釧路町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月2日
「釧路町読書活動推進計画」について
2025年9月2日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が質問し、教育長 辻川尚志、社会教育課長 貴志淳一が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、社会教育課長 貴志淳一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 中家治子
3件目に行きたいと思います。3件目は釧路町読書活動推進計画についてということで、①としては計画の進捗状況は、②として読書の教育的効果をどのように捉えているか、③として推進するに当たっての課題はということで答弁をお願いいたします。
答弁 教育長 辻川尚志
9番、中家議員の釧路町読書活動推進計画についての質問についてお答えいたします。1点目の計画の進捗状況はについてでございますが、令和6年度から5年間を計画期間とする第3次釧路町読書計画推進計画では「住民参加・協働による読書活動(聴取不能)」や「子どもの読書活動の推進」など4つの基本方針を掲げ、ブックスタート事業、学校ブックフェスティバルの支援、公民館図書室やブックステーションの整備、図書まつりやブックシェアリングの実施などに取り組んでおります。次に、2つ目の読書の教育的効果をどのように捉えているかについてでございますが、読書をすることは、考える力、感じる力、表す力などを育てるとともに、豊かな情操を育み、全ての活動の基盤となる価値、教養、感性等を生涯を通じて涵養していく上でも極めて重要であり、教育的効果は高いと認識しております。次に、3点目の推進するに当たっての課題はについてでございますが、ボランティアの確保と育成、家庭での読書習慣の定着、公民館図書室の利便性向上や学校図書館との連携の充実が課題と捉えております。これらの解決に向け、町民との協働を進め、学校・地域と一体となって取り組んでまいります。以上でございます。
質問 9番 中家治子
釧路町読書活動推進計画なのですけれども、令和6年度から第3次の計画がスタートしているという答弁がありました。そもそも、こういう計画を立てるに至った経過というのでしょうかね、それを確認したいと思います。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
釧路町読書活動推進計画、釧路町子どもの読書活動推進計画でありますけれども、平成13年に施行されました子どもの読書活動推進に関わる法律に基づきまして各市町村で子どもの読書活動の推進計画が求められております。当町におきましては、子どもの読書活動を中心としたものではありますけれども、読書活動全体を包含した計画ということで策定してございます。
質問 9番 中家治子
今は第3次なのですけれども、第2次と第3次の計画を見たところ、計画自体が大きく変化しているというようなところがあればお答え願います。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
基本的には第2次からの踏襲で継続した形で第3次計画を策定してございます。
質問 9番 中家治子
今、紙ベースも含めてですけれども、子どもの読書をする割合というのが本当に低くなっているというふうに言われているのですけれども、釧路町において小中学生の読書率がどうなっているか、教えてください。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
毎年12月頃、学校で実施しております標準学力調査で質問紙というものを取っておりまして、その回答に基づきお答え申し上げます。小中の平均で申し上げます。令和2年度64%、令和3年が60.6%、令和4年57.4%、令和5年53.2%、令和6年47.4%であります。
質問 9番 中家治子
年々読書率は下がってきているという状況は全国的にも見られますけれども、釧路町においても同じような傾向にあるということが分かると思います。②③については一体で質疑させていただいてよろしいでしょうか。
質問 9番 中家治子
答弁にもあったように読書をすることの有用性ということではいろいろ言われているのですけれども、読書をする効果として教育長の答弁以外にも例えばストレスを軽減するだとかコミュニケーション能力の向上だとか自己表現も含めて新しい知識を得るというのは私は学びの基本だと思うし、喜びだというふうに私自身は思っているのですけれども、そういうことが感じられるのが読書かなというふうに思います。そういう意味でいくと実際の学校の教育の中で読書というのはどういうふうに位置づけられて実践されているのかというのを教えてください。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
学校におきましては学校図書館が整備されておりまして学校図書館での蔵書ですとかを中心として授業での活用ですとかいわゆる朝読書といったような取組ですとか学校全体で読書活動の推進というところに取り組んでいただいているところでございます。
質問 9番 中家治子
小学生については例えば調べ学習だとかというようなことも含めて学校図書館についての活用はする機会というのは多いというふうに思うのですけれども、学年が進むにつれて、例えば中学校になると、クラスで調べ学習、そういう授業をするのではなく個々にどうするかというところになってくるのかなと思うのですけれども、学校図書館の利用が中学生になるとぐんと低くなるということも言われているのですけれども、状況はどういうふうになっているでしょうか。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
中学校につきましても学校図書館を整備しておりまして、僕も学校にお邪魔した際には図書館の様子も拝見させていただいておりまして、中学校においては工夫されてかなり小学校とは違った形でお薦め本の紹介ですとかそういった形で中学校ならではの活用というところを図っていただいているところでございます。授業に関してはもしかするともうちょっと専門的なところでの活用といったところが小学校に比べては大きいかもしれないです。
質問 9番 中家治子
いずれにしても今のお答えですと中学校でも学校図書館の利用はされているということだというふうに思いますが、実は文部科学省がずっと子どもの読書推進活動に関する調査ですとか様々な実践例も含めて提供したりしているのですけれども、令和6年度については、子供の読書活動の推進等に関する調査研究ということで電子図書館・電子書籍と子供の読書活動推進に関する実態調査というのを6年度に行いました。これは、例えば公立学校への電子書籍のサービスの導入状況ですとか、公立図書館、ここでは図書室になりますけれども、そういうところへの電子書籍サービスの導入ですとか活用の課題だとかというようなことで今年の1月から2月にかけて調べているのですけれども、その中で、東京の千代田区の教育委員会が区内小学校全校へ電子書籍サービスを導入し、読書機会の創出をしているという事例が出ていました。今、教育のDXということで、タブレットを使っての様々な授業、教科書そのものもタブレットの教科書を使うというような機会も増えているということなので流れ的にはそういう調査・研究もあるのかなというふうに思うのですけれども、読書をすることによって脳が活性化するという研究内容があってそういう効果があるのだというようなことと、読書の冊数と時間と学力の関係を研究している方もいらっしゃるのですけれども、その中でたくさんの本を読んでいる子どもたちが学力でいえば上位になるというような結果が出ているのですけれども、紙ベースにしても電子書籍にしても読書をするというそういう行為自体がなかなかできなくなっている子どもたちが増えているということは大変危惧するのですけれども、こういうあたりの対策・対応をしていかないとますます読書離れというのは進んでいくのかなというふうに思うのですけれども、その点についてはいかがですか。
答弁 社会教育課長 貴志淳一
子どもの頃の読書活動の有効性といったところにつきましては議員の今おっしゃられたとおりでありまして、国の国立青少年教育振興機構が令和3年に発表した調査結果によりますと子どもの頃の読書量が多い人はそうでない人よりも意識ですとか非認知能力が高いというような傾向が出ているというところも示されております。また、読書経験、読書量が多い傾向にあるものとしては興味・関心に合わせた読書経験が多い場合といったところが非常に子どもの頃の読書量が多い傾向にあるというふうに報告されております。学校図書館は、今、増床の充実をしていただいておりますけれども、学校図書館においてたくさんの本の中から自分の興味・関心に応じて図書を選んで自分の興味・関心で本を読んでいただくですとか、あと今ブックフェスティバルというものも学校と連携してやっておりまして、体育館に別保小学校であれば1,000冊ぐらいの本の表紙を並べてその中で自分のぴんとくるような本を見つけていただいて実際に読書の楽しみというものを感じていただくような取組をしておりまして、あらゆる方法を通じて子どもの読書活動の推進というところを深めてまいりたいと思います。
質問 9番 中家治子
今、デジタル時代なので紙ベースにしても電子ベースにしてもしっかりと読書をしていくということがとても大事かなというふうに思っています。この項では推進するに当たっての課題を教育長としてどういうふうに捉えていてそれを解決していくためにどうしていくのかというあたりについて最後にお聞きしたいというふうに思います。
答弁 教育長 辻川尚志
読書活動について、紙ベース、それからデジタル図書の関係等についても問われているかというふうに思います。まず、学校教育の中で話をしますと、今、デジタル教科書なども進められているということがありますけれども、当分の間は紙ベースの教科書は消えないだろうというふうに私自身は理解しているところであります。ただ、社会的な流れでいくとデジタル化というのは非常に止められない状況ではあるのかなというふうにも思っていますので子どもたちにとってそれをなしにするということにもならないなと思います。これからの長い人生を生きる中では使っていかなければならないものだというふうにも認識しているところであります。いろいろな検証をされているところがあるのですけれども、調べた中で注目したのに4歳から6歳の児童に紙とデジタルでそれぞれ理解度を検証したというものがあったのですけれども、理解度については差異がなかったということなのですね。また、別の検証では、読みを深める、深く読み取るという部分については紙ベースのほうが優位であるというような検証も報告されているところであります。そういう意味を考えますと紙ベースというのは今の時代ではまだ外せない部分であるのかなということで、幼少期、それから小学校の時期については紙ベースを大事に読み込んでいくということが大事なのかなというふうに思っているところであります。それと併せて、中学校以上、専門的な部分についてはいろいろなネットで調べたりだとか電子の書籍を使って調べるというようなことの場面も出てくると思いますけれども、そういう中でバランスの取れた読書活動というのをこれから考えていかなくてはならないところなのかなと思っていますのでその辺については引き続き検証を進めてまいりたいというふうに考えています。