みんなの議会

紋別市議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日

(1)TPP参加表明撤回を紋別市全体の声に/(2)一般会計の黒字分を回し、子供の医療費助成の対象の拡大を/(3)国保税の引き下げを/(4)災害時のための備蓄品・防災対策の充実を/(5)民営化の安養園養護老人ホームの入所について

2011年12月13日、紋別市議会の一般質問で、藤川和子議員が「TPP参加表明撤回を紋別市全体の声に」「一般会計の黒字分を回し、子供の医療費助成の対象の拡大を」「国保税の引き下げを」「災害時のための備蓄品・防災対策の充実を」「民営化の安養園養護老人ホームの入所について」について質問し、市長 宮川良一、農政林務課長 野呂田厚司、産業部長兼まちづくり推進室次長 村井毅、市民課長 吉野久寿、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、社会福祉課長 木村直人が答弁しました。

質問者
藤川和子 議員
答弁者
市長 宮川良一、農政林務課長 野呂田厚司、産業部長兼まちづくり推進室次長 村井毅、市民課長 吉野久寿、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、社会福祉課長 木村直人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 藤川和子

私は日本共産党市議団の一員として、さきに通告していた順に従って質問します。まず、TPP参加撤回を紋別市全体の声にするための取り組みについて質問します。TPPへの参加問題は、農業、漁業関係者、消費者をはじめ広範な人たちから厳しい批判が日本じゅうからわき起こっています。しかし、ホノルルで開かれたAPEC首脳会議や日米首脳会談に参加した野田首相は反対の世論に耳をかさず、環太平洋連携協定TPPへの交渉参加に向けて事前協議を進めると表明しました。これは事実上の交渉参加と同じです。野田首相の交渉参加表明は、国民の批判や不安に向き合うことなく、国会での説明も不十分なままで強行した暴走ではないでしょうか。アメリカ側は、この会談で、すべての物品、サービスが交渉対象だと野田首相が発言したと声明を発表しました。野田首相は否定しました。しかし、アメリカには訂正を求めない考えを示しています。野田首相やTPP推進派が主張する、交渉によっては例外もあり得るとか、交渉してから加盟か撤退かを決めるというのはごまかしではないでしょうか。TPPの基本方針自体がすべての品目を自由化交渉対象と明記しており、実際カナダはチーズと家禽類の肉の関税撤廃を表明しなかっただけで、交渉参加を拒否されています。今でさえ日本の関税率は11.7%とアメリカに次いで低く、十分過ぎるほど開かれた国になっています。関税を撤廃すれば日本の食料自給率39%は13%に落ちると農林水産省は試算しています。TPPでアメリカの農産物が押し寄せ、農林漁業が基幹産業である当市の地域経済が壊滅的な打撃を受けることは明白です。政府がTPP参加に向けた手続きを強行しようとしている今、地域の経済、市民生活を守るために、交渉参加撤回、阻止の運動をもっと大きく広げていかなければならないのではないでしょうか。そこで、現在の市としてのTPP参加反対の取り組みはどのようになっているのか。また、それは十分だと言えるのか、お聞きします。また、世論調査では反対と賛成が半々という報道もあります。まだまだ国民の中にTPPの問題が浸透していないのが実情です。TPPの問題がまだ農林漁業関係者の問題という市民の認識では、TPPをはね返すことはできません。TPPによる影響は輸入の関税原則ゼロにとどまらず、医療、金融、雇用などあらゆる分野にアメリカ型ルールが押しつけられます。北海道の発表した被害額は、その7割が農業以外の被害だと試算されています。国のあり方を変えてしまう内容を広く市民に知らせ、大きな運動をつくっていくことが必要です。TPPへの参加によって、食の安全を脅かす輸入食品、農産物の検査、遺伝子組み換え食品表示などの規制緩和、さらに残留農薬や食品添加物などの規制緩和が進められるでしょう。また、混合診療が全面解禁になり、所得によって受けられる医療が制限されるアメリカ型の医療の参入によって国民皆保険が崩され、ますます医療危機が深刻になると言われています。野田内閣はTPPによってどのような影響があるか国民に知らせないまま参加を進めようとしています。市民にTPPは農業のほか医療、雇用、食料の安全基準など24に及ぶ交渉品目があることなど内容を十分知らせていない現状です。市民に知らせる活動を取り組むべきと考えますが、どうでしょうか。風雲急を告げる事態を迎えた今、市民が一致団結してTPP参加反対の一点での協働の運動に取り組まなければ国の動きをとめることはできません。TPP締結までは半年以上の手続きがかかりますから、これからの運動が大きな山場になります。市民集会などの取り組みを行い、国へTPP参加反対の意思を示すべきではないでしょうか。市の考えをお聞きします。次に、子供の医療費助成の拡大についての質問をします。子供の医療費助成は現在通院は就学前まで、入院は小学校卒業までとなっていますが、安心して子育てのできるまちづくりを目指すためには対象年齢の拡大が切望されるところです。紋別市は数年前までは管内でも進んだ自治体として頑張ってきましたが、現在は大きく立ちおくれていると言わなければなりません。管内の自治体では、通院を小学校卒業まで拡大しているまちが湧別町、清里町、さらに中学校まで拡大しているのが津別町、小清水町、また高校まで拡大しているのは西興部村です。入院を中学校まで拡大しているのが佐呂間町、遠軽町。管内17市町村のうち7自治体が紋別市より年齢を拡大して子供の医療費助成を行っています。さらに、同じぐらいの規模の士別市が昨年の夏から通院を小学校まで、入院を中学校まで、そして自己負担なしの全額助成を実施しています。北海道の自治体では22年度は19自治体、23年度は14自治体、合わせて33自治体が子供の医療費助成の対象を新たに広げています。北海道が医療費助成の拡大に踏み切ったことが追い風となり、自治体独自の子供の医療費補助の年齢の拡大は急速に進んでいます。子供を育てやすいまちづくりとの声は本当に切実になっています。自治体独自の判断で子供の医療費助成に踏み切る自治体が増えていることにもあらわれています。経済の低迷、賃金カット、増税など、子供を育てている世帯の置かれている環境は厳しいものがあります。安心して子供を育てることのできる環境をしっかりとつくっていかなければなりません。紋別市は厳しい財政状況のもとですが、昨年度は7億4,000万円もの一般会計の黒字が出ました。この繰越金の活用を図るべきではないでしょうか。対象年齢を通院で小学校まで、入院を中学校まで拡大したとき、市の負担はどの程度になるのか、まずお聞きします。また、現在多くの自治体で子供の医療費の対象年齢を引き上げていますが、今後の市の考えについてお聞きします。次に、国保税の引き下げについての質問をします。国保税の滞納者は、収納率の向上により、22年度は昨年度より85世帯減少しています。しかし、依然として922世帯の滞納があり、全体の19%を占めています。特に所得200万円以下の世帯が滞納世帯の8割を占めています。このことは、払いたくても払えないという高い国保税が低所得層を苦しめている実態が浮き彫りになっています。昨年度の国保会計は繰越金が8,500万円にも上り、基金も6,800万円になりました。合計すると1億6,000万円になります。22年度の予算編成時は大幅な赤字となるという見込みでしたが、しかし医療給付が伸びず1億円の不用額が出たためと考えます。そうであるならば、要因の中に加入者の医療費を抑える努力もあったのではないでしょうか。この22年度の国保会計収支は黒字となっていますが、どのような要因が考えられるのか、市の考えをお聞きします。高過ぎる国保税の引き下げのために、今年度は賦課限度額を引き上げ、中低所得層の国保税を中心に引き下げましたが、まだまだ払える国保税にするために引き下げていかなければならないと思います。中低所得層の滞納は深刻ですが、払える国保税にするために均等割の引き下げ、子供の均等割の引き下げなどの対策が必要ではないでしょうか。市の考えをお聞きします。さらに、国保税の引き下げのために黒字分の活用を行う考えはあるのかお聞きします。次に、災害時のための備蓄品、防災対策の充実についてお聞きします。3月11日に発生した東日本大震災は、私たちに日本のどこに住んでいても災害から逃れることができない地震多発地帯に住んでいることを改めて気づかせてくれました。今、これから起きるだろう災害に向けて、国を挙げて災害を最小限の被害にとどめるための取り組みを開始しています。今回の震災で、災害が起きたときに被害を最小にするためには、防災を日ごろから意識しているかいないかが大きな分かれ目になることがわかりました。特に災害時のライフラインの切断は生活の根幹が奪われることになり、日ごろからの備えが本当に重要だと思います。今年10月に総務常任委員会の道外視察で、福井県の敦賀市の防災計画について視察をさせていただきました。紋別市と同じく海に面したまちということもあって大変参考になります。このまちでは防災資機材を備蓄する倉庫を市内に6棟設置し、いざというときのために備えていました。避難所になったときは避難所運営委員会をつくり、避難後の運営のやり方まで研究しています。市独自でイラストや写真の入った防災ハンドブックもつくり配布していました。このように、いざというときのためにしっかりとした準備が必要だと思います。紋別市の防災資機材備蓄の資料では、郊外の上渚滑支所や渚滑の出張所には毛布、非常食のストックがあるものの、そのほとんどのものが本庁舎に置かれています。また、備蓄している資機材の数を見ると、果たしてこれで十分なのか心配です。水害や大雪、地震など、交通網がストップしてしまうことも考えられます。本当にこれで大丈夫なのか疑問に思います。そこで、市の防災資機材はどのような基準で準備をしているのかお聞きします。さらに、市の防災計画では避難所の開設は災害発生から7日以内となっていますが、この基準に照らして備蓄品の準備は十分と言えるのか、考えをお聞きします。また、避難所に指定されているところは厳しい寒さの冬場での避難にきちんと対応できるのでしょうか。さらに、災害時に停電があった場合のために発電機や使用可能な暖房器具の備蓄は必要になると思います。冬場の避難所の暖房や発電についてどのような対応を考えているかお聞きします。また、備蓄が市役所庁舎に集中しています。学校などの避難所に備蓄品を置くべきではないかと思いますが、市の考えをお聞きします。次に、安養園の養護老人ホームへの入所について、施設と市の連携がどのようになっているのかお聞きします。昨年、安養園は民営化により、その経営は市から離れました。何も変わっていないと説明されますが、施設が遠くなったと感じています。9月の半ば、弱視で障害年金をもらわれている方がひとり暮らしになり、入所を希望しました。すぐ市の障害担当の人に連れていってもらって、施設を見学させてもらいました。その場で施設の関係者と面接をして、入所の希望も伝えています。しかし、10日待っても施設から連絡が来ず、入所できるかどうかがわからず、本人は困ってしまいました。市の説明では、施設の担当者が入所させたくないらしいということだそうです。この方は結局2カ月間もかかりましたが、何とか入所できました。しかし、施設や市に振り回されたという思いを持たれたと思います。この入所希望者が入所まで2カ月以上もかかった要因は何だったのでしょうか。養護老人ホームの入所は措置制度によって行われています。それは、市が窓口となって申請を受け付け、最終的には入所選考委員会で決められていくという流れになっています。ここで疑問なのは、市の担当者は民間になったのでお願いをする立場になってしまったかということです。市の担当者が入所は必要であると判断しているにもかかわらず、施設が入所を拒否しているらしいとしか本人に説明ができない、この程度のつながりになってしまっているのかと思ってしまいます。このときは8部屋もあいており、満室だったわけではありません。市営であったときは、担当者はもっと自信を持って入所希望者へ説明ができていたのではないでしょうか。民営化によって施設の内情がわからなくなっているという状況があるように思います。そこで、入居希望者を安養園に紹介する場合、どのような手順になっているのか。民営化前と比べて変わったところはないのか。また、日常的に安養園との連携はどのようになされているのかをお聞きします。これで私の質問は終わりますが、再質問は留保します。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、藤川議員のご質問にお答えいたします。初めに、TPP問題についてであります。政府は本9月の総理の所信表明の中で、包括的経済連携に関する基本方針に基づき、高レベルの経済連携の締結を戦略的に追求するとして、EUとのEPA交渉の加速化、さらにはTPPへの交渉参加について、しっかりと議論し、できるだけ早期に結論を出すと表明するなど、3月11日の東日本大震災以降、先送りしてきたTPP交渉参加に向け急速にかじをとり、ついに11月12日、TPP交渉参加に向けて関係国と協議に入ると、交渉に参加する方針を表明いたしました。私は本年第2回定例会で阿部秀明議員のご質問にお答えしておりますように、明確な国内対策が示されないままでのTPP交渉への参加は地域経済、地域社会の崩壊につながるものと判断しております。さらに、TPPが扱う分野が市民生活に直結する医療、金融、雇用、食品の安全基準等幅広い、いわゆる21に及ぶ交渉分野が示されたことでより強く危機意識を持ち、TPP参加阻止に向けて取り組んでいくべく決意を新たにしたところでございます。本市の取り組みについてでありますが、道北市長会の一員として北海道市長会の包括的経済連携等に関する決議に向けた提言を行い、さらにはオホーツク圏域を代表して中央要請行動に参加するなど、TPP交渉参加阻止に向けて行動してまいりました。さらには、地域においても11月1日に、管内市町村、市町村議会、農業協同組合、漁業協同組合、森林組合連合会、商工会議所、建設業協会、消費者協会が一体となったTPP参加問題を考えるオホーツク集会を網走市で開催し、国民的議論がないままでの関税撤廃を原則とするTPP交渉への参加を行わないよう決議してきたところであります。いずれにいたしましても、国民生活にどのような影響が生じるのか、またセーフティーネットとなる国内対策について政府から十分な説明がない中では市民に正確な情報をお伝えすることは非常に難しいものがありますが、今後とも北海道や関係団体と連携し、最大限取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、乳幼児等医療費助成事業についてであります。1点目の対象年齢を拡大した場合の経費でありますが、厚生労働省の国民1人当たり医療費に基づき推計したところ、小学生の通院で約3,000万円、中学生の入院で約270万円となり、助成を拡大した場合には新たに約3,270万円の財源が必要となります。2点目の対象年齢の拡大につきましては、本年の第1回定例会及び昨年の第3回定例会でも議員にご答弁しておりますが、本市は少子化対策や子育て支援の観点から乳幼児医療費助成につきましては自己負担の助成拡大など北海道の助成基準を上回る支援を行っており、課税、非課税を問わず、初診時一部負担金のみで受診できるよう入通院の自己負担分を全額助成し、子育て支援の重要施策に位置づけて、子供を育てる環境の充実を図っているところであります。さらなる医療費の助成拡大につきましては、少子化対策として教育、就労、保健、保育などの一つとして位置づけておりますので、今後はこれらを含めた総合的な視点の中で研究してまいりたいと考えております。次に、国民健康保険税の引き下げについてでありますが、1点目の22年度決算についてでありますが、平成22年度国保事業会計は予算現額29億726万7,000円に対し歳入決算額28億6,365万8,000円、歳出決算額27億7,835万6,000円で、歳入歳出差し引き8,530万2,000円の黒字決算となったところであります。黒字決算となった主な要因をご説明申し上げますと、歳出においては、療養給付費で入院に関する1件当たりの診療費が低かったことや入院外の受診率が低かったこと、被保険者数の減により約7,700万円、高額療養費で入院単価の減により約2,000万円など実績額が見込み額を下回ったことにより、保険給付費において1億94万3,000円の不用額が生じたこと。歳入においては、徴収嘱託員の配置や収納率向上への取り組みの強化による国保税の増収、療養給付費交付金や道支出金など、国などからの交付金が増えたことなどが大きく影響したものであります。2点目の均等割の引き下げについてでありますが、さきの第3回定例会で議員にご答弁しておりますが、市内の経済状況や会計収支状況を勘案し、中低所得者をはじめ被保険者の負担軽減を図るため、本年度1人当たり1,200円の引き下げを実施したところであり、さらなる引き下げは現在のところ考えておりません。また、子供の均等割の軽減対策についてでありますが、国民健康保険税の算定は市町村で予想される医療費の額などにより税率を設定し、各世帯における所得、資産の額及び被保険者数に税率を乗じて税額を決定しており、均等割につきましては加入者の人数に応じて均等に保険税負担をお願いするもので、乳幼児や高齢者が医療を受ける割合が大変高い中、その保護者も含め世帯として公平に負担していただくものでありますので、年齢による均等割の引き下げは考えておりません。3点目の国保税引き下げのための基金活用についてでありますが、基金は災害時等の発生による保険税の大幅な減収や突発的な医療費の増加など不測の事態に備え保有しております。市の基金残高は今現在で約9,300万円でありますが、本年度で基金取り崩しを予定しているため、年度末現残高は約4,000万円程度になるものと予定しております。また、市の国民健康保険事業財政安定化基金条例では、過去3年間の決算における保険給付費及び後期高齢者支援金、介護納付金の合計平均額の100分の10に達するまで積み立てることとされております。それからいたしますと、紋別市の場合は約2億3,000万円ほどになりますので、まだ1億3,700万円ほど足りない状況にあります。また、基金の処分は保険給付に要する費用に不足が生じた場合などに限り運用することとなっておりますことから、基金の運用につきましては慎重を期さなければならないと考えております。次に、災害時のための備蓄品、防災対策の充実についてでありますが、1点目の防災資機材の整備基準につきましては、種類、数量、機能など災害対策基本法で定められた基準はありませんが、災害の未然防止及び災害発生時における被害軽減のため、紋別市地域防災計画にのっとり、消防施設や水防施設、さらに救助用機械器具の整備拡充に努めるとともに、救助活動が円滑に実施できるよう関係機関との連携や必要に応じて機械器具を借り上げできる体制を整えております。2点目の避難施設の開設期間における備蓄品につきましては、原則として被災直後から2日間程度は市が備蓄している非常食を供給し、おおむね3日目以降は日常食の炊き出しを実施することとなります。非常食につきましては、人口の約1割、2,400食分の備蓄を目指しておりますが、公共備蓄を保管するために応急対策資機材と同様に調達先とあらかじめ協定を締結し、非常時に対応することとしております。3点目の冬場の避難施設の暖房及び電力確保につきましては、既存の備蓄資材で対応したいと考えておりますが、暖房対策として電力を必要としない暖房器具や燃料の保管方法などを検討してまいりたいと考えております。4点目の学校など避難施設への備蓄につきましては、本庁舎、支所、出張所を中心に分散して備蓄する方針であります。なお、個別の避難施設につきましては、収納スペースや保管環境などの課題があると認識しております。また、公助による支援にも限界があることから、市民の皆様に対しましては日ごろからの備えを万全にし、非常災害時持ち出し品の準備について、今後とも機会あるごとに啓発してまいります。次に、安養園養護老人ホームの入所についてであります。初めに、入所希望の方が入所するまで2カ月以上かかった件につきましては、通常入所に当たっては、入所相談から施設見学、申請書の提出、身体状況や家族状況、生活歴などの聞き取り調査、判定委員会の開催を経て入所日の決定となります。相談日から入所までの期間につきましては、おおむね2カ月から3カ月程度を要しているのが現状でありますことから、この入所希望の方が特別に長い期間を要したものではないものと考えております。次に、民営化前との変化及び日常の連携についてでありますが、市といたしましては民間移管後も安養園との事務連絡や情報交換、協議などについてもこれまでどおり連携を図りながら対応しております。以上で答弁を終わらせていただきます。

再質問 3番 藤川和子

何点か再質問させていただきます。TPPについては、市長さんを先頭にして大変頑張っていらっしゃるというふうに私も認識しております。ただ、やはりこういう状況になって、もっと頑張っていかなければならないという状況でないかなというふうに思うんですね。ぜひ西紋、遠紋など近隣の自治体とも協力をしながら集会などのことをしたらいいんではないかと思うんですが、そういう計画はないのかどうか、ちょっとお聞きします。

答弁 農政林務課長 野呂田厚司(農政林務課長は2013年9月まで)

お答えいたします。産業界の中で最も影響が大きいとされている農業においてなんですけれども、ただいま全国の農業協同組合中央会ですとかJA北海道中央会などが消費者団体等と連携する取り組みを始めてきているというふうにお聞きしております。これらの関係する団体と地域レベルでも同じような行動をとっていきたいということで、最大限取り組んでまいりたいというふうに考えています。

再質問 3番 藤川和子

網走で11月1日に行われた集会は期成会みたいなのをつくって、そして集めていくという、そういう形をとってたと思うんです。その講演は網走振興局が講演をしながらやっていってると。こういうもちろん農協さんとかそういう団体さんに任せていく、そして何かが決まったときに乗っかっていくというのもすごくいいとは思うんですけども、やはりその前に一緒に行動していくということではもっと連携をする必要があるんではないかと思うんですが、その辺のそういう話があるようだというのではなくて一緒にやりましょうという、そういう動きはないんですか。

答弁 産業部長兼まちづくり推進室次長 村井毅

市町村自体の取り組みでございますが、議員さんおっしゃられました網走の大会でございますが、あれは管内の市町村の管内期成会、今の名称はちょっとあれですけれども、もともと網走管内の開発期成会の、今は振興局になりまして、名称変わってございますが、その組織が振興局と協議いたしまして、ああいう形で開催したと。それからあと、市長が東京への大会に出席したのも、あれは管内の期成会もありますし、あと上川地区、そういったところの市町村と連携しての行動ということで、実際に市町村レベルでは期成会なりそういった管内ごとにそういった連携をとりながら今やっているところでございます。

再質問 3番 藤川和子

農業だけの問題ではないということで、全市民、地域的な問題であるということはもう認識は一致してると思うんですが、やはりもっと見える形、または参加できる形でもう少し頑張って、場をつくっていかなければならないと思うんですね。特にここの地域は本当に大きな影響を受ける、北海道全体が大変な状況になるわけですから、もっと本腰を入れた形でしっかりと声を出していかなきゃならないと思うんですけども、そういう集会をぜひやってほしいということと、あと見える形で、例えば横断幕をつくるだとか、看板をつくるとか、そういったような計画はないんでしょうか。

答弁 農政林務課長 野呂田厚司(農政林務課長は2013年9月まで)

お答えいたします。現在まだそういう横断幕、看板等の計画は持っておりません。以上です。

再質問 3番 藤川和子

ぜひその辺も検討していただきたいと思います。やはり地域として、これはもう絶対に農業を守るんだと、農業また産業を守っていく、市民の生活守っていくんだという、そういう立場で、やはり見えるような形で取り組んでいただきたいなと思います。やはりこの問題、本当に今国を二分するような大きな問題になっていく。また、地域を守っていくという面ではすごく大きな正念場になってると思います。そういったことでもぜひ大きな声を出していっていただきたいと思います。ぜひ私たちも、私もどんどん参加していきたいと思いますので、そういう計画を立てていただきたいということを要望したいと思います。次に、子供の医療費の問題です。ちょっと4年間私もいなかったもんですからよくわからなかったところもあるんですけども、ちょっと離れたら周りの自治体が随分子供の医療費の無料化の年齢拡大を行っていたということで大変びっくりしたんです。今回調べてみて大変びっくりしたんですけども、もちろん大変お金のかかることです。しかし、まちとして何をやっていくのか、市民に対してどういうことを責任持っていくのかということでは、やはり命の問題、子育ての問題というのは切っても切れない問題だと思います。そういったことでは、はっきり言ったらもう4年も5年も前から同じ水準で経過をしている。やはりこれでは子供たちをしっかりと育てていくんだということでは市の姿勢としてどうなのかなと思うんですが、この辺の子供たちの健康を守っていくということでは年齢を拡大していく、そういう考え方というのは、総合計画の中で検討するとは言ってますけども、持っているのかどうか、その辺についてちょっとお伺いしたいんですが。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

お答えいたします。医療費助成につきましては、少子化それから子育て支援というのは大変重要なことだと認識はしてございます。それで、医療費助成につきましては、乳幼児の健康の保持と福祉の増進といった観点から、全道他市に先駆けて紋別市は北海道の基準を上回る医療費助成を行っております。藤川議員さんご質問の中で紋別市は非常に立ちおくれているというような認識をされてございましたけれども、私ども35市の中では、今言った質問の中で、北斗市さん、高校の入学まで助成やってます。それから、士別市さんは今年から中学生の入通院までやってると。この市は特に飛び抜けてございますけれども、そのほかとしましては、紋別市、岩見沢市、それから深川さんが入院の拡大をしてます。また今、そのほかに帯広さんだとか函館だとか根室市さんが入院はしてないですけれども通院の助成をしてるというような状況で、道内では五、六番手の、立ちおくれてるという私どもは認識はしてございません。それで、子育ての考え方ということでございますけれども、今市長答弁したように次世代育成支援行動計画の中で一応位置づけてございまして、教育、就労、保健、保育の一つとして、その中のバランスを考えた中で対応していきたいと、このように考えてございます。

再質問 3番 藤川和子

おくれてないんだというその認識だったと思いますけども、その辺についてはやっぱりこの数年でかなりおくれたと私は感じていますね。子供の総合計画をつくる場合でも進んだところをやっぱり参考にしていただきたいなというふうに思います。また、子供の医療費の拡大というのはやはり未来に向けての出資ですから、そういったことではもっと先を見越した形での考え方をぜひ入れていただきたいと思います。これはなかなか子供の医療費についてはお金のかかることですし、これは決断の要ることだと思います。そして、きちっとした位置づけも必要だと思います。まちづくりの中でしっかり位置づけてほしいということを要望して、次の質問に移らさせていただきます。次に、国保税の引き下げについてです。これはいつも国保税の引き下げについては私議会の中で取り上げているんですけども、今年1,200円の引き下げを行ったと。大変、値上げをしていく中で一つの下げるというターニングポイントみたいな曲がり角だと思うんですけども、やはり今本当に加入者は保険料が高くて困っている。今、本当に滞納者に対して強制執行という形でかなり厳しい取り立ても始まっているようですけども、やはりそういったことをするんであれば、保険料についても市が引き下げの方向を示していくということをしながらきちっと納めてもらうと、そういうお互いの信頼関係というのは必要なんではないかと私は思うんですね。特にこの均等割の引き下げについては、最終的に4,000万円ぐらいの基金が余る、余るというか残る、これ活用したらどうかと思うんですが、その辺についてはどうですか。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

お答えいたします。今の基金の活用ということで、行ってはどうかということでございますけれども、これにつきましては何度も議会で答弁をさせていただいてございますけれども、まず基金の繰り入れの考え方につきましては、基本的には税収の確保ですとか医療費の適正化、それから保健事業といったことで、まず自助努力が大切だということを何度もお答えしてるところでございますし、基金の処分につきましては市長答弁したとおり条例で運用方法が定められてございますので、基金の活用については今現在考えてございません。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

低中階層で大変滞納者が多くて、納めるのが大変だということは市も認識してると思います。お金の問題ですので、どうその対応するかということについてはこれからしっかり考えていかなきゃならない問題だと思いますけども、この認識は一致してるわけですから、しっかりとその方向を、高いということについては認識してるわけですから、下げる方向で考えていってほしいと思います。この問題については引き続き私も取り上げていきたいなと思ってますので、どういう方法がいいのか、やはりもう少ししっかりとした話し合いをしていただきたいなと思います。次に、災害時のための備蓄品についてですけども、避難所に非常食がストックされてない、例えば毛布がない、これぜひ何ぼかでも置く必要があるんじゃないかと思うんですよね。例えば水害なんかで車が動かない、または大雪で動かないとか、そういう状況のときにやっぱり避難所に行っても何もないということになると、冬の間で、冬であれば大変な状況になると思うんですね。避難所には置くつもりはないということで答弁あったんですけども、これは実際に最悪の状況を考えたらやはり行けないときもあると思うんですね。そういう場合についてはどうしたらいいのか。これは交通が動けるようになるまで待ってもらうということになるのか。ぜひ置いてほしいなと思うんですが。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)

避難施設への備蓄品の関係でございますけれども、先ほど市長の答弁のとおり、基本的には本庁舎、支所、出張所に備蓄品、非常食も含めて分散、基本的には3カ所に分散していきたいというふうに考えてございます。最悪の場合ということで、例えば道路の寸断ですとか、がけ崩れで行けない、孤立した場合ということは考えられるかと思いますけども、そういった場合につきましては、しかるべき機関に要請をして、最悪空からでもそういった物品を届けるという体制をとりたいと思ってます。以上です。

再質問 3番 藤川和子

災害のときにはリース契約とかいろいろ、店との締結とかいろいろな民間の力をかりて頑張っていくという、切り抜けていくということだと思うんですが、ぜひ備蓄についても、とりあえず必要な、時間というのはあると思うんですね。それにあわせた形で、備蓄品についてはもう一度検討していただきたいなと思います。やっぱりちょっと庁舎に置いてある備蓄品の数を見ても、もう少しあってもいいんじゃないかなと思いますんで、その辺の検討をもう一度したらいかがかなと思います。あと、防災についてはやっぱりきちっとした市民との連携が必要だと思うんですけども、特に郊外の方たちのとこ、上渚滑とか、渚滑、沼の上とか、ああいうところの方たちの避難というのはやっぱりすごく大事だと思うんですが、その辺について地域との話し合いでの備蓄ということをしていったらいかがかなと思うんですが、その辺の話し合いはどういうふうになってます。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)

一応郊外の部分でございますけれども、基本的には地元の町内会ですとか、そういった部分についての直接のお話というものはまださせていただいていないところです。それにつきましては、一応備蓄を分散してるもんですから、配送につきましては万全の態勢をとりたいというふうに考えてございます。

再質問 3番 藤川和子

ぜひよろしくお願いしたいと思います。次に、民営化の安養園の問題についてちょっとお伺いしたいんですけども、今回の取り上げた方はとにかく早く入りたいということで、かなり市の職員をせっついたという状況もありまして、すごく大変な思いさせたなとは思っています。しかし、面接した後、ちょっと待ってくださいというふうにその施設の方がおっしゃったんですね。それで、中で検討して、そして返答をもらえると待ってたのに、いつまでたっても返答が来なかったということで、返答くれないということに対して市の職員がきちっとした説明ができなかったということで今回ちょっと取り上げさせていただいたんですけども、入所希望者が一体今どういう状態になってるんかということをやっぱり市の職員がきちっと説明できるかどうかということはすごく大事だなと思うんですね。そしてあと、面接をして、この人はちょっとどうかなというふうに施設の方が思ったということがあってこういうことになってるんですけども、そうであるなら、これは措置制度ですから、市の職員がきちっとした情報をその施設に向かって提案をしていく、紹介をしていくという、そういう作業も必要だったんでないかなと思うんですよね。そういうところで、どっかお互いに問題を先延ばしにしていくような、そういったような感じが見受けられた、お互いに遠慮があるように見える、これが民営化の問題なのかなというふうに私は感じたんですけども、その辺の入所に関して施設とのすり合わせについては今後どんなふうにしていくのか、ちょっとその辺についてもう少し詳しく教えていただけませんか。

答弁 社会福祉課長 木村直人(社会福祉課長は2012年3月まで)

お答えいたします。個人情報もございますので、深く中にはちょっと入りづらい部分がございます。この方の件につきましても、うちのほうの窓口に来て、うちのほうの職員が、ご本人も一人で行かれないという部分でございましたので、うちの職員もついて施設の見学ということでさせていただいております。一番最初の施設見学に行ったときに、まだちょうどだんなさんを亡くされていらっしゃいまして、身体的には何も異常といいますか何もなかったんですけども、やはり精神的な不安定という部分がございまして、養護老人ホームなもんでございますから、精神の部分が落ちつくまでちょっと様子を見る必要性もあるという施設側のお話でもございました。また、そういう部分でちょっと処遇を検討させていただきたいというような施設のほう側のお話でもございました。この方はちょっと議員さんおっしゃるとおり次の日、また毎日のように電話もいただいて、まだかまだかという部分もございましたけども、そういうような部分で、見学から1週間後にご本人に、大分落ちつかれたということで、再度また施設見学をさせていただいて、施設のほうと、指導員さんともお話をしていただいて、これなら大丈夫だろうというようなことで施設の部分の見学を終了し、そして入所の部分の手続きを始めたというのがいきさつとなってございます。これ以上ちょっとあれですけども、個人情報ですので、あれですので、通常的には市のほうと、それから施設側とではいろんな情報の交換、やりとり等、入所するまでの部分ではやりとりはしておりますので、以前と比較をしても何も変わってないというふうにうちのほうでは考えております。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

最初、施設に行ってから次まで行くのに1週間ではなくて10日以上かかってますので、その辺は時間的な経過はかなりあったんですよね。実際にその辺の市の担当者同士のあれも悪かったんだとは思うんですけども、やはり施設の方が頭をひねったときに、こちらは連れていっているわけだから、もう少しその辺できちっとした、どういうことでだめなのかとか、どういう資料が欲しいのかとか、やっぱりその辺のもう少し内容の中で提携をする必要が、話し合いをする必要があると思うんですよね。ただ、施設がどうも首かしげてるようだというだけの情報しか持てないようでは、やはり窓口として、措置をするわけですから、こちらが入るかどうかということの判断はこちらのほうが大きいわけですから、その辺でもう少し市のほうの立場をはっきりとさせる必要があるんでないかと私は思います。これは要望にしておきますけども、相談から二、三カ月は普通かかるんだという話ですけども、やはり入所者がどういう状態なのかきちっと説明できるような形での連携の仕方をぜひよろしくお願いしたいなということを最後に要望しまして私の質問を終わらせていただきます。

出典:紋別市議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる