幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日
議事録に件名の記載なし
2013年6月12日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が質問し、町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 野原恵子
通告に従いまして、次の点について質問いたします。1、必要なときに利用できる介護保険制度に。(1)厚生労働省は、介護保険で「要支援1、2」と認定された「要支援者」を保険給付の対象から外し、市町村が裁量で行う地域支援事業の対象に移すことを検討課題に挙げました。要支援者へのサービスを公的保障を薄弱なものに切り下げて、給付を削減する狙いです。市町村の独自判断で要支援者を保険給付の対象から外し、地域支援事業の対象に移す仕組みは 2012年4月に創設済みです。既に全国で 27 カ所が実施していますが、厚労省が今回示したのは、任意であった地域支援事業を義務化し、要支援者の全体を本給付の対象から外すとするものです。事業内容は市町村の裁量とされ、介護に当たる人員や運営の基準もなく、ボランティアや民間企業の配食サービスなどを活用するとされます。要支援者への保険給付の大半を占めるヘルパーによる調理など、生活援助の取り上げにつながり、サービスが低下し、地域間格差が生じるとも批判されています。したがいまして、以下の点について伺います。①「要支援1、2」の認定者数と利用者数は。②仮に町で実施の場合、町の負担額は。③国に対して、「要支援者はサービスの対象外」としないよう求めること。(2)幕別の高齢化は 25.3%と高くなり、特に 75 歳以上の人口が増加し、高齢者の核家族世帯は60.8%と高い状態になっています。介護が必要になった場合、単身者はもちろん、高齢者同士の「老老介護」は事故につながる可能性が大きくなり、安心して暮らせる施設介護の充実が求められます。現在4カ所の特別養護老人ホーム、1カ所の介護老人保健施設が設置されていますが、待機者の状況、今後の手だてなどについて伺います。①各施設の入所者の要介護度の割合は。②幕別町民の待機者の実人数と今後の手だてについて伺います。2、町営の共同墓地設置を。単身の高齢者や跡継ぎのいない高齢者夫婦がふえています。また、跡継ぎがいても、さまざまな事情で遠隔地に住んでいたり単身であったりで、お墓の継承者がいなくなってしまうことがあります。町民から町営の共同墓地設置の要望が出されていますが、考えを伺います。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。初めに、「必要な時に利用できる介護保険制度に」ついてであります。介護保険制度において、介護予防の考え方は重要であり、予防給付が必要と認定された要支援認定者の方たちが、住みなれた地域で自分らしく生活していくためには大切なサービスであることは言うまでもありません。地域でのさまざまな社会資源も活用しながら、予防給付の適正なサービスの提供が重要であると考えております。ご質問の1点目、「要支援1、2の認定者数と利用者数について」であります。平成 25 年3月末の状況では、要支援1の方が 185 人、要支援2の方が 202 人、合計 387 人であり、要介護認定者数 1,421 人の 27.2%を占めております。このうち介護サービスの利用者数につきましては、平成 25 年3月の給付状況では、要支援1の方が 112 人、要支援2の方が 142 人と、要支援と認定された方のうち要支援1で 60.5%、要支援2で 70.3%の方が介護サービスを利用している状況となっております。ご質問の2点目、「地域支援事業を町で実施した場合の負担額について」であります。平成 24 年度の実績では、介護予防サービス給付費は1億 800 万円であり、介護給付費全体の 5.7%を占めております。給付費に対する負担の内訳は国が 25%、道及び町はそれぞれ 12.5%で、残りの50%を被保険者の保険料で賄うこととされておりますことから、介護保険事業としての町の負担分につきましては、平成 24 年度の実績では 1,350 万円となりますが、この事業を町単独の事業で実施した場合は 9,450 万円の負担が新たに生ずることになります。ご質問の3点目、「国に対して『要支援者はサービスの対象外』としないよう求めることについて」であります。社会保障制度改革国民会議が4月の論点整理において、増加する介護費用を抑制する観点から、要支援者への給付を介護保険の対象から除外し、市町村事業に移行することも含めて見直していくとしたところでありますが、介護保険部会では、「介護予防の効果が薄ければ給付対象から外す検討も必要」との意見が出る一方、地域差の拡大を懸念する意見や、市町村の裁量となった場合に利用できるのかを懸念する委員の意見もあるとお聞きしているところであります。町といたしましては、これらの議論が利用者の自立の支援を後退させることのないような方向でまとめられることを期待するものでありますが、今後とも関係機関等を通じて情報の収集に努め、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設の待機者の状況、今後の手だてなどについて」であります。ご質問の1点目、「入所者の要介護度の割合について」であります。地域密着型を含む町内4カ所の介護老人福祉施設、1カ所の介護老人保健施設に入所している方は205 人であり、介護度の割合につきましては、要介護4の方が最も多く 26%、次に要介護3の方が 23%、要介護5の方が 21%、要介護2の方が 19%、要介護1の方が 11%となっております。ご質問の2点目、「幕別町民の待機者の実人数と今後の手だてについて」であります。町内の介護老人福祉施設、介護老人保健施設の平成 25 年5月末現在における待機者数は延べ 82 人であります。高齢者が要介護状態になっても、可能な限り住みなれた地域で生活を継続できるようにするため、各期の介護保険事業計画の中で基盤整備に努めているところであり、第5期では、地域密着型介護老人福祉施設が平成 24 年度に忠類と札内で2カ所、平成 25 年5月に旭町に1カ所開設され、3施設の定員はそれぞれ 29 人となっており、平成 26 年 10 月には特定施設1カ所が開設予定であり、定員は100 人となっております。町内の入所施設につきましては、今期計画末には、特別養護老人ホームと老人保健施設がそれぞれ1カ所、地域密着型特別養護老人ホームが3カ所、グループホームが9カ所、特定施設が1カ所整備されることで、さまざまなニーズに対応した施設の基盤整備が図られることと考えております。また、第6期計画につきましては、今後の給付の状況、待機者の状況等を十分考慮し、基盤整備計画を含め、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、「町営の共同墓地設置について」であります。ご質問にありますように、町といたしましても単身の高齢者や跡継ぎのいない高齢者夫婦が増加していることは認識いたしております。また、町営墓地につきましても、近年、管理する方が遠方にいる場合や継承者がいない等により、管理が不十分な墓地も見受けられるようになってまいりました。墓地に関する最近の傾向でありますが、後継者がいなくなることや後継者の負担を軽くするため、永代貸し付けをしております墓地を返還し、遺骨を菩提寺の納骨堂に移して、永代供養とする方もふえてきております。ご質問の共同墓地につきましては、共同で埋葬する「合葬式墓地」または「合葬墓」と呼ばれる墓所のことと思いますが、全国的には東京都、横浜市、さいたま市など都市部において合葬式墓地を設ける自治体があらわれてきていると承知いたしております。町といたしましては、今後、管内市町村の動向を見ながら墓地管理のあり方について調査・研究してまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 16番 野原恵子
再質問いたします。まず、要支援1、2の認定者数と利用者というところでございますが、要支援1、2の認定者は二十七、八%ということですが、こういう中で介護保険を利用している認定者の約3分の1弱になっております。その中で実際に利用されている方は要支援1が 60.5%、そして要支援2が 70.3%、このように認定されて実際に利用されている方が 60%から 70%ということです。地域を見ましても、この高齢者の中で、ひとり暮らしの方ですとか老夫婦の方、介護認定を受けても介護保険を利用することによりまして、例えば買い物ですとか掃除ですとか、食事をつくるですとか、それも自分一人ではできないけれども、ヘルパーさんが一緒にいてくれることによりまして自分の好みのお料理をつくったりだとか、自分の気持ちに添った掃除の仕方、そういうようなことで自立して生きていくことができるという状況も聞いております。ですから、この要支援1、2の介護保険の利用ということは、いかにして自立していくかという高齢者を支える大変重要な、そういう介護保険の利用だと思います。そういう中で今回、2015 年4月からこの要支援1、2の方々を介護保険から外すという、こういうことが国の厚労省のほうから出ております。そうしますと、高齢者の実態がどうなるかということになりますけれども、今そういう方が外された場合には、町独自で手だてを行っていく、そういうことが提起されております。そうしますと、今はヘルパーさんが介護保険を利用して自宅に行っているのですけれども、それはボランティアの方ですとか地域の方ですとかそういう方々、それから給食のサービスなどは民間の企業に委ねる、そういうことになりますと、やはり食事をつくるということは自分もヘルパーさんと一緒にやって自立していく、それがただ配食サービスというふうになりますと、そこのところの手だてがちょっと手薄になるのではないかということが考えられます。また、ボランティアの場合でも、きちっとヘルパーさんのように教育を受けたボランティアの方が介護に当たるということであるのであれば、手だてはきちっと行えるのかなと思うのですが、まだそういうボランティアの方々に対する教育とか研修とかされていないのが現状ではないかと思います。そういう中で、ボランティアに委ねていいのだろうか、そういうことも考えられます。そういう点について、考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほどご答弁申し上げましたように、要支援者の数がこれだけいて、そしてこれだけサービスを利用されているわけでありますから、私どもとしては何とか今の制度はこのまま続けていただけるようになってほしいなと、そういう思いであります。決して要支援の方がそういった皆さんの力で頑張っていくことが、いわゆる介護者にならないための努力でもあるわけですから、そういったことからも考えると、やはり現状の制度で存続していくことが私どもにとってもよいことであろうというふうには思っております。
再質問 16番 野原恵子
そこのところが非常に、厚労省の考え方とそれから実際に現場でそういう高齢者に接しているところの違いというのは本当にはっきり分かれていると思うのです。実際に今、要支援1、要支援2を自治体でやっているところ、全国で 27 カ所実施されております。それで、ことしの4月からは 132 カ所に拡大するという予定だというふうに、資料ではそういうふうに記されているのです。そうしますと、これはまだ実施されたいとは言いながら、厚労省ではこれを自治体独自でやっていくようにという前倒しで進めているということでもあると思うのです。ですから、そこのところは本当にここ要支援1、要支援2が外されるという不安は非常に大きいものがありまして、これは自治体の不安とそれから高齢者への負担、そういうところにつながっていくと思います。そういう点では本当に不安を感じるところでもあります。そして今、この要支援者の給付なのですけれども、これは保険給付というのですか、そういうものも大半を占めていくという、これは施設のほうなのですけれども、施設のほうはちょっと置きまして、こういうふうなことが実際に行われますと、高齢者へのサービスの低下にもつながりますし、地域間の格差も生じる、そういう不安もあります。また、ヘルパーステーションとかそういうところの事業所にとりましても、要支援1、要支援2の利用者が約半分を占めているということで、地域で高齢者を支えている、そういう施設の存続にも大きくかかわってくることではあると思うのです。ですから、そういう点では本当に大変な状況に、介護保険制度の利用をしている人たちにとっては大きな不安につながると思います。そういうところでしっかりと、自治体からもそういうことを外すことはやめてほしいという意見を上げていくことが必要ではないかと思います。また、仮に町で実施した場合、町の負担額は平成 24 年度の実績は 1,350 万円、そして町単独で実施した場合には 9,450 万円という、これ試算されております。そうしますと、要支援1、要支援2の事業は外されたと仮定した場合に、町の一般財源から行うのか、それとも介護保険の枠、事業の中で行うのか。そういうふうにしますと、介護保険料の引き上げにもつながるのではないか、そういう心配もあるのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
介護保険制度から外されてしまえば、これは町が独自でやるということですから、介護保険とは別個に一般会計の中で財源を確保していくということになるのだと思いますけれども、ただ先ほどから言っていますように、介護保険制度が発足して、要支援1、2の事業についても 50%、25%、15%ですか、そういう割合の負担で事業がスタートしたわけですから、それは1、2はだめだということは、これは本来の介護保険制度の根幹にまで及ぼすような問題ではないかというようなことは、これは我々が言うのであって、どこまで通じるかは別にしても、我々の気持ちとしてはやっぱりそういうものを持って強く話を持っていきたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
町の立場としては、外さないようにという、そういう姿勢で臨みたいというふうにお考えかと思うのですけれども、実際に厚労省では 2015 年から外していきたいという、そういう姿勢がだんだん、明らかに大きくなってきていると思うのです。といいますのは、社会保障と税の一体改革、こういう中で国民会議が開かれまして、そこでは日本経団連とか経済同友会、日本商工会議所、こういう経済団体から、これは介護保険の給付から軽度者の生活援助の除外、それからそのほかにも 70 歳から 74 歳の患者負担を2倍にすることですとか、それから所得などに応じた介護保険の利用料の値上げ、こういう社会保障の解約がどんどん推し進められてきている中での一環として、要支援1、要支援2が介護保険から外されてきているのです。それが実際に前倒しされているので、そういう危険性が大変大きいと思うのです。そこが心配なところなのですが、実際にまだこの幕別町ではスタートするというふうに決められたわけではないのですけれども、そういう心配がありますので、そういう手だてをしっかり行っていくことが必要ではないか、そういうことなのですが、今実際に、町の負担額は 9,450 万円ということが試算されておりますので、こういう負担になりますと、町の負担だけになるのか、それから介護保険に上積みされるのか、そこも大きな課題になると思うわけで、それに対して、お答えの中では解約されないように期待するものだというふうにお答えになっているのですけれども、ここのところはもうしっかりと歯どめをかけていくような動きをしていかなければならないと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほどの答弁書でも申し上げましたし、今、野原議員から言われましたように、社会保障制度改革国民会議の中で今これも話が議論されているという段階が我々のところへ話として来ているわけですから、我々はもちろんそれを容認したわけでもないし、そうあるべきだなんて言ったこともありませんから、何とか現行制度でということで、これからも運動していきたいというふうに思っています。ただ、問題は、今のままいっても介護保険料が 5,000 円から 8,000 円まで上がるのではないかとか、いろんなことが言われている中にあって、やはりもっと介護保険制度のいろんな課題を整理していく。ただ、今言われているのは、国の負担を減らすような方向に何となく話が進められているのかなというのが、ちょっと我々としては残念な面ありますけれども、やはり制度をよりよいものにしていくということが一番肝心なことでないのかなというような思いはしていますけれども、そうしたらおまえらがやれと言われたら、それもちょっとつらいのですけれども、そういう思いではありますので、決してもうこれは決まったわけだというふうには思っておりませんので、これからもそういう動向を注視しながら、町としての対応に当たっていきたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
そこが本当に不安なのですよね。確かにまだ実施されてはいないのですけれども、どんどんどんどん先取りして実施されているというところが本当に不安も大きく感じるところです。で、今まで見ていましても、社会保障がどんどん削られてきています。介護保険だけではありません、年金の削減、そして生活保護の基準の引き下げですとか、その一環の中で介護保険制度も削られてきているというところでは、2015 年から厚労省は目指しているとは言いながらも、まだ年数は1年ちょっとあると言いながらも、実施される可能性大というところが大変不安なものですから、町村会とか、そういうところでしっかりと国に歯どめをかけていくこということが大事だと思うのですね。そうしますと、そういうことをしていかなければ介護保険料はどんどん上がっていくけれども、利用するのは利用できないという、そういう不安が大変大きいものですから、今からしっかり手だてをとっていっていただきたいということが一つです。そして、そういうふうにならないのが一番いいのですけれども、仮にそうなった場合には、ボランティアさんですとかそういうところで実施していくということも言われておりまして、そういうところでは介護にかかわるボランティアの研修ですとか、そういうこともきちっと今から手だてをとっていくということをしていかなければ、実際にヘルパーさんが行けない状況になった場合には本当に介護が形骸化されてしまうのではないかと思うのですが、不安が先に立っているということもあるのですけれども、そういうことも考えていかなければならないのではないかと思いますが、そういう点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども言いましたように、今現在は審議中ということでありますので、私どもも介護ボランティアの研修ですとか育成なんていうところまで、まだ正直話はしておりませんし、検討もしておりませんけれども、今も申し上げましたように、これからどういった方向で進められていくのか、その動向を注視する中で必要なものについてはやっていかなければならないかもしれませんけれども、今の段階では特には考えておりません。
再質問 16番 野原恵子
その点は今考えていないというお答えでしたけれども、介護にかかわるボランティアさんは介護保険要支援1、要支援2が外す、外されないは別として、地域で支え合うということではそういう育成も必要ではないかと思っております。そうすることによって、地域の交流も深まるということもありますし、そういう手だてというのは、これからも必要ではないかというふうに私は考えております。次に、施設の入所者の要介護度のことなのですが、今、旭町にもサテライト型ができまして、すぐ満杯になりました。そこで、本当にまだ入りたいという人もおりますけれども、そういう中では介護度の高い人が本当はそういうところに入って十分介護が受けられるということが、地域のそういう高齢者を支えている家族の声でもあるのですけれども、今こういう中で、本当に介護が高くて要介護5であっても入所できなくて断られたという声も聞いております。そういう点、町側として押さえているのかどうか、その点を伺いたいと思います。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
入所に当たりましては、各施設が入社の判定委員会の要綱を持っておりまして、その中で厳正に決められておりますし、私どももそこをきちんとするようにという指導もしておりますが、施設によりましては看護体制の問題でありますとか、要介護5の方というのは医療が必要な方というのも多くいらっしゃいます。そういうような方で、施設受け入れが困難という方もおりますので、一律介護度が重いから入所の判定になるとは言い切れない方でございます。各施設も 24時間体制で看護師を置いたりとかというところに力を入れるようにして、できるだけ医療が必要な方も受け入れる努力というのはしているというふうに聞いております。以上です。
再質問 16番 野原恵子
そういうことも含めまして、介護されている家族の納得が得られるような、そういう手だてがやはり必要ではないかというふうに思うのですね。そういう手だても行うことによりまして町民の不満というのでしょうか、そういうものも解消されると思います。今、近くにできたけれども入れないという、そういう不安の声も聞いておりますので、そういう手だてもしっかり行っていただきたいと思います。そして今、町民の待機者ということなのですけれども、今 82 人と答弁をいただいております。そういう中では今、特定施設もこれから増設されるというご答弁をいただいております。100 床ですか。これは民間の施設ということで、たしか介護認定を受けている方が 50 人、そうでない方が 50 人という押さえかなと思うのですが、そうではないのでしょうかね。というふうになりますと、やはりこれは所得に関係なく入所料金が決まるという施設ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
現在、当町に計画をしております施設は、混合型の有料老人ホームということで、持っている人が 50 人、持っていない人が 50 人ということではなくて、1人対 99 でもいいし、ゼロ対 100 でもいいのですけれども、どんな形でも入所が可能ですよ、認定を持っていなくても入所できますよという意味なので、計画の中で 50 人としているのは、広域の施設なので、広域の施設、十勝管内とは言いませんけれども広域の施設なので、幕別町民だけが入るという考え方ではないので、おおむね町の人が 50 人そこを使うだろうという試算です。こちらの施設ですけれども、もちろん民間で所得にかかわって入所料を決めるというシステムではありませんが、逆に民間なので、居室料等々は民間の裁量で、例えば低所得の人に配慮した家賃設定をしているところが多くあって、うちの町の選定基準の時にもそういう低所得の方も入居できるような方を提案してくれるという事業者という指定でしたので、今回についても低所得の方に関しては家賃のところで整理をしながら入所を受け入れてくださるというふうにお話はお伺いしております。以上です。
再質問 16番 野原恵子
家賃のところを低く抑えるということであっても、所得に応じた入所料を決めるということではないですよね。今、本当に町民の暮らしを見ましても、年金は 2.5%これから下げられていく、そして消費税も上げられるであろう、まだはっきり決まったわけではありませんけれども、それから物価も上がっていく、そういう中で本当に将来の不安が大きいわけです。介護保険も、前段まだ決まったわけではないと言いながらも、どんどん町民に負担がかかる状況で、一番望まれているのが特別養護老人ホームなのです。町でも努力されまして3カ所サテライト型できてももう一つあるのですけれども、今、高齢者の人口を見ましても、平成 23 年度は認定者数が 1,289 人、平成 26 年度は 1,560 人ですよね。確実に認定者は多くなってまいります。そうしますと、約 300 人近くの介護認定者がふえるわけで、施設入居者も今は 82 人が待機しているということなのですけれども、入所希望者もこれ以上ふえる可能性があると思います。そうしますと、やはり町民の生活の実態から見ますと、特養を望む方が本当に多くなってくると思うのです。町民の暮らしを見ましても、国民年金が約 50%弱ですよね。そうしますと、やはり施設がふえても自分たちが入れないような料金の介護施設では本当に利用できない状況も生まれている可能性もありまして、やはり特養の増設がこれから本当にまだまだ必要ではないかというふうに思います。そして、今、特養の施設を建てますと、一番の問題は、介護保険料に上乗せされてしまうことが、これは大変大きい問題であると思うのです。それで、介護保険に算定されないような国の措置が本当に大事だと思うのです。そこのところをぜひ町からも発信していきまして、そういう施設を自治体として、一番住民に密着している自治体から声を上げていくことが大事だと思うのですよ。介護保険に上乗せしないで、国とか道とかの財源でそういう特養を建てていく、そういう手だてが今必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
ぜひ、そんな施設が建てられたら私もありがたいなと思いますけれども、誰かがやっぱりお金を出さなければ施設はできないわけですから、それは国が 100%、町が 100%出して建てて、あと入る方は無料で入れますよ……(無料なんて言ってないですの声あり)
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
無料でなくても低料金で入れますとそういったことがなかなか許される状態では私はないのかなと。それこそ先ほどの要支援の1、2がなくなると同じように介護保険制度のやっぱり根幹がそこでもやっぱり崩れてしまうということになってしまうのかと。おっしゃることは私も同じですよ。施設ができるたびに保険料が上がるというのは、これは決して我々としては喜ばしいことでもないし、住民負担がふえるわけです。しかし、一方では施設を求めている方も現にいらっしゃるわけですから、それに応えることもまた必要だと。そして片一方では、お金はなるべくもらわない、安くすれ、ここら辺がやっぱり厳しいところだというふうに思いますし、思いは確かに同じ思いはあっても、現実的な対応として、町で国にただでつくってくれというようなことは、なかなか申し上げるような状況ではないのかなというふうには思います。
再質問 16番 野原恵子
今の介護保険制度ですとか、それから今の国の社会保障の財源の使い方、そこから見ると本当に町長、そんな夢みたいなこと実現不可能だとおっしゃいますけれども、実際にそういう財源の使い方をしている、税金の使い方を福祉優先に使っている国もあるわけなのですから、よその国のことだと言って横に置くわけではなくて、やはりしっかりと地方から声を上げていくということは大事だと思うのですよね。だから、そういうこともしていくことによりまして、地域の雇用もふえますし、経済も回っていくわけですから、そこのところを真剣にやっぱり国に意見を上げていく、求めていくということが私は大事ではないかと思うのです。これ本当に今、自分たちの責任だみたいにおっしゃる方もいるのですけれども、自助・公助とおっしゃる方もいるのですけれども、やはり長年働いてきて高齢期を迎えてきた方が安心して暮らしていける、そこのところをしっかり私たちが声を上げていく、そういうことをしていかないと安心した暮らしはできないと思うのです。今本当にそこが大事なところだと思うのです。ですから、こういう特養ですとか、そういう施設を国の責任、もう道も含めまして建てていくということを、理想論みたいではなくて現実に向かっていく、そういう発信が私、今本当に大事だと思うのですが、その点をもう一度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
よその国のことは私も余りわかりませんけれども、ただ現実に今、国は社会保障と税の一体改革をやろうと、消費税を上げようとしている。これもほとんどが厳しい、この社会保障にあるいは医療費等含めてお金がかかるから何とか財源を確保したいということであります。さらにそれに上乗せするようないろんな国に求める、求めることは当然私も求めますけれども、それに応えるとするならば、国としてはそれなりの財源をまた確保していかなければならないのだろう、その確保の仕方はいろんな方法はあると思います。単なる増税で終わらないのかもしれない、歳出を抑えればいいこともあるのでしょうし、いろんなことはあると思いますけれども、介護保険制度を存続していく中では、まずはできることからやっていくと。先ほどの要支援1、2を何とか存続させてもらうだとか、いろんなことをやって、なかなか特養をただで国でつくれということまでは、私は現実的な問題としては難しいのかなという思いを申し上げたい。悪いとかいいとかというのはこれはまた別問題だと思いますけれども、現実的にはそんな状況にあるのかなというふうには思っております。
再質問 16番 野原恵子
町長の考えということで、現実的ではないというお答えでしたけれども、やはり私はそこのところをずっときちっと求めていくことが大事だというふうに考えております。あと、共同墓地ということなのですが、これは今確かに単身者、それから高齢者夫婦、そういう方で、なかなか後継者がいないということで共同墓地ということを求めているという声も多く聞かれております。札幌などは NPO でそういう共同のところもあるということなのですね。例えば確かに永代供養されている方もいらっしゃるのですけれども、共同でそういう墓地があるということによりまして、いろんな方が埋葬されます。そうしますと、いろんな方がそこへお参りに来るということで、いつも墓地がきれいになるですとか、それからお花が添えられているだとか、そういうふうにして墓地周りを整理されるということも聞いておりますし、そして今の経済状況からも、なかなかお墓を自分で用意できないとか、そういう経済的な事情もあって、そういう面も一面にあるのですね。ですから、そういう点では町独自でそういう墓地を持つということは本当に暮らしの大変な人だけではなくて、そういう人たちも含めまして必要だという声もありますので、他の町村のことも考えながらというお答えでしたけれども、幕別町が率先してそういうことも行うことも必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先日の新聞に、糠内の浄永寺さんでそんなような公式の墓園といいますか、お墓をつくられていると。ですから、私どもとしては、町がやることがだめだという意味ではありませんけれども、まずは民間といいますか、そういったお寺だとかそういうところがやっていただければ、率先していただければありがたいなという思いはひとつ持っております。それで、先ほど申し上げましたように、管内は町村でやっているところは恐らくないと思いますから、全道的にどういったケースが考えられるのかも、ちょっと調査・研究をさせていただければというふうに思っております。
再質問 16番 野原恵子
終わります。