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幕別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

議事録に件名の記載なし

2021年3月11日、幕別町議会の一般質問で、荒貴賀議員が質問し、町長 飯田晴義、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄が答弁しました。

質問者
荒貴賀 議員
答弁者
町長 飯田晴義、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 荒貴賀

通告に従いまして、質問いたします。「行政デジタル化は、住民福祉の向上となるのか」政府は2月9日デジタル改革関連法案を閣議決定した。新制度では、自治体に 2025 年度までに業務システムの仕様を統一するよう義務付け、マイナンバーの活用を進める方向です。明らかになっている内容は、国が整備するクラウド上で、事業者がシステムを提供し、自治体が共同利用する仕組みです。国民年金や児童手当といった 17 業務が対象で、現在、幕別町では独自システムを構築しており、制度改正に伴う改修などの負担は大きいと考えます。また、スマートシティー形成を推進する国のデジタル化と連動し、デジタル化を進める様々な施策が示されています。技術の活用は進みますが、マイナンバーカードによるあらゆる情報の集約は、個人情報を分散管理してきた流れを変える危険な動きです。共謀罪対策弁護団など8団体で構成する「デジタル監視法案に反対する法律家ネットワーク」は、プライバシー保護の観点から、デジタル改革関連法案に対して慎重審議と問題箇所の撤回・修正を求める意見書を出しています。自治体がこれまで積み重ねられてきた個人情報保護の仕組みが守られるのか、町独自のサービスが後退しないか、本町はどう捉えているか、以下の点を伺います。(13:58 中橋議員退場)(1)町の制度改正によるシステム改修費用の見込額は。また、想定している業務数は。(2)町の独自性が損なわれないか。(3)国で進めようとしている職員をデジタルに置き換えるスマート自治体は多様な住民ニーズに応えるものではなく逆行するのではないか。(4)災害への脆弱性、利活用できない住民への格差解消策は。(5)あらゆる分野でデジタル化を機械的に導入されても、個人情報が守られるのか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

荒議員のご質問にお答えいたします。「行政のデジタル化は住民福祉の向上となるのか」についてであります。我が国において、人口減少が深刻化し、高齢者人口がピークを迎える 2040 年頃にかけて生じる人口構造の変化やインフラの老朽化、社会全体のデジタル化等に的確に対応し、持続可能な行政サービスを提供するためには、国はもとより地方公共団体においても行政のデジタル化は、避けて通れないものと考えており、これにより住民や企業等の様々な主体にとって利便性の向上が図られ、行政運営の効率化が期待されるところであります。(14:00 中橋議員入場)ご質問の1点目、「町の制度改正によるシステム改修費用の見込額は、また想定している業務数は」についてであります。現在、国においては、地方公共体の業務システムの統一・標準化に向けた検討が進められているところであり、このうち、基幹系システムと呼ばれる各地方公共団体の事務処理内容の共通性や住民の利便性の向上、行政運営の効率化の観点から、児童手当、住民基本台帳等 17 業務が標準化の対象として選定されているところであります。しかしながら、各業務システムの具体的な内容が示されていないことから、現段階では、町におけるシステム改修費用を見積もることができず、また、既存システムの改修が必要となる業務数についても想定することができないものであります。なお、地方公共団体情報システムの標準化・共通化に要する費用については、国が地方公共団体情報システム機構に基金を設け、地方公共団体を支援するとしており、基本的には令和7年度までの間において、全額基金をもって支援されることとなっております。(14:02 千葉議員、藤原議員退場)ご質問の2点目、「町の独自性は損なわれないか」についてであります。業務システムの統一・標準化に向けては、国が標準化のための基準を告示し、地方公共団体に移行期間内としている令和7年度までに、システムを適合させることを義務付けるとしていますが、個々の地方公共団体における既存システムと標準システムとの差異等に関するカスタマイズが可能となるかどうかについても、現在のところ不明であります。国では、多様な地方公共団体の実情や進捗をきめ細かく把握し、丁寧に意見を聴いて進めるとしておりますが、町としましては、このシステムの統一等に当たって、日々の地方行政運営に影響が生じないよう、システムの設計、導入を図っていただくことが重要であると考えております。(14:03 千葉議員、藤原議員入場)ご質問の3点目、「国が進めようとしているスマート自治体は多様な住民ニーズに応えるものではなく逆行するものではないか」についてであります。システムの標準化や業務プロセスの標準等を通じて、AI(人工知能)・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)等の技術を駆使して、家庭のインターネット環境で、24 時間 365 日オンライン申請等ができるようなサービスの提供や行政手続の電子化による効果的かつ効率的に行政サービス等を提供する自治体を「スマート自治体」と呼んでいます。今後、このような技術の活用により、省力化された時間を企画立案や住民への直接的なサービス提供など、職員でなければできない業務に注力することが可能になるとともに、住民側にとっても時間や場所にとらわれず、サービスが受けられるようになるなど、むしろ住民サービスの向上につながるものと考えております。ご質問の4点目、「災害への脆弱性、利活用できない住民への格差解消策は」についてであります。国においては、統一・標準化する業務システムについて、共通的な基盤、機能を提供する複数のクラウドサービスから選択できる手法を取るとしており、これらをガバメントクラウドと呼び、外部のデータセンターで高いセキュリティーを確保しながら、管理運営することが検討されています。このガバメントクラウドにより、現在各地方公共体が個別に行っているセキュリティー対策や運用監視の必要がなくなり、費用的にも安全性についても強化され、特に災害時においては、複数のバックアップにより行政データの復旧等が円滑に行われることにつながるとされております。また、行政のデジタル化により、各種行政手続の電子化等が見込まれる中で、利活用できない住民に対しましては、行政が提供するキオスク端末やコンビニエンスストア等でのサービス提供が考えられます。さらには、近年急速に普及しておりますスマートフォンの活用による簡易なシステム構築により、行政サービスの提供がなされることも見込まれるところであります。ご質問の5点目、「あらゆる分野でデジタル化が機械的に導入されても、個人情報は守られるのか」についてであります。地方公共団体の個人情報保護制度は、これまでそれぞれの団体において条例により制定されておりましたが、社会全体がデジタル化に向かっていくため、個人情報の保護とデータの流通の両立が不可欠でありますことから、現在開会中の通常国会に法案を提出し、全国的な共通ルールを法律で規定するとしており、それらにより厳格な情報の保護体制と情報の流通が行われるものと考えているところであります。以上で、荒議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 8番 荒貴賀

それでは、再質問をさせていただきます。昨年ですが、令和元年の5月にデジタル手続法が国会で成立し、全国でデジタル化が急速に進んでいます。今現在、国会でも、デジタル社会基本法案やデジタル関連5法案が現在審議されているところであります。町は、町民の利便性向上や行政運営の効率化が期待されるというお話がありましたが、課題も多くあるなと感じています。町が認識している課題について、確認します。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

デジタル化に向けた課題の認識ですけれども、今、議員おっしゃるとおり、国会でのいろんな法案審議ですとか、これから具体的な内容について国のほうでも定めていく予定となっておりますことから、まだ極めて情報は限られている中ではございますけれども、やはりデジタル化によって、いろんな住民サービスの向上につながるということが期待されている一方で、やはり安全性、利便性が高まることに対する一方での安全性の危惧ということが、今考えている課題の一つと捉えております。

再質問 8番 荒貴賀

現在進んでいるので、なかなかお話がまとまらない部分も多々あるのだということは認識しています。やはりデジタル化は、この間、かなり幕別町でも進んできているのだと思います。行政のデジタル化が大きく進むというのは、今回ではありますけれども、既に行政でもデジタル化が少しずつですが進みます。例えばですが、税金の交付、コンビニエンスストアで支払できるですとか、行政手続が窓口でなくてもかなりできるような体制が整いつつあります。こうした中でも、やはりセキュリティー、今お話にありました安全性の問題もそうですが、利用できない人たち、例えば、そうしたデジタル化に対応できない人たち、もしくはデジタル化によって事業処理、的確に本当にできるのか、人材や体制、こうしたところも課題になるのではないかと思うのですが、そうした認識はあったのでしょうか、どうですか。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

既に一部そういった電子化ですとか、そういったところも進んではおりますけれども、今回いろいろ国のほうで予定している大きな変化というのは、令和7年度に向けた今回の動きが非常に大きいと思っております。今、そういった人材の問題、いろんな課題というのは、もちろん具体的なものはございませんけれども、当然、今後整備してく、進めていく中では考えられる課題としては認識しているところでございます。

再質問 8番 荒貴賀

幕別町でも、過去に納付通知がバーコードが読み取れないというような状況の中で、再交付したというようなことがありました。やはりシステムを改修するときに、何らかの不都合ですとか何らかの事情は必ず発生するのだと思います。そういったところを、どのように要は起こさないように改修していくのかというのは、今後しっかり求めていかなくてはいけない一つだと思っていますので、ぜひそうしたところを認識していただきたいと思います。特に、今現在、本当に急速にデジタル化が進んでいます。教育では、GIGA スクール構想が4年で進めるところが1年になりました。コロナの給付金の申請、持続化給付金や家賃支援金、文化支援金、こうしたものがオンラインで申請しかできないというような状況にもなっています。今、課長が、令和7年度までにというお話がありましたが、きっと前倒しで進むような可能性もあるのだと思います。そうしたときに、もっと体制などを構築していく、もっと緊急的に対話をしていくということが必ず必要になってくると思います。そうしたことも取り組んでいただくことは、大変重要であろうと思います。私はすごく町に確認してほしいのが、行政機関は本当に多くの個人情報を扱っているのです。今、安全性のお話がありました。民間の顧客データや会員さんの個人情報とは比べものにならないほど、個人データがあります。幕別町だけでも2万 6,000 人分のデータがあるのです。あらゆる分野で、そして急速に進むデジタル化、住民生活に影響が出ないのか質問をさせていただきたいと思います。1番の改修見込額や業務数については、まだ明確に提示されていないのでお答えすることができないというお話でありました。答弁の中で、17 事業というお話がありました。具体的にどういった事業があるのかお聞きします。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

今、国のほうで業務システムの標準化の選定対象としている業務ですけれども、全部で 17 業務申し上げます。住民基本台帳、固定資産税、個人住民税、法人住民税、軽自動車税、国民健康保険、国民年金、障がい者福祉、後期高齢者医療、介護保険、児童手当、生活保護、健康管理、就学、児童扶養手当、子ども子育て支援、選挙人名簿管理、以上の 17 業務が対象業務として示されているところでございます。

再質問 8番 荒貴賀

ただいま、17 個の業務をお示ししていただきました。実は、今回、業務システムの統一を標準化するに当たって、もう一つ法案が出てきておりました。それは、マイナンバーの問題です。実は、マイナンバーも同じように 17 業務がひもづけされるということになろうということが想定されます。まだ法案が確定しているわけではないので、ここでなるということはお話はできませんが、今回の業務支援システムとマイナンバーカードが一緒になっていく、こうしたことが懸念されます。やはりこうした業務システムが統一されることで、安全性の問題について町としての認識をお伺いしたいと思います。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

今、議員のほうからお話ありましたマイナンバーの件ですけれども、議員のほうからは、今、課長からご説明しました 17 業務について、マイナンバーと一体的になるのではないかというようなご発言があったと思いますけれども、そうではなく、それぞれの情報とマイナンバーがひもづけされると。マイナンバーの中に情報が入るのではなく、今の 17 の業務とひもづけされるということが想定されていると。どれとどれとどれが、ひもづけされるかというのは、まだそこまでははっきりはしていませんけれども、そういうことで、マイナンバーが活用されるということでございます。そういう面においては、安全性というのは、これまでもいろんな面でお話しさせていただきましたけれども、ひもづけけされるという面においては、マイナンバー自体の安全性というよりは、ひもづけされるときに、外部に情報が流出しないというようなことは当然これは考えて、国はしっかりとしたセキュリティーはつくっていただかなければならないというふうに考えております。

再質問 8番 荒貴賀

大変重要なところですので、しっかりとそういったところも気にかけていただきたいと思います。2番目に移ります。町の独自性についてお話ししたいと思います。答弁では、町側のカスタマイズに合うかどうかについては不明というようなお話でもありました。特にこれ、すごく大きなところなのです。やはり幕別町でも、独自制度基準制度をとってきました。各種保険料や保育料などもそうです。住民の状況、そのときに合わせて町が積み上げてきた、こうした制度なのです。十分か十分じゃないかという部分ではいろいろありますが、やはり幕別町として培ってきた独自の制度、基準です。これが、今度、統一化されることで運用できなくなる可能性について、私はお聞きしたかったのです。まだ決まっていないというお話でもありました。今後きっと担当課長説明会が開かれるのだと思います。そうした中でどう変わっていくのかを、ぜひ確認して計画を見ていただきたいというように思います。少し違いますが、国保の都道府県化は今年3年目です。来年には標準化も進められようとしています。町民の健康増進に取り組んだ自治体も、なかなか厳しい自治体も、高額負担者が多い自治体も、少ない自治体も、同じような基準で算定が持ち込まれる、こうしたことがあります。やはり国が進めるシステムの統一標準化には、課題があるのだと思います。しっかりとして見ていただきたいと感じるのですが、町としてこうした標準化について対応を求めることができるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

標準化において、本町の独自システムが損なわれないようにという意味だというふうに思います。当然、今、なぜ標準化が必要だということにつきましては、町長からの答弁の中にも、情報の流通を全国でしやすくするためには、共通な基盤がどうしても必要であると、その共通基盤を今回つくるということです。その共通基盤の中には、確かに本町独自の部分というのが、したら入るのかというと、それは多分難しいだろうなというふうに思います。ただ、うちの例えばカスタマイズしようとしていることが、他の自治体でも多くの自治体がそれをやっているとしたならば、それは標準化の中に入れることも可能だというのが、今、国の見解です。ですから、どこまで統一基盤、標準化するかということがはっきりまだ示されていない。また、そういう意見を市町村には聞いていきたいということを、今、国は言っておりますので、それらを見た中で、本町としてどういう今度カスタマイズが必要なのか。このカスタマイズというのは、やはり本町の行政が滞らないように行政を行うために必要なものであれば、これは当然、本町としてカスタマイズはやっぱりやっていかなければならないというふうに捉えております。

再質問 8番 荒貴賀

分かりました。そういったことで動いているということで認識したいと思います。それでは、町として、幕別町行政改革大綱(第4次)後期推進計画というのを確認させていただきました。町では自治体クラウドの導入を計画しているようですが、そういった計画を持っているということで間違いありませんか。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

自治体のクラウドについては、これまでも一昨年、管内共同で研究・検討のほうをさせていただきまして、結果的には、昨年度の更新に当たって、幕別町のほうは、費用対効果含めて、自庁システム、現行のシステムを更新したほうが望ましいということで更新を行ったところでございます。次の更新が令和8年度中の更新を予定しておりまして、その段階までに、またそういった共通でのクラウド検討ということは、継続してということは、その余地は残しておりますけれども、当面の間は自庁システムを使って行っております。

再質問 8番 荒貴賀

理解いたしました。自治体クラウドの課題があるのです。先ほど、総務部長がおっしゃられたとおり、独自システムを入れることをできないという課題があるのです。富山県の上市町では、独自制度を取り入れるよう議会で求めたところ、町が「自治体クラウドを採用しているので取り入れることができない」というふうに答えているのです。標準化されることで、システムに自治体の業務を合わせるということが起きています。これは、4年前に総務文教常任委員会でも、自治体クラウドの施設に行ってきました。そのときも、道の担当課は、独自システムを入れることはできませんということをはっきりおっしゃっていたのです。これは、HARP のシステムの件ではありますけれども。やはりそうしたところが幕別町では費用対効果を合わせて、今回はやることをやめたという、判断したということでありますが、やはりこうした国がつくる標準化、国の形にはまらないと、認めてこないというようなことも想定されますので、自治体クラウドについても、標準化についても危惧するところでありますので、ぜひそういったところは今後も見据えて取り組んでいただきたいというふうには思います。特に幕別町では、標準化については現在思案中ということでありますので、この程度にしたいと思いますが、3番目に移りたいと思います。様々な住民ニーズに応えることができるのかについてお聞きしたいと思います。国が目指すスマート自治体なのですが、施設の統合や自治体間の共同利用、職員のスキルアップのための施行というようなことで、住民ニーズと合うのかどうかというようなことが、やはりそうした側面もあるのではないかと思っています。いわゆる小さくしていく、要は事業を集約していく、そういったものもあるのではないか、こうしたところから、町としてこうしたスマート自治体を推進していかざるを得ないのか、それとも、住民ニーズをしっかり聞いて取り組むという方向を持っていくのか、お聞きしたいと思います。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

スマート自治体におかれましては、これですね、時代がもうそういう時代に入ってきているのではないだろうかと。逆に、きちっとそういう AI だとか、RPA だとか、そういうものを活用することをやっぱり私どもは考えていく。それによって、先ほど町長からもご答弁あったように、そういう機械的にやれるものをやり、そこから生まれた時間などは、やっぱり私どもの職員、貴重な人材でございますので、その職員を企画立案だとか、どうしても住民とフェース・ツー・フェースで向き合ってやらなければならない業務、そちらのほうに注力していくという面においては、このスマート自治体というのも、やはり今後はやっていくことが、より住民サービスの強化につながっていくというふうに私どもは考えておりますので、今後ともそういうシステム、どういうシステムを構築され、どんなようなサービスがそのシステムによって受けられるようになるのか、よく見極めながら進めてまいりたいというふうに考えております。

再質問 8番 荒貴賀

事務的な、要は、デジタル化についてスマート自治体が、そうした半面、要は事業の効率化というようなものはあるのだと思います。しかし、私がもう一つ懸念しているのは、統合されてしまうのではないかという懸念なのです。東京都や群馬県では、当然、自治体規模が変わるので一概には言えないのですが、そうしたオンライン申請やコンビニ交付が進むことによって、支所や派出所が統合されたり廃止されたりというようなことが出ているのです。これは、やはり全国でもそうした流れが起きているのです。当然、都市部が中心になってくるのだと思いますが、今、部長のお話ですと、時代に合わせて、要は人口統計やそういうのも考えたときに、本当に幕別町でそれが正しいのか、そこに住んでいる人たちのことを考えた運営が必要ではないかと思うのですが、そうした幕別町としての支所の位置付けについて、どう考えているのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

これ、今から将来の業務がどれだけ、いわゆる単純業務的なものが省略されて、先ほど部長が言いましたような、本来、職員がやる仕事がどれだけ注力できるかということは、今の段階ではなかなかこれ予測不可能だというふうに思います。それと、これはもう一つ、合併協議の中で総合支所にしたというその重みというものもありますし、札内においては、どんどん人口が増えてきて、相談業務なんかも増えているということがありますので、これはもう行政、組織というのは生き物ですから、そのときになってこないとはっきりしたことは言えませんし、その時々のニーズに合わせた体制づくりをするというのが本来であろうというふうに思いますので、今の段階では申し上げることは難しいなというふうに思います。

再質問 8番 荒貴賀

分かりました。ぜひ住民のことを思った町政運営を取り組んでいただきたいと思います。では、5番の個人情報についてお聞きしたいと思います。幕別町では、個人情報保護条例をもって今回取り組んで、個人情報分散管理を行ってきています。現在、審議中なので、なかなか答弁はしにくいところもありますが、答弁でもありましたとおり、システムを統一していく、個人情報の利用を可能とするというような条例を個人情報と両立ができるように法改正が行われているような話もあります。幕別町がこの間やってきた個人情報の保護、こうしたものがしっかりと担保されるのか、これについて、やはり町としても取り組んでいただきたいということをお聞きしたいと思います。特に、ひもづけされるマイナンバー、今後かなり詳細に計画が出てきているというふうにお話を聞いていますが、町としてどこまでの利用が詳細に出てきているのかお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)

個人情報保護についての情報ですけれども、今まさに国のほうで個人情報関係、3法を統合すると、今ある法律三つを統合して、国の中で一つのいわゆる法律の中で統一した考え方の中で、個人情報の保護を扱っていくというところでの法案審議がなされるところだったというか、今回の国会に提出されて9日の日に審議入りというところまでの情報しか現段階ではございません。以上です。

再質問 8番 荒貴賀

住民にとっても、個人情報もそうですが、マイナンバーに考えても、やはり重要な一つの理由があると思うのですね。要は、住民がマイナンバーを持つ、そういうときに、どこまでひもづけがされているのか、そうした詳細な日程等をお聞きしたところであります。どうですか。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

ひもづけについて、どこまで利用されているのかという話かと思います。そうなりますと、マイナンバーそのものの話になってきまして、マイナンバーの中にはマイナポータルという仕組みがございます。そのマイナポータルという中で、その方の個人番号がどういうふうに利用されたのかというのを、マイナポータルの中で確認できるというふうになっておりますので、例えば、全然身に覚えのないような情報の流通があったとすれば、必ずそこには情報の流通があったという事実は残りますので、それをもって関係するところに問い合わせするなりということは可能になると、そういう面においてきちっと情報というのは個人において管理できる仕組みになっているということでございます。

再質問 8番 荒貴賀

今、部長からは、マイナポータルのお話をお聞きしました。私がお聞きしたかったのは、どこまでひもづけが進むのか、要は今年3月から国民健康保険とのひもづけが開始されました。今後も、免許証ですとか、国家資格というようなことが出てきております。詳細に令和何年度からというのが出てきたと思うのですが、そうした詳細についてお聞きしたところであります。どうですか。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

失礼しました。どういうふうにひもづけされるかというのは、これから、それこそ今考えられているところでありまして、私どもも報道ベースでしか情報がないというのが事実でございます。例えば、免許証とのひもづけをするだとか、保険証とのひもづけを行うだとか、それとか、出生届だとか、そういう面においてひもづけするだとか、そういう全国で活用できるような情報とひもづけするというのは一つがあります。それと、もう一方では、先ほど私申し上げましたように、マイナポータルを使って、個別の自治体がそれを活用した利用というのも考えられると。そして、先進自治体においては、例えばコンビニで諸証明を発行できたりだとか、印鑑証明書を発行できたりだとかいうことも、もう実際やっております。それも、要はひもづけして、情報がコンビニのほうに行って、そこから証明書が発行できるという、これは独自利用の話ですけれども、独自利用と国が進めようとしている利用と両方があるということで、私どもの独自利用もまだどういうふうにするかというのも決まっていませんし、国においてもどのような情報をどういうふうに活用するかというのも、まだはっきりしていないのかなというふうに考えております。

再質問 8番 荒貴賀

やはりマイナンバーも今回の標準化も、きっとすごく急速に進んでくるのだろうと思います。担当部署については、大変これから忙しい時期を迎えてくるのだろうというのは想定されますが、急速に進むデジタル化で、体制が追いつかない、そうしたときに、一足飛びに行ってしまったがために情報が流出したということが全国でもありました。これは導入した当初の話ではありますが、やはり今回も導入するときには、こうした懸念が払拭されないということがありますので、ぜひそうしたことを念頭に置いて取り組んでいただきたいということですが、どうですか。

答弁 町長 飯田晴義

詳細については、まだまだ分からない段階にあります。ただ、そういう中において、我々が譲れないことがあるわけでありまして、これは個人情報をしっかり守るということに尽きるわけで、これはしっかりと国に対して求めていかなければならないことだというふうに思っております。

再質問 8番 荒貴賀

国もそうですが、今後、導入するときには、ぜひ町としてもそういったところを取り組んでいただきたいと思います。特にマイナンバーの導入には、やはり最初3分野だったと思うのです、導入のときには。いわゆる、社会保障や国税、災害対策、こうしたもので共通番号制度というのが始まったのですが、今、部長も答弁していただいたとおり、多くのところでひもづけがされてきているのです。当初の目的とはかなり違った方向に進んでいるのではないか。利用を進める、利便性を高めることによって、セキュリティーの問題が危うくなってくる。やはりこれはもう表裏一体の関係であります。こうしたところも、幕別町としては、今後導入するときには、しっかりと気にかけて取り組んでいただきたいというところであります。最後になりますが、デジタル化、要は先端技術を有効にどう利用していくのか、重要な課題でもありますし、これからの行政運営にとっても大変重要なことでありますし、それを否定するものではありません。問題なのは、やはり効率化を優先して、結果として誰か個人が取り残されてしまうのではないか、そうした社会になってほしくはないのです。特に、今回、デジタル化を進めることによって、いろいろと分野が広がりますという話がありましたが、やはり利用できない人たち、そうした人たちをどうしていくのか、そうした分野について考えていく必要があるのだと思いますが、そうしたところについては、町としては認識はありますか。

答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)

その件につきましては、繰り返しになる部分ですけれども、町長から先ほどご答弁ありましたように、当然それは考えていかなければならないと、情報格差を生まないようにやっていかなければならないと。その中でも、先ほど町長からご答弁ありましたように、今やはり、なぜここまで急速に情報化社会が進んできたかという背景というのは、やはりスマートフォンの普及というのは相当影響がある、これはすごく情報の利用だとか、そういうことについてはすごい影響があるというふうに思っております。これから情報格差を生まないためには、やはりスマートフォンというのが、大方の多分これからの社会ですよ、今ではなく将来に向けてなのですけれども、大方スマートフォンみたいなそういう機材を国民は持つようになってくるのかなと。それをやはり活用する。その中に、いかに分かりやすく、複雑でなく、お年寄りでも分かるようなボタンをつくってみたりだとか、多分一つひとつのそういうことが、情報格差を生まないような社会になっているのではないかなというふうに考えていますので、国も多分そういうことも考えて制度設計もされてくるでしょうし、かつ私どもも、もしそういう仕組みをつくっていくときには、分かりやすいシステムの利用、どうやったらお年寄りでもすぐにそこに入れるかということを考えたシステムの設計というのは、当然やっていかなければならないというふうに思っております。

再質問 8番 荒貴賀

今、部長がお話ししていた、やはりあくまでもそうした機会、そういったデジタル化を利用することが大前提なのです。でも、やはりいつの時代でも、いつのときにも、やはりそうしたものが利用できない人たちというのは、絶対一定数、多数は発生してきてしまうのであろうと思います。そうしたところに、効率化によってほかの事業に振り分けるときに、そうしたところに手厚く事業展開をしていくということも求められるのではないかということで、町としての考えをお聞きしたところです。どうですか。

答弁 町長 飯田晴義

今、部長のほうからスマホの普及率の話も出ました。今、67%ぐらいらしいですけれども、これもいわゆるガラケーですね、キャリアによって、3社によって違うようでありますけれども、ガラケー、3G対応のガラケーも 2026 年ですかね、一番遅いのは。NTT ドコモは 2026 年までしか使えないと言っていますから、もう必然的にスマホというのは進んでくるのだろうなと。そうはいっても、どうしてもそんなもの要らないわという方は、これは何%か残ってくるだろうと。ただ、そういう人たちに、じゃあスマホを買い与えるのかということにもならないわけで、これ、少なくとも何らかの公共施設に行けば、情報が得られるということは準備しなければなりませんけれども、およそそこは限度があるわけでありまして、そこをいかに不便さを感じないで生活していただくかということで、何がいいかというのは今の段階ではなかなか言えませんけれども、そういう不便を感じないというか、サービスが落ちるわけではないのですね。今のサービスは生きるのですよ。生きた上で、さらにスマホを使える人は、サービスの向上が図られるという、そういう仕組みですから。そういいながらも、スマホを持てない人に、どれだけ不便さを感じさせないようなことについては、考えていかなければならないなというふうに思っております。

再質問 8番 荒貴賀

大変そこ大切なところだと思います。一人も取り残さないと言ったらあれですけど、誰もが住民サービスを受けられるような取組をこれからもつくっていかなくてはいけないと思います。町としても、そういった点でぜひ取り組んでほしい。特に、介護保険ですとか、そういった福祉制度が簡略化・規格化された中で、やはりなかなか私の思いが伝わらないというものがあります。やはり機械化された、デジタル化された中で、そうした思いを持ってしまった人たちが一定数出てしまっているのが、これ事実なのです。やはりこうしたところも、町としても対応していただきたいというふうに思いますし、そうしたところに寄り添った行政運営をとっていただきたいというふうに思います。きっとこれからデジタル化は進みます。でもやはりそうしたところに一足飛びに行かないで、しっかりとした対応と住民のことを思った行政運営を求めて、質問を終わります。

出典:幕別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(140ページ) 間違いを知らせる