みんなの議会

幕別町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月9日

通告した2点について

2010年9月9日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「通告した2点について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘が答弁しました。

質問者
増田武夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 増田武夫

お許しを得まして、通告した2点について質問させていただきます。まず、1問目、増額された交付税などを生かした町民生活の支援についてであります。政府は、7月末に今年度の普通交付税と臨時財政対策債の限度額を決定しました。それによりますと、本町の今年度普通交付税と臨時財政対策債発行可能額の合計額は 66 億 3,378 万円となっており、平成 21 年度決算額 59 億 5,861 万 8,000 円と比較いたしますと6億 7,516 万 2,000 円、11.3%の増であります。今年度当初予算との比較では4億 1,278 万円、6.6%増となっております。小泉内閣以来の三位一体改革の強行によりまして大幅に減り続けた地方交付税は、地方自治体と住民生活に大きな困難をもたらしてまいりました。今年度の普通交付税などが大幅に増額されたことは、町村会や議長会などの奮闘が実ったものであり、我が党も交付税復元を求めて努力してきたところであります。今回の段階補正などの一部復元、単位費用の増額などによって生まれた貴重な一般財源は、これまで切り詰められてきました福祉予算や公共料金の引き上げなどを見直し、ますます困難となっている住民生活の支援への積極的な活用に充てるべきであると考えるものであります。また、交付税の上積み措置として「雇用対策・地域資源活用臨時特例費」が配分され、本町に2億1,963 万 6,000 円が割り当てられましたが、この臨時費目の目的に沿った有効な活用が求められます。安易に基金への積み増しや起債の償還などに充当することがないようにすべきであると思うところであります。これらの財政的な余裕を生かして、次のような重点的な施策を求めたいと思いますが、積極的な答弁を願いたいと思います。①町民の生活は、かつてなく大変な状況に置かれています。したがって、上下水道料、国保税、介護保険料、後期高齢者医療保険料などの減免制度を強化して生活苦を支えること。②子供の医療費の小学校卒業までの無料化、国保の窓口の一部負担金減免基準を明確にして実効あるものにするなど、安心して子育てすることができ、医療・福祉の充実したまちづくりを進めること。③十分に予算の確保が図れない生活道路の改良補修、古い橋の補修など、長寿命化のための工事を重点的に前倒しして実施するなど、予算削減で思うに任せない分野の改善を図ると同時に、地元業者の仕事の確保、雇用の拡大につながるようにすること。次に、質問の2、非核平和の取り組みの一層の強化をについてであります。本町は、「幕別町平和非核宣言」を行い、昨年9月には「平和市長会議」に加盟して、非核・平和の運動を他の市町村とともに進めることを明確にいたしました。本年は、これまでの原爆パネル展に加えて、「平和祈念講演」が町主催で行われるなど、その前向きな取り組みは大いに評価されるべきだと考えます。本年5月には国連で、「核非拡散」とありますが、「核不拡散」の誤りです。誤植です。核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれ、大きな成果をおさめました。広島の平和記念式典には、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、アメリカ、イギリス、フランスの政府代表が参加するなど、核廃絶に向けて大きく世界が動こうとしております。こうした状況の中で、幕別町においても、さらにこの運動を町民ぐるみで発展させるために町民や団体が参加する「平和非核宣言推進実行委員会」のような組織を立ち上げて運動を発展させることを提案したいと思います。一層の取り組み強化を求めたいと思いますが、答弁をお願いいたします。以上です。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

増田議員のご質問にお答えいたします。初めに、増額された交付税等を生かした町民生活への支援についてであります。本年の普通交付税の算定作業が7月に行われ、本町の平成 22 年度普通交付税額につきましては、臨時財政対策債発行可能額を合わせて約 66 億 3,400 万円と決定されたところであり、前年交付決定額と比較いたしますと 11.3%の増で、十勝管内平均の伸び率 6.8%を大きく上回っているところであります。さきの行政報告において申し上げましたとおり、「雇用対策・地域資源活用臨時特例費」という新たな費目が設けられたこと、また、「包括算定経費」「補正係数」「単位費用」の増や合併算定がえによる効果などによるものが要因であるものと考えております。本町といたしましては、町独自の緊急経済対策に取り組むことにより、地域経済全体の底上げを図り、町民の皆さんが安全・安心で豊かな日常生活を過ごせるよう努めてまいりたいと考え、今定例会に所要の補正予算を提案させていただいたところであります。ご質問の1点目、上下水道料などの減免制度についてでありますが、初めに上下水道料についてであります。平成 20 年の水道料金改定並びに本年6月以降の下水道使用料及び農業集落排水処理施設使用料の改定に伴い、負担の激変緩和と社会的弱者の生活の安定を図り福祉の増進に寄与することを目的に、上下水道料の扶助制度を導入いたしたところでありますが、本来、水道事業、下水道事業とも独立採算、受益者負担を原則として運営すべきものであり、独自の減免を行った場合には、その他の方からの負担を求めることになり、負担の公平性の観点からも難しいものと考えております。次に、国保税についてでありますが、ご案内のとおり低所得者への負担軽減措置として、所得に応じ7割、5割、2割の法定軽減措置を行っております。また、介護保険料も同様に、低所得者については基準保険料を減額し、その減じた分を一定以上の所得のある方で負担するなど、現行の制度、ルールの中で、最大限所得の低い方へ配慮をしながら設定させていただいているところであります。さらに、国保税あるいは介護保険料の減免対応として、条例の中で、「災害等により生活が著しく困難となった者若しくはこれに準ずると認められる者又は特別の事情がある者に対し、減免することができる」などと規定されていることに基づきまして、従前から個別に相談等を受け、適切な対応に努めてきたところであり、今後も相談体制等をさらに強化してまいりたいと考えているところであります。次に、後期高齢者医療保険料についてでありますが、保険料の決定等は運営主体である広域連合が行うことから北海道の全市町村が基本的には同じ取り扱いとなり、所得に応じた軽減措置があるとともに災害、疾病、失業等で生活が著しく困窮するなどの事情により、保険料の納付が困難となられた場合には、減免されることもありますので、本町といたしましては、相談窓口としての役割を個々のケースごとに適切に果たすよう今後とも心がけてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、安心して子育てすることができ、医療・福祉の充実したまちづくりを進めることについてであります。新政権が発足して、目玉政策の一つである子ども手当の支給が始まりましたが、この制度の導入が契機となって、子育て支援策として何が本当に必要で、かつ優先度が高いのかという見直し論議が国民の間で起きているところであります。本町におきましては、福祉、医療、教育など多方面にわたって総合的に子育て支援策を構築し、子供が心身ともに健やかで健全に育つ環境づくり、各種の支援事業に取り組んでいるところであります。始めに、医療費を小学校卒業まで無料化することについてでありますが、本町における乳幼児医療費助成事業につきましては、子育て世代の経済的負担の軽減を図ることにより児童福祉の増進に寄与することを目的として、北海道医療給付事業の助成を受けて実施しているところであります。本町では、平成 20 年度から助成内容の一部を拡充し現在に至っているところでありますが、小学生につきましては、通院に係る分は自己負担3割で変わりありませんが、入院に係る分は、市町村民税非課税世帯に属する世帯につきましては、実質的に無料であり、市町村民税課税世帯で所得制限の限度額未満に属する世帯につきましては、自己負担分を3割から1割に軽減しているところであります。子育て世代の町民の皆さんからは、さらなる医療費助成の拡大要望が多いことは十分承知しているところでありますが、中長期的な財政運営を踏まえた上で、子育て支援策全般の中で検討していかなければならない課題であると認識いたしているところであります。次に、国保の窓口の一部負担金減免基準を明確にし実効あるものにすることについてでありますが、一部負担金の減免については、国民健康保険法の規定により、特別の理由がある被保険者で一部負担金を支払うことが困難であると認められる者に対し、適用することができるとされております。特別の理由とは、災害による死亡、農作物の不作による収入の著しい減尐、事業の休廃止による収入の著しい減尐などの事由をいうものとされております。現時点における本町の対応につきましては、法の趣旨を踏まえた上で、幕別町国民健康保険条例施行規則に定められている一部負担金の減免又は徴収猶予を受けられる基準に基づき、個別の案件ごとに対処しているところであります。国では、平成 21 年9月から平成 22 年3月までの7カ月間にわたり、一部負担金の適切な運用に係るモデル事業に取り組んでおりまして、その結果を検証してから、平成 22 年度中に一定の基準が全市町村に示される予定となっております。本町といたしましては、国が今後示す予定である新たな基準をもとにして、他市町村の動向などにも留意しながら、対応を検討してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、長寿命化工事を重点的に実施し、地元業者の仕事の確保、雇用の拡大を図ることについてであります。昨年度は、国による地域活性化に資する対策が実施され、各種の臨時交付金事業を活用して道路整備事業や補助事業では対象とならない道路の維持補修並びに公共施設の改修などを実施し、地元業者の方の仕事の確保や雇用の拡大を図ってきたところであります。また、本年度につきましては、幕別町緊急経済対策として、さきの第2回定例会において公区要望の多い生活道路の整備や補修工事などに係る予算の補正を行い、さらに、今定例会においても同様の事業の補正予算を計上させていただいたところであり、地元業者の方の仕事の確保や雇用の拡大につながるものと考えております。なお、橋梁の補修につきましては特に緊急を要する箇所がありませんので、来年度以降に策定する長寿命化修繕計画の中で維持補修の年次計画を定めてまいりたいと考えております。次に、非核平和の取り組みについてであります。ご質問にありますとおり、本町は、昭和 60 年 12 月に「平和非核宣言」を行ったところであり、世界で唯一の被爆国として悲惨な被害を二度と繰り返してはならないという思いから、毎年、原爆パネル展を実施し、原爆被害の実態を風化させないよう取り組んできたところであります。さらに、原水爆禁止平和行進活動や原水爆禁止世界大会参加など町民の方々の活動に対しまして支援を行ってきたところであります。昨年には、広島市長が核兵器廃絶のために呼びかけ設立した平和市長会議に加盟し、本年8月には、被爆体験者をお招きして平和祈念講演を実施するとともに、千羽鶴を被爆地である広島市及び長崎市に贈る運動を町民に呼びかけ、およそ 9,000 羽の千羽鶴が集まり、終戦記念日に合わせて、広島市の原爆の子の像と長崎市の原爆資料館にささげさせていただいたところであります。帯広市では、平成3年に核兵器廃絶平和都市宣言推進実行委員会を設置して、平和推進事業の取り組みを行っていると伺っておりますが、事業といたしましては、本町が行っている事業と同様に平和祈念の千羽鶴の被爆地への贈呈、被爆体験者による語り部の会のほか、核兵器廃絶のための署名活動、広島市民が描いた原爆の絵展などを実施されております。本町におきましては、現時点において、当該委員会を新たに設置する考えはございませんが、他市町村の動向も見極め検討してまいりたいと考えております。今後も広報やホームページなどを通じた啓蒙活動を進めるとともに、帯広市など他市町村の事業などを参考にしながら、さらに多くの町民が参加することのできる新たな事業の検討を行い、前段申し上げましたように、核兵器による悲惨な被害を二度と繰り返してはならないという思いを町民と共有していけるよう努めてまいりたいと考えているところであります。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 8番 増田武夫

それでは、再質問をさせていただきます。まず、1問目でありますけれども、特に小泉内閣の三位一体の改革以来、非常に地方自治体は困難を抱えてきたわけであります。特に段階補正の切り詰めなどによって、そのことによって小さい町村が合併せざるを得ないような、この状況をつくり出してきたわけであります。そうした中で、今回、昨年も若干ふえたようですけれども、今回、特に包括算定経費でありますとか、補正係数、単位費用の増でありますとか、また新たに雇用対策・地域資源活用臨時特例費、これも設けられるなどしてふえたということでありますけれども、臨時対策のこの特例費も資料を見てみますと、管内では一番多く配分されて、2億円を超えているわけであります。それにしましても、昨年と比べて 11.3%の増だと、こういうことでありますけれども、包括算定経費でありますとか、それらのものはどこの町村も同じだと思うのですけれども、この 11.3%ふえた要素の中に、先ほどの雇用対策のものもあると思いますけれども、合併算定外による効果も相当あるのではないかと思いますけれども、その辺の要素はどのように評価したらよろしいのでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今ちょっと合併の算定による、要するに忠類村があって、幕別町があって、別々に計算したらこうなるけれども……、一つになったらこうなるけれども、二つあったらこういう計算になるから、その差額分が交付税として実質ふえているという、そういう額のことだと思いますけれども、それらも今数字をあれしますけれども、そのほかに、これは余り表には出ないのですけれども、この間申し上げましたように、国営事業の償還金が、これは交付税に今まで我々は算定してほしいと言っていたわけですけれども、それが入っていなかった。それらが錯誤というような名のもとに今回数千万、七、八千万円がふえたと。あと、12 月議会には出てくると思いますけれども、水道会計の高料金対策にかかわっての部分が、これもかなり単位費用なんかがアップしてふえております。そういったものなどが、逆に言うと、他の町村とは違った部分で交付税のふえた、伸びた要因にもなっているということが言えるかと思います。

再質問 8番 増田武夫

いろんな要素だと思うのですが、新しい政権になって、包括算定経費でありますとか、補正係数なんかが見直されたということは、やはり今後もそういう方向で行く、1年こっきりということはないと思うのですけれども、そういう形でこれから地方交付税がやはり尐しでも、今までよりもいい方向に進んでいってくれることをこれからも望みたいと思うのですけれども、そうした中で、やはり先ほども言いましたように、今までの地方交付税減らされたその結果、町民生活にも非常に、例えば公共料金の引き上げですとか、そういうことをせざるを得ないような状況も生まれる中で、町民にも非常に大きな困難があったと思うのですよね。そういう中で、町民生活の悪化というものも非常に大きいのではないかというふうに思うのです。昨年の決算のときに出された資料によりましても、所得階層別の人数では 100 万円以下が 48.9%だと、200 万円以下も足すと 70%を超える、これが町民の実態であります。年金収入も同様でありまして、100 万円以下の年金の人が 55.3%もあるというような、町民生活も非常に大きな困難を抱えているわけです。そうした中で、当然にして、いつも私が問題にしておりますけれども、町民税の滞納でありますとか、国保税の滞納も非常に多くなって、このままでいけば2億円を超えるところまで来ているという、現年度の滞納でも昨年は町民税で 7,894 万円、国保税では 2,260 万円と、こういう形で滞納せざるを得ない人たちもふえてきていると、そういう中で、今回のこの地方交付税の増額ということであります。町長の答弁にもありますように、この臨時財政対策債、これも実質的には地方交付税と考えるべきだというふうに思います。でありますので、これは可能限度額いっぱいを活用してちゃんと対応していくべきだというふうに思います。この 11.3%伸びた地方交付税などをやはりどういうふうに町民生活を支えることに活用していくか、そのことをぜひとも腐心していただきたいなというふうに思うのです。この補正予算その他で工事その他の地域経済の活性、雇用拡大という意味で、さまざまな今度の予算でも出されてくるということでありますけれども、もちろんそういうことも積極的に取り上げると同時に、具体的に町民の例えば公共料金でありますとか、後段で取り上げるような事柄についても、積極的な対応をぜひしていただきたいと、それをまず求めたいと思いますけれども、その辺の姿勢についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、4億円なり6億円なりの留保財源があるわけですけれども、増田議員のご質問にありましたように、国保ですとか、水道だとかといういわゆる公共料金、私どもは直接その公共料金を下げるというところにはなかなかいけないのですけれども、先ほど申し上げましたように、恐らく今 10 億円も累積赤字がある水道会計には、今回 12 月補正ぐらいで1億数千万円を補助金として水道会計に入れていきたい。何とか黒字に転換させていきたい。そのことが結果的には、今後の水道料金を上げない、いわゆる今の価格で抑えていきたいという、そういうような思いもあります。さらに、先ほど言いました経済対策では、雇用等を含めて、6月補正と今回の補正を合わせますと2億円近いものが道路整備あるいは道路の維持補修等に充当させていただきました。さらに予測されますのは、これ国保の会計がこのままいっても四、亓千万円の赤字の可能性がありますし、今後の医療費の伸びによっては、さらに大きな赤字が出る可能性もある。これ、今さら住民の皆さんに保険税を上げるということにはなりませんので、当然のことながらこれは何とか一般会計で繰り出しをして、赤字に転落しないように国保会計を終わらせたい。そういうことを考えますと、結局この出た分は、国保だとか水道だとかというところに、間接的ではありますけれども、使用料にもはね返ってきているのかな。さらに、大きなものとしては、これはこれから相談しなければならない部分もたくさんあるのですけれども、土地開発公社がやがて終わるとなる。今持っている公社の債務を尐しでも一般会計でカバーできるものはカバーしていきたい。これも恐らく今年度で数千万円お願いしなければならないような場面も出てくるのでないか。そういうことでいきますと、4億円、6億円のお金というのは大体そういうところで今回使用していくのかなというようなことで、おっしゃられたとおり直接公共料金を下げるというところにはいきませんけれども、おおむねそういった面にこれらの留保財源を充てていきたいなと、そういう思いではおります。

再質問 8番 増田武夫

そうした目に見えないところに手当てしなければならない状況にあるということもわかるわけなのですけれども、しかし町民は日々生活しております。やはり例えば一つ目の問題では、上下水道料金なども2年にわたって 20 年と昨年と引き上げされてまいりました。やはりそういったものでありますとか、国保だとかいろんなもの、滞納されている人はやはり例えば町税だけ滞納してほかは全部きれいだとかということでなくて、なかなか困難でいろいろなものが滞納せざるを得ないような、幾つも滞納されているという方も大変多いのではないかと思うのですよね。それが、やっぱり生活苦から来る滞納だというふうに思うのです。そういうことを考えますと、やはり本当に収入がなくて、滞納せざるを得ない人に何とか手を差し伸べることができないかと。こういう、確かに今おっしゃられたように、いろんなものを手当てすればこのぐらいかかるのだというものもあると思うのですけれども、しかしそういうことだけではなくて、直接生活支援の援助をしていただけないかと。この答弁の中にたびたび、毎回のように出てくるのですけれども、独立採算性なのでそういうことをしたらほかの人が負担しなければならないのだということを再三言われるのですけれども、しかし、やはり担税能力、負担能力を超えてかけておりますと、当然先ほども言いましたように、国保税にしましてもいろんな町税にしましても滞納して、場合によっては、不納欠損しなければならないような、そういうことになりますと、これはほかの人がその分を負担するという意味では同じこと、同じような現象が起こるわけですよね。だから、やはりぎりぎり滞納しなくてもいいような支援をやはりしていくべきだと。私、いろいろな面、これはどうだということを、下水道料金、それからいろんな面で挙げていますけれども、しかし、すべてをそれを押しなべてしなくても、例えば下水道料金をしっかりと低所得者に減免制度をきちっとやりますと、そのことがほかの会計の支払わなければならないところにいい効果となってぎりぎり支払っていけるような、そういう全体をあれしなくても、部分的にでもしっかりとやれば、それが大きな生活支援になると思うのですよね。だから、そういう点で重点的にこの分野はしっかりと生活支援に今度の余裕を使おうじゃないか、そういうような方針転換はできないものかどうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほど来申し上げておりますように、個々の料金の減免あるいは料金の引き下げということについては、なかなか私は今の段階では入れないのだろうというふうに思いますけれども、水道会計を安定していくために、あるいは国保会計を赤字にしないために、これらの金を有効に活用していくということは、これからも当然考えていかなければならない問題だろうと思いますし、もう一つは、増田議員さんが言われたように、本当に今の交付税が来年もまたこのような伸びをしていくかどうかということになってきますと、正直言って、今の民主党の政権選挙ではありませんけれども、党首選挙ではありませんけれども、まだまだ私は流動的な問題があるのだろうと思います。一括交付金なんかも減らされるのではないかというようなおそれもありますし、恐らく交付税もことしと同じように、これから先右肩上がりで上がっていくかということまでは、なかなか我々も予測ができない状況にあるわけですから、何とか現状の中で私どもは、これ以上町民の皆さんの負担を尐しでも上げないように、尐しでも緩和できるようなことについて、さらに考えていかなければならない問題だろうと、そういうふうには思っております。

再質問 8番 増田武夫

確かに来年もいろんな費用算定なんかも、補正係数なんかもそのままいくという保証はありません。また、今度の民主党の代表選挙なんか見ていましても、ある候補などは一括交付金、今言われた一括交付金で政府からの補助金なんかは、一括して交付する方式でいくのだと、そうやれば今の半分ぐらいで済むような極端な話をしているのですよね。だけれども、補助金などは大体8割が教育でありますとか、福祉でありますとか、本来国がしっかりと責任を持たなければならない分野のものであって、これを一括して交付すれば、何割も経費削減ができるのだなんていう荒唐無稽な議論をして、一括交付金に持っていこうとするようなこともあるのですけれども、こうした問題も、ぜひいろんな町村会でありますとか、いろんなところを通じて、きちっと国の責任を果たすべきだということも強めていただきたいと思います。そうでないと、本当にそういうやり方をされたら、教育だとか福祉の分野というのは、がたがたになってしまうということもあります。先ほども申し上げましたけれども、地方の自治体からの地方交付税をしっかりともとに戻せという運動が今日のことしの増額につながったと思いますので、引き続きその運動を強めていただきながら、地方の財源の確保に努めていただきたいと思います。一括交付金の問題なんかも含めて、あれば。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

いつも言いますように、交付税は地方の固有の財源であるということは、我々はいつも申し上げておりますし、それらを頭にしながら、それらを理念としながら、国に対して交付税、そして地方財源の確保ということを盛んにお願いしているわけでありますけれども、これらが今言うように国の財政がだんだん厳しくなってくる、社会保障費にどんどんお金を使って公共事業が尐なくなってくる。だから、地方も我慢すれと。今のこの臨時財政特例債でしたって、交付税の足りない分を国と地方が折半して地方も半分借金しなさいということで、こういう決定になっているわけでありますから、これらが今後どうなっていくか、今言うようにまだまだわかりませんけれども、我々としては、あくまでもやはり地方の財源である交付税については、これからも十分地方が納得できるような額を確保していただくような運動は続けていかなければならないものだろうというふうには思っております。

再質問 8番 増田武夫

そういう状況の中で、私、本当日々の大変な人たちに尐しでも安心して暮らせるような、そういう対策をぜひとっていただきたいというのが、この趣旨なのですが、例えば国保税なんかも災害等により、生活が著しく困難となった者なんかには減免することができるという項目もあります。それから、国保の一部負担金などについても、今、政府がいろんなことをやって、モデル事業をやっているようでありますけども、そういう一部負担金なんかも特別な減免を認めているわけなのですけれども、これは非常になかなかあいまいで、利用できない状況でないかと思いますけれども、今まで国保や介護保険料の条例で言われております特別の事情がある者に対して減免することができると。そして、相談体制を強化していきたいということも言われております。それから、窓口負担のものについても、その減免の個別の案件ごとに対処していると、こういう答弁をされておりますけれども、実際にその条例で減免された件数、今まであるかどうか。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

詳しい数についてはあれですけれども、国保の中では近年において1件あったということでございます。

再質問 8番 増田武夫

窓口負担。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

窓口負担のほうについてはありません。税のほうで1件減免をしたことがあるということでございます。

再質問 8番 増田武夫

設けられておりますこの条例の災害等の特別な事情があるときは、減免することができると、これが余り活用されていないといいますか、機能していないというのが現状でないかと思うのです。なかなか大きな災害だとか、いろんなものがあるときは別として、収入がうんと尐ないだとか、そういうことがこの減免の対象となっていないというのが現実だと思うのです。そういう意見もあって、国はモデル事業でやろうとしていると思うのですが、やはりきちんと、例えば生活保護基準の 1.3 倍、1.5 倍のものについては減免すると、そういうようなきちんとした基準をしっかりと設けて、そして実際の生活苦に対応していくべきではないかというふうに思うのです。今の生活保護を実際に受けておられる方は、捕捉率といって、実際に生活保護を受ける水準にある人のうちで、どれだけ生活保護を受けているかという数字は非常に2割程度の低いもの、全国的に、幕別の場合はどうかと具体的にわかりませんけれども、低いのですよね。だから、そのことを考えますと、やはり生活保護基準の 1.3 倍なり 1.5 倍の人には減免を設ける、減免するのだという明確な基準を持って、そして具体的に減免に踏み出してほしいと、条例でこういうのがあるので個々に対応していくでは今のように国保税で1件、窓口負担で1件もないという状況で、その条例の条文が生かされていないという状況だと思うのですよね。ぜひ国の、今、モデルケースでやっている状況を見てだとか、他町村の状況を見てというお話ですけれども、ぜひこれは必要なことだと考えますので、ほかの状況を見ているのではなくて、積極的にやってほしいと。一部負担などは上士幌だとか音更などでは実際もう始めて、やっているわけですので、ぜひ幕別町としてそういう積極的な対応、やはりこの周りの状況に合わせていくということではなくて、積極的な対応を願いたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

一部負担金については、先日も勝毎のひとつ記事を見ていますと、生活保護基準以下の所得の人がこの制度を認められなかった。今、裁判になっているという事例がありました。ですから、私は今のこの国が出しているモデルがどんな形になって出てくるのか、ちょっと注目をしているわけですけれども、今までの例からいくと国保なんかの7割、5割の減免なんかもそうですけれども、一定の所得によって、それぞれの減免をする。これをさらに減免をする。またこれ同じように所得によって減免をしていく。こうなってくると、減免というよりは制度自体を改正していくことが必要になってくるのかなという思いも実はあるわけでありますし、もちろん医療費を払えない方に、窓口で払えないのだから、その分は減免しますよと。そうすると、その分は町が、保険者が払えということになってくるのでしょうけれども、そういったことに対するいわゆる基準、明確なものというのは、何を根拠に何を基準としてやっていくのかというのは、町のみならず、これは我々も国のモデルを見ながら、これからは十分検討しながら対応していくことが必要であろうとはいうふうには思っております。

再質問 8番 増田武夫

今、町長言われるように、制度そのものが、結局収入がゼロであっても、均等割分を払わなければならなかったりというようなことで、制度そのものに欠陥があると、僕も思います。そういう点では、国に対して、制度を根本的に直していくような働きかけをしていかなければなりませんし、また国保などでは、国の負担が全体の 50%あったものが、今では 25%に落ちてしまっているという、このことに国保会計の赤字の原因が、根本的な原因があるということを考えますと、やっぱり国のやり方そのものを変えろという運動を一生懸命やっていかなければならないと同時に、それを待っていられない低所得者の方々の対応を何とか積極的に。幸い、いろんな予算がたくさんかかる面もありますけれども、しかしこれだけ 11.3%伸びて、しかも4億円、5億円というお金が留保財源としてあるということになれば、やはりそれのごく一部を使ってでもやはり本当に困っている人たちの減免をきちっと制度的にも、積極的に訴えてきたからどうのこうのではなくて、やはり制度的に制度的にといいますか、町の基準をしっかり持って、減免を実現していくという、これはもう、例えば国保の会計にうんとつぎ込まなければならん、そのことが国保税の引き上げにつながらないというような、そういう面もあるでしょうけれども、しかしきょう、あすの生活の問題、先ほども昨年の決算のときの数字でも言いましたように、100 万円以下の所得、100 万円の年金という人がやはり半数を超えるような状況でいるという状況の中で、先ほども言いましたように生活保護基準以下で生活している人がいかに多いかということも考えに入れますと、ぜひ緊急にそうした当面の生活苦にぜひ一歩踏み出して、支援に一歩踏み出していただきたい、そのことを再度求めたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

減免、そして今生活に困っていらっしゃる方を救済するためにも、そういう制度が必要だ、そのことは我々も決してだめだというか、否とするものではもちろんありませんけれども、当然今言ったいろんな制度の中でどうしていくかということを考えていかなければならない問題でしょうし、交付税についても、先ほど言ったようにそれぞれの分野でバランスよく使っていく、実行していく。あるいは今回の子宮頸がんのワクチンの助成ですとか、また新たな制度もどんどん出てきて、それに対する町の役割というものもまたあるわけでありますし、いろんなことを踏まえながら、いわゆる減免制度、そして国に求めるものは求めていくということをさらに詰めていくことが大事であろうというふうに思っております。

再質問 8番 増田武夫

その中で特に申し上げたいのは、子育て支援の関係で子供の医療費の無料化、再三求めてきているところでありますけれども、やはり幕別町に住み続けたいと、若いお母さんやお父さんがそのように考えていただくことが人口を減らさないし、外への流出を防いでいく大きな力になるというふうに思うのですよね。ご承知のように、再三申し上げておりますけれども、周りはほとんど中学校卒業まで、帯広だとか、音更はまだそうではありませんけれども、中札、更別、大樹、豊頃など、中学校卒業まで無料になっています。そうした中で、やはりこの答弁書の中にもありますけれども、アンケートなんかをとっても、医療費の助成、これがトップになっています。やっぱりそのことを考えますと、やはり住んでいてよかったと、住み続けたいというふうに考えていただくためには、その辺で積極的な対応をすることが、それは小学校卒業まで年間 3,000 万円、町の試算でも 5,000 万円かかるということでありますけれども、しかし、それに投資することはもちろん若いお父さんやお母さんの支援になると同時に人口を減らさない、また場合によってはふえていくという要因の大きなものなのですよね。だから、中札内にしても、更別にしても人口減っていません。かえってふえているという場面もあります。そのことを考えますと、これは無駄にそこにつぎ込むということではなくて、大きなそのことが効果を発揮しますよと。たびたび言いますけれども、北斗市ではそれを中学校まで無料にした結果、函館から若いお父さんやお母さんが随分移り住むようになって人口がふえた。やはりそうした喜ばれるし、効果のあるところにしっかりと予算をつぎ込まないとだめだというふうに思うのですけれども、特にその点についていかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

乳幼児医療の拡大については、かねてから私もいろんなアンケートやお母さん方の要望の中では一番強いものがあるということで、取り組みを進めたいということを申し上げてきました。今年度に入ってから、議会でもいろいろご論議をいただいておりますし、今もまた委員会でもいろいろ研究されているわけでありますし、それらを私ども十分受けとめながら前向きにこれ検討していくことはもちろんあれだというふうに思います。ただ、いろんな町によって、いろんな制度、いろんな施策が講じられること、これは当然のことなのでしょうけれども、先日の新聞といいますか、報道、あれを見ますと、茨城県でいくと、保育料も給食費も全部ただだという町村が出てきた。これもそれなりの町の施策なのでしょうから、そのことがいい悪いではなくて、やはり町村にもやっぱりそれぞれいろんな特色があり、重点的な施策というものもあるのだろうというふうに思いますけれども、私は先ほど言ったように、経済対策も、あるいは国保も水道も、あるいは公社の問題もいろんなバランスをとりながら、効率的な財政運営を進めていくことが大切なことなのだろうと、そういうような思いで、これからも当たっていきたいというふうに思います。

再質問 8番 増田武夫

町民の思いと合致したこの施策が行われていくということで、町政が町民と一体化していくといいますか、信頼される町政により近づいていけるのではないかと、そのことを考えますと、常にアンケートのトップに上がってきますこの問題について、ぜひともこたえることが重要ではないかというふうに思いますので、真剣な検討をお願いしたいと思います。時間がありませんので、次に進みたいというふうに思います。最後の問題でありますけれども、非核平和の取り組みの一層の強化ということであります。ここの答弁にもありますけれども、宣言推進実行委員会、帯広でできているということも私も聞いておりました。そうした中で、進めていくということ、町が今回も平和祈念講演ということも取り組まれるなど、ここにもありますけれども、いろんな努力をされていることも承知しておりますし、評価したいというふうに思いますけれども、これを町民と一緒に進めていくという点で、やはりこの帯広の例はいい参考になるのではないか。同じことをやっても町民が計画して、町民とこの推進委員会を中心にまとめて、そして町民と一緒に運動を進めるという、このことがやはり非核平和の問題を大きく前進させていく力になるのではないかと。今まで原水爆禁止運動などが第亓福竜丸の事件が起きてから世界大会も開かれるようになりまして、また NPT 再検討大会に5年前とことしと大量の代表団を送って、国際的な世論にも訴えてきたと、そういうようなことが実りつつある状況の中で、やはり本町の町民の皆さんと一緒にこの問題を取り組んでいくためにも、そうした町民とともに進める組織も本町でも必要ではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

この平和運動の推進については、以前も議会でいろいろ論議されたときに、意見の中で出たのは、余り行政が上に立ってどんどん進めていくことよりも、まずは町民の皆さんの中で、民間サイドといいますか、そういったところがどんどん関心を高められて出てくる、それと町、行政がタイアップしながら進めていくことが一番望ましい姿ではないかというようなことを言われた経緯もあります。私どもも決してこのことがだめだとか、いいとかということではなくて、お互いがよりよい方向に向かって進むことが一番大事だろうというふうに思っていますので、お話ありましたようなことについても十分意にとめながら、これからも対応していきたいというふうに思っております。

再質問 8番 増田武夫

いずれにしましても、今大きく動こうとしていると、そういう時期でもありますし、我々も努力しますけれども、ぜひ町民全体でやっていかれるようにご努力をお願いしたいというふうに思います。以上で終わります。

出典:幕別町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月9日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる