幕別町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月6日
全ての子どもたちに安心・安全の学校給食を
2023年9月6日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「全ての子どもたちに安心・安全の学校給食を」について質問し、教育長 菅野勇次、学校給食センター所長 守屋敦史、学校教育課長 西田建司が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 教育長 菅野勇次、学校給食センター所長 守屋敦史、学校教育課長 西田建司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 野原惠子
通告に従いまして、次の質問を行います。全ての子どもたちに安心・安全の学校給食を。人々の食生活の変容の下で、学校給食は子どもにとって今まで以上に大きな役割を担っています。こうした役割の大きさは、現代の学校給食法にも反映しております。平成 17 年に食育基本法の制定を受け、平成 20 年に学校給食法が改正されました。従来の学校給食の普及充実にとどまらず、学校給食の目標として、「1 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図る」「2 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養う」「3 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養う」「4 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養う」「5 食生活が食にかかわる人々のさまざまな活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養う」「6 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深める」「7 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導く」と七つが掲げられています。この目標は、給食を食育として位置付けています。憲法 26 条には、「義務教育は、これを無償とする」と定めております。この観点から、給食も学校活動の一つであり、無償とすべきです。また、子育て世代から望まれている一番の要求は、教育負担の軽減です。町として給食費の無償化を実施することにより、少子化対策、若い世代の定住につながると考え、見解を伺います。次に、1、給食を介して食育を進めることが栄養教育の大きな役割です。小学校、中学校での食育指導・給食栄養指導を全ての学級で実施されているのか伺います。2、食生活の変化・ストレス・食品添加物などによって体質が変化し、食物アレルギーが増えていると指摘されています。以下、学校給食について伺います。(1)食物アレルギーを持つ児童生徒の人数、そのうち欠食している人数は。(2)食物アレルギー以外の欠食児童生徒の人数は。(3)アレルゲンを減少させることにより欠食を減らすことが可能になると考えられるが、保護者との連携は。3、給食食材について伺います。(1)幕別・十勝産の食材の活用状況と今後の対応は。(2)パン・麺類などの原料である小麦粉の生産地は。(3)刺激性の強い香辛料の使用状況は。以上です。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。「全ての子どもたちに安心・安全の学校給食を」についてであります。学校給食は、栄養バランスに優れた献立を提供することにより、成長過程にある児童生徒の心身の健全な発達を図ることが目的であるとともに、食に対する正しい知識と食習慣を養う食育の教材としても重要な役割を担っています。また、学校給食法では、義務教育諸学校における教育の目的を実現するため、食生活が自然の上に成り立つものであることの理解、生命及び自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養うなどの目標が定められているところであり、これらを子どもたちに身につけさせることが大切であります。学校教育活動の一部である学校給食でありますが、その費用については、学校給食法の定めるところにより、人件費をはじめ施設・設備に係る費用は自治体が負担し、食材料費相当は学校給食費として保護者が負担するとされているところであります。現在、子育て支援策の一環として学校給食費の一部を町が支援を行っていることから、現時点で無償化を実施する考えはありませんが、義務教育に係る保護者の経済的負担の支援措置については、引き続き国の政策や他の自治体の動向を注視してまいりたいと考えております。ご質問の1点目、「給食を介して食育を進めることが栄養教育の大きな役割です。小学校、中学校での食育指導・給食栄養指導は全ての学級で実施されているのか」についてであります。学校における食に関する指導等を行うため、栄養に関する専門性と教育に関する資質を併せ有する「栄養教諭」制度が平成 17 年4月に創設され、学習指導要領の総則においても、学校における食育の推進が位置付けられ、公立小中学校は、県費負担教職員として、北海道教育委員会の定める教職員定数配置基準に基づき、給食調理の実施形態や給食実施児童生徒数に基づき、専任の栄養教諭が配置されております。また、栄養教諭は、学校給食法において、児童または生徒が健全な食生活を自ら営むことができる知識及び態度を養うため、学校給食において摂取する食品と健康の保持増進との関連性についての指導、食に関して特別な配慮を必要とする児童または生徒に対する個別的な指導、その他の学校給食を活用した食に関する実践的な指導を行うこととなっております。本町における栄養教諭の配置状況につきましては、平成 25 年度から忠類小学校に1人の栄養教諭が配置され、さらに 28 年度からは、幕別小学校、幕別中学校にそれぞれ1人の栄養教諭が配置され、合計3人で全町を網羅し、食育指導、給食栄養指導を行っているところであります。食育指導につきましては、各学校における総合的な学習、家庭科、道徳などで、児童生徒の発達段階に応じて、食事の重要性、心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事の取り方、食品を選択する能力、生産者への感謝の心、食事のマナーなどの社会性、地域の産物や食文化についての指導を行っており、昨年度の実績は、小学校9校で 43 学級、学級数全体に対する割合は 74.1 パーセント、中学校4校で 14 学級、58.3 パーセントでありました。また、給食栄養指導につきましては、各学校の給食時間に給食の栄養量や食品構成などの栄養指導を行っており、昨年度の実績は、小学校6校で 34 学級、58.6 パーセント、中学校2校で6学級、25.0パーセントと、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、給食時間での給食栄養指導が思うように実施できませんでしたが、食育指導を行った学校では、給食時間に参観をしながら声かけなどを行っておりました。本年度につきましては、食育指導が小学校9校で 51 学級、89.5 パーセント、中学校5校で 24 学級、100.0 パーセント、給食栄養指導が小学校9校で 48 学級、84.2 パーセント、中学校4校で 15 学級、62.5 パーセントの割合で実施する計画となっており、さらに令和6年度には、町内の小中学校の全ての学級で両指導を実施することを計画しているところであり、今後も、引き続き子どもたちに対する食育指導と給食栄養指導の推進に努めてまいります。ご質問の2点目、「食物アレルギーについて」であります。食物アレルギーを持つ児童生徒への対応には、代替食や除去食による提供方法がありますが、本町の給食センター施設では、アレルギー対応食の調理に必要な、原因食材の混入を防ぐ隔離された専用スペースがないことから、提供していない状況にあります。一つ目の「食物アレルギーを持つ児童生徒の人数、そのうち欠食している人数は」についてであります。近年、食物アレルギーを持つ児童生徒の数は増加傾向にあり、本年4月1日時点において、小学校で 1,323 人中 173 人の児童、中学校で 688 人中 84 人の生徒が何らかの食物アレルギーを持っており、うち欠食している人数は小学校で5人、中学校で1人であります。二つ目の「食物アレルギー以外の欠食児童生徒の人数は」についてでありますが、本年4月1日時点での食物アレルギー以外で欠食している児童生徒は小学校で1人であり、疾病によるものであります。三つ目の「アレルゲン物質を減少させることにより欠食を減らすことが可能になると考えられるが、保護者との連携は」についてであります。食物アレルギー対策として、アレルゲン物質を減少させることは有効な手だてであると認識しており、食品表示法に基づく食品表示基準の規定による「国内で表示が義務付けられている特定原材料7品目」と「表示が推奨されている特定原材料に準じる 21 品目」の原材料を含まないアレルゲンフリー食材を、年間を通じてカレーやシチューに使用しております。また、その他の食物アレルギー対策として、「乳、卵、小麦」を持ち込まない専用工場で製造された食材など、食物アレルギーに対応した食材を選定しているほか、シチューなどの食材として使用する牛乳を豆乳に置き換える対応や牛乳アレルギーの代替飲料として豆乳のほか、緑茶または麦茶を選択できるようにしており、食物アレルギーに対応した食材を積極的に活用することにより、対象となる児童生徒が学校給食を食べられるよう努めております。食物アレルギーを持つ児童生徒の保護者との連携につきましては、献立ごとに作成した「鶏卵」や「乳製品」「小麦」などのアレルゲン物質を記載した内容を、学校を通じて保護者へ配布し、対象となる児童生徒がアレルゲン物質を摂取しないよう対応していただいているところであります。ご質問の3点目、「給食食材について」であります。一つ目の「幕別・十勝産の食材の活用状況と今後の対応は」についてであります。本町の学校給食では、幕別産や十勝産の農産物を積極的に使用しており、令和4年度においては、農産物全体のうち幕別産農産物の割合が 40.9 パーセント、十勝産農産物の割合が 17.9 パーセントであり、約6割が幕別・十勝産となっております。地産地消の推進を図り、さらには児童生徒が本町への愛着を持ち、地域理解を深められるよう、今後においても幕別産や十勝産農産物を中心とした食材を活用し、安心・安全な学校給食の提供に努めてまいりたいと考えております。二つ目の「パン・麺類などの原料である小麦粉の生産地は」についてであります。小麦粉を原料としている食材は、主食であるパンやうどん、ラーメンなどが主なものでありますが、パンについては十勝産、麺類については十勝産を含む北海道産の小麦粉を使用しております。三つ目の「刺激性の強い香辛料の使用状況は」についてであります。香辛料は、カレーライスや辛みそラーメンなど一部の献立に使用しておりますが、いずれも刺激性はなく、子どもでも安心して食べられる辛さのものを使用しております。香辛料を食生活に取り入れることは、子どもたちの味覚を豊かに成長させ、食に対する興味や好奇心を育む一助となることから、学校給食においても一定の提供が必要であると考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 9番 野原惠子
では、再質問を行います。給食費の無償化なのですけれども、今、子どもたちは本当に塾通いや習い事、部活などで多忙な状況です。これは全国どこでも同じような状況であると思います。子どもも大人も、家族があっても時間が合わないで独りで食べる孤食、また、同じテーブルですけれども別々なものを食べる、そして冷蔵庫から出して温めるだけ、こういう食事もあるというのがどこでも同じような状況と聞いております。子どもたちの毎日の食事を見ていきますと、3食のうち給食が最も充実した食事である場合が少なくないといっております。給食以外は孤食という子どももおります。学校給食はみんなで食べる共食です。そして、給食当番、運搬、配膳、後片づけなど多様な活動を通じて子どもたちが成長する場でもあります。以前は家族が多かったですから、ほとんどの家庭にこういうことがあったと思いますけれども、今では学校が主な体験の場となっているのではないかと考えます。また、コロナ禍で学校に通えなかった一斉休校の期間、給食が食べられなかったことで、今まで以上に給食の大きな役割が再確認されております。子どもたちは、一日中、学校にいるのですから、お昼に食事が出され、トイレに行きたくなればトイレが使え、具合が悪くなれば保健室に行くことができる、これは子どもが人間として学校にいられることが大切、そのことの表れです。ですから、経済的に困窮している家庭ではなく、あらゆる子どもが無償で安心して給食が食べられることが重要だと考えております。今、答弁にありましたように、学校給食は学校給食法に定めるところにより、人件費はじめ施設整備に係る費用は自治体、給食費材料の相当は学校給食費として保護者が負担する、このように答弁されておりました。私は、この質問に当たりまして、いろいろ調べてまいりました。それによりますと、この学校給食法のことなのですけれども、2018 年の参議院の文教科学委員会、ここに国会議員の質問の中で、この法案については、1954 年9月 28 日の事務次官通達では、「これらの規定は経費の負担区分を明らかにしたもので、たとえば保護者の経済的負担の現状からみて、地方公共団体、学校法人その他の者が、児童の給食費の一部を補助するような場合を禁止する意図ではない」、このように答弁されております。ですから、この一部の補助には全額補助、つまり無償化が含まれているのかという質問に対しまして、全額補助も含まれている、これが国の法解釈ということを引き出しているのです。ですから、法としては保護者が負担するべきということが定められていないという答弁を引き出しているのです。ですから、これから見れば、やはり保護者が負担する、そういうことにはならないのではないか、これが国会の中の答弁の中で明らかにされております。ずっと、この学校給食費の食材は受益者負担、このように答弁されておりますけれども、国ではこういう答弁をしているわけですから、根拠は崩れてきている、こういうふうに私は思っております。ですから、今、トイレを自由に使える、それから保健室も自由に使える、そして食事も、どういう家庭の状況であっても食事は義務教育として提供される、これが一日の流れから考えれば当然のことではないかと、私は改めて思いました。ですから、食事は基本的人権と言われておりますけれども、一日の生活、朝、学校に来て、トイレに行きたければトイレに行く、トイレはいつでも受益者負担とは言われません。食事をする、これだけが受益者負担。具合が悪くなったら保健室に行く、これは受益者負担ではありません。子どもが一日生活する学校の中で、給食費だけ、なぜ受益者負担と言われるのか、ここに大きな疑問を思いまして、調べたらこういう結果になりました。そのことについて、どのようにお考えでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
ただいまの解釈なのですけれども、私は、法律では明確に経費負担が定まっておりますので、学校給食法なりで定まっておりますので、先ほども申しましたけれども、学校給食の実施に必要な施設、設備に係る経費については自治体の負担で、それ以外のものについては保護者負担ということでありますので、当然、食材費等については保護者負担というのが法律上明確であるというふうに私は考えております。先ほどの国会のやり取りの中では、それはあくまでも経費負担について定めてある法律で、自治体が支援することについては、やぶさかでないよというような意味合いだと思うのです。ということは、自治体が独自で支援をして、一部であるのか、全額であるのかを保護者に対して支援することについては否定をしないよということであると思いますので、決して法律的に保護者負担というのが受益者負担であるということを否定する答弁というか、やり取りではないというふうに私は思っております。
再質問 9番 野原惠子
そこは法の解釈で、必ずしも保護者負担、受益者負担でなくてもいいですよ、自治体でも負担していいのですよ、こういう法の解釈で、保護者負担ではなくてもいいのですよというふうに法の解釈ができるという、そこのところに私は、受益者負担ではなくて自治体で負担することもできるのではないかということです。ですから、本来これは国が給食費は無償と打ち出していくべき、私はそこが一番だと思うのですけれども、なかなか、国は少子化対策で給食費は無償にするとかと打ち出してはいるのですけれども、そこを実現しておりません。ですから、今、この経済状況の中で無償化を自治体としてすべきではないかというふうに思います。幕別町では、1食につき8円助成しておりますよね、8円……(「22 円」の声あり)
再質問 9番 野原惠子
22 円。22 円ですね。私は、8円と思っていたのですが、22 円だとすると、小学校で 220 円ですね、1食。242 円の 22 円であれば、1食 220 円。それから、中学校では 277 円、1食そういうふうになると思います。そうしますと、1か月の給食費というのは、大体 20 日としまして小学校で 4,500 円弱、中学校で 5,400 円弱、こういう計算になると思うのですけれども、これは保護者負担としては、本当に多子世帯にとっては大きな負担というふうに私は思うのです。ですから、本当に、今、経済的に大変な状況の中で、子育て支援として一番望まれているというのが給食費かなと思います。幕別では、今、子どもの医療費 18 歳まで、それから小中学校、学童保育所にエアコン設置、それから住宅の助成、こういうことをされていまして、これは本当に喜ばれておりまして、若い世代はどの地域に住もうかと考えたときに、そういうことを調べて幕別町に住みたい、環境もいいということで、特に子どもの多い家庭の子育て世代がこの幕別町を選んでくれているのです。今、全国的に491 自治体が学校給食費の無償化に足を踏み出しております。ですから、幕別町でも、子どもの医療費を先陣を切って助成したように、エアコンも十勝では幕別町が一番、今、喜ばれております。この暑さで学校を休まないで子どもたちが学校に来られる、こういう状況も生まれておりまして、十勝では幕別町のこのエアコン、非常に評価されているのです。それと同時に、給食費も無償にするということに足を踏み出したら、さらに子育て世代がここに住みたいと思うのではないか、そういう視点からも、私は足を踏み出すべきではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
給食費の無償化でありますけれども、野原議員、最初に言われていましたように、これは無償化ということになれば、本来はやっぱり国が実施すべきものだろうというふうに思います。それには、先ほど言いましたように、学校給食法なりの法律の改正も必要でしょうけれども、そういったことで国が法律を改正して実施することが一番望ましいかなというふうには思います。ただ、現状としてそういうことには、今すぐどうこうということにはならないということはありますので、各地方自治体で実施している、その数も増えてきているということなのですけれども、町が単独施策として実施することは可能であるというふうに考えております。ただ、町が実施するということになれば、当然、少子化対策、子育て支援策として実施するということになりますので、町のほかの施策、先ほど議員おっしゃられていたように、高校生までの医療費無償化ですとか、ほかの施策も実施しておりますけれども、そういったほかの少子化、町の全体の少子化対策との選択肢の一つということになろうかと思います。高校生までの医療費の無償化については、本年 10 月1日からということで、本年度については5か月分ということで約 800 万円程度、年間に直すと 1,900 万円程度ということであります。学校給食費を無償化するとすれば、全体の経費1億 1,400 万円ほどかかります。5倍以上ということになります。そういった財源的な関係もあろうかと思いますので、現段階では、先ほども申しましたように、町全体の少子化施策の中で何を選択するかということなのですが、財源的な関係もあって、そこにはなかなか踏み込めないなというふうに思っておりますのと、最初に言いましたように、国がやるべきであるというふうに私は考えております。
再質問 9番 野原惠子
今、教育長のご答弁にありましたように、財源が本当にまず必要だというふうに私も認識しております。ですけれども、今、公立の小学校で、学校運営に関わるお金、公費と私費をどう比率で調べている研究があるのですけれども、建物と教員給与は公が出しておりますので、それを除いた家庭で負担する教育費が、小学校では公が1で、私費が5、こういうことが研究の中で明らかになっておりまして、中学校だと部活とかそういうのがありますから、1対 10 から1対 12 ぐらいになると。高校はもっとかかる。こういう研究も、今、進められております。ですから、子育てするのに本当にお金がかかる、こういう状況なのです。ですから、少子化に拍車をかける。そういう中でも、子どもはたくさんいたほうがいいのだということで、多子家庭の、子どもを3人、4人と育てている家庭もありますから、そういうところでの負担は、本当に今、大きくなっているのです。今までは、給食費の無償化は少子化対策というふうに言われていたのですけれども、今、義務教育は無償だとか、食は基本的人権、こういうことが大きな運動になってきていまして、教育費を無償にしている自治体も増えてきている、そこなのだと思うのです。幕別町では、子どもの権利条例がありますので、そういう視点からも、やはり子どもの食は基本的人権という立場に立てば、無償化に足を踏み出すべきだというふうに私は思います。今、予算のこともありまして、どの家庭のどの子どもたちも一律に無償化というのが、私はそれが一番だと思うのですけれども、特に多子家庭の子育てをしているところ、第3子以降を無償にすることですとか、それは私は望まないのですけれども、そういうところからでもスタートしていく、そういう手だても必要ではないかと思うのですが、そういう点はいかがでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
本町の場合、一部助成ということで、1食当たり 22 円を支援しているのですけれども、ほかのまちでも、全額無償化まではいかなくても、本町のように一部を助成している自治体というのも多々ありまして、やり方もいろいろなのですね。うちのように1食当たり幾らというようなところもありますし、3子以降は無償化にしますだとか、あるいは主食分を無償にしますよとか、牛乳を無償にしますよだとか、そういったようなことで支援の在り方もいろいろあるかと思いますので、そういったところは引き続き研究はしてまいりたいというふうには思いますけれども、例えば、これはなかなか話が戻ってしまうのですけれども、国がやるべきだというのは、私のそういう思いは変わらないのですけれども、一部助成、今、22 円していますけれども、国が無償化まではいかなくても、何らかの町が行っている支援に対して補助金なり何なりを交付します、交付金なりを交付しますよというような施策が打ち出されるとすれば、例えば、今、うちが 22 円支援していますけれども、2分の1国が支援しますよと言えば、倍の 44 円まで支援できますから、その分、保護者の負担が減るというようなこともありますので、そういったことも含めて、国には引き続き働きかけてまいりたいというふうに思っています。
再質問 9番 野原惠子
私も、やはり国が最優先に手だてを取るべきだと思います。今、道議会でも、国に対しまして学校給食の無償化を求める意見書を提出しているのです。ですから、道とも連携を取って、国にしっかり意見を上げていく、そして無償化に足を踏み出していく、これが、私、今、本当に緊急に求められている子育て支援、そのように思いますので、ぜひ検討をしていっていただきたいというふうに思います。次に、食育指導、給食栄養指導、この点について再質問をさせていただきます。幕別では、2005 年から、答弁にありましたように忠類小学校では1名、幕別小学校1名、幕別中学校に1名、3名で栄養教諭がその指導に入っていると、こういう答弁がされました。今、文科省の学校における食育の推進を図るために、その指標として三つ挙げられております。朝食欠食率の改善、学校給食残食率の改善、地場産物活用率の向上、これが評価の指標とされておりますけれども、幕別で栄養教諭が配置されてから、この3点についてどのように改善されてきたのか、お聞きしたいと思います。
答弁 学校給食センター所長 守屋敦史
今のご質問ですけれども、朝食の関係と残食の関係、あと地場産品の使用の関係ということですけれども、給食の献立を作成するに当たりまして、残食率でしたり、地場産品の使用率については、栄養教諭のほうも、日々、献立を立てるに当たりまして、いろいろと協議して作っているような状況であります。ただし、ちょっと朝食の関係については、給食センターのほうでは、調査のほうを今後、学校等ででしょうか、というような調査にもなろうかと思うのです。今現在では、朝食の関係についてはちょっと把握していない状況にあります。残食の関係になります。残食につきましては、日々、給食センターのほうでも把握のほうを毎日しておりまして、残食の量等ですかね。残食率につきましては、コロナ禍において結構多いような状況ではあったのですけれども、最近では、改善のほう、コロナ禍も落ち着いておりまして、残食率も減っているような状況にあります。地場産品の使用状況につきましては、令和4年度の数字で申し上げますと、幕別産が1万 8,954 キロということで、先ほども答弁のほうにあった 40.9 パーセントが幕別産という数字になっております。十勝産につきましても、先ほど 17.9 パーセントと示しましたが、キロ数でいきますと 8,318 キロというような状況で給食のほうで使用しております。
再質問 9番 野原惠子
栄養教諭が配置されてから、その効果、今までどういうふうに変化してきたかと統計的に、それをお聞きしたかったのですけれども、今、結果を、答弁聞きましたので、これから、配置されて、子どもたちが食に関する関心、それから食生活がどのように改善されてきたか、そういうところも、せっかく専門の職員が配置されたわけですから、検証していくことが必要だと思うのです。それで、まだここのところの改善が必要だというふうに統計的に見ていったときにその改善を図っていくことが必要ではないか、そういう意味でお聞きしました。質問の中でそこまで具体的に書けばよかったと思うのですが、そういう意味で私は統計を取っていくことが必要だというふうに思うのです。それで、やっぱり朝食の調査というのも、これも非常に大事だと思うのですけれども、朝食を食べてしっかりと学校に来るということは、一日を元気に過ごせるということも結果の中で明らかになっている。これは日本スポーツ振興センターというところでの調査によりますと、朝食をしっかり食べてくる子どもたちは、やはり一日が元気に暮らせる、それから早寝早起きの生活習慣の改善も行われているという結果も出ているわけですから、そういう調査もこれから必要だと思います。それから、残食率の改善なのですけれども、これも食にしっかりと関心を持つことによりまして残食も改善されている。それから、地場産品の向上ということも、これもこの幕別でどのように自分たちが食べている食材が作られているのか、どのように調理されているのか、実際に関わることによって食べる楽しみ、嫌いなものも食べられるようになった、こういう結果も明らかになっておりますので、そういう調査もこれからしっかり行っていくことが必要ではないかというふうに私は思いますので、これからそういう調査も進めていっていただきたいと思います。それと、栄養教諭の配置のことで、答弁の中では全ての学校は今年度から行っていくということなのですけれども、実際に今3人の栄養教諭が配置されております。これは栄養士さんと栄養教諭と兼ねて3人配置なのですか。そうしますと、栄養士さんの仕事と教諭の仕事一緒になりますと、これはすごく多忙だと思いまして、全校を 100 パーセント学級に入ると、今、答弁あったのですけれども、できるのでしょうか。どういう指導を行うのか、浅い指導なのか、ただ行って、こういうことですよと一通り説明するのか、しっかり生活に根づいたところまで指導できるのか、3名で私はできないのではないかと思うのですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
答弁 学校教育課長 西田建司(学校教育課長は2024年3月まで)
ご質問にありました栄養教諭、先ほど答弁でも申し上げましたとおり、忠類地区に1人、そして幕別、札内含めて2人という体制でやっております。栄養教諭の業務の内容もお話ししているように、まず給食管理業務、栄養士としての役割があります。そして、食育指導、給食栄養指導ということで、ちょっと具体的な勤務の状況をお話しいたしますと、幕別に勤務する2名についてなのですけれども、まず8時にそれぞれ幕別小中学校に出勤して、9時に給食センターに移動して給食管理業務を行います。そして、12 時に学校に戻り、給食栄養指導を行う。食育を行う場合については、もう少し早く 10 時にそれぞれの学校に行って、三、四時間を使いながら食育指導を行う。そして、この行った学校ではそのまま引き続き給食の時間に給食栄養指導を行いますよという形なのですけれども、また2時に再度給食センターに戻って給食管理業務と。幕別の2人につきましては、それぞれ1か月ずつローテーションで交代するのですけれども、1人は来月分の献立だとか、そういう業務を行う。1人は、自分で献立を立てたものを1か月その調理に携わるというような形でローテーションでやっておりますので、かなり厳しい状況ではないかということはないのかなと。十分3人で回れるのかなというところを考えております。先ほど、答弁のほうでは、ちょっと4年度、低い数字も出ましたけれども、5年度、高い計画を持ち、さらに6年度は 100 パーセントというところで考えております。というのは、最低でもそれぞれのクラス1回もしくは2回というようなことも、実質、指導に行くことについては可能なのかなというところも考えておりますので、栄養教諭については配置基準に基づいて配置されておりますので、今の配置基準に伴った3人で十分業務を行えるというふうに考えているところでございます。
再質問 9番 野原惠子
今、幕別町にはどのぐらいの学級数があるかというのは答弁いただきました。それで、忠類は二つの学校ですから1人で可能かなと思うのですけれども、幕別町では学級数が、忠類を除きますと 52、小学校で学級数あります。(「小中合わせて 73 です」の声あり)
再質問 9番 野原惠子
合わせて 73 ですね、ごめんなさい。そうしますと、本当に、今言ったように、朝食の指導、残食の指導、それから地場産品を活用してどういうふうにして給食が作られているのかというところまで掘り下げて栄養指導していくには、本当に課長が答弁されたようにできるのですか。私は、そこが問題、実際にこれをやろうと思えば、一つの学校に1人の栄養教諭が必要だという、そういう実践の記録もあるのです。だから、本当にそれをやろうと思ったら、道では3人ということで基準に合っているとは言うのですけれども、実際に行おうとしたら、学校に1人の栄養教諭が必要だと私は思うのです。その点についてはどのようにお考えですか。
答弁 学校教育課長 西田建司(学校教育課長は2024年3月まで)
給食管理業務以外では、先ほど申し上げましたとおり食育指導、給食栄養指導ということなのですけれども、給食栄養指導については、それぞれの学校の給食時間に行って、例えば先ほどのお話にありました、今日の献立は地場産品を使っているよだとか、そういうのをお話ししながら給食の時間で指導できる。これについては給食時間なので、学校で給食をやっている約 200日全てで栄養教諭がそこに行くことができるのです。先ほど言ったように、給食管理業務だったり食育というのは別の時間で行いますので、お昼の給食時間約 200 日、それは全ての、幕別側で言えば2人の栄養教諭が行ってお話ししながら、調理方法であったり地場産品のことであったり、そういったものは給食栄養指導として行っておりますので、さらに先ほどお話しした食育指導、それも加えていくということで、できているか、できていないかというご質問かとは思いますけれども、またさらに充実できるように、綿密に打合せをしながら進めていきたいというふうに考えております。
再質問 9番 野原惠子
給食の時間は、食べている時間を含めて多分 30 分か 40 分だと思うのです。その中で本当に指導できるのかなと、私は疑問に一つ思います。それと、別の時間は総合学習かどこかでするのかなと思うのですけれども、それも年間どのぐらいになるのか、全部の学級を回るといったら、今 73 学級あると言っていましたけれども、実際にどういう内容で食育指導をするのか、そこが問われてくるのではないかと思うのです。ですから、私は、特別支援なんかでも加配を町独自でしているのですけれども、道で配置基準で適していると言うのですけれども、私は、町で加配するとか、そういうことも、道にもちゃんと要望もしながら手だてを取っていくということが、これからの、今、前段で申しましたように孤食や何か増えている、そういう中では学校給食が一番食を基本的に食べられる、そういう場に、今、変化してきているわけですから、昔のことでは違うと言うかもしれませんけれども、現在に照らし合わせた食育指導が必要だと、その点を考えますと、本当にできるのかなという不安があります。課長、今、できますと答弁されたのですけれども、実際に、ではどうなのかということを系列的に調べて、どのような食育指導をしたのか、そこも含めて検証していく必要があるのだと思います。本当にできるのかどうか、私は疑問に思うのですけれども、その点はいかがですか。
答弁 学校教育課長 西田建司(学校教育課長は2024年3月まで)
具体的に申し上げていなかったので、ちょっと言葉足らずのところがあったと思います。先ほどお話ししましたように、幕別地区のお話でいくと、小中学校合わせて 73 学級です。これを2人の担当で回るとすると、37 学級になりますよね。37 学級、1年間では、月に1人約3学級回ると 37 学級は網羅できる形になります。ですから、さらに三、四時間目を使ったとしても6時間なので、もう少し、1回なり2回なりという形で食育については重ねていくことが可能なのかなと。ただ、先ほどもお話にありましたけれども、必ずしも総合の学習だったり、家庭科の学習全てが給食に関わる食育の時間ということではないですので、学校のカリキュラムの中で、可能な限り給食に関わるものについてはそのように対応していくということです。おっしゃるように、どういうふうにまた子どもたち、児童生徒に伝わっていっているのかという部分は、何らかの形で吸い上げる方式も考えていきながら検証していきたいというふうに考えております。
再質問 9番 野原惠子
答弁いただきましたので、これからどのような食育指導をしていったのかということをしっかり検証していって、子どもたちの立場に立って、本当に健康で元気でいれば、学力ももう向上していくと私は思いますので、ぜひ検証していっていただきたいと思います。次に、アレルギーの子、欠食児童のことについて質問をいたします。今、答弁で何らかのアレルギーを持っている子どもたちが小学校では 173 人、中学校では 84 人、欠食しているのは小学校5人、これはお弁当だと思います。中学校で1人というふうに答弁されました。この 173 人と 84 人の方なのですけれども、これは自分のアレルギーを持っている給食は食べないということになるのかなというふうに私は思うのですけれども、保護者の中から、少しでもみんなと一緒に給食を食べたい、これが子どもの願いでもある、親の願いでもあるということで、1食の中にそのアレルゲンの量を書いて献立表に明記してもらえれば、一日の食事の中で、この子どもにはどれだけのものを食事として提供すればアレルギー物質を、アレルゲン物質を食べさせていいのかという指標になるので、学校給食の中でもアレルゲン物質に対してはグラム数を表示してほしいという要望も出されているのです。ですから、私、献立表を見せていただきましたけれども、どういう物質がアレルゲンかということを特別の別献立表で保護者に渡していると答弁されておりますけれども、その中にグラム数を書くことはできないのかということを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 学校給食センター所長 守屋敦史
ただいまお話がありましたように、学校給食の献立表のほうには月の平均の栄養価等は載せてはいるのですけれども、アレルゲン自体は掲載しておらず、アレルゲンにつきましては、アレルギーをお持ちの先ほどの 257 名の家庭に、各学校からアレルゲンを使用した献立のほうは個別に配布のほうはしております。ただ、議員おっしゃるとおり、グラム数までは掲載しておりませんで、あくまで食材名と、あと食材に含まれるアレルゲンの内容を記載したものを配布している状況であります。それで、グラム数の掲載ということになりますけれども、献立表のほうも含めまして、一応内容のほう、献立表の裏に給食だよりというのも両面にあるのですけれども、内容につきましては十勝管内の学校給食研究協議会というものがございまして、その中で栄養士部会というのがあって、年に数回、月にですね、協議をしながら、献立表を含めた給食だより、内容も含めて協議をして掲載しているという状況になりますので、今後もそういった管内の状況も確認しながら、研究のほうをしていきたいと考えております。
再質問 9番 野原惠子
今、アレルギーを持っている子どもたちがだんだん増えてきておりますので、家庭でも、保護者も随分努力して、その子どものアレルギー物質を除去するような手だてを講じながら食事に気をつけているという状況も聞いておりますので、学校のほうでもぜひその対応を早めに進めていっていただきたいなというふうに思います。次に、食材のことなのですけれども、パン、麺類、これは十勝産、北海道産を使用しているということですけれども、パスタの場合はどのような状況になっているのかなと思うのですけれども、パスタの場合は小麦の種類が違うということもお聞きしているのですけれども、現在、どのような状況かお聞きしたいと思いますが、いかがですか。
答弁 学校給食センター所長 守屋敦史
今おっしゃるとおり、パンやうどん、ラーメン、そして焼きそばについては、小麦のほうは十勝産または北海道産を使用しておりますけれども、パスタにつきましては、やはり国内でも、国内製造しているものを使っているのですけれども、やはり普及というのですか、国内で流通しているのがどうしてもやはり小麦のほう、一部輸入しているものも使っているような状況にはあるのかなというふうに思って、そういったものを使っておりますが、製造については国内製造のものを使用しております。
再質問 9番 野原惠子
状況は分かりました。パスタ用の小麦が日本でも多量に作られるようになれば、学校給食にも活用できるのかなと思いまして、そういう点でもやはり検討していくというか、努力して、生産者に努力してもらって、学校給食にも使えるような、そういう対応をやっぱり要請していくことも必要かなというふうに思います。また、香辛料なのですが、今、答弁にありましたけれども、味覚を豊かに成長させるために子どもたちに合ったような香辛料を使っているという、これも私は必要かなと思います。ただ、中には低学年や何かの子どもたちは食べられないという声もありましたので、一項設けたのですけれども、そこはやっぱり保護者にもしっかり理解していただくような手だても取りながら、子どもたちに合った香辛料を使っていくということも併せて申し述べまして、質問を終わります。以上で、終わります。