みんなの議会

幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日

議事録に件名の記載なし

2015年6月24日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が質問し、町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 野原恵子

通告に従いまして、次の質問を行います。『改定』介護保険制度を安心して利用できる制度に。2014 年4月、医療介護総合確保推進法が自民党・公明党の賛成で可決しました。政府は病床再編を「川上」、地域包括ケアシステムの構築を「川下」の改革と表現し、水が上から下に流れるように「入院から在宅へ」「医療から介護へ」「公的介護から民間ボランティアなどへ」と公費抑制型の医療・介護提供体制を改定しました。今回の介護保険改定は、介護の社会化から介護の自己責任化への流れを加速させ、介護問題を公的制度に頼らず、本人・家族と地域の連帯責任で対応させようとし、次の給付削減の実施を決めました。①要支援者に対する訪問介護、通所介護を介護保険の枠外に。②特養入所を原則「要介護3以上」に。③所得 160 万円(年金収入 280 万円)以上の人の在宅・施設の利用料を2割負担に。④低所得者が介護施設を利用する場合の食事費、居住費を軽減する「補足給付」の要件見直しです。介護保険がスタートして 15 年が経過し、当初、掲げられた介護の社会化の理念とは裏腹に、利用者・家族にとっては保険あって介護なしの事態が深刻化しています。低く固定化された介護報酬、慢性的な人手不足など、介護現場は依然として厳しい現状に置かれています。今回の介護保険の見直しは、矛盾や解決するどころか、さらなる困難を利用者、家族、介護現場に押しつけるものです。町は、改定介護保険法による制度変更の実施猶予期間の 2017 年度から「新総合事業」に移行するとしています。その計画がどこまで進められているのか、またその改定は安心して利用できる介護サービスでなければならないと考えます。したがって、次の点について伺います。1、総合事業利用者のサービス利用を継続して利用できるようにし、期限を区切らないこと。2、介護保険利用の相談があったとき、基本チェックリストで振り分けず、要介護認定申請を受け付けること。3、特養入所基準は、要介護3以上となっているが、要介護1、2でも市町村の関与のもと、「特定入所」を認めるとなっている。したがって、認定者の実態に即した対応をしていくこと。4、新総合事業の費用が上限を越えて伸び続けた場合、その超過分については、国庫補助金を拠出しないとしている。不足する場合は一般会計から繰り入れすること。5、国に介護保険の国庫負担割合の引き上げを求めていくこと。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

野原議員のご質問にお答えいたします。「『改定』介護保険制度を安心して利用できる制度に」についてであります。地域医療・介護総合確保推進法が成立し、本年度から地域包括ケアシステムの構築を柱とする「幕別町高齢者福祉ビジョン 2015」がスタートいたしました。地域包括ケアシステムは、重度な要介護状態となっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを継続するための仕組みであり、団塊の世代が後期高齢者となる 2025 年には、要介護認定者数が大幅に増加することが見込まれることから、地域包括ケアの実現に向けて、これからの 10 年間の取り組みが大変重要であると認識しております。地域包括ケアシステムの構築においては、医療や看護、リハビリテーション、介護といった専門職によるサービスの提供体制の整備はもとより、在宅生活の前提である調理、買い物、掃除などの生活支援の確保のほか、高齢者みずからが持つ能力を最大限に生かして、効果的な介護予防に取り組むことも重要であると考えております。ご質問の1点目、「総合事業利用者のサービス利用を継続して利用できるようにし、期限を区切らないことについて」であります。新しい総合事業につきましては、「介護予防・生活支援サービス事業」と「一般介護予防事業」で構成され、これまで要支援者の介護予防給付として実施してきた介護予防訪問介護と介護予防通所介護の二つのサービスが地域支援事業に移行されることとなりますが、既存のサービス事業所による訪問介護や通所介護につきましては、従前どおり専門職によるサービスを提供することが可能とされております。さらに、NPO や民間事業所など、多様な担い手によるサービスを利用することができるようになり、住民によるごみ出しといった生活支援サービスや地域サロンなどの住民主体の交流の場などを活用したサービスの提供が可能になると考えております。本町では、平成 29 年4月を目途として、総合事業を実施したいと考えておりますが、利用者のサービスの選択につきましては、その状態像に応じたサービスを提供することが最も重要であり、利用者本人の意向を最大限尊重し、必要なサービスが継続的に提供できるように適切なケアマネジメントに努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「介護保険利用の相談があったとき、基本チェックリストで振り分けず、要介護認定申請を受け付けることについて」であります。現在、本人やご家族の方が生活上において何らかの支援が必要として相談に来られた場合につきましては、その意向を最大限に尊重し、介護サービスを必要とされるときには、要介護認定の申請につなげております。総合事業の実施後におきましても、本人やご家族が要介護認定をご希望される場合は、申請を受け付けて「基本チェックリスト」による振り分けを行うことをせずに対応してまいりたいと考えております。その上で、要介護認定申請の結果が非該当と判定された場合におきましては、「基本チェックリスト」を活用し、利用者の状態像に応じた適切な介護予防ケアマネジメントに基づき、必要なサービスが利用できるような相談体制づくりを進めるよう努めてまいります。ご質問の3点目、「要介護認定者の実態に即した対応をしていくことについて」であります。介護保険法の改正に伴い、平成 27 年4月1日以降、新たに特別養護老人ホームに入所できる方は、原則として要介護3以上の方に限定されることになりました。しかし、要介護1や2の方でも、やむを得ない事情で居宅において日常生活を営むことが困難である場合におきましては、特例的に入所が認められることとなりますが、この特例入所の運用に当たっては、入所の判定手続において、市町村の適切な関与が求められることとなっております今回の法改正を受けて、北海道と北海道老人福祉施設協議会が協議を重ね「指定介護老人福祉施設入所優先度判定指針」の一部が改正され、本町では、この指針に基づき適切に対応しているところであります。具体的には、広域型の特別養護老人ホームに対しまして、施設は特例入所に該当する申し込みがあった場合には、特例入所対象者に該当するか否かを判断するための意見を町に求めることとし、町は、地域での居宅サービスや生活支援などの提供体制に関する状況や、担当介護支援専門員からの居宅における生活の困難度の聴取の内容なども踏まえ、施設に対して適宜意見を表明しております。また、地域密着型特別養護老人ホームに対しましては、町職員が入所判定審査委員会に出席し、意見を表明しているところであります。今後におきましても、施設サービスを受ける必要性が高いと認められる入所申込者が適切に入所することができるよう関与を行うとともに、入所決定過程の透明性、公平性の確保に努めてまいたいと考えております。ご質問の4点目、「新総合事業の費用の国庫補助超過分について、一般会計から繰り入れすることについて」であります。新しい総合事業の上限額につきましては、総合事業に移行するサービスに要する費用が賄えるよう、従前の費用実績を勘案した上限設定をすることとされております。また、一方で総合事業の円滑な実施に配慮する必要がありますことから、上限を超える場合には、別途、厚生労働省において個別に判断する仕組みを設けることとし、一定の特殊事情が認められる場合は、上限を超えた分についても総合事業として実施することを認めることとされております。本町では、平成 29 年度から総合事業を実施する予定であり、第6期介護保険事業計画における給付の見込みでは、上限額の範囲内において総合事業の実施が可能であると推計しておりますので、効率的・効果的な事業の実施に努めてまいたいと考えております。ご質問の5点目、「国に介護保険の国庫負担割合の引き上げを求めていくことについて」であります。これまでも北海道町村会におきましては、介護保険制度の充実について、国に対する要請を行っており、特に介護保険に係る財政運営の充実につきましては、介護保険制度を安定的に運営するため、将来にわたる地方財政が過重とならないよう国庫負担割合を引き上げることや、財政調整として交付されている調整交付金の調整率5%を外枠とするよう要請を行っているところであります。本年度も、今月9日に中央要請を行ったところでありますが、引き続き、さらなる負担増につながることのないよう、町村会などを通じて国に対し要請活動を行ってまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 8番 野原恵子

1番目の質問ですけれども、今回の総合事業利用者のサービスなのですが、今までは介護保険制度、この中で要支援1、要支援2の方々のサービスは提供されておりました。2017 年度からスタートするこの新介護保険制度総合制度ですが、この方々に対しまして、今まで受けていたサービス、その中で移行していく、そういう過程の中にある方々なのですが、そういう方々に対しまして、今、答弁にありましたように NPO や民間事業、さまざまな担い手によるサービスを利用する、こういうこともできるようになったという答弁をいただいております。それはそれとして地域のつながりが深め、そして高齢者との垣根がなくなっていく、介護保険を要支援1、要支援2の方々の垣根がなくなっていくということでは大事なことだと思いますが、けれども一番大事なことは、介護保険制度を利用して、こういうサービスを受けている方々が、移行することによって介護保険から外されるということになりますと、今まで公的ということではきちっとサービスも保障されるということですね。心配されるのは、そのサービスが外されて、民間に移行していった場合に、そういう方々の自立して何とかして生活していく、ひとり暮らしでも高齢者夫妻でも生活していける、そういうところから外されてしまいますと、公的サービスだったら利用したいけれども、民間ですとか NPO ですと、なかなか利用できないという状況になる可能性もあります。そこが一番心配なところなのです。ですから、きちっとそういう方々には、公的な介護保険制度で対応できるような手だてをしっかりとっていきながらも、NPO とか民間とも連携をとりながら実施していく、そこが一番大事なところではないかと思います。それで、今、通所介護、それから訪問介護で利用している要支援者、80 代以上の方々が多いというのが現状だと思います。ちなみに幕別町なのですが、平成 24 年度が要支援1、要支援2の方、27.6%、平成 25 年度が 28.8、平成 26 年度が 29.8%と利用される方が高齢化とともにふえております。そういう点では、地域でしっかりとこういう介護サービスを利用している方々のサポートが必要だと思いますので、心配される、機械的にこの NPO や民間に移行させない、このことを新しい制度にスタートしたときにしっかりと担保していくことが必要だと思いますが、その点について伺いたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

総合事業につきましては、町長から答弁にありましたとおり現在の予防給付のうち通所介護サービス、訪問介護サービスだけであって、ほかの訪問リハビリとか医療系のサービスを含めては、予防給付、介護予防の給付として支援していくものであります。また、既存の訪問サービス、通所サービスについては、町長の答弁にありましたとおり専門によるサービスが継続されますことから、その利用に当たっては、利用者の意向を最大限に尊重しながら、継続して使えるように考えたいと思っております。また、多様なサービスとして、NPO またはボランティアということで国の制度になっておりますが、やはりここは現状としましては、それらのそういった団体の育成、これが重要な鍵となっておりますので、現在、そういった NPO は、この幕別町内にはいらっしゃいません。ただ、現行の訪問介護サービスや通所介護サービスを補完するサービスも今後必要になってくることもありますことから、そういった育成や支援について十分に検討を進めてまいりたいと考えております。

質問 8番 野原恵子

公的サービスは専門の方が対応していきます。NPO とか民間ということであれば、専門の方でなくても対応してもいいということになります。2017 年度からスタートするわけですから、その間にしっかりと養成をしていく、そういうことを町の責任として実施していかなければ、要支援1、2の方のサービスの低下につながると思います。そこの手だてをこの2年間でしっかり行っていくということが必要ですが、具体的にどのような形でこの NPO ですとか、それからボランティアの方ですとか、そういう方々に指導をしていく、養成していく、その方向性をお聞きしたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

現在の総合事業の実施に向けまして、課内において検討会議を設置しております。その中では全体的なスケジュールの確認と多様なサービス、現行の通所型サービス、また訪問型サービス以外の多様なサービスの地域資源の洗い出し、そういった確認作業を今しているところであります。本年度中には総合事業の実施項目について決定したいと思っております。ただ、NPO だとかそういたものについては、一体どんな場合で活躍できるかというのは、本当にこれから洗い出しを進めながら考えていかなければならないと思っておりますので、まだ現在では、ちょっと方向性は決まっておりません。

質問 8番 野原恵子

その点につきましては、今後の対応が大変重要だと思っております。公的介護保険制度から民間ということであれば、やはり公的な保障というのは財源も保障されておりますので、そのサービスの内容の質の向上にもなります。けれども、そういうふうに枠が外されてしまいますと、サービスの低下が非常に心配なわけで、その点をしっかりと踏まえながら 2017 年度にスタートということで、間に合わせていただきたいと思います。次に、チェックリストで要介護認定者、そこのところの振り分けを行わないように、この点について質問をいたします。介護保険の相談にあって、利用したい方が窓口に行って相談するときに、このチェックリストというのは、介護保険を利用するときに窓口に行って相談します。そのときに、今回のガイドラインでは、この基本チェックリストで振り分けでもいいですよというふうなガイドラインがあると思うのですが、そうではなくて、やはり介護認定というのは要支援1とか要支援2、それから介護1、この3段階は非常に今の介護認定の中でも、非常になかなか判定が大変だという状況ですよね。医師ですとか、そういう専門の方がいても判定がなかなか難しいというところで、今回のガイドラインでは、基本チェックリストで振り分けるというふうになっております。それで、町では、振り分けをしない方向でいくということですので、そこのところもしっかりとこの制度が移行した場合でも担保をちゃんとしておかないと、本来ならもし介護1になるかもしれないのが、窓口で相談に来たときに、この基本チェックリストで振り分けた場合には要支援2になったりだとか枠が外されただとか、そういう可能性も先行実施している自治体で実際にあるということなので、そこが本当に心配なところです。そこの担保もしっかりと行っていくことが必要だと思いますが、その辺も今後のスタート時点に向かいまして、ご家族の要望などしっかり聞き、そして本人の状況などもしっかりと踏まえて、高齢者が安心して暮らせるということで、要支援1、要支援2ですと、しっかりとそのサービスを行うことによって健康寿命も延びるという可能性もありますので、そこをしっかり対応していくことが必要だと思いますので、そこのところをもう一度しっかりと確認をしたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

町長答弁にもございましたが、要介護認定申請につきましては、やはり本人やご家族が介護サービスを使いたいといった場合については、介護認定の申請につなげると、この方向で考えております。

質問 8番 野原恵子

そこが大変心配になっているところです。幕別町では、そこをしっかり実施していくということを、今、答弁されたのですが、実際に町の厚労省のガイドラインの中では、そういう人たちを認定から外していくということは、介護保険の保険給付の削減につなげていくという、そういう方向性が先行している自治体であるということで、そこが非常に心配されるところでありまして、しっかりと高齢者の希望する方の要望に合わせて、しっかり実施していくということをここで確認していきたいと思っております。そこのところが非常にまた心配されているところでもありましたので、町ではそこを線をしっかりと設けて、介護を要支援1、要支援2の方、総合支援に移っても実施していくということですので、そこのところをしっかりと確認しておきたいと思っております。次に、介護保険の中で、今、特別養護老人ホーム、要介護3以上の方でなければ、今度入所できないというふうに定めておりますけれども、特例として要介護1、要介護2の方でも町の関与のもとで入所できる、こういう特例があります。そこのところが、今、心配されるところなのですよね。地域を歩きましても、特別養護老人ホームに入れる人たちは、3以上でないともう入れないのではないだろうかと心配されているのですね。それで、要介護1、2でも町がしっかりと審査をして対応していけば入所できるのだというところも周知していくというか、家族の方にもしっかり伝えて、それで希望する方には入所できる、そういう対応が必要だと思うのですけれども、今、幕別町で要介護1、要介護2で希望されている入所希望者、今、何人いらっしゃるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

本年3月末現在でありますが、要介護1で入所待機されている方が 16 人、要介護2で入所待機されている方が 33 人となっております。

質問 8番 野原恵子

では、今 49 人の方が待機しているという、今でもそういう現状が待機者 49 人ですよね。そうしますと、2017 年度に移行した場合には、そういう方たちもやはり町がきちんと調査し、そしてその対象になるとすれば、入る条件の可能性があるということですので、そういうことは、今、利用したい方にきちっと周知されているのかどうか、そこをお聞きしたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

49 名、入所待機されているということでありますが、現実として、特例入所に該当するというのは、やはり認知症がひどいだとか、精神障がいが悪化しているだとか、また家庭での虐待、あとは家庭で介護してくれる方がいないといったそういう条件に該当しないと特例入所には該当しないわけでありまして、49 名の方が全て特例入所かどうかというのは、ちょっと現時点では定かではありません。周知の件につきましては、これ4月からこういった制度に変わりまして、施設側においては、入所申し込みに際して、必ずこの入所の特例がありまして、そういった方については、入所が可能といいますか、可能性があるということについては十分周知されておりますが、町におきましても、改めてこういった部分、制度改正については、広報を通じて周知してまいりたいと考えております。

質問 8番 野原恵子

今、介護施設、特養などが不足していまして、これから利用する方がふえていくと思います。今、特例入所の基準が定められておりますけれども、そこのところをしっかり町が周知して、対象になりますよということもお知らせすると同時に、その基準が町の責任になってきますよね。ですから、ここの今、言われましたように認知症であるものですとか知的障がい、家族等による深刻な虐待ですとか単身世帯で独居家族または高齢者が病弱である、そういう方々の基準を、町がどういうふうに見ていくかということになると思うのですが、これはそれぞれ町村の判断で決められていく、病弱の度合いがどれぐらいなのかとか、虐待がどのぐらいなのか、そういうものも町の基準、判断というものでこれから決められていくと思うのです。ですから、そこのところをやはり一人でも二人でも入所の希望している方を広げていく、そういう可能性を町としてきちっと対応していくことが必要だと思うのですが、その点はいかがですか。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

特例入所の優先の入所指針につきましては、町長答弁でもありましたが、北海道と北海道老人福祉施設協議会が協議を重ねて入所優先判定指針を定めております。全道は、この指針に基づいて入所の優先度を確認しているものでありまして、この優先入所の該当すれば、町としても入所が可能という判断で施設のほうに回答している状況であります。

質問 8番 野原恵子

では、町からこういう介護1、介護2で特別養護老人ホームに入所希望しています。それを町でそういう状況を道に知らせて、道がその判断をするということですか。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

道と市町村等についてはかかわりは全くないのですが、あくまでも道とこの協議会のほうで定めた指針に従って、全道が同じ考えのもとに入所判定を行うということでございます。

質問 8番 野原恵子

3番目の基準は承知しました。4番目ですが、総合事業の場合に、上限を超えて伸び続けた場合には、国庫補助金の拠出をしない、ガイドラインではこのように定められておりますけれども、答弁の中では、一定の特殊事情が認められる場合、上限を超えた部分でも総合事業として実施することが認められており、その財源も保障するというふうに答弁しております。しかし、今、高齢化社会に行く中で、その介護保険の費用が自然増でも6%、7%と言われております。でも、国としては 75 歳以上の高齢者の伸び率で財政の保障をしていくと。そうすると、75 歳以上の方は3%から4%の伸びではないかと。そうすると、上限もそれに合わせるというのが今回の厚労省のガイドラインの財源の保障だと思うのですが、その自然増の場合は、どのように財源を保障していくのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

新しい総合事業につきましては上限額が定められたということで、原則としましては、75 歳以上の高齢者の伸び率、これを前年度の実績に加味するというのが原則になっております。本町の 75 歳以上の伸び率につきましては3%台ということでありますが、この伸び率でいきますと、やはり総合事業への移行というのは難しいと。その中で、国では選択可能な方式、または 10%の特例、そういった多様な上限の枠組み設定を行っておりまして、本町ではこの 10%特例、やはり伸び率が低い中でいくと、本町が考えているような総合事業は難しいという中では、10%特例の枠組みを使って、何とか枠組みの範囲内で総合事業を実施したいと考えているところであります。

質問 8番 野原恵子

そうしますと、今の介護保険の国の介護保険にかかわる交付税ありますよね、その中で新介護保険制度、総合事業に移っても、今の高齢者のサービスはきちっと保障できる、そういう財源で見通しだということでしょうか、ということですか。

答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)

そのとおりでございます。

質問 8番 野原恵子

先行している自治体では、そのサービスを抑えるということで、高齢者の要支援1、要支援2の方々のサービスが低下しているということも報告もされておりまして、そこが非常に心配なところでもあるわけです。そうしますと、幕別では高齢者人口ですとかそういうことを見ても、自然増を見ても、今の要支援1、要支援2の介護サービスは低下しない、こういう状況でもあるということなのでしょうか。それと、今、介護保険料も今年度から引き上げになってきております。サービスを実施していく中で、今、国の財源構成としては、介護保険給付の場合は国が 25%、都道府県が 12.5%、市町村が 12.5%、保険料 50%で事業費を捻出しておりますよね。今、介護保険料も今年度から引き上げになりまして、第1段階では2万 7,800 円です。町としては、今まで9段階 11 区分を 12 段階にしたということで、一番 12 段階の方は年間 11 万 1,200 円の介護保険料になっているのです。サービスをきちっと保障していくということであれば、やはりその財源をどうするかということなのですけれども、このままでいきますと、介護保険料も引き上げになっていく可能性もあるのです。国が 25%で保険料 50%で保障していくというふうになりますと、大枠の介護サービスにかかわる財源が膨らんでいくと、さらなる介護保険料の引き上げにもつながっていくということになるのですが、財源は大丈夫ですと、今、答弁いただきました。これは、介護保険料も引き上げになって、全部の中で国の財源保障と、それから介護保険料の財源と全部で合計して財源を保障していきますよということですよね。サービスが膨らんでいったら、またそれが介護保険料の引き上げにつながっていくと思うのです。そういう形でサービスを保障するというふうになっても、実際に介護保険料の引き上げにつながるわけですから、その辺はどのようにお考えになるのでしょうか。

答弁 民生部長 境谷美智子

介護保険の財源が未来永劫大丈夫と言っているのでは決してなくて、今回、6期の計画の中で、この新しい制度を取り入れて、上限設定をして、今、使っていただいている方々のサービスを十分保障し、またこの間に、新たに認定になる方たちのサービスももちろん民間の方の力も得ながら、町も努力しながらやっていくという計算のもとで、十分今期の保険料の中で、今期この計画中の財源はきちんと保障されていますというものです。ですから、もちろん私たちも国に対して、この制度を円滑に継続して進めていくためには、もっとお金出してもらなければいけないとも思っていますし、その辺については、この計画を進めながら、一方で、そのことをきちんとやっていかなければいけないというふうにも考えております。

質問 8番 野原恵子

本当にそこの財源の保障がどうなるかというのが非常に心配です。こういうふうにして要支援1、要支援2の方が外されても、やはり介護保険料の負担がふえていく可能性もこれから、今の状況では大丈夫ですよということでも、将来的に計画を持って制度というのは確立させていかなければなりません。そういう中で、この制度が続いていく中で、さらにまだ介護保険料の引き上げもこれから続けられていくのではないかという、そういう懸念もありまして、この負担が大変重いのですよね。それで、これはもう年金から有無を言わさず引き落としされますので、いろいろな事情などがあって、今月、今回ちょっとこの次に介護保険料を納めたいのですけれどもと、そういうことも全然できないわけですから、この負担も大変重くなっております。それで、この介護保険料の引き上げがもう決まってしまって、これからまた3年ごとに見直しされていくのですけれども、こういう介護保険制度を続けていく中で、財源をどうしていくかということも今後考えていかなければならない問題であります。国に対しまして、調整交付金の調整枠、調整率 50%外枠にするようにと要請していくということでしたけれども、やはりこれは国の 25%の財源ですね、ここの 25%の引き上げも求めていく必要があるのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 民生部長 境谷美智子

もちろん町村会通して、今回、町長が出向いていただいた中央要請の中でも、その国の率自体も引き上げてほしいというのは、当然、要請項目の中で要請しております。

質問 8番 野原恵子

今後、さらに町民の負担が大きくならないように、そして介護サービスもしっかり町民の暮らしを支えていく、そして一人一人が豊かにこの地域で暮らしていくという、こういう制度でなくてはならないと思います。今、この幕別町では、子どもの世代から若い世代から高齢者まで安心して暮らしていくというそういうまちづくりが求められていると思いますけれども、若い世代には子どもの医療費、中学校卒業まで無料、実現しております。そして、定住対策につながっていく、そして若い人たちの雇用の場もこれから考えていかなければならない問題であります。そういうふうにして、高齢者も安心してこの町で暮らしていくというふうになれば、単身者で暮らしていても、子どもたちがここに住んでいなくてもほかの地域で暮らしていても、幕別町に高齢者が住んでいても介護保険制度ですとか、それから地域とのつながり、そういうものがきちっと流れていけば、安心してここに住んでいられる、そういう流れをこれから町としてもしっかりとつくっていかなければならないと思います。そういう意味でも、今回の介護保険制度、変えられていくわけですけれども、安心して利用できる介護保険制度、このことを担保していくことを求めまして質問を終わります。

出典:幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日 議事録 PDF(90ページ) 間違いを知らせる