みんなの議会

紋別市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月18日

(1)これ以上の負担は限界、国民健康保険税の値上げはするべきではない/(2)今年度も福祉灯油を実施し、生活保護、障がい2級も対象に/(3)選挙の投票所のバリアフリーと地区割りの改善を/(4)体罰をうまない教育環境を/(5)学校施設の耐震化

2013年9月18日、紋別市議会の一般質問で、藤川和子議員が「これ以上の負担は限界、国民健康保険税の値上げはするべきではない」「今年度も福祉灯油を実施し、生活保護、障がい2級も対象に」「選挙の投票所のバリアフリーと地区割りの改善を」「体罰をうまない教育環境を」「学校施設の耐震化」について質問し、市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、選挙管理委員長 安田昭博、市民生活部長 小石等、税務課長 奈良憲一、社会福祉課長 富樫豪志、選挙管理委員会事務局長 片山俊英、学務課長 小林昌史が答弁しました。

質問者
藤川和子 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、選挙管理委員長 安田昭博、市民生活部長 小石等、税務課長 奈良憲一、社会福祉課長 富樫豪志、選挙管理委員会事務局長 片山俊英、学務課長 小林昌史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 藤川和子

おはようございます。私は、日本共産党市議団の一員として、さきに通告していた順に従って質問します。まず初めに、国民健康保険税の値上げ問題について質問します。今年度の市政執行方針の中で、市は平成26年度に向けて国保税の値上げを検討することを明らかにしました。しかし、国保加入者はこれ以上の負担増はやめてほしいと切に願っています。国保税の負担の過酷さは、市も指摘しているとおり、高齢者、低所得層の加入者が多数を占める構造上の問題を抱えているところにあります。さらに、所得に占める割合は、社会保険と比べると非常に高くなっています。被用者保険であれば、協会けんぽで5.0%、しかし紋別の国保は8.8%となっています。組合健保と比較すると1.8倍にもなっています。国保税は加入世帯に重くのしかかっています。例えば、4人家族で所得が200万円の世帯は均等割、平等割も加算されて所得の15%にもなり、保険料を払うのは大変なことです。国保税の未納世帯が加入者全体の15%を超える現状もうなずけます。国保税の引き上げは、ますます未納を増やしていくことになるのではないでしょうか。市は国保税の値上げの理由として、平成24年度の決算見込みが赤字3,700万円にもなるとしていました。しかし、24年度の決算が出ましたが、8,000万円もの黒字となり、当初予想していた赤字での決算にはなりませんでした。市の言う、赤字を理由とした値上げの根拠はなくなったのではないでしょうか。国保税に関しては、赤字だから値上げという短絡的な考えではなく、現状を踏まえ、市民への値上げを回避するための対策をぜひ考えていただきたいと思います。道内では約半数の自治体が独自に一般会計から国保会計へと繰り入れをして、国保税の負担を抑える取り組みが当たり前になっています。紋別市では独自の繰り入れが子供の医療費補助の分だけのわずかな金額です。国保制度を支えるための施策として、国保税の軽減のための繰り入れを行うべきではないでしょうか。また、短期証や保険証を取り上げて、資格書を発行するのは問題です。加入者の医療を受ける権利を侵害するもので、短期証、資格書の発行はやめるべきです。短期証は6カ月の期間、資格書は窓口で10割負担になります。これは加入者への制裁であり、病院へ行けなくすることにつながり、直ちにやめるべきです。国保制度は国民全てが医療を受けることができる皆保険の考え方に根差しており、保険証の差別は人道上にも反しているのではないでしょうか。未納世帯を生み出してきた要因は加入者だけに問題があるのではなく、国庫負担が削減されたこと、高齢化により医療費が増えたことや不安定雇用による低所得者が増えたことなどにより、払いたくても払えないほど高い国保税になっていった歴史があります。こういった現状に加えて、市は今まで対策をとってこなかったことも要因として挙げられます。保険証による差別をなくし、正規の保険証を全ての世帯に発行すべきです。さらに、郵送せず、窓口交付としていることも大きな問題です。保険証がなくて病院へ行けず重症化してしまうこともあり、全ての加入者に保険証を郵送すべきです。また、ここ数年未納世帯への強制執行が増えていますが、当面の生活が成り立たなくなるようなやり方になっていないか危惧しています。特に、収入の少ない世帯に対しては配慮が必要ではないでしょうか。そこで、24年度国保会計が当初見込みの赤字から黒字決算になったのはなぜか。当面国保税の値上げはなくなったと見ていいのか。短期証、資格書の発行をやめ、全ての加入者に郵送すること。未納者への強制執行が増えているが、未納者への生活実態に基づいた納税相談になっているのか。4点お聞きします。次に、福祉灯油について質問します。アベノミクスによる円安や中東情勢などによって原油価格の高騰により、ガソリンも灯油も高値で安定してしまっています。これが冬期間にも継続することになれば、低所得層の家計には重い負担になります。今年度の冬も福祉灯油の取り組みが必要ではないでしょうか。昨年度は灯油が1リットル100円を超したら実施すると明言され、超した時点で速やかな福祉灯油の支給をしていただきました。困っていた多くの市民が福祉灯油によって元気をもらい、冬を乗り切ることができました。しかし、支給対象者が漏れなく申請できたのか疑問です。昨年度は広報や地元新聞などの周知であったと思いますが、給付対象なのかそうでないのかがわからないといった混乱が見受けられました。障害の級や非課税かどうかは個人情報ではありますが、市は情報を持っているのですから、対象世帯に向けて封書で通知し混乱をなくすべきではないでしょうか。また、昨年度の福祉灯油の支給対象について、多数の市民から精神障害2級と生活保護受給者にも対象にしてほしいとの声を聞いています。生活保護者は非課税世帯に含まれるでしょうし、精神障害2級の生活実態は、なかなか仕事ができず、障害年金収入に頼った生活になっている実態が多く見られます。支給対象の検討をしていくことが必要だと考えます。そこで、昨年度の支給対象者と支給実績、今年度の福祉灯油の実施の方向性、対象者に生活保護世帯、障害2級の含まれる世帯への拡大、対象者へ個別に通知をすることについての市の考えをお聞きします。次に、選挙の投票所のバリアフリーと地区割りの改善について質問します。投票所が障害者や高齢者の方々が投票しやすい環境になっているか、ぜひ点検をしてほしいと思います。段差があって上るのが大変、靴を脱ぎ着しなければならない、入り口が車で混雑している、場所が遠くて歩いていけないなど、投票所についての苦労をたくさん聞きます。実際に付き添いが必要な人が投票所の玄関先の段差に大変苦労している姿を数多く見受けられました。また、紋別市の投票率は近隣の町村から見ても低い現状があります。投票所を設置する区分けの問題もあるのではないでしょうか。特に、車を使わなければならないような広い地域になっている投票所については検討していく必要があるのではないでしょうか。そこで、高齢者や障害者が安心して行ける投票所のバリアフリーについてどのように考えているのか、靴を脱がないで土足のままに入れるようにできないのか、広過ぎる区域や多人数の投票所を見直すことについての市の考えをお聞きします。次に、体罰を生まない教育環境について質問します。昨年度文科省が実施した体罰に関する小中高校などの実態調査によると、体罰をした教職員は国公私立計6,721人、被害を受けた児童生徒は1万4,208人に上りました。下村文科相は、恥ずべき数字だ、体罰に対する意識が低く、実態把握や報告が不徹底だったと重く受けとめていると述べたと報道されています。8月16日の道新の社説欄では、驚かされるのは、部活動の顧問などへの意識調査で指導上体罰は必要と答える教員がなお一定いることだ。体罰は人権侵害であり、子供たちの心に深い傷を残す。愛のむちとの捉え方は容認できないと問題の深刻さを指摘しています。教育現場では体罰と懲戒が曖昧になりがちです。違いを明確にし、子供たちが伸び伸びと学校生活が送れるよう、体罰の根絶へ向けた取り組みが大切だと考えます。そこで、紋別市内の体罰の実態と体罰根絶に向けた取り組みの強化についてお聞きします。次に、学校施設の耐震化についての質問をします。学校施設の耐震診断が行われ、順次耐震係数の低い建物から工事が行われていますが、全ての施設を早急に完了することが必要です。特に、市内小学校の教室棟などは耐震基準以下であり、まだ補強工事の計画が出されていません。早急な取り組みが必要ではないでしょうか。基準以下の学校施設の耐震化工事についての市の考えをお聞きします。これで私の質問は終わりますが、再質問は留保します。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、藤川議員のご質問にお答えいたします。初めに、国民健康保険税の値上げについてであります。1点目の平成24年度国保事業会計決算につきましては、財政安定化基金を全て取り崩し、繰入金などを加味した実質単年度収支が648万2,000円の赤字となっております。2点目の国保税の値上げにつきましては、本年度も今定例会に平成24年度決算で不要となった前年度繰上充用金3,706万5,000円と歳入欠陥補填収入を減額する補正予算案を上程しておりますが、減額後もなお1億5,646万6,000円を歳入欠陥補填収入として見込まなければならない状況となっております。国保会計を安定的に運営していくためには実質単年度収支の黒字化を目指すことが大事であり、今後における税収をはじめとする財源確保動向や医療費の状況などを踏まえるとともに、高齢者、低所得者層などの加入者が多数を占める構造上の問題を抱えていることを含め、平成26年度の国保税の値上げについて検討してまいります。また、値上げを回避するための法定外の繰り入れにつきましては、国保事業では被保険者で全体の相互扶助による仕組みとして、会計費用は加入する被保険者が負担するという保険制度の原則がありますことから、法定外の一般財源の繰り入れは国保に加入していない他の一般市民の方々との負担の公平性から慎重になすべきであり、収納率向上対策や特定健診をはじめとする医療費適正化対策を的確に実施しつつ、被保険者の皆さんとともに経営改善努力を重ねていくことが重要であると考えております。3点目の短期証、資格書の発行につきましては、担税能力がありながら納税相談に応じない、再三の催告等に対しても全く誠意が見られないなど、悪質な滞納者に限り実施しているところであり、納期内に納めていただいている被保険者の方々との均衡を保つ上でやむを得ない措置であると考えております。短期証の交付につきましては、引き続き窓口交付を基本に、納税相談等の促進に努めてまいりたいと考えております。4点目の滞納者の納税相談につきましては、電話や面談を通して相談内容をしっかりと伺うとともに、収入状況などを把握し納付方法についてきめ細やかに対応するなど、滞納者の生活実態に基づいた対応をしているところであります。次に、福祉灯油についてであります。1点目の昨年度の支給対象者と支給実績につきましては、本市に住民登録のある住宅の非課税世帯のうち、満70歳以上の高齢者世帯の助成券交付世帯数は971世帯、うち利用世帯は964世帯、助成金額は867万2,116円。重度心身障害者世帯の助成券交付世帯は63世帯、うち利用世帯は62世帯、助成金額は55万7,997円。満20歳未満の子がいるひとり親世帯の助成券交付世帯は109世帯、うち利用世帯は104世帯、助成金額は93万5,399円となっており、これらの世帯の合計では、助成券交付世帯は1,143世帯、うち利用世帯数は1,130世帯、助成金額は1,016万5,512円となっております。2点目の本年度における福祉灯油の実施につきましては、現在の1リットル当たり100円を超える状況や今後の灯油価格の動向を踏まえ、適切に判断してまいります。3点目の支給対象者の拡大につきましては、昨年度の福祉灯油の実施に際し、生活保護世帯につきましては11月から3月までの5カ月間、毎月の生活扶助費とは別に冬季における光熱水費等の増加需要に対応するため冬季加算が支給されており、一月当たり1人世帯では約2万円、2人世帯では約2万5,000円、3人世帯では約3万円、4人世帯では約3万5,000円が支給されており、生活保護制度による冬季間の対応策が講じられていることや、障害者世帯につきましては身体、知的、精神の各障害区分における重度医療制度の対象となる重度障害者世帯を助成対象としており、身体障害者では障害者手帳1級及び2級、知的障害者では療育手帳A判定、精神障害者では障害者手帳1級とし、各障害区分における重度者に対する支援として行っていることによるものであり、対象者を拡大することは考えておりません。4点目の対象者への個別通知につきましては、助成対象者を特定するには、世帯主などの同意を得た上で世帯の課税状況を調査し非課税世帯であることを確認する必要があるとともに、世帯における実際の家族構成や生計の実態、施設入所の有無などを明確に確認する必要があります。そのため、担当部局が保有する情報だけでは助成対象者を特定することはできないことから、事前に対象者への個別通知を行うことは極めて困難であると認識しております。以上で答弁を終わらせていただきますが、選挙管理委員会にかかわるご質問につきましては選挙管理委員会委員長より、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 齋藤房生(教育長は2019年9月まで)

それでは、藤川議員の教育問題についてお答えをいたします。初めに、体罰を生まない教育環境についてであります。1点目の紋別市内での体罰の実態につきましては、本年2月、文部科学省の調査要請に基づき児童生徒及び保護者、教職員に対する調査を実施いたしました。その結果、体罰が疑われる内容の事案がありましたが、教育委員会より当該校の校長へ詳細の調査を指示し、児童生徒、保護者及び教職員に対する事実確認を行った結果、体罰には該当しないことを確認し、本年5月、紋別市において体罰に該当する事案はなしとの最終報告を行っております。2点目の体罰根絶に向けた取り組み強化につきましては、定例校長会議等において体罰の防止などの通知を行い、教職員に対して啓発を行うとともに、体罰を含めた不祥事について職場研修の実施指導を行い、本年5月までに市内全校での研修が実施されております。引き続き、体罰と懲戒、体罰に該当する具体的な事例、部活動指導などを明記しました指導資料を活用したさらなる校内研修の実施について指導しております。次に、学校施設の耐震化についてでありますが、本市におきましては、平成21年度に実施しました各小中学校の耐震診断に基づき、構造耐震指標値でありますIs値及び補強内容等を勘案して作成した耐震改修計画に沿って工事を進めております。本年度は、現在上渚滑小学校の校舎棟及び屋体棟を改修施工中であります。耐震改修計画では平成27年度を最終年度としており、今後は来年度に潮見小学校、南丘小学校ともに校舎棟を、平成27年度に紋別小学校校舎棟の改修を予定しており、耐震化が計画どおりに実施できるよう取り組んでまいります。以上、答弁といたします。

答弁 選挙管理委員長 安田昭博(選挙管理委員長は2015年9月まで)

それでは、藤川議員の質問にお答えをいたします。1点目の投票所のバリアフリー化についてであります。これまでも簡易スロープの設置をはじめ、人的な介助を行うなど、高齢者や障害者の方などが投票しやすい投票所となるよう努めてきたところですが、引き続き投票所で投票される方の年齢や状況などを踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、土足での入場が可能な投票所についてですが、現在24カ所ある市内の投票所のうち、土足で投票可能な投票所につきましては、市役所の本庁舎を含め4カ所となっております。昨年12月の衆議院議員総選挙では、道内他市の投票所でぬれたシートに足を滑らすという転倒事故の報告もあったところではありますが、靴を脱がずに投票できる投票所につきましては投票者の利便性の向上にもつながりますことから、設置経費や雨天時、冬期間の安全確保対策なども含め、その拡大について検討してまいりたいと考えております。次に、投票所の設置についてですが、選挙人の投票の利便を図り、あわせて投票管理事務の合理化を促進する見地から、1投票区の選挙人の数がおおむね3,000人を超える選挙区の分割や、投票所から選挙人の住所までの道のりが3キロメートル以上の遠距離地区を再編することが望ましいとされております。当市におきましても、こうした点を踏まえ、投票区の地形や交通の利便性などを十分に考慮しつつ投票所を設置しておりますが、選挙人の年齢構成の変化や住居の移動状況などを踏まえ、今後とも適切な投票所の設置となるよう研究してまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。

質問 3番 藤川和子

国保税についての質問をさせていただきますけども、まだ赤字があるから値上げについては検討していく方向は変わっていないという答弁だったと思うんですけども、再三市長さんがおっしゃっている、繰り入れに関しては公平性の問題から入れられないんだという答弁については、全道の自治体の動向を見ればそういう論法はもう通用しないんじゃないかと思うんです。特に、なぜかというと、国保税が余りにも高くなり過ぎている、こういう実態についてはもう誰もが認識してるわけですから、これをどうしていくのかということでは、市としてどう対策をとっていくのか。すぐ値上げなんだというふうにはならないと思うんですが、この辺についてのやはり保険者として維持していかなきゃならないという責任があると思うんですけども、そのこととの関連について、一応慎重に考えるという表現に変わったことは変わったんですけども、その方向性についてもう少し詳しく教えていただきたいなと思うんですが。

答弁 市民生活部長 小石等(市民生活部長は2015年12月まで)

今のご質問にお答えいたします。昨年の今時期は本当に医療費がかさみまして、どうしたらいいのかというふうなことで、9月補正を含め、その後何度か補正対応させていただきました。現在は、医療費につきましては昨年に比べると大分落ちついてる状況になってます。ただ、23年度に比べると増加している状況になっておりまして、去年のように今後さらに医療費が増加するということや、あとまた冬、これから寒くなりますんで、インフルエンザだとかの影響も懸念されますので、今後においてもやっぱり医療費の動向を注視しなきゃならないという状況には変わりはありません。さらに、24年度の会計で3,700万円という赤字になると見込んでたんですけども、歳入決算額から歳出決算額を単純に引いた額が8,300万円だというふうになっております。ただ、先ほど言ったとおり、全部基金を取り崩しての、差し引きでは640万円ほどの赤字になっておりますし、加えまして歳入欠陥補填収入、歳出に見合う分が足りないということで見込んでおります歳入欠陥補填収入についても今回の補正で計上させていただいてますが、それをしても、さらにまだ1億5,000万円ほどの歳入欠陥補填収入を見込まなければならないという状況になっておりますので、今現時点では値上げをしないというようなお話はできないということで、今後の国保の安定な運営のためには、やはり今後においても税収の確保だとか医療費の動向、これを踏まえて値上げをする判断、時期だとかも含めて検討させていただきたいと。あと、先ほど言われました国保が高くて、そういう認識だということなんですが、国、道においても、国民会議においても都道府県単位下に移行すべきだという提案もなされておりますので、そういう動向も見ながらそういうのも踏まえていかなければならないと思っております。以上です。

質問 3番 藤川和子

一般会計からの繰り入れという、そういう施策の選択肢がなかなか出てこないという、なかなか厳しいなとは思っていますけども。幾ら国保会計の中でやりくりをしても赤字になるわけですから、こうなってくると市民に負担をかぶせるのか、それともかぶせるにしても市としてその支援をしていくという考え方を入れるのかどうか、その辺についても一貫して紋別市は入れてきていなかったという状況もありますし、今大変な状況なんだと部長さんも言っているわけですから、やはりここは市の出番が来たんでないかなというふうに思うんですけども、その辺についての、慎重にということで考えていきたいということでしょうけども、その辺の施策として、選択肢としてあるのかどうか、繰り入れについて。もう一度伺います。

答弁 市民生活部長 小石等(市民生活部長は2015年12月まで)

お答えいたします。一般会計からの法定外の繰り入れということにつきましては、やはり基本的には半分は国、あるいは道、市の収入、あと半分は加入者の負担で賄うというのが原則でありますので、あと国保に加入してない方との公平性、やはりここら辺のところを慎重になすべきであるということで、また繰り返しになるんですが、収納率の向上対策、あるいは特定健診などを的確に把握していくというのが第一義だというふうに思っております。以上です。

質問 3番 藤川和子

これ以上は水かけ論になってしまうんでしょうけども、やはり今大変な時期なんだということをもう少し、保険を持っている自治体として判断していく時期なんでないかなと思います。ぜひ検討していただきたいと思います。あと次に、資格書と短期証の発行についてちょっとお伺いしたいんですけども、悪質な加入者に限ってるんだと。人数もそれほどほかの町村から比べると多いわけではないと思うんですけども、発行しなければ発行しないで済む中身でないかなと私は考えてるんです。特に資格書については発行してないという自治体も道内に幾つかありますし、皆保険なんだから10割負担ということになればもう保険に入ってるか入ってないかわかんないような状況ですので、そういう制裁的なやり方はやめていくという考え方というのを持ったほうがいいんではないかと私は思うんですが、この資格書は出す必要はあるのかどうか、もう一度お伺いいたします。

答弁 市民生活部長 小石等(市民生活部長は2015年12月まで)

お答えいたします。資格書を今出してるのは3件ほどありまして、ちなみに短期証については33件の方に交付しております。ただ、その目的につきましては、あくまでも納税相談の機会を増やすというのが考え方、目的です。そして、3カ月間という間で納税相談の機会を増やすということで設けておりまして、その中で33世帯に短期証あるいは資格書を出してるんですが、短期証についてはほとんどの方が納税相談、あるいは電話で対応ができておりまして、最終的に9件郵送しております。その中のまた3件が居所不明等になっておりますので、約4,000世帯ほどあるうちの本当に郵送してる部分は6世帯分ということで、実質的にはほとんどの方で3カ月の間に納税機会に捉えられてるという状況になっております。この制度につきましては、これもまた繰り返しになるんですが、納期内に納めてる方々との均衡を保つという上でやむを得ない、あるいは国からの指導に基づいた制度でございますので、これを続けていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 3番 藤川和子

国保というのは皆保険ですから、医療を受けるということを全ての国民に保障しますよということが基本の考え方です。こういう保険証で差別をつけていくということ自体が、医療を受ける権利を大きく侵害してるということになると思うんです。国保税の未納があるからということだけで医療を受ける権利を侵害していくということは、考え方として社会保障としての考え方ではないと思うんです。やっぱりそこのところはこの資格書、短期証の発行はやめて、全ての家庭に正規の保険証を送るべきだと思います。これをやったからといって大きく変わるということはないという、かえって事務手続きが多くなって担当者の負担が増えているという実態もあるんじゃないかと思うんです。そういったことでは国保税の納税は別として考えてやっていくのが、特に医療を受けるということでは大切なことだと思うんですが、これは国の指導だといってもやってない自治体もあるわけですから。これ保険者としてのその考え方になる、独自的に考えられる範囲の中身だと思うんですが、その辺について保険証の短期証、資格書の発行についてやめていくことはできるというふうに思うんですが、その辺の自治体独自の判断というのはどういうふうになるのかちょっとお聞きします。

答弁 市民生活部長 小石等(市民生活部長は2015年12月まで)

先ほども言ったとおり、ほかのきちっと払ってる方との均衡を保つ上でやっぱりやむを得ないなということで考えております。以上です。

質問 3番 藤川和子

やはりこの保険証で差別していくということについても検討していただきたいと思います。あと、差し押さえがかなり増えています。もちろん払わなければいいというわけではないですから、しっかりと納税してもらうということは大事だと思うんです。この差し押さえに当たっての基本的なことを、やっぱり生活できるお金を残すということが大事だと思うんですが、その辺についてはどのような配慮をしてるのかお伺いいたします。

答弁 税務課長 奈良憲一(税務課長は2013年9月まで)

お答えいたします。まず、差し押さえに際しては、差し押さえ禁止項目、国税徴収法などに載っておりますので、その中で最低生活維持費ですとか、それから生活扶助基準相当額、そういったものを保障して、それ以外について差し押さえをさせていただいてるということでございます。以上です。

質問 3番 藤川和子

取るほうも取られるほうも大変厳しい内容の中身だと思うんですけども、やっぱり一番は生活を維持できるということが基本だと思いますんで、その辺の配慮をぜひやってほしいということと、あと銀行振り込みにしようと思ってもできない金融機関が現在ありますよね。その辺についてはどう考えてるのか、ちょっとお聞きします。

答弁 税務課長 奈良憲一(税務課長は2013年9月まで)

納付の方法かと思いますが、銀行振り込みができない場合、例えば市のほうにご連絡をいただければ、徴収員が伺うですとか、もしくは担当者が伺うですとか、いろんなほかの方法もございます。コンビニエンスストアで納付ができるですとか、いろんな納税環境が整っておりますので、まずご相談いただければ、どういったことでも対応をしたいというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 3番 藤川和子

ぜひ、生活も厳しくなっていますので、市民の生活実態をきちっと捉えたようなやり方をしていただきたいということを要望したいと思います。次に、福祉灯油についてですけども、今年も100円を超えたら実施をしたいということで、100円を超えないほうがいいとは思いますけども、市として福祉灯油の実施をということでは、その方針が変わらないということでは大変うれしいことだと思います。あと、個別に知らせていくということは大変困難だという答弁だったと思うんですけども、実際にできる範囲というのはまだあると思うんです。全部ができないということではないと思うんですが、その辺について、できる範囲というのはないのかどうかちょっとお聞きしたいんですが。

答弁 社会福祉課長 富樫豪志(社会福祉課長は2013年9月まで)

お答えいたします。福祉灯油の助成対象者につきましては、課税状況ですとか世帯状況ですとか、そういった部分をまず最初に確認をいたします。これにつきましては我々の担当部署において、世帯状況について、あるいは障害者状況、そういった部分については確認することができます。しかしながら、先ほど市長からの答弁にもありましたとおり、課税状況につきましては税務課保有の情報でございまして、これにつきましては個人情報保護条例等の規定に基づき開示を求めることはできません。なおかつ、そのほかに在宅状況を確認するということで、在宅状況については本人しか知り得ない部分もございまして、例えば施設入所状況ですとか入退院状況、そういった部分については残念ながら私どものほうでも把握はできません。そういった部分を含めて考えてまいりますと、先ほど市民の混乱を回避するために個別に通知をしたほうがいいのではないかというご質問だったと思うんですが、不完全な情報の中で事前に通知を出すとか、個別に通知を出すということになりますと、ふたをあけてみますと逆に対象者にならなかったとか、そういった部分も発生し、むしろ市民の皆さんに混乱を招いてしまうというおそれもございますので、私どもといたしましては個別通知あるいは事前通知、そういった部分については考えておりません。以上です。

質問 3番 藤川和子

非課税という税金の関係があってなかなか難しいんだとは思いますが、漏れることなく皆さんに福祉灯油の実施について知らせていく方法をもっときめ細かく考えていただきたいと思います。あと、対象者の拡大についてですが、実際に生活保護家庭も対象にしている自治体もありますし、あと精神障害2級の方の関係者からも何とか福祉灯油を実施していただけないかという声も聞いています。精神障害2級だから働けるということもでもないですし、大体障害年金でやりくりしてるという方たちが多いわけですから、その辺の生活実態をしっかり調べてから対象者については確定していただきたいと思うんですが、その辺の検討については、答弁ではこのままでいくということだったんですけども、検討する余地はないのかどうか、もう一度お伺いいたします。

答弁 社会福祉課長 富樫豪志(社会福祉課長は2013年9月まで)

お答えいたします。まず、生活保護の関係でございますが、生活保護の部分につきましても、先ほど市長の答弁にもございましたけれども、生活保護世帯につきましては生活保護制度におきまして冬季の支援という形の中で対応をされております。そういった部分も含めて、私どものほうでは対象外とさせていただいてる部分がございます。それから、精神障害者2級について検討の余地はないのかということでございますが、精神障害者2級の方であったといたしましても日常生活を送る上で著しい制限を受けていらっしゃる方もあるという事実は確かにあるとは思います。しかし、このことは身体障害者あるいは知的障害者、身体障害者でいえば中度以降の3級あるいは4級、5級、6級の方、あるいは知的障害者のB判定の方、これらの方についても中度、軽度とはいえ日常生活に制限をこうむっている方もいると思いますし、また高齢者の方であっても、65歳未満の方であったとしても70歳以上の方と同じように日常生活において不便を抱えてる方もいらっしゃると思いますし、あらゆる部分で同様な部分もあるのかなというふうに思います。こういったことを考えれば、本来であれば助成対象者というのは個人の生活状況や障害の実態などを含めて、きめ細かに設定することが最善の策であるというふうにはもちろん考えますが、その場合助成対象者の審査あるいは決定に係る事務作業は、非常に専門的な知識を要しますし、時間を要することになります。速やかな対応が求められるこの福祉灯油の部分で非常に難しい部分があるのではないかと思いますので、助成対象者の範囲につきましては重度医療の対象となる現状の部分の中で進めたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 3番 藤川和子

今いろいろ説明していただいたんですけども、検討していただきたいという話については、検討する部署がないのかなというふうに勘ぐってしまうぐらい決めてしまったらもう終わりなんだという感じなんですね。制度というのは必ず、行ったら内容について精査し、また反省し、いいところは残し、悪いところは改善していくというのがやり方だと思うんですけども、何か聞いてると余りにも硬直的だなという気がするんですが、これ全く検討する余地は本当にないのかどうか、そういう場所もないのかどうか、ちょっとその辺について、制度の捉え方というか考え方について、もう少しちょっと詳しく聞きたいなと思うんですけども。

答弁 社会福祉課長 富樫豪志(社会福祉課長は2013年9月まで)

制度の見直し、あるいは反省点を踏まえたフォローアップという部分については当然対応していかなければならない、それが担当課の責務であるというふうに、そういう理解でおります。例えば、周知の方法について本当にこれで十分であったのかという部分につきましては、再度前回の対応策を点検するなどしまして必要な部分があれば検討してまいりたいと思いますが、例えば対象者の拡大の部分については、先ほど申し上げましたとおり、考え方については私どものほうでも整理した持ち合わせた部分がございますので、その形に従って進めてまいりたい、検討してまいりたいというふうには考えております。以上です。

質問 3番 藤川和子

ぜひよろしくお願いしたいと思います。次に、選挙の投票所のことですけども、土足で入れるようにということで、今後検討していきたいということで大変よかったなって思ってます。もう一つ気になってるのは、紋別が近隣の町村から比べると投票率が低いという実態があると思うんです。そういった投票率を上げていくということではやっぱりいろいろな施策も必要だと思うんですが、ちょっと内容と離れるかもしれないんですが、入場券の中に期日投票前の宣誓書をすり込んでその入場券を送っているというまちがあるんです。そういった工夫とか、そういうことで簡単な投票の仕方ということも内容として入れてもらえたらなとは思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。

答弁 選挙管理委員会事務局長 片山俊英(選挙管理委員会事務局長は2021年12月まで)

お答えいたします。入場券のほうですが、現在期日前投票及び不在者投票の宣誓書兼請求書のほうを印刷させていただいております。(3番藤川和子君「なった」と呼ぶ)はい。(3番藤川和子君「あら」と呼ぶ)

質問 3番 藤川和子

失礼しました。前行ったときは自分で書いたんですよね。そしたら、前回からですか。(選挙管理委員会事務局長片山俊英君「ずっと前からです」と呼ぶ)失礼しました。なってるということですね。わかりました。失礼しました。いろいろ気がついたことを言わせていただきましたけども、投票率を上げていくということでは、ぜひさまざまな問題点を検討していただきたいなということでお願いしたいと思います。次に、体罰を生まない学校ということで、ぜひ取り組みを強化していただきたいと思うんです。体罰だって言われてしまった先生は、もう大変な状況になると思うんです。もちろんいろんな先生がいるとは思うんですけども、一生懸命やった結果そういうことになってしまったという現状も否定できないところもありますし、やはり体罰というのはどういうもんなのかということについてもっともっと厳しく先生たちに徹底することが子供にとっても、また教師にとっても悲劇を生まないということが大事なことでないかなと思っています。特に徹底していただきたいなと思うのは、子供の人権の問題です。大分前に子どもの権利条約というのが日本でも批准されましたけども、なかなか教育現場で子どもの権利条約というのは認知されてきてないというか広げてないという現状があります。特に子供の発言権、意見表明権だとか、そういうことなんかはなかなか学校の中で取り組まれてないという現状もあると思います。やはり子供の権利、人権、そういったことをきちっと体罰の研修の中にも取り込んでもらえないのかなと思うんですが、その辺についてはどのように考えているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

お答えいたします。今の体罰についての子供の人権の対策という教育上の指導なんですけれども、前回の答弁の中でも触れさせていただいておりますけれども、道徳の時間を使って人権についての取り組みというものは学校現場では進められておりますので、それを引き続き推進していくような考えではおります。以上です。

質問 3番 藤川和子

体罰が表面化すると本当に大変な状況が生まれますので、日々しっかりとやっていただきたいと思います。次に、耐震化の問題ですけども、27年度に終了するようにやっていきますと明確に言っていただいたので、とりあえず子供たちの入っている建物については安全性を確保できるのかなと思っています。この耐震化工事の中で1つ気になってるのが天井の、つり天井ですか、資料見ると紋別に1つ、教育現場にあるというふうな資料があったんですが、それに対する対策はどうなってるかをお伺いします。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

お答えいたします。今議員からご指摘のありましたつり天井につきましては、上渚滑小学校の体育館が該当しております。その体育館につきましては本年度、25年度の耐震化工事の中であわせましてつり天井を撤去しまして解消いたすことで今現在進めております。以上です。

出典:紋別市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月18日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる