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幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日

健康の確保と医療費の削減を図るという問題について

2013年6月12日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「健康の確保と医療費の削減を図るという問題について」質問し、町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、総務課長 菅野勇次、民生部長 川瀬俊彦が答弁しました。

質問者
増田武夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、総務課長 菅野勇次、民生部長 川瀬俊彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 増田武夫

質問させていただきたいと思います。町民の健康を増進させる積極的な施策を展開して、健康の確保と医療費の削減を図るという問題についてであります。さきの臨時議会で、国保税が1世帯平均 6,700 円引き上げられました。しかしながら、値上げ後も続く国保会計の赤字体質の解消のためには、約 25%まで下がってしまった国庫負担率を昭和 59 年当時の約 50%にまで復活させることが第一でありますけれども、一方で、町民の健康な生活をいかに確立していくか、そのために行政がすべき役割を果たして医療費の削減に取り組むかが重要な課題であると思います。厚生労働省は、ことしの2月に 2010 年の長寿日本一は男女ともに長野県であることを発表し、その要因について幾つもの調査・報道がなされております。長野県では「予防は治療に勝る」との考えから、50 年も前から減塩食の普及運動が始まり、また男女ともに野菜摂取量は全国一であり、喫煙率は全国 44 位(下から4番目)など、生活習慣の改善が自治体、地域ぐるみの運動として取り組まれてきました。そうした運動の反映として、男女ともに長寿日本一となり、国保医療費の低下や後期高齢者医療費が全国最低レベルを維持するという結果となっています。ちなみに、1人当たり後期高齢者医療費は北海道の平成 22 年度は 107 万円で、福岡県、高知県に次いで全国3番目と高額であり、幕別町では平成 22 年度 100 万 9,373 円、平成 23 年度 102 万5,666 円、全国平均は 90 万円、長野県は 77.1 万円となっているところであります。医療費が削減され、高齢者が元気で長生きしている長野県の高齢者就業率は 29.9%でありますけれども、そういう結果を支えているのは自治体の体制の充実と地域ぐるみの運動であると思われます。長野県の人口当たりの保健師数は全国2位となっております。全国的にも 8020 運動が展開され、80 歳になっても自分の健康な歯を 20 本残す運動が展開されております。健康で長生きすることを目指す運動はよく知られているところであります。これらの全国の取り組みや経験に学んで、町民が健康で長生きをして生きがいのある人生を送り、ひいては医療費の削減となるように自治体としての取り組みを強めることが求められていると考えます。したがって、次の点についてお伺いいたします。1番目、各種検診業務の 24 年度実績と向上への取り組みは。国保特定健康診査、後期高齢者健康診査、町職員検診、正職員と臨時職員について。2番目には、早期治療のためにも、国保 44 条の恒常的低所得者への適用拡大をすべきではないか。三つ目、町として、健康を守る運動の推進や年間使用できるプールの新設など施設の確保、高齢者の生きがいの確立を図るべきではないか。四つ目、健康推進課の設置など組織の拡充と保健師の増員など、体制の確立をすべきではないか。五つ目、幕別町健康増進計画の策定についてであります。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

増田議員のご質問にお答えいたします。「町民の健康を増進させる積極的な施策を展開し、健康の確保と医療費の削減を」についてであります。町民の皆さんにとりましては、安心・安全な生活環境のもと、心身ともに健康で生きがいのある人生を送ることが目標であり、願いであると思うところであります。町といたしましては、町民の皆さんが健康寿命を延ばし豊かな日常生活を送れるように、健康増進や病気の予防対策などに積極的に取り組んでいく方針であり、そのことが医療費の削減にもつながるものと認識いたしているところであります。ご質問の1点目、「各種検診業務の 24 年度実績と向上への取り組みについて」であります。初めに、国保特定健康診査の実績でありますが、現時点における速報値としては対象者数 5,543 人に対し受診者数 1,603 人であり、受診率は 29%となっております。受診率の向上に向けては、平成 23 年1月に実施した未受診者アンケートを分析した上で、次のような対策に取り組んでおります。1点目としては、健診勧奨と受診券の発送をそれまでの家族単位から個別発送へ切りかえて意識の向上を図ったところであります。2点目としては、主治医のもとで行われた検査に関するデータを提供していただき、受診者として登録するとともに、このデータに不足の項目がある場合は、その不足検査を受けていただけるように制度化いたしました。3点目としては、それまでは医師の指示による選択検査であった眼底検査・心電図検査を、受診者の希望も多いことから、必須検査といたしました。これらの改善点を踏まえた上で、現在、受診券の発送時には年間の検診一覧を同封して健診の勧奨を実施するとともに、さらに未受診者に対しては年度の途中におきましても、再度の個別通知を発送し、受診を勧奨しております。これらの取り組みにより、平成 22 年度は受診率が 25.1%でありましたが、24 年度では 29%に改善されております。次に、後期高齢者健診の実績でありますが、対象者数 3,630 人に対し受診者数 217 人であり、受診率は6%となっております。75 歳以上の後期高齢者の受診者数の向上対策といたしましては、医療機関等での案内掲示や町広報誌による周知に加えて、出前講座や老人福祉センターでの健康相談、高齢者実態把握の訪問など、さまざまな機会を捉えて周知及び啓蒙に努めてまいりたいと考えております。また、今年度は対象者の方の実態に合わせ、特に定期的な医療機関への受診のない方には個別に勧奨する体制をとり、受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。次に、町職員の検診についてでありますが、職員に係る健康診断といたしましては、人間ドック、定期健康診断、整形外科検診などがあります。初めに、人間ドックについてでありますが、正職員、常雇職員を対象として、30 歳代は隔年、40歳以上は毎年受診となっております。平成 24 年度の実績といたしましては、対象者 180 人に対しまして受診者数 177 人で、受診率は 98.3%となっております。定期健康診断につきましては、人間ドックの対象となっていない正職員、常雇職員、さらに嘱託職員や臨時保育士などの臨時職員を対象として実施しているものであります。平成 24 年度の実績といたしましては、対象者 211 人に対しまして受診者数 210 人で、受診率は 99.5%となっております。整形外科検診につきましては、腰に負担のかかる業務に従事する保健師、保育士、運転業務員などの臨時職員を含めた職員を対象に実施しているもので、いわゆる腰痛検査であります。平成 24 年度の実績といたしましては、対象者 92 人に対しまして受診者数 91 人で、受診率は 98.9%となっております。いずれの検診におきましても、受診率は、休暇期間中などにより受診できなかった者を除き、ほぼ100%の受診率となっており、今後におきましても、日程の配慮など職員が受診しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「国保 44 条の恒常的低所得者への適用拡大について」であります。本町では、平成 23 年度より厚生労働省の保険局長通知による基準に、本町独自の拡大措置を追加し要綱を制定しております。主な追加点は、世帯主と被保険者の預貯金の合計額が生活保護基準の3カ月以下で、申請月の月額の実収入が生活保護基準以下の世帯の場合は「免除」と規定いたしました。また、生活保護基準の 1.2 倍以下の世帯の場合は、「一部負担金の2分の1」を減額とし、国の基準より拡大をいたしました。さらに、免除、減額以外で町長が必要と認めた場合で、猶予する期間内に一部負担金を確実に納付できる見込みのあるときは「6カ月以内で徴収を猶予」として規定をいたしたところであります。対象とする医療費につきましても、本町では外来も含めているほか、期間につきましても1カ月単位で3カ月までを基本とし、町独自の措置として再申請でさらに延長可能としているところであります。本町といたしましては、当面、現行の基準を継続して低所得者対策に取り組んでまいりたいと考えておりますが、町広報誌やパンフレットなどにより制度の周知に努めるとともに、相談者に対しましては懇切丁寧な説明に心がけて適切な対応をしてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「健康を守る運動の推進や施設の確保、高齢者の生きがいの確立について」であります。健康を守る運動の推進につきましては、町の体育施設を利用したパークゴルフやゲートボールのほか、ウオーキングやプールを利用したエクササイズなどによる健康運動、さらにはウオーキングマップ等を普及させるなどの健康づくりの取り組みを行っているところであります。年間使用できるプールの新設につきましては、現在、町内では6カ所に町民プールを設置しており、その一つであります幕別町民プールでは、加温することにより利用期間を他のプールよりも長くし、5月中旬から9月末の期間を開館し、その中で健康講座として、水中で行う運動プログラムを実施しているところであります。十勝管内で通年利用のプールを設置しておりますのは、帯広市を含む5市町になりますが、年間の利用者数としては、音更町で7万人、芽室町などでは3万人から4万人となっており、季節ごとの利用としては、冬季は夏季に比べて4割から5割程度の利用状況にあるとお聞きしているところであります。通年利用のプールを新設ということでありますが、芽室町規模で6億円の施設建設費用を要するほか、年間経費として 5,000 万円程度の維持管理費用が必要となることが見込まれますことから、通年利用のプールを新設することは現時点では極めて難しいものと考えております。しかしながら、健康の保持増進にとって運動や日常の体力づくりは欠かすことができないものでありますことから、町の体育施設等既存施設を季節に応じて利用していただき、さらには各種健康講座をご活用いただきながら健康増進を図っていただきたく思うところであります。また、高齢者の方がより意欲的に健康増進に取り組んでいただけますよう、個人の身体状況や体力等に合わせ、誰もが楽しく取り組むことができるように、今後、各事業を展開する中で積極的に推進してまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「組織の拡充と体制の確立について」であります。現在、本町の保健師は、保健課の健康推進係、介護支援係等に配置されており、それぞれ健康推進に関することや介護保険に関することを担っておりますが、町民との相談業務におきましては、健康相談、医療相談、そして介護保険制度の利用相談など多方面にわたりますことから、保健師間での情報交換を図ることにより適切な対応に努めているところであります。また、近年、自治体の保健師に求められる業務内容は、多岐にわたり複雑化しておりますことから、職員一人一人が研修などを通じて自己研さんに取り組み、スキルアップに努めております。このようなことから、現在の体制が保健師間の連携も図りやすく、町民対応にも適していると考えております。また、増員などの体制の確立につきましては、平成 25 年度から札内支所に保健師1人を増員配置し、町民の皆さんの健康相談等に係る利便性の向上を図ったところでありますが、今後も町民の健康増進を図ることは大切な業務でありますことから、必要に応じて随時、職員体制のあり方などについては検討していかなければならないものと考えております。ご質問の5点目、「幕別町健康増進計画の策定について」であります。本町では、平成 15 年度から平成 24 年度までの 10 年を計画期間とする健康増進計画「まくべつ健康21」を策定し、これまでの間、生活習慣の改善と疾病の予防を中心目標として取り組んでまいりました。その後、平成 19 年度に中間評価と計画の見直しを行い、重点項目として食育対策やメタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の予防を計画に追加していたしております。さらに、平成 23 年度には健康意識に関するアンケート調査を実施し、第1期計画時のアンケート調査との比較検討を行い、第1期健康増進計画に対する評価をまとめたところであります。この評価を踏まえ、「まくべつ健康 21」第2期健康増進計画を平成 25 年度中に策定する予定であります。第2期計画の内容といたしましては、成人期の健康づくり対策を重点に、高齢者の健康づくり、食育計画、母子保健計画も含んだ、住民の生涯にわたる健康づくりに資するよう、ライフステージごとの行動計画を具体的に示してまいりたいと考えております。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 17番 増田武夫

それでは、再質問させていただきたいと思います。ことし国保税を引き上げざるを得なかったということから、きょうの最初の質問の方にも取り上げられた非常に関心の高い問題だというふうに思いますけれども、若いときの生活習慣がやはり後期高齢者と言われるような、そういう世代になって大きく影響がしてくるのだと思います。調べてみますと後期高齢者医療制度の医療費につきましては、北海道は全国3番目に高いということで、また道内の中でも、例えば一番高いと思われる喜茂別町で1人 129 万 7,000 円余り、一番かかっていない利尻富士町では 63 万 2,000 円余りと、倍以上の医療費となっているというような現実もあります。こうしたことを考えると、やはりいかに町を挙げて、また町民も巻き込んだ健康づくり運動というものが求められているということではないかというふうに思います。まず最初に、1番目の検診の状況、この点につきましては藤谷議員の質問の中で詳しく議論されているところで、重複しないようにしたいと思いますけれども、例えば、答弁の中にありましたけれども、町民の予防の中で眼底検査と心電図検査を必須検査としたと、こういう前進が見られたと思うのですが、お医者さんの意見なんかを聞きますと、さらにこれに加えて貧血の検査、従来の採血の中でできる検査でもありますので、これもぜひ加えてもらえないかという意見も寄せられております。また、検査項目をさらに充実させるという意味では、ピロリ菌の検査、これが最近注目されているといいますか、重要だと言われております。がんの原因としましては、肝臓がんにつきましては肝炎のウイルスの問題が関与しておりますし、また最近の予防接種で子宮頸がんについてもウイルスの関与があってワクチン接種が行われるようになったわけでありますけれども、もう一つの胃がんの原因として、このピロリ菌が非常に重要な要因となっていることが近年明らかになってまいりました。そうした中では、やはり従来の採血の材料の中で検査できるわけでありますので、胃がんのリスク検診、ABC 検診とも言われておりますけれども、これをぜひ本町でも取り入れてやってほしいというふうに思います。胃がん、従来胃の中には、あれだけの酸性の環境の中で、そうしたような細菌はいないと思われていたわけですけれども、しかしピロリ菌というものが強い酸性の液の内側といいますか、胃壁側にすみつく細菌だということがわかってまいりまして、しかもこれは幼児期に土壌などにいる細菌でもありますので、水道の完備していない状況の中で、我々の世代だとかお年寄りの世代は非常に高率に感染していたものでありまして、さらに母親が口移しで食べ物を与えるというようなことから幼児期に高率に感染するということで、感染して徐々に慢性胃炎などに関与して、萎縮性胃炎、それから胃かいようだとか、そういうものを経て胃がんになると。最近の研究では、その胃がんのほとんどがピロリ菌に感染していると。ピロリ菌を持った群と持たない群で長期にわたって検査すると、ほとんど持っていない人からは胃がんが発生していないというようなこともあります。そうした点でぜひこれを加えていただいて、やはり早期にピロリ菌の退治だとかそういうものをやることによって胃がんは劇的に減ると、こういうことが定説になってきております。そうした点から、今申し上げましたように貧血の検査でありますとか、ピロリ菌の ABC 検診、これをぜひ加えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)

議員のご指摘のとおり、最近は検査のいろんな方法がふえて、血液の中から発見できるものも多くなりました。例えば前立腺がんもその一つですし、肝がんに関しましても検査値の中で拾っていけるということが明らかになってきました。私どもも、それぞれ今おっしゃっていただきました貧血の検査、それからピロリ菌の検査、そのほかも含めてどんな形でどんなふうに効率的に発見していくことができるかということも検証させていただきながら、次期の計画等にも入れながら検診の項目数とかも考えていきたいと思っております。

再質問 17番 増田武夫

そして、検診の項目を充実させるだとかすることによって、やはり受ける側も積極的に受けようという、そういうものも生まれてくる。今回、眼底検査と心電図が加えられたというものも、そういう受ける側の要望が入れられて実現したことでありますし、そうしたことを考えますと、やはりそうした検査によって早期発見・早期治療に結びつけていくことが非常に重要だと思います。ピロリ菌の検査の場合には、胃炎にかかった、慢性胃炎の場合には保険適用もされるということにもなってまいりましたので、ぜひそうした点で進めていただきたいと、そのように思います。そのほかの検診のことでは議論もされてきたところでありますけれども、特に後期高齢者医療制度の健診率が非常に低いと。議論になった更別のようなところでは、自分のところで病院も抱えたりということでありますけれども、そうでなくても結構大きな町村でも成果を上げているところもあります。ここにも述べられていますけれども、いろいろな丁寧な対応をして、何とか健診率を上げていただきたいと思いますけれども、一言お願いします。

答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)

後期高齢者の方についてもお勧めしたときに、皆さんから返ってくる言葉が、いやいや主治医がいるからいいいよというような言い方もされるのですね。それで、確かにそういう部分もありますがということで、先生たちにもお願いしながら、後期健診に年に1回検査項目をふやした健診も受けてくださいということもお願いしていますし、もう一つは、ことしに関しては本当に元気な方も多いですので、全く病院にかかっていないという方もいらっしゃるのは事実なので、ちょっとどんなふうにするかはこれから高齢者の係と詰めていきますけれども、主治医を持たない 75歳以上の方で、年に1度も病院にかからないような方たちへの勧奨という形でも進めていきたいと思っております。以上です。

再質問 17番 増田武夫

それから、職員の検診についてでありますけれども、相当高い受診率でやはり職員の健康を守るという点では非常に喜ばしいことだと思うのですが、嘱託職員や臨時保育士などの臨時職員を対象として実施している定期健康診断につきましては、この臨時職員の中にもいろいろな職種がありまして、例えば代替の保育士でありますとか、給食センターの代替の職員でありますとか、それから事務職の臨時職員でありますとか、そういう人も対象になっているのか、お聞きしておきたいと思います。

答弁 総務課長 菅野勇次(総務課長は2014年3月まで)

定期健康診断の関係でありますけれども、臨時職員の関係ですが、基本的に臨時職員で健康診断の対象としているのは、臨時保育士ですとか、へき地の保育士あるいは臨時の保健師、それから給食調理員の方で、基本的に社会保険に加入をしているある程度長期の方の職員ということで、代替の保育士ですとか、そういったごく短期でという、また随時でという方については対象としていないというところです。ただ、給食調理員に関しましては、代替も含めて全員行っているところであります。

再質問 17番 増田武夫

なるべく健康な状態で勤務していただくという点からいいましても、長期の臨時は当然として、なるべく短期のそういう人たちにもそうした健診が受けられるように、また健康な状態で子供と接したり、業務をしていただけるような形にぜひ近づけていっていただきたいと思います。ぜひお願いしたいと思います。次に、そうした健診、早期発見・早期治療を進める中で、次には早期に発見されても、やはりそういう人たちがなるべく早くお医者さんに行って受診してもらうことが非常に重要になるわけであります。そこで、2番目の恒常的低所得者への適用拡大を求めたわけでありますけれども、この町長の答弁の中で、生活保護の関係でありますとか、生活保護基準の 1.2 倍以下の2分の1だとか、こういうことで、国の示したものよりも拡大して実施しているという、そういう答弁でありますけれども、前にもいろいろ議論したことがあると思いますけれども、こうした国保法第 44 条の減免の場合、今まで町としては災害でありますとか、失業でありますとか、そういう条件がつけられて対象にしていたわけですよね。この答弁の、これだけ読んでいますと、僕ら恒常的低所得者といって、やっぱりそういう状況ではなくても年金が本当に少なくて、災害を受けたわけでも失業したわけでもないけれども低所得者だという、そういう人たちにもしっかりと国保法第 44 条の適用を拡大すべきだと、そういうことも申し上げたこともあると思うのですが、そのように解釈して、それも対象になったと解釈してよろしいのでしょうか。

答弁 民生部長 川瀬俊彦(民生部長は2015年3月まで)

対象者につきましては、恒常的な低所得者は対象にはならないということで考えております。基本的には、一時的に所得が大幅に下がった、そのような方については救済ということで、このように一部免除または全額免除、そのような形で対応したい、そういうことであります。

再質問 17番 増田武夫

やはりその辺がもう少し踏み込んでほしいところなのです。いつも決算の時に出していただいておりますけれども、やはり町民の経済状況というのは非常に苦しくなっている状況、また年金などもまた3年かけて 2.5%引き下げられるだとかいろんなこともありまして、早くかかれば早く治るのに、なかなかお金の心配のために重くなってしまうと。これも医療費を上げる大きな要因になっているのだと思うのです。そのことを考えますと、そういう恒常的な低所得の人も含めてやはりこの 44 条を適用させることが大局的に見れば、国保の赤字体質の改善の一つの大きな力にもなっていくのではないかというふうに思います。ぜひ恒常的な低所得者にも思い切って拡大していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

毎回議論になるわけですけれども、我々が対象としている、いわゆる国保法第 44条で言っている部分は、あくまでも国の基準の中で町としてどの程度拡大して、どの程度の低所得者対策ができるかという、あくまでも国の定めの中の範囲の中であるものですから、全ての低所得者を恒常的に一律対象にして減免するというような方法はなかなかとれないでいるのが実情でありますけれども、なかなか我々からするとこういう時代ですから、確かにおっしゃられるような場面はたくさんあるのだろうということは我々も認識はしておりますけれども、そうかと言いながらもやはり一つの法の中でやれる範囲というのは限られたこともあるし、町としてやる限界もあるのかなという思いもしております。もちろん今後どのようにこういった問題が進んでいくかわかりませんけれども、町としては今の段階の答弁は、このような方向で進めさせていただければというふうには思っております。

再質問 17番 増田武夫

今も申し上げましたけれども、医療費がどんどん増大していくと。そういう状況の中で、やはり一つのこの要因としてなかなか、例えばおなかが痛くなっても、ちょっとおかしいなと思っても、すぐ病院に行けない、手元にお金がないという人もたくさんいるわけですよね。だから、そういうことがいよいよになってから行ったのでは医療費の削減につながらない。今、1番でも質問しましたような検診をして早く見つけるということが大事だということでやっているのは、そこにあるわけですよね。だから、そういうことを考えると、確かにそのことによって出費は伴ってまいりますけれども、しかし大局的に見ればそのことが医療費の削減にも結びついて、そしてまた健康な生活にも結びついていくわけですから、決して無駄な出費ではないということで、ぜひともこれは真剣に検討していただきたいというふうに思います。せっかく検診率を上げるだとか、そういうことをやっても、そこにネックがあればやはり受診抑制が起こるわけですよね。そのことが国保なりなんなり全体の医療費を上げるということにどうしても結びついていくわけで、ぜひとも町長に、この 44 条の検討をお願いしたいと思いますが、再度お願いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

私の答弁も繰り返しになるのだと思うのですけれども、この制度ができて、保険局長からの通知をもとに、この制度がスタートしたと。あくまでもやはりその局長通知、国の制度が根幹にあって、我々はそれにできる限りのことをプラスしながら少しでもよりよい方向でということで今の制度があるわけであります。ですから、一律に所得が低い人全てをこの制度の対象として救済するということについては、なかなか私は難しい面もあると。もちろん、そんなお金がないから病院へ行きたくない、行けないということがあっては本来おかしいことなのだろうと、それは我々も十分認識はしておりますけれども、かといって一律の所得をもとにして全ての医療費を減免する、減額するということについては、やはりもっと慎重にならざるを得ない部分はあるのかなというふうには思っております。

再質問 17番 増田武夫

日本の医療制度、外国なんかと比べてみましても高い保険料、本当に国保税などは担税能力を超えるような保険料にならざるを得ないような状況に置かれていると。しかも、そういう保険料を苦労して払っても、今度かかるときに3割なり2割なり1割の負担をしなければならない。こういう国は珍しいようでありまして、やはりそうしたことを考えますと、その辺を改善することも国や町の大きな責任だというふうに申し上げたいと思います。それから、3番目の検診と、町として健康を守る運動などを町民ぐるみで行って、高齢者の生きがいが持てるようなそういう社会にしていくと。そういう問題についてでありますけれども、これはいろんなところでいろんな取り組みが行われているという話はされておりますのであれなのですが、長野県の場合などは、50 年も前からそういうことで県を挙げて減塩運動をやって、そこはぴんぴんころりという言葉があって、ぴんぴんと過ごして病気をしないでころりと死にたいと。そういう、それが理想的だというふうに思うのですね。そういうこともあって、そういう減塩食の運動、それから食事内容を全体で改善していく運動なんかをやった結果、長寿の日本一がかち取られたということで、やはりこれは町が中心となって、さまざまな団体などと協力しながら健康づくり運動を取り組んだ結果だというふうに思うわけです。そうした点で、そうしたことをやった長野県のかかった医療費と、やはりかかってしまっているところとの差は、それこそ2倍以上もあるというようなことも生まれてくるわけで、そうしたこと、本町においてもいろいろな答弁にもありましたような町民とのいろんな運動、忠類でも体育館でやっているようなものだとかいろいろありますので、そうした努力はしていることは見ているわけですけれども、さらに健康づくり運動というような形で、町ぐるみでぜひ取り組んでいっていただきたいというふうに思います。そうした点で、ふだんからの生活習慣病をきちんと対処した運動をしていくことによって、年とってからの病気の出方も全く違ってくるわけですので、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、その辺の意気込みをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほどの藤谷議員のときのご答弁でも申し上げましたように、今、地域あるいは老人クラブ等でもいろいろ運動を通じながら、みずからの健康維持増進ということでは気を使われているのだろうと。旭町なんかを中心にふまねっとというようなものなんかも、非常に今皆さん参加されて頑張っていらっしゃるようでありますし、もちろん我が町はパークゴルフもありますし、ゲートボールで頑張っていらっしゃる方もいますし、いろいろそれぞれがみずからの健康のために頑張って努力をされていらっしゃると。もちろん町としても、先ほど申し上げましたようにいろんな関係各課が連携を密にしながら運動を通じながら健康増進に、あるいは健康づくりのイベント、そういったことも含めながら、これからも進めていかなければならない問題だというふうには思っております。

再質問 17番 増田武夫

プールの提案なんかもそうした一環として、ぜひ長期的に考えていただきたいという意味で申し上げたわけであります。それこそ、そういう運動をすることによって、長野県ではたばこの喫煙率なんかも低くなってまいりましたし、野菜などの摂取量も男女を通じて全国一だというようなことで、その結果、年とってからの就業率、これは長野県、農業なんかの就業人口も多いので、そうした点も含めての就業率だと思うのですけれども、年をとってからも元気に働いておられると、そういうようなことにもなっておりますので、ぜひ町を挙げたその取り組みをしていただきたいというふうに思いますが。続いて4番目に、そのためにはやはり体制からきちっと整えていっていただきたいなというふうに思うわけです。やはり地域の方々とお話をしておりますと、昔はよく保健婦さんが家にも来てもらって、健康のことなどもいろいろ話し合うことができたと。やはりそうした保健師さんが家庭を訪れて、直接住民と触れ合うというようなことも昔はあったという話も聞くわけですけれども、介護保険制度が導入されて、その対応に保健師さんもすごく苦労されておられて、そういう意味では非常に忙しい仕事をこなしておられるのだというふうに思うわけです。そうした点で、医者に会う前に保健師さんのもとに通えというようなことが長野県では言われているようなのです。だから、お医者さんに来る前に保健師さんとよく話し合って、相談して保健師さんに相談せというようなことも言われているようなのですけれども、やっぱりそのためにもそうした介護保険制度などのあれで忙しくなって、なかなか家庭を訪れる時間もとれなくなったというような状況の中で、ことしは札内の支所に1人ふやして対応するということも努力はされているのですけれども、やはりこうした町民の健康そのものをもっと上向きの方向に町中を挙げていくのだという、そういうところにやはりもっと積極的にかかわれる保健師さんを2人、3人とふやすこと、これは確かにそこに予算も必要とするわけですけれども、それはやはり町民全体の健康と豊かな生活を築いていき、ひいては医療費を削減することにつながるわけですから、それはぜひともそういうところにお金も使っていただきたいと。そういうことで、ぜひ体制としても今、健康推進係としていろいろやってはいただいているのですが、それを課に格上げして積極的に健康増進のためにイニシアチブをとっていくのだと。いろんな町民、ほかの団体との連携もとりながら、健康づくり運動、予防運動を展開していくことが町全体の質の向上になっていくことだというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃられるように長野県の事例の話を申すまでもなく、もともと私どもが役場へ入ったころは、保健師さんの大きな役割は、やはり一戸一戸訪問しながらいろんな健康相談に応じていく、これが本来の業務だというふうに我々も習ったところでありますし、ただ、今、介護保険ですとかいろんな業務が入ってきましたので、今はなかなか自分自身で思いがあっても現実に歩けないというようなこともあるわけですので、私どもはそういったことは少しでも保健師の事務的な負担が軽くできるような体制も考えていかなければならないのだろうというふうに思っております。そういった意味では、来年に向けてもさらに増員というようなことも、これからも考えていかなければならないのだろうというふうに思っております。ただ、係が今、2係になっておりますけれども、まとめて保健課ですから、一つの係を課に上げるというよりは、保健課の中でさらに充実した体制を整えていくことが大事でなかろうかなというふうにも思っておりますけれども、お話ありましたように、さらに保健師の配置、充実というようなことについては意を用いてまいりたいというふうに思います。

再質問 17番 増田武夫

そうしたことで検討していただけるというお話でありますので、それに期待したいというふうに思います。ずっとこの議論してまいりましたように、やはり何としても早期発見・早期治療なのですが、その前に予防があるのですよね。予防をきちっとやった上で健診をして、早期発見をして、そしてしかも 44 条のような形で治療も受けやすくして、そして全体として町そのものが健康になっていくと、そういう関係にあるわけで、そんな点から言えば、例えば先ほど言ったようなピロリ菌の ABC 検診のようなものは本当の予防なのですよね。第一の予防。検査することによってピロリ菌の有無がわかるのですけれども、その上にさらに慢性胃炎なんかをやっているかどうかということまで大体判定できると。やっぱりそれがさらに胃かいような形にまで発展しているのかという、そしてさらに次の段階に行くのではないかというような、四つの段階ぐらいの診断がそれによってできるようであります。そして、そのことによってピロリ菌の除菌などをすれば、先ほども言いましたように幼児のときに感染しやすくて、やはり胃がきちんと機能するようになって胃酸がきちんと出るようになると、なかなかそこにピロリ菌が取りつくということも困難になるようでありますので、一度除菌すれば、なかなかその後再感染するようなこともないというように聞いておりますので、そのことをすることが胃がんの撲滅の方向に、激減の方向につながっていくということになれば、これは医療費の削減にもつながっていくわけで、そうした点でぜひとも町民の健康づくりは医療費の削減にも長い目で見るときちんとリンクしていくというふうに思いますので、ぜひとも真剣に取り組んでいただきたいと、そのことを申し上げて終わりたいと思います。

出典:幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる