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釧路町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日

子宮頸がん防止対策について

2023年9月5日、釧路町議会の一般質問で、松橋和子議員が「子宮頸がん防止対策について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、けんこう応援課長 村木美香が答弁しました。

質問者
松橋和子 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、けんこう応援課長 村木美香

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 松橋和子

2件目に入ります。2件目の子宮頸がん防止対策についてでありますが、子宮頸がんワクチンは2013年に定期接種化され、しかし、深刻な副反応のために、2013年6月に国が積極的接種勧奨中止の措置がとられて8年以上中止が続きました。解除されて、接種の勧奨が再開され、ワクチンそのものが安全になったのではないかとふうに思われますが、そうではなくて、積極的勧奨の中止と、現在のワクチンの成分は何も変わっていない現状であり、そもそも、子宮頸がんの発症には性交渉などの干渉である。そのことから、他の感染症とは違います。そのようなことから、子宮頸がん防止のために、子供たちに性教育でしっかりと指導すべきと思いますが、その観点から、1点目の子宮頸がんワクチンの現時点における接種者数と取組状況は、2点目、令和4年度における子宮頸がん検診の受診者数と取組状況は、3、性教育の新たな取組はについて、町長並びに教育長にお聞きします。

答弁 町長 小松茂

子宮頸がん防止対策についてということで、子宮頸がんワクチンの現時点における接種者数と取組状況についての御質問ですが、予防接種法第5条第1項に基づくヒトパピローマウイルス感染症の予防接種者数は、令和5年7月末現在で61人となっております。ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種の令和5年度の取組としましては、20医療機関で接種できる体制を整備をし、中学1年生、中学3年生、高校1年生のお子さんを持つ保護者への個別通知による情報提供及び接種勧奨などを実施しているところであります。次に、令和4年度における子宮頸がん検診の受診者数と取組状況についてですが、令和4年度の子宮頸がん検診は439人が受診しており、7医療機関で受診できる体制を確保し、低所得世帯に対する自己負担額の減免、20歳の女性への無料クーポン券の交付、健康教育などを実施し、受診しやすい体制づくりと普及啓発に取り組んだところであります。最後に、性教育の新たな取組ですが、子宮頸がん防止対策としての性教育は実施しておりませんが、高校生ライフデザイン講座において一部取り上げており、個別の相談があった際には、保健師などによる対応を実施することとしております。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

11番、松橋議員の子宮頸がん防止対策についての御質問の中の3つ目、性教育の新たな取組はについてでありますが、性教育の新たな取組としましては、学習指導要領で示されている保健体育や理科で扱う身体や生殖のことや、家庭科や道徳で扱う家族のこと、社会科で扱う憲法の平等権や男女共同参画、国語で扱う物語など、性に関わる学習を教科等横断的な視点で編成し、その学習効果を上げるカリキュラムマネジメントを積極的に進めていくことと考えております。以上でございます。

質問 11番 松橋和子

今、予防接種で61人接種者があるということで、子宮頸がんワクチンですけれども、ワクチンによって60%か70%程度の子宮頸がんが予防できるというふうになっても、完全に、100%予防できないというふうになっております。それについて、担当課長のほうでどういうふうにお考えでしょうか。100%にはいっていない、60%から70%ということになっておりますけれども、それについてお聞きします。

答弁 けんこう応援課長 村木美香

議員がおっしゃるとおり、ワクチン接種だけでは子宮頸がんを100%予防することはできないというふうに認識しております。

質問 11番 松橋和子

今後、ワクチン接種について、対象者に啓発についての内容は、副反応の場面と効果の場面、きちっと書いたチラシを配布をしているのでしょうか。それについてお聞きします。

答弁 けんこう応援課長 村木美香

町長が御答弁申し上げました中学校1年生、3年生、高校1年生の案内通知におきましては、子宮頸がんの予防のためにはワクチン接種と子宮頸がん検診が、2つを適正な時期に受けることが大事だということが書かれたパンフレットのほうで周知をして情報提供しているところであります。

質問 11番 松橋和子

当然、HPVワクチンで100%はないと私も承知しております。それを補完するために、検診だとか、そういったことが必要なのですけれども、もし、万が一、町で副反応が起きた場合、町としてしっかりと支援体制をとると思いますが、具体的にお聞きします。どういうふうに支援体制をとっていくのか、お聞きします。

答弁 けんこう応援課長 村木美香

まず、副反応もしくは副反応の疑いを含めて、そういった方、いらっしゃった方のために、接種した方に医療機関でお渡しいただくリーフレットのほうに相談場所が書かれたリーフレットを配布いただいております。そのリーフレットには、まず、釧路町が実施主体ということで、釧路町のけんこう応援課が相談窓口であること、また、接種した医療機関にも相談窓口となっていただいていること、そのほか、専門的な相談が必要になる場合の相談先として、指定されております北大病院ですとか、札幌医科大学、こういったところが相談先になっているということで、(聴取不能)的に相談窓口があるということを書かれたリーフレットを、接種した方に医療機関を通知してお渡しいただいています。また、相談を実際にいただいた場合には、どういった状況なのかということの御相談を丁寧に受けながら、副反応の健康被害についての申請を希望される場合には、事務手続きにのっとって調査委員会等の開催に向けて対応していきたいというふうに考えております。

質問 11番 松橋和子

一応、ぜひ副反応が出た場合は支援体制をしっかりと務めてほしいと思います。2番目に入ります。令和4年における子宮頸がん検診の受診者数と取組状況ということで、先ほど439人が受診しているというふうに報告がありました。なぜ、今、子宮頸がんは30代が一番発症率のピークなのです。ステージ1が生存率95%で、ステージ2が79.6%、ステージ3が62%、ステージ4が25%というふうになっていまして、ステージ1から3の段階で発見することができれば、子宮頸がんの場合、5年相対生存率が60%を超える一方で、ステージ4となると、大幅に5年相対生存率が下がります。しかし、裏を返せば、ステージ1から3の間に発見できれば、十分な治療が可能ながんであるというふうに、この中で早期発見の重要性がデータで出ています。そういった観点から、やはり、検診に子宮頸がんワクチンと、私は、支援体制をしっかりしていれば、万全にした上で、子宮頸がん検診を力を入れて、今後、どういうふうに町として進めていくのか、お聞きしたいと思います。

答弁 けんこう応援課長 村木美香

子宮頸がん検診の早期発見のためには、がん検診が重要であるということで、議員のおっしゃるとおりであります。がん検診の受診状況につきましては、横ばい、このコロナ禍においては、若干、受診数が減っているというような状況もありますので、今年度、国、都道府県におきまして、がん検診の受診率向上対策ということで、様々な自治体の取組を集めてガイドライン等の策定をしておりますので、町としてもそういった取組を参考にしながら、町としてどの部分を強化していったらいいのかというようなことを、今、ガイドラインをもとに研究を進めていくということで考えておりますので、今後、そういったガイドラインを参考にした取組を強化していきたいというふうに考えておりますし、子宮頸がん検診におきましては、やはり、ウイルスに感染しても排除できるような予防接種の接種率の向上というところが、まず、大事になってくるというふうに考えておりますので、この両輪の対策を進めていくということが重要であるというふうに考えております。

質問 11番 松橋和子

2番目、一応、了とします。3点目に性教育ですけれども、昨年6月の議会でも言いましたけれども、子宮頸がん防止のためには、やはり、児童生徒に性教育でしっかりと指導すべきと思います。いまだに、児童生徒に学習指導要領では、性交、妊娠の経過などを教えることに事実上歯止めをかけており、不可欠な知識を教えぬまま、子宮頸がんの防止につながるのでしょうか。その点について、性教育をしっかりと学校で、指導要領は歯止めをかけていますけれども、別の教科で性教育をしっかりと実施すべきだと思います。それが子宮頸がん防止につながると思いますけれども、その点について、教育長お願いします。

答弁 教育長 辻川尚志

学校の学習指導要領における歯止めの関係ですが、やはり、学習指導要領の中で、保健の学習内容の扱いとして、今、議員おっしゃったような性交の部分とか、そういうところについては、なかなか触れることができない状況であるということで、仮にその歯止めを取っ払っても、なかなか教師がそれに触れるということに抵抗もあって、高い壁があるのではないかと考えております。ただ、別の方法でといいますか、教科外のところでそういうことに触れる可能性はゼロではないかというふうには考えております。そういう部分で、性教育の在り方については、今後も検討してまいりたいと思いますが、特に保健の中では、子宮頸がんについて特化して取り扱う内容ではありませんで、がん教育の中のがんの1つということで触れている状況であります。また、そのがんの中でもワクチンによって予防することができるということについても触れているような状況にはあります。そういう中で、やはり検診を受けたりだとか、そういうがんについてのいろいろな知識をしっかり自分なりに吸収するということの大切さも触れながら、義務教育で行える保健学習を十分に推進していくことが一番大事なのかというふうに考えているところであります。

質問 11番 松橋和子

ぜひ、児童生徒に教科外で特別授業なりを展開をしてほしい、取り組んでいってほしいと思います。学校に上がる前の子供、道新の中で、性教育を子供と考えたいと親の会が釧路市のほうで作ってまして、この方が、秋田さんという方が活動を始めたのは、幼少期の経験が大きいと。5歳の頃、家族とスーパーで買い物中、通り過ぎる男性に下半身を触られた、それがスーパーに行くたびに犯人がいるのではと怖くなり、背後から襲われないように、店の陳列に背を向けながら歩くようになって、話を聞いてショックを受けるというふうに、両親にも相談できずに一人で恐怖心を抱え込んだ、そういった経験を踏んで、この方は釧路市で、「せっくすのえほん」、「あかちゃんどうやってできるの」、こういう絵本をテーマにして活動をしております。そういうふうに、釧路市のほうで幼児期に対して、またこれも同じ道新なんですけれども、親御さんが大変悩んでいて家族以外にも相談できないし、そういうところで、やっぱり釧路市のほうでは、昨年、男女平等センターのほうで勉強会をして、私も出席して、お話を聞いて、やはり、4歳の子のお母さんも悩んでいて、どうしたらいいのだろうかとそういった声があります。そういった疑問の声が釧路市で出るということは、釧路町にも悩んでいるお母さん方がいるということなのです。そういったことで、ぜひ、町のほうで真剣に子供たちの性に関する、お母さん、子供さんを対象に、指導ではないけれども、学習会、絵本を使って、ぜひ、そういった事業を求めたいのですけれども、その点についてお聞きします。

答弁 けんこう応援課長 村木美香

幼児期のお子さん自身もしくはお子さんを持つ保護者の方への性教育の実施についてということですが、現在は健診ですとか、日清出産包括支援センターのほうで相談があった場合に個別の相談に対応するという形で実施したり、また、相談があったときには、パンフレット等を用いて保護者の方に子供へのお伝え方などについて具体的にお伝えしたりというようなことを実施しております。今後も、そういった形で相談対応をしていきたいというふうに考えております。

質問 11番 松橋和子

分かりました。

出典:釧路町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる