幕別町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月12日
議事録に件名の記載なし
2014年3月12日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が質問し、町長 岡田和夫、商工観光課長 森広幸、経済部長 田村修一が答弁しました。
- 質問者
- 谷口和弥 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、商工観光課長 森広幸、経済部長 田村修一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 谷口和弥
通告に従いまして、一般質問をさせていただきたいと思います。働く人を大切にするまちづくりのために。パワーハラスメントや長時間労働によって若者を初めとする働く人々を過酷な労働に追い立て、もののように「使い捨て」「使いつぶす」、「ブラック企業」が大きな社会問題となっています。厚生労働省は平成 25 年9月を「過重労働重点監督月間」とし、「若者の『使い捨て』が疑われる企業等への重点監督指導」と、9月1日に「無料電話相談」を実施しました。厚生労働省北海道労働局は、12 月に北海道における監査指導状況を発表。197 事業所に実施し、151 事業所で違反があったこと、無料電話相談には 70 件の相談が寄せられたと報告がされました。その後、北海道労働局は1月に「平成 25 年における道内の全労働基準監督署の労働基準法及び労働安全衛生法等違反にかかわる送検件数」を 54 件と発表しました。内訳は労働基準法違反が7件、労働安全衛生法違反が 36 件、最低賃金法違反が1件ということでありました。いずれも悪質・重大な法違反とされて送検に至った事件であります。北海道労働局は「今後とも悪質・重大な法違反に対して厳正に臨む」としていますが、二つの発表で明らかになった違反件数は氷山の一角だとする声も聞かれます。働く人を大切にする社会をつくることこそ、消費と需要を支え、地域経済のしっかりとした基盤をつくることになります。働く人たちの生活と権利、人間としての尊厳が踏みにじられることのない社会にしていくことが求められています。つきましては、以下の点について伺います。①「過重労働重点監督月間」の「電話無料相談」において、相談内容が「長時間・過重労働」に関してでは、総時間外労働時間数が月 80 時間以上となる人が 70%となっています。「賃金不払い残業」は相談者の 50%が該当しているなど、悪質と判断されるような事例が示されています。この厚生労働省の監督指導結果についての町長の認識を伺います。②幕別町として町内事業所の雇用状況などを一定把握すべきと考えますが、幕別町の考えを伺います。③幕別町に雇用に関する労働相談窓口の有無を伺います。また、寄せられた相談に労働関連法に違反する疑いがある場合、幕別町がどう対応するのか、伺います。④労働関連法が遵守されるよう、幕別町としても町内の事業所に対して啓蒙活動を推進する必要がありますが、どのような活動がなされているのか、伺います。⑤幕別町として、ニート、ひきこもりなど社会に出ることに困難を抱える若者に向けた自立支援の取り組みが必要と考えますが、幕別町の考えを伺います。⑥季節労働者の方々が通年で雇用されるように国が実施する通年雇用促進支援事業を行うため、幕別町など十勝管内8町が集まり「十勝北西部通年雇用促進協議会」が、平成 19 年度に設立されています。季節労働者の雇用保険「特例一時金」制度は基本手当日額の 30 日分、当面は 40 日分とかつて 90日分だったものが縮小されており、季節労働者の生活を支えられるような制度となってはいません。「十勝北西部通年雇用促進協議会」における幕別町にかかわる活動内容や幕別町としての季節労働者の就労対策についての考えを伺います。以上です。議長(古川 稔) 岡田町長。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
谷口議員のご質問にお答えいたします。「働く人を大切にするまちづくりについて」であります。近年、全国において過労死あるいは心労による自殺に対する労災認定を求める訴訟が増加しておりますが、過労死の多くが長時間の過重な労働によるものであることから、厚生労働省では、平成 13年、時間外労働による脳血管疾患等の認定基準、いわゆる過労死等に関する労災認定基準を定めたところであります。ご質問の1点目、「厚生労働省の監督指導結果について」であります。ご質問にありますように、厚生労働省北海道労働局では、昨年9月に、長時間労働の抑制や賃金不払い残業の解消、過重労働による健康障害防止を図るために、集中的な監督指導を実施するとともに無料電話相談を実施いたしたところであります。本監督指導につきましては、道内の 197 事業所を対象に実施し、151 事業所で違反があったと公表されております。主な違反内容といたしましては、法定労働時間に関する事項が 87 件、時間外労働等の割増賃金に関する事項が 53 件、労働条件の明示に関する事項が 33 件、1カ月の時間外労働時間数が 100 時間を超えるものが 25 件という結果が報告されたところであります。労働基準法や労働安全衛生法などのいわゆる労働関係法には、雇用関係や労働条件等に関する事項が定められているほか、労働者の健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を目的として、事業者には労働者の健康と安全に配慮する義務が課せられております。社会経済を構成する各事業所の事業活動は、個々の労働者に支えられているところが大きいものと認識いたしているところであり、法令の定めにのっとり、労働者の健康に配慮することは企業としての当然の義務であり、公表された法令に違反する事例につきましては、速やかに是正されるべきものであろうと考えているところであります。ご質問の2点目、「町内事業所の雇用状況などの把握について」であります。本町におきましては、町内企業における従業員の雇用実態を把握し、労働条件の改善や労働福祉などに関する今後の取り組みの参考とするために、「幕別町事業所雇用実態調査」を実施いたしております。本調査は、雇用形態や労働条件、賃金等の支給状況、福利厚生、障がい者の雇用等について調査しており、平成 25 年度の調査におきましては、対象となる 622 事業所のうち、42.8%に当たる 266 事業所から回答をいただいたところであります。今後も、調査項目を見直すとともに、調査方法等の検討を行い、回答率の向上を図り、より正確に実態を把握できるよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「雇用に関する相談窓口の有無と労働関連法に違反する疑いがある場合の対応について」であります。雇用に関する相談窓口につきましては、商工観光課に「雇用相談窓口」を設置しており、ご相談に対しましては、随時対応させていただく態勢を敷いておりますが、労働関連法の所管官庁は、労働基準監督署であるため、これまで町の窓口において、このような相談はほとんど寄せられていないのが実態であります。しかしながら、町の相談窓口におきまして、相談内容が法に違反するような疑いのある場合には、速やかに労働基準監督署へ連絡し、引き継ぐこととしているところであります。ご質問の4点目、「労働関連法の遵守に関する啓蒙活動について」であります。本町におきましては、これまで「幕別町事業所雇用実態調査」を事業所に送付する際、「最低賃金に関するお知らせ」や「労働契約法改正のポイント」など労働条件等に関するパンフレットを同封し、労働環境の確保・改善について周知してきたほか、広報紙における周知や役場窓口で関連チラシを配布してきたところであります。今後においては、これらに加え、帯広労働基準監督署など関係機関と連携して情報収集を行い、商工会等を通じて啓蒙活動の充実に努めてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「社会に出ることが困難な若者に向けた自立支援の取り組みについて」であります。厚生労働省において、ニートとは「15 歳から 34 歳の無業者のうち、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない者」と、ひきこもりは「さまざまな要因の結果、義務教育を含む就学や家庭外での人間関係等の社会参加を回避し、原則6カ月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態」というふうに定義しております。厚生労働省では、働くことについての自信と意欲を付与することにより、就労へ導くことを目的として「地域若者サポートステーション」を、全国 160 カ所に開設しており、道内には8カ所、十勝管内におきましても帯広市内に開設しているところであり、キャリアコンサルタントによる就職相談、コミュニケーション訓練や資格取得の支援、就労体験などによる就労に向けた支援を実施いたしております。本町におきましては、平成 17 年度から、新規学校卒業者のスキルアップを図り、就職活動を支援する事業を実施いたしております。本事業は、高校等を卒業してから3年以内の未就職者を対象に、町の臨時職員として一定期間雇用し、事務補助などの仕事を通じて社会人としての基礎的な素養を身につけていただくとともに、週1回を求職活動や自己研修を行っていただくという内容であり、これまで 27 名の方の参加を得ておりますが、平成 24 年度においては、民間企業への就労体験も実施したところであります。今後も、本事業を引き続き実施するとともに、「地域若者サポートステーション」の周知を図り、将来を担う若者の社会参加を促すことに努めてまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「『十勝北西部通年雇用促進協議会』における幕別町にかかわる活動内容や、町としての季節労働者の就労対策について」であります。初めに、十勝北西部通年雇用促進協議会につきましては、平成 19 年度に実施された国の通年雇用促進支援事業のもと、本町のほか、音更町、芽室町、清水町など8町と各町の商工会、北海道により、平成 19 年8月に設立し、季節労働者の通年雇用化の促進を図ることを目的とし、雇用相談窓口の開設、雇用促進セミナーや能力開発・向上のための技能講習会、求人開拓のための企業訪問などのほか、協議会独自の事業として、資格取得費用の助成や冬期間季節労働者を雇用した事業所に対する助成などを実施してきたところであります。通年雇用の実績についてでありますが、直近の平成 24 年度におきましては、8町全体で 19 名が通年雇用され、そのうち本町の住民3名が通年雇用に至っておりますが、本協議会の事業が始まった平成 19 年度から平成 24 年度までの6年間では、8町全体で 82 名、そのうち本町の住民は 10 名の方が通年雇用されたところであります。このほか、人材育成事業として、季節労働者の能力開発や技能向上を図って通年雇用化を促進するために、移動式クレーン運転技能講習や玉掛け技能講習、建設車両運転技術講習などの9種類の技能講習を実施したほか、異業種への再就職による通年雇用化を図るためのホームヘルプ2級講座やパソコン講習などを実施し、平成 24 年度には、協議会全体で 70 名が受講し、そのうち本町からは 19 名が受講いたしております。また、季節労働者自身のスキルアップの取り組みを支援するため、資格取得促進事業といたしまして、労働安全衛生法に基づく特別教育や安全衛生教育の受講経費に対する助成事業を実施し、18 名へ17 万 8,000 円を助成いたしましたが、本町では8名へ8万 2,000 円助成いたしております。北海道では、大型特殊自動車運転免許や牽引免許などの取得に係る経費の助成事業を実施しており、27 名へ 243 万 4,000 円を助成されましたが、本町では8名へ 75 万 7,000 円助成されております。このほかにも、労働安全衛生法に基づく特別教育や安全衛生教育の受講経費として本町の8名に対し8万 2,000 円を、大型特殊自動車運転免許や牽引免許などの取得に係る経費として8名に 75 万7,000 円を助成したところであります。次に、幕別町としての季節労働者の就労対策についてでありますが、これまで年2回、季節労働者の雇用相談会を開催しているほか、市街地歩道の除雪や町道の清掃、町道に隣接する支障木の伐採、町職員住宅の解体など就労対策事業を実施いたしております。今後も、これらの事業を継続するとともに、さまざまな分野において、季節労働者の雇用の創出が実現できるよう努めてまいりたいと考えております。以上で、谷口議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 10番 谷口和弥
それでは、再質問をさせていただきたいというふうに思います。雇用をめぐる状況が大変厳しいと。その中で、善良な企業、事業所はたくさんあるのだけれども、一部の中では大変な労働者を追い込むような事態が広がっている。そのことがこの調査結果などから示されている、そのように思います。最近、幕別高校の校舎の中で、中札内高等養護分校の生徒さんが幕別高校の先生と将来の進路について進路学習をする、そんな機会があったということを知りました。そこで大変、私自身が感動したお話、人間働くということはどういうことなのかと、そのことを本当に改めて考えさせられる、そんな機会があったので、ちょっとそのことを簡単に紹介させていただいて、行政としてどういうことができるのかということの問いかけをさせていただきたいというふうに思います。2月 25 日に進路学習に取り組んだということが紹介されています。中札内高等養護幕別分校の7人の1年生に分校に進学した目的は何だという問いかけをすると、全員が就職するためだということの答えだったと。たくましい答えが返ってきた。そこで、先生は憲法第 27 条を紹介して、27 条は全ての国民は勤労の権利を有し、義務を負うという中身でありますけれども、誰でもが働くことが保証されるということをまずは学んだと。そして、16 歳の生徒たちにとって残された 70 年近くの人生をどのように過ごすかということ、それからその大半の 40 年を職業を持って働いて過ごすということの意味や価値を一緒に考えたのだということでありました。その中で四つの幸せ、そのことの講義も行ったと。2時間の授業ではあったけれども、大変子供たちの目が輝いていたということでありました。四つの幸せ、それは大変有名なお話でありますけれども、日本理化学工業株式会社という、本社は川崎にあって美唄にも工場があって、従業員の規模でいえば、76 人というそんなに大きな企業ではありませんけれども、事務用品の製造販売をする会社なのです。黒板に書くチョーク、全国の3割のシェアを持つ 76 人の従業員だけれども、57 人の知的障がい者の方がいるのだそうです。この方がこういう体験をされたと。いろいろ前置きなのですけれども、省略して言いますけれども、養護学校卒業する生徒さんを2人就労体験させたと。一生懸命働く。だから、従業員さんがぜひ採用してくれということの中で採用が始まったと。ここで就労ができなければ、施設に入って3食食事つきで暮らせる、そういう条件もあったけれども、何で働くのだろうということが疑問だったのだそうです。法要のために訪れたある禅寺で、偶然隣り合った住職が、このことを聞いたときに、このことを話したときに、人間の究極の幸せは、1番、人に愛されること、2番、人に褒められること、3、人の役に立つこと、4、人から必要とされることでありますよと。障がい者の方たちが施設で保護されるより企業で働きたいと願うのは、本当の幸せを求める人間のあかしなのですという四つの言葉を紹介する中で、生徒さんたちの顔つきが変わっていったということが紹介されているところであります。障がい者の方の例でありますけれども、これはこの日本理化学工業の現会長さんのエッセイの中から今読ませていただいていますけれども、「人間の究極の幸せとは」という、そういう表題の中でこのエピソードが紹介されているところであります。本当に働くということがどういうことなのか、本当感動してこの授業の中身を聞かさせていただきました。学校関係者の方にも許可をいただいてこのことを紹介させていただいているところであります。この会社の会長さん、このように最後に締めくくっているのですけれども、人間らしい本来の豊かさや潤いを感じられる社会にしていくために、憲法第 27 条の勤労の権利や 25 条、これは生存権についての条項でありますけれども、社会に根づかせる姿勢が国や自治体に求められているのだということで締めくくられています。ここで、今、町長からは冒頭、法規に違反するところがあればしっかりと是正されるものということでご答弁いただいたわけでありますけれども、この人間らしい生き方をする、その上で仕事がある。自治体の役割がこのことについて、こういう授業が幕別の中で行われているということや四つの幸せのことなど、感想など述べていただけたらというふうに思っています。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど申し上げましたように、こうしたいわゆるブラック企業といわれるような企業が最近盛んに社会問題とされて、あるいはマスコミなんかで取り上げられておりますけれども、我が町にはそういった企業はもちろんないものと信じておりますし、こういった企業がこれから社会から本当に認められるような企業となっていくように是正されたりいろんな改善をされて頑張っていただけるように期待をしたいというふう思います。今、お話ありました四つの幸福ということだそうですけれども、四つどころではなくて六つでも八つでもまだまだいろんな幸福があるように私どもも頑張っていきたいというふうに思います。
再質問 10番 谷口和弥
きのう、3月 11 日、多くの国民が東日本大震災の震災の被災者の方々に心を痛めている、そういう中で、国会の中ではということになりますけれども、労働者派遣法の改正案が閣議決定されたということが紹介されています。本当にマスコミの報道もそういった震災関係のところで、大きな紙面をとっている中でこういったことが行われるということは大変遺憾だなというふうに思っているところであります。派遣労働者を無期限、無制限に使えるように労働者派遣法の改悪案が出されています。派遣の受け入れ期間は原則1年、延長しても3年が条件だったけれども、ずっと派遣でいられる、そういう非正規雇用の体制を企業側の都合で維持できる、そういう中身がここにあるわけであります。やっぱり仕事を通して、将来を見通すということがやはり人間として、心の安定にもつながっていくわけで、何としても私はこの法案が成立しないこと、このことを強く望んでいるわけでありますけれども、この改正法案のことはずっと政府のほうではこういうふうにしたいのだということは言ってまいりました。そのことがまるっきりそのまま反映されての法案なので、町長もよくご存知ではないかというふうに推察しますが、このことについて町長の思いを聞かせていただけますか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
赤旗のきょうの1面のトップに出ていたと思いますけれども、詳しく読んでないのでわかりませんけれども、国でいろいろなことが決められる。これが私どもの町の住民の皆さんにどう影響していくかということが我々にとっては一番大切なことなのだろうというふうに思っております。ひとつ、我々からすれば、いろんなことが決まってまいりますけれども、そうした新たな法案なり新たな決めごとが住民にとって、町にとってよりよい方向に進むように私どもとしてはそれを願うだけでありまして、その法案のいいか悪いかというところまでは、もちろん私ども踏み込んで言うことにはならないのかもしれませんけれども、十分中身を見させていただきながら、研究させていただきたいというふうに思います。
再質問 10番 谷口和弥
それでは、質問の二つ目に行きたいと思います。町内の事業所の雇用状況の把握についてであります。幕別町では幕別町事業所雇用実態調査を実施しているということのご答弁があったというところでありますけれども、622 事業所のうち 266 の事業所、42.8%であった。この数値でいえば、半分以上答えが返ってきてないのだということになるわけであります。答えが返ってくる事業所よりも返ってこない事業所のほうがより心配があるというのが正直な思いであります。なぜこういう回答率になったのか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
毎年のように雇用実態調査をやっているのでございますけれども、私のほうでもより多くの方のご回答を得れるようにパンフレット等も全部挿入し、より多くの回答を得られるように努力はしているのですけれども、なかなかいかんせんそこまでいっていないという企業もございまして、これからも啓蒙活動等を通して回収率は上がるように努力してまいりたいと思っております。以上です。
再質問 10番 谷口和弥
回収率が上がるようにぜひ努力していただきたいというふうに思います。参考資料にはなるのだと思うのですけれども、統計資料にならないそんな数字ではないかなと、そのように思います。たくさんの企業にちゃんと回答もらう、そういう習慣といいますか、そういう位置づけのある調査にしていただくように、そうすべきだというふうに思います。三つ目であります。相談の窓口の有無であります。商工労働観光課の中に雇用相談窓口があるということでありました。しかしながら、これまで町の窓口において労働関連法にかかわるような相談はほとんど寄せられないということの実態も今ご答弁でいただいたところであります。幕別町の1階フロアということになりますか、そこにそういう雇用にかかわる、労働相談にかかわる相談窓口があるのだということの周知のほうはどのようにされていらっしゃるのか、まずはお尋ねしたいと思います。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
私どもの1階の事務所の入り口のところに雇用相談窓口という形で掲示をさせていただいて、それとあと広報等にも商工観光課で扱っていますという広報もやっております。以上です。
再質問 10番 谷口和弥
私はこの労働相談ということについて、帯広のハローワークにもちょっと資料をもらいにもちろん行ってまいりましたけれども、帯広市でありますけれども、労働相談窓口のご案内ということで、労基署の中にこういうパンフレットを置いてらっしゃる。このことにすごく意味があるなというふうに感じて帰ってきたところであります。もちろん雇用にかかわる相談というのは、窓口はハローワークになるのだ、労基署のほうになるのだというふうに思いますけれども、そこに相談に行くということは相談者にとってはそこでやはり問題があるということになれば、法的な動きもあるだろう。会社に対して何らかのアクションが当然あるだろう。そのことによっては犯人捜しのようなそんなようなこともあるだろう。そのことを思えば、なかなか労基署の窓口に直接行ってということにならない。そういう中でワンクッションというふうにおきますか、その労基署に相談に行ったほうがいいのかどうなのかも含めて相談に行ける窓口が大変重要なのだというふうに思うのです。そして、この帯広市の相談の窓口の案内でいいますと、庁舎内では毎日開庁時間全て受付時間というふうにしていて、そして、労働相談は決まった曜日、時間でありますけれども、労働相談員と言われる立場の人がちゃんと対応するのだということ、そして帯広駅のエスタの中にも相談コーナーを設けていて、これも毎日やっていて、電話相談も毎日受けますよと、そういう取り組みになっている。ここに何件の相談件数ということまではお尋ねできなかったけれども、でもこういうことの中ではきっと相談がほとんどないのだということはないのだというふうに思うわけであります。幕別町の中でもこの相談の窓口についてしっかりと周知して、そしてしかるべく対応をする。そのことを心がけていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
ただいま帯広市の例を挙げられてご質問ありましたけれども、私どものところも同様に、毎日勤務時間帯であれば常に随時そういう相談があった場合には相談を受けるという体制をとっております。ただ、私ども帯広市みたく職員たくさんいるわけではないので、専門相談員というものを置いているわけではなくて、担当の職員が対応していると、窓口として対応しているという状況でございます。先ほど答弁の町長にありましたとおり、町の窓口に、先ほど言いましたけれども、犯人捜し的なことも心配して、なかなか窓口に相談に来るという実態はないというのが実態でございます。先ほど議員おっしゃられていましたとおり、ハローワークですとか、労働基準監督署、そういうところと連携いたしまして、例えば私どものパンフレットを置いて PR していただくとかそういうようなことを今後検討していきたいと思っております。
再質問 10番 谷口和弥
先ほどの案件にもなってきますけれども、幕別町としては労働関連法に違反する、例えば賃金未払いのような、そんな事業所があるということの相談は実は私も個別に受けていたりするのですけれども、そういう実態が町内の事業所にあるということは承知している、または承知する仕組みはおありなのでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
実際に未払いかどうかということは私ども確認したわけではないのですけれども、第三者の町民を通じてそのような状況ではないだろうかというご相談を受けたことはございます。ただ、その際には一応事業所に対しましてこういうような相談、町民の方からありましたけれども、大丈夫でしょうかと、そういう実態がある場合にはすぐ解消してくださいというような話をこちらから直接事業所に話をさせていただいたことはございます。
再質問 10番 谷口和弥
その実態、そういった情報が入っていて、対応したということがわかりましたが、やっぱり町は結局その事業所に対して、町内にあれば当然地方法人税がかかる、そういうところでもありますよね。それは積極的に云々ということのお話ではないのですけれども、賃金未払い、これは労働者にとっては本当に生き死ににかかわるような、生活の継続が困難になっていくような、そんな事態になっていくわけであります。そういう実態を一方でつかみながら、ちゃんとその事業所としての税金も納めてもらわなければだめなのだけれども、もしそのことで少し未払いのほうが解決するようなことがあるのだとしたらば、それは猶予するようなそんなことだって考える余地のある中身になってくるのだと思うのです。町として相談者に対して親身になった、そして行って、そして事業所に対して行動をちゃんと促せる、そういう姿勢でもって対応していただけたらいいなというふうに思っているところであります。これは指摘だけにさせていただいて、そしてあれします。労働関連法案の啓蒙活動についてでありますけれども、パンフレットを同封して、関連チラシを配布してということがありました。それを読んでいるかどうか、それをちゃんと学んでいるかどうかについてはつかむ実態はないような、そんなご答弁であったかというふうに思いますけれども、そのことはどうでしょうか。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
一応、何種類かのパンフレットは雇用実態調査のときに送付して各企業にお配りはしているのですけれども、それを熟知して読んで納得というのでしょうか、それとも俗に言う全てわかっているかの実態把握については行ってないのが現状でございます。
再質問 10番 谷口和弥
多分そういうことになってしまうかなというふうに思いました。この労働相談の窓口の方とちょっとお話ししたところ、本当に悪意があって労働関連法を守ってないのだという、そういうケースでないものも随分あるのだということも聞いています。今、こういう法律が変わる中では1人でも、1人会社でも社会保険に入らなければならないし、一定人数がそろえば、就業規則も用意しなければだめだ。しかしながら、そういったことも知らないまま自分がたたき上げの中で事業を興して、そしてやっている、そんな方もいる。そんな実態もあって、いろいろ考えさせられる、そんなお話でありましたけれども、これまた帯広市の取り組みになりますけれども、その商工労働にかかわる係の中でビデオの貸し出しをやっているのだということを聞いたところであります。労働安全衛生映像機材を希望者に無料で貸し出している。災害防止、安全管理、労務管理といった分野で全 67巻、事故の防止ということが中心のようですけれども、メンタルヘルスや労働関連法の知識、それからセクハラといった幅の広い分野にわたって用意して、そしてそれを貸し出している。それを貸せば、見たかどうかはまたわからないけれども、でもそういうチラシが届いたということだけではない、そんなことになってくるのだと思うのです。そういった取り組みのことなどは、どうでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
私どもパンフレット配ったりいろいろお話をさせていただいております。またさらに、今、帯広市でビデオを貸し出しているというようなことで、見たかどうかわからないという、見たかどうかということになると、町内の企業全部に対してこのチラシを見てくれましたかというようなことを調査するということもなかなか難しいことだと思っております。こういうようなことにつきましては、当然のことながら企業のコンプライアンスというのですか、法令遵守という意味では当然のことながら見ていただいているもの、また考えていただいているものというふうに私どもは思ってはおります。しかしながら、なかなか例えばビデオだと目に訴えるとか、気軽に取っつけるというようなこともあるので、帯広市の例なんかちょっと調査研究させていただきたいなと思っております。
再質問 10番 谷口和弥
5番目のニートやひきこもりなど社会に出ることが困難な若者に対しての自立支援の取り組みついて質問させていただきたいと思います。ご答弁では地域若者サポートステーションの取り組み、それから町の臨時職員としての一定期間の雇用ということの取り組みが答弁としていただいたところであります。平成 25 年度の国の補正予算の中で地域人づくり事業、こういったものが出されてきているところであります。若者の雇用だけではなしに、女性の雇用のことも含めてさまざまな施策を行うための予算だというふうに聞いておりますけれども、このことに対する手挙げなどは幕別町のほうではいかがだったでしょうか。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
26 年度の事業として国の補正予算で国から道のほうに指示がありまして、本町のほうにもその事業を取り組んでいただけないかという要請が来まして、私どもといたしましては、先ほど議員がおっしゃったとおり、失業者に対する就労活動ですとか、そういうことを目的にして、ただいま二つの事業に対して募集をしているところでございます。一つの事業と申しますのは、雇用拡大のプロセスという形で失業者を雇用した上での人材育成を行う事業の募集、もう一つは処遇改善プロセスという事業でございまして、これは在職者の賃上げ等の処遇改善を図る事業、こういう形でただいま町といたしましてはホームページ等で対象となる町内に本社がある企業、団体、NPO 法人等に公募している現状でございまして、ただいま5団体から問い合わせが来ております。以上でございます。
再質問 10番 谷口和弥
この国の事業が実際に民間企業に委託させて仕事づくりの掘り起こしをする、そういう中身の事業なのだというふうに思いますけれども、こういう仕事を民間に委託するということは、決して 100%歓迎できる、そういった中身ではないなというふうに感じているのです。やはり公的な機関でやるべきものだというふうに思うのですけれども、でも、そういう事業の中でそういう取り組みをするということは、それは一つの手法として成功させていただきたいというふうに思うわけであります。それで、この民間に委託するということの中で懸念されることは、そういう会社の情報や個人の情報がちゃんと守られるか、ほかの目的に利用されるようなことがないのか、そのことの管理、監督がちゃんと必要なのだというふうに思うのですけれども、そのことについてはどのように考えてらっしゃるでしょうか。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
今、議員のおっしゃったとおりに、民間の今言ったような形については、きちんと守れるかどうかの指示はきておりますし、そのとおりやっていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 10番 谷口和弥
地域若者サポートステーションができたときに、これは 2011 年だというふうに思いますけれども、このときの厚生労働省の資料の中で、十勝管内には 2,006 人の 15 歳から 35 歳という年齢の中でひきこもりり、ニートがいるのだということが紹介されておりました。幕別町には町が把握しているひきこもり、ニート、そういうふうに分類されてしまう若者はどれぐらいいるというふうに把握されてらっしゃるのでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
町では今のところ人数何人かということは把握している状況ではございません。
再質問 10番 谷口和弥
人数の把握がやはり私は必要なのだというふうに思うのです。そうでないことには、では、次どういう施策を打つのかということがめどが立たない。そんなようなことになるのだと思うのです。とても難しい調査の中身なのだと思うのです。あなたはニートですか、ひきこもりですか、そういったことを問うということにはならないのだというふうに思うわけです。ちょっと秋田県の藤枝町という自治体の中で、ひきこもりの就労に向けた独自の支援事業ということの中でこの数をつかむということの中でやったことの手法についてちょっと紹介をさせていただきたいというふうに思います。この藤枝町の、藤里町でした、すみません。藤里町が社会福祉協議会に委託したと。今言ったような聞き方では、家族や本人がそういうふうに認識してなかったり、そういうふうに言いたくなかったりで答えがちゃんと正しくならないわけです。どう聞いたか。定職を持たず、2年以上経過していたらば、カウントさせてくださいという問いかけの中で何人いるかということの把握をやったと。1件1件ということなのかどうかまではちょっとわからなかったですけれども、結局足で調査に行って、そして数を確定させた。結局、対象年齢は小さい自治体でありますけれども、1,293 人の中で 113 人該当する人がいたと。この数字に驚いたということが紹介されているところであります。繰り返しになりますけれども、やはりどれぐらいいるのかということについては、ちゃんと数を把握することが必要ではないかと思うのですけれども、そのことについてはいかがでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
今、藤枝町でそういうような調査をしたということでございました。定職を持たず、2年間と言いましたけれども、この2年もどういう定義で2年間とやったのかということはちょっと不明でございます。というのは、やはり本当に実態と合っているのかどうかというようなことは疑問に感じられます。道でも今のところニートに関するそういう調査は行っておりません。町でやるとなりますと、それこそ全戸当たってそれぞれのご家庭にどういう状況かということを聞いていかなければ正確な数字は把握できないのかなと思っております。北西部通年雇用促進協議会では全体の失業者といいますか、季節労働者だとか、そういうものから恐らくこれぐらいではないかということで推計しているのだと思うのですけれども、この人数も確かに把握することも重要なことだと思うのですけれども、人数を把握するということよりも、根本的にはやはりこういうような状態を解決するためにはどうしたらいいのかと、どういうことを政策的にやっていけばいいのかということも重要だと思っております。ただ、そういう人数の把握につきましては藤枝町、先ほどご紹介されました藤枝町などについて調査研究してまいりたいと考えております。
再質問 10番 谷口和弥
藤里町、私が1回目言い間違ったので、そういうことになってしまったのですけれども、確かに数をつかむということは大変な作業であるのだなということで推察しますけれども、でもやはり施策は重要で、結局この方たちが将来このままいったらどうなるのかということを推察すれば、選択肢はそんなにないのだと思うのです。親御さんがちゃんと年金も払ってくれているとか、そして一定財産を残してくれていてだとか、兄弟に力があったとかということであれば、生活していかれるけれども、そういうことでなければ、もう幾つも選択肢がない、そういう町民が多くふえるのだということがないような、そんな目線でもってこのひきこもり対策を練っていっていただきたいなというふうに思います。6番目、季節労働者の雇用のことであります。いろいろと町の独自の施策や十勝北西部通年雇用促進協議会の幕別町の取り組み、参加の人数のことなどはご答弁いただいたところであります。いろんな分野で町民が参加受講しながら通年雇用の努力をしているなということがわかりました。それでお尋ねするのは、こうやって参加してくださる方、前向きな方というふうに言っていいでしょうか。この人数のほかに講習などの機会を受けてない人、受けたほうがいい、受けるべきなのに、そういうことに至ってない人というのはどれぐらいいるというふうに推察がされるでしょうか。
答弁 経済部長 田村修一(経済部長は2014年12月まで)
どれぐらいいるかということは、正確な数はやはり私どもは把握しておりません。ただ、このハローワークですとか、そういうようなところにこういうような協議会があるので、研修に参加していただけませんかというようなパンフレット、これは8町の連名、そして十勝北西部のこの協議会の名前で置かせていただいております。できるだけそういうような人の掘り起こしというか、そういう方……、失礼しました。季節労働者数は現在平成 23 年度調査したところで、幕別町は671 名という数字になっております。失礼しました。
再質問 10番 谷口和弥
671 人ということであれば、まだまだ対象となる人がたくさんいるということなのだというふうに理解をして聞いておりました。年2回幕別の札内福祉センターでもってこの促進協議会の相談の日があります。あしたが2回目の日でありますけれども、いかがなのでしょうか。あしたの相談についての問い合わせや予約、どれぐらいこの促進協議会が周知されているかということの中身を知る上でお尋ねしたいというふうに思うのですけれども。
答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)
実際に移動相談窓口なものですから、協議会自体がやっているものですから、私どものほうに直接問い合わせはまだ来ておりません。ただ、昨年度行った雇用者の相談窓口に来られた方の実態は 11 名の方が来ております。あしたについてはちょっと何人とまでは把握しておりません。以上です。
再質問 10番 谷口和弥
この協議会の周知のこと、しっかりやっていただきたいというふうに思います。季節労働者の雇用保険の特例一時金制度のことでありますけれども、基本手当日額の 90 日分あったものが今は法律の上では 30 日となり、実際、今 40 日という経過措置の中でやっている。やっぱり季節労働者の方が 40 日分のことで半年ぐらいもある冬期間をということになるのは、大変なことなのだというふうに思います。90 日に戻すべき、そういうふうに私は考えるわけでありますけれども、そのことについての考えをお話しいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
季節労働者の問題で 90 日分の復活、これは私ども、毎年、十勝圏活性化推進期成会の中に、季節労働者雇用対策の充実強化という文面を持って要請を行っております。私も実は担当なものですから、最初のころは 90 日を復活ということを出したのですけれども、なかなかこれは現実的には厳しいのでということで、今のところは雇用保険特例一時金を拡充することというような書き方で引き続き要請活動は続けておりますけれども、今おっしゃられたように、何とかこれ一日も早く復活できるようにさらに我々としても努力してまいりたいというふうに思います。
再質問 10番 谷口和弥
終わります。