みんなの議会

釧路町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日

町における子どもの体を守るための性教育について

2022年3月10日、釧路町議会の一般質問で、松橋和子議員が「町における子どもの体を守るための性教育について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、こども健康課長 村木美香、管理課長 佐々木晶利が答弁しました。

質問者
松橋和子 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、こども健康課長 村木美香、管理課長 佐々木晶利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 松橋和子

11番、松橋です。私は第1回定例会に1件、3点について通告どおり質問いたしますので、理事者の答弁をよろしくお願いします。また、時間は限られているようなので、簡潔に進めていきたいと思います。1件目の当町における子供の体を守るための性教育についてでありますが、私は子供たちを性犯罪からの被害者にも加害者にもさせないため、自分の体を大切にして健やかに育ってほしいと願います。また、令和4年度から子宮頸がんワクチンを、積極的勧奨再開を実施するようですが、このワクチンの有効性がまだ実証されておりません。子宮頸がん予防のためにも子供の年齢に合わせた性教育が大事だと思います。そのことから1点目の、体を守るための幼児期からの性教育に取組をの考えは。2点目でありますが、児童生徒における性教育の実態と取組は。3点目、児童生徒への相談体制の状況は。以上、3点について、町長、教育長の考え方をお聞きかせください。

答弁 町長 小松茂

11番、松橋議員の一般質問にお答えさせていただきます。町における子供の体を守るための性教育についてということで、体を守るために幼児期から性教育に取り組む考えはとの御質問でございますが、幼児期は自分の体や他者との違い、赤ちゃんが生まれてくるなどに疑問が湧いてくる時期であり、子供のそのような疑問への対応に悩んでいる保護者の方がいらっしゃいます。町では母子保健事業などにおいて、保健師などによる保護者への情報提供や相談支援を実施しているところであります。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

11番、松橋議員の町における子供の体を守るための性教育についての中の2つ目、児童生徒における性教育の実態と取組はとの御質問でございますが、学校教育における性教育につきましては、文部科学省の学習指導要領に基づき行っております。小学校では、3年生以上の保健の学習で思春期の体の変化や心の発達、心と体の関係についての学習や、学級活動においても心身の健康の保持や発達に関する学習を行うこととしております。中学校では、心身の機能の発達と心の健康や思春期の不安や悩みの解決、性的な発達への対応、感染症の予防を行うこととなっており、主に体育の保健分野におきまして、学習を位置づけております。また、全ての学校で保健分野の学習と関連させた学級活動において、性教育に取り組むとともに、助産師を外部講師とした思春期講座も実施しているところであります。次に、3点目の児童生徒への相談体制の状況はとの御質問でございますが、各学校における児童生徒の相談体制につきましては、それぞれの学校において教育相談機関を設定し、全ての児童生徒と面談をしながら日常の悩み等を把握し、早期に対応できるようにしております。また、養護教諭が授業や相談体制の中で重要な役割を担っており、スクールカウンセラーなども活用して、日常的に相談できる体制づくりに取り組んでいるところであります。以上でございます。

質問 11番 松橋和子

1点目に入ります。この幼児期の性教育について初めて質問いたします。まず自分の心と体を守るための教育が必要、そのための幼児期からの性を否定的に捉えず、自分の体を好きになってもらう。例えば3歳頃から親に赤ちゃんはどうやってできるのなどにどう答えるのか。親自身が妊娠や出産の仕組みについて正確に伝えること、また幼児期に水着で隠されているところを勝手にさらしたり、見せたりしないことを教えること。また、親自身が性教育を受けていないので、親に対しての知識を知らしめることが大事ではないかと思います。性に対しての絵本や保護者向けの参考になる本が出版されておりますので、こういったことを活用しながら、先ほど、るる質問をしておりましたけれども、改めてこういったことを参考にしながら、担当課として研修とか、また3歳児の健診だとか、そういった場面を使って、親御さんとか子供さんに教えていく方法があるんではないかと思いますけれども。それについて、お答え願います。

答弁 こども健康課長 村木美香

今、議員がおっしゃられたとおり性教育というのは、よりよく生きていくための基本的な部分として、とても大事な部分だというふうに、私たちも同じように認識しております。今、健診の場面を活用した、そういった教育の方法ができないのかということで御提言いただきましたが、健診の健康診査のほうは、また健康診査として実施をしなければならないことがありますので、健康診査の中では、ただいま実施しておりますとおり個別相談の中で対応してまいりたいというふうに考えております。

質問 11番 松橋和子

次に移ります。2点目に、児童生徒における性教育の実態、取組についてでありますが、日本の刑法では、13歳以上の子供は性的行為に関しての同意、不同意を決める判断能力があるとされております。欧米よりも二、三歳若い。しかし、性行為の意味や危険性については小中学校で学ぶことができないので、子供の同意、不同意が判断できないのではないか。そういったことで矛盾はしていると思いますが、教育長の今の私の質問に対してのお考えがあればお答えください。

答弁 教育長 辻川尚志

学校における性教育でございますが、基本的には学習指導要領の中に位置づけられた内容について、計画的に教育課程の中で学習を進めていくということになっております。学校教育ということを考えますと、その内容を大きく逸脱して学習指導をすることは、なかなか難しいことというふうに考えております。それぞれの分野の中で、性に関わる内容に触れながら、トータル的に子供たちにそういう知識を身につけさせていきたいというふうに考えております。また、令和2年の6月になりますけれども、文科省のほうから性犯罪、性暴力対策の強化の方針の決定についてということで、通知が教育委員会のほうに出てきております。これは、今、議員はおっしゃいましたように、そういう性暴力について、どう対応していくかということでの方針が記述されているものであります。文科省からの中では、教育においてそういう性暴力を防止するための、そういう手だてだとか、あるいは受ける側が断固それを避けるというようなことの方法だとか、それから相手を思いやる教育を大事にするというようなことなど、幾つか重点として挙げられているところであります。各学校の教育内容の中で、これをどう結びつけていくかということにつきまして、さらに研究する部分、多いことではありますけれども、学習指導要領の中でどう対応できるのかということも研究しながら進めてまいりたいなというふうに考えております。また、町の教育の中で自己肯定感、自分を好きになるということを大事にするということを重点にしております。併せて自分が好きになるだけではなく、他者意識を大事にするということで、他人を思いやるということも併せて大事にしていこうということで、年度当初の校長への話の中で随時しているところであります。そういうことも含めながら、他者を大事にするということの意識づけを進めていきたいなというふうに考えているところでございます。長くなりました。以上でございます。

質問 11番 松橋和子

教育長の、これは昨年、たしか私、お願いした文科省の部分の性暴力に対しての、それの、もうできたということですね。分かりました。続きまして、今、学校で初潮の学習を何年生からしているのか。それについて教えてください。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

生理につきましては、小学校では4年生の保健の、思春期の体の変化として、男女ともに月経として学習しております。

質問 11番 松橋和子

4年生で、男女で学習しているので、子供たちの反応はどうでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

詳しくは聞いておりませんが、その中で女性の生理時におけるトイレでの交換方法など、体調が悪いときの対処の仕方について、子供たちが学んでおりまして、それに対応しまして、養護教諭が中心となって行っております。

質問 11番 松橋和子

分かりました。初潮がそういった学習をしていると。生理が来るということは、当然、妊娠が可能になります。そういったことで、今の学習指導要領で、小学校4年生では受精に至る過程は取り扱わない。また、低学年に──私、提言なのですが──絵本を活用して教えることはどうでしょうか。それについてお伺いします。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

今、御質問のありました絵本についての学習なのですけれども、ちょっとその辺につきまして、私のほうで把握しておりませんので、今後養護教諭などと相談しながら研究してまいりたいと考えております。

質問 11番 松橋和子

中学1年生の保健体育でも、妊娠の過程には取り扱っていない。また、中学3年生で受精と妊娠は取り扱っているが、性行為など妊娠に至る性行為、また避妊の学習は避けているのが実態ではないかと思いますけれども。子供の体を守るための正確な性教育の時間をつくる必要があると思いますが、これについて答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 辻川尚志

今、議員がおっしゃられました学習指導要領の中に含まれていない中身でございますけれども、先ほど答弁申し上げましたとおり、公教育という性質の学校において、学習指導要領を大きく逸脱した中身での指導は、非常に難しい状況であるということでございます。ただ、先ほどお話ししましたように、性暴力を防ぐためには、それに付随したいろいろな状況等の事例等も紹介しながら進めていかなくては、なかなか理解も進まないのかというふうに考えているところではございます。それにつきましては、どういうふうな教材があるのか。あるいは諸機関から提示されている教材等があれば、それらを活用しながら大きく逸脱しない中身の中で、そういう指導等を展開できる可能性があるのであれば、町内の学校でも行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。

質問 11番 松橋和子

質問を、今、中断したので、ちょっと抜けでしまったのですけれども。今、2点目で、時間が迫っているということで、皆さんいらいらしていると思いますけれども、もう少し待ってください。文科省の指導要領は、やはりそこは逸脱できないのは承知しています。そういった中で、特に中学校の、今、いろいろな面のある子供たちに性情報だとか、いろいろな情報も氾濫している中で、正しい知識を学校で教えてほしいと思うのです。そういうことで、私、今回は質問をしているのですけれども。限られた教科以外の時間で、保健体育で、今、中学3年生の本を見せてもらって、ある父兄から見せてもらったのですけれども、一部なのですよね。それで、やっぱり学校の教育だけでは足りないと思うのです。保健体育の中の特に中学生の中で。それと別な形で、その時間を取れる部分のそういった工夫をして、何とか先ほど教育長は言っておりましたけれども、いろいろな教材だとか、ぜひそういった時間を取ってほしいなと思うのですけれども。改めてお答え願いたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

学校教育の中で、各教科の学習等のほかに、例えば先ほど避難訓練の話がありましたように、防災教育だとか、それからこういう部分につきましては、防犯教室等もありまして、例えば携帯電話の使い方だとか、そういうこと。それから、不審者の被害を避けるための方法だとか、そういうような中身での防犯教室等も行っておりますので、可能性があるとすると、その中で若干そういうことに触れるというような工夫もできるのかなということも考えております。先ほどお話ししましたように、性犯罪防止のための強化方針を出されておりますので、その辺の工夫をちょっと学校のほうとも相談しながら、限られた時間ですので、満度にどのぐらいの時間が取れるかということは、ちょっと相談しないと分かりませんが、そういう機会を触れる場面というのを設定できるかどうかについても、各学校と協議しながら研究してまいりたいというふうに考えております。

質問 11番 松橋和子

分かりました。3点目に行きます。児童生徒へ相談体制の状況はと先ほども御答弁いただきまして、この相談相手になる養護教諭だと思うのですが、今、生理痛などで体育の時間を取りづらいとか、体に関しての相談はあるんでしょうか。それについてちょっとお伺いします。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

生理のときの授業とか、休むような状況なのですけれども、そちらのほうにはありまして、特に養護教諭等が保健室で休めるような対応をしております。保健室で具合が悪いときには、保健室などで休めるような対応を取らせていただいているところでございます。

質問 11番 松橋和子

では、子供たちが生理痛で、それこそ様々な症状がありますので、そういったスムーズに子供たちを守るためにも、やはり温かい気持ちでそういった対応をしてほしい。しているとは思うのですけれども、そこはぜひお願いして、終わらせていただきます。

出典:釧路町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる