みんなの議会

釧路町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日

コロナ禍での学校の状況について

2021年12月7日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「コロナ禍での学校の状況について」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利、教育部長 藤川幸司が答弁しました。

質問者
中家治子 議員
答弁者
教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利、教育部長 藤川幸司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 中家治子

3件目のコロナ禍での学校の状況についてお聞きします。1点目は、不登校児童生徒の増加傾向の現状への認識と対策。2点目は、教員の多忙化の解決に向けての考え方は。答弁お願いします。

答弁 教育長 辻川尚志

3番、中家議員のコロナ禍での学校の状況についての御質問の中の1つ目、不登校児童生徒の増加傾向の現状への認識と対策はについてでございますが、町内の不登校児童生徒につきましては、コロナ以前の令和元年度とコロナ禍以降の令和2年度で比較した結果、微増傾向にあることを確認しており、全国的に増加傾向にあることを認識しております。各小中学校では、不登校を未然に防ぐために、理由を問わず連続欠席3日以上から校内で情報共有をするようにし、連続欠席5日以上から組織的な支援を開始するようにしております。欠席が長期化している児童生徒については、学校は少なくとも1週間に一度は家庭訪問をするなど、家庭と連携を密にしながら児童生徒の状況の把握と、個々の状況に応じた支援をしております。教育委員会としましては、児童生徒の状況について毎月各小中学校からの報告を受け、欠席が長期化している児童生徒については、ソーシャルスクールワーカーを派遣、訪問するなど、学校と協議しながら個々のケースに応じた対応をしているところであります。次に、2つ目の教員の多忙化の解決に向けての考え方はについてでございますが、コロナ禍におきましては、児童生徒の健康面の配慮や教室の消毒及び換気、学校行事や授業の工夫など、教員への負担が増加しているものと捉えております。その対策としまして、昨年度からスクールサポートスタッフや学習指導員を配置したほか、検温管理アプリを導入するなど対応したところであります。引き続き、教員の実働時間の把握とともに業務内容の分析などを通じて、教員の働き方改革に取り組んでまいります。以上でございます。

質問 3番 中家治子

1点目の不登校児童生徒の問題ですけれども、この問題についても何回か質問をさせてもらっているのですけれども、そのときも言いましたけれども、やっぱり早めにキャッチするという、子供の変化を早めにキャッチするということが大事だというところでは、私も教育委員会も共通認識だというふうに思うのですけれども、コロナ禍の状況がいつまで続くかということが全く分からない状況の中で、要因というのはいろいろあるかというふうに思うのですけれども、コロナだけが原因だというふうには思わないのですけれども、明らかにコロナ禍で関連することはあるかなというふうに、私は考えているのですけれども、教育委員会としてはどういうふうに、この微増傾向の状況の要因は考えられているのか、まずお聞きします。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

不登校児童生徒なのですけれども、やはり令和元年度と令和2年度と比べまして、3名増加となっております。要因といたしましては、コロナによる不登校になったという押さえはなくて、やはり家庭環境とか、生活リズムの乱れとか、無気力とか、あとは友人関係とかそういった理由で不登校になっている傾向がありまして、コロナ禍ということでは、教育委員会は、申し訳ございませんけれども、押さえておりません。

質問 3番 中家治子

私も、コロナ禍だけが増えた要因だというふうには思っていないのですけれども、不登校の問題を考えるときに、要はその子供の問題ということだけではなく、教育全体というか、学校教育を取り巻く様々な状況が影響しているのではないのかなというふうに思うのです。コロナで言うと、やはり昨年の臨時休校が2か月ぐらいありました。その中で、教員も学校現場もいろいろな意味で努力をされて、子供に関わってこられたというふうに思うのですけれども、ただやはり夏休み・冬休みを短縮して授業進度を、要するに1年間の修得しなければならない時間数を確保することをせざるを得なかったという──教育委員会が悪いとかそういうことではなくて──そういう状況があったということは事実で、これから先、臨時休校があるかどうかは分かりませんけれども、やっぱり何らかの理由で、そういうことがいろいろな要因で、そういう状況が生まれてこないとも限らない中で、コロナ禍ではないと言いながら、コロナが嫌だから学校に行きたくないというわけではなくて、関わる臨時休校の中で授業速度が速くてついていけない等、全国的な調査の中ではそういうことも出てますし、釧路町でどうかというのはあるけれども、そういう要因、コロナに関わっての要因もやっぱりあったのではないかなというふうには思うのですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。

答弁 教育長 辻川尚志

不登校の要因についてなのですが、先般10月に文科省から令和2年度の不登校等の調査結果が発表になりまして、その中でちょっと注目していたのが、不登校要因のちょっと突出して数値の多かったのが、無気力、不安というところで、小学校においては46.3%、中学校が47.1%という数値でした。これは、令和2年度の調査した段階が、ちょっと前半のほうですので、これはもろにコロナ禍の影響を受けているかというと、ちょっとまだそこまでは分析し切れませんが、これが今年度、令和3年度に調査した結果とどう変わるかと、この項目にちょっと注目してはいるところであります。全くコロナ禍の影響はないというふうには考えておりませんが、それをもとにした様々な家庭環境等、友人との関係あるいは学校行事の縮小等も、いろいろな要因が絡んでの不登校の微増だというふうには考えているところでございます。

質問 3番 中家治子

答弁をお聞きして、結構きめ細かに対応されているなというふうには考えているところですけれども、子供の、我が子もそうなのですけれども、今言っていることの心の奥はどうなのかというのは、計り切れないところがあると思うのです。全然大丈夫と言っていても、本当は大丈夫ではないという状況があったり等ということもあるので、今時点では大丈夫だけれども、潜在的にはそういう状況になるのではないかという、そういう児童生徒もいらっしゃるのではないかなというふうには想像します。だから、そういうところも含めて、やっぱり目配り・気配りみたいなところの体制を学校の中でつくっていくというのは、今、現状の中でとても大変かなというふうに思っているのですけれども、その辺りはどうなのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

教育長、御答弁してますとおり、学校と教育委員会と組織的に取り組んでおりまして、コロナ前とコロナ禍ですか、特に教員のほうがそういった体制が変わったというようなことはありませんので、御理解ください。

質問 3番 中家治子

体制が変わってないけれども、2番のほうにも行きたいと思うのですけれども、業務量については、明らかにコロナ以前とは違った業務が入ってきているということは事実だというふうに思うのです。その大変さから、サポート体制をつくっているというのが現状だというふうに思います。だから、課長がおっしゃっていること、そのものがそうかというところはちょっとはてなマークもあるのですけれども、今、答弁の中にあったように明らかに健康面の配慮ですとか、消毒や、換気等というようなことがあるのですけれども、教室の消毒についてはいつの時間帯に行っているのでしょうか、まずそこを確認します。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

消毒に関しましては、休み時間と朝や帰りに実施しているところでございます。

質問 3番 中家治子

コロナ以前だと休み時間、いろいろ忙しいからというのはあったとしても、子供たちと一緒に過ごしたりという、それなりの余裕とかは多分あったのかもしれないけれども、その時間がやっぱり消毒の時間として使われるということが、致し方ないと言えば致し方ないですけれども、知っている教員の方に聞きましたら、やはり消毒の作業が大変だということは率直におっしゃってました。ただ、消毒の部分で言うと、休み時間にサポートスタッフの方たちが教室に行って消毒をするというような状況になっていればいいですけれども、そうでなければ、教員が担わなければいけないということだと思うのですけれども、その辺りはどうなっているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

基本的にはスクールサポートスタッフが消毒作業等行っているのですけれども、学習支援員という方も配置しておりまして、時間等空いていましたら、指導員等も消毒作業に当たっていただいているような状況ではございます。

質問 3番 中家治子

臨機応変にやっていると、教員の方がやる場合もあるし学習指導員、スクールサポートスタッフがやるというようなことで、それは多分学校ごとに違っているということなのかなというふうに思うのですけれども、そういうことでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

先ほど、私、答弁しましたとおり、基本的にはスクールサポートスタッフです。そして、やはり学校によってやり方が若干違うところもございます。以上でございます。

質問 3番 中家治子

消毒作業を軽減するということで、スクールサポートスタッフが予算化されたということは去年からあるのですけれども、ただ、学校によってやり方が違うということが、学校規模もあるので一概に言えない部分もあるかと思いますけれども、実際は教員がやらなければいけない場面も出てくるということであれば、その辺はすごく、今の時期だけかもしれませんけれども、やっぱりちょっと本来の業務とは違った業務をしなければならないということなのかなというふうに思います。教育委員会として、それぞれの学校でどういう状況になっているかということの把握は、まずはされているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

状況把握なのですけれども、まず基本的には、衛生管理マニュアルに対応して学校でやっていただいているというふうに、私のほうで捉えておりまして、あと、指導主事室のほうで学校の体制のほうを押さえているところでございます。

質問 3番 中家治子

状況を押さえているということなのですけれども、それぞれ学校規模等はあったとしても、それぞれ何かやり方も含めて違っていいのか、状況があるので違っていいとは思うのだけれども、そこの学校のやり方として、教員も含めて、学習指導員も含めて手の空いている人がやるみたいなところがあったり等、それはスクールサポートスタッフの仕事だから一切やりませんというようなところがあったり等という、そういうところについては、そういう現実があっていいのかどうなのか、現状としては、仕方がないからそういう状況にしているのかということも含めてなのですけれども、その辺りどうですか。

答弁 教育部長 藤川幸司

今の件なのですけれども、学校の規模、教員の数、いろいろ違ってきます。その中で学校としても、子供たちのためには、スクールサポートスタッフや学習指導員、教員も協力しながら行っているという状況ですので、理解していただきたいというふうに思います。

質問 3番 中家治子

その学校、それからその担任の先生も含めて、どういう状況がいいのかということについては、きちんとやっぱり学校ごとで違いがあったとしても、考えていただくようにしたほうが、教員への負担がなるべく少なくなるような形で考えていただければなというふうに思います。学校現場の働き方がブラックだというようなことが言われたり等、教員の成り手も含めて減少しているという状況が、やっぱり現実の問題としてあるということは、すごく教員の多忙化が、やっぱり問題になって、今出てきたのが、1年間の変形労働時間制なども含めて、解消も含めて出てきた部分かなというふうに思っているのですけれども、令和3年度については導入しないということなのですけれども、来年度はどうされるのかという、現時点で考えているのであれば、教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

1年単位の変形時間労働制のことだというふうに思いますが、今年度、管内的に実施導入を見送ったという経緯がありまして、まだ正式決定はしてませんが、教育長部会というのが管内にありまして、その中で次年度についての方向性をちょっと協議しまして、導入するにはまだいろいろ越えなければならないものがあるということも含めて、もう一年見送って研究していこうというような方向で進めている状況であるということでございます。

質問 3番 中家治子

私も少し勉強させていただいたのですけれども、かなりちょっと読み込むだけで、道教員の資料を読み込むだけでも結構大変な状況ですし、とても複雑な部分と、これをもし導入したら教員の多忙化を解消するための制度だけれども、教頭先生が大変忙しくなるという、そういう状況も生まれるやに聞いています。何のための多忙化解消かというふうになるので、もう一年見送るということについてはよかったかなというふうに思います。あと、やっぱり多忙化解消に向けて考えるべきは、教員の増員かなという、いろいろ学習指導員等サポーターみたいな形で、実質、人員はそれなりに確保しているというような状況はあるとは思うのですけれども、基本的は教員を増員するということだと思うし、少人数学級をやっぱり実現していく、35人学級が徐々に進んではいきますけれども、中学校も含めて35人学級だったり、教員の増員というところをやることが大事かなというふうに思うのですけれども、この点についての見解というか、所感みたいのをお願いします。

答弁 教育長 辻川尚志

教員の多忙化解消に向けてということなのですけれども、先ほどコロナの関係のいろいろ話をしてまいりましたけれども、それ以前にやはり教員の業務量、これを何とか削減していかなければならないということで、釧路管内の中でも教員の業務量の削減ということで取組をしている最中でございます。その中で浮き彫りになってきているのが、先ほどちょっと話題になりましたが、教頭先生の時数というのが一番突出しているというようなこともありまして、その辺のところを何とか工夫していかないとならないというようなことで、今、何をどう変えていけば、それが解消できるかという議論をしているところであります。また、学校によっては、担任がやらなければならない仕事を、担任がやらなくても大丈夫というような仕事を、他の先生と仕事をシェアしながら、仕事量を減らしていくというような工夫、試みをしている学校もあるということで、その辺のところは、学校それぞれ独自の工夫にもなるのですけれども、そういうようなこんなことできたらということにつきましては、教育委員会もいろいろ耳を傾けながら、協力できるところはしてまいりたいなというふうに考えているところであります。

質問 3番 中家治子

業務量の削減をいかにしていくかというのは、本当にそのとおりだと思うのですけれども、それと併せてやはり教員も含めて増やしていくという方向も大事かなというふうに思っています。教育委員会としては、やっぱり現場の状況をよく把握はされていると思うのですけれども、教員の方のメンタルでお休みをされるとか、休職だけではなくて退職をされるという、そういう方たちも増加しているということも言われています。そういうことへの対策も含めて、教育長は業務量の問題でお話されたけれども、やっぱり人数を増やしていくということで、業務量をシェアしていくということも可能な部分もあると思うのです。そういう状況が釧路町の中にもあるのかないのか、そのメンタルで休職したり退職したりという状況が、まずあるのかないのかというのをちょっと確認したいと思います。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

メンタルで休職した方は、令和2年度と令和3年度は、該当者はおります。中には復職されている方も含んでおります。

質問 3番 中家治子

いらっしゃるという状況、全国的に今お話ししたようなメンタルで休職、退職という方が増えているというのはあるのですけれども、当町においてもそういう状況があるということなので、そういうメンタル面のケアということも、多忙化解消の一つの方策の部分も含めて考えていかなければいけないと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

メンタル面なのですけれども、毎年メンタルヘルスチェックというのを教職員を対象に実施して、内容等、経過等、分析等、行っているところでございます。

質問 3番 中家治子

メンタルチェックをしたその後がとても大事かなというふうに思うのですけれども、そういうのは、管理課の中で何か対応するというような感じになっているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

まず、後のメンタルの形なのですけれども、上司と相談できる方はしていただいたりとか、あと、道教委と公立学校共済組合というもので心の相談事業というのも行っておりまして、それらに対応しているところでございます。

質問 3番 中家治子

道のそういう相談窓口みたいのがあるということだと思うのですけれども、そういうことだけではなくて、町教委としての対応みたいなところについては、そういうところを紹介するということだけなのかどうか伺います。

答弁 教育長 辻川尚志

教職員のメンタルの件でございますけれども、町教委が直接対応するにしても専門家がおりません。下手に対応してしまうと、またちょっと効果が逆になる場合も出てくるかというふうに思いますので、まずは専門的な部分で御紹介するということが一つ、それから、学校の管理職と相談しながら、本人にとってどういう方向がいいのかということを協議をしながら、その方向性について検討しながら、本人に働きかけていくというようなことも数件やってきております。そういう状況だということで御理解頂ければと思います。

質問 3番 中家治子

確かに、本当にメンタルの方たちが復職するまでの過程というのは本当に大変だなというのは、ちょっと私も知っている方がいて、本当に大変だなというのは認識しているところなのですけれども、教育委員会だけではなくて町長部局も含めて、何かそういう産業医の方はいらっしゃるわけだから、そういう方については町長部局だけではなくて、教育委員会も対応していただけるという仕組みにはなっているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)

今、現状での学校職員に対する産業医は配置しておりません。もし出た場合ですと、町長部局のほうでの産業医もおりますので、そちらのほうとちょっと御相談してみようかなと考えておるところでございます。

質問 3番 中家治子

それは、ぜひやっていただきたいというふうに思います。私の認識としては、当然、町長部局もそうですけれども、教育委員会も共通してというふうに思っていたのですけれども、そうではないということであれば、ぜひ教育委員会にも、どういう形態で契約するか分かりませんけれども、ぜひ教育委員会も関わってやっていただけるような仕組みをつくっていただきたいというふうに思います。いずれにしても、不登校の問題も、それから教員の多忙化の問題も、根っこの部分ではやっぱり今の国の教育の体制等、状況等、政策等というところが、突き詰めていくとそこになるのかなというふうに思っています。今回はこれぐらいにしたいと思いますけれども、教員の多忙化の問題については、今後も質疑はしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で終わります。

出典:釧路町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる