みんなの議会

幕別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日

学校教育の1点でお尋ねをいたします。学校教育の充実を

2015年3月10日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「学校教育の1点でお尋ねをいたします。学校教育の充実を」について質問し、教育部長 森範康が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
教育部長 森範康

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中橋友子

通告に従いまして、学校教育の1点でお尋ねをいたします。学校教育の充実を。全ての子どもたちに行き届いた教育を進めることは、行政の重要課題であり責任であると考えます。学力偏重の教育行政が文科省の方針で進む中、過度のストレスや経済負担など、子どもにも保護者にも重くのしかかっています。加えて、子どもの貧困率が 16.3%、これは 2012 年でありますが、16.3%にまで上がり、経済支援がなければ教育も十分受けられない現状が生まれてきています。幕別町教育行政は、確かな学力を確実に身につけることを学校の第一の責務と位置づけ、現在、小学校9校、中学校5校、高等学校は分校と合わせて3校で、総勢 3,200 人を超える児童生徒の教育に当たっています。小中学校の規模は、普通あるいは特別学級合わせて 29 学級の大規模校から、複式で2学級の小規模校まであり、校舎も建築年数が 30 年を超えるものがほとんどと見受けます。将来も見据えた教育環境の整備が計画的に行われ、確かな学力と豊かな人間性が育まれる教育が行われるよう、次の点をお伺いいたします。①将来の児童生徒の推移と学校の配置について、どのような見通しを立てていられるか。②昭和 50 年代に急激な児童生徒の増加に伴い、複数の校舎が建設されてきています。今後一斉に老朽化に向かうことになることから、将来に向けての整備計画を持ち、財政負担が重ならないようにしていくべきと考えますが、いかがでしょうか。また、要望の高い修繕計画はどのように取り組まれていくのか伺います。③大規模校において、特に避難路や非常階段の整備、防災施設訓練など整備が急がれますが、どのように対応されていますか。④専任司書の配置についてであります。この実施については、特に大規模校から実施すべきであると考えますが、いかがでしょうか。⑤義務教育は無償とされていますが、補助教材費や部活動費の負担は少なくありません。就学援助の生活保護基準の引き下げによる影響も懸念されていますが、現行基準の維持と、また父母負担の軽減について、どのように取り組んでいくか伺います。⑥困難を抱える子どもを支援するスクールソーシャルワーカーの配置について、計画を伺います。⑦特別支援員を初め、臨時教員の待遇改善をどのように図っていかれるか。⑧少人数学級を小学校2年生以上にも拡大していくよう国に求める考えについてお尋ねをいたします。以上です。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。「学校教育の充実を」についてであります。本町におきましては、学校教育の普遍的な取り組みとして「知・徳・体」のバランスのとれた子どもの育成を、学校、家庭、地域が連携して取り組んでおります。また、確かな学力の育成には、基礎・基本的な学力、知識や技能の習得に加え、心豊かにたくましく生きる力を身につけ、人間として成長するための能力を育むことが必要でありますことから、情操教育、道徳教育、人権教育などの充実を図りながら、あわせて全国学力・学習状況調査の結果などを活用し、各学校における学力向上プランの着実な実施と検証や学習規律の確立を図るなど、学校改善の取り組みを進めております。ご質問の1点目、「将来の児童生徒数の推移と学校の配置について」であります。初めに、将来の児童生徒数の推移についてであります。平成 26 年5月1日現在、本町の小学校9校には 1,527 人の児童(普通学級数 63)が、中学校5校には 854 人(普通学級数 31)の生徒が在籍しております。合計は 2,381 人であります。少子化の進展は、本町におきましても例外ではなく、児童生徒数は、今後も徐々に減少し続けることが予想されますが、社会増減を考慮せずに現在の町内居住者をベースとした場合、6年後の 32 年度には、小学校で 1,328 人、26 年度と比較しますと 199 人の減(普通学級数8減)、同様に中学校では736 人、26 年度と比較して 118 人が減少し(普通学級数6減)、合計では 317 人、13.35%減少するものと見込んでおります。次に、学校の配置についてであります。幕別町教育委員会では、昭和 60 年に定めた「幕別町の教育施設整備に関する基本方針」を廃止し、平成 20 年9月に「幕別町の小規模小中学校のあり方に関する基本方針」を制定し、学校のあり方を地域住民の方々と一緒になって考えてまいりました。この基本方針においては、小学校、中学校ともに3学級以上の学級数を維持していくことが望ましいが、通学に要する負担や地域における学校の役割等を考慮して、学校存続に関しての学級数を要件としないことなどを定めたところであります。本年1月下旬には、文部科学省から「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」が発出され、「望ましい学級数として、小学校では少なくとも1学年1学級以上、中学校では少なくとも1学年2学級以上」とし、この規模を下回る場合の対応の目安もあわせて示されたところであります。また、同手引の中では、通学時間を「おおむね1時間以内」との目安も示されたところでありますが、本町におきましては、平成 20 年の基本方針の考えを念頭に、この手引の趣旨も踏まえ、これからの学校のあり方や学校規模について、地域住民の方々と一緒になって考えていくことが大切であると認識いたしております。ご質問の2点目、「将来に向けての校舎整備計画及び要望の高い修繕計画は」についてであります。町内の小中学校 14 校の校舎と屋内運動場のうち、明倫小学校の校舎と糠内小学校の改築校舎、白人小学校の増築校舎、札内北小学校の増築校舎、幕別中学校の校舎・屋体、糠内中学校の屋体の以外につきましては、主に昭和 50 年代の建築であります。このうち糠内小学校と札内中学校の校舎につきましては、既に大規模改修を終えておりますが、残る建物につきましては、建築後 30 年以上を経過しておりますことから、総合計画3カ年実施計画に大規模改修事業を位置づけ、計画的に実施していく考えといたしております。大規模改修事業の財源については、公立学校整備事業の大規模改造事業の交付金と学校施設整備事業債を活用する予定としております。次に、学校からの修繕の要望についてでありますが、屋内運動場の屋根改修、校舎の屋根及び防水層の補修、ボイラー・暖房等の設備更新、暗幕を含むカーテンの更新、屋外トイレの水洗化等のほか小破修繕など、多岐にわたる要望が出されております。児童生徒が日々の学校生活において、授業に支障が生ずることのないよう、日常的な営修繕には、学校との連携を密にして特に意を配って対応しているところであります。ご質問の3点目、「大規模校における避難路や非常階段の整備等防災の整備は」についてであります。避難路や非常階段の整備につきましては、学校建設時において建築基準法等の基準に従い適切に整備してまいりました。学校の階段の設置につきましては、建築基準法施行令において、建物の構造や用途、面積などにより設置の基準が定められております。5階以下の耐火構造で教室などの居室の床面積の合計が 400 平方メートルを超える場合には2以上の直通階段の設置が義務づけられており、その態様は建物内、建物外を問わず設置することが可能であります。札内中学校の北側校舎につきましては、教室から直通階段までの歩行距離の長さの関係から、東側階段と中央階段のほかに屋外に直通階段を設置しているところであります。札内中学校以外の校舎につきましては、建築基準法に基づき建物内の適正な位置に直通階段を設置しておりますことから、新たに外部に非常階段を設置する必要はないと認識しております。なお、各学校では防災教育において、学校内における避難路や避難場所について、児童生徒に指導をし、防災訓練につきましても、各学校において毎年3回程度、実施時期や時間を変えながら、地震や火災を想定した避難訓練を行っており、その際には、消防署員から身の守り方や避難の仕方等についての指導を受けるなど、みずからの命を守る教育を行っているところであります。ご質問の4点目、「専任司書の配置を」についてであります。学校図書館法の規定により、12 学級以上の学校には、学校図書館の専門的な職務をつかさどる司書教諭を置くことが義務づけられており、本町におきましては、小学校では幕別小、白人小、札内南小、札内北小の4校に、中学校では札内中、札内東中の2校に、司書教諭の講習を修了した主幹教諭、指導教諭、または教諭を1人ずつ司書教諭として配置しているところであります。本年4月1日に施行される改正学校図書館法では、学校図書館の運営改善や児童生徒・教員の利用促進のため、専ら学校図書館の職務に従事する学校司書の配置について努力義務が盛り込まれました。本町では、いずれの学校においても、司書教諭や学校図書館の運営を担当する校内組織が、図書の選定や収集、読書活動の指導、図書を使った調べ学習の支援を初め、町の図書館職員の助言や支援により学校図書館の書架の整理や蔵書の配置かえを行うなど、求められる学校司書の業務を担い、児童生徒の読書意欲の向上や利用促進の取り組みを行っております。加えて、一部の学校においては、保護者による図書館ボランティアの活動も行われておりますことから、学校司書は配置せず、各学校の取り組みの継続と町図書館職員の助言や支援を続けてまいりたいと考えております。なお、全国市町村教育委員会連合会では、「学校図書館専任司書・司書教諭の専任化及び財政補助」について、北海道町村教育委員会連合会では「学校図書館司書教諭を標準法(公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律)に新設すること」について、国に要望を続けているところであり、これらの動きを注視してまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「就学援助の生活保護現行基準の維持と父母負担の軽減対策を」についてであります。就学援助制度につきましては、経済的理由によって就学困難な児童及び生徒について、学用品費や学校給食費等の必要な援助を行い、義務教育の円滑な実施に資することを目的に実施しているものであります。本町では、現在、幕別町就学援助運用要綱に基づき、生活保護法第6条第2項に規定する要保護者、または保護を必要とする状態にある者及びこれに準ずる程度に困窮していると教育委員会が認める者を準要保護者として、生活保護法による保護基準額を準用して定めた金額と世帯の収入金額から、生活保護法による基礎控除の限度額を控除して得た認定対象額を比較し、1.3 倍未満となる場合に、就学援助の対象者として認定しているところであります。なお、厚生労働省は、平成 25 年8月から3年程度かけて、生活保護法による保護基準額を段階的に新たな基準に見直しておりますが、国においては、「それぞれの制度の趣旨や目的、実態を十分考慮しながら、できる限りその影響が及ばないよう対応することを基本的考え方とする。」としておりますことから、本町におきましては、今後とも 25 年8月1日以前における生活保護基準額により認定をする考えであります。次に、父母負担の軽減対策につきましては、就学援助や新年度からの修学支援資金などにより、負担の軽減を図っているところであります。ご質問の6点目、「スクールソーシャルワーカーの配置について」であります。スクールソーシャルワーカーにつきましては、いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待などの背景には、児童生徒が置かれたさまざまな環境の問題が複雑に絡み合っていることから、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて、児童生徒が置かれたさまざまな環境に働きかけ、支援をする役割を担っているものであります。北海道におきましては、平成 20 年度からスクールソーシャルワーカー活用事業を実施しており、本町におきましては、同事業により平成 24 年度から小学校校長経験者を1名配置し、子ども交流施設まっく・ざ・まっくを活動拠点に、学校への巡回教育相談を定期的に行うとともに、問題を抱える児童生徒にかかわる情報収集、関係機関が効果的に支援できる体制づくりと、問題解決への働きかけを行っております。なお、活動の実績といたしましては、平成 24 年度は 20 人の児童生徒とその保護者との相談を行ったほか、学校や家庭への訪問活動を 88 回、ケース会議を 77 回、25 年度は 23 人の相談、訪問活動を140 回、ケース会議を 75 回行い、児童生徒、家庭、学校への支援を継続的に行っているところであります。質問の7点目、「特別支援員などの臨時教員の待遇改善」についてであります。特別教育支援員につきましては、平成 20 年度から町の日額臨時職員として教員免許有資格者を任用しており、賃金は日額 7,180 円でありましたが、支援を必要とする児童生徒の増加に伴い、22 年度からは勤務時間を児童生徒の在校時間の6時間とし、1,100 円の時給に、23 年度からは無資格者につきましても任用し、その時給を 880 円として、26 年度につきましては各学校に 39 人を配置しております。特別支援教育支援員の賃金につきましては、町が任用する有資格者臨時職員の時間給を比較した場合、平均よりも上位に位置しているところであります。ご質問の8点目、「少人数学級の小学校2年以上への拡大を国に求める」についてであります。少人数学級につきましては、受け持つ児童数が少ないことから、担任が一人一人の児童生徒に目配りができる利点があり、学校教育の質の向上やいじめの問題などに適切に対応できる効果的な学級編成であると考えております。北海道におきましては、小学校低学年における基本的な生活習慣や学習に関する基礎・基本の確実な定着と、学校生活の円滑な適応などを図ることを目的として、平成 16 年度に小学校第1学年において、2学級以上で1学級当たりの児童数が 35 人を超える学校を対象に「少人数学級実践研究事業」をスタートさせたところであります。その後、小学校第1学年につきましては、平成 23 年度からは法の改正により国の制度となりましたことから、道は、小学校第2学年と中学校第1学年を対象学年として事業を継続し、24 年度からは、小学校第2学年につきましても、事業対象として、35 人以下の少人数学級が編成されております。なお、少人数学級につきましては、北海道町村教育委員会連合会は、「小学校1、2年生の 30 人学級の早期実施」について、また、全国市町村教育委員会連合会では、「通常学級の少人数化(30 人学級)」について、国に要望を続けているところであります。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 15番 中橋友子

では、再質問を行わせていただきます。幕別町は、管内の中でも唯一人口がふえている町ということで、とりわけ札内地域におきましては、子どもさんを育てられている若い家庭がふえてきているのが見受けられています。そんな中でも、国全体の人口減少を考えますと、将来的にはこれ以上児童生徒がふえていくということはなかなか考えにくい状況であるだろうというふうに思います。したがいまして、ご答弁にいただきました6年後の幕別町の児童生徒の推移が現在よりも 13.35%減少するということは、当然想定される状況であるというふうに押さえたいと思います。こういった現状を受けながら、一つには答弁の中でも示されてきましたけれども、国が適正規模の基準というのを 2014 年 12 月 25 日に、この基準の見直しは実に 60 年ぶりだったということでありますが、提案されました。一つには学級数、それと通学距離ですね、これを学級数につきましては小学校については1学年1学級、中学校については1学年2学級、それから距離については小学校で4キロ以内、中学校では6キロ以内という定めでありました。こういうことに照らして、我が町の今の置かれている子どもたちの学校の学級数の現状や、あるいは通学の距離というふうに考えれば、当然、町が独自で持っている基準とはかけ離れているのではないかというふうに思います。ただ、子どもにとって一番大事な教育環境を保障すること、それから負担のない通学をすることということになれば、必ずしも今回出された文科省の基準がよいというふうには思いません。この基準は、強制力はないとされておりますので、幕別町の姿勢を貫いて、今後も現状の学校の配置、それから将来的にはもちろん地域の方、保護者との検討の中で進んでいくのだろうとは思いますが、まずはこの基準に対する認識を伺っておきたいというふうに思います。さらに、現状では幕別町ではここに、特に小規模校ではこの基準には合致していないのですが、ただ、通学時間、ここが大幅にここを越えているような現状はないとは思うのですが、もしそういうこともあれば伺いたいと思います。見解と実態を伺います。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

文科省が出しました小中学校の適正規模、適正配置等に関する手引の認識についてでありますけれども、今回出されましたのは、望ましい学級数を示されたということと、それ以下の学級についての対応について国の考え方が示されたというふうに認識しております。次に、通学時間1時間以内ということが改めて示されましたけれども、本町においては1時間を超える通学の児童生徒はおりません。以上です。

再質問 15番 中橋友子

心配するところは、こういう文科省の決め方は、最初は強制力を持たないというような形で基準として目安として出されるのですけれども、例えば今回もそうは言いながらも、統廃合した場合には国が財政的支援をしますよということが明確にされているのですよね。したがいまして、そういったところへ誘導されていくということを心配するものですから、町の見解として、現在進めてこられている基準、これをベースにしながら今後とも父母との協議を重ねられていくということを押さえておいてよろしいですね。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

私の言葉で、私の答えるのがいいのかどうかわかりませんけれども、20 年に策定しました基本方針、幕別町の基本方針がありますので、何といっても特に複式校、小規模校の学校の存続については、地域の中の一番大きな問題でありますので、今後とも地域の皆さん、それから父母の皆さん含めて十分に考えていかなければならないというものだというふうに認識しております。以上です。

再質問 15番 中橋友子

わかりました。十分に今までの見地にしっかりと足をつけて臨んでいただきたい、このように思います。次に、そういう中で、質問の1回目にも申し上げましたように、複式の小規模校、全校生徒9人の学校から 600 人を超えるマンモス校があるということです。小規模校につきましては、比較的安全も保たれて子どもたちにも目が届いて、行き届いた教育がされているというふうに、外部から見た者としては認識をしています。同時に大規模校の場合には、一抹の不安を覚えるところが多々ありまして、今回は特にその大規模校にかかわって、町の強力な体制が必要ではないかという観点からお伺いをいたしたところです。一つには、この大規模校も特に札内であれば一番大きいのは南小学校、次に札内中学校なのですけれども、南小学校は現在 616 人を超えています。クラスが 29 ということで、大変活気がありまして、にぎやかな子どもたちの声が響く学校ではありますが、非常に狭隘な感じをいつも見受けながらおりました。特に、まず一番最初に挙げました今回は、子どもたちの安全を保つという観点から、避難の訓練あるいは実際に安全、子どもたちの命を守るための手だてが十分、環境として整っているのかなというふうに見ましたときに、お答えの中では基準どおりきちっとなっていますよということでありますから、もちろんいろんな基準から外れた校舎になっているとは思わないのですけれども、現実に現場の先生方の声を聞くと、非常に厳しい状況にあるということを聞かされました。ここでは5階建て以下は、階段は二つで十分なのだということであります。町内には5階建ての学校はないとは思うのですけれども、例えばこの南小学校の避難の場合ですと、校舎の中の階段を使って避難訓練をされているそうです。校舎の中の階段は3カ所あるのですか、しかし実際には、一つの中央の階段が調理室と近かったり、危険なところもあって実際にはそういうところは使わないと。そうすると、全員が、600 人が全員が2階に上がっているわけではないですけれども、実際にやるときには二つの階段を分けて訓練をしなければならない、相当な混み合いだということが言われました。ここでは札内中学校の場合には、外に非常階段があるのですということなのですが、南小学校の場合は外にはないのですよね。ですから、当然この中のものを使わなければならない、そういう中で避難訓練も行われ、日常の授業も行われているということでありますが、もう少し解消しようと考えるのであれば、こういうところにも基準には合致はしているのだけれども、より安全性を保つために例えば札中と同じような外部での避難の階段をつくるとか、そういった環境改善はできないものかというふうに思います。そういう、近々、子ども、児童生徒がぐんと減っていくというようなことであれば、こういった措置も必要ないとは思うのですけれども、この状況の中では、今、南小学校は十勝管内で4番目のマンモス校と聞いておりますが、しばらくこの状況が続くのだということも聞いておりまして、そういった校舎の環境の面から子どもの命、安全を守るという手だてが必要と思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

札内南小学校につきましては、普通学級が 19 学級、特別支援学級が 10 学級という、合わせて 29 学級になっております。校舎の周り見たときに、非常階段をつけられそうな場所というのが1カ所しかございません。その1カ所につけられそうなところが、その横に玄関がある、階段をおりていくと生徒玄関におりていくという状況の場所でありまして、その階段をつけることが本当にいいのかどうか、ちょっと動線として、同じような動線に向かっていくことに対してどうなのかというのがちょっと私も疑問としてまず残っています。比較はちょっとできないのかもしれませんけれども、例えば、音更の木野東小学校というのが3階建てでございまして、そこもたしか外観見た限りでは非常階段というのは設置されていなかったというふうに記憶しております。そこでの例えば子どもたちの動線とか、それから南小学校の動線とかも私どももちょっと参考にさせていただきながら、また学校現場と話し合っていきたいなというふうに思っております。以上です。

再質問 15番 中橋友子

ぜひ研究をしていただきたいというふうに思います。南小学校は、今ありましたように、特別支援の教室を充実させたということは、それはよかったのですけれども、そのために従来の子どもたちが使っていたプレイルームだとかスペースはなくなってしまいました。ですから、やっぱり同じ6年間を子どもが過ごす場所としては、手狭だなというのはもう率直に思うところです。ここは、学校区の区割りもありまして、なかなか落ちつかないところではあったのですけれども、委員会がきちっと区割りも示されて、今後は落ちついた校区になっていくのだろうと思いますので、そういった今の避難のための非常階段あるいは子どもたちのゆとりのスペース、そういったものも十分考慮して、これからの環境整備に臨んでいただきたい、このように思います。次に、将来に向けての学校の整備なのですけれども、お答えでは、全体 14 校の校舎のうちに、明倫、糠内、白人、札内北が古いのですと。そのほかの学校については 30 年は超えているけれども、全体として3カ年の計画、大規模改修計画を位置づけてやっていくということでありました。これ、私、もし間違っていたら言っていただきたいのですけれども、調べてみましたら、途中で札内中学校ですとか、糠内も今回体育館の改修ということとか、いろいろ手は加えられてきているのですけれども、校舎自体の建築年数というのは、ここに示されているものももちろんですけれども、今、紹介した南小学校も昭和 50 年代ではないかと思うのですよね。それから、古舞ですとかいろいろありますけれども、50 年代にほとんど集中していると考えます。このときに、団地の造成ですとか、どんどん人口がふえたということがありまして、当然の措置としてとってこられたのですけれども、これだけの半数以上の学校が改修の必要な時期を迎えるということが見えてきておりますので、これは今まで公共施設の改修に当たっては、長寿命化計画というようなものを立てて、全体の施設をテーブルにのせて、そして財政も含めてきちっと計画を持って順次進めるというやり方だったと思うのです。もちろんその3カ年計画というのも、その位置づけではあるとは思うのですが、3カ年計画の中に他の公共施設なども一緒に混ぜてしまうという計画ではなくて、こういった教育施設独自の一括した計画をきちっと持って改修に臨んだほうが、これ多額のお金を要すると思うのですよね。財源もどういった形でということはお答えいただきましたけれども、そういった財政計画と合わせて、学校の配置と合わせた改築計画、改修計画というのを独自に持ったほうがいいのではないかと思うのですが、もしお答えいただければお願いしたいと思います。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

3カ年実施計画に位置づけしているとお答えさせていただきました。お話ありましたように、学校全体を年度を決めて3カ年実施計画に位置づけしていくという考え方であります。町内の学校で、まだ大規模改修終わっていないというのでしょうか、一番古いのが昭和 52 年建築の幕別小学校であります。お話にありました札内南小学校については、昭和 54 年建築という状況であります。以上です。

再質問 15番 中橋友子

そうしますと、その3カ年計画というのは、いや、もちろん計画があるから3カ年に入れていくことはできると思うのですけれども、教育委員会の予算のあり方として、教育施設、文化施設も含めて教育委員会の管轄になっていきますよね。そうすると、当然そこで総くくりの計画、予算というものが見えてきて実施に入っていけると思うのです。それは見える形になっているのでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

3カ年実施計画の中では、今、お答えしました幕別小学校が一番古い状況にありますので、まずは幕別小学校を実施するという考え方で、教育面では今現在おります。以上です。

再質問 15番 中橋友子

一番古い幕別小学校が3カ年の中に入っていくと。ことしは 2015 年で、来年度2015 年度でありますから、そこの3カ年計画の中に入っていかれるということですね。それで、その幕小に続き、南小学校が昭和 54 年、ほとんど 50 年代なのですね。60 年代になったのが幾つもなくて、北小学校も変わりませんし、それからこれは糠内小学校が 55 年、古舞 52 年、明倫 62 年、途別 57 年、白人 57 年、札内南 54 年という、中学校も同じような時期です。ですから、一、二年の差しかない中で、どんどんできてきていますので、3カ年の中に入れたとしても1校あるいはうまくいって2校入ればいいというような状況ではないかと思うのですよね。全体をくくって計画を持っていられるのか、持っていたら指名していただきたいと言ってもだめですね。持っていられるのでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

必要な改修事業ということで、計画は位置づけしております。実際に校舎を改修するに当たっては2年程度かかるという計画で3カ年に位置づけしておりまして、ちょっと言葉足らずで失礼だったかもしれませんけれども、まずは幕別小学校行って、その次に南小学校に行くというふうに順番は位置づけているところであります。以上です。

再質問 15番 中橋友子

はい、わかりました。計画的な改築をそういう考えを持ってられるということでありますので、きちっと実施されていくことを希望したいというふうに思います。それと、大型の補修のほうでありますが、学校と連絡を密にして、その都度やっていただいてるということでありますから、現場の声が一番だと思いますので、そのように積極的に進めていただきたいと思います。自分たちが見ていても、例えば使われていない放送室だとか、あるいは何ていうのでしょう、これから図書の司書のお話もさせていただきますけれども、本当に手狭な中で生徒も利用している。書庫はあふれているということはありませんでしたけれども、そんな状況もマンモス校の中には見受けられました。きちっと学校の側が目的、例えばここが放送室であったとしても、別なところを使えるから目的外で使うというようなことが、学校の何ていうのですか、納得いく形でやられているのはいいのですけれども、もうそこが壊れてしまって使えないから、だから、いたし方なく物置にしてしまっているよというような現実もなきにしもあらずなものですから、そういうところも積極的に改修に向けていただきたい、このように思います。もし、お答えがあれば。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

担当課で毎年度、学校を回りまして、学校からの要望事項をお伺いしているところであります。一つの学校では小破修繕含めて 100 件近くのものも出ている学校もありますので、答弁でもお話ししましたように、まずは授業に影響のないというのが大前提、それと児童生徒に危険を及ぼすというのでしょうか、安全を確保するというのもその次として、修繕をしているところでありますけれども、何せ限られた予算ですので、学校から毎年出てくる要望を全てクリアできるという状況にありませんけれども、今後とも引き続き、現場と十分話し合った中で、何が先に急ぐのかということを確認した上で修繕していきたいというふうに思っております。以上です。

再質問 15番 中橋友子

放送室設備だとか、ボイラーだとか多額の費用を要するものもたくさん入っていると思いますので、そこは当然全部の要望を受け入れて実施されるというふうにはいかないだろうというふうには思います。ただ、不便を感じている状況を、より身近に前に引いていただいて、取り組みを強めていただきたいと、このように思います。次は、図書の専任司書についてです。これも、小規模校の中では本当に、本の数そのものは小規模校のほうが少ないのですが、きちっと行き届いた活用がされているなというふうに思うのですけれども、これも南小学校の例で大変恐縮なのですけれども、大体教室二つ授業を行うような教室をつないで図書室になっておりました。ここでは、お答えいただきましたように、司書教諭ということでありまして、配置されているということでありました。しかし、実際には専任でありませんから、しっかりと子どもたちは当然授業は別にしても、休み時間に活用するということでありますが、とてもとてもそんな時間は、今の教育現場の中からは生み出せないという状況にあります。したがいまして、ここでは幕別町の図書館ときちっと連携をとって、書庫をそろえるですとか、いろんな手助けはされているのでしょうけれども、しかし読書、本を読むという教育は、整理されたり、手助けももちろん大事なのですけれども、今、これ古くから朝学習で読書が位置づけられているというところから始まって、その子の生き方にまできちっと教育の効果を与えるような司書教諭の指導・対応というのが非常に大事だという時期に来ております。そういうことを考えたならば、いつまでも教員とかねてということではなくて、少なくとも大規模学校から思い切ったそういう配置をしていくことによって、より大きな教育効果が得られるのではないかというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

司書の図書室の配置ということでありますけれども、本州の事例におきましては自治体で任用しているというところもございます。管内ではまだないというふうに認識しております。お話ありましたように、本に親しむということは語彙、言葉の数がふえていくというところも大切なことでありますので、司書教諭がいればいいなというふうに私も思っております。ただし、幕別町の特色としては、後段のご質問にもございましたように、何といっても特別教育支援員、この配置が北海道でもトップクラスと。これが子どもたちの学力、学習の支援をしているというのが幕別町の教育の特色だというふうに思っていますので、なかなか財源的なこともありまして、全て職員を配置するというふうには現実的にはいかないということをご理解いただきたいなというふうに思います。答弁の中に、一部の学校においてはと、図書館ボランティアのお話をさせていただきました。実はこれ、南小学校でございました。南小学校のお母さんたち5人が、平成 26 年7月から月に2回、第2、第4金曜日ですか、の 10 時半から正午まで1時間半程度、南小学校の図書室でお勧め本の紹介をしてくれたり、それから本の整理をしていただいたり、ポップという何でしょう、パネルといえばいいのでしょうかね、そういうものを張って子どもたちにこの本がいいよということを、ボランティアとして活動していただいておりまして、大変ありがたいなというふうに思っているところであります。以上です。

再質問 15番 中橋友子

そういった大変な努力を重ねながらも、お答えの中では全国市町村教育委員会連合会では専任の司書、補助などを養成している、あるいは北海道町村教育委員会連合会でも養成しているということでありますから、私も最後の質問もそうですけれども、本来的にはやはり国の責任できちっと司書の予算を定員の中にきちっと入れていただいて確保していただくというのが一番だと思います。引き続き、その実現に向けて努力を求めたいというふうに思います。次、5番目の父母負担の軽減についてであります。これはもう、時折取り上げさせていただいている課題でありますが、本当に今の父母の教育費の負担というのはふえ続ける一方というふうに言っても過言ではないのではないのかなというふうに思います。特に今回取り上げたのは、子どもの貧困率というのが非常に高くなってきている。これ、3年ごとに貧困率というのは公表されているそうなのですけれども、前回の示したのは 16.3%、これその前のとき、ちょっと長いスパンですけれども、全体に貧困率というのは国民全体には広がっているのですけれども、子どもの貧困率というのは、全体が 1985 年から 2012 年までの間に 12.0 から 16.1 に上がったのですが、子どもの場合は 10.9 から 16.3 まで上がっている、子どもの貧困率のほうが高いのですよね。2013 年の6月には、子どもの貧困対策の推進法というのが初めて制定されました。貧困という言葉が法律の文言の中に入るというのは初めてではないかというふうに思うのですけれども、法律で定めなければ、対策をとらなければならないほど貧困が広がってきているということが現実にあります。加えて、昨年ですが、8月に子どもの貧困大綱というのが閣議決定されました。ここでも言われていることではありますが、結局、義務教育は無償としながらも、その無償の対象というのは相変わらず授業料、あるいは教科書、これに限っているのですよね。ですから、高い制服代ですとか、あるいはドリルのお金、修学旅行の積み立てや部活動費というのは、就学援助制度は別としても、それは義務教育においても父母負担として重くのしかかっているわけです。これは、増加の一途をたどっているという現実の中で、やはり町としてはこのまずは就学援助制度を生活保護基準が下がったにもかかわらず、きちっと今までの水準をキープされたということは評価したいというふうに思います。これで助かっていく人がたくさんいるだろうというふうに思います。同時に、それ以外のボーダーラインの方たちもいらっしゃるわけですから、負担の軽減にどこまで、教育予算をふやしていくことしかないのだと思うのですけれども、ドリルのお金を町が見るとか、そういったことしかないのだとは思うのですけれども、これに向けても今後十分くみ取っていただいて、取り組んでいただきたい。結局、貧困と学力の関係、町はもう本当にきちっと学力を身につけた後、豊かな子どもを育てようと頑張るのですけれども、下のその相談委員の関係もあるのですけれども、やっぱり貧困と学力の低下、あるいは子どもが育ちにくい、つまり健康状態や不登校やいじめも含めて、残念ながら貧困の状況に置かれている人がそういう状況に遭う確率というかパーセントでは高くなっているというのがあるのですよね。だからやっぱり、どんな経済状況にあっても、そういった状況に陥らないように応援をしてあげるという姿勢が大事ではないかというふうに思いまして、いかがでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

おっしゃられましたように、貧困と学力というのは関係は私もあるというふうには認識しております。子どもたちがいい環境の中で落ちついて勉強できるということは、それは本当にすばらしいことであって、私もそういう子どもたちが少なくなるようになればいいなというふうには思っております。以上です。

再質問 15番 中橋友子

そういう認識を持ってられるということで、下のスクールソーシャルワーカーも同じような意味合いを持って配置を求めたところであります。今後ともぜひ努力を重ねていただきたい、このように思います。先ほどありました、全道でも一番充実をさせて頑張っているのが特別支援教育であります。それで、この教育について、たくさんの支援員を配置されて取り組んでいることをずっと誇りに思ってまいりました。ただ、そこで働いていらっしゃる先生方の待遇が、いま一つ改善されていかないということでありますから、間違っていたら、これも言っていただきたいのですが、先ほどのお答えでは、月額 7,000円を超えていたものが6時間の 1,100 円にしたということになれば、逆に日額の賃金は下がったのかなというふうに思いました。それで、児童の出ている時間に合わせて6時間にされた、延ばされたのだと思います。これ、延ばしたところにもってきて、さらにというのも申しわけないのですけれどもね、よく現場で聞くのは、子どもたちと接して帰った後の先生方のコミュニケーションといいますか、相談の時間がなかなかとれないということも聞いておりまして、もう少し延ばして、できれば私はこういったところにも、ワーキングプアの問題をいつも注視しておりますけれども、月給制の指導員になっていただく、そういう雇用環境をつくるということが望ましいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育部長 森範康(教育部長は2015年3月まで)

まず、時給単価についてお答えいたします。20 年度の 7,180 円の時給については 926 円でございました。今は時給 1,100 円となっております。先生と特別支援教育支援員とのコミュニケーションの時間がなかなかとれないというお話を私も聞いておりますけれども、2月の頭に特別支援員に応募に来られた方と面接した際に、お伺いした中では、帰るときに先生宛てのメモを渡すとか、それから 10 分の休み時間に先生と話し合っているというお話も聞きましたので、具体的にそれぞれの学校によって、それぞれいろんな手法があるというふうに想定していますので、それらをまとめて、もう少し担当教師と特別支援員とのコミュニケーションが図れるような手法がないかというのを、また学校の現場と確認していきたいなというふうに思っています。なお、時給についてですけれども、ちなみにほかの町のことを言っては失礼かもしれませんけれども、市と音更に比べると、本町は有資格者については賃金は高い時給という設定になっております。以上です。

再質問 15番 中橋友子

頑張っていただいて、結局、若い先生方が多いのだろうとは思うのですけれども、次のステップに行かれる方もいると思うのですけれども、大体日額 7,000 円にしても、20 日間とすると 14 万円ぐらいのお給料なのですよね。ここからいろんな公租公課とかというふうになっていくと、本当に生活保護ぎりぎりだと言われる現状、1,000 円が生活保護との分岐点だというふうに言われていますからね、そういったことを思えば、他町村から比べて頑張っているということは評価しつつも、今後とも改善に向けて、その思いを持ち続けていただきたい、このように思います。最後になりますけれども、少人数学級につきましては、これ昨年の3月にも伺って、答弁をいただいたところなのですけれども、国のほうがどんどん後退するような状況があるものですから、またあえて何とか町から声を上げていただきたいということでお尋ねしました。2011 年から 31 年ぶりに法律で1年生ということが予算化されたにもかかわらず、昨年は、財務省が秋になって 35 人学級は政策的な効果がないというようなことを言い出して、それでまた後退するというような状況で、今、開かれている国会では、やりとりのある中で、安倍首相は今までの財務省の考えではなくて、文科省の考えで進めていきたいということでありますから、これは進んでいくのかなというふうに思うのですけれども、そういった財政効果だけで見られたら本当にたまったものではないと思うのですよね。そこをやっぱり違いますということを上げていくのは、市町村からの声が大変大事だと思いますから、強く求めるとことを求めて終わりたいというふうに思います。終わります。

出典:幕別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日 議事録 PDF(73ページ) 間違いを知らせる