みんなの議会

幕別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日

自治体の移住促進事業につきまして

2006年9月13日、幕別町議会の一般質問で、永井繁樹議員が「自治体の移住促進事業につきまして」について質問し、町長 岡田和夫、企画室長 佐藤昌親、建設部長 高橋政雄が答弁しました。

質問者
永井繁樹 議員
答弁者
町長 岡田和夫、企画室長 佐藤昌親、建設部長 高橋政雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 永井繁樹

それでは、通告に従いまして、自治体の移住促進事業につきまして、質問をいたします。最初に、字句の訂正をお願いいたします。2ページ目の上から9行目、「現在は 62 市町村に」とありますが、ここを「64」に訂正をお願いいたします。それでは、質問をいたします。都道府県別の将来推計人口において、2030 年までに人口が増えるのは東京をはじめとする4都県のみであり、北海道は現在の 560 万人から 16%程度減尐すると予測しています。また、他の府県も同様に人口が減尐する傾向にあるとしており、人口減尐は多くの地域にとって 21世紀最大の課題であります。また、最近は三位一体改革で補助金や交付税も減っており、国から地方へ3兆円程度規模の税源移譲が行われましたが、国はもはや財政の余裕はなく、今後、確実に増税の時代に入るといわれています。このような状況の中、団塊世代を地方に招くことが人口減尐に悩む地域、自治体が復活できる大きな要因になるといわれています。現在、北海道では、団塊世代の移住促進に戦略的な取り組みを進めているところであります。今年の2月、「北の大地への移住促進戦略会議」が「『北海道暮らし・北の大地への誘い』移住促進のための戦略」と題する提言をまとめました。団塊世代の退職者が本格化する 2007 年に向け、北海道全体が取り組むべき具体的な戦略 を示したものであります。北海道では、数年前から新たな生活産業や移住ビジネスの可能性を検討してきました。2004 年に首都圏等で意識調査を実施し、北海道移住への関心の高さを確認するとともに、団塊世代の移住による経済波及効果が約 5,700 億円にのぼることを試算しました。そして、2005 年に「北の大地への移住促進事業」をスタートしたのです。戦略会議もその一環として設置されました。今回の団塊世代の移住プロジェクトは、これまでの移住・定住策と根本的に違うのは、職業のマッチングを前提にしないことであり、自分たちの地域を住みやすくする「まちづくり」が基本となっています。道は「主役は、あくまで市町村と民間」であると強調し、2005 年、2006 年を集中取組期間とし、2007年からは市町村と民間が主体的に取り組んでいくとしています。北海道移住促進協議会では、市町村が連携・協力し、移住促進のための情報発信やビジネス研究、体験事業などに取り組んできており、2005 年9月に 14 市町村で発足し、現在は 64 市町村に拡大しています。既に幕別町もこの協議会に加盟しているところであります。北海道では、今年の4月に移住促進協議会と民間企業 10 社が「『住んでみたい北海道』推進会議」を設立し、官民一体となった移住の受入れ体制の整備を目指して、体験事業やプロモーションに取り組んでいく考えを示しました。既に移住先進地では、「移住者の見る目は非常に厳しい。きちんとしたまちづくりをしないと移住先として評価されない」といわれています。団塊世代の方々に限らず、長期的な視点に立って移住を促進していくことは、将来の北海道にとって、極めて重要な課題の一つではないかと考えられます。移住対策を展開するに当たっては、団塊世代を中心とするシニア層の意識や動向を大まかに把握すると同時に、個々のニーズにも十分配慮することが大切であり、第2の人生に向けた自己実現を応援することや、様々な移住形態や個性的な生活を提案することが大切であります。また、官民がそれぞれ一定の役割を担いつつ、お互いに連携しながら、地域全体で取り組んでいくことが不可欠であり、各市町村においては、様々な取り組みをコーディネートしていくことが必要となり、近隣市町村とともに協力・連携して地域段階の取り組みとして発展させていくことが大切になっていきます。さらには、官民連携による北海道全体として取り組んでいくことが重要になります。企業や大学の誘致はなかなか難しい時代になっているかもしれませんが、幕別町の特性を十分生かせば、全国からの人の誘致が可能になるのではないでしょうか。私たちがいかにすばらしい環境の中で暮らしているかを自覚して、空気、水、食べ物、静けさの要素がストレスに疲労しきった都会で働いてきた人たちに、すばらしい生活を提供できることを提案していく必要があります。シニア層を福祉などの行政負担の対象と見るのではなく、老後を豊かに過ごすための蓄えを持つ富裕層ととらえ、彼らの消費意欲と民間のビジネスが結び付けば、財政の乏しい地方自治体でも活性化ができるのではないでしょうか。十勝は都市機能と農業とが融合した高いレベルにあり、団塊世代に限らず対象を幅広く考えた中で、移住促進に取り組むことはさらに効果的であります。町長の強いリーダーシップのもと、わが幕別町においても官民一体となり、移住の受入れ体制の整備を展開していくことが必要であると私は考えます。移住促進事業に関する現在までの取り組みと、今後に向けたプロジェクトについて具体的に町長の考えを伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

永井議員ご質問にお答えいたします。移住促進事業についてであります。昭和 22 年から 24 年までの間に生まれた「団塊の世代」の大量退職、いわゆる 2007 年問題が大きな話題となっておりますが、これらの方々の退職後の「第2の故郷探し」、移住の動きが注目されているところであります。団塊の世代の多くの方は、退職後を老後とは考えず、元気で生涯現役でありたいといった欲求が強く、また、「もの」に対する充足感を背景として、ボランティア活動やコミュニティ活動など「心」や「品性」といったソフト面に対する欲求が高いとともに、個性やこだわりを有していると言われております。これらの方々を受け入れることで、人口の減尐歯止め、地域の経済やコミュニティの活性化に結びつくものとの考えから、北海道においては、全国に先駆けて、平成 17 年度から重点的に移住促進対策に取り組んでいるところであります。道内自治体におきましても、昨年9月に北海道移住促進協議会が設立され、市町村間の協力と連携のもとで、移住の促進に取り組んでいるところであります。本町のこれまでの取り組みについてでありますが、一つといたしましては、個別の相談への対応であります。電話、文書、直接面談など本町への問い合わせなどに対しまして、口頭、文書での説明のほか、町勢要覧や不動産情報など各種資料の提供、場合によっては町内の案内などを行ってきているところであります。二つ目といたしましては、情報の提供、そして収集であります。本町のホームページや移住促進協議会を通しまして、本町の概要や移住に関する情報の提供、収集を行っております。三つ目としましては、広域圏での取り組みであります。管内 19 市町村で構成されます十勝圏複合事務組合の基金事業の一つとして、十勝圏への移住に関する専門のホームページの開設、個別相談業務、移住ガイドパンフレットの発行などを行っております。また、道の補助を受けての移住体験ツアーや首都圏でのプロモーション活動も実施してきたところであります。これらのほか、本町におきましては、移住希望者が就農を考えている場合の受皿として、まくべつ農村アカデミーを開設しているところでもあります。また、合併前の忠類村におきましては、定住を促進するため、低廉な宅地の分譲や各種奨励金制度などの施策を講じてきたところでもあります。次に、「今後の取り組み」についてでありますが、移住の形態については、生活拠点を移す完全移住のほか、花粉症などへの対応としての避難移住、お試し的な体験移住、特定の時期だけ生活拠点を移す季節移住など様々なスタイルがありますことから、これらに対応したきめ細かな情報等の提供が求められているところであります。ご質問の要旨にもありますように、これまでの比較的若い方の移住への対応には、職業・雇用という要素が前提であるケースが多かったわけでありますが、団塊の世代を対象とした場合には、職業とのマッチングという大きな要素が前提とはならないものとされております。しかし、その一方では趣味やボランティア活動などの生きがいのある暮らしや、医療、福祉、買物などの生活圏の情報などの発信が重要となってくるともいわれております。町といたしましては、今後移住に関する情報提供、相談窓口の一元化、いわゆるワンストップサービスの実施や、町独自の移住ガイドのしおり作成など、きめ細かな情報の提供に努めてまいりたいと考えているところであります。ただ、町独自だけでの対応は、人的負担、財政的負担が大きく、事業の持続性を確保することは難しいというふうにもいわれております。多くの自治体との連携で民間主導による移住相談窓口の設置を目指すべきものとも考えているところでもあります。このようなことから、昨年9月に設立されました北海道移住促進協議会においては、本年度の事業として「移住ビジネス研究会」を開催し、圏域ごとに民間との連携による移住の受入れを検討することとなっておりますので、これらに参加し、さらに研究をしてまいりたいと考えているところであります。以上で、永井議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 21番 永井繁樹

ただいまの答弁にかかわりまして、おおむね私の考え方と方向性の差異はないものと判断をしますので、その方向性で質問をさせていただきます。まず、丁寧に二つに分けて答弁を頂きましたので、1点目の官民一体となり移住の受入れ態勢の整備は必要というところにかかわりまして、これまで促進協議会が発足する以前からの話になると思うのですけれども、この答弁ですと、幕別町としては移住にかかわっての対策は、私、表に出てきていないものですからはっきりわからなかったのですが、それなりにやってきているのであろうという判断をします。ただ、この文章ですと、どういうことをやってきたのかという結果が全くわかりませんので、この場におきまして、一つには個別相談等からいろいろ相談を受けて、それなりの資料提供ですとか、町の案内をしているというのですが、後段に述べられたワンストップ窓口の設定に近い状態をされているのだと思いますが、それ以下、2点目、3点目、ホームページ、それとか十勝圏複合事務組合との関係の中で述べられておりますけれども、これまでの取り組みの中で、幕別町にはどの程度の問い合わせがあり、それに対して、例えば、移住体験ツアーですとかの実施ももちろんあるのでしょうけれども、どういった事業をやられたのか。ここからは具体的にお答えいただきたいのですが。それと、首都圏に対する幕別町としてのプロモーション活動ですね、こういったものはどのようにされたか。そのほか、幕別農村アカデミーというお話が出ましたので、これらにかかわって、農業的な移住者、どの程度発生されたか。また、合併前の忠類村において、定住政策をやっていることは、私も知っているところでありますが、それら合併前の話で結構ですので、どういった定住政策をやられて、どの程度忠類地域には定住されているのか、移住されているのか。この辺のまず実績を詳しく説明を頂きたい。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

まず、今までの取り組みの状況でありますけれども、今まで問い合わせ、あるいはそれによる実績等でありますけれども、どこの町村もそうでありましょうけれども、まずはマスコミ報道、あるいは口コミ等から幕別なり、あるいは十勝圏というような名前を知って、それぞれ問い合わせが出てくるのだろうというふうに思いますけども、本町ではこの移住政策が始まる以前から、およそ 10 年前絡みますと 20 件程度の問い合わせがあったのだろうというふうに思っておりますし、このうち3件ほどが実質移住をされてきたというふうな押さえをしております。さらに、アカデミーの関係からいきますと、農業関係で新規就農された方というのは6件というふうな押さえをしているところであります。また、忠類地域のせせらぎ団地をはじめとする、いわゆる定住促進にかかわっての事業、特に住宅地の分譲、優良田園住宅地の整備といろんなことがなされてきたのだろうと思いますけども、お話を聞きますと、36 ほどの分譲地の半分以上は、前の名前でいきますと村以外からの申込みがあったと。さらに、昨日あたりも忠類にお邪魔してみますと、忠類に来て何年経ちましたというような移住者の方も現実にはいらっしゃるのだろうというふうに思っております。それなりの効果はあるのだろうというふうに思っております。あと、プロモーション的な活動については、担当の方から答弁をさせます。

答弁 企画室長 佐藤昌親(企画室長は2009年12月まで)

まず、移住に関する十勝圏との連携においてということで答弁させていただきたいと思います。今、手元に持っている資料の中では、十勝圏、当時 20 市町村が連携して、移住体験のツアーというものを組みました。これにつきましては、問い合わせもありましたけども、実際にそのうちの参加ツアーとして十勝に来られたという件数が、平成9年から平成 12 年の4年間ではありましたけれども、およそ 25 名ほどということで、その中には幕別町にも訪れた方がいらっしゃいます。ちょっとその人数、今、何人ということは持っておりませんけども、幕別町にも訪れたという実態がございます。なお、最近は、従来からもそうなのですけれども、電話で照会があるというのもありますけれども、比較的今はちょっと落ち着いている状況で、年間に7、8件ぐらいの電話照会があるということで、先ほども答弁の中にありましたように、必要に応じて資料を送ったりということになっております。過去には実際に幕別に来られて、例えば、農家住宅を探したりだとかという相談も受けて、担当者が農協さんですとか関係の不動産業者と一緒にそういう情報を提供したという経過もございます。なお、首都圏に向けての情報の提供につきまして、これも十勝圏と合同でありますけども、プロモーションツアーといいましょうか、東京、大都会においてパンフレットを提供したり、あるいはそこでの移住相談に応じたりというようなことを、過去、してきております。

質問 21番 永井繁樹

それでは、情報提供の中で、ホームページにかかわって確認をしますが、促進協議会の設定されているホームページに、まだ幕別町は入力をされていないと思うのですね。それで、十勝では8カ所ぐらいの自治体がそれに加盟をされて、そのうちの幕別町以外は全部移住促進協議会のホームページに載っているのです。このことが私は非常に、ホームページを開いたときに、まず、第一に寂しかったですね。ですから、やはり町の姿勢がそういう方向で向いておられるのであれば、外部から一番見られるところはそこが最初の入り口になりますので、まず、これに対して準備ができていないというところの今までの経緯と、今後に向けた対策ですね、準備がどの程度になっているのか。それと、幕別町のホームページを開いたときに、この移住にかかわってのサイトは、私はないと思うのですね。他の自治体、管内をもちろん中心にしていきますが、ほとんどの自治体は、協議会に入っているところは、すべて自分のホームページに移住のサイトがあるのですね。ですから、正直申し上げて、一町民としても、幕別町は今までも経緯の中で取り組んでいるというのはなかなか伝わってこなかったのが現実でした。ですから、この辺りをどういうふうに考えられているのかということと、私は、ホームページは欠かせない情報提供手段だと思いますが、それでは全く不十分だと。先進地のいろんな体験を読ませていただいたときに感じておりますので、問題は情報提供するときの、これはどこの課でセクションを持たれるのか。企画室なのでしょうけど、それは職員としてどういうプロモーションをするかというのは、かなりこれは町のことですから、十勝全体、北海道全体のプロモーションとは別に、これは町独自のプロモーションがあって当然です。ちょっと長くなりますが、函館で職員が、これは東京の八重洲口で過去に、昼休みと出勤、退社時間に5名でプロモーション活動をしたそうです。いろんな移住にかかわる資料を差し上げて、1,700部配ったそうです。しかし、それで来たのが1件だったそうです。でも、そこまでのプロモーション活動やっても 1,700 分の1ですから。当然、幕別町としてはやらなければデータ出てきませんので、そういったプロモーション活動の考えがどういうふうになっているのか、お聞きをいたします。

答弁 企画室長 佐藤昌親(企画室長は2009年12月まで)

最初に、要は幕別町の移住に関する情報の提供、これについてのご質問かと思います。ご質問ありましたように、今現在、十勝管内では9町村がワンストップサービスというサービスをやっているのが9町村のうち、私の記憶では、幕別町ともう1町村あったかと思います。いずれにいたしましても、確かに、ワンストップサービスについては表明というのはしていない状況でありますが、今後、これらに向けて、町のホームページからにもリンクできるようにということで考えてはいるところであります。なお、北海道の考え方といたしましては、こういう民と官の連携、非常に大切でありながらも、長く続けていくためにはどうしてもやっぱり民の力を大きく発揮しなければならないということであります。ですから、先ほどの町長の答弁の中にもありましたように、今、道として考えているのは、圏域ごとに、すなわち十勝は十勝の圏域の中に、民の力を大いに取り入れて、それをビジネスモデルとしてこういう移住の促進事業をやっていけることが望ましいというふうに考えているところでございます。ですから、個々の町の情報の発信も大事でありますけれども、十勝という大きな団体として、首都圏あるいは団塊の世代の方に売り込むということが、北海道としての戦略の必要さというふうに考えております。ですから、そういうところでは、十勝として連携すべきところは連携し、そして個々の町の情報というものもホームページなどを通じて提供していくことも大事かというふうに思っております。

質問 21番 永井繁樹

今、戦略の話が出ましたので、ホームページについてちょっとお答えが足りなかったので、もう一度確認しますけど、ホームページを出しているところで、内容を見ますと、町の概要やセールスポイントというのはかなり重要になってくるのだそうです。ですから、当然町のホームページとアクセスをしなかったらわからないわけですね。ですけれども、移住に対する施策としてきちっと町の概要やセールスポイントを謳っていかないと、十勝全体で、道全体で謳っても、その中の幕別町の個性がきちっと外部に伝わらなければ、移住政策に私はなっていかないという考え方持っていますから。ですから、移住促進協議会の中に、後段で出てきていますが、移住ビジネス研究会というのはもちろんあります。これは後段でまた質問しますけども、これらの基本方針があって、十勝の地域性があって、その中に幕別がなければ駄目ですから。当然レールは決まっていますけれども、今のお答えからでは、幕別の姿勢が見えないのですよね。ですから、ここでそれをお聞きはしませんが、やはり幕別の姿勢をきちっとつくっていくようなプロジェクトにしていかないと、うちの永住政策というのは、十勝圏域の中でも遅れていくのではないですかということを私は心配しています。ですから、やる気はわかっていますし、方向性もわかっていますから、できれば企画室の中で、道と十勝とそのレールをきちっとかみしめた中での専門プロジェクトがやはり幕別町になかったら、移住問題というのはかなり難しい要素が入っておりますので、私は対応していけないだろうと思いますので、その辺は今の段階でお含みおきをしておいていただきたいと思います。それと、先進地のお話を聞きますと、町のセールスポイントを訴えるときに、例えば、自然ですとかそういったものだけを訴えている自治体はほとんど反応が悪いのだそうです。ですから、上士幌のように、ここに出ています花粉症の、要するに疎開などを謳った、目的のはっきりしている、ターゲットをきちっと決めて移住について取り組んでいるところについては、それなりの反応が出るということになりますから、先進地のおおむねの意見を総合しますと、やはりどんなニーズに、どういう人に幕別町に移住に来てもらいたいかははっきりしなければ駄目だと。これは十勝の移住研究会でも同じようなことを述べられています。ですから、そういったことを十分に参考にされて、私は、移住者はどんな人が来てほしいかということをはっきりとつくり上げていく。それがプロモーションの原則になってくると思うのですね。その辺りの考え方が、ちょっと答弁からは伺えなかったので、かなり大事なことになりますから、いろんな今までの実績はあるようですけども、それらについての方向性をここで一度確かめさせていただきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話がありましたように、本町の取り組みとしては、言うならば相談業務を中心に今までやってきたのが現実であります。そうしたことから、今、お話ありましたように、どういった人を、あるいは幕別のどういう特色をもって、これら移住施策を構築していくかということが大事なことなのだろうというふうに思っております。先ほどもお話しさせていただきましたけれども、やはり長続きしていく、団塊の世代だけでなくて、これからも移住促進をしていくということになりますと、やはり幕別の町の特色を、さらには幕別の町のそうした人たちに対応するいわゆる窓口的なもの、あるいは研究すべきような団体機関というようなものも、また必要になってくるのだろうというふうに思いますし、そこにはまた民間の力も必要になってくるのだろうというふうに思っております。そういった意味では遅れている部分があるのかもしれませんけども、私どもとしては、この移住ビジネス研究会の中での協議等を十分頂きながら、あるいは参加させていただきながら、これからの移住促進に対する業務に対応していきたいというふうに思っております。当然、そうした中で、それぞれの目的に合った移住促進、いわゆる団塊の世代の人、あるいはそれ以外の人でも、こういった人たちに来ていただくことが幕別の町には一番いいのだというようなことを示していかなければならないこともあるのだろうというふうに思っておりますので、引き続き研究をさせていただきたいというふうに思います。

質問 21番 永井繁樹

せっかくの機会ですから、もう尐し意見と質問をさせていただきますが、情報提供の中に、先ほど申し上げました職員等にかかわる積極的な情報発信、プロモーションがなければ駄目だという話の中で、道内ではこういった例があるそうです。これは室蘭市ですが、地元の公立高校同窓会を通じて、会員に U ターン移住の案内を送ったそうです。それと、白老町では、首都圏の企業の退職前、その説明会に出向いて、これは職員が出向かれたのですけども、売り込みを図ったと。網走市では、スポーツ合宿にやってくる首都圏の企業に、積極的に移住を売り込んでいると。例を挙げますと、こういったことがございます。うちの町でも、スタッフを考えれば、これ以上のことができると思いますので、この辺は十分今後検討していただきたいという思いでいます。それと、後段の2番目の今後のプロジェクトの考え方について、ちょっと触れさせていただくのですけれども、移住促進にかかわっての視点というのは、町長も述べられておりますが、団塊の世代と、要するにシニア層の意識をいかに自治体が的確に捉えるかということが一つと、もう一つは、大きな問題であります官民連携による地域再生というのが、これはもう二つのテーマが非常に重要な位置を占めております。そこで、2番目の官民連携による地域再生、ここでも後段に移住ビジネス研究の開催等を含めながら民間との連携による移住の受入れ態勢を検討していきたいということを強く述べられておりますので、私はこれにもちろん理解をするところでありますが、移住ビジネス研究会というのは、町長は出られておられると思うので、もちろん、言うのははばったい話なのですけども、テーマというのがいろいろございまして、特に求められているものについては、移住コンシェルジュサービス、いわゆるコンシェルジュというのは総合世話係の意味なのですが、研究会では最大のテーマになっているようです。私はそのように理解をしているのですけれども、移住ビジネス研究は、これはあくまでも道レベルのお話だと思うのですね。それと、それに併せて十勝圏域がいろいろ対策を講じられていると思うのですが、幕別町自体の民間連携というものをどのように町長は考えられておられるのか。先進地では、かなり進んだところがございます。町長もご存じのように、道内の伊達市、これはもう言うまでもない、ウェルシーランド構想ということで、豊かなまちづくりということで民間連携が非常に進んだ町だと私は思っております。通常の民間、NPO も含めた中で、今後、官と民とが連携する形を町長はどのような形で具体的に考えられておられるのか、伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話がありました、いわゆる官民連携に係る問題でありますけども、正直言って今の段階でどことどういうような連携のもとに、協議会なり、期成会なりといった機関を立ち上げている段階までは、正直いってまだありません。先ほども言いましたように、これらの研究会等の参加をする中で、今後、対応していかなければならないなというふうに思っております。それとまた、こうしたことによってまちづくり、やはり伊達市の例がありましたけども、伊達市はやはり移住促進もさることながら、福祉を充実させる、福祉を中心として町を活性化させ、そしてそこへ団塊の世代を中心にした人たちをお招きする。やっぱりそういったまちづくり全体が移住促進事業にもつながっていく面もあるのだろうというふうに思いますし、もう一つは先ほどちょっと言われましたように、北海道は盛んに民間を、市町村は民間ともっと協力してやりなさい。そして民間が、これがビジネスとしてやれるようになれば、さらに長く続いていく、そして効率が上がっていくのでないかというようなことも言われておりますけども、それらも含めながら、私ども町として、これから民官の方々とどういうような方法でこれらの協議を進めていくか、事業を進めていくか、研究をさせていただきたいというふうに思っておりますので、ひとつまたご理解を頂きたいと、ご指導を頂きたいというふうに思います。

質問 21番 永井繁樹

最後になりますが、町長の考え方、十分にわかりましたし、これから強いリーダーシップをとられていかれるということをもちろん期待はします。それで、問題は住民側のことなのですけれども、町の移住政策の理解がきちっと進めば、私たち幕別町民もそれに対して協力できる体制は多分できていくのだろうと。現時点では、一般住民の方、そこまでのまだ認識がないのだろうと。それでやっぱり先進地の事例を頂きますと、やはり地域住民と移住者とのコミュニケーションがうまくいっていないところは、途中でやはり移住を断念されて、転出されるというケースも多いのだそうです。ですから、そういった移住者をやさしく迎える。もちろん移住者は移住者の努力をされるのでしょうけれども、そういったまず視点で、早急にこの取り組みをしていただきたいのと、是非、庁舎内に移住促進対策室という、これは仮称でありますけれども、早急につくっていただいて、移住に対する町の力の入れ具合を積極的に住民にアピールをし、十勝にアピールをし、道にアピールし、それが全国のアピールにつながっていくような方針でいっていただきたいと思います。これは最後に強く要望します。最後に、そういった特別対策室の設置も含めて、町長のご答弁を頂きたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

何点かご提言を頂きました。いろんな問題もまた確かにあるのだろうというふうに思いますけども、私は今、特に忠類地域には、先日もお邪魔したときに、キャンプ場に大勢の人たちがキャンプに来られて、しかも毎年お出でになって長期間滞在される。そういった方々のいわゆる口コミ的なことで広がっていくことも、確かに期待される面があるのでなかろうかと、そんなことも思っておりますし、先ほども言いましたように、現に忠類地区には本州方面から移住されてきた方がかなりいらっしゃるというようなことも伺っておりますので、そういった面の期待も申し上げたいと思いますし、そしてまた、庁舎内部に移住促進のプロジェクト、対策室というようなこともありましたけれども、まずははっきり、どこがどういうふうな担当をするのだというところから始まって、これらを全町的に広げていくことが大事なのだろうというふうに思っておりますので、十分協議をさせていただきたいというふうに思います。

答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)

午前中の一般質問1番目の中野議員のご質問の中で、町長の答弁の中で一部補足をさせていただきたいと思いますので、お許しを頂きたいと思います。生活道路の改善のご質問の3番目でございますけども、泉町東南角道路の拡幅についての答弁の中で、南側堤防沿いの幅員 10 メートル、南北方向8メートルの団地内道路と説明をさせていただきましたが、説明は用地幅でありまして、現実は車道幅員 5.5 メートル、歩道幅員は 1.5 メートルと 1.0 メートルの、現実道路幅の形態になっているのは、8メートルになっております。南側堤防沿いにつきましては、南側に2メートルの緑地帯を含んで 10 メートルということになりますので、現実は同じ幅員の道路でありますので、補足の説明を加えさせていただきます。

出典:幕別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる