みんなの議会

幕別町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月10日

子どもの貧困対策について

2009年12月10日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「子どもの貧困対策について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、町民課長 川瀬俊彦、民生部長 新屋敶清志、学校教育課長 伊藤博明が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、町民課長 川瀬俊彦、民生部長 新屋敶清志、学校教育課長 伊藤博明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野原恵子

通告に従いまして次の点について伺います。子どもの貧困対策について。1990年代から貧困がかなりの速度で拡大してきました。深刻なのは、子どもがいる世帯の平均年収が相当な勢いで落ち続け、とりわけ子育て世代にも広範に貧困が及んでいることです。国民生活基礎調査によりますと、1997年のデータで300万円未満世帯の比率は9.3%でしたが、2007年には12.3%に増えています。その中で、30歳代の世帯主は9.4%から13.9%に増えています。経済協力開発機構が共通の定義を用いて行った貧困の国際比較によると、日本の子どもの貧困率は14.3%、約7人に1人の子どもが貧困状況にあると言われています。特に母子世帯の貧困率は66%と突出しています。人間形成の重要な時期である子ども時代を貧困に過ごすことは、成長、発達、学力に大きな影響を及ぼし、高校卒業、大学進学や就職における選択肢を狭められることが多く、子どもの様ざまな可能性を制約してしまいます。また、子ども時代の貧困は、子どもの現在の状況に影響を与えるだけでなく、長期に渡って固定化し次の世代へと引き継がれる可能性を含んでいます。本来、社会全体で保障すべき子どもの成長、発達を個々の親や家庭の責任とし、過度な負担を負わせている現状は、重大な社会問題です。従いまして、次の点について伺います。1、町として子どもの医療費助成の拡充を行うとともに、国の制度として子どもの医療費無料化を行うよう求めていくこと。2、学校納入金共済費や学年費などの保護者負担の軽減を講じるとともに、国に義務教育費国庫負担を2分の1に求めていくこと。3、町として30人以下学級の手立てを講じるとともに、道、国に実施を求めていくこと。以上です。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。子どもの貧困対策についてであります子どもが健やかに育ち社会に羽ばたけるように、そして、安心して子育てができるように国と一体となって、子育ての施策に取り組むことは、私どもにとって最重要課題のひとつであると認識いたしているところであります。ご質問の1点目、医療費助成拡充と国に医療費無料化を求めることについてであります。この件につきましては、昨日の堀川議員のご質問に対する答弁と重複する部分もありますが、本町における乳幼児医療費助成事業につきましては、従前から基本的には北海道医療給付事業と歩調を合わせて取組んでいるところであります。さらに、本町独自の上乗せ助成事業の実施によりまして、平成20年4月からは、就学前の児童に係る医療費が実質的に無料となり、平成20年10月からは、入院及び指定訪問看護の対象を小学生まで拡大いたしましたことから、市町村民税非課税世帯に属する世帯につきましては、実質的に無料となり、市町村民税課税世帯で所得制限の限度額未満に属する世帯につきましても、自己負担分が3割から1割へと軽減されました。これらの施策により、子育て世代の経済的負担の軽減については、一定程度図れているものと思っております。本町としましては、さらなる医療費助成の拡大についての意義は理解しつつも、厳しい財政状況などを踏まえ、当面は現行の助成制度を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。次に、国に対する要請についてでありますが、本年6月に北海道町村会を通じ、国などに対し要請活動を行っており、その中で尐子化対策の充実を図るため、子育て家庭の経済的負担を軽減する財政支援を講じることを要望いたしております。尐子高齢社会が進展している中で、国の将来を担う子どもを国と地域社会が一体となって育てていくことは大変こう重要なことでありますことから、今後も引き続き国などに対し、子育て支援に対する助成の拡充を要望してまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

野原議員のご質問にお答えをいたします。ご質問の2点目、学校納入金の負担軽減と、義務教育費国庫負担の2分の1に戻すよう求めることについてであります。日頃から各学校においては、学校配分予算の活用に工夫を凝らし、教材費などの負担について、できる限り保護者負担の軽減に努めていただいているところでありますが、教材費の中には習字セットをはじめ、鍵盤ハーモニカやリコーダー、裁縫セットなど家庭に持ち帰って使用できるものや、調理実習時の材料費なども含まれており、本年度は、小学校で年間平均4,200円から7,200円、中学校では8,800円から11,900円をご負担いただいております。しかしながら、保護者の経済状況によって、子どもたちの就学環境に格差が生じることは憂慮すべき問題であり、経済的に困窮されている世帯に対しましては、就学援助制度により、学用品購入費や修学旅行費、給食費などを援助しているところであります。今後とも予算編成にあたりましては、保護者負担が過重になることのないよう配慮してまいりたいと考えております。次に、義務教育費国庫負担割合の2分の1復元についてであります。義務教育費の国庫負担制度は、国が義務教育に必要な経費を負担することによって、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図ることを目的としており、現行教育制度の根幹をなすものと理解をいたしております。しかしながら、三位一体改革の中で、義務教育費国庫負担金の負担割合が2分の1から3分の1に縮小されたことや、地方交付税削減の影響などにより、自治体において教育予算を確保することは困難な状況となっており、義務教育費国庫負担制度を堅持するとともに、国全体として教育予算を確保充実させることが、極めて重要であります。義務教育に関する国と地方のあり方につきましては、行政刷新会議の事業仕分けにおいても負担率を抜本的に見直すべきとの判定を受けておりますことから、今後の国会審議の動向をなども見極めながら、対応してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、町として30人以下学級の手立てを講じるとともに、道、国に実施を求めることについてであります。公立の小中学校の学級編成は、昭和55年の第5次教職員定数改善計画に基づき、小学校1学年から順次40人学級が導入されて今日に至っているものでありますが、平成16年度からは義務教育費国庫負担制度において、都道府県の主体的判断が尊重されるよう総額裁量制が新たに導入されたことから、北海度教育委員会では尐人数学級実践研究事業を実施することとし、現在、条件付きながら小学校第1学年と第2学年及び中学校第1学年において35人学級が実現されているところであります。本町におきましては、個に応じた多様な教育を推進するため、平成13年度からゆとりいきいきパートナー事業を実施し、小学校第1学年において30人を超える学級がある学校に、教育活動指導助手1人を配置するとともに、平成16年度からは中学校第1学年において35人を超える学級がある学校に教育活動指導助手1人を配置し、個に応じた英語活動教育支援事業を実施してまいりました。また、20年度からは、これらを発展的に統合したうえで、各学校の実情に応じて特別支援教育支援員を配置することとし、平成21年度においては、7校に11名の支援員を配置し、支援を必要とする児童生徒に寄り添った尐人数指導の充実に努めているところであります。ご質問の町として30人以下学級の手立てを講じることにつきましては、尐人数学級の持つ教育的効果、特に、小学校低学年など学校生活に慣れ親しむ段階において効果的と言われておりますが、本町の小中学校の規模と状況から、町自らが給与を負担し、30人学級を実現していくことは財政上困難なものと考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。尐人数学級の実現に向けては、様ざまな研究結果が示されており、国においても検討が進められているものと理解をいたしておりますが、子どもに関わる教員の数を増やしていくことは、教育的効果はもとより、学校現場や保護者からも歓迎されるところであり、今後も道教委の教職員定数加配制度を活用するとともに、その充実に向けて機会をとらえて働きかけてまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

質問 7番 野原恵子

まず、子どもの医療費ですが、昨日、堀川議員も子どもの医療費の助成について質問をしております。これは、やはり若い世代の子育て世代には、この子どもの医療費、助成して欲しいという声は大変大きい、アンケートの中からも明らかになっております。加えましても、今若い世代の労働条件もどんどん劣悪な状況になりまして、短期雇用ですとか賃金が下がるですとか、そのような状況に数字からも所得が減っているということが明らかです。そういう中で、安心して子育てしたい、そして病気になったとき、親の不安は大変大きいものです。そういう中で、医療費の助成の拡充を求める、その声は本当に切実だと思います。それで、堀川議員の質問の中で出ましたのが、その助成をしていくのに1億円かかるのではないかという町長のご答弁がありました。その根拠はどこから出ているのか、またその子どもの病気というのは小学校の低学年に多く、抵抗力が無いので多くなりますが、学年が進むごとによりまして、病気にかかる割合も尐なくなると思います。そういう中で、その住民税非課税世帯の通院の部分、まずそういうところから助成していく、そうするとその助成額はどれくらいになるのか、そういうことも考えながら尐しでも子育て世代、所得の低い世代に医療費の助成を応援していく、そういうことが政策的に必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町民課長 川瀬俊彦(町民課長は2012年3月まで)

小学校卒業まで、町が自己負担をゼロにする形で助成をした場合につきましては、約1億円の財源がさらに必要になるということでありますけども、これの試算の方法につきましては、まず入院分につきましては、これは去年の10月から、道の北海道の医療給付事業とともに一部助成をしてきておりますので、それの今年4月から11月までの実績に基づきまして、入院分は積算しております。それと通院分につきましては、従前より就学前の児童につきまして、助成事業を行っておりますので、それらのデータを基にしまして推計をいたしております。それらの入院分と通院分を合わせますと、概ね1億円程度にさらに財源として必要になるということでございます。

質問 7番 野原恵子

小学校の今は6年生、卒業までということの資産だと思います。今私が質問したのは、もし3学年、小学校の3学年ひとつを区切りにということですると、どれくらいの資産になるかということでお聞きしたいと思うのですが、と言いますのは十勝管内では7自治体で小学校の6年生、それから3自治体で中学校の3年生まで助成しています。その区切りとして、小学校3年生、それから小学校6年生、中学3年生、そういう形で助成の区切りを付けております。その第一段階として小学校3年生までの助成ということを、町独自で助成して行くことができないかというそういうことなのですが、その試算もお聞きしたいと思うのですが、今お答えいただいた中では、小学校の入学前までを基準にしてデータを出したということでしたが、高学年になるごとに病気も尐なくなると思うのですが、そういうことも勘案してこのデータを出したのでしょうか。

答弁 町民課長 川瀬俊彦(町民課長は2012年3月まで)

まず学年ごとに医療費につきまして細かくはデータとしては持ち合わせておりませんので、通院につきまして就学前の児童の助成、就学前の児童のデータを基に計算をしたというのは、その就学前の児童につきましては、従前より助成事業を行っております。それでこちらの方でも、それに係る医療費がつかめますので、その医療費につきまして一人頭だいたい4万円程度なろうかと思いますけども、そのデータを基にいたしまして推計していったということでございます。

答弁 町民課長 川瀬俊彦(町民課長は2012年3月まで)

先ほど学年ごとには出していないと申し上げましたけども、もし仮に3年生までの半分ということにしますと、概ねですけども、その1億の半分くらいかなというふうには想像しているところであります。

質問 7番 野原恵子

あくまでも想像の過程ということですが、私の経験といたしましては、小学校の学年を進むごとに医療費も尐なくなるというふうに思います。それで一人当たり4万円ということでしたが、これはあくまでも一番医療費のかかるところをベースにしていると思うのです。そうしますと、学年上がるごとにこの基準になる一人4万円という基準は下がると思うのです。そうしますと、かかるその助成というのは、もっと尐なくなるのではないかというのがひとつです。それと、もうひとつは政策として必要だということは、子どもの数が段々、産まれる数が尐なくなっています。ですから、これは出生率が下がっているということなのですが、そういうことも考えましても、一つひとつの施策が重なり合って子どもの出生率が上がると思うのです。そういう中では、やはり一番医療費を助成して欲しいという声が大きい中で、一つひとついきなり6年生まで助成をするということではなく、そういうことは予算的に財政的に大変だというのであれば、まずは住民税非課税の通院、そこのところの助成を段階的にしていく、そういう手立ても必要ではないかと思うのですがその点はいかがでしょうか。

答弁 民生部長 新屋敶清志(民生部長は2010年3月まで)

まず始めに、学年ごとの医療費につきましては先ほど申し上げましたように、小学校低学年の方がかかるというようなお話もありますけども、私どもとして抑えていますのは高学年になりますと、歯科の部分で歯医者の行く方ですね、その部分も増えてくるということで、概ね同じくらいの金額がかかってくるのかなというふうに思いますけども、さらに他の町村でそういう今、実際にそういう助成をしているところがありますので、そちらの方はちょっと研究をさせていただいて学年については研究をさせていただきたいと思います。

質問 7番 野原恵子

それに期待するところですが、もうひとつその所得制限なしというのも十勝管内では9自治体があります。それもひとつ検討の課題の中に入れていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町民課長 川瀬俊彦(町民課長は2012年3月まで)

所得制限を設けていない町村につきましては、十勝管内ではおっしゃられたように9町村、現在そのようになっております。それにつきましては、ひとつは今後の課題であろうなということで考えております。

質問 7番 野原恵子

それともうひとつ、私は大きな問題だとは思うのですが、子どもの医療費、今全国的に拡大が進んでおります。そういう中で、これは地方の自治体が助成していることでありまして、国の制度としてはその助成制度がありません。問題は、ここの国が自治体に子どもの医療費無料というそういう助成をしっかり行っていくことが子どもの医療費の拡大が広がっていくと思うのです。そういう点でもしっかり国に、一番その住民の生活実態が分かるのが自治体ですから、そういう点で国にしっかりとその子どもの医療費無料、このことを求めていくということが本当に大事だと思うのですが、その点お聞きしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども答弁書で申し上げましたように、北海道町村会、さらには全国の町村会でいろんな要請事項の取りまとめの中に、いわゆるこうした子どもたちの、乳幼児の医療費の国の負担も含めて、いわゆる子育ての過程、子育て支援対策として、いわゆる国の負担を求め、いわゆる保護者の負担軽減を図るような事項についての要請を今も行っているところでありますので、今後は新しい政権の中でもいろんな動きが出てくると思いますけども、それらに対応すべく、今申し上げましたように子育て世代の負担軽減に、さらに要請活動を続けてまいりたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

次に、学校の納入金の負担軽減の点についてお伺いをいたします。今、教育長のお答えの中では、幕別町では小学校では平均4,200円から7,200円、中学校では8,800円から1万1,900円、この範囲内で負担をしているということでした。今いろんな調査方法があると思うのですが、平成18年度の子どもの学習費調査によりますと、年間子ども一人当たり小学校は10万円、公立中学校は17万円という資料があります。それから見ましても、幕別町は平均的な負担になっているのかなというふうに思います。それと今、子育てに非常にお金がかかるという状況も生まれてきておりますけれども、文部科学省の学校基本調査、これは2006年度ですが、それによりますと学校納入金、学校給食費や制服、塾などそういうものを含めますと、子ども小学生一人に年間35万3,000円、中学生では48万、高校生では62万4,000円、こういう調査結果が出ております。ということは、学校に納めるこの金額だけではなく、育てていくためには様ざまな費用がかかる、これは調査の中でも明らかではないかと思います。それで、幕別の中学生のその状況はどうなのかということも、ちょっとお聞きしたところ、塾に通うのには、30万から多い人たちで50万一人かかると言うのです。そのほかに、部活やなんか野球ですとか、バドミントンとか、そういうのに行くのに10万円くらいかかると、そうしますと子ども一人だったらいいのですが、二人三人になると本当に子育てが大変だということが、町民からも聞こえております。それで、塾に行くのに4、5年前は塾に通っていない子どもは2、3人しかいなかったけれども、今は半分くらい塾に行っていないという状況も、地域の若いお母さんたちから聞いております。こういう中で、本当に子どもを育てていくのに、お金のかかるそういう時代に来ているのかなというふうに思います。それで、学校に関わる納入金の中で、個人に関わるもの、それから学校で共通して使えるもの、そういう見極めというのも、これから必要ではないかなというふうに思います。教育長がお答えになった中で、個人で一生使えるもの、それから共通で使えるものというふうになりますと、鍵盤ハーモニカとかそういうものはマウスピースというのですか、そういうものを個人で買ってもらって、鍵盤の方は学校に共通に使える、そういう方法も考えられるのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

前段いろいろとお話がありましたが、最後の部分のその個人とそれから公共の見極め方についてであります。答弁したとおりでありますけれども、例えば今おっしゃられましたことなど、実践されているものとして、算数セットなどがあります。これは、個人所有という観点ではなくて、いわゆる貸し出しをすると、いわゆる公共から貸し出しをする、学校から貸し出しをすると、で、順繰り順繰り使っていくということによって、その負担を減らしているという実績を持っているところもございますが、これは保護者との協議というものが、なかなかそこまで至っていないというようなことが、ひとつのネックにあるのだろうと、ただ、新しい観点としては、そういうことも考えていく必要があるのではないかというふうに私どもは思いますが、現実はなかなかそうはならないようであります。

質問 7番 野原恵子

その学校に関わるそういう学校納入金の場合には、保護者との協議とかそれから教職員との協議とか、そういうことが必要だと思いますが、今のこの経済状況の中では本当にそこ精査して、本当に子ども個人で一生使えるもの、それから共有で使えるもの、その仕分けを検討して、尐しでも保護者負担を軽減するような方向性を、これから考えていく必要があるのではないかと考えます。それと、就学援助の件なのですが、今、学用品納入費や修学旅行費、給食費など援助しているということでしたが、この就学援助の中で、修学旅行の費用をそういう世帯に助成していると思いますが、援助していると思いますが、この支払い方法をひとつお聞きしたいということと、それと眼鏡に対しても就学援助の対象にしていただきたいという声もあります。その2つの点について、この就学援助についてお聞きします。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

就学援助に関わる修学旅行の支払い方法であります。これは、扶助費で組んでおりますけども、学校長代理事業という形を取らせていただいています。保護者と学校間には、そのような了解の旨の契約がございます。それから眼鏡について、就学援助に加えてはどうかということですが、ご存知のとおり就学援助につきましては、一般財源化されているところでありますから、この辺の市町村の範囲拡大については、認められているところでありますけれども、一般論として近年の状況を見ますと、これを加えたというところは2、3聞いております。聞いておりますが、今、早急にそれをどうこうというところまでの考えには至っておりません。

質問 7番 野原恵子

修学旅行費の、その扶助費の支給なのですが、学校長代理事業というのですか、ということは、子どもが修学旅行に行く前に支払われるのか、それとも修学旅行終わってから支払われるのか、その点をお聞きしたいと思うのですが、修学旅行に行くとなりますと旅費ですとか、諸々費用がかかりますよね、それがこの生活困窮世帯に援助している就学援助が後に支払われるというふうになりますと、その間、お金工面しなければなりませんよね。その点をお聞きしたかったのです。

答弁 学校教育課長 伊藤博明(学校教育課長は2009年12月まで)

就学援助で対象としております修学旅行費は、旅費、主に旅費でありますのでお小遣い等は含まれておりません。ですから、その間保護者の方が立て替えるという必要はございません。以上です。

質問 7番 野原恵子

分かりました。それと今、本当に貧困が進んでいる中で、子どもの学力にどのような影響を与えるかということも、ちょっとアンケート調査、これは日本教職員組合、日教組のアンケートなのですが、2007年9月から12月の間、経済力格差が学力に及ぼす影響についてということなのですが、これに対しまして教職員の方々がどのように感じているかということでは、小学校で81%、中学校では84.3%、高等学校では87.3%の方々がその親の経済力が、子どもの学力に影響しているというふうに応えているのです。ですから、本当に家庭が貧しくても、能力がある子どもたちというのはいらっしゃいますし、どういう子どもたちにも、均等に教育を受ける環境を整えていかなければならないと思うのです。ですから今の親の経済力で、子どもたちが十分に教育を受けられないというのは、本当に深刻な問題だと思いますし、社会の損失にも繋がると思うのです。そういう点では、本当に教育にお金をかけていくというのは大事なことだと思います。今、国の方で三位一体の改革ということで、教職員に関わるその義務教育費の国庫負担を下げておりますが、そういうところもしっかりと元に戻して欲しいという声は、本当にそのとおりだと思っております。そういう中で、今教育長のご答弁の中では今の行政刷新会議の事業仕分けの中で、この負担率が不透明な、まだ定まっていないというお答えがありました。そういう中で、決まってからでは遅いと思うのです。こういう不透明なときだからこそ、しっかりと地方から声をあげていくというのは大事だと思うのです。ですからその三位一体の改革のときに、削減された義務教育に関わるその予算、しっかり元に戻して欲しいという声をあげていくということが大事だというふうに考えますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

前段のいわゆるその経済格差が、学力格差に繋がっているのではないかということについては、3年ほど前に始めました学力学習調査においても、それらしき傾向が表れておりますが確定だということではないということです。ただそういう影響はあるのではないかということは、認めざるを得ないというふうに思います。それから国庫負担2分の1、3分の1に三位一体改革の中で実施されたわけでありますが、いわゆるその納付者団体も三位一体改革の提言の中では、100%一般財源化してくれということでありました。これはその分権との絡みであります。権限と財源の問題。最終的には不交付団体が内存するというようなことから、2分の1から3分の1に決着をつけたと、3分の1というのは国がそんなに国として責任も果たさないとならないということと、先ほど申し上げました総額裁量制の導入、これが地方分権、この中を取って3分の1になったと。従って3分1が大事なのか2分の1が大事なのかということではなくて、いわゆるその必要な国として果たすべき義務教育の役割を果たすための必要な財源を、国が確保し補償するということだろうと思います。そういう原点に立って、考え方いろいろ見方ありますけれども、6月の議会におきましても、幕別町議会におきましては、2分の1の復元を求めております。その意味は、むしろ一般財源化されて、あやむやにされるよりは、国の責任というものをきちんと明記すべきであろうとそういう趣旨で、議会が採択し意見書を送付したものというふうに理解をいたしておりますので、そのような方向で私どもも機会あるたびに、訴えるところべきは訴えていきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

そこのところ是非、国に意見をあげ強調をしていただきたいと思います。そうしますと、そういう財源的な裏づけがありますと教職員の増員も可能になるのではないかと思います。今、尐人数学級ということで、いろいろな町の手立ても行っているということは承知しておりますけれども、この幕別町で行っております、全国的にも行われておりますと思いますが、このチームティーチング、この効果ということをひとつお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

チームティーチングの効果といいましても、なかなか数字で表すのは非常に難しいことだろうと思いますが、加配制度が今その三位一体改革の中の地方分権分として、制度は以前からありました。問題はその財源をどういうふうに人権に充てていくかということが、教員を増減するかしないかという話になってまいりますので、その財政の仕組みが今の学級編成の基準、あるいは教員の排出などは国の基準で積算された人数、それにそれぞれの都道府県の平均給与を掛けた総額として持っていただける。これは40人学級をベースにしておりますから、今求められているのは30人学級とか35人学級、あるいは加配に関わる部分についても、これはカウントされていないわけで、全国的に見ますと加配が全教員が70万人程度おります。授業に携わるのは56万人くらいおりますが、加配はその約1割分が全国ベースの定数であります。北海道ではちょっと分かりませんけれども、私どもの町も12名の加配、もしくは実践教育に関わるいわゆる本来の配置数よりも多く配置をされているという状況であります。TTの効果につきましては言うまでもなく、本来教壇に立つ先生とそれから個においた指導ができるという観点からいきますと、これは言うに及ばず学力の向上に繋がるということは、私どもはそう思っております。

質問 7番 野原恵子

このチームティーチング制度、これは本当に保護者の方々からも有効な施策だということをお聞きしているところです。それで、この制度を一歩前に進めるということで、その尐人数学級、副担ではなくて正職、正職というふうになると、賃金の面で非常に大変だというお答えでしたけれども、これを一歩前に進めまして、その尐人数学級という手立てを取れないのだろうかという点、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

尐人数学級につきましては先ほどご答弁申し上げましたように、幕別町は早くから手をつけて、そのことが全道、全国に発信されていってというような、自惚れた気持ちはありませんけれども、姿勢としてはそういう形で幕別の教育は取組んできたということをまず評価をしていただきたいなというふうに思います。町独自でということになりますと、35人学級を実現しようと、今の現状にはめますと、小学校では5教室5名、中学校では1学級1名、6名の単費措置が必要であります。30人学級にいたしますと、13名ということであります。中学校6名ですね、それでこう考え方、出し方がありますけども一人の人間を、教諭を採用し生涯給与と換算した場合、一人はおよそ1億5,000万程度というふうに言われております。それは、先ほど申し上げました6名とか、20名なんということになりますと、とてもではないけど、この厳しい幕別町においては無理ではないかというふうに思います。ですからこれは道の加配制度の充実、そして最終的な国がそこらのところを、35人学級にする、30人学級にしていくということが無ければ、というふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

一応、一人1億5,000万、よく分かりました。ですが、子どもの今のその本当に一人ひとりの子どもを大切にしていくということでは、確かにチームティーチング、特別支援教育に教員を配置するそこも十分承知しているところですが、何よりも尐人数学級にして行くということでは、本当にその何て言うのか子どもの能力を伸ばす、それから心の問題ですとか様ざまな問題を解決していくためには、本当に有効だということが、縷々いろんな方々から言われております。それで、小規模学級ほど学力が高いし、色んな心の問題などもしっかりと受け止めて、先生と子どものコミュニケーションなども、しっかりと充実させていくということは、今の教育の状況なんかを考えますと小人数学級が有効だ、これは数字からも明らかになっているところなのです。ですから、これは本当に国の政策の中のひとつだと思うのですが、道とか国とかにしっかりと意見をあげていって、子どもを守るというそういう姿勢が大事だというふうに考えておりますので、さらなるその国、道に対する要請をしていっていただきたいと思いますがその点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

全体的には答弁と矛盾することはないと思いますが、説明のとおりそれは評価され認められているところであります。その中で、尐人数学級にすればするほど学力が上がるのだということについては、これは今研究中であります、と言います、と言いますのはですね、30人学級にいたしますと31人、ちょっと手前で半分なのですね。15と16に分かれる。その学級の人数規模が、能力アップに繋がるにしても、いわゆるその社会性を身に付ける云々ということでのところにはいっても限界があるということだそうです。それは、財源が伴いますのでそういう言い方になるのかもしれませんけども、言うところによれば、ですから、必ずしも単純に下げればいいということではないということも意識しながら、強く要請してまいりたいと思います。

質問 7番 野原恵子

私は子どもの数が尐なければ尐ないほど良いと言っているわけではありません。尐人数、今言っているのは30人以下学級の尐人数学級という意味ですから、3人とか5人とかそういうクラス編成、確かにそういうクラス編成も必要な教科もあると思いますけれども、今教育長がおっしゃったように、社会性ですとかそういうことを身に付けていく人間形成を含めての学級編成というふうになれば、適正な人数というのはそれはこれからも研究課題だと思いますけれども、尐人数、今言われている30人以下学級、まずそこを目指すべきではないかということです。それでですね、そういうことを進めていくことによりまして、しっかりと子どもに学力、それから心の問題、それから社会性、そういうものが身に付いていくのではないかということですので、尐なければ尐ないほど良いと言っているわけではありませんので、そのことです。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

私はそのように聞こえたのでありますが、おっしゃっていることは良く分かります。やはり、先生と子どもたちが向き合う時間を増やすというのは基本ですから、そういう意味では30人学級にすれば、30人学級にすれば今言った15と16の話が出てきます。40人学級でありましても、40人を1名越えれば20名と21名の話になります。全国的に言いますと、その30人学級でいくとだいたい今のうちの現状もそうですけども、30人学級で行くと約5割です。半分の教室が30人を切っている。35人学級でいくと8割程度になるわけです。ですから、その差の部分ですね。なっているところはいいのですよと、なっていないところ、これについては道の加配制度なども有効に活用しながら、それから特別支援、他町村に比べて私どもは十分に配慮はしておりませんけれども、100%ではありませんけど、やや努力の跡が見られるような配置状況になっているということを了解していただければというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

教育長の言うこと理解できたところですが、参考までに山形県の教育の中では、県段階ですけれども、33人ですけれども、そういう何ていうのですか、学級編成を県段階で助成して行っているところがあります。そういうところも参考にいたしまして、道に対して教員の加配というところをしっかりと要請していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

今までも加配については、できるだけの配慮をいただくように要請をいたしてまいりました。必ずしも尐人数学級だけではなくて、いじめ不登校に関わる生徒指導の関係、あるいは言葉の教室に関わる追究の関係等々ございます。33人学級、今これは全国的にはそういった先進地もございます。北海道は1年2年、小学校の1、2年と、中学校1年生35人ということでやっておりますけども、これがどんどん拡大されていけばいいかなというふうに私も思います。そういう意味では、教育長部会等の中で、十分上にあげていくというこというようなことで努力をさせていただきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

終わります。

出典:幕別町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月10日 議事録 PDF(103ページ) 間違いを知らせる