幕別町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日
TPP交渉の影響と撤回に向けた取り組みについて
2015年12月10日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「TPP交渉の影響と撤回に向けた取り組みについて」質問し、町長 飯田晴義が答弁しました。
- 質問者
- 中橋友子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 中橋友子
通告に従いまして、2点について質問を行います。1、TPP 交渉の影響と撤回に向けた取り組みについてであります。米国アトランタでの環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会議は、9月 30 日から 10 月5日まで行われ、異例の会期延長を重ねた上で、「大筋合意」に至ったと伝えられています。しかし、その内容は、国民の食料、農業、経済はもとより、医療や福祉や多方面に多くの問題を与え、決して認めてはならないものと考えます。問題は、1、そもそも TPP 交渉は、秘密の交渉ルールで行われたため、全てが明らかにされるのは協定発効後、4年を経過してからであり、国民主権の否定につながります。二つ目には、2012 年の国会決議をほごにし、主要5品目だけではなく、大半の農林水産品の自由化に応ずる一方、米国には自動車関税撤廃を 25 年後にするなどの大幅な譲歩となっています。3、医療、知的所有権、食品安全、労働等における非関税障壁の撤廃にもつながっています。そして4、ラチェット条項、ISDS 条項も盛り込まれ、多国籍企業の出店、進出規制ができなくなり、地方自治体にも影響を及ぼします。⑤決め方も域内 GDP の 85%を占める国々及び最低6カ国の承認で行うという不平等なものとなっています。このように明らかにされた情報だけでも農業者はもとより、町民全体に甚大な影響を与え、地方自治権にも抵触する内容となっています。「大筋合意」で政府は、あたかも決定したかのように国内対策の代替措置を進めていますが、根本解決にはなり得ません。今後、細部にわたる調整も残されており、各国とも批准には大きな困難が予想されています。これらを踏まえ、TPP 協定の調印・批准は行わないよう町挙げて取り組む必要があるのではないでしょうか、以下、次の点についてお伺いいたします。①幕別町で予測される影響。②TPP 阻止に向けての町民学習会の開催。③国に対して「大筋合意」の撤回を求める。2点目、新規就農対策の強化についてお伺いいたします。十勝の 2015 年の農業算出額は、史上初めて 3,000 億円を突破する可能性があると伝えられています。食料の自給率は 1,100%と高く、幕別町の農業者を初め、多くの関係者の努力で、多くの関係者がその役割を担ってきております。今後も基幹産業として発展していくことが望まれていますが、残念ながら幕別町の農家戸数は 1990年の 986 戸から 2010 年には 632 戸になり、20 年間で 354 戸も減少しています。経営規模の拡大で遊休地をつくらず、今日まで緻密な努力が続けられておりますが、減少傾向には歯どめがかかっておらず、このままでは耕作放棄地も生まれかねないことが懸念され、対策が急がれます。幕別町では、平成 14 年から農業振興公社を中心に担い手確保育成事業に取り組み、新規参入者の就農を支援しておりますが、さらなる充実を求め、次の点についてお伺いをいたします。①幕別町の現在の農家戸数と後継者の実態について、札内、幕別、忠類の地域別に示していただきたい。②新規就農者のこれまでの実績。これまでの新規就農の希望があった人数と、また農村アカデミー終了者の町内外の就農者数、また就農に至らなかった主な要因について伺います。③新規就農支援事業の拡充について、(1)基金補助要件の緩和、これは単身者にも適用を求めるものです。(2)新ひだか町、浦河町と挙げましたけれども、受け入れ体制など充実を求め、支援体制づくりをお伺いいたします。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
中橋議員のご質問にお答えいたします。初めに、「TPP 交渉の影響と撤回に向けた取り組みについて」であります。去る 10 月5日、TPP 協定が大筋合意されたと報じられたところであり、その内容は、農林水産物では全品目の 81.0%に当たる品目の関税が撤廃されることとなっております。また、日本が保護を求めていた農産物重要5項目のうち、約3割で関税が撤廃され、さらに輸入枠をふやした品目も多く存在しております。国は大筋合意を受け、10 月9日に「TPP 総合対策本部」を設置し、11 月 25 日には「総合的な TPP関連政策大綱」を策定いたしました。大綱では、関税引き下げ対象となった農産物の輸入増による価格低下を想定し、農業者の所得対策として予算措置のみであったものを法制化するほか、関税を財源とした生産振興策についての財源確保や新たに給付する補助金の枠の拡大など、農業の所得補償に重点を置いた施策が示されております。ご質問の1点目、「幕別町で予測される影響について」であります。TPP 協定の影響は多岐にわたりますが、本町におきましては、特に農業について大きな影響があるものと思われますので、農業分野について申し上げます。若山議員の答弁でも申し上げましたが、国・北海道が示しております、TPP 協定による農業への影響は、「輸入増の懸念」「価格低下の懸念」など概念的な表現にとどまり、詳細な影響についての発表はありません。本町での影響は、小麦、牛肉、小豆などの豆類、牛乳につきましては関税の引き下げによる農業者の所得の減少が、またタマネギやスイートコーンでは、現在の関税は6%から 8.5%と低いものの4年から6年で撤廃され、国内産価格の低下が懸念されます。ビートやでん粉などの甘味資源作物は、所得への影響はないものと考えておりますが、糖価調整制度の輸入糖から徴収している調整金の減少により、てん菜の生産振興対策への影響が懸念されております。また、影響額につきましては、国が試算方法等を示し、これに準じて都道府県や市町村も算出すべきものと考えておりますが、現時点では国から何も示されておりませんので、本町の影響額を算出することはできない状況にあります。ご質問の2点目、「TPP 阻止に向けての町民学習集会の開催について」と、ご質問の3点目、「国に対して「大筋合意」の撤回を求めることについて」は関連がありますので、あわせて答弁させていただきます。本町におきましては、TPP 協定につきまして、交渉への参加に反対をし、交渉参加後は、農産物の重要5項目の関税撤廃阻止、国会決議遵守の立場で「TPP 問題を考える十勝関係団体連絡協議会」「十勝圏活性化推進期成会」や町村会の一員として国への要請を行ってまいりました。現在は、TPP 問題を考える十勝関係団体連絡協議会が 11 月7日に決議しました「TPP から十勝の経済と暮らしを守る決議」にありますとおり、影響の分析と地域ごとの丁寧な説明、農業生産が再生産を維持しながら発展できる万全の対応を求めているところであります。さらに、11 月 18 日に全国町村長大会での「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定に関する特別決議」にもありますとおり、政府においては、これまで以上に国内農林水産物の品質や安全性に対する国民の理解を深めるとともに、影響を受ける農林漁業者が希望を持って経営に取り組めるよう、国内農林水産業の振興と農山漁村の活力の維持を求めております。このように、TPP 協定の大筋合意を受け、これまで要請活動をともに行ってきた各団体とも現実的な対応を求めており、「総合的な TPP 政策大綱」の実施により影響の出ない対策が講じられるかが焦点となっております。本町におきましても、この大綱が確実に実行されるかを注視していかなければならないものと考えており、TPP 阻止に向けての町民学習会の開催や国に対して「大筋合意」の撤回を求めることは考えておりません。次に、「新規就農対策の強化を」についてであります。先般、公表されました 2015 年農林業センサスの概数値によりますと、北海道内の販売農家戸数は5年前に比べ 6,334 戸、約 14.4%、十勝総合振興局管内では 656 戸、約 11%が減少し、農業人口におきましては5年前に比べ1万 5,645 人、約 14.1%、十勝総合振興局管内では 2,104 人、約 11.5%が減少しており、高齢化と後継者不足により、担い手育成と労働力確保が最大の課題となっております。本町では、農業後継者の育成や新規参入希望者への研修や受け入れなどの担い手対策、経営規模の拡大や農作業効率の向上に対応した農地の集積などを図るための農地流動化対策、さらには気象情報や農地情報の提供などを一体的に総合的に行うため、平成 14 年に公益財団法人幕別町農業振興公社を設立し、生産性の向上と地域農業のさらなる発展に努めているところであります。ご質問の1点目、「幕別町の農家戸数と後継者の実態について」であります。農家戸数を把握する資料といたしましては、5年に1度行われる農林業センサスがあります。先般、公表された 2015 年農林業センサスは、まだ概数値ということで町村別、地域別の統計資料が明らかにされていないことから、2010 年農林業センサスの数値により説明をさせていただきます。農家戸数は、幕別地域 314 戸、札内地域 191 戸、忠類地域 91 戸、幕別町全体で 596 戸となっております。後継者のいる農家戸数は、幕別地域 125 戸、札内地域 62 戸、忠類地域 28 戸、幕別町全体で 215 戸となっております。なお、農林業センサスでいう後継者は「満 15 歳以上の者で、経営主から次の代に農業経営を継承することが確認された者」と定義されております。ご質問の2点目、「新規就農者のこれまでの実績について」であります。本町における新規就農実績のうち、農家子弟の新規学卒や U ターンを除く、いわゆる新規参入希望者数につきましては、「まくべつ農村アカデミー」がスタートした平成7年度以降の実績で申し上げます。新規参入を希望する方が入りますアカデミーのフロンティアコースには、幕別地域で 41 人、忠類地域におきましては2人の合計 43 人が入校いたしました。このうち、研修を修了し新規参入を果たされた方が、幕別地域におきましては7組8人、忠類農協管轄では2組3人、合計9組 11 人の方々で、営農類型ごとの内訳では酪農専業が2組、肉牛専業が2組、畑作等が5組という状況であります。忠類地域で合併前に新規参入をされた酪農専業の3組6人と合わせますと 12 組 17 人であります。まくべつ農村アカデミーのフロンティアコースに入校した 43 人のうち、新規参入を果たされた 11人を除く 32 人についてでありますが、1人は研修を修了し町内の親族が経営する農家に就農しております。残り 31 人は研修修了には至らず、1人は町内の実家で農業従事、3人が自分の実家を含む他町村で就農、6人が他町村で農業の研修となっております。そのほか6人は農業関係の職種に就職し、3人は農業以外の仕事に従事され、12 人が不明となっております。就農に至らなかった主な要因ついてでありますが、平成 17 年度までは、新規就農を希望した場合は、当初からフロンティアコースに入校という形でありましたことから、研修中に研修生がそれまで持っていた農業に対するイメージが現実とは違っていたことにより研修を断念したというケースが大部分を占めております。このため、平成 18 年度からはフロンティアコースに進む前に、1年以内の短期農業体験を経て、農業関係機関と北海道指導農業士で構成されるアカデミー事業部会において、本人への面接による就農の意思確認や受け入れ指導農家との面談を経ることで、本人の農業に対する熱意や農業技術に対する習熟度合いを勘案してフロンティアコースに入校させるという内容に変更するとともに、フロンティアコースの修了に際しましても、アカデミー事業部会において本人への面接、受け入れ指導農家との面談を行い、本人が作成する経営計画なども加えて審査し、営農を決定するという手続きをとっており、慎重を期しているところであります。ご質問の3点目、「新規就農者支援事業の拡充について」であります。初めに、資金補助要件の緩和についてでありますが、農業を新たに始めるためには、農地の確保や生産設備などの営農資産を取得しなければなりません。また、その資産を用いて営農するためには、生産技術や労働力の確保、営農資金の調達などに関する知識の習得が必要であり、このための研修に数年を要することとなります。先ほども申し上げましたように、本町において新規参入をするためには、1年間の短期農業研修を経てフロンティアコースに移行し、3年程度の研修を積んで就農に至ることになりますが、「まくべつ農村アカデミー実施要領」では、新規参入を目指すフロンティアコースの対象者として、「新たに幕別町で農業を始めたいおおむね 35 歳までの者。夫婦が原則。」としております。これは、就農後、2人で協力し合うことが望ましいことや1人が病気やけがなどに見舞われた場合においても対応が可能で、より就農しやすい要件として夫婦を原則としておりますが、「独身者についても相談に応じる」こととしており、経営計画が成り立つことはもちろん、関係農協や地域の理解を得ることができれば、独身者であっても就農は可能であると考えております。次に、「新ひだか町や浦河町に見られる受け入れ体制の充実のための支援体制づくりについて」でありますが、新ひだか町では、本町の短期農業体験に当たる期間を3カ月以内として、その間、日額3,000 円の農家実習手当が支給されております。また、本町のフロンティアコースに当たる期間を2年以内として、その間、研修支援として月額 16万円、住宅補助として月額3万円を限度として支給するほか、家族がいる場合の扶養費、自動車等購入費を支給しております。浦河町においては、新規就農希望者の研修期間中は研修補助金として月額8万円を支給し、就農に際しては支度金として 100 万円を、就農後は就農開始年度の翌年から3年間で必要な農業経費の2分の1、100 万円を限度に経営安定補助金を支給しております。本町における研修生に対する支援といたしましては、農業担い手支援センターに研修生が低額で入居できる宿泊施設を整備していることに加え、フロンティア研修生を受け入れされる指導農家から月額 15 万円以上の研修手当が支給がされております。また、研修修了後、新規就農された方に対しましては、「幕別町新規就農者の育成に関する条例」に基づき、5年間の農用地等の賃貸料相当額と取得した農用地等の5年間の固定資産税相当額や農業関係制度資金を借り入れた場合の5年間の借入利率1%に相当する利子補給金を奨励金として支援措置を行っているところであります。本条例により、これまで幕別地域8人、忠類農協管内3人の方に奨励金を交付しておりますが、その金額は平成9年度に就農された畑作の方には約 790 万円を交付しており、平成 23 年度に就農された酪農の方には、今後も含め 870 万円の交付が見込まれおり、現時点では本町における新規就農への支援体制・支援策は、他町と比較いたしましても見劣りすることなく充実しているものと考えております。近年、農業を取り巻く状況は目まぐるしく変化しており、今後におきましても、農業関係機関や関係者のご意見を伺い、他町村の事例も参考にしながら、できるだけ新規参入がかなうよう研究を進めてまいりたいと考えております。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 16番 中橋友子
それでは、再質問をさせていただきます。初めに、TPP にかかわって、まず予測される幕別町の影響をお尋ねしたところです。若山議員のときにもお答えされておりましたので、詳細、当然うちの町ですから、農業を中心とした試算がされるということで、その基準となる方向性が国から出されていないので難しいのだということでありました。対策本部も設置されているということですから、そこでいろんな情報を得られて、可能な対策といいますか、相談をされているのだと思うのですけれども、国の情報というのは、なかなかこれまで猛反対というか、うちの町も十勝挙げて反対していたものでありますから、簡単にその影響額について、こういった形で出せますよというようなことは、あるいは政治的な意図も働くということもあって、簡単には出てこないのではないかというふうに逆に思うところもあるわけです。しかし、実際に影響を受けるのは我が町であり、我が農業者でありますから、可能な限りの情報をあらゆる手段を使って、その対策本部がキャッチするということが大事だと思うのですけれども、今、どのようなルートで情報が入ってこられるのか、まず伺いたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
現状においては、非常に情報が少ないわけでありまして、一つには十勝選出の代議士を通じてというのもありますし、また各省庁からの縦の通知というものも当然、考えられるのでありますけれども、これはもう極めて少なくて、現状のところ本当に判断に至るような材料というのはほとんどない。国がマスコミ等を通じて公表しているような情報しかないというのが現状であります。
再質問 16番 中橋友子
1回目の質問で申し上げましたように、最初から秘密裏にされているという、そういった困難さがありますので、町長、言われるように情報は多くないと思います。しかし、多い、多くない中でもこの TPP の交渉そのものは外国で行われているわけでありますから簡単なものではないのですけれども、ご承知のとおり交渉が行われた最終的には 10 月6日だったのですが、1カ月後の 11 月5日にそういった文章の責任国といいますか、ニュージーランドであったそうですが、そこがネットを通じて 1,000 ページから 1,600 ページを公表したということが、今、いろんな情報のベースになっているわけですよね。それでわかり得ることを提示しているということなのですけれども、日本は、それを受けて 1,000 ページから 1,600 ページのものを 90 ページといいますから、物すごい縮刷といいますか、大きくまとめて出したのだと思うのですけれども、そういった中でも、例えばこれまでなかった幕別にも大きい影響が与える野菜なども対象になるというようなことも、そういったところから見えてきているわけですよね。ですから、なかなか少ないという、そのジレンマもあるのでしょうけれども、そういった、今、ネット社会というのもありますから、ただし今、出されているものは、法的な検閲を受けたものではない、あくまでも大筋で約束したことということでありますから、参考にしかならないと思いますが、そういったものを駆使する中で、ある程度幕別町は、今までと比べて影響が大きくなることなどということを大枠で想定できるのではないでしょうか。つまり、今まで幕別町の影響は、これまでは農業生産額だけで 107 億円と出しておられましたよね。それから見て今の状況としてどうなるか、町長の判断といいますか、予想はどうでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
107 億円というのは、国、農水省が試算をし、そして北海道もそれと同じ方法で試算をし、そして私どもも同じ方法で試算した結果、107 億円という数字が出てまいりました。これは、すぐに影響が出るという前提でありますので、ところが今回は、年数をかけて出てくるわけでありますから、私は 107 億円よりはふえるという感覚は持っておりません。当然、これ以内であろうなと、これ。それが、ただマックスになったときには、これがどうなっていくのかというのは、ちょっと今のところでは想像つきませんけれども、107 億円は、本当に即影響が出るという前提で試算しておりますので、私はそれよりは少なくなるかなというふうに思っております。
再質問 16番 中橋友子
長いものでは 25 年とかありますので、当然、町長のお答えのようなことであろうと私も思います。そこで、これは対策本部を設置している以上は可能な限りの情報キャッチと、キャッチしたものについては、公開できるものは速やかに公開していくということが、先ほどもありましたけれども、非常に大事だと思いますので、鋭意努力をしていただきたいというふうに思います。その上で、影響は農業だけではありません。食の安全や、特に国や地方自治体は ISDS の状況などについては、やはり非常に危機感を持っていなければならない、幕別町にとって直接影響の与えられることだと思っております。それについての町長の見解も伺いたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
影響としては、そういった具体的な影響額のほかに、今、中橋議員がおっしゃったような食の安全・安心、特に農薬基準が日本だけのものですから、これがどうなるのかだとか、遺伝子組み換えのものがどうなっていくのかだとか、非常に食の安全・安心という面では、非常に懸念をされるわけであります。そういったもののほかに ISDS 条項というのがありまして、これも裁判所がアメリカにあるわけでありまして、今まで聞くところによれば、かなりいいようにやられてしまうというのか、主権国家でありながら、その主権がなくなるおそれがあると、そういう懸念があるといったことも言われております。したがいまして、そこは本当に国としてしっかり主権国家として考えねばならないというふうに私、思っております。ただ、それが各市町村にまでどこまで影響してくるのか、もちろん調達の問題も実はあるのですね、これも一定金額以上でありますので、それがどこまでくるのか、恐らく市町村への影響というのは非常に少ないのだろうなというふうな思いを持っておりますけれども、全くないかというと、これはないわけでありまして、これはあると思います。これは、例えば調達の入札にしても、大きな額、一定の金額以上については外国から参入してくれば、当然、それによって日本の市場が狭まるわけですから、どんどんどんどん下におりてくるというようなことも、つまり今までゼネコンがやっていた事業が、下のランクに比較的金額の低いところにおりてくる。それが、どんどん玉突きのような状態になって、私どもの町にも影響があるのかなというふうに思いますので、そういう具体的な農業生産額以外にも懸念される事項はあるのかなというふうな思いではおります。
再質問 16番 中橋友子
そうなのですよね、まだスタートしていませんから、なかなか描きづらいというものもあるのですけれども、国同士で訴訟が起こされて、メキシコであるとかカナダであるとか敗訴して多額の賠償金を払ったという報道はあります。市町村にかかわるものはどういうことなのだろうと、今、町長が言われたような大きな公共事業にかかわって、実際に訴訟を起こされたというのは、そういう事例は見つけられなかったのですけれども、ただ韓国でソウル市の学校給食にかかわりまして、輸入のものを使っていて、これが安全性に問題があるということで、それは韓国の中の市の条例で安全規制をしていたものを、やはり輸出する側は、そのことが損害を与えると。本当に安全でないというふうに確証もないのに、その条例があることによって阻むということで訴訟を起こされて、これは韓国がみずからその条例を撤廃したということはあるというふうに報道されています。ですから、本当に農業だけではなくて、多方面にわたってこの町に影響を及ぼす TPP、だからこそ、この具体的な運動、始まったのは5年ほど前からですけれども、町挙げて、十勝挙げて、そういうものはしないでくれと、交渉に参加しないでくれということを取り組んできたのですよね。幕別町議会としても何度も意見書、上げてやってきた、ここに来てこういう状況になっているわけです。それで、次の質問にもなっていきますけれども、これがやはりなかなか今、多くの方たちに危険な状況が薄められてしまっていると言っていいのでしょうか、結局、こういうことが起きると、必ず全容が明らかになっていないのに、もう既に「TPP 大綱」だとかといって代替策がつくられて、どんどんそれが宣伝され、先行すると。もちろん直接の農業者に影響を与えるなどということはあってはならないことですから、当然、そういうことは求めることは求めるのですが、しかし最も大事なのはそういった農業者だけではなくて、全般的に影響を及ぼすものを影響を受ける側の町民が知らされていないという、そういった不利益を実際にはこうむっているわけですよね。ですから、そういうことを可能な限り住民にきちっと知らせて、確かな判断を住民ができるようにしていくというのも行政の役割だというふうに私は思うのです。そうすると、ただ、今、町長がお話ししたような食の安全の問題だとか、いろんな角度から提供できることはあるわけですから、こういった機会にきちっと住民の方に、私は「TPP 阻止に向けて町民の学習集会」というふうには書いたのですけれども、これ知っていただく手だて、取り組みをすべきだと思いますが、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
もちろん事実がこうであるということについてはお知らせをしなければならない、これは私どもだけではなくて、国においても道においても、しっかりそれはやってもらわなければならないなというふうに思っております。ただ、私どもとしては、とりわけ今、農業に対する影響が非常に懸念されている中で、今、要綱ができましたけれども、その要綱に基づいて、毎年度の予算の中で対策が措置されていくということになりますので、そこがしっかり見きわめなければならないなと。そこで、懸念される事項がさらに出てくるということになったときには、これはやっぱり農協と農業関係者で、きちっと協議をした中で、要請活動も必要ですし、大した額でないのであれば、町単独の施策っていうのも考えなければならないというふうに思っております。いずれにしても、農業に関して言えば、一つには、きちっと生産振興をやっていただく、そのための基盤づくりを国においてやっていただくということと、もう一つは経営安定対策、所得補償の、今は二本立てということになっておりますので、それがあって初めて再生産に結びついていくというふうに思っておりますので、そこをしっかりと見きわめてまいりたいというふうに思っております。
再質問 16番 中橋友子
ちょっと違うかなと思います。農業者に対しては、そういうふうな、もう実際に、今、スタートしていますよね、政府の説明会ですとか、それから要綱をつくったとかと。私は思うのですけれども、確かに大筋合意に至ったということが、そこまで事を運んでいる理由なのですけれども、しかし大筋合意ということで大々的に報道されているのは、これ、マスコミ情報ですけれども、日本ぐらいであって、12 カ国、11 カ国がまだあるわけですけれども、そういった、もう実りそうだと、実ったのだと、あたかも誤解されるような、そういった伝え方は少ないというふうに聞いております。つまり、まだまだ大筋合意といっても、これから実際には調印もあるわけですし、日本では国会の決議が必要ですし、批准というところもあるでしょうし、そういったプロセスを踏んでいかなかったらならないものですよね。そうすると、現実的な対応と、よく言われるのですけれども、生きていかなければならないので、現実というのは、それは絶対そこは外せませんけれども、しかしもともとの本家本筋が間違ったものがどんどん来ていて、まだそれができ上がったものでないと、でき上がりつつあるというふうに見ているというのであれば、これはやはりでき上がらせてはだめだという、そういったアプローチもしていく必要が一方では必要なのではないかというふうに思うのですよね。この辺は、町長、どうお考えですか。
答弁 町長 飯田晴義
確かに大筋合意で、先ほどご答弁申し上げましたように、発効するのは、早くても平成 30 年の春ぐらいだと、そんなお話も農水の副大臣からお伺いしたところであります。したがいまして、確かに中橋議員おっしゃるように、一方では撤回に向けて動いてもいいのではないかと、そういう考えも確かに私は理解するというか、わからないわけではないわけであります。ただ、今の国の、我が国の国会の情勢を考えてみても、これは今、大筋合意で締結のほうに向かってかじを切って動いているわけであります。これは、一番影響が大きい農業者、農業者団体においても完全にこれかじを切ってるわけでありますから、恐らく我々よりも、農業に関しては現地に行ったりもしていますし、相当の情報は持っているのだというふうに思います。そういう人たちが、そういう対応をとっている中、より情報のない私たちが違う方向を向くというのは、それこそやっぱり現実的な対応ではないのかなというふうに思いますので、やはり関係者がしっかりと我々よりもより多くの情報をつかんだ中で判断をして、今、動いているわけですから、それはやっぱり私はそのことを信頼しなければならないなというふうに思っているところであります。
再質問 16番 中橋友子
心配しますのは、そういった現実的な対応、町長の言われること、私もわからないわけではないですよ。だけれども、一方の手を下げてしまうことによって、逆に大筋合意が本合意になることをいわゆるバックアップする、そういった、もうギブアップですよと、だからもうその旗は全部おろしましたと。それで、どんどん対応策とってくださいというふうになれば、実っていない交渉であっても、それはもう合意を得られてから実らせていくという逆な働きにもなりかねないというふうに思うのですよね。それで、農業団体の皆さんも、私は本当に残念だなとは思いますけれども、あの旗をおろすまでには相当な葛藤があるのだと思うのですよ。つまり、昨年からことし、農協解体まで出されてきたわけですよね。ですから、情報が多いというのは、その TPP の情報というよりも、むしろそういった政治的な力学が働いて、そして自分たちの身を守るために、小さなそれぞれの組織ですけれども、選択せざるを得ないというようなそういう流れを感じます。この間、私も農業団体、農協の組合長さんや各農家、関係団体、歩かせていただいたときに、本音と建前ってやっぱりあるのですよね。なかなか公職についていらっしゃる方たちですから、ここでは全て申し上げられませんけれども、しかし農業者として心までは売らないよと、食べ物をつくる者として売らないよというような、そういった決意を持って今の状況について大きな不安を持って過ごしていられるというのが現実です。そういうことも受けとめるのであれば、町長、言われるように、本来 ISDS 要綱にしても国のことですよ。だけれども、影響を受けるのは幕別町なのですよね、農業のスタートもそうですよ。国が決めているのだけれども、うちの町が、うちの農業者が、そしてここで暮らす2万 7,000 人が影響を受けるのですよ。そうすると、その国が皆さんを守るようなことをしていないわけだから、やっぱりその辺は言えないこともあると思いますが、私は言えますので、それは大いにこれからも撤回を求めて運動をするということが大事だということを申し上げたいと思います。この点では、そういう点で、まだまだ大筋合意の段階、これは相当 30 年、今は 27 年ですからこれからの動きで変わっていくということもありまして、ぜひ繰り返しになりますが、素早く情報をキャッチして住民に知らせる。そして、そういうさまざまな動きの中で、現在、この地、この状況に置かれているということをお酌み取りいただきたい、このように思います。ですから、住民に対する学習会なども、そういった適切な時期に提供していただければ、農業者だけではなくて、適切な時期に取り組んでいただければ、もっともっと理解が町民全体に広がるのかなというふうに思います。この間の取り組みを見てみますと、町民全体の集会、取り組んでいるところは、やはり少ないのですよね。ですが、10 月 30 日に道南の瀬棚町で TPP 交渉に関するシンポジウムを開いて、ここには各党の国会議員の先生方も含めてご参加いただいて、実情をきちっと町民にわかっていただく努力をされています。こういう町もありますので、町長、ぜひ、こういう提起もあるのだということを受けとめていただいて農業政策に当たっていただきたい、まちづくりに当たっていただきたい、このように思います。次に、後継者担い手対策に入りたいと思います。ただいまの担い手対策につきまして、幕別町の現状をお答えいただきました。改めて数字を示していただいて、その先行きに大きな不安を感じています。今までの 2010 年の数字だということでありますが、596 戸の幕別町の農家が、ここでは後継者がいらっしゃる方が 215 戸ということでありますから、三十数%ということですね。農業者の平均年齢は 55 歳ということを前に示されておりましたので、この方たちが、今、55 歳の方たちが、あと 30 年たったら 85 歳になる。後継者のいらっしゃる方たちは、215 軒ということでありますから、黙っていたら自然にもうなくされてしまうということになろうかと思います。それで、新規就農対策の強化を求めた背景には、こういった現状に危機感を持っている農業者はもとより、関係団体の方たちからも、やっぱり新規就農対策、今まで以上に取り組んでいただきたいのだという声がありまして、今回取り上げさせていただいたのですけれども、実際にこれまでの実績を伺いましたところ、全体で9組が就農されたということでありますが、こういった減っていく、もう毎年これ、この間の新聞報道によりますと 12%から 13%ぐらいずつ減ってきているのですよね。ですから、やはり一桁ぐらいの就農者では、本当になかなか盛り返していくだけの力に、もう頑張っていただいているのだけれども、なっていないという現実をまず直視して、新しい農業計画も立てられるのですけれども、そこから出発していかなければいけないのではないかと思うのです。まず、このたびいろいろな要望の中で浮き上がってきたことは、農業を希望される方たちが全くいないのかといったら、そうではない、希望される方たちはいるのだと。しかし、なかなかそれが答弁にもありましたように、職業に対する魅力、技術的な面、資金的な面、いろいろな問題があって就農に結びつかないと、離れていく人もなるべく新しい人についていただきたいのだけれども、そこがきちっとつながらないということもあって実らないということでありました。それで、特に最近、農業、畜産大学ですとか、それから農業高校に農家を希望して、農業をやりたいということで学んでいらっしゃる方が結構いらっしゃるということなのだけれども、なかなか就農には至っていない、先ほどのような理由ですね。例えば、帯広農業高校の平成 25 年度の卒業生の進路状況を見ますと、196 名の方が卒業されているのですけれども、就農を予定されている方は、その4分の1ですね、42 名なのですね。ここに象徴されるように、まだ十勝には更別も、あるいは士幌も農業高校ありますし、普通高校からも農業者になる方はたくさんいらっしゃると思うのですけれども、そういう実態があります。それともう一つ、「銀の匙」の影響もありまして、これは本当によかったと思うのですけれども、他府県からも畜産大学ですとか農業高校にも来られると。だけれども、このような現状だということもあります。何とか希望を持って、そういった十勝に目を向けている人たちに、うちの町ではできるよというような、そういった政策を示して迎え入れることができて、実際に就農につながるまでの支援も行ってやっていただける道はないものかというふうに思うのが切なる農業者の願い、私たちの願いでもあります。それで、まず一つには実態を伺いました。特に、地域的には一番後継者がいないのが忠類地域ですよね、この忠類地域は畜産関係が多いのだと思うのですけれども、関係者のお話を伺いますと、まだ幕別本町あたりは、これはお話ですからあれなのですが、まだ規模拡大、離農された方の跡の土地を受け継いで何とか耕作できるのだけれども、もう忠類ぐらいに大規模になって、これ以上減っていったら、隣の人の土地を引き受けて、そして営農するということは難しいと、そういう段階に来ているということをおっしゃっておられました。つまり、同じ就農対策でも、忠類地域、幕別地域、札内地域で、それぞれやはり固有の問題がありますから、それぞれの対策をとってやっていかないとだめだというふうに思うのですよね。そういった地域性のことについては、町長、まずどんなふうに考えられておられますか。それと、この減少について、将来的にはどうしようということも含めて、考え示してください。
答弁 町長 飯田晴義
まずは、農家、農業後継者、農家戸数の減少に関してなのでありますけれども、実は、新規参入を目指す方々のために農業担い手支援センターというものを平成 14 年度に建設をいたしました。そのバックボーンになっていたのが、平成 10 年ぐらいから 12 年ぐらいまで、非常に新規参入を目指す方が多かったわけであります。それで面接をして、ふるいにかけて5組、5人限定でアカデミーのフロンティアコースに入ってもらっていた、そんな状況が実はありまして、そういうことがあって、できるだけ夫婦で来ていただいて新規参入を果たしていただきたい。そのために担い手センターにも夫婦用の部屋を多くしたわけですね。そのほうが実現性が高いという感じで、そういうこともそういう時代の流れというか、需要があって当時はアカデミーに入校し、そして拠点としては、農業担い手センター宿泊棟に泊まっていただきながら研修を積んでいただきたいと、そういう時期がありましたけれども、それから本当に三、四年たたないぐらいに希望する方がばたっと減ってきたわけなのですね、就農、新規参入を希望する方が。最近の状況を見てみましても、研修には入るけれども、それが一つのバイト感覚で、短期間で次の農業と全く関係ないところに行ってしまうと、そういう風潮がひとつ私は、今あるのかなというふうに思って、若者の気質といいますか、そういうところでは、やっぱり変化が見えているのかなということで、なかなかやっぱり新規参入については、今後も非常に難しいなと。いかに農業というものを職業としてすばらしいものだよというふうに見せていくことがやっぱり必要である。特に都会の方にとっては憧れだけでは農業はできませんので、職業として選択できるだけの収入が得られる、暮らしていけるのだよといったことをやっぱり PR する必要があるかと思うのです。そういう発信を、まずしていかなければならないのかなと。それとあと、町の中の後継者についても、このセンサスでいうと 596 戸のうち 215 戸しかいないという、非常に少ない戸数、割合になっております。ただ、これ条件がついております。満 15 歳以上の者ということと、もう一つの条件が、経営者が後継者に指名するというか、承認をするという二つの条件がありますので、非常にこれハードルが高いかなと。十五、六歳にいたら、まだわからんわという、余り期待もしないわという、そういう親の方もいらっしゃるかもしれませんので、この数字がかなり少ない数字なのかなと。実際にはもっと後継者としては予備軍といいますか、実際には潜在数があるのではないかなというふうに思います。ただ、やはり現実として離農が毎年あります。ありますので、ここは営農を維持していく必要があろうかというふうに思います。そのための所得対策なんていうのは、町で大々的なことはできませんけれども、少なくとも経営を手助けするような施策については、現状のものも含めて考えていかなければならないのかなというふうに思っております。それと、それぞれの地域に適応したような対策をとるかどうかということでありますけれども、これははっきり申し上げて難しいですね、難しいですね。やはり町がやれるとするならば、対策をメニュー化してそれを選んでもらうような形が一番、そのことが地域に応じたということになるのかもしれませんけれども、例えば今、ゆとりみらいの総合資金の貸付金ありますけれども、これはやっぱり、今、11 項目ぐらいあるかと思うのですが、それぞれの営農類型に合ったような貸付金制度をその中から選択するというふうな形になっておりますので、そういった選択できるような施策が打てるかどうかということは検討していかなければならないのかなというふうに思っております。先ほど忠類のお話が出ましたけれども、忠類については、確かに酪農で 70 ヘクタールぐらいのと言われております。畑作でも 50 ヘクタールぐらいと、ですからかなりもう飽和状態に近い状況になっております。そういう中で後継者がまだ結婚していない家庭も見受けられますので、そこのところ、まずは本当に花嫁対策というものに力を入れていかなければならないのかなというふうに思います。
再質問 16番 中橋友子
地域対策につきましては、きのうの小川議員の質問でもありましたけれども、やっぱりそこここの農協、経済団体が、そこ雇用のやはり対策を考えているわけですよね。そこをきちっと考慮していく。ともすれば行政というのは、同じように並べて、同じような JA だから、だから一つにならないときちっと実現はしませんよという決めつけはしませんが、そういう傾向がなきにしもあらずだと思うのですよね。ですから、固有の問題に対応できるような、きちっと関係団体と連絡をとって、町がイニシアもとって頑張るということをしていただきたいと思います。それで1点、新規就農の支援の拡充なのですけれども、単身者にも適用されているということが答弁にありましたので、実はこの認識、私なかったのですよね。農業者からしてくれというふうに言われていますので、周知が足りないのだと思うのです。女性の方が牛屋さんに入ったりとか畑に入ったりとか、そういうのもどんどんあるわけです。だから、そういうところにもきちっと応援できるようにしていくと、少しは改善になっていくというふうに思いますので、これ、ぜひ周知、頑張っていただきたいというふうに思います。あわせて、新ひだかや浦河のこと丁寧にお答えいただきました。私は、資金面ももちろん大事だと思っています。大体スタートするときには 700 万円なり 800 万円なり必要だと。そして、特に幕別の市街地のほうは土地が高いということもあって、資金面で拡大してほしいということなのですが、同時に関係団体の方がおっしゃるのは、こういった例に出した町は受け入れ体制、支援体制、お金だけではなくて、みんなで新規就農者を育て上げるというグループづくり、協議会づくりもやりながら、そこで応援をして途中で諦めないように、あるいはもっともっと農業の魅力を伝えるということをやってられると、ずっと視察にも入られたようなのですけれども、そういったこともありまして、事例に取り上げさせていただきました。ぜひ、そういった取り組みも旺盛にやっていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
協議会的な組織はありませんけれども、各農協において、それぞれ新規参入を育てるような農家、指導農業士とか農業士の方はいらっしゃいますので、そういう優秀なところで今までお世話になってきておりますので、私は受け皿としては、しっかりと育てていっていただける、そういう受け皿は各地域にあるのだというふうに思っております。
再質問 16番 中橋友子
足りないのは何でしょうか。では、受け皿は大丈夫だというのであれば、足りないものは何か、町長、お答えください。
答弁 町長 飯田晴義
今、新規参入の話をされているかというふうに思うのですけれども、新規参入は、やっぱりまずは意欲を示してもらわないことには、意欲を示して来てもらわないことにはということがあるわけで、女性の話もされましたけれども、女性はどちらかというと新規参入というよりは、花嫁さん、お嫁さんとして入っていただく形が多いのかなと。ただ、女性であっても、それは全く拒否するものでもなくて、制度的には道は開かれておりますので、それは意欲がある方であれば、十分今の制度の中で、今のアカデミーの制度もそうですし、新規就農を目指す条例による支援もそうですし、また受け皿となる農業者の指導農業者等の受け皿もしっかりしていると思いますので、あえていうならば、あえていうならばといいますか、しっかり PR をして、そういう意欲のある方に来てもらう、そういう努力はしなければならないというふうに思います。
再質問 16番 中橋友子
農業者みずからがインターネットなどを使われて、どんどん PR をして、実際に後継者に、担い手になっていただく方のみを従業員として雇うというようなことも実際に進んでいます。だから、町ももっともっとアプローチされて、そういった他府県からも来られているわけですから、やはりアピールも工夫をされて、受け皿があるというのであれば、そこにつなげるような努力を今後やっていただくよう求めて終わりたいと思います。