幕別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月10日
通告いたしました2点について
2009年9月10日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「通告いたしました2点について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 増田武夫
それでは通告いたしました2点について伺いたいと思います。質問の1点目、平和市長会議への参加を急ぐことについて。1945年8月に広島・長崎に原爆が投下され、一瞬にして廃墟と化し多くの尊い命が奪われました。放射能による後遺症は今日も今なお続いているところであります。その後第五福竜丸の被爆を契機に原水爆禁止世界大会が広島・長崎で開催されるようになり、その後のたゆまぬ運動が世論を動かしてまいりました。平和市長会議は、1982年、昭和57年に原子爆弾による悲劇が二度と繰り返されてはならないとの信念の元、都市と都市との緊密な連携を通じた核兵器の無い平和な世界の実現を目的に、広島市、及び長崎市によって設立されました。その後、世界各地で活発な活動を続け、1991年には国連NGOに登録されました。国連や平和関連NGOとの連携を図りながらの活動が、国際的に認められいろいろな平和賞も受けているところであります。2008年には、国内の都市にも参加が積極的に呼びかけられ、2009年8月3日現在134カ国3,047都市に広がり、日本国内366市町村が加盟し、その数は急激に増えているところであります。昨年来、十勝管内の平和市長会議加盟市町村は、10市町となり半数を超えました。今年4月、チェコのプラハにおいて、オバマ米大統領は、米国が核兵器を無き世界の平和を追求することを確信を持って宣言し、米国には核兵器を使用した唯一の国として、道義的責任があることを初めて明らかにしました。この核廃絶の呼びかけは、核兵器廃絶の展望を切り開くものとして、我々をおおいに勇気づけております。2010年には、核不拡散条約NPT再検討会議が開催され、核兵器の廃絶に大きく踏み出す場としなければなりません。平和市長会議は、2020年までに核兵器廃絶を目指す2020ビジョンを打ち出し、全世界の都市に運動への参加を呼びかけているところです。幕別町も早急に参加を決断して、核兵器廃絶と世界平和に貢献すべきと考えますが町長の見解をお伺いいたします。質問の2点目、日豪・日米自由貿易協定問題と冷湿害対策についてであります。本町の基幹産業である農業は、内外の厳しい環境の中で様々な困難を抱えております。農業従事者の高齢化が進んでいるところでありますけれども、失業者が増加している今日にあっても農業後継者問題は一向に解決の兆しはなく、幕別町の将来にとっても重い課題となっております。こうした状況の中で、オーストラリアとのEPA経済連携協定・FTA自由貿易協定の交渉は既に9回実施されており、16日発足予定の次期政権は、アメリカとのFTAとの促進を掲げております。日豪のFTA締結は、北海道の試算でも北海道・十勝の農業に重大な損害を与えることを明らかにしています。その影響は、酪農、畜産はもとより、小麦や甜菜などと、その関連産業で道内で1兆3,000億円に及ぶとしております。日米のFTAは、それ以上の壊滅的な打撃を日本農業に与えることは明らかといえるのではないでしょうか。一方、本年の冷湿害は近年ないほどの状況となっており、国・道・町村の連携した対策が求められております。湿害については、地域・条件による格差が大きく、きめの細かい対応が必要となっております。こうしたことを踏まえて次の点について伺います。一つは、日豪・日米FTAは、あらゆる運動を展開して阻止することが、本町農業ばかりでなく、地域経済にとっても重要と考えますが、その先頭に立つ考えがあるかどうか。二つ目、冷湿害対策であります。その一つは、政府資金の償還猶予を要請すること。二つ目は、肥料・飼料の高値安定が経営を困難にしている状況にあります。支援策の強化を求めること。三つ目、基盤整備事業計画はどうなっているのか、また事業の前倒し実施を要請すべきと思うがどうか。四番目、湿害の実態をよく調査して、明渠、暗渠の補修を含めた整備をあらためて検討すること。五つ目、町としての支援策を行うこと。畜産、酪農に対して、水道料金の値下げを思い切って行うこと。来年度の営農が可能となるように、農協とも連携して、種子の確保や資金の手当てなど対策を強化すること。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「平和市長会議への参加を急ぐことについて」であります。昨年の第3回定例町議会におきまして、増田議員より「平和市長会議に加盟し、核兵器廃絶に向けて他都市と連携してはどうか」というご質問、ご提言をいただき、その後、平和市長会議の活動内容や加盟市町村の状況などを調査するとともに、加盟について検討を進めてきたところであります。ご質問の要旨にありますように、同会議は、原爆を投下された広島、長崎両市が、昭和57年に提唱し、設立されたものであり、設立の目的は、「核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、飢餓・貧困等の諸問題の解消、さらには難民問題、人権問題の解決及び環境保護のために努力し、世界恒久平和に寄与すること」としております。日本国内ばかりではなく、世界で3,000余りの自治体が、政治色や党派を超えて連携し、国連において核兵器廃絶や軍縮に関するアピールを行うなどの活動を行っているところであります。本町におきましては、これら同会議の設立目的や各種の活動内容などを検討した結果、「唯一の被爆国として、核兵器による悲劇を二度と繰り返してはならない」ということを他の市町村とともに訴えていくことは重要であると考え、本年8月に加盟の申請を行い、9月1日に加盟の認定を受けたところであります。今後とも核兵器廃絶に向けた取組みを、さらに継続してまいりたいと考えております。次に、「日豪・日米自由貿易協定問題と冷湿害対策について」であります。ご質問の1点目、「日豪・日米自由貿易協定の阻止について」でありますが、日本とオ-ストラリアの経済連携協定交渉、いわゆるEPA交渉につきましては、平成19年4月に第1回の交渉を開始して以来、先の7月末の交渉で9回目を数えております。特に、FTAといわれる自由貿易協定の交渉におきましては、農畜産物の関税の取り扱いについて議論がなされているところであり、その動向を注視しているところであります。ご質問の要旨にもありますように、この交渉において農畜産物に関わる関税が撤廃されるようなことになれば、幕別町や北海道はもとより、日本全体の農業や経済に及ぼす影響は甚大であると認識いたしております。また、日米FTAにつきましても、アメリカからの農畜産物の輸入量の多さから判断しますと、オーストラリアとのFTAよりもさらに大きな影響があるものと考えております。こうしたことから、日豪FTAについては引き続き町村会や議長会などと足並みをそろえ、農畜産物の除外に向けて強く働きかけるとともに、もし仮に日米FTA交渉が行われるようなことになれば、あらゆる方面に強く働きをかけてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「冷湿害対策について」であります。今年は、6月中旪から7月にかけての天候不順、低温や長雤の影響で農作物の生育不良や湿害が発生している状況で、収量や品質の低下が懸念されております。このため、7月の末には、作況調査や営農指導を担当しております「ゆとりみらい21推進協議会」の指導部会において、その後の営農技術指導や情報提供の強化について確認をしたところであります。また、8月19日には、私も議長や農業委員会会長と一緒に作物の生育状況や被害の発生状況の調査をさせていただいたところであり、地域や圃場によってばらつきはあるものの、全般的に湿害の影響を受けているものと認識いたしております。「政府資金の償還猶予を要請することについて」でありますが、今年の天候不順は北海道だけでなく全国的な傾向で、特に7月の日照不足や多雤は全国的に農作物に被害を及ぼしております。こうした状況の中で、国は被害が起きた場合の速やかな対応を図るべく、8月上旪、農林水産省内に「日照不足・低温等対策連絡会議」を設置したところであります。同会議においては、農業共済団体に対して共済金の支払いや仮渡しが年内に行えるよう準備の指示や指導をすること、関係金融機関に対して資金の円滑な融通を行うことや既貸付金の償還猶予等の措置が的確に講じられるようにすること。さらには被害が確定した際には、相談窓口を開設し、現場の実情を踏まえた丁寧な説明や対応が行われるよう依頼することを決定し、すでに関係機関に通知されているところであります。そうしたことから、被害にあわれた農家の方々に対する農業関係制度資金の償還猶予などの措置は的確に講じられるものと考えております。次に、「肥料、飼料高騰に伴う支援策の強化について」であります。肥料の高騰対策につきまして、国は平成20年度の補正予算において「肥料・燃油高騰対応緊急対策事業」として総額500億円、同じく北海道も10億2,500万円の支援策を講じたところであり、さらに農業団体の支援を加えますと、高騰額の概ね9割程度が補てんされる状況になっております。しかしながら、これらの支援策は平成21年産に係る肥料、いわゆる平成20年7月~本年6月購入分の高騰分に対する助成であり、平成22年産以降の支援策については、いまだ不透明な状況にあります。肥料価格につきましては、平成21年改定により、平成20年と比較しますと、20%から25%程度低下しておりますが、なお、高止まりであることから、北海道や農業団体は「農業生産資材等の価格高騰対策の推進」を国に対して要請しているところであり、本町といたしましても、引き続き町村会を通じて要請をしてまいりたいと考えております。また、飼料価格の高騰につきまして、国は平成20年度の当初予算において、「配合飼料価格安定資金造成事業」として60億円。平成20年度補正予算による畜産酪農追加緊急対策として「配合飼料価格安定基金運営円滑化事業」350億円を措置し、配合飼料価格安定制度の機能維持に取組んできたところであります。飼料価格につきましても、ピークであった昨年の10月から12月期の価格に比較すると、現在は約20パーセント低下している状況でありますが、穀物市場や原油価格が不安定な中にあって、今後価格の上昇も想定されますことから、農協等関係機関と連携を図りながら、飼料価格高騰対策についても国に働きかけてまいりたいと考えております。次に、「基盤整備事業計画について」であります。基盤整備事業は、本町の基幹産業であります農業の振興上、生産性を高め安定した農業経営を確立するために欠かすことのできない事業であり、事業効果が低減となれば、繰り返し事業を実施しなければならないものであると考えております。現在、本町におきましては、基盤整備事業のうち、湿害対策に係る事業として、二つの事業が実施されているところであります。一つ目は、「道営畑地帯総合整備事業」で、現在4地区で実施中であり、二つ目は、本町独自の制度で、「農用地排水改善対策事業」であります。前者の「道営畑地帯総合整備事業」は、完了地区を含めますと全町に渡って実施されており、実施時期による機能の差はありますものの、湿害などに対する効果が発揮されているものと考えております。本事業につきましては、暗渠排水整備などの所謂、面事業については、全額農業者等の負担となりますことから、あくまでもご自分の意志により参加され、地域期成会からの要望、申請により、町が積極的に関与しながら事業が実施されるものであります。後者の「農用地排水改善対策事業」は、道営事業などの採択とならない小規模なものを対象としており、農業者の方が実施する明渠排水や暗渠排水の整備に対して、各農協を通じ町が補助金を交付するものであります。本制度につきましても、農業者の方の負担が生じますことから、各農協において要望を取りまとめたうえで実施されているものであります。いずれにいたしましても、暗渠排水整備等の面整備につきましては、個々に負担金が発生いたしますので、ご自分の整備意欲により事業が実施されることに加え、道営事業においては、一定の受益戸数、面積など地区的なまとまりが必要となりますことから、あらかじめ町において面整備を目的とした整備計画を立てるという性質のものではありませんが、町といたしましては、今後の基盤整備事業への取組みの基本資料を作成するために、本年度末頃を目処に、整備必要量などの意向調査を全町的に実施したいと考えているところであります。このようなことから、現在実施中の地区以外につきましては、前倒しするというような考えはありませんし、現在実施中の地区におきましても、輪作体系などによる個々の圃場の作付け状況に基づいて工事のスケジュールが決められておりますことから、前倒しをして工事を実施するというようなことにはならないものと考えております。なお、道営畑地帯総合整備事業につきましては、事業主体であります北海道に対して、事業予算の確保を毎年お願いをしているところであり、今後におきましても、事業の円滑な推進、新規地区の速やかな採択につきまして、引き続き要請をしてまいりたいと考えております。また、本町の農用地排水改善対策事業につきましては、本年度分の取りまとめが既に終了しておりますが、本年の湿害による現状を踏まえ、追加で再度要望をとりまとめていただくよう、各農協を今直接訪問し、お願いをしたところであります。次に、「湿害の実態調査と明渠・暗渠の整備について」であります。農作物に対する湿害は、土質や周囲の環境などにより地域によってあるいは圃場によって状況に違いがあると認識いたしているところであります。明渠排水の整備につきましては、国営事業や先ほど申し上げました道営畑地帯総合整備事業などにより整備がなされており、現在実施中の道営事業により今後整備が進められる明渠もあるところであります。また、小破的な整備、補修につきましては、町の卖独予算で随時実施しており、今後におきましても、必要に応じ実施してまいりたいと考えております。一方、暗渠排水の整備につきましては、先ほど申し上げましたとおり、個々の農業者の方々の意志によりますが、引き続き基盤整備事業の重要性、道営事業や町の補助制度のPRに努めてまいりたいと考えているところであります。次に、「町としての支援策について」であります。はじめに、「畜産・酪農に対する、水道料の引き下げ」についてでありますが、畜産・酪農農家への給水は一部の地域を除き、大部分が簡易水道事業で供給されております。水道料金については、享受するサービスの度合いに応じて、これに要する費用を負担することが、地方公営企業法で定める「受益者負担の原則」、「負担公平の原則」にかなうものと認識しておりますが、現状の簡易水道事業の経営につきましては、一般会計からの多額の繰入金によって賄われている状況にありますことから、水道料金の引き下げについては難しいものと考えております。また、今回の湿害が、作物を問わず全般的に影響を受けている中にあって、8月に入ってからの好天により、小豆をはじめ、甜菜など、作物によってはある程度順調な回復を見ているものもあり、収穫作業が終了していない現段階では、どれぐらい収量が減るのか、農家の方の収入にどれくらい影響があるのかなど不透明な部分が多いことから、それらがある程度明らかになった段階で、また国・道の対策を踏まえつつ、ゆとりみらい21推進協議会など関係機関と協議した上で、水道料金に関わる支援策の必要性も含め、町としての対策について判断をさせていただきたいと考えております。次に「来年度の営農が可能となるよう、農協とも連携して、種子の確保・資金の手当てなど対策を強化すること」についてでありますが、これら対策につきましても、ただいま申し上げましたとおり、湿害による減収額がある程度明らかになった段階で、判断をさせていただきたいというふうに思っております。以上で、増田議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 8番 増田武夫
それでは、順次再質問をさせていただきます。まず1点目の平和市長会議のへの参加でありますけれども、ただいまのご答弁で9月1日付で承認されてきたということで、この核兵器廃絶の運動にとっても非常に大きな一歩だということで、心強く思っているところであります。先日行われました、ねんりんピックのレセプションで、たまたま広島県の出身の方と谷口議員が同じテーブルになったということであります。その際に、広島県の出身の方が、ぜひ平和市長会議に参加してほしいとこういうことでパンフレットを持ってきていたようであります。その中を見ますと、これは私がホームページで見たのは8月3日付の加入だったわけですけれども、9月1日付のこの加入の欄に幕別町が確かに載っておりました。そうした点で広島県の人たちは、そうしたねんりんピックに参加する人たちまでもが、全国の自治体にぜひ参加してくれということで、熱心に運動されているのだなということで非常に感銘を受けたわけなのでありますけれども、この平和市長会議に参加されて、これからほかの市町村と一緒に運動をさらに強くしていっていただきたいというふうに思うわけですけれども、ご答弁にありましたように、これからも、そうした運動は幕別町も継続していくのだとそういうお話であります。平和市長会議は、それぞれその時点で運動方針を発表されて取組みを強めているわけでありますけれども、今年の8月10日に長崎で行われた平和市長会議の中で、長崎アピールというものが発表されております。その中では、いくつかに国際的に訴えることも非常に何点か述べられているのですけれども、その中で平和市長会議は互いに協力連帯して、特に以下のことを重点的に取組むのだということで、参加している市町村への呼びかけが4点に渡って述べられております。その中の一つには、被爆者のメッセージを人類最も貴重な知的財産の一つとして、世界に伝えていくために、広島・長崎講座を開設するよう世界の教育機関に呼びかけ、平和文化を広めるため社会のあらゆるレベルで平和軍縮教育を推進するというそういうような項目もあるわけであります。そうした点で言えば、本町がこのそれに参加して、いままで取組んでこられました、例えば原爆パネル展の実施でありますとか、それから毎年原水爆禁止大会に対する代表者などに対するカンパなども行って、そういう運動を支援してこられたわけでありますけれども、こうした具体的な活動をさらに広げて、恒常的な活動として、町の意志としてこの運動を強めていくために、具体的な活動を広げてほしいと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話にありましたように、今までも図書館では平和図書に係る展示、あるいは最近、今年はできなかったのですけれども、よくこちらの町村で被爆された方、あるいは戦争体験者の方々にいろんなお話を聞くような場を設けるといったようなこと。あるいは今年も、町政に対するミサイルでなくて核開発の反対署名申請、そういったことなどの運動もしているわけでありますけれども、今後も今お話のありましたようなこと、平和の鐘のこともありました。サイレンの吹鳴もどうかというようなことも内部で検討したこともあるわけですけれども、そういったこと諸々のことも含めながらこれからもそれらについて、平和運動に関わっての内部で検討を進めながら対応をしていきたいというふうには思っております。
再質問 8番 増田武夫
いろいろな活動の仕方があるのではないかというふうに思いますけれども、対外的にいろんな都市と連携して行っていくものも一つの重要な柱であると同時に、それを平和市長会議参加を契機に住民と一緒にこの問題を考え運動していく機会をやはり増やしていくことが必要ではないかと思うのです。そうした点で今もお話がありましたけれども、町が主催して被爆者の体験を聞くでありますとか、そういう平和軍縮教育を推進、社会のあらゆるレベルで平和軍縮教育を推進することが、一つの課題として挙がっているわけで、そうした点での取組みをこれから工夫してやっていっていただきたいと思うわけでありますけれども、そうしたことを積極的に進めていく一つの証と言いますか、として、来年度予算にはぜひとも、この軍縮平和に関する予算の項を一つ設けられまして、やはり積極的なそういうものに対する取組みを、町の意志として進めていく必要があるのではないかというふうに思うのですけれども、最初はそんなに多額の額にはならないと思うのですけれども、積極的な運動を展開していくと、そういう意味では今までは、いろんな町長の交際費としていろいろ支出していた面もあろうかと思いますけれども、そういうことではなくて、やはり町の意志としてそういう運動を積極的に進めていくという意思をやはり予算編成の上でも示すべきではないかというふうに思いますがいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたように、この平和市長会議の加入を契機にいろんな活動を進めていくということは、前段申し上げたとおりであります。具体的に、今ご提言いただきましたように、予算の中にそういった項目を入れるかどうか。これは活動の内容にもよって、またいろいろ予算の額も違ってくるのだろうと思いますけれども、そういったこともこれから新年度の予算に向けて十分検討してまいりたいというふうに思います。
再質問 8番 増田武夫
2010年、来年度は核不拡散条約NPTの再検討会議が開かれまして、それに向けて平和市長会議そのものも様々な運動を展開しているわけであります。平和市長会議が2008年4月には、広島・長崎議定書という、そういう文書を決定いたしまして、NPT加盟国が核軍縮義務を果たすためにという、そういうことでスケジュールを定めて2020年に向けて核廃絶の方向にきちっとその歩みを進めていくのだというものが発表されて、平和市長会議の加盟町村そのものも、そうしたことの達成のために、努力するそういう方向が示されているわけであります。そうした点で2010年、来年度というのは非常に国連の場においても、非常に重要な年になります。それに向けた署名活動なども平和市長会議で呼びかけているわけですけれども、そうした運動も含めてぜひとも積極的な、先ほどの予算も、予算編成上の問題も含めて積極的な対応をお願いしたいというふうに思います。それでは2番目の問題に移りたいと思います。農業の問題であります。この質問でも述べましたように、今非常に農業も厳しい状況に置かれた上に今年度の冷湿害ということでやはりこの時期を乗り越えて、やはりより多くの農家の人たちが来年度の営農を続けていかれるような、そういう援助なり措置がぜひ必要な状況だというふうに思います。やはりその前提としては、やはり安心してその農作物をつくれる環境を政治の責任でつくっていくことがどうしても、必要なわけです。質問の1点目にも述べましたけれども、やはり国境での関税の措置、国境での措置をきちんと維持強化するということが、やはり前提でないと日本の農業は守ることができないのではないか。それは多くの人の共通した認識ではないかと思うわけですけれども、残念ながら今までの在り方というのは、農産物の自由化を強化する方向でどんどん進んでまいりました。オレンジだとか牛肉のその自由化を始め、米のミニマムアクセス米、77万トンも含めまして、どんどん外国の農産物が入ってくるという状況が続いてきたわけです。その結果、自給率が40%前後まで落ち込んでしまうというような、穀物の自給率は27%という状況になったわけです。しかしながらそういう状況の中で、現在オーストラリアとの経済連携協定のその交渉が9回にも及んでいると。やはりアメリカとのFTAもオーストラリアとのFTAもそうでありますけれども、農産物の関税0というものが重要な、避けて通れない柱となっているということは、みんなが心配しているとおりだというふうに思います。町長の答弁にもありましたように、オーストラリアとのFTAが締結される結果がどうなるかということは、北海道の試算でも相当な影響があって、地域経済も農家戸数は北海道で2万1,000戸減るだろうと。関連産業の雇用も4万7,000人失業がでるだろうというような試算もされているようでありまして、やはりこれは、交渉をやはり中止する方向で運動を進めなければならないのではないか。また町長の答弁にもありましたように、輸入額のだいたいアメリカからの輸入は31%くらいに達していまして、農産物の輸入の31%くらいはアメリカからの輸入だということで、このアメリカとのFTAとの締結というのは、やはり米で言えば82%の減産になるだろうと。肉だとか、そういう乳製品だとかそういうものも相当打撃を受けるということは、経済団体の研究機関の試算でもそういうふうに試算しているということからも、これは大変な状況だというふうに思うのです。やはり日豪のFTAの交渉の中止、それからアメリカとの交渉入りは絶対しないと、交渉に入ってしまうことは、やはり農産物の自由化まで突き進んで行きかねないということもあります。ぜひ、その二つは再度運動の先頭に立ってほしいということを申し上げたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話のありました、農業交渉については、これは先ほども申し上げましたように、ここにありますけれども、十勝活性化推進期成会あるいは全道の町村会、これらも重要項目の中の要請活動として現在も行っております。ただアメリカの場合、今回出てきたものですから、具体的なあれにはなっておりませんけれども、ただ問題は、我々が農業を守っていこうということでの阻止、ところが日本の国全体の、いわゆる農業以外の部分も当然交渉の中に絡んでくるというようなことがあって、私どもとしては、それと農業を一緒にしないでほしい。農業は、やはり自給率を高めることによって、自分達の農業を守っていくことが大事でないかというようなことを再三申し上げておりますけれども、国全体の中では、いわゆる農業以外の工業関係だとか、そういった部分もWTOの交渉の中でどうしても出てくる問題なのだろうかというふうに思っております。ただ、我々は先ほど来申し上げておりますように、十勝・北海道をはじめ、やはり農業を守っていくという姿勢は変えることなく、これからも運動に参加していきたい、頑張っていきたい。そういうふうには思っております。
再質問 8番 増田武夫
このFTAの問題というのは、日本の経済会の要求でもあるわけで、そうした点で言えば、いろんな意見があるということだと思うのですけれども、しかしながらこの農業問題というのは食料の問題でありまして、国の国民の食料をどれだけ自給することが国の安定に繋がるのか。これに繋がる問題だというふうに思うのです。やはり、だから農業問題を貿易一般の問題としては片付けられない。やはりそこの国の国民の食料は、その国がきちんと確保し、その供給していく食料の言ってみれば主権の問題であって、これはほかの工業製品などと同列に論ずる問題ではないというふうに思うのです。そうした観点から言っても、今アメリカとのFTAを進めるという、この意図には非常に危険なものがあるのだと思うのです。前の民主党の代表であった小沢一郎氏などは、こういうことを言っているのです。民主党が政権を取ったら、米国との自由貿易を結ぼうと考えています。韓国とも、中国とも結ぶ、ただし結ぶからには、例外なし、金融もなにもかも全部自由化するのだと。こういった農業も例外なしにやっていくという、そういう発言をしているわけですよね。これはやはり、日本の国民の食料、自給率が穀物で27%しかない。これは先進国の中では最低の水準で、やはり責任を持って国民の食糧を確保していくという立場に立てば、やはり食料、農業問題というものを、ほかの工業製品の自由化と同列に論じられない問題だというふうに思うのです。そこで、そうした点で、例えば農業団体がこの問題で、アメリカとのFTAとの締結の問題で、農業団体が大きな批判の声を上げたわけですけれども、それに対して自分の既得権を守ろうとするそういう声なので、これに耳を傾ける必要はないのだというようなことまで言っておられるのを聞けば、やはりそう簡卖な考え方でFTAの問題を施策に入れているのではないということが、示しているのではないかと思うので、これはやはり相当の決意で我々もそうした点をしないように、していかなければ日本の農業の未来はない。日本の農業の未来はない、十勝の未来はないということにイコールだと思うのですけれども、そうした点でぜひとも性根を入れて我々も運動していかないとならないし、町長もその先頭に立っていただきたいというふうに思います。次の問題に移りたいと思います。そうした状況の中で、後継者不足その他で、幕別の農業の将来も非常に心配される状況があるわけでありますけれども、そのことに追い打ちを掛けるように、今回の冷湿害が起こっているわけであります。一つ目、二つ目の政府資金の償還猶予を要請したり、それから肥料・飼料の高値安定に対するその国の支援策を強化するというような問題でありますけれども、そうした中では町長の答弁にもありましたけれども、国もその対策の本部を設けて共済だとか、そういうものを前倒しして実施するようにというような指示もしているようでありますけれども、心配されることは今政権が替わるところで、相当な混乱といいますか、予算編成なんかも非常に遅れるのではないかというような、必然的な要素もありますけれども、そういう時期にありまして、例えば政府の政府資金の償還猶予なんかもやはり相当継続してきちっとしてやってくれないと、その措置が遅れることも考えられますし、共済金の支払いなんかも、やはりなるべく早めてもらうようなことをしっかりと要求してもらわないと、政権交代の時期も重なっているだけに非常に心配されるというところだというふうに思います。例えば、ならし対策なんか、米や畑作四品が1割以上減収した場合に発動される、その対策でありますけれども、普段でありますと翌年6月の支払いになるというようなことでありまして、これでは営農継続のためには遅すぎるというそういうこともあります。特に新しい政府に対して、前の政府が手を付けてきたこのことを切らすことなく、早くやはり実施してくれということを特に要請してほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
農業関係については、答弁の中で申し上げましたように、ある程度収穫が終わって、全体的な今年の結果が出て、そしてなおかつ共済あるいは今の品目横断の掲げる所得がどういう形で農業者の皆さんのところへ入っていくのか、そういったものが確定した中で、我々もそれに向けてどのような施策が、どのような支援が必要かということが出てくるのだろうと思います。政権交代については、とにかく来週でしょうか16日以降にならないと大きな動きがよくわかりませんけれども、我々はやはりあくまでも農業者のため、農事者のための施策、スムーズな施策になるように、予算の編成もそうですけれども、政権交代があったからと言って事務や事業が遅れるようなことがあってはならないというふうに思っています。当然、これ後新しい政権が出れば、6社団体それぞれの動きもでてくるのだろうというふうに思います。当然また私どもも町村会の一員として、行動をさせていただきたいというふうに思っております。
再質問 8番 増田武夫
そうした点でしっかり頑張っていただきたいというふうに思います。次に、3番目、4番目の問題でありますけれども、基盤整備の関係から湿害明渠、暗渠の問題でありますけれども、私もいろんなところを見せていただきました。例えば、新川という地域にも行って見せてもらいましたし、農家の人の意見も聞いたわけでありますけれども、あそこも明渠、暗渠なども入れた圃場もやったばかりだというとこも見せてもらったのですが、やはり非常に地域による差がものすごいということも一つの実感でありました。あの新川の地域は、以前よりも十勝側の河川の川底は下げて、排水には都合のいいようなレベルに下がっているのだけれども、しかしながら圃場の方の明渠排水などが、それに伴ってきちっと機能していないと、下がっていないものだから、なかなかそこの排水がうまくいってない状況もあるというようなことも見せていただいたわけです。先日、更別の村長と8月ですか会って話す機会があったのですけれども、この明渠、暗渠なんかを中心とした圃場の整備というのは、更別は借金もして相当力を入れてきたのだと、だから今回の湿害についても相当その効果がでているというようなことで、誇らしく話しておられましたけれども、やはり今年のような気候の場合に、地域の条件によって天と地の差のような結果になってしまって、努力が報われないということになってきているわけで、町長の作況報告を見ますと、ちょっともっとひどいというか、状況が、それは部分的かもしれないけれどもあるのではないか、ビートなんかもほとんど腐って枯れてきて、黄色くなって取れないのではないか。イモなんかもつかって、いまだに収穫の目途が立たない。こないだの日曜の雤も相当なものですから、収穫作業がどんどん遅れていくというようなことで、次の秋まき小麦にも影響していくようなという話も聞くわけですけれども、そうした形で、その地域の状況によって、ものすごい差が出ていると、そういうことも今回実感したわけであります。そういうことを考えますと、その地域の実態を良く調査をして、そして既にそうした明渠、暗渠の工事をして、だいぶ時間が経っているところはそれなりの補修もしていく必要があるのではないかと思うのですけれども、最近やったところでもなかなか抜けていかないという実態もあるわけで、そうした状況を調査して、それに応じた対策を立てる必要があるのではないかとそう思います。それと同時に例えば、途別川の浚渫と言いますか、浚渫、川底をきちっと下げるというようなことも、やはりしていかないとそういう明渠、暗渠の基盤整備がきちっと機能していかないのではないかというようなことも考えるわけですけれどもいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃるとおり、ひどいところは何日も畑に入れないで、収穫もしないでそのまま投げておくというようなところもあるようでありますし、圃場によっての差がこれだけ大きい年もめずらしいのではないかというようなことも聞きます。そういったことで、我々もいつも基盤整備については、なんといっても畑のことを圃場のことを一番よく知っていらっしゃるのは地元の人、農業者の皆さんですから、その人たちのお話を聞きながら、先ほども申し上げましたように、地域がまとまった一つの基盤整備事業の立ち上げをしていただくように、それらについて町としての当然支援なり、町としての指導なりをしていくことが、これからももちろん進めていかなとならないというふうに思っております。今日も、パワーアップ事業の一時急速に進んだのですけれども、これも来年22年ですか無くなってしまう、その後どうするのかという問題もありますけれども、それでも農家の人は20%負担であっても実施したいという意向を持っている方もいらっしゃるわけですから、いかに基盤整備が大事であるか、我々も今回の今年の様子を見て、改めて認識をしたところであります。途別川の浚渫について、あまり詳しくはわかりませんけれども、ここなんかは猿別川の浚渫なんかもよく言われておりまして、なかなかそこの鉄橋までは池田河川事務所、開発の関係でありまして、今度は以降は道河川ということで、土木現業所、どちらもなかなか予算が厳しいということで進まないのが現状ですけれども、私ども再々、開発あるいは土木現業所の方へお願いをしながらなんとか浚渫についてもお願いをしているところでありますので、引き続き要請活動を続けていきたいというふうに思っております。
再質問 8番 増田武夫
今おっしゃられたように、やはり地域の農家の意見をよく聞くこと、調査することが基本だというふうに思いますので、ぜひ職員も足を運んでそして実態をよく調査することをしっかりやっていただきたいなというふうに思います。その上で、いろいろな対策を強化していただきたいというふうに思います。時間もありませんので、あれなのですが、町としての支援策がどうか。農家に町として直接支援するというのは、なかなか財政的にも困難な面はありますし、なかなかいい策はでてこないというふうに思うのですけれども、一つ酪農、畜産の人たちが日々使っている水ですよね。これ簡易水道の水を使っている、忠類の東側の地域はもうじき簡易水道の工事が終わって何年か後には簡易水道の仲間入りをするというようなことで、ここについても従来の水道料金、簡易水道の水道料金は何倍も掛かるというようなことも問題もあるわけです。酪農、畜産だんだん規模が大きくなってまいりまして、牛飲馬食という言葉があるように、牛は水をものすごく飲む。出荷する牛乳がほとんどが水のようなものですので、その分も含めて牛はものすごい量の水を飲むし、また近年いろんな器具の消每だとか、衛生管理も厳しくなってきておりますので、そうした面での水も使うということで、簡易水道の料金も一般家庭の料金よりも割安にはしているのですけれども、しかしながらそれでも、そうした多頭数の牛を飼うということになれば月に40万、50万というような水道料もめずらしくないということになってきているわけです。そして農家の人たちと話しますと、やはりそんなに水道料が高いのであれば、自分で管を打つだとか、湧き水を利用するということで簡易水道離れも実際に起きてくるわけですよね。そうした点で言えば、やはり安く使っていただいて、そういう簡易水道離れが起きないでせっかくの施設した簡易水道ですので、農家の人皆さんが簡易水道を利用してくれることが引いては水道料金の収入の面でもメリットがあると思うのです。ところがあまり高い設定でありますと、どんどん簡易水道から離れて自分の井戸などを使用するというようなことで、離れていけばそれだけ水道料金の使用料金も減ってくるわけです。だからそのことを考えれば、やはり思いきった水道料金の設定をして、そして今の水道料金を安くすることが酪農、畜産の振興にも一役買うことになるのではないか。やはりそうした思いきった発想の転換をすることが一つ必要ではないかと思うのです。ぜひ、忠類の半分以上くらいが2、3年後でしたか簡易水道に切り替わるということもあるわけですけれども、これは直接酪農、畜産を支援する一つの施策にもなると思いますけれどもいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
一番分かり易いことだと思います。水道料を安くするということは。ただ、冷湿害いろんな災害があったときに、町としてもいろんな対応を考えるわけでありますけれども、今言った水道料もその一つだと思います。かつて平成5年のときには、冷害で税の減免をやりました。あるいは救農土木で、いろんな所属部署をやりました。そして今回、これから先ほど言いましたようにはっきりとした被害状況を押さえた中で、町の対応も考えないといけないと思っておりますけれども、減免や救農土木まではいかないだろうと思っておりますけれども、今の水道料金のこともなんですけれども、ただ酪農家の皆さんにとって水道料を減免することは、ある程度効果的になるのだと思いますけれども、それではほかの農家の方に対する減免措置も考えるということもないと、やはり片方だけということにもならないのかなという問題も内部で検討したり、いろいろ悩みと言いますか、仮に救農支援対策を講じるとすると全町的に農家の方々にどういうものが一番いいのかというのも含めながら、先ほども申し上げましたように今後検討させていただきたいというふうには思っております。
再質問 8番 増田武夫
ぜひともこれは一部の人にというよりも、酪農、畜産の振興というそういうものでもありますし、これは不公平感というのはそう出てこないのではないかなと思うのですけれども、そうした点もぜひ具体的な支援として考えていただきたいと思います。時間がないのですけれども、最後の農協だとか、いろんなところと連携してぜひとも来年の営農がきちっちと継続していかれるように、やはりここで切れてしまったら、やはり自給率の向上は望めないわけで、やはり次の営農がきちっとできるような資金的な手当てでありましょうし、またいろいろな支援策を講じていただくと。やはりこのことをぜひとも農協などと連携を密にして、強化していただきたいと思いますけれども最後に。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたように、これから収穫が終わって、農作業が一段落した後、いろんな問題について先ほど言いました、ゆとり未来推進協議会をはじめ、関係機関と連携をより密接にしながら対応を考えていきたいというふうに思っております。