幕別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
子ども食堂について
2024年12月10日、幕別町議会の一般質問で、塚本逸彦議員が「子ども食堂について」質問し、町長 飯田晴義、こども課長 川瀬真由美、保健福祉部長 亀田貴仁が答弁しました。
- 質問者
- 塚本逸彦 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、こども課長 川瀬真由美、保健福祉部長 亀田貴仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 塚本逸彦
通告に従い、質問いたします。質問事項、子ども食堂についてであります。子ども食堂が開設された当初は、貧困家庭への食事提供や家庭において子どもたちだけでご飯を食べる孤食の防止、食育などが目的でありましたが、現在では食事だけでなく、地域の人たちとの多世代交流の場であるとともに、虐待防止や子育て支援の観点から子どもの居場所としての機能が重要視され、各地で開設が増えています。認定 NPO 法人全国こども食堂支援センター・むすびえが実施した 2023 年度の子ども食堂全国箇所数調査によると、全国の子ども食堂の箇所数は 2022 年度の同調査から 1,769 か所増えて 9,132 か所となり、全国の公立中学校と義務教育学校の学校数を合算した 9,296 か所とほぼ並ぶ結果となっています。幕別町の状況について、以下の点を伺います。(1)現在、幕別町内で開設されている子ども食堂の状況は。(2)子ども食堂の開設や運営等についての相談件数は。(3)子ども食堂に対する支援の状況は。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
塚本議員のご質問にお答えいたします。「子ども食堂について」であります。子ども食堂は、貧困家庭の子どもや家庭の事情により家族と一緒に食事をすることが難しい子どもを対象として、無料または安価で食事の提供をすることで、安心して過ごせる場を提供することを目的に、平成 24 年、東京都大田区の民間団体が初めて実施したのをきっかけに、地域のボランティア、NPO 法人等でも実施するなど全国的に広がりを見せています。道内に開設されている子ども食堂については、北海道が実施した調査によりますと、令和4年4月末現在で 73 市町村 275 か所、令和5年4月末現在で 77 市町村 301 か所、本年4月末現在で 80 市町村324 か所と年々増加しております。貧困家庭の子どもへの支援として始まった子ども食堂でありますが、現在では、子どもの食育や学習の場にとどまらず、高齢者や障がい者を含む地域住民の交流の場となるなど、その活動形態はさまざまなものとなっております。ご質問の1点目、「現在、幕別町内で開設されている子ども食堂の状況は」についてであります。町が把握している子ども食堂は2か所であり、1か所目は、平成 30 年から幕別地区において個人が運営する子ども食堂で、月1回程度、高校生ボランティアの協力を得ながら、地域の子どもたちと共にごみ拾いや交流活動を行った後に昼食が提供され、一緒に食べる楽しさや温かい団らんの場が提供されております。2か所目は、令和2年から札内地区において、個人が運営する子ども食堂で、月1回程度、地域ボランティアの協力を得ながら子どもたちに昼食を提供し、交流の場となっておりましたが、本年夏頃から活動を休止しているとお聞きしております。ご質問の2点目、「子ども食堂の開設や運営等についての相談件数は」とご質問の3点目、「子ども食堂に対する支援の状況は」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。本町における子ども食堂の開設や運営等の相談はこれまで1件で、令和元年に、子ども食堂として小中学生を対象としたそば打ち体験を高校生ボランティアと共に実施するため、場所の無償提供や小中学校への周知、食材の提供などのご要望があり、町から財政的な支援は行っておりませんが、食品および衛生用品の寄附を募り子ども食堂への支援を行う、十勝総合振興局の子ども食堂応援事業フードドライブの紹介を行っております。今後においても、北海道が作成した「子どもの居場所づくりの手引き」の配付のほか、ワーカーズコープ北海道事業本部が実施しているコーディネーターの派遣や、研修会や交流会を行う北海道子どもの居場所ネットワーク事業の紹介を行うとともに、農林水産省が実施する政府備蓄米の無償交付や北海道、財団法人などが行う支援事業の紹介に努めてまいります。以上で、塚本議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 2番 塚本逸彦
それでは、再質問に入らせていただきます。まず1点目、子ども食堂の数ですね。これ、民間が随時やられることですので、完全な数の把握は難しいとは言われていますし、流動的な部分もありますが、幕別町内においては、この町では2件ということで、1件は休止している、そういったお話も私も伺っておりますが、新たにまた始められているところもありますので、今、私が把握している限りでは、2件子ども食堂が始められているところも含めてあるかなというところですね。それで、ここにもありますように、この夏以降ちょっと活動が停止しているというところでございますが、そこの理由とか把握されていますでしょうか。
答弁 こども課長 川瀬真由美(こども課長は2025年3月まで)
札内で1件、子ども食堂を休所している理由でございますけれども、体調不良ということで、ご自身の体調によるもので休所とお聞きしております。
再質問 2番 塚本逸彦
理解いたしました。それで、子ども食堂は、十勝では 2023 年 10 月全市区町村で 21 か所で、この振興局の資料ですが、このときもやはり幕別町は2件と、今、答弁で言われたとおりだと思うのですけれども、子ども食堂、先ほども言われたように、もう子ども対象ではなく、お年寄りも含めた地域の対象ということに今なってきて、これに関しては赤信号というか、もう本当に困窮されている方に対しては、行政の支援もあると思うのですが、不登校である予備軍の方とか、黄色信号の方に対しては、なかなか把握もしづらいし手も届かない、そういった子どもたちも、人たちもこれという地域食堂としての役割も多いかと思います。何か行政のサポート、資金面というのも大事なのですけれども、今後、数を休止した場合でも持続できるような体制を整えていけるような体制が必要かと思います。そこで、2番、3番の運営とか相談件数なのですけれども、我が町においても、やはり子ども食堂開設したいということで、一番に、どうしたらいいのだろうというところを、今どこの部署へ行ったらいいのかというのがなかなか明確ではないと思うのですけれども、幕別町に対して子ども食堂の運営とか、新規開設にした場合、どこへ行ったらいいのか、そういった PR、もしくは明確な部署みたいなのはあるのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 亀田貴仁
町の相談窓口という部分でいきますと、まずは保健福祉部こども課でお話を一度お伺いさせていただいて、町としてその辺の相談に乗ってまいりたいと考えております。
再質問 2番 塚本逸彦
やはり名前が子ども食堂というところで、最初にやられる方はこども課へ行かれるかと思いますけれども、やはり地域食堂という観点から見ますと、今、居場所というところがもう各所で言われておりますけれども、そういった観点から見ますと、やっぱり複数の部署にまたがるというところもあるかと思うのですよね。そういった部分で、しっかりマネジメントとか、マッチングをしてくれる人がいたらどうかなという部分もあるのですけれども、今後ますますそういった子ども食堂というのは要望される方、増えていくかと思うのですけれども、その辺に対して今後の展望について何か検討はされている部分もあるのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 亀田貴仁
これまでの相談件数も1件と答弁しておりますけれども、多くないということもありまして、今後どういうふうな展開をしていくかという具体的な調整はしていないですけれども、いずれにしても、まずは相談をいただければ、こども課だけで判断するのではなくて、当然、関係部署とも協議をしながら、いわゆる子ども食堂を運営する方のどういったニーズがあるのか、その辺を把握しながら、町としてできる支援というのは、今後もあったときには当然協議をしていかなければならないと考えております。
再質問 2番 塚本逸彦
やはりまずは役場へ相談ということになるかと思うのですけれども、そうしたときに、今、各部署、例えば支庁へ行ってください、あそこへ行ってくださいということにならなくて、そこで統合的にマネジメントしてくれる部署があったら、すごくやりやすいかなと思うのですよね。そういった部分についてのお考えとかありますかね。例えば地域おこし協力隊のそういったことのノウハウを持った方でうちを造るとか、そういったことも考えられるかと思うのですけれども、どうでしょう。
答弁 町長 飯田晴義
子ども食堂の開設に関わるニーズであったり、その専門性を必要とするのかどうなのかということを現時点で考えますと、協力隊をそこに配置するというところまでいかないのかなと思っております。ただ、この子ども食堂の役割、冒頭の答弁の中で申し上げたように、子どもに食事を提供するのみならず、居場所だったり、学習の場だったり、あるいは地域のお年寄りだとか、障がい者とかの交流の場ということに、役割というか機能は随分拡大してきていると感じております。単にご飯を食べさせるだけであれば、それは勝手にやってくださいという感じで私も言いたいのですが、やはり担っている機能が非常に拡大してきて、地域のコミュニティを醸成していくためにも、だんだん必要な位置になってきたのかなというふうに思っております。非常に今コミュニティが希薄化している中では、私はここを介して地域のコミュニティが活性化できればいいな、そんな思いも今ありますので、そこは積極的な情報提供も必要ですし、場合によっては、単なるこういう情報あるよというだけでなくて、そういうコーディネーター的なこともこれからやっていく必要性も出てくるのかなと考えているところであります。
再質問 2番 塚本逸彦
やはりこういった行政が関わるとなりますと、今、幕別町の場合は、社協さんのほうがすごく一生懸命サポートしてくれている状況かと思うのですけれども、実際的に行政の方が関わってきますと、企業からの信用度も上がるという声も聞いて、もう少し積極的に関わったらもっとやりやすくなるのかなという意見も聞いたことがあります。先日、北九州市に視察に行ってきまして、そこは行政が子ども食堂の支援ネットワークの事務局を担って、人のマッチングとか、企業から集めた寄附、それからお金などをそこから分配していく、そういった機能を事務局を行政のほうに、外出ししているということもお聞きしておりますので、そこまではいかなくても、まずはやはり資金も問題もありますけれども、開設しやすい環境をつくるというのが一番、多分行政サービスの上でも重要な部分だと思うのです。それで、特に今申し上げたように、地域との関わりで学校の統廃合がやっぱり進んでくると、やっぱりスクールバスで通うようになりますので、地元の方との関係が希薄になるということも起きてきますので、やっぱり廃校とか、そういった地域間交流とか、そういった部分で開設できるような環境もあったらいいなとは思います。そして、そういった場合、そこまではまだまだ想定はされていないかと思うのですけれども、そういった利用に関して、例えば旧古舞小学校とか、今後、来年度以降は途別小学校も入ると思うのですけれども、そういったことの利用は今後可能なのか、そういった部分使いたいという要望があれば可能なのか、開けられるのかとか、その辺はどういう視点をお持ちなのか。
答弁 町長 飯田晴義
今の古舞小学校は全く用途がない状況でありますし、令和8年の3月末をもって途別小学校も廃校、統合するということに方向性が出ておりますので、今のところそういった学校施設が空いてくるのですが、具体的な利用方法というのはまだこれというものがありません。ただ、やっぱり地域としてみれば、学校に訳の分からない企業が入ってくるとか、非常に不快な思いをするのに利用されるというのが非常に一番懸念しているところだと思いますので、そこはもう核となるところをどこかが借りてくれるような形が一番いいなと思っておりまして、この間、北海道銀行の執行役員の方が見えたときにも、そういう学校は空いてくるという中で、例えば大企業が社員研修としてまず借りてもらって、その中で全部使わないから、使っていないときには地元にも開放するとか、そういうことが一番いいのかなと思っているので、もしそういうところがあれば紹介してほしいのだと、そんなこともお願いをしたところでありますので、今後あまり空いた時間が長くならないよう、地域とも話合いをさせていただきたいと思います。その中で、そういう自主的な動きが出てくれば、そこはしっかりと協議をさせていただきたいと思います。
再質問 2番 塚本逸彦
今、前向きな答弁いただきましたけれども、やはりそのとおりで、やっぱり時間がたてばそういった利用もしにくくなったり、構造的に問題が出たりしますので、廃校利用はまたちょっと趣旨と違ってきますので、また次回にしますけれども。この子ども食堂のやはり人や寄附金、それから物資、そういった橋渡し、コーディネーター的な部分を行政がやるというのは、さほど予算的な部分でもかからないことですので、そういった部分の充実をして、そして開設しやすいという部分もあるのですけれども、やはり持続していくということが大事だと思うのですよね。ですから、子ども食堂を始められたのですけれども、途中で、先ほどは体調不良という部分もありましたけれども、例えばそうなってもどこかの団体が代わってやってくれるような橋渡しをできるとか、そういった持続性という部分も大事かと思うのですけれども、その辺、今後の取り組み方でお考えはありますでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
基本的には、やられる方の自主性、お考えがどういうものなのかということをお聞きしなければなりませんけれども、やはりやるからには単に食事を提供するのでは、支援をするにしてもちょっと難しいのかなと思っていますので、一定の条件をつくって、それを担ってもらえる、そういう事業をやってもらえるところについては、支援をしてもいいのかなと思っています。これ、全く今はもう構想の段階でありますので、あまり勝手なこと言えませんけれども、いずれにしても公的に担う部分が多ければ大きいほど支援はしやすくなりますので、そこは条件をつくった上で、こういったことをやっていただけるのであれば、例えば食事については食材の提供を橋渡ししますよとか、そういうことは可能なのかなといます。今、全くかなり思いつきの部分で言っていますので、そこはしっかりと詰めなければならないなと思います。
再質問 2番 塚本逸彦
やはりまだ全く白紙の状態ですので、具体的な部分をというのは難しいかと思います。先ほどにもありましたけれども、全国の子ども食堂の NPO 法人、食堂むすびえという団体がありますけれども、厚労省の広報の 10 月号に記事がございまして、そこは多世代交流としての場では重要であるということで、全ての小学校区に食堂をつくる、1万 9,500 ほどあるらしいのですけれども、それを目指しているということで、社会のインフラのようなものにしたいということが書いてありました。今後はそういったことが登校の見守りのように、当たり前のものになっていけばなと私も思いますので、この辺は町のほうとしてもちょっと前向きに、具体的に、そして設立のサポート、それから運営のサポート、それから人のサポート、そういった部分に向けてちょっと取り組んでいただきたいと思いますが、その辺は検討ではなくて、取り組んでいただけるようにちょっとお願いしたいと思いますけれども、そのあたりいかがでしょう。
答弁 町長 飯田晴義
支援をする枠組みをきちっと定めるということが一番大事なので、どういうことをやってくれた場合には支援をしますよと、そこを検討に少し熟慮が必要かなと思っていますので、何でかんでも支援するということにはなりませんので、そこは公金の適切な使い方ということも踏まえながら検討したいと思います。
再質問 2番 塚本逸彦
本当におっしゃるとおりです。まだ未知数な部分もあります。参考までに、北九州のほうでは、やっぱり行政でなければできない部分というのが、あくまで主体はボランティア、民間ということで深入りはしないということなのですけれども、やっぱり3時間ぐらいの程度によって食べるだけではなく、そこでアトラクションをやったりとか、地域の方々の交流をやったりとか、そういったことも含めて、地域食堂という名前をしております。そのサポートの中で、先ほど申し上げた以外に衛生面も大事だということで、ちょっと保健所のほうから食品衛生法にのっとった衛生管理についても講習会をやったり、そういったこともやられているそうなので、そういった部分は行政の力発揮できるかと思いますので、そうした部分も含めまして今後視野に入れていただいて、ぜひやりやすい、幕別町も攻めの施策で取り組んでいただければと思いますけれども、最後に一言お願いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
なかなか前のめりにはなれないのですけれども、少なくともどういった事業をやるという要件を定めて、今の食事の問題もあります。例えば、食品衛生管理者を置かなければ駄目ですよとか、やっぱりかなり厳しめの条件を設定せざるを得ないのかなと思っております。それと、やはり例えば地域サロンと合同でやるみたいな、そういうお年寄りも子どももというそういう交流の場にしていくのが一番いいのかなと思っていますので、そこは本当にこれから検討させていただければと思います。
再質問 2番 塚本逸彦
今、前向きな答弁いただきました。これから多分そういった要望が増えてくると思います。必ずそういったやりたいという、思われている方も何人か声を聞いておりますので、やっぱり地域、これからやっぱり人口が減っていく中で、そういった地域との関わり合いが、お祭りもなくなっていく中で、地域食堂はそういった部分担っていけるかと思いますので、ぜひ前向きに今後ともよろしくお願いできればということを提案いたします。以上で終わります。