるわけです。全てにおいて子育て支援、学校、義務教育の支援をやっている中でSESは非常に大事な課題だと思っておりましたけれども、今の答弁に大変期待しております。1点質問します。昨年、文科省の武藤教育課程課長が来られまして、私も講演を聞かせていただきましたけれども、答弁の中に、現行の学習指導要領で重視している内容について、研修会などを通じて真摯に取り組んでいるということがありました。私も教育委員会並びに現場の先生方の努力は評価していますし、期待しているところです。それで、昨年の講演の中にもありましたけれども、文科省においては、10年に一度の次期学習指導要領改訂に向けて本格化している時期です。今年9月、文科省の教育課程企画特別部会では、次期学習指導要領について、論点整理、すなわち素案が発表されましたけれども、今後、紋別市の学力向上と基礎学力の定着といった取組と新学習指導要領との関係、方向性についてどのように考えていらっしゃるか、もし答えていただけるのであればお願いいたします。

答弁 教育指導監 小林冬季

それでは、お答えいたします。今、議員からお話がありましたとおり、令和7年9月25日に中央教育審議会教育課程企画特別部会より出されました論点整理におきまして、次期学習指導要領に向けた今後の検討の基盤となる基本的な考えが提起されました。その概要は、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な他者と協働しながら、自らの人生をかじ取りすることができる、民主的で持続可能な社会のつくり手をみんなで育むために三つの方向を踏まえて議論を行うとされております。その三つの方向性の一つ目は、主体的、対話的で深い学びの実装、二つ目は多様性の包摂、三つ目は実現可能性の確保と示されております。端的に表現しますが、多様な子どもたちの深い学びを確かなものにするとのことです。特に、学力に大きく関わります主体的、対話的で深い学びの実装、それから、多様性の包摂については、現行学習指導要領が重視しております主体的、対話的で深い学びの実現、個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実が次期学習指導要領における教育活動の下支えとなるということは間違いないと考えております。したがいまして、先ほどの教育長の答弁にありました現行学習指導要領の趣旨に基づいた授業改善や基礎学力定着の取組を推進していくことは次期学習指導要領の方向性と合致していると考えております。

質問 4番 橘有三

そういう方向性はとても安心いたしますし、指導監に初めて答弁していただきましたけれども、期待をしております。よろしくお願いします。それでは、順番に伺います。1番目の金の問題です。去年、2件、過去に重大な鉱毒問題があったと言いましたけれども、今年の3月31日、紋別市立郷土博物館友の会だより「とっかり」で元博物館長の佐藤和利さんがまとめられたものを見ますと、2回でなくて、4回と指摘されておりましたが、それでよろしいですか。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。私どもも調査したのですけれども、私どもの把握する中では、紋別市史等で調べたもので、前にもお答えした昭和9年と昭和48年の鉱毒事故の2件と把握しております。なお、博物館等の資料を確認しましたところ、大正15年に漁業者との鉱害の損害賠償問題が惹起されているというものも拝見したのですが、私どもでは詳細な事故の内容までは把握することができませんでした。

答弁 博物館長 大屋洋一

ただいまの件について補足でございます。鴻之舞には、以前、第1から第9までの沈殿池、それから、扞止堤の沈殿池、末広の沈殿池の計11か所の沈殿池がございました。中には、廃油の流出まで至らなかったものの、集中豪雨によって沈殿池の堤防の一部が決壊したという事案をかつて鴻之舞の関係者から聞いたことはございますけれども、確かなエビデンスはありません。ですから、今、商工労働課長が答弁した内容が我々の把握している件数ということで承知をしております。

質問 4番 橘有三

昨年の第4回定例会からこの定例会まで、1年間、動きがなかったことは非常に安心しております。昨年、産業部長から令和8年2月までの試掘権の期間までが最大の山場というような答弁がございました。現在、カザンリソーセス株式会社というカナダの会社ですけれども、試掘原簿を見ますと、令和2年2月20日に、まず、試掘権が設定されております。そういった中で、現在、施業案の作成、また、そういったものに対する市への同意もないということでよろしいですか。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。企業が施業案を作成するかどうかまでの情報はないのですが、施業案を作成した場合は実施の前に市との事前協議が必ずございます。しかし、そういった動きはございません。

質問 4番 橘有三

あと3か月で試掘権が切れます。6年で切れますからね。安心いたしました。続いて、令和6年度に紋別市で同意があったことについてです。先ほど答弁にありましたけれども、不同意の場合は、それに対し、鉱業法第24条協議ということになり、協議後に設備設計書を作成するとのことですが、それについても新たな動きはないと認識してよろしいですか。

答弁 商工労働課長 住出晋一

議員のおっしゃるとおり、それに基づいて再協議が本来は来るのですが、不同意に変更した後、再協議の動きは全くございません。

質問 4番 橘有三

ただいまの答弁と、市長の答弁で安心いたしました。10月に注目を集めたのは去年も申しました白竜鉱床です。ジャパン・ゴールドのホームページを調べますと、報道は10月でしたけれども、7月9日、ホームページ上にて、白竜鉱床で4本打つ予定で、3本当たって、その1本はもう24グラムを超える高品位鉱だったと発表しているのですね。それを受け、私に対する質問もいろいろありました。これは、遠軽から掘って、そして地下を通って紋別に来るという危険性はないのですかということです。誰しもそう思うでしょう。私が調べた結果、あくまでも自治体の境界を越えて掘るということはできないと認識していますけれども、それでよろしいですか。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。鉱業法の規定によりまして、鉱区の境界は地表の境界線の直下を限りとするとなっております。紋別市区域の鉱区はまだ認められておりませんので、紋別市の直下の地下を掘ることはできません。それで間違いないです。

質問 4番 橘有三

もう一点、この周辺の鉱山の特色として坑廃水が出てくるということがあります。それが河川に流出することになると、報道の中にもあったように、そうしたことが白竜地区であったら、遠軽市街地を越えて下流域に、サナブチ川などを越えて湧別川に入ってくるといった危惧があります。私は、ここに大きな問題があるのではないかと思っています。実際、照会がかかるのは当該自治体なのですよ。ただし、かつて足尾銅山鉱毒事件でも、神岡鉱山のイタイイタイ病でも、問題が起こるのは下流域なのです。これにつきまして、湧別町には北海道からの照会はなかったということですけれども、何かお考えのところはありますか。湧別川に流れ、それがオホーツク海に入ると、よその自治体のことですとは紋別市も言えなくなると思うのですけれども、いかがですか。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。今、市長答弁にもありましたが、今後、市の方針として、原則、不同意とする方針でございますので、今おっしゃったように、湧別川の流域にもし流れたとしたら、もちろん紋別市への影響も考えられます。ただ、議員がおっしゃるとおり、鉱業法の第24条協議ではあくまで鉱区に該当する市町村にしか照会が来ません。ただ、これが長い川だったら、例えば石狩川だったとしたら、全ての市町村に照会しなければいけないなど、いろいろな考え方が出てきますので、湧別町の動向も見ながら考えたいと思っております。

質問 4番 橘有三

私が調べましたところ、そういう申請があったら、それが都道府県に行くわけです。そして、都道府県から各自治体に来るわけなのですけれども、そうなると、これは、経産局というより、都道府県の裁量になるのではないですか。

答弁 産業部長 髙橋秀明

当然、議員がおっしゃられたとおり、サナブチ川から湧別川、それから、オホーツク海に流れることも予想されます。商工労働課長から答弁したように、鉱業法第24条ですと、道の裁量ではありますが、担当自治体にしか送られていないというのが現状でもあります。今後、もしかなうのであれば、北海道との協議も含めて必要と考えておりますし、例えば、期成会で要望するなど、いろいろな場面が想像されますけれども、そうしたことも含め、道と協議してまいりたいと考えております。

質問 4番 橘有三

私は、都道府県に下がってきて、都道府県が同意、不同意の照会をかけると認識しております。そうなると、都道府県の裁量権の問題になると思うので、そこはぜひ確認していただければと思います。繰り返しますけれども、当該の掘削自治体だけではなく、下流域、場合によっては周辺まで意見照会が必要でないかと思います。ぜひ、市長におかれましては、周辺自治体、また、道の裁量権の問題について調査研究していただきたいと思います。日本は資源が乏しい国と言われているけれども、決してそんなことはありません。かつて日本はジパングと呼ばれ、重要な金銀の産出国でした。銅にあっては、何と戦国期から明治期までは日本の主要な輸出品だったのです。これほど鉱産資源に恵まれた国はないのです。地表部は掘られていますが、しかし、今、海底資源もあるので、やはり、これはしっかりと守らないと駄目だと思います。次に、市役所庁舎建替えの財源についてです。先ほど基金の取崩しについて20億円、30億円という話が出ましたけれども、公共施設等整備基金の積立て、また、その取崩しの推移を教えてください。

答弁 財政課長 菅原雅志(財政課長は2026年3月まで)

お答えいたします。公共施設等整備基金の関連だと思いますけれども、平成25年に新規に造成した基金でして、令和6年度末では約70億円が残っているところでございます。また、実際の繰入れ、充当実績ですけれども、近年で言いますと大きく二つございます。一つ目は、紋別高等看護学院の移転建替事業で、令和5年度と6年度で繰入れをしておりますが、金額で約22億4,000万円です。もう一つは、今、事業を実施しております新庁舎建設事業の設計費等で、令和3年度から6年度までの間で約1億4,000万円を基金から充当しております。

質問 4番 橘有三

およそ100億円近くあったものですが、高等看護学院に22億4,000万円を使ったとのことです。私は、ふるさと納税の基金を使うなと言っていましたけれども、こういうときに使うべきだと思うのです。物価高騰に加え、金利が上がっていくのであれば、40億円でも50円億円でも思い切って取り崩し、今のみならず、将来の市民の負担を抑えることが必要だと思います。どんどん物価が上がって、金利が上がっている状況ですが、いかがですか。ここで思い切った取崩しを提案します。

答弁 財政課長 菅原雅志(財政課長は2026年3月まで)

お答えいたします。基金については、目的ある基金ということで考えております。現在、残高が70億円という話をしましたが、これまでの本会議や予算特別委員会でもお答えしているとおり、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画では、公共施設等の今後50年間の改修経費で約45億円かかるとしております。今はもっと上がっているでしょうけれども、これと庁舎建替えの費用として20億円程度を積み増しできないかということで今の基金残高になっていると考えてございます。確かに、議員がおっしゃるとおり、利率が上がれば基金を入れたほうが市民負担は軽減されると私も考えておりますが、ほかの施設の建設費用について、もちろん、国の財源や補助、起債は優先しますが、該当しないものは公共施設等整備基金を充てたいと考えております。庁舎建替えが終わった後も、市民会館や紋別葬苑など、いろいろな公共施設の更新が待ち構えておりまして、それにも充てるなど、基金の残高を有効活用していきたいと考えておりますので、20億円の繰入れがいいか、30億円の繰入れがいいかという庁舎の充当分については、今後、協議しながら適正な額としたいと考えてございます。

質問 4番 橘有三

最後に、どうしても触れなければならないのは紋別観光振興公社の問題です。昨日、喜多議員の質問で国税や道税、市民税の対応がないというようなことがありましたけれども、情報がなかったら何をしてもいいというものではないです。起こり得ないことが起こったのですよ。重加算税が付加され、税務調査で7年遡及されるということです。これは滞納どころの重さではないです。そこで、重加算税の賦課の根拠条文、7年遡及の根拠条文を示してください。

答弁 副市長 小林昌史

一般論としてお答えをさせていただきますけれども、追徴課税を課せられた、要するに重加算税を課せられたということでありますので、国税通則法第68条に基づいて修正申告をしたと認識しております。(「70条の5項」と呼ぶ者あり)

答弁 副市長 小林昌史

すみません。遡及につきましては、7年遡って更正決定ができるとなっており、国税通則法第70条第5項で行ったと認識しております。

出典:紋別市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる