網走市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
当市の高校生までの医療費無償化の見通し
2023年12月12日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「当市の高校生までの医療費無償化の見通し」について質問し、健康福祉部長 結城慎二、健康福祉部参事監 永森浩子が答弁しました。
- 質問者
- 深津晴江 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 結城慎二、健康福祉部参事監 永森浩子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深津晴江
次の質問に移ります。現在、網走市では中学生までの子供医療費の無償化が行われています。東オホーツク定住自立圏の3町では既に高校生までの医療費無償化が行われ、医療費の増加はないと聞いております。当市の高校生までの医療費無償化の見通しはいかがでしょうか。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
今後の医療費無償化の見通しについてでありますが、この課題につきましては、本年9月の第3回定例会において、永本議員の一般質問に対し答弁をいたしましたとおりでございますが、医療費無償化は子育て世帯全体に対する経済的負担軽減に有効な施策であると考えております。無償化に対する国民健康保険の国庫負担の減額調整措置を廃止するとの方針も示されておりますので、今後庁内の政策検討会の中で検討されていく課題の一つであると考えております。
質問 深津晴江
ぜひ前向きに検討していただければと思います。次に行きます。次に、さらなる子育て支援政策、私は重要だと思っています。地方自治体として何かできることはないか検討していただければと思います。例えば、産前産後家事代行サービス、または親が一休みできるママカフェ、あるいは3歳未満児の保育料の減免などのニーズは非常に高い状況と捉えていますが、さらなる子育て支援政策、ありましたらお示しください。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
さらなる子育て支援政策についてでございますが、これまでも市独自の取組としまして、令和3年度から4年度には新生児子育て応援祝金支給事業、そして令和4年度からは中学生までの医療費の無償化、令和5年度からは給食費の無償化やおむつとミルクの購入支援として網走赤ちゃん応援券の支給などを、国に先んじる形で様々な事業を実施をしております。加えて、産婦健康診査事業や産後ケア事業をはじめとする妊産婦に対する支援、また母子訪問指導や新生児聴覚検査などの乳幼児に対する支援、5歳児健康相談、そして母子手帳アプリの導入、さらには子育て世代包括支援センターユカリエを開設することなどにより、母子保健対策や相談体制の充実を図り、妊娠期から寄り添った伴走型支援を行っております。今後におきましては、こども未来戦略方針に示されております児童手当の対象拡大などを着実に実施していくとともに、改正児童福祉法に基づく各種施策などについて検討を行ってまいりたいと考えております。
質問 深津晴江
現在も様々とやっていらっしゃることは重々把握しておりますが、お金だけ、経済的支援だけではなく、先ほど言った時間的、労力的な支援が私は必要だと思っておりますので、ぜひその視点でも進めていただければと考えております。それでは、次の質問に移ります。子供の口腔機能発達不全症についてです。まず、この口腔機能発達不全症とはどのような状態と把握されているのか。また、網走市における現状をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
子供の口腔機能発達不全症の現状についてでありますが、口腔機能発達不全症とは、食べる機能、話す機能などが十分に発達していないか、正常に機能獲得できておらず、そしゃくや嚥下がうまくできていない、口呼吸などが認められる状態で、様々な研究論文などによると、全国の3から12歳の小児を対象に調べた結果では、約31%が口腔機能発達不全症であるとの報告があります。当市の令和2年度から令和4年度の乳幼児健診の歯科健診の結果からは、1歳6か月では約11%、3歳児では約12%に口腔機能発達不全症の疑いがありました。
質問 深津晴江
現状についてはわかりました。それでは、網走市でもやはり11%、12%と疑いを持つお子さんがいらっしゃるということがわかりましたが、そのお子様たちの口腔機能発達不全症の改善あるいは予防の、そのための支援についてお伺いいたします。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
口腔機能発達不全症の予防と口腔機能発達のための支援についてでありますが、令和4年度から市内の小児歯科医を講師に迎え、口腔機能発達について専門職向けに学習会を実施しております。今年度は、市内の認定こども園や保育園、学校などからも御参加いただき、各分野で支援に生かしていただいております。また、保健センターでは、妊娠中には母親学級、赤ちゃんが生まれた後は乳幼児健診、フッ素塗布、来所相談、支援センターでの相談などの場面で、歯科衛生士が助言や講話を通して、口腔機能発達についてお伝えしております。今後におきましても、学習会を継続し、子供に関わる多様な職種全体で口腔機能発達不全症の予防に取り組んでまいりたいと考えております。
質問 深津晴江
発達不全症といっても機能的に全く働いているわけではなくて、乳幼児、学童時期の機能獲得がやや遅れているという状態というふうに捉えています。たとえ発達が遅れていても、早期に発見してよいタイミングで介入すれば軌道修正でき、その後の発達が見込まれる状況だと捉えています。ただ、子供の時代の口腔機能がしっかりとできていなければ、その後の成人期あるいは老年期にも影響していきますので、口腔機能の発達を子供の時期にしっかりと土台づくりをしていくという考えが重要かと思いますので、現在も行われているかとは思いますが継続と、あと、今の御答弁で不足しているというふうに考える点がありまして、それは現在は子供の口腔機能は妊娠中の胎児の姿勢が影響しているということがわかってきています。さらに新生児、乳児の安定した姿勢、その姿勢を保つための抱き方、また離乳食の開始するタイミングや食べ方、食べさせ方にも影響を受けることが明らかになってきています。この視点は、当市において、まだまだ不足している点かと思いますので、ぜひ健診等で口腔機能の確認と口腔機能発達不全の予防をぜひしっかりと伝えていただければと思います。今、御答弁の中に学習会の開催というところがありましたが、ぜひ専門職の学習をする機会の継続はもちろんですが、濃密に関わる保護者等へのスキルアップに積極的に取り組んでいく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
既にこれまでも子育て支援センターなどで歯科医による講話を行っておりますので、そのような機会も継続していきたいと考えております。
質問 深津晴江
妊娠期から影響しているよということがわかっていますので、ぜひマタニティーさんにも積極的にお伝えいただければと思います。それでは、次の質問に移ります。まず、「子育ち」という概念は御存じでしょうか。そして、当市の子育ちを意図した支援及び教育の現状をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
「子育ち」という考えは、子供の育つ力を引き出し発揮させる、すなわち育つ力を育むという支援だというふうに考えております。現在、こども家庭庁など国が進めるこどもまんなか社会の実現についても、子供の視点に立って意見を聞き、子供にとって一番の利益を考え、子供と家庭の福祉や健康の向上を支援し、子供の権利を守るというものですから、広い意味で子育ち支援に当たるものと考えております。網走市の子育て支援策についても、経済的な負担の軽減など保護者に主眼を置いた施策もございますが、多くの子育て支援施策は子供に主眼を置き、育つ力を育む支援を行っているものと考えております。また、社会教育分野におきましても、日頃子供たち自身が考えていることを発表する小中学生の意見発表会の開催のほか、小学生が参加する事業に高校生、大学生などがスタッフとして参画するあばしり学学生HERO’Sはじめ、子供たちが主体的に考え、行動する様々な学習機会の提供に取り組んでいるところでございます。
質問 深津晴江
しっかりと網走市でも子育ち、今御答弁いただいたとおりで、私も共通認識しております。こども基本法では当事者である子供の声が重要であり、子供が自ら声を上げることができ、その子供の声を十分に聞くことができる社会をどのように構築していくか、大きな課題となっております。子どもの権利条約の原則でもあります子供の意見の尊重実現に向けた体制の強化、既にやっていらっしゃるかとは思うのですが、子供の素直な考え、そういう機会をさらにつくっていく必要があると思います。子供自身はもちろんなのですが、網走市に暮らす市民の人権意識の醸成に向けた支援、そして子供の意見の反映の在り方などについての見解をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
子供自身の人権醸成に向けた支援というところでございますが、令和4年度において地域住民に基本的人権の擁護など人権問題に対する意識啓発を目的に、地域人権啓発活動活性化事業を実施をしております。具体的には、市内の幼稚園において、園児たちに人権標語を記したプランターに花を植え、育てる過程を体験することにより、生命の貴さや思いやりの心を育むための人権の花運動というものを実施しております。加えて、社会教育所管事業の小中学生による命・思いやり・心をテーマとした人権に共通する標語の入選作品をカレンダーに掲載をして、全児童生徒に配付する豊かな心を育てる啓発事業も実施しているところでございます。
質問 深津晴江
多分この議会で子育ちという言葉が出てきたのは私の中では初めてかなというふうに捉えております。やはり子供の力を信じて、それを育てていく、そういう網走市になっていただきたいと思います。もちろん私も市民の一人として、しっかりと自分自身も人権意識を持って関わっていきたいと思います。