幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日
行政スリム化における協働とアウトソーシングの在り方と今後の方向性について
2008年9月10日、幕別町議会の一般質問で、永井繁樹議員が「行政スリム化における協働とアウトソーシングの在り方と今後の方向性について」質問し、町長 岡田和夫、企画室長 佐藤昌親が答弁しました。
- 質問者
- 永井繁樹 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、企画室長 佐藤昌親
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 永井繁樹
通告のとおり、以下を質問させていただきます。行政スリム化における協働とアウトソーシングの在り方と今後の方向性について、お伺いをいたします。自治体は、住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならないと自治法第2条の14にあります。自治体では近年、財政状況の悪化もあいまって、民間委託や指定管理者制度の推進、出先機関の整理統合、事務事業再編・整理などを進めているが、このことは一方で、新たな事務の要請が相次ぎ、場合によっては、一人の職員に求められる負荷は従前よりも大きなものとなっていくのではないでしょうか。自治体のスリム化という状況の中で、多くの職員は、従前からの業務執行の体系を改め、より生産性の高い組織へと、役所を変革させるための課題に直面しています。今、協働は各自治体の基本構想に登場する必須のメニューであり、自治体施策のキーワードになっています。21世紀の自治体において、もはや欠かせない施策分野としての位置づけになっているわけです。とはいえ、施策方針として協働を打ち出しながらも、組織横断的に方策を確立している自治体は非常に少なく、多くの自治体では協働への多様な期待の中、個別事業ごとに試行錯誤を重ねているのが現状であります。現場では、職員が住民活動団体・NPO関係者と接触をする中で、両者の誤解や衝突、相互依存関係などが生じ、計画通りには進んでいない事例もあります。自治体の財政問題の深刻化を背景に、行政のスリム化の施策の一つとして協働の事業に取組む自治体の中には、財政当局と協働担当課との間に、協働に対する認識の相違も見られます。行革として進められてきた職員数削減策は、職員個々の業務負担が増加し、そうした環境の中で協働の事業が導入されることは、余分な負担をもたらすものであり、行政内部において抵抗が発生するなどして、調和が取れなくなる懸念もあります。協働施策における内外の状況を考え合わせると、自治体における協働施策の今後の展開においては、そろそろ転換期に来ており、今後、協働をどのように活用するか、それがこれからの自治体にどのような変化をもたらすのかを考えていく時期に差し掛かっているのではないでしょうか。以下、大きく3点について、質問いたします。1点目ですが、今後、協働が自治体運営の新しい手法として、住民と職員との接触・対話のもと、住民の参加・参画の仕組みも視野に入れて、包括的な協働の環境整備に取組む方向性の中で、協働を組織横断的に根付かせていくことが必要であると考えます。町長の考えを伺います。2点目に、また、現在の自治体における協働施策は、質の向上や多様性の確保といった公共サービスの質的な改善と合わせて、行政コストの削減という経済性・効率性の改善が期待されますが、最近は、行財政改革という横断的な政策動向が強く影響して、経済性・効率性の改善への期待が質的な改善の期待を大きく上回っているのが現状です。自治体が行政のスリム化を目指すにあたって、経済性・効率性の改善を目指すアウトソーシング戦略を打ち出すのは当然であります。そうであれば、協働の効果とアウトソーシングの効果を明確に区別し、その期待をきちんと公表し、取組むべきであると考えます。町長の考えをお伺いいたします。最後に、また、行政のスリム化を図る目的から、企業やNPO等から業務の委託化・民営化や効率化に対する提案などを募集し、民間の創意と工夫を反映した業務のアウトソーシング戦路の一環として、民間提案型業務改善制度や提案型公共サービス民営化制度などを導入して、効率的な役所と充実した質の高いサービスの提供を実現することをねらいとし、新しい公共の創出を目指している自治体もあるとお聞きします。この制度に対する町長の考えを伺うものであります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
永井議員のご質問にお答えいたします。行政スリム化における協働とアウトソーシングの在り方と今後の方向性についてであります。公共サービスはこれまで、行政の直接提供のほか、地方公営企業や地方公社、外郭団体、第3セクターなどがその多くを担い、サービスの領域を拡大してまいりました。しかしながら、環境変化に柔軟に対応でき、効率的・効果的なサービス提供への期待から、民間に委ねるべきとの考え方も大きくなってきているところでもあります。住民自治の視点で、公共サービスをどのようにデザインしていくのか、今後も試行錯誤が続くものと認識をいたしております。はじめに、協働を組織横断的に根付かせることについてでありますが、協働の目指すところは、住民と行政が相互の理解と信頼のもと、目的を共有し、連携・協力して地域の公共的な課題を解決してゆくことにあります。同時にまた、協働の営みが一過性で終わることなく、コミュニティの資本として受け継がれる仕組みづくりも意識して取組まなければなりません。地方自治をめぐる新たな制度や考え方が次々に打ち出され、職員にかかる負担は年々大きくなっておりますが、職員も住民の一人であり、公区をはじめ地域活動に積極的に関わる中で、生活者としての視点で情報をつかみとり、日々の仕事の中で、協働の理念を継承し、反映してくれることを期待をいたしているところであります。また、行政といたしましては、協働を単に財政問題の解決策として見るのではなく、活力あるまちづくりを実現するため、住民自治の観点で多角的に検討し、活かすべきものと考えており、望ましい協働の在り方を追求してまいりたいというふうに思っているところであります。自治体運営の新しい手法である「協働」は、いまだ確立されたものではなく、今後も全国でさまざまな試行錯誤が続くものと思われます。他自治体の事例なども参考に、本町にふさわしい協働の在り方を包括的・体系的に模索してまいりたいというふうに考えております。次に、協働の効果とアウトソーシングの効果の区別についてでありますが、協働の効果については、地域社会ではきめ細やかな公共サービスの享受、生きがいづくりや自己実現の機会の創出、コミュニテイの再生など、NPOなど団体では社会貢献活動の活性化、団体活動の社会的認知の向上、組織のレベルアップなど、行政では質の高い行政サービスの提供、職員の意識改革と資質向上、さらには、行政体質を改善する契機につながるとも言われているところであります。また、アウトソーシングの効果については、人材の有効活用や専門性の向上、雇用の創出や経費の縮減など多くの効果があるものと言われているところであります。私もこれまで、公区長会議など機会がある場合に、特に協働についてその想いを述べさせていただいたこともありますが、いずれにいたしましても、地方自治体を取り巻く状況が非常に厳しい中、協働やアウトソーシングといった手法を上手に取り入れていくことが必要であろうと思っているところであります。今後も行政の期待するところを関係者に十分ご理解いただけるよう対応してまいりたいと考えております。最後に、行政のスリム化を図るための提案制度についてであります。公募型の指定管理は、まさに、事業のあり方について企業や団体から提案していただくもので、本年4月から始まりました百年記念ホールや、現在公募中の青葉保育所において取組んできてはいるものの、まだまだ緒についたばかりであります。また、業務委託、民営化に関する提案、あるいは既存業務の委託内容や仕様の効率化についての提案を受け止める仕組みづくりにつきましては、人口が多い自治体を中心に、先進的な取組みを行なっている事例も出てきているというふうに伺っております。さらに、指定管理や業務委託といったパブリック・ビジネスのほか、地域における社会性を重視したコミュニティ・ビジネスが、公共サービスの担い手や地域づくりの一主体として認識され始めているようでもあります。こうした新たな動きも含めて、具体的な改革提案を募る方法につきまして、多角的・総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。以上で、永井議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 14番 永井繁樹
協働とアウトソーシングの在り方と今後の方向性についての基本路線につきましては、ただいま町長の答弁の中での表現で十分理解はできます。今回は、この問題については、詳しい施策論には入らず、これは後日そういう機会がいっぱいあると思いますので、基本路線にかかわっての確認をさせていただきたい。そう思います。岡田町長におかれましては、平成11年度から、今年度、10年間の間で、この協働というものを取り上げてきているわけですが、私がいろいろ経緯を調べますと、11年、12年については、これはコミュニティ活動の一環としての表現しかなかったわけですが、13年から住民参加という一つのテーマに沿って、17年、4年から5年の間になりますが、これについては、町民と行政の協働による住民自治というテーマで、執行方針にもきちっと謳ってきているという認識をしております。特にその間、16年ですか。その前の15年に住民参加の中で、協働にかかわる制度を検討し始めているのですけれども、16年には公区長の代表者という会議の中で、構成された場面で、この協働のまちづくりの検討委員会というのを立ち上げられて、現在、公区を中心とした形で事業を実施されている基礎になっております。その後、18年度から住民参加というメニューから移し変えまして、ともに考え、ともにつくる活力あるまちづくりという行財政運営の面での提案に切り替わってきています。この中では、18年における、合併のこともかかわってきていますので、かなり方針にある程度の方向性の転換がされて、行財政運営を中心とした中でやっていこうということが強く感じられた推移があると思います。それで、19年、20年と今年になってきているわけですけれども、19年には協働のまちづくりの支援事業のメニューについての拡大等の推進もしながら、アダプトプログラムの実施にも入ってきたと。そういう中で、答弁には触れられていませんが、過日、昨年の幕別町行政大綱の3次の中での集中改革プランというのがあるわけですが、これは幕別町の18年から22年の5カ年の中で、特に強化をしたい点というのが掲げられて、広報にも2回にわたって大きく、かなりきちっとした形で取り上げられています。これあたりは、かなり協働を意識されて、また、後段に出るアウトソーシングの兼ね合いもありまして、7つから8つの項目で提案をされ、事務事業の再編整理、廃止統合と、2点目には民間委託等の推進ということで、大きなテーマを、これはもちろん指定管理者制度も含まれておりますが、こういう推移の中で、行政が動いてきています。今年度に至っては、執行方針の中にもありますが、行政のパートナーシップによる協働のまちづくりを強く謳いながらも、自助・共助・公助の仕組みをつくっていくと。そういった中で、先ほど申し上げました財政健全化推進プランと第3次行革大綱推進計画。これらをもとに取組んでいくと。こういう形で配置要請も、協働における一つの動きが捉えられました。それで、今回、答弁をいただく中で、特にこの協働にかかわっての行政の方向性としては非常にわかりやすく答弁をいただいているからわかるのですが、問題は、担当課である、恐らく企画室が担当になっていくのだと思いますが、これだけ10年間のスパンの中で、一つの協働を捉えてきたときに、17年あたりからメニューをつくってきてやってきたと。それと3年から4年の経過をしてきているという中で、事業スタイルを中心にやってきましたから。公区を中心とする。それは当然私は評価もするものもありますし、今度、活かせるものはどんどん続けていっていただきたいのですが、これはあくまでも公区行政にかかわっての一つの法則です。しかし、町内には、住民団体も含め、NPOも含め、かなりの団体数があると思いますけれども、それらを対象とした中での施策にまではまだ入っていっていないというのは私の現状で捉えています。その中で、ここで一つお聞きしたいのは、企画室がこの庁舎内の中で、一つの協働という在り方を推進していくという前提で申し上げますが、問題は施策の一番ポイントである職員の意識改革について、答弁の中では大きくは表現されておりませんので、確認をさせていただきます。企画室がいくら頑張っても、庁舎内全体の職員の意識が協働に対する一致した理念ですとか理解がなければ、これは自治体としては協働を推進していくのはかなり難しいだろうと。ほかの自治体でもいろいろなトラブル、問題点が発生している中で、幕別町についてはこれから強くやっていこうという姿勢の中ですから、まずそういったいろんな団体における職員それぞれがいろんな立場の中で、そういった団体等にかかわっているケースもあるかと思いますが、そういった職員が団体との対話をきちっとできる体制で、現状がなっているのかなっていないのか。この辺の差異は、先ほどの答弁からいくと、全く触れられていませんから、現状、そういった職員の状況がどういう状況になっているのか。それは企画室はきちっと押さえられているのか。対話ができないということになりますと、それは現場の声を吸い上げられませんから、当然住民の提案型の協働する事業をこれから推進していくにしても、かなりの障害になってくると。また、対話型の職員がいると同時に、庁舎内において、例えば、そういったものに取組まれている職員がいたとして、その人たちの経験とかノウハウというのは、庁舎内全体にはきちっと広がっていっているのだろうかと。認識されている状況にあるのだろうかと。私は今の現状では、そこまでの体制づくりはされていないような気がします。すから、そんなことも含めると、個人がいろいろ相違工夫、自分の職場の位置付けの中でやられていると思うのですけれども、そういったいろんなところでの専門性とかそういうものがきちっとしていく中で、今後に向けた一つの能力開発のプログラムづくりも役に立つと思いますから、協働においては、そのあたりの考え方が、町長をはじめとして、企画室がどのように今後考えられているか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほどもご答弁させていただきましたけれども、私は協働のまちづくりを進める。これは財政的な問題のみならず、今これだけ経済が動く中で、住民の皆さんが何を求めて、そして、行政にどういったことを期待しているか。まずそういったところから、職員もまずは住民のニーズをどう把握するか。そして、それをどう行政の中に反映させていくかということが、大きな役割であり、住民から求められている職員の期待でもあるのだろうというふうに思っております。先ほど申し上げましたように、財政のことだけ考えて、協働のまちづくりを進めるのではなくて、あくまでも住民の皆さんと一緒になって、まちづくりを進めるという観点からすると、先ほどの答弁ではちょっと憂いたのは、職員といいながらも同じ住民であります。同じ町内会へ入り、同じ公区の中で一緒になって住民の皆さんと活動する中で、自分が得るもの。そして、自分が住民から町に寄せられている期待、あるいはニーズというようなものを、自分が自ら感じながら、そしてそれを仕事の中で活かしていくことが大事なのだろうというふうに思っています。ただ、ご指摘ありましたように、町の機構、あるいは組織の中にそうしたものは現実にはできておりませんから、協働のまちづくりといいながらも、それぞれの担当がそれぞれの業務の中で、今は仕事をし、それを企画室が集約しているというのが現状ですから、先ほどお話ありましたように、そうした能力をどうやって開発していくか。あるいは、職員をどうやって育て上げていくか。さらには、住民のニーズをいかに把握できる。そのための手法にどういったものがあるのかというようなことは、まさにこれから十分検討しなければならないし、内部で研究していかなければならない問題であろうというふうに思っておりますけども、今申し上げられますことは、まずは住民の皆さんと私どもが一緒になってまちづくりを進める。そのためにも、お互いがお互いの立場を十分理解、信頼し合う中で、いろんな制度や施策を構築するために、努力を、あるいは討議を重ねていく必要があるのだろうというふうには思っております。
質問 14番 永井繁樹
ご答弁の中の表現の中に、住民自治の観点で多角的に検討し、活かすべきものと考えているという、これは行政としては当然の観点だと思いますが、やはりスタートしてやがては10年にくるこの協働が、やはり企画室の中できちっと練られたメニューづくりになっていくという組織体制が早く確立しなければ、企画室そのものの存在感も薄らぐでしょうし、協働における、では舵取りは一体どこでするのですかということになりますから、私はこれについては、町長の思われている住民参加というところからいって、かなりの町長自体も期待をされていると思うので、18年から22年間の5カ年で行革の中の集中改革プランというのがもう提示されて、その中には、それは定員の管理適正化もありますし、給与の適正化、第3セクターの見直し、経費節減との財政効果から地方公営企業の適正化まで入っている。これに尽きると思うのですよね。でも、どう見ていても、私の見方からいけば、改革をするのには時間がかかりすぎている。ある大企業の社長は、改革に時間をかければいい改革はできませんよといっている名言がございますが、急げばいいというものではございませんが、そろそろ10年を見据えた中で、今後に向けて岡田町政残り数年ですから、この間に少なくとも、そういうことで何とかその間に、協働の体制づくりを確立していただきたい。そう思います。次に、協働の効果をアウトソーシングの効果の区別については、ここに答弁をいただいたとおりだと私は思っていますが、現況、私が今までの流れをみますと、この区別に対する捉え方の行政としての行動はなかったであろうと。こういった効果の区別をきちっと把握していくような自治体の動きというのは、ここ近年に出たことですから、当然で仕方ないのですが、私はもう少し、協働の広報でもホームページでも訴えるのであれば、この辺の理屈からきちっと言っていかないと、何か今の中では協働の事業メニューとアウトソーシングの事業メニューがどこか重なってしまう。区別がはっきりしないというところの自治体も数多く見られますので、幕別町においては、その辺のより分けをきちっと最初からされる中、もちろん手探り状態の部分もありますけれども、その辺は担当課である企画室に期待をしたいと、そう考えておりますので、十分に今後に向けた対応をいただきたいと思います。これについてはこれでよろしいです。最後の質問にかかわってですけれども、先進自治体の取組まれている制度をご紹介して、もちろん行政側もこの程度のことは十分認識されていると思いますから、制度そのものについては、ここで詳しく質問をしようとすることはしませんけれども、今の幕別町の現状の中で、提案型という制度、これについては公区の今、公区を中心とした事業メニューを組むときも当然公区長集まっていますから、ある意味では提案型と、行政からの提案型と兼ね備えた形でやられているということで理解はしています。しかし、私が言うのは、ある一定の世界ではなくて、これは全町民を対象にすれば、公区は一つの組織体でありますから。それ以外の団体等を含めた組織はかなりありますし、民間企業もかなりあるということを考えるのであれば、当然提案型、町長の協働を目指すのであれば、提案型が一番いいであろうと思います。提案型をするのに、自治体で一ついろんな教訓を得ている部分があるのですが、民間の力を最大限に利用するということであれば、その前に、過日、私は指定管理者の質問の中で、モニタリングについても質問したところでありますが、それと同様、第三者的な機関による評価システムというのが、アウトソーシングには欠かせない。これについての体制づくりも、指定管理者が始まったばかりですから、これから行っていくという予想はつきますが、この評価システムの導入ですね。これらについては内部検討は進んでいるのかどうかをお伺いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話ありました協働、あるいはアウトソーシングにかかわっての問題、いろいろ課題もありますし、どちらかというと、まだ取組みを始めてそう多くの期間が経ってない。先進的なところからみますと、まだまだ遅れているなというふうな部分もあります。ただ、私どもは先ほど申し上げましたように、協働のまちづくり、あるいは、アウトソーシングについても、やはり住民の皆さんがどういった思いをまちづくりに持っているのか。あるいは、住民の皆さんが、まちづくりにどういう期待をしているのか。そういった思いだけをがっちりしっかりと職員が受け止めた中での協働のまちづくりであり、あるいは、アウトソーシングを進めていく上で大事なことなのでなかろうかというふうに思っております。そういった意味で、民間の方の提案制度、これはこれからますます私は増えてくるのだろうと思いますし、必要性が出てくるのだろうというふうに思います。何か一つのことをやるときには、多くの住民の皆さんからの意見、あるいは提案を聞く。声を聞くということは、これは当然大事なことになってくるのだろうというふうに思っておりますし、もう一つは、やはり今言われたように、一つの事業、一つの施策がどう町民の皆さんに評価されたのか。そういった評価システムの問題も当然出てくるのだろうと思いますけども、なかなか一概にこれをやったら即こういう評価が出たということにはならない面もあるのだろうというふうに思っております。長期間かからなければ、出てこない評価もありますし、即表れるものもあるのだろうかと思いますけども、そういった意味では、評価システムは今十分している、内部での調整もしているようでありますけども、そういったことも、これからの仕事の中では大きなウエイトを占めていくものだと、そういう認識ではおります。
質問 14番 永井繁樹
十分理解をするところでありますが、ここで少し企画室にもお考えを確認したいのですが、職員の意識改革というテーマは、これは行政にとっては永遠のテーマだと思いますが、今の協働とアウトソーシングの問題については、特にこの職員の意識改革は必要だと言われています。うちの研修メニューは、どちらかというと座学メニューが多いですね。要するに、講習に行って、座ってきいている。要するに見たり聞いたりしているというメニューがほとんどですが、実際に団体等に出向いた対話型の研修というのは、内部では検討されているのかどうか。絶対にこれがないと、対話ができない職員は協働に向かっては絶対私はいけない。デスクワークではどうしようもないわけですから。そのあたりについては、企画室では今までの流れと今後に向けた体制づくりの中で、どういうふうに研修のスタイルを考えられていますか。
答弁 企画室長 佐藤昌親(企画室長は2009年12月まで)
協働に向けた職員の体制のことのご質問だというふうに認識しております。お話ありましたように、職員の研修制度として外に出向いて、例えば、会話能力ですとか対応の在り方を研修するというやり方というのは、抜けているところがあるのかなというふうには認識してございます。確かに今回、おかげさまで第5期の総合計画策定の中で、パートナーシップによる協働を進めるということを謳っております。今まで職員の研修制度の中にもいろいろやってきたところでありますが、今回は、確か都合3回にわたりまして、職員に対して、総合計画のこの中身について、私ども企画室が講師となりまして、説明させていただくという機会もいただいております。当然、その柱の一つとして、これから進む協働についてということを、職員の皆さんに状況を説明し、理解してもらい、また、それにする対応というのも、これから今まで以上に必要になること。具体的には町民から、あるいは団体の方からそういう相談が十分来ることが予想されますので、まず協働というもの。あるいは、アウトソーシングというものはどういうものかということをきちっと認識した上で、それを広げていくという気概を持ってやっていただきたいという話を、まさに今しようかというところで内部で検討していたところであります。そういうようなことも含めまして、管理職含め、書式全体でその基本的なところは一致しながら、今後は進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
質問 14番 永井繁樹
幕別町の協働の支援事業状況というのを資料でいただきました。公区にかかわっては、6テーマほど事業がございます。これは年々推移を見ますと、その活動内容は増えているということで、この事業については本当に視点が私は良かったのかなという評価はさせていただいています。そこで、今後これらの事業をもとに、大きく幕別町が協働事業に向かっていくということであれば、私はその才能というのは幕別町は十分備えているだろうと。他の町村からみると、うちの協働事業は具体化ですから、非常に入りが良かったと思います。抽象的な事業メニューから入っているところは本当に皆さん失敗されていますし、なかなかまとまらないというところで、うちの行政の基本をなす公区行政を入り口としたということは、非常に私は評価は高く見させていただいています。そこで、最後になりますが、協働、組織横断的に浸透させるためには、先ほど申し上げましたように、何回も言わせていただきますが、職員個々の能力に対するその取扱いが、行政全体の組織的な取組みでなければだめだという。これがどうしても私は感じられないので、強く訴えておきたい。それと、あと、先ほどアウトソーシングで二つほどの先進自治体の制度をご紹介しましたけども、これら制度を研究していくにしても、それを制度を導入するにしても、要するに、友好的な制度利用ができなければ、結局何の意味もないということが、ほかの自治体の前例で十分わかりました。それであれば、この方向性が、例えば、職員が同じ方向性を向くという状況ですね。例えば、私表現の中で、では総務と企画室の中で、協働に対する考え方、アウトソーシングに対する考え方が全部一致しているかというと、予算編成のときに、やはり予算削減というスタイルで持って意いくのは総務課。しかし、そこの中でいろんな事業メニューを考えて、協働ですとかアウトソーシングの中の趣旨を理解をしながらやっていく。それが企画室の仕事。当然、立場が違って当然ですから、主義主張も多少は異なる。しかし、町民から考えたり、議会から私が議員として受け取るときに、その一律例えば経費が削減されていくようなスタイルを感じる。そういう雰囲気があるという中で、本当の予算編成、経費削減の推進をしていく中で、協働の意味とアウトソーシングの意味が、きちっと職員の方も我々議員の方も住民の方も理解されているかというと、私自信、それは自分自身も疑問です。非常に不透明なところがある。そういったことから考えると、これら制度、導入する、検討するに至っては、やはり町の業務や自治体職員の仕事の在り方を問いただすのには、最適な私はチャンスと言える。それを徹底的にやっていただくことが、全ての行政のレベルアップにつながっていくと、私は考えますし、それを見守ったり支援したり応援する我々の立場もレベルが上がるということになりますので、この辺は強く今回を機に要望して、ここ数年の間にこのことに期待をいただいている住民の皆さんに、一つの方針が示される。そういった形をぜひ強く要望しておきますが、これらについての町長の思いを最後にお聞かせください。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いろいろご提言をいただいたり、ご意見を伺いました。私も協働のまちづくり、これからの時代の中で、私ども地方行政が進める上では、必ずこうしたことは大きな課題となり、そして、やっていかなければ、どこもこれらの課題に向かって進んでいくことが必要なのだろうというふうに思っております。まだまだ十分ではない面たくさんありますし、職員の資質の問題、あるいは職員の意識の問題もまだまだ十分でないのかもしれませんけども、私どもはそうした目的に向かって、これからも一丸となって頑張っていきたいと、そういうふうに思っております。