幕別町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
議事録に件名の記載なし
2019年9月10日、幕別町議会の一般質問で、荒貴賀議員が質問し、教育長 菅野勇次、教育部長 山端広和が答弁しました。
- 質問者
- 荒貴賀 議員
- 答弁者
- 教育長 菅野勇次、教育部長 山端広和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 荒貴賀
通告に従いまして、質問をいたします。一つ目、子どもたちのための学習環境をであります。文部科学省は、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果を発表しました。全国学力テストは全員を対象としてきたことで、回を重ねるたびに点数競争が激化し、問題を広げてきました。全国学力テストで毎年上位になっている福井県では、教師から厳しい叱責を受け続けた中学生が自殺するという痛ましい事件をきっかけに、県議会が「県の教育行政の根本的見直しを求める意見書」を採択、「日本一であり続けることが目的化し、本来の公教育のあるべき姿が見失われてきたのではないか」と述べています。テストの結果は「学力の特定の一部分」「教育活動の一側面」でしかありません。全日本教職員組合が平成 30 年度に実施した調査では、「『できない』と意識する子が苦手意識を強める」「学力的に課題を抱えている子が前日に大暴れ」など、子どもが追い詰められている現状が指摘されています。豊かな学力を保障するためには、教員の定数を抜本的に増やして多忙化を解消することと、教員が授業の準備に十分に時間をかけ、創意あふれる教育ができ、学習の遅れがちな子どもにも丁寧に対応できるよう、学校の環境整備が必要と考え、以下の点を伺います。①子どもと教職員に過度な負担となる学力テストは中止すべきと考えるが町の認識は。②学力テスト対策として問題視されているチャレンジテストや学力テストのための特別授業の実施状況は。二つ目、学校給食の無償化をであります。子どもの貧困が問題になり、学校給食無償化の流れが加速しています。平成 30 年7月に文科省が発表した調査結果では、回答のあった全国 1,740 自治体で、小中学校で完全無償・一部無償を実施している自治体が 506 自治体で 29%の約3割に上っています。憲法 26 条には、「義務教育は無償とする」と定められています。学校給食は言うまでもなく教育の一環です。しかし、現在、無償なのは授業料や教科書に限られており、給食が、貧困家庭の命綱という側面があるにも関わらず無償ではありません。給食は将来を担う世代の健康に寄与する社会保障として捉え、社会全体で費用を負担するべきと考えます。学校給食法は食を通じた子どもの心身の健全な発達を目的とし、食育の推進をうたっています。食育の立場から学校給食、そして社会保障としての学校給食の無償化について、以下の点を伺います。①学校給食費の無償化に要する費用は。②町の学校給食費の無償化・一部負担軽減に対する考えは。以上です。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
荒議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「子どもたちのための学習環境を」についてであります。全国学力・学習状況調査につきましては、「義務教育の機会均等とその水準の維持向上」を実現する方策の一つとして、平成 19 年度から悉皆調査で実施され、22 年度からは、全国の3割の学校を抽出する調査と学校設置者の希望により調査を利用できる希望利用調査方式に切りかえられ、25 年度から再び悉皆調査として実施されてきたところであります。対象とする学年については、義務教育における最終学年の学力等の状況を把握するため、小学6年生、中学3年生とされており、教科につきましては、「読み」「書き」「計算」など、日常生活やあらゆる学習の基礎となる内容を教える教科として、小学校の国語、算数、中学校の国語、数学とされております。また、3年に1度の実施教科として、平成 24 年度からは、科学的な見方や考え方の育成などの観点から理科が追加され、本年度からは、英語教育の充実に向け、中学校の英語が追加されたところであります。ご質問の1点目、「子どもと教職員に過度な負担となる学力テストは中止すべきと考えるが町の認識は」についてであります。現在の全国学力・学習状況調査は、平成 19 年度から小学6年生と中学3年生を対象とした悉皆調査として実施され、あわせて、学校に対し、ふだんの授業における児童生徒の学習の状況などを調査する「学校質問紙」や、児童生徒に対し、家庭での学習や授業で感じていること、地域への関心などを調査する「児童生徒質問紙」も行われることとなったことから、名称を「全国学力・学習状況調査」とされたところであります。全国学力・学習状況調査については、「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況の把握・分析を行い、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立すること、また、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる」ことを目的としております。この調査につきましては、特定の学年を対象とし、毎年実施する教科につきましても、小学校は国語と算数、中学校は国語と数学に限られ、学力の一部であるということは認識しているところでありますが、先ほど申し上げましたとおり、学力・学習に対する実態把握から、学力の定着につなげるために非常に重要な方策であると考えているところであります。ご質問の2点目、「チャレンジテストや学力テストのための特別授業の実施状況は」についてであります。チャレンジテストは各都道府県において、「全国学力・学習状況調査」の結果をもとに、児童生徒が苦手としている内容などを中心に作成されたテストであり、北海道においても Web システムを活用し、問題などがダウンロードできるようになっているところであります。チャレンジテストは全学年において、1学期・2学期のまとめとして行われる学期末問題、1年間の総まとめとして行われる学年末問題、長期休業中に学習の振り返りとして使用する長期休業版、各学期の課題に応じたサポート問題が配信されており、学期末・学年末問題においては、全国学力・学習状況調査で実施される教科のほか、社会や理科、英語についても作成され、毎年度配信がされているものであります。このように、チャレンジテストは、各学期あるいは各学年でのつまづきやすい単元の洗い出しや、学習内容の定着を図るために活用されているものであり、全学年で実施しているところであります。また、学力テストのために特別な授業を行っているという実態はなく、日ごろの1単元ごとの丁寧な積み重ねが学力テストの結果につながっていくものと考えております。次に、「学校給食の無償化を」についてであります。学校給食法では、義務教育諸学校における教育の目的を実現するため、食生活が自然の上に成り立つものであることの理解、生命及び自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養うなどの目標が定められているところであり、学校給食は、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものと考えております。文部科学省が平成 29 年度に実施いたしました「学校給食費の無償化等の実施状況」の調査では、北海道 179 自治体のうち「小学校・中学校とも無償化を実施」が 15 自治体、「小学校のみ無償化を実施」が1自治体、「一部無償化、一部補助を実施」が 43 自治体、計 59 自治体で学校給食費の無償化や一部補助を実施しているところであります。ご質問の1点目、「学校給食費の無償化に要する費用は」についてであります。推計に当たっては、年によって児童生徒数や食数に増減がありますことから、児童生徒数については、本年5月1日現在とし、年間の平均的な給食日数で申し上げますと、小学生が 1,398 人、中学生が 725 人、計 2,123 人、年間平均 200 食となり、年間に係る給食費の歳入の額を積算いたしますと、小学生が約 6,600 万円、中学生が約 4,100 万円で、総額は約1億 700 万円となり、この額が無償化に要する費用となるものであります。ご質問の2点目、「町の学校給食費の無償化・一部負担軽減に対する考えは」についてであります。学校給食法では、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに運営に要する費用は学校設置者が負担し、これ以外の学校給食に要する経費は、学校給食を受ける児童または生徒の保護者負担と定められており、受益者負担の観点から法の規定に基づき、学校給食費を保護者に負担していただいております。先ほど申し上げましたとおり、本町の児童生徒数は 2,000 人を超え、無償化には多額の費用を要しますことと、ご質問の「社会保障として捉え、社会全体で費用を負担すべき」については、学校給食法の本来の目的と異なるものでありますことから、学校給食費の無償化の実施は難しいものと考えております。また、学校給食費の一部負担軽減に対する考えについてでありますが、生活保護世帯や就学援助の認定を受けた世帯の児童生徒につきましては、保護費や扶助費として給食費が措置されており、本年9月1日現在で申し上げますと 321 人が対象となり、児童生徒の7人に1人は、学校給食費の手だてが実施されているところであります。さらに町では、地産地消の推進と児童生徒の本町への愛着、地域理解を深めることを目的に、平成21 年度から地場産食材料費として1食当たり3円を負担し、26 年度の給食費改定時には、8円に増額し実質的な保護者負担の軽減にも努めているところであります。以上のようなことから、本町において学校給食費の無償化につきましては、実施する考えはありませんが、義務教育に係る保護者負担の経済的な軽減を図るため、修学旅行に要する費用の補助や就学援助等による支援を引き続き行ってまいりたいと考えております。以上で、荒議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 8番 荒貴賀
それでは、再質問させていただきます。子供たちの学習環境でありますが、今本当に子供たち、そして教職員に置かれている状況、本当に忙しい、この言葉に尽きると感じています。子供たちは学校の授業だけではなくて、塾や習い事に通い、中学では部活動や受験に備えた特別授業に参加する、教員は過労死ラインを大きく超え、働き方改革を真剣に取り組まなければならない状況にもなっています。昨年度から、学習指導要領の移行期間になったことで、英語授業がさらに増えて、小学校5、6年生では、35 こまから 70 こまと倍増に、高学年では 1,015 時間を超える授業を実施しなくてはならず、中学生と同じ授業時間数を確保しなければなりません。そのために、小学校では、夏休みなどの長期休業を削り、授業に充てるなど、現場では授業時間の確保のために運動会の練習や学習発表会、準備時間を削るなど、子供にも教師にも大きな負担となっています。さらに、幕別町では、小中一貫、コミュニティスクールなどの準備や会議が続き、疲弊は絶えません。今回、学力テストを実施されるようになってから、約 13 回目を迎えました。その必要性、その効果について、いま一度考える時期であると感じ、今回、質問いたしました。答弁では、学力の定着につながるため、重要な方策ということでしたが、今の学力テストは点数競争に進む、いわゆるどこが一番をとれるのかとか、どこがよりよいところになれるかというような、競争社会になっていると感じていますが、この点数競争の学力テストについて、教育長はどのようにお考えですか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
今のご質問でございますけれども、競争が目的になっているというか、そういうようなお話でございましたけれども、この学力テストにつきましては、競争ということではなくて、あくまでも各学校において、その学力テストの結果に基づいて、授業改善なりそういったことをやった上で、子供たちの学習の定着を図るというのが一義的な目標でありますので、そういったテストの点数、結果的にそれが点数が上がればそれにこしたことはないのですけれども、競争ということで、順位を競うとか、そういうことを目標にしているものではないということでございます。
再質問 8番 荒貴賀
教育長は、競争すべきものではないという認識でよろしかったですか。私もそのように感じていますが、しかし、現状では競争というようなことになっています。何よりも、学力テストの意義もやはり疑わしいものがあるではないかと感じています。先ほど、通告書にも書かせていただきましたが、できないという意識が、子供の苦手意識を生まれる、要は学力的に課題を抱えている子が、前日に大暴れするなど、やはりすごくストレスになっているというような状態があります。特に難しい問題が、子供たちにできないという認識を植えつけて、そもそも学習に取り組めない、例えば算数ができないからやりたくない、だからずっとやらない、でもやらなければならない、でもやりたくはない、そういった悪循環から、勉強から遠ざかってしまうというような現状もあります。特に今回の学力テスト、英語が導入されることになりました。中3の英語で、正解率が 1.9%という難問もありました。そんな問題を全員対象に実施する意味があるのかをやはり私は問われているのではないかと思います。やはりこうした正解率が極端に低いものは、競争をあおるような、あおるといったらあれですけれども、競争を助長するようなことにもなりかねないのではないかということで、学力テストの今のあり方にも大変問題があるのではないかと思っています。視点を変えてお話したいと思いますが、中学校では、中間テストや期末テストが学習指導要領に合わせて、年4回実施されています。ここで、生徒の習熟度並びに学習状況の、ある程度図れるというように感じていますが、さらに学力テストを実施する必要性があるのか、教育長にお尋ねしたいと思います。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
期末テスト等、ほかにもあるということでございますけれども、確かに通常の授業の中でも、期末テストや何かにも関わらず、ほかにもテストは実施しているというふうに認識しておりまして、複数のテストをやることで、その子の不足している部分だとかというのが分かってくるというようなこともございますし、先生方もその学力テストなり、ほかのテストも同じだと思いますけれども、その結果に応じて、個々の生徒の不足している部分はどこなのだろうかということも把握できますし、そういったことを授業改善あるいは個人指導の中に反映させているということですから、そういった複数のテストをやるということ自体は、私はいいことではないかなというふうに思っております。
再質問 8番 荒貴賀
中間、期末だけで年4回、3か月に1回テストしているのですよね。もう既に、これはかなり多いのではないかなというふうな実感はあります。でも、やはりこれは学習指導要領にのっとって、やはり習熟度がどれぐらい進んでいるのかを図るために、この間ずっとやられてきました。さらに学力テストというものが増えることで、本当に子供たちをはじめ教師にも、大きな負担になっているのではないかと感じているところであります。次に進みますけれども、2017 年の8月、2年ほど前なのですけれども、毎日新聞に 10 回目の学力テストの実施状況について特集をされていました。文科省が 16 年度、要は前年ですね、17 年度の報告だったので、16 年度の実施した学力テストで、過去と同一の問題を出題し、その回答結果を分析していたということが新聞に載られていました。ここでは、結果がほとんど、問題の正解率が変化していない、要は変わらないというような状態が文科省でも示されてきました。子供たちの学力にプラスの面の変化が本当に乏しくて、応用問題が苦手というのは現状でも変わりません。テスト結果が指導法にどのように反映されているかも、やはり私は疑問を投げかけざるを得ないと思います。特に、教育長は学力テストの目的が、児童生徒の学習状況の把握であり、分析、教師の指導改善というお話がありました。しかし、全生徒、全児童を対象とするというところで、競争を生むというのも事実であります。やはり傾向を図るのであれば、悉皆調査、いわゆる全体調査ではなく、必要はなく、都道府県レベルで傾向を図るのであれば、以前のような抽出調査で十分対応ができるのではないかと思いますが、教育長はこの辺についてどのようなお考えでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
悉皆でやることの意義ということでございますけれども、先ほど各種テストのお話も出ましたけれども、この全国学力学習状況調査については、全国的に悉皆で行っているということでありますので、全国的にどういった問題があって、例えば、北海道、そして幕別がどの辺に不足している部分があるのか、子供たちにはどの辺が弱いのかというか、不足している部分があるのかというような把握では、やはり悉皆でやることの意義というのがあるのかなというふうに思っております。
再質問 8番 荒貴賀
やはり全体になりますと、競争を生むということがあります。抽出になると、なかなかそういったもの、競争になるのが難しいというのがありますから、抽出調査であっても、傾向というのは、ある程度図れるのではないかと思うのです。教育長はどのように感じますか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
この学力テストにつきましては、ほかのテストもそうでしょうけれども、当然その個人の調査結果というのもフィードバックされてまいりますので、そういった個人の結果を踏まえた中で、また先ほども申し上げましたけれども、個人の不足している部分だとかが分かってまいりますので、それを指導改善につなげていく。そして、それは児童生徒個人にも還元されますので、その子供たち自身も、自分はこういったところが不足しているのだというようなことを把握した上で、自分の目標とか課題だとかを見つけるということにもつながっていくのかなというふうに思っています。
再質問 8番 荒貴賀
先ほどもお話ししましたが、やはり習熟度、いわゆるどこが足りないかについては、中間テスト、期末テストである程度分かるのではないかと思うのです。全国的な傾向や対策、例えば先ほど教育長がおっしゃったとおり、北海道の傾向や幕別町の傾向であれば、抽出でも可能であると思うのです。やはり統計的にとるのに、全体的に統計をとると、物すごい予算がかかるとか、ものすごい費用がかかるということから、統計をとるときには、全体を図るのではなくて、抽出で行っているというのが、どこの省庁でもやっているのではないかと思うのですが、学力テストだけなぜか抽出から悉皆、全体調査になったという、こういったところにも、やはり競争を生む大きな原因であるかというふうに思っております。教育長はそういうふうな答弁でしたので、次に移りますが、文科省は一斉テストの理由に、学習指導要領の改善に役立てると説明しています。教育長も先ほど、同じような答弁をされていましたが、しかし、全国学力テストは、結果が分かる前に、数か月後、要は4月にやって7月に分かる、結構時間がかかってきます。答案用紙の返却もありませんし、問題ごとにできたかできなかったかという表が示されるだけなのですよね。要は、自分がどういうところで間違ったのか、計算が間違ったのか、式が間違ったのか、そういった書き順ですとか、漢字だったら何が違ったのか、文章問題でしたら、ちょっと何かが足りなかったのかというところが全く分からない。できたかできないかという、マル・バツでしか回答がもらえません。そうした状態で指導に生かせるのかというのは、やはり私は疑問を持ちます。指導の改善には、やはり子供がどこで間違えたのか、先ほど言いましたが、どこで理解ができなかったという詳しく把握することが大切であります。やはり実際に教えている教師が採点してこそ、それができるのではないでしょうか。今求められているのは、教師が自主性や創造性を生かした豊かな授業といったらあれですが、そういった環境整備に力を入れるべきと思いますが、教育長はどのような見解をお持ちでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
調査結果のフィードバックの関係でございますけれども、調査結果表については、マル・バツだけだというようなお話もありましたけれども、どこの問題で、どういう問題だったかというのは、読み取れると思いますし、当然、自分でも子供自身も理解をしているところだと思いますし、問題自体は学校に当然、控えは残っておりますし、どの問題で、どういうところで間違ったというのは、分かるような仕組みになっていると思いますので、その辺は先ほども申し上げましたように、先生が把握をして、この子供にはこういうところが不足しているというようなことで、個人指導にも反映できるような仕組みになっているというふうに私は思っておりますので、そういったことで、ツールとして、ほかのテストと同じようにも使えるといいましょうか、いうふうに考えております。
再質問 8番 荒貴賀
細かくなってしまうのですが、やはり間違ったか、問題のマル・バツが出てくるのですけれども、どういうところで間違ったのかという、細かいところが出てきているわけではないのですよ。要は、回答用紙がもらえるわけではなくて、あくまでも、結果とその子の傾向、こういうところが苦手でした、こういった問題ができませんでした、それに対する文章で評価がされてくるわけなのですが、やはり教師がそれを採点して、ちょっとここ惜しかったねとか、ちょっとここあれだったねというようなところであれば、また変わってはくるとは思うのですが、そういったところが、学力テストにはないという点では問題があるのか、問題というとあれですけれども、ちょっと足りないところではあるのかなというふうには思っています。教育長はそういった見解ですので、私自身としての学力テストの意義、有効性については疑問が残るというようなことがあります。次、チャレンジテストに移りたいと思います。チャレンジテスト、先ほど答弁をいただいて、ちょっと驚いたのですが、全学年で行われているというようなご答弁でありました。1学期末、2学期末、学年末、そして長期休業版に、課題に応じた小テスト、これはすごい量なのですよね。ちょっとびっくりしましたけれども。要は、夏休みが始まる前にテストをします、冬休みが始まる前にテストをします、学年末にもやりましょう、夏休み期間中にも長期休業版ありますから、お願いします。さらには、課題、漢字ですとか、小さいものに応じた小テストというものがあるのだと思います。やはりこれを全てといったらあれですけれども、行うということは大きな負担、何よりも小学校1年生から中学校3年生まで実施しているということですから、やはり児童生徒にも負担はもちろんですが、教師がこれを採点し、評価していく、本当に業務が増えていると思うのです。町がこのチャレンジテストを導入したことによって、成果や分析をどのようにされていますか。お願いします。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
採点については、学級の担任ですとか、先生方がやっておりますので、それについては、当然先生方はこの子がどういうところで間違った、チャレンジテストですけれども、そういったことは当然把握しておりますから、先ほど言いましたように、指導方法の改善にもつながっているというふうに思います。以上です。
再質問 8番 荒貴賀
すごくテストの回数が多いです。お聞きしたところによりますと、チャレンジテスト、これは教育委員会として、ぜひ学校側で実施してほしいということを求めているというお話もありましたが、これは事実でしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
このチャレンジテストにつきましては、道の教育委員会で推奨しておりまして、道教委のほうで推し進めているというようなことはございます。道教委のそういった指導といいましょうか、通知に基づいて、本町においても学校で進めてくださいということで進めているものであります。
再質問 8番 荒貴賀
やはりこれすごく大きな負担ではないかと思います。今、先ほど冒頭、一番最初でもお話しましたが、今学校現場、すごく労働条件が大変な状況になっています。そうした中で、チャレンジテストってもともと道教育委員会が、先ほど教育長が言われたとおり、習熟度別に、ぜひ実施してくださいというふうに来ていますけれども、私これ強制であるという認識はないのですが、強制なのですか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
強制ということではございませんけれども、やるようにという指導はしてございます。このチャレンジテストにつきましては、先ほども申し上げましたけれども、ほかのテストと同じように、その子供の、その子たちの不足している部分などを把握する意味でも、非常に有効な手だてであるというふうに思っておりますし、このことをやることによって、先生方が負担になるというようなお話もありましたけれども、あくまでも通常の教科の時間の中で実施をしておりますので、このチャレンジテストをやることによって、例えば、先生方にさらなる負担をおかけしているとか、そういうようなことにはなっていないというふうに私は理解しております。
再質問 8番 荒貴賀
大変あれなのですけれども、すごく負担になっているのです、現場では。単純に容量の問題が既にオーバーしている。いわゆる、今やらなければいけない、例えば、1学年中にこれだけ進めましょう、これだけやりましょうというのを、年間の学習指導計画をもとに進めていくのですが、やはりそれをやっていくと、授業時数が足りないですとか、授業のなかなか確保できないという中で、よく学校ではスピード授業というふうに言われています。この単元はここだけ。さっとやっておしまい。でも、一応触れたということで次にいかなくては、全く次にいけないというような状況があります。現場ではこうしたことが行われる中で、授業の中で、さらにテストをしてくださいというのは、もうかなり無茶なことではないかなというふうに思っています。一部学校では、朝学習とか、そういったところでこういったテストを行われています。すごかったのは、これから体育祭で、運動会です。朝何やっているのかな。テストしているのです。もうそれぐらいやらなければ、要は教育委員会からの要望に応えることが厳しいというのが現実です。こういったところもこれから運動会で走ったり、頑張っていこうという中で、朝から勉強しなければならないというようなことにまで、現場では大変な苦労をかけていますので、そうしたところも、多少改善して、改善というか、そういったことがならないように、多少こういった問題を考えていく必要があるのではないかと思っています。学力テストもチャレンジテストなのですけれども、本来必要な授業時間の準備に大変とれなくて、教師の多忙化に拍車をかけているというふうに思っています。チャレンジテストについても、いま一度本当に必要なのかどうか考える時期に来ているのだと思います。特にチャレンジテストをしなくても、学校ではテストをしていますので、担任の先生やその学年でこのテストが必要というような判断があれば、それはそれでよいのかとは思うのですが、教育委員会からのそういったものであれば、やらざるを得ない、本来はもっとこういったことがやりたい、もっとこういったことを取り組みたいというようなことが、なかなか進まないのであれば、やはり学校の授業としてあるべき姿として、考えていかなければいけないのではないかというふうに感じています。やはり教育委員会としましても、このチャレンジテスト、学力テストもそうですが、成果と分析をもって、今後どのように運用をしていくのかというのを、ぜひ考えていただきたいと思うのですが、どうですか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
子供たちの生きる力を育む要素として、確かな学力、豊かな心、健やかな体、この三つの重要な要素というのがあろうかと思います。その一つ目であります、確かな学力の定着を図るための方策として、各種テストを活用した授業改善、あるいは子供のつまづきを見逃さない指導の徹底、指導方法の工夫、そういったことは常日ごろから大切なことであるというふうに思っておりますし、それはもう学校の先生方もそういったことを意識しながらやっていただいているというふうに思っております。そうしたことから、この学力テスト、チャレンジテストについては、その一つの手法として、手だてとして非常に重要なツールであるというふうに私は考えおりますので、引き続き実施をしてまいりたいというふうに考えております。
再質問 8番 荒貴賀
先ほど教育長が言われたとおり、三つの心を育てていきましょう。学力と心と体力をというお話がありました。学力に力を入れるあまりに、運動会の準備がおろそかになる。テストが多くなることで、心がすさんでいくとは言いませんけれども、なかなか前に向けなくなる。そういったところも一部分はあるのだと思います。特に小学校では、勉強ができない子もいますけれども、運動ができる子ですとか、優しい子ですとか、そういった特徴を育んで、よりよい学習をというのがあると思うので、やはりそうしたバランスを考えた授業形態を考えていただければと思います。学力テストなのですが、同じく毎日新聞で、全員参加の調査にこれ1回当たり 50 億円前後かかるのだそうです。今まで、600 億円以上、この学力テストの予算、学力テストの授業に 600 億円以上費やしてきたと言われています。既に子供たちの課題、学習の状況、やはり十分この 13 回で把握されてきているのではないかと思うのです。これまで分かってきた課題や改善策をもとに、これから一人ひとりの児童や生徒、教師に目が行き届いた学習の改善や、遅れがちな子供たちに丁寧に対応ができるような取組が、本当に急がれるのではないかと思います。教育環境の整備、それを求めまして、次に移りたいと思います。学校給食費の無償化であります。子供たちにとって、学校給食は同じものを食べて共感しあったり、自分の思いを伝えあったりと、やはりたくさん食べた達成感や苦手な食材にどのようにチャレンジしていくのかなど、特別な時間であって大事な学びの時間であると思います。学校給食については、学校給食法で、健康の維持促進や望ましい食習慣、学校生活を豊かにし、社交性や共同の精神を養うということをはじめ、食生活が自然の恩恵の上に立っていることや、食に関わる人のさまざまな活動に支えられていることについての理解を深めることなど、七つの項目にわたって目標が定められています。これらの目標は、教育の目的を実現するために、達成させなければならない、努めなければならないとされ、学校給食が教育の一環として明確に位置付けられているところであります。先ほどご答弁の中で、受益者負担という観点から、なかなか給食費の無償化については難しいというお話がありましたが、やはり学校の義務教育は、憲法 26 条によって、義務教育は無償という観点があります。先ほどお話したとおり、給食が食育、いわゆる教育の一環として提起されている以上、教育の一環としてやはり定める必要があるのではないかと思っています。現在無償なのは、授業料や教科書に限られていまして、給食費は無償にはなっていません。教育長にお尋ねしたいのですが、義務教育として給食を考えた場合、これは無償化するという方向について、どのようにお考えですか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
義務教育の無償についてであります。義務教育の無償の範囲につきましては、今、議員おっしゃられますように、憲法において、憲法 26 条になりますけれども、義務教育はこれを無償とするというふうに規定をされておりまして、これについては、最高裁判所の判例におきまして、授業料の不徴収の意味と解するのが相当であると、授業料をいただかないというのが相当であるという判例が、最高裁の判例がございまして、それを受けて、教育基本法あるいは学校教育法において、義務教育については授業料を徴収しない旨を規定しているということが基本であります。先ほど議員言われましたように、そのほかの無償といたしましては、教科書がありますので、これは義務教育小学校の教科用図書の無償措置に関する法律に基づいて、無償となっているものでございます。法令あるいは判例に基づいた基本を申し上げますと、給食については、当然無償ではない、保護者負担というのが原則だというふうに、私は考えております。
再質問 8番 荒貴賀
ですね、学校給食費、先ほどの最高裁の報告をいただきましたが、確かに最高裁ではそのようになっております。しかし、今の実情、かなり古いそれ裁判内容なのですよね。やはり学校全体に今後どのようにしていくのかといったときに、今、それこそ大学の無償化とか、高校の授業料の無償化といった中で、少しずつではありますが、無償化の波が進んでいるのが実情です。義務教育に限らずに、そういったところ、やはり子供たちの教育のためには、少しでも社会が、そして教育の一環として捉えていこうというのが、今の社会的な流れであります。教育長がそういった観点が、今後必要かどうかもありますけれども、やはりそういった観点を持っていただいて、教育行政に努めていただければと思っています。一つ提案なのですが、今回、通告書にもお書きしましたが、全国自治体の学校給食の無償化がさまざまな形で取組が行われているということで、文部科学省が初めて調査をしました。昨年7月に公表した、自治体における学校給食費無償化の実態調査であります。先ほど教育長からもご答弁いただきましたが、十勝管内でも、北海道でもかなり一部で、学校給食の無償化が進んでいます。いろいろ報告書の中で、実態調査の中で、無償化に対する自治体から出された多くの積極的な意見やメリットについても、実は報告がされています。例えばですけれども、無償化を開始した目的に、食育の推進や保護者の経済的負担の軽減、子育て支援というのもありました。少子化対策、定住、転入対策、いわゆる子育て支援というふうにあります。そこから、いずれも積極的に導入しているというような成果の例として挙げられていました。やはり幕別町でも一部負担をされています。この中でも、一部負担について具体的な内容が紹介されておりました。幕別町も地場産品の使用で1食8円の町が負担し、一部補助を行っているというところでありますが、ここで一つ提案があります。ここに、今年度の学校給食センターの運営委員会の資料があります。ここに産地別農産物の使用量についての記述があります。ここに幕別町産分、いわゆる学校給食の産地別の中で、幕別町産の使用農産物が 35%を占めていますよ、そして十勝産が14.1%、道内産は 12.9%、道外産が 38%というふうに記載されておりました。幕別町産分が町が補填する、いわゆる地場産品の使用の拡大の可能性は考えられないでしょうか。お伺いしたいと思います。
答弁 教育部長 山端広和(教育部長は2022年3月まで)
地場産品の活用の部分でございます。今、現状では8円ということでの助成をしております。今、荒議員が申し上げましたとおり、資料で言われたとおり、ことしで言えば、幕別町産 34.5%、十勝産が 15.6%、道内産が 8.4%、総体では 58.5%というふうに占めております。今後につきましては、この部分の内容といいますか、方向性につきましては、またいろいろと運営協議会等々を通じまして、いろんな部分の意見を踏まえた中で、さらなる部分のといいますか、これらの取組については、引き続き研究の上、考えてまいりたいと思っております。
再質問 8番 荒貴賀
前回3円だったものが、平成 26 年度に8円に拡充されてきました。大変よいことだと思いますし、やはり地場産品の活用が、結果的に児童生徒の給食を通じて、地域の食の特産品のおいしさですとか、生産者の苦労や思いを学べるという意味では、大変食に関する理解を、関心を深めるためには、大変よりよい取組だなというふうに思っていますので、ぜひ拡充のほうを求めたいというふうに思います。幕別町の郷土というお話がよくありますが、そういったところ、歴史・文化の点でも、基幹産業である農作物を子供たちによりよく知っていただくためには、この取組大変よいのではないかと思っています。今、拡充を求めたのは、ちょうど平成 26 年、5年がたちました。5年前に8円に引き上げて、ちょうど5年がたちましたので、もう少し幕別町としてこの 35%の農作物を頑張っていただきたいというふうに思っているところであります。運営協議会でお話しされるというお話がありましたので、ぜひその場で、その機会で議論していただければと思います。子供たちの成長にとっては、生きることが欠かせない、食事の大きな役割を持っているのが、学校給食です。特に貧困が叫ばれる中で、バランスのよい食事というのが、学校給食に大きなウエートを占めているのもまた事実なものですから、質の低下がないように、今までどおりの、そしてこれからもよりよい学校給食を求めまして、質問を終わります。