みんなの議会

紋別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

(1)重要物流道路制度の創設と、重要物流道路の市内の指定状況を受けて/(2)築54年を迎える市役所庁舎。建て替え議論の開始を/(3)議論が尽くせなかった紋別市立学生寮設置問題/(4)『第4次紋別市子どもの読書活動推進計画』について/(5)紋別市文化財調査会について

2019年9月10日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「重要物流道路制度の創設と、重要物流道路の市内の指定状況を受けて」「築54年を迎える市役所庁舎。建て替え議論の開始を」「議論が尽くせなかった紋別市立学生寮設置問題」「『第4次紋別市子どもの読書活動推進計画』について」「紋別市文化財調査会について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、土木課長兼広域病院連携推進室参事兼ガリンコ号建造推進室参事 岩井智広、学務課参事 茂木洋人、財政課長 鈴木保智、博物館長兼図書館長 志子田悟、教育部長 山﨑義一が答弁しました。

質問者
橘有三 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、土木課長兼広域病院連携推進室参事兼ガリンコ号建造推進室参事 岩井智広、学務課参事 茂木洋人、財政課長 鈴木保智、博物館長兼図書館長 志子田悟、教育部長 山﨑義一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 橘有三

あの北海道胆振東部地震から1年がたちました。改めてお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。また、ご遺族のご心中を察しお見舞い申すとともに、被災されながらも困難を乗り越え、復興に尽くされる皆様に心からの敬意を表します。我が国は、その自然的条件から、いつどのような災害が起きるかわからない状況にあります。特に阪神・淡路大震災以降、打ち続く大災害の教訓のもと、とにかく人命を守り、経済、社会への被害を致命的なものとせず、迅速に回復するために、人的、物的両面の防災と強靱化を、ありとあらゆる面から推進する必要を一層痛感し、紋別市の不断の取り組みを期待するものであります。それでは、通告に従って順次述べてまいります。国土交通省は、平成30年3月の道路法改正において国土交通大臣が物流上重要な道路輸送網を重要物流道路として指定し、国際海上コンテナ車の特車通行許可を不要とする措置の導入や災害時の道路啓開、災害復旧を国が代行する制度を創設いたしました。今年4月1日、まずは供用中の道路を重要物流道路として全国約3万5,000キロメートル、さらに重要物流道路の脆弱区間の代替路や災害時拠点、すなわち総合病院や備蓄基地を見据えた補完路として約1万5,000キロメートル指定いたしました。紋別市内中心域の指定は、国道238号線と、元紋別で国道238号線から分岐して道道304号線、接続して道道713号線、さらに接続して道道305号線、渚滑にて再び国道238号線に接続するという、まさに市街を囲んで、いわゆるバイパスと海岸通りが循環する形で指定を受けました。さらに補完路として、市道山の上線のうち、渚滑町元新の国道238号線との交差点から、潮見町1丁目30番地の市道新市街基線通線及び市道潮見第8号線との交差点まで、すなわちバイパスから落石町、広域紋別病院前を経て潮見町、市役所裏の交差点までが指定されました。私は、この重要物流道路、特に補完路の指定を歓迎し、刮目しております。当市の重要物流道路が連絡する拠点は、市役所、港湾、空港であります。また、補完路の連絡する拠点は市役所と広域紋別病院であります。このたびの指定による効果は、平常時、災害時の安定的な物流もありますが、注目すべきは指定された重要物流道路及び代替・補完路の災害時の道路啓開、災害復旧を国が代行するということであります。本指定を受けて、本市として平常時、災害時を問わない安定的な輸送の確保と、市役所と防災拠点、すなわち広域紋別病院を結ぶ道路整備と通行確保のため、今後どのように市道山の上線の整備を行っていくのかお尋ねいたします。ただ、今回は山の上線のわずか一部、市役所裏の交差点から道道713号線区間が指定されていません。道路は循環してこそ、その効果は増大いたします。山の上線沿線はスクールゾーンともなっていることから、安全の確保に万全の対策を講じつつ、一部未指定区間の指定追加を目指し、市道山の上線の平常時はもとより災害時の道路機能の保全と確保のために、早急に計画、整備に着手すべきと考えます。また、重要物流道路制度は港湾との関係が非常に重要であり、港湾のみならず臨港地区、時には海上の災害等も想定し、当然拠点たる市役所や広域紋別病院との接続が必要であります。未指定区間の速やかな指定に向けた具体的な検討と各種取り組みが、本制度とこのたびの指定を受けての喫緊の課題であると考えますが、いかがでありましょうか。道路は、再三申し上げますが、命の道、防災の道、安全保障の道、産業の道、観光の道であります。幸いにも時代は道路整備に対して、かつてのように単に通行量や費用対効果を超えた、必要性と位置づけを求めております。すなわち防災、国土強靱化、そしてまだ創設間もないため具体的な施策や予算措置等は見えませんが、このたびの重要物流道路制度を積極的に活用し、市民の生命と暮らしを守る道路整備をあらゆる角度から、あらゆる手段を講じて、庁内部署を横断的に防災計画や都市計画、他地域に先駆けて策定された先般の強靱化計画を不断に見直し、そして駆使し、道路整備の推進を図るべきであると考えますが、いかがでありましょうか。次に、紋別市役所庁舎についてお尋ねいたします。昨日もこの問題について質問がなされたことでありますが、昭和40年11月完成の事務棟、議会棟、消防棟から成る市役所庁舎は、再来月で築54年を迎えます。紋別市の地方自治の象徴として長年親しまれている庁舎でありますが、その機能と役割も時代によって変化することは当然であります。建築基準の根幹をなす法律である建築基準法も、昭和25年以来、十勝沖地震、宮城県沖地震、阪神・淡路大震災等を契機に、特に耐震について見直されてまいりました。過去の議事録を読みますと、一昨年平成29年第1回定例会で質問されておりますが、平成27年度の庁舎耐震診断において縦軸、横軸ともに耐震性に疑問ありとの結果であるが、耐震改修工事と建て替えとの比較が必要で、結論は保留とし、庁舎の整備について情報収集を行ってまいるとの答弁でありました。その後の状況について、財政課題を含めてお尋ねいたします。昨年の胆振東部地震で全道を襲った大停電の中、市役所のともしびは市民の安心のともしびでありました。また、断水のうわさが流れる中、全く問題なく水道機能が保たれ、水道事業者たる紋別市の不断の備えと水道行政に安心と感謝の念を強くいたしました。防災、強靱化、ありとあらゆる災害を想定し、何にも優先して市民の生命と暮らしを守る拠点としての市役所庁舎という観点で、市民並びに有識者の意見を聴取し、積極的な庁舎建替えの議論を開始してはいかがでしょうか。また、半世紀前は誰もが夢にも思わなかった情報化社会の前で、災害時はもちろんどのような状況下においても、情報は言うまでもなく、あらゆる面で機能不全とならない庁舎機能が必要と考えますが、いかがでありましょうか。財源について、旧道都大学キャンパスの改修やガリンコ号の2そう体制等の議論もありますが、支出の削減に努め、起債を慎み、市民の生命、財産、安心な暮らしを守るために、最優先で取り組む、取り組まなければならない事業への支出に特化していかなければならないと考えるのは私だけでありましょうか。前定例会で議論したふるさと納税は、現在のところ大変好調で有効な財源であります。当市のふるさと納税の用途には公共施設の整備に関する事業とあり、まさに最適な用途の一つであります。他の自治体に先駆けて、強靱化の名にふさわしい市民の生命と暮らしを守る先進的な市役所庁舎の建て替えに向け、総合的な計画に着手すべきと考えますが、いかがでしょうか。次に、7月29日に行われた第2回臨時会における紋別市立学生寮設置に関する議論についてであります。本件も昨日質問がありましたが、臨時会閉会後、同日紋別市ホームページに紋別市買取型学生寮建設事業による建物整備事業者の募集についてが掲載されました。実施要領の第1、事業の概要の(1)事業の目的を見て驚きました。冒頭に、紋別市では将来地域を担う人材育成を推進するため、紋別高校へ通学する方の下宿機能及び高等看護学院の学生寮の機能をあわせ持つ施設を設置しますとあります。私は議長から会議録署名議員の指名を受けておりましたので、より注意深く議事の進行と質疑を聞きました。また、本定例会に際し、既に会議録も作成されていましたので、署名前に確認いたしましたが、高等看護学院の学生寮の機能との説明及び答弁は一切ありませんでした。本事業における高等看護学院の学生寮の機能について、詳細をお示し願います。また、本件について、行政手続としてこのようなプロセスは不適切であると思料いたします。いかに急ぐ案件であっても、計画の全容を十分に説明し、市民の代表たる我々議員の質疑に真摯に答えることは必要で、これを省くことはできません。議会において高等看護学院の件に触れず、議題資料にも出さない。このたびの補正予算の承認手続における市当局の行政責任に関して、瑕疵ありと言わざるを得ません。どのように判断するか、見解を求めます。さらに、高等看護学院に関しては、従来から熱心に継続的にその移転建替えの要望活動を北海道に対し行っておられますが、高等看護学院と学院の寮について具体的にどのような要望活動を行ってきたのですか。さらに本件について事前に庁内でどのような調整と結論を出されたのかお尋ねいたしますとともに、移転建替えの要望活動にこのことが結果としてそごを来し、多大な影響を及ぼすことにならないかお尋ねいたします。次に、紋別市子どもの読書活動推進計画についてお尋ねいたします。本年第1回定例会にて宮川市長より述べられた市政執行方針の中で、図書館に関して第4次紋別市子どもの読書活動推進計画に沿って、読書活動施策の充実に努めてまいる旨が示されました。読書は、人格を、人生をより深く生きる力を、そして心を育む基本であると私は考えます。人間の心と思索は言葉によって育まれ、そして深まります。語彙の豊かさこそが、すなわち人間の心と思索の豊かさと深さにつながります。平成12年の子ども読書年を契機として、国会にて超党派で進められた立法作業により、翌平成13年11月に議員立法で子どもの読書活動の推進に関する法律(案)が提出され、12月に成立、公布、施行されました。現在、当市では学力の問題に対して市民の関心も非常に深く、市議会においても関連する質疑が活発になされており、新しい制度のもと、紋別市並びに市教育委員会においてさまざまな取り組みがなされております。教育は学力だけの問題ではありません。教育活動において読書活動の推進の重要性は言うまでもありませんし、そのことが学力向上の基礎となる大切な教育活動、学習活動であると考えます。平成17年に、文字・活字文化振興法が制定され、平成19年の学校教育法一部改正に際しては、義務教育の目標に関する規定の中に、読書に親しませという文言が新たに織り込まれております。さらに平成26年には学校図書館法の一部が改正され、平成29年からは国の新しい学校図書館図書整備等5か年計画がスタートするなど、読書の重要性がますます認識されて高まっております。国においては、平成14年8月、子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画、すなわち第1次基本計画が策定され、次いで平成20年3月、第2次基本計画の策定、平成25年5月、第3次基本計画の策定、そして昨年平成30年4月に第4次基本計画が策定されています。また、北海道においては、平成15年11月に北海道子どもの読書活動推進計画、すなわち第1次計画が、平成20年3月、第2次計画たる北海道子どもの読書活動推進計画、次世代を担う子どもの心をはぐくむ北の読書プランが、平成25年3月には第3次計画たる北海道子どもの読書活動推進計画、生きる力をはぐくむ北の読書プランが、昨年平成30年3月には第4次北海道子どもの読書活動推進計画がそれぞれ策定されました。当市において、平成19年3月、紋別市子どもの読書活動推進計画を策定し、平成22年8月には第2次紋別市子どもの読書活動推進計画、平成26年3月には第3次紋別市子どもの読書活動推進計画が策定されました。第3次紋別市子どもの読書活動推進計画は、平成26年度から平成30年度までの5カ年計画であり、本年3月31日で計画の期間は終了しております。既に本年度の過半を過ぎ去る中、第4次紋別市子どもの読書活動推進計画策定の大幅なおくれを危惧しております。おくれの原因と現状、策定の見通しについて質問しますとともに、子どもの読書活動の推進に関する法律の目的、基本理念、地方公共団体の責務に基づき、国の計画並びに北海道の計画を踏まえ、市民や関係団体の声をよく聞きながら、丁寧かつ速やかな策定を求めます。次に、紋別市文化財調査会について質問します。去る7月30日、国の文化審議会はユネスコの世界文化遺産をめぐって、令和3年夏の登録を目指す候補として北海道・北東北の縄文遺跡群を選びました。閣議了解を経て、来年2月の期限までに政府の推薦書が提出される見通しとなっております。まさに地道な調査、研究、維持、保存、活用への取り組みの成果でありましょう。道民の一人として大変うれしく、誇りに思います。これを契機に多くの道民、国民はもちろん世界に我が国の北方文化と、関する有形無形の文化財への認識と理解が一層深まることを期待しております。北海道は日本においては北辺でありますが、北半球で見ると、北海道北部は北緯45度線が通っており、私たちの住む北海道こそ北半球の中心であります。昭和24年1月26日の法隆寺金堂火災を契機として、文化財の保存、活用と国民の文化的向上を目的として、翌昭和25年、文化財保護法が制定され、北海道においては昭和28年、北海道文化財保護条例を制定し、当市もいち早く昭和32年に条例第5号として紋別市文化財保護条例を制定しております。まずは市内のかけがえのない貴重な文化財の調査、研究、維持、保存、活用について、その現状と実態をお尋ねいたします。また、文化財の活用に関して、私たち市民の文化的向上への取り組みと期待される役割についてもお尋ねいたします。また、紋別市文化財保護条例に基づく施策と取り組みの現状と、昨年度は開催すらされなかったと聞き及んでいますが、文化財調査会の役割と調査会の現状及び本年度の開催状況はどのようになっているのか、質問いたします。質問は以上であります。再質問は留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、重要物流道路制度創設と重要物流道路の市内の指定状況についてであります。1点目の市道山の上線の今後の整備につきましては、市道山の上線は市庁舎と災害拠点病院である広域紋別病院を最短でつなぐ道路であり、かつ沿線に児童福祉施設や小中学校が所在し、自動車交通量のみならず歩行者数も多く、本市の主要な交通軸をなす重要な路線の一つであると認識しております。地方公共団体が管理する道路が重要物流道路などに指定されると、自治体の費用負担は伴うものの、災害の規模によらず管理者からの要請に基づき、国土交通大臣が道路啓開、または災害復旧工事を代行できることになっております。災害時における道路への被害の防止や低減化を図り、速やかに供用できる環境を目指すことが必要であることから、そのために平常時に行うべき道路への対策について、今後国の動向を注視してまいります。2点目の市道山の上線の補完路としての未指定区間の指定につきましては、重要物流道路と災害時における各拠点施設を接続する道路が補完路として指定されるものであり、本市の災害時における物資輸送などの道路機能は現指定の補完路及び既に北海道により指定されている緊急輸送道路によりネットワークが確保されていると判断しております。3点目の重要物流道路制度を活用した道路整備の推進につきましては、重要物流道路における道路整備に関する施策や予算措置は現段階では国から示されておりませんが、各種道路整備は市民生活に必要不可欠であることから、今後も国及び北海道の動向を見きわめつつ、道路整備の推進に努めてまいります。次に、市庁舎の建て替えについてであります。平成29年第1回定例会後の状況と財政課題について、市庁舎建替えの議論開始について及び機能不全とならない庁舎機能の必要性につきましては、さきに飯田議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。先進的な市庁舎建替えに向け、総合的な計画に着手する考えにつきましては、省エネをはじめとする環境への配慮や防災に強い庁舎、また安定した財源対策のもと、議員のご指摘も踏まえ、庁舎建替計画を進めていかなければならないと考えております。次に、紋別市立学生寮の設置についてであります。高等看護学院の移転建替要望につきましては、平成24年度から西紋別地区総合開発期成会及びオホーツク圏活性化期成会で北海道に対して寮を併設した移転建替えを継続要望しております。また、これから建設する学生寮については、さきに山﨑議員のご質問に教育長が答弁いたしましたとおり、高校生の入寮を優先に考えていることから、総務部と教育委員会で協議し、この結論を出しておりますが、今後の寮を併設した移転建替要望には影響はないと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 齋藤房生(教育長は2019年9月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、紋別市立学生寮の設置についてであります。1点目の高等看護学院の学生寮の機能をあわせ持つ施設の内容につきましては、さきに山﨑議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。2点目の補正予算の承認手続につきましては、瑕疵はないものと認識しておりますが、今回の学生寮の建設に当たっては非常にタイトなスケジュールということもあり、議員の皆様には今後予定されている設置条例の制定などにおいて、引き続き慎重審議をお願いするものであります。次に、第4次紋別市子どもの読書活動推進計画についてであります。1点目の計画のおくれの原因と現状につきましては、策定作業は昨年8月に紋別市立図書館協議会において第3次計画の総括と国や北海道の計画の内容を議論してまいりましたが、学校等の関係機関へのアンケートを実施し、集計作業を終えたところであります。現在はその結果の分析と関連する項目への反映作業、文言のチェック等を行っているところですが、その間、新規事業の導入などが重なり、策定がおくれたことをおわび申し上げます。策定の見通しにつきましては、9月中に計画案の審議、その後、パブリックコメントの実施、教育委員会の議決を経て、年内の策定を予定しております。2点目の市民や関係団体の意見を聞き、策定を求めることにつきましては、国、北海道の読書活動推進計画を基本とするとともに、紋別市の教育大綱、生涯学習推進計画の趣旨を踏まえ、関係機関に対するアンケート調査の結果やパブリックコメントでの市民からの意見を参考に進めてまいりたいと考えております。次に、紋別市文化財調査会についてであります。1点目の文化財の調査、研究、維持、保存、活用についての実態につきましては、既に指定及び登録された文化財73点については適正な補修等により維持、保存するとともに、博物館内展示や現地展示などにより活用しております。また、長く保存されてきた天然記念物、紋別流紋岩を他の鉱石も含めて再度研究し、展示公開するなど、調査、研究に努めておりますが、今後さらに収蔵文化財についても同様に取り組んでまいります。市民の文化的向上への取り組みと役割につきましては、市内にある指定または登録文化財を所在地や博物館で展示、公開することや、博物館で行う市にゆかりのある特別展などを通して市民の郷里に対する認識を深めるとともに、教育、学術及び文化の向上を役割と認識しております。2点目の紋別市文化財保護条例に基づく施策と取り組みの現状につきましては、条例の趣旨は市にとって重要なものについて、保存及び活用のための文化財への指定や管理、修理を指示するものです。これに基づく取組状況は、平成20年に旧上藻別駅逓所を国の登録有形文化財にする際に検討したものや、最近では平成29年に和訓辺チャシ跡を市の登録埋蔵文化財としております。3点目の文化財調査会の役割でありますが、文化財調査会は教育委員会の附属機関として設置され、市の区域内に存在する文化財の収集、調査及び研究に関する事項を所掌し、教育委員会の諮問に応じ、その意見を答申するものであります。調査会の現状及び本年度の開催状況は、昨年は調査会の委員が逝去されたり、また体調を崩されたりと開催を見合わせておりましたが、本年7月に委員を招集し、委嘱するとともに、情報交換をしたところであり、今後は定期的な開催を目指してまいります。以上、答弁といたします。

質問 4番 橘有三

きのう夕方、ちょうど今回の補完路の基点たる市役所の裏のところで交通事故が発生しました。本当に夜半まで、建設部、道路の方々が対応されておられましたけども、先ほど答弁の中で災害の大小に問わずというようなことがありましたけれども、いろいろ想定されると思うんです、大規模なものもあったり。例えばそういった重要な物流、また補完路の中で電信柱が倒れるとか、崩れるとか、さまざまな想定される中で、大規模なものは当然ですけども、軽微なもの、そういうものまでも国の啓開、災害復旧というものは含まれるんでしょうかね。それによっていろんな、これから冬季のこととかもありますから、ちょっとその辺追加でお願いいたします。

答弁 土木課長兼広域病院連携推進室参事兼ガリンコ号建造推進室参事 岩井智広

お答えいたします。先ほどの重要物流道路に関する国の災害復旧などの代行という部分についてのお話だったかと思いますが、市長答弁にありました災害の規模という部分につきましては、重要物流道路の制度の前に、従前国が災害復旧事業を代行する制度というのも確かに実はございまして、それについては大規模災害からの復興に関する法律により国が市町村の施設の災害復旧事業を代行するといったものがございました。あと道路啓開、いわゆる先ほどおっしゃられた電柱が道路を塞いだりだとか、そういったものをずっとあけて道路の機能を確保していくような道路啓開につきましては、災害対策基本法により規定はされてるんですが、その場合、代行する基準としましては、例えば本当に大きな災害で市町村の指揮命令系統がもう全然喪失してしまうようなほどの規模の災害と、いわゆるもう先ほど言った2つ、今の災害対策基本法につきましても両方想定されてるのは大規模災害と、東日本大震災のような大規模災害における場合においては国が代行するというような制度が実はございました。しかしながら、今回の重要物流道路に関しましては、そういった大規模災害によらないで、いわゆる小さな規模でも、どうしても市町村の手が回らないですとか、そういった部分、管理者からの要請に基づいて国が代行できるということで、従来の国の代行の制度が少し枠組みが緩やかになってるというか、そういう枠組みがとれたというようなことでの災害の規模によらずというようなことでございます。以上です。

質問 4番 橘有三

ありがとうございます。私、大変この制度、期待しておるんです。非常に地方の道路整備について状況が変わってきたと思うんですね。今までのように財源というものがなくなっていく中で、費用対効果であるとか、こんだけしか通行量がないから地方はいいですなんていうものじゃなくて、やはり国民の生命を守るという考え方から、防災計画や強靱化、こういう重要物流道路制度ができてきて、やはりこれをフルに活用して、各地域にあっては、何度も言いますけども、市民の生命、安心な暮らしというものをしっかりと守っていく、特に紋別は港湾というものもあるもんですから、大変この制度に注目して、また活用して、今後の道路整備をやっていただきたいと思います。答弁は結構であります。次に、市役所の庁舎の建て替えでありますけれども、きのうも議論がなされたことでありますけども、私は今言った重要物流道路と補完路、それから市役所の庁舎の建て替えを一つのものとして考えておるわけであります。私は宮川市長の大英断を期待しております。やはり今こそ、そういう状況が整ってきたと思うんです。そして、やらなければならないと思うんです。答弁結構ですけれども、非常に強く要望すると同時に期待をしております。次、3点目の学生寮のことについてでありますけども、これは非常に大きな問題をはらんだなというようなのが私の結論であります。瑕疵はないという判断でありましたけど、私は瑕疵はあるというふうに認識をしております。繰り返すようですけれども、やはり議会における補正予算の承認を得る手続としては、計画の全容を十分に説明し、議員の質疑に真摯に対応するということが必要不可欠なんですね。それがなされなかった。今回目的の中で高校の学生寮という話でありましたけど、そこに並びに高等看護学院の機能をあわせ持たせる計画であると言いながら、その部分の半分の説明が不足して、欠落して、ゆえに審議を尽くしていないんです。尽くせていないんです。そういう面で私は補正予算承認手続には大きな瑕疵があったというふうに認識しております。そうなると、これはまた別の問題が出てまいります。これ議会の問題になりますけれども、そういった中で採決自体の効力にもかかわってくるんじゃないかという問題を私ははらむと思うんですね、これにつきましては。これ十分考えなきゃならない、我々議員側もこれは真摯に考えていかなきゃならん問題だと思います。そこで、なぜそういうことが起こってしまったのかということについてお尋ねをしたいんです。時間がなかったって言いますけど、きのうのお話を聞きましたら、2年前から検討してたんですね。決して時間がなかったとは、私言い切れない問題だと思います。高校生ですから15歳か6歳ですか、非常に多く時間があるんですけど、その辺いかがでありましょうか。

答弁 学務課参事 茂木洋人(学務課参事は2021年12月まで)

お答えいたします。2年前から議論があったということではあったんですが、きのうの答弁にもあったんですが、高校生の進学状況とかが今現在多様化しておりまして、管外への転出等、もしくは紋別に来る方、そういった人の流れとか、そういった部分で2年前から議論はあったんですが、現実おさまっていたというようなこともございます。ただ、来年度、来春の卒業者、この部分に関しましては卒業者が減るという部分もありまして、西紋地区の高校生の数が大変少なくなってきてます。そういった部分で間口の維持等、そういった部分を勘案しますと、来年早急に手を打たなければいけないということで、学生寮を建設するというような経緯に至ったものでございます。以上でございます。

質問 4番 橘有三

時間がないですから次へ行きますけど、寮を道に要望活動をしている。今回寮を今まで要望の中では高等看護学院の移転と寮の併設を要望活動していて、今高等看護学院がくっついた、これは影響がないというような答弁でしたけど、私は甚だしい影響があるというふうに認識しておりますし、道もやはりそういうところを注目して見るんじゃないでしょうかね。きのう出てましたけれども、結局高等看護学院というのをつけたから、こんな問題になるんですね。それは起債の関係もあるのかもしれないですけどもね。本当に必要なものであれば、単費ででもやったら、きのうの飯田議員のお話のようにやったらいいんですよ。そこで、財源の問題でこういうほらをしたから混乱のもとになったんじゃないですか。

答弁 財政課長 鈴木保智(財政課長は2022年6月まで)

お答えいたします。きのう副市長からお話がございましたとおり、当然私どもで事業を進めるに当たっては財源の部分も念頭に置いて進めるというのが通常のやり方でございます。できるだけ負担を考えて行った結果でございまして、基本的に市内の教育機関に就学する高校1年生以上、この部分については何ら変わるものではございませんけども、そういった部分で施設の機能を広く、それから柔軟な形にすることで多様な財源確保の検討が可能ということで、今回のこのような流れになったものでございます。以上でございます。

質問 4番 橘有三

いずれにいたしましても、いろいろな面での大きな問題をはらんだというふうに思います。ちょっと時間がございませんので、次に行きます。子供の読書計画、これも前回のときも8月から始まって3月にできてるんです。今回市民の公募とか入れますか、市民の懇話会には。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

今審議されてるのは、去年から審議が進んでおりますけど、図書館協議会の中で、その中で審議を進めておりまして、新たな人員というか、策定に向けては入れるということはしておりません。

質問 4番 橘有三

私、金田市長、坪谷教育長のときから25年、図書館協議員やったんです。前回の市民懇話会の私、会長を務めたんです。だから、よくわかってます。何で前回のような速やかなことができなかったんでしょうかね。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

おくれの原因ということを聞かれてるんですね。(4番橘 有三君「そうです」と呼ぶ)大変私どもの不徳のいたすところでございまして、当初考えた中では3月にはでき上がるというのは当然思っていたんですけど、同時にそのときに学校図書館システム導入事業とか学校図書館の整備事業、NDC10版更新など、図書館がしなければならない、特に学校に絡むものがございましたので、そちらのほうがどうしても優先度合いが多い事業等が入りまして、どうしてもそっちのほうに力が入ってしまって、計画が大分おくれてしまったということで大変申しわけないと思っておりまして、今年に入って鋭意努力して今策定中でございます。

質問 4番 橘有三

それは、逆ですよね。この計画ができないと、そういういろんな案件が対応できないんですよ。前回は市民懇話会、一般から公募もして入れてるんです。早急に前回に倣って、簡単なことです。国の第4次、道の第4次あって、今学校図書館のこともあるんですから、早急に、私はまた丁寧な市民の声を聞きながらの策定を求めます。必ず年内にできるんですね。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

教育長の答弁にもございますように、年内に必ず策定いたします。

質問 4番 橘有三

次、5点目、文化財調査会についてお尋ねします。私、これ非常に残念に思いますけれども、紋別市の教育という、平成30年度の紋別市の教育の中の後半の部分に、従来紋別市文化財調査会の名簿も出てたんですけども、平成30年度版を見たら欠落してるんですね。平成30年度、結局紋別には文化財調査会は存在したんですか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

調査会そのものは存在しておりまして、そこの教育の中からもし漏れたとすれば。すいません、ちょっと休憩させていただいてよろしいですか。

答弁 教育部長 山﨑義一(教育部長は2019年12月まで)

大変お待たせいたしました。平成30年度は間違いなく文化財調査会は当然存在してございます。紋別市の教育から抜けたことにつきましては、単純なこちらのミスでございます。失礼しました。

質問 4番 橘有三

委員がいなくて、どうやって存在するんですか。

答弁 教育部長 山﨑義一(教育部長は2019年12月まで)

委員は委嘱してございまして、委員はいらっしゃいます。

質問 4番 橘有三

期限切れてませんか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

期限でいきますと、議員おっしゃるとおり、そこで期限は一回切れておりまして、宙ぶらりんの状態になったのは確かでございます。その後、委員の任命の作業をしたのですが、先ほど教育長の答弁等もございまして、なかなか選任が難しいという状態で、宙ぶらりんになったのが現状でございます。それが原因となりまして、調査会が開けなかったということになりました。学識経験者の方々を選んでいくというのは、今の紋別の教育の中ではなかなか難しいことがございまして、それで少しまた人材を見つけるために時間がかかってしまったという、そういうこともございまして、今年になりまして開催に向けて委嘱して、これからの開催という方向で進めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 橘有三

もう一回確認ですけども、平成30年度は委員の委嘱が切れてるんですから、調査会というのは実質なかったんだと思いますよ。だからこそ紋別市の教育のところから、平成30年度、文化財調査会欠落したんだと思いますけど、いかがですか、もう一度。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

今のちょっと休憩中に……。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

ただいま休憩中に、その経過をちょっと今確認したところなんですが、確かに議員のおっしゃるとおり、そこの部分の委嘱の期間が切れたことによって、平成30年度の部分が委員の氏名、名前の部分が欠落というか、なくなったというふうに今確認しました。

質問 4番 橘有三

だから、平成30年度、大事な時期に文化財調査会がなかったんですね。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

はい。平成30年度、文化財調査会が結果的にはなかったという形になります。ただ、私どもの考え方なんですが、例えば重要案件なりそういうのがもし出てきたら、もう随時、人材を探すのは大変なことでございますけども、委嘱して会を開くということがございましたので、できる可能性がありましたので、今ちょっと考えれば大変失敗したなというふうに反省しております。

質問 4番 橘有三

文化財調査会は昭和32年から始まって、こんなこと一度もないんですよ。教育委員会の附属機関がこういうような状況を招くということは私は考えられないし、条例に反してると思いますけど、いかがですか。

答弁 教育長 齋藤房生(教育長は2019年9月まで)

申しわけございません。今再確認いたしました。平成28年、平成29年、2カ年の委嘱、そして本来であれば平成30年、平成31年、令和元年度までの委嘱ということになろうかと思いますけども、先ほど答弁いたしましたとおり、平成30年については、諸般の事情がありまして委嘱行為ができなかったということです。大変申しわけございません。

質問 4番 橘有三

今年度は委嘱したんですね、会議は本年度は行ったんですか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

今年度は7月1日からということで委嘱をしております。今後会議を開く予定でございます。

質問 4番 橘有三

今年度の会長はどなたですか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

小川昭一郎先生に会長をお願いしました。

質問 4番 橘有三

これ保護条例によりますと委員の互選で決めるんですけど、会議しないでどうやって決めたんですか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

先ほどの説明をちょっと訂正させていただきます。委嘱状の交付のときに、事前に会長をお願いしますということの話をさせていただいておりました。今後開く1回目の調査会の中で、改めて会長、副会長を互選で決めるという作業に入ります。

質問 4番 橘有三

だから、会長は決まってないんですよね、これからやる会議で決めるんですね。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

はい、そのとおりでございます。

質問 4番 橘有三

それじゃあ困ります。文化財行政、今非常に北海道のも注目を浴びてる中で、こんなことでは困りますよ。もう私、たくさん文化財に関する案件、去年、おととしでも私のところにも寄せられてます。明治37年につくられた貴重な紋別の蔵はどうするのか、民間は着々と今動いてますよ、そういうことに関して。それから、以前から私、調査会の委員だったときに出てきた紋別市指定文化財の天然記念物、小向原生花園のガンコウランはどうなってるかとか、それからオムサロ遺跡の置いてある木造船の問題、それから去年、先年上藻別の支流の沢にて発見された貴重な宝石、駅逓のこと、いろんな案件があるけども、委嘱もされてない、その年に存在もしてなかった、それから今年委嘱したけども、会長も選んでない、会議も行われてないって困るんです。会議、いつしますか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

まだ日程等が、これから早急に調整しまして会議を開きたいと思います。

質問 4番 橘有三

速やかに行ってください。条例にあるように、本当に文化的遺産の隠滅を防止するとありますけども、隠滅の可能性はありますよ、いろんな問題。速やかに行って、文化財保護調査会、60年以上の歴史がありますから、先人から本当に紡がれ、受け継がれてきた貴重なかけがえのない紋別市の中の有形無形の文化財の保護業務ということを真剣に慎重に取り組んでいただくことを希望します。いかがですか。

答弁 博物館長兼図書館長 志子田悟

今議員の申し上げられたとおりに真摯に受けとめて、文化財行政に取り組みたいと考えております。

出典:紋別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる