釧路町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月2日
コロナ禍における学校運営について
2020年9月2日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「コロナ禍における学校運営について」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁、教育部長 藤川幸司が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁、教育部長 藤川幸司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 中家治子
3番、中家です。コロナ禍の中で、釧路町が行っている様々な分野での事業について、前議会からの引き続いての内容も含めて質問していきたいと思います。まず1件目は、コロナ禍における学校運営についてです。1つ目として、通常登校開始から夏休みまでの学習の進度と児童生徒の様子についてはどうだったのかということと、2点目は、学校における新しい生活様式の実践での現状と課題は、3つ目として、児童生徒への精神的ケアの現状と課題は、4つ目として、教職員へのPCR検査実施の考えは、ということでまず御答弁お願いします。
答弁 教育長 辻川尚志
3番、中家議員の、コロナ禍における学校運営についての御質問の中の1問目、通常登校開始から夏休みまでの学習の進度と児童生徒の様子は、との御質問でございますが、通常登校開始から夏休みまでの学習の進度につきましては、行事等の入替えにより単純に比較はできませんが、例年の1学期終了時より若干進度が遅れている状況にあると把握しております。児童生徒の様子につきましては、大きな行事等が中止や延期になったことから、目標や楽しみを持てていない状況が心配されましたが、各学校では安全面に配慮しながら活動を工夫しており、学校生活のリズムを取り戻しつつ元気に登校していることを確認しております。次に2問目の、学校における新しい生活様式の実戦での現状と課題は、との御質問でございますが、各小中学校におきましては、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式に基づいた学校運営を進めていただいております。具体的な感染症対策としましては、マスクの着用や丁寧な手洗いの習慣化など、児童生徒への指導と毎日の健康状況の把握、こまめな換気、学校施設の清掃や消毒などを実施しております。また、感染リスクの高い活動の実施時期の変更や、行事の精選等、教育課程の工夫に取り組んでいるところであります。課題といたしましては、感染症対策に関する児童生徒への指導や、消毒作業等、衛生管理に関する負担が考えられます。次に3問目の、児童生徒への精神的ケアの現状と課題は、との御質問でございますが、学校再開に当たり、一部児童生徒の登校渋りや家庭内でのトラブルなどが見受けられましたが、特に中学3年生につきましては、進学についての不安を感じる生徒がいることを確認しております。これらの児童生徒への精神的ケアにつきましては、状況を的確に把握することが必要であることから、学級担任だけでなく養護教諭や管理職を含め、組織的に観察を行うとともに、一人一人に応じた教育相談を実施しております。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる教育相談体制を強化し、関係機関との連携を密に取り組んでおります。課題といたしましては、今後もストレスを感じる生活が続くことが予想されることから、児童生徒の小さなサインを見逃さないように、よりきめ細やかな状況の把握や組織的な早期発見、早期対応を継続していくことが重要であると考えております。次に4問目の、教職員へのPCR検査実施の考えは、との御質問でございますが、行政検査として実施するPCR検査につきましては、国の通知に基づき、北海道が実施することとなっており、対象者は北海道または医師が判断することとなっております。したがいまして、現時点におきましては教職員という理由でのPCR検査は対象とならないものと想定しております。以上でございます。
質問 3番 中家治子
それでは、1点目から質問をしていきたいと思うのですけれども、6月から始まった通常登校ですけれども、今年は行事も含めて、通常の年とは違うということははっきりしていることだと思いますけれども、答弁にありました、例年の1学期終了時よりも若干進度が遅れている状況にあるということなのですけれども、これは具体的に、いろいろな教科がありますけれども、全般的な部分としてどのくらい遅れているのかというのが分かれば教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
主に遅れているのは総合の時間の授業が遅れております。そのほかのものについては、時数は例年どおり確保されておりますが、大体トータルで15時間程度減少しているというところでございます。
質問 3番 中家治子
教科でいうと総合の時間については遅れが見られるけれども、その他の教科については大きく遅れているという状況ではないという答弁だったかというふうには思うのですけれども、例えば、学年によっても違うと思うのです。小学校1年生、学校に上がるということで希望いっぱいに親御さんも含めて入学式を迎えたいというふうに思っていたのですけれども、実際、入学式はあったと思うのですけれども、登校何日目に臨時休業に入ったのか、その日にちをまず確認したいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
1年生につきましては、10日間学校に来て、4月の17日まで登校しております。4月の20日からが臨時休校となっております。
質問 3番 中家治子
10日間ということでいうと、学校に慣れ、それから担任の先生にも慣れ、授業にも慣れるという、そういう期間が十分に取れないまま休校に入らざるを得なかったという状況だというふうに思いますし、中学1年生も同じような状況だったのではないかというふうに思います。コロナ禍の中では致し方なかったことなのかもしれませんけれども、そういう状況を、今答弁にもあったように、心配されるような状況を乗り越えてと言いますか、通常の授業進度、それから授業の状況に戻りつつあるというふうに、それは確認させてもらっていいのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
現在、1年生も元気に登校して学習しております。
質問 3番 中家治子
1年生だけではなくてそれぞれの学年が進級するという、4月はそういう時期でもあったというふうに思うのですけれども、そういうコロナ禍の中でのこういう状況について教育委員会も多分大変だったと思いますけれども、やっぱり子供自身が一番大変だったかなというふうには思うのですけれども、そういう意味でいきますと授業の内容などや進度などが遅れた分、いわゆる詰め込みみたいなような形で、夏休みは短縮しましたけれども、詰め込みみたいなような授業にならざるを得ない状況もあったのかなというふうには察するのですけれども、そういう状況はなかったかどうか確認したいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
学校再開直後は、やはり学校現場も、かなり時数が削られたということで非常に焦った状況がありまして、行事もできないということから授業を中心に進んでいた状況がありました。ただ、学校の教務係を中心に時数を再計算したりしながら、あるいは夏休みを何日削る等、冬休みを何日削るというようなことで、具体的に対策を取った中で時数的に何とかなりそうだというような状況で、その後は焦って進めるような状況は徐々になくなってきているというふうに聞いております。
質問 3番 中家治子
通常だと6時間授業が7時間授業になったり等という現実があったというふうなことは聞いておりますけれども、例年どおりのほぼそういう状態に戻ったということは、夏休み期間を短縮した中でなし得たことなのかなというふうに思っています。今、教育長も答弁あったように、6月の質問のときにも授業の進度どうするのだという質問に対して、夏休みや冬休みを短縮して、授業時間数については整えていくというような答弁だったというふうに思うのですけれども、今戻りつつあるという状況の中では、あえて冬休みも短縮するということが、これからコロナの感染の状況がどうなるかというのは全く不透明ではありますけれども、このままの状況で進めば冬休みも短縮しなければならないという状況になるのかならないのかという、現時点での判断はなかなか難しいかとは思いますけれども、一定の見通しは持っておられると思うのでそこをちょっとお聞かせください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
長期休業、冬休みの日程についても校長会と協議を進めております。授業については遅れが取り戻しつつある状況ではございますけれども、行事等、今後2学期に振り替えて実施していくということもあって、決して時数が余裕があるという状況ではございません。また、冬につきましては、インフルエンザ、悪天候等の臨時休業も見込まれるという点から、現在は冬休みについても短縮の方向で検討している状況でございます。
質問 3番 中家治子
いろいろと様相があって、短縮せざるを得ない状況も出てくるかとは思うのですけれども、行事等不測の災害みたいなところはもちろんあったとしても、現時点でいくと例えば冬休みは何日間短縮するというふうに考えていらっしゃるのか。様々な状況があったとしても、今の授業時間数等進度の関係を勘案して、本当に想定した短縮が必要なのかどうなのかということも含めて、見通しをお聞かせください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
冬休みにつきましては、12月29日から1月11日までを現在のところ予定しております。授業日を6日確保ということで、当初予定が22日だったところを、12月29日から1月11日までということにしますので、すみません、終わりが、短縮日数ですね、6日間短縮ということにします。
質問 3番 中家治子
いつからいつまでということも含めて、短縮の日程もお答えいただきたかったのですけれども、6日間を短縮する、現在のところでは予定でいるということなのですけれども、先ほど校長会などとも協議するということも言われていたので、冬休みまでの間に、様々な、コロナも含めての不測の事態が起こらないという可能性はないですけれども、先ほども言いましたように、このままの推移でいくと、6日間本当に短縮する必要があるのかどうかということを含めて、やはりきちんと現場の校長先生だけではなく現場の教員の方々も含めて、きちんと協議をしていっていただきたいなというふうに思っています。夏休みが短縮された中で、やっぱり子供たちの声というのはあっという間に終わってしまったということ等、いつもと違うというのは子供たちも認識はしていますけれども、何のために休み期間があるのかということを考えれば、今年は特別だと言えばそれまでですけれども、やっぱり子供から見た中での設定も含めて考えていただきたいというふうに思うのですけれども、冬休みの短縮期間の短縮等の検討については余地があるのかどうかということを確認したいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
今の冬休みの期間の関係なのですけれども、実は夏休みの期間をどうするかということの協議をしたときに、併せて冬休みの日数についても決めてしまいたいというのが学校運営を任されるという校長先生方の意見でありまして、トータル、年間でどのくらい登校日数が取れて学習時間がどのくらい確保できるかということに見通しを持たないと、行事等の変更等、それから何を中止して何を持っていくなど、例えば運動会を中止にしたのだけれども、それに替わるような代替の行事等どうするかと、トータルに考えていく上で、冬休みのほうの日数も確定した上で進めていきたいというような学校の声でありましたので、それを勘案しましてあらかじめ冬休みの日数も決めさせていただいという状況であります。
質問 3番 中家治子
6日間短縮するというのはもう決まっていることだから変更ができませんというお答えなのかというふうに思いますけれども、やっぱりこういう災害、コロナも含めて災害というふうに考えたときに、授業時数を確保ということが先にありきではなくて、やはり子供たちの状態を含めて、総合的に勘案する、もちろんそういうふうに考えられているというふうに思いますけれども、そういう視点がとても大事だというふうに思いますので、6日間に固執することなく状況を見て、様々な観点から検討いただきたいというふうに思うのですけれども、この点についていかがでしょうか。
答弁 教育長 辻川尚志
その辺の時数の確保のところにつきましても、非常に学校現場としては時数が少なくなっているという危機感がありまして、夏休み、冬休みの期間をどのくらいにするということを決定した中で、ある程度安心感を持って学校運営ができるという状況になりました。その中で、何日削るかという部分につきましては、削ってたくさん時数があればあるほど安心できるのですけれども、それだと非常に子供たちの疲労感も消えないだろうということで、ぎりぎりの線で計算した上で設定してきたという経緯がありますので、御理解いただきたいと思います。
質問 3番 中家治子
繰り返しになりますけれども、教育長も言われたように、やっぱり学習の中心は子供だし、子供たちの学習権を守るという意味では時数も大事なことだというふうに思いますけれども、受ける子供たちの状況を度外視、度外視はしていないと思いますけれども、そういうところも含めて検討いただきたいということは言っておきたいと思います。次、2番目の、学校における新しい生活様式の実践の現状と課題ですけれども、6月の議会でもやり取りをさせていただきましたけれども、なかなか今の1クラスのスペースでソーシャルディスタンス、最低でも1メートル以上空けようということは困難だというのは誰が見ても明らかだというように思うのですけれども、そういう状況の中で、先生方も含めて様々な工夫などをされていると思うのですけれども、どのようなことをされているのかまずお聞きしたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
1クラスの大人数になるクラスにつきましては、クラスを2つに分けまして、分散で授業をしているという学校がございます。ICTの機器、小学校については入っておりまして、そのICT機器を活用して一斉授業の風景を隣のクラスのほうで拡大表示して、そちらのほうにもう1人先生がついてTTの形で授業をするようなことが教科によっては行われております。あと、そのほかの行事につきましても、そのように可能な限り間隔を空ける工夫をそれぞれ取っていただいております。
質問 3番 中家治子
授業の工夫としてICT活用しているということではありますけれども、昨日の一般質問での教育長の答弁の中で、ICTの様々な機器が万能ではないという趣旨の、その後続きますけれども、発言をされたときに、私もそうだというふうに思いますし、一つのツールとして利活用していくということは、これからの中では求められるし大事なことだというふうに思いますけれども、そこが目的ではないというふうに私は思っています。やはり、学力をつけていく等教育がそもそもどういうことなのかという根本の問題を考えたときに、様々なツールだけに頼って子供の全面的な発達、学習も含めてしていくのかどうかというところについては、甚だ私は疑問を持っているところではありますけれども、例えば、教科によって分散授業だけではなくて、教科によって少人数の集団で何か工夫してやられているというような趣旨の答弁がありましたけれども、具体的にはどのようなことをやられているのか教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
基本的には、先ほど説明したような形での対応が多くございます。図工の時間の作品を見せ合うときに、密になる関係がありますので、そういうときには教室を分けて少人数での実施等、やはりクラスを分けて少人数で様々なことを実施して距離を空けていくということが基本的な対策となっております。
質問 3番 中家治子
例えば今現在の給食時間の様子等、例えば部活動などはどうされているのかということについてお聞きしたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
給食につきましては、前を向いて会話をしない状態での食事ということを指導しておりますので、過去の給食の時間とはそういった意味ではかなり静かな中での給食というふうに変わっております。ただ、残量が変わっているというような変化は見られておりませんので、皆さんしっかり食事は取っていただいていると考えております。部活動につきましては、競技によっては練習内容を一部変更しまして、接触プレーは避けるようにというような指導等、そういったところで対策を取っております。
質問 3番 中家治子
給食も大事な教育活動の一つだというふうに私は思っているのですけれども、現状致し方ないのかなという感想を持ちますけれども、もう少し、例えばコロナ禍であってもお話ししなくても楽しく給食が食べられるというような工夫があってもいいのかなというふうに思いますけれども、そこまで先生方に求めるのも大変なことなので、状況については分かりました。そして、課題についてなのですけれども、感染症対策に関して児童生徒への指導、それから消毒作業等の衛生管理に関する負担があるというふうにお答えいただいたのですけれども、具体的に児童生徒から今のコロナ禍の中で感染症への心配も含めてだと思うのですけれども、そういう声というのは上がっているのでしょうか。まずそこからお聞きします。
答弁 教育長 辻川尚志
児童生徒の状況ですけれども、再開当初はやはり不安を持っている子供がいて、ちょっと登校を渋ったりなどそういう児童がいたのですけれども、今現在はそういう不安を抱えてはいるのでしょうけれども登校してきている状況にあるというふうに伺っております。あと、先ほどの、給食時間にしゃべらないなど、いろいろ感染予防のためにいろいろルールをつくってやっておりますけれども、各先生方、例えば給食配膳時も先生方が配膳したりなどということで工夫をしながら、楽しい時間になるかどうかは分かりませんけれども、給食を今までと近い状況で食べられるようなそれぞれの担任の工夫等もしているというふうに伺っております。
質問 3番 中家治子
消毒作業等ですけれども、お聞きしたところによると、道からそういう消毒作業も含めての人員配置があるやに聞いているのですけれども、それは具体的にいつ頃からそういうことができるようになるのかということで、情報があれば教えていただきたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
現在、このような感染症対策の学校の先生方の負担軽減等を目的に、スクール・サポート・スタッフ、学習指導員を配置する事業が北海道のほうで進めております。当町でも希望申請をいたしまして、現在進めております。ちょうど作業中な部分もございますが、既に配置になった学校がございまして、8月31日から配置になっている学校もあります。まだ配置が決定していない学校もございますが、現在のところそのような状況でございます。
質問 3番 中家治子
スクール・サポート・スタッフの方は、各学校に何人という配分になるのでしょうか、それとも児童生徒数の割合で人数が配分されるのかというのを確認したいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
基本的な考え方は、各学校1人ということなのですけれども、ここについては学校の希望をまず上げるということで、そこについては、多少増える部分については認めていただいております。釧路町では、富原小学校で2人申請が出ておりまして、そのうち、2人分のうちお1人は今日から勤務されております。
質問 3番 中家治子
学校規模によって必要とする、それから消毒作業も含めてしなければならない箇所数も多くなるということなので、人員配置については道の所管ではありますけれども、必要に応じて町もスタッフを派遣する等の対策をぜひしていただきたいというふうに思うのですけれども、そういう考え方について教育長の見解を伺いたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
町独自でそういうスクール・サポーターを、という配置ということについては今のところ考えは持ち合わせてはおりませんけれども、今その道のほうから来ているものを十分有効に使いながら、少しでも学校の負担を軽減していきたいというふうに考えております。
質問 3番 中家治子
どうか予算は出すので、町としてはいろいろな意味で、要望も含めて、要望はいいのでしょうけれども口を出せないという状況なのかもしれませんけれども、例えば国から来ているコロナの交付金等でそういうメニューがあるのであれば、そういうものも活用しながら不足のところについては補っていくというような考え方は必要かというふうに思いますので、柔軟に対応していただきたいというふうに思います。続いて、子供たちの精神的なケアの現状と課題についてでありますけれども、再開時には一部の生徒に登校渋りや家庭内でのトラブルが見受けられたということなのですけれども、差し支えない範囲で具体的なことがお話できるのであれば聞かせていただきたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
6月以降で精神的なケアが必要になった子供について増加しているかということでございますが、明らかにこのコロナ禍が影響で精神的ケアが必要になった児童生徒は、教育委員会の我々の見立てでは現在のところ10名程度と見ております。このうち、コロナ禍の影響で不登校傾向にあるのが4名。これは小学生にも見られるようになりまして、母子分離不安、お母さんと離れたくないという、そういった訴えのお子様が含まれております。あと、医療機関の受診をされている方など、原因不明の震えを訴えているお子様、あと、家庭内の中での出来事なのですが、虐待傾向が見られたという家庭が1件ございます。
質問 3番 中家治子
例えば、虐待等については、全国的にもそういう状況があるということについては新聞などにも出ておりますけれども、釧路町の中でも残念ながらコロナ禍の中ではそういう状況が起きてしまっているという状況だと思います。6月のときにもお話しさせていただいたのですけれども、答弁の中にもありますけれども、今現れていなくてもこれから先何らかの形でそういう状況が現れてくる、子供が不安定になるとかいう状況は考えられると思うのですよね。実は、私たち共産党のところに寄せられた声の中で、町民の皆さんに向けてコロナに対するアンケートを取って、途中経過ではありますけれども集約した結果、やっぱり休校時に生活習慣が乱れたというお子さんが、というか御家庭が11.3%あったということと、精神的にお子さんが不安定になったという状況が5.45%あったという結果が出ています。あくまでも途中経過でもありますし、絶対数との関係で言えばそういう傾向にあるという捉え方ではありますけれども、この数は、私は一定、ちょっと多いのかというふうには思っているのですけれども、今この数字を聞いた中での所管課の感想なりはどうなっているのかお聞きしたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
先ほど、中家議員からお示しいただきましたアンケ―トの結果の数値ですが、決して少なくない数値と捉えております。
質問 3番 中家治子
その思いを私も同じくしております。先ほどの精神的ケアの問題での教育長の答弁の中にもありましたけれども、本当に小さなサインを見逃さない対応というのが求められていると思うのですけれども、例えばスクールカウンセラーについては、釧路町では正職の方1名いらっしゃいますし、スクールカウンセラーについては、広域の中で配置をされているというふうに認識をしているのですけれども、そういうことでよろしかったかどうか、まず確認したいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
スクールカウンセラーにつきましては、道からの派遣ということでございます。
質問 3番 中家治子
身分的には道からの派遣ということではありますけれども、活動エリアとしては釧路町だけということではないというふうに承知しているのですけれども、エリアとしてはどの程度、釧路管内なのか、近隣の釧路市等含めてということになるのか、根室管内も含めてということになるのか、そのあたりをもう一度確認したいと思います。スクールカウンセラーについてです。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
今年度ですね、学校に従事していただいておりますスクールカウンセラーにつきましては、当町だけの学校に勤務してございます。
質問 3番 中家治子
そうしますと、スクールソーシャルワーカーの方との連携、学校等、教育委員会も含めて連携して、いろいろな取組ができるということだと思うのですけれども、具体的に、例えば事例が発生した場合にどのように動くかというのは、知っているようで知らない部分があるのですけれども、そういう経過なり含めて取り組んでいる中身をちょっと紹介していただきたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず、心配なお子さんの情報が、先生もしくは学校の管理職等から寄せられた場合なのですけれども、学校内での協議につきましては、現在はスクールソーシャルワーカーも入った状態で、学校の養護の先生等と協議をする場面があります。その中で今後の方向性を定めまして、それぞれの関係する機関への相談等、そういったほうへつないでいくということになります。主な流れはそのような形となっております。
質問 3番 中家治子
ケース会議の開催頻度というのはどうふうになっていますでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
大変申し訳ございません。今年度のケース会議の件数等については押さえておりませんが、スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの相談件数は、着実に増えてございまして、スクールソーシャルワーカーの昨年度の相談件数については162件となっております。このうち、状況によってケース会議に持っていくというケースが数件ございます。
質問 3番 中家治子
スクールソーシャルワーカー等が関わる、相談だけで終わる部分も含めて162件ということだというふうに思いますけれども、増加傾向にあるということで言えば大変心配されることですし、またこのコロナ禍の中で全国的に見れば新聞等の報道でも、不登校や虐待なども含めて増加傾向にあるということが言われている中で、現在1名のスクールソーシャルワーカーですけれども、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの役割分担も含めて、現在の人員で十分なのかどうかというその認識を伺いたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
現在確かに相談件数も増えてございまして、すごくソーシャルワーカーの負担も増えている現状にはございます。しかしながら、今年度から正職員として配置されておりまして、教育委員会内部の指導室長と、場合によっては私も入って、チームでもって対応を、そこはさせていただいておりますので、SSWだけ過度な負担にならないようには今現在注意しているところでございます。チームとして今後も対応してまいりたいと考えております。
質問 3番 中家治子
増加傾向にあるということへの対応なので、今現在はそのチームで対応ができているという状況だというふうに思いますけれども、これからの動向というのですか、増えなければいいというのはもちろんありますけれども、増えていく可能性があるということは、このコロナ禍の中でも十分考えられることですので、対応それから体制含めて、ぜひ考えていただきたいというふうに思うのですけれども、これに対しては、教育長どうでしょうか。
答弁 教育長 辻川尚志
議員おっしゃいますように、いろいろコロナの関係もあって、子供たちの不安定状況というのは増加傾向にあるということはつかんでいる状況であります。その悩みが全てソーシャルワーカーのほうに行くということではなくて、私自身も考え方の一つとして、子供と対面しているのはまず先生方であるということでありますので、学校もそういう子供たちの不安定除去については組織的に取り組んでいる状況がありますので、まず学校のほうの取組、それとそれに関わっての行政側の関わりということで、それぞれ役割分担しながら負担軽減していければいいかなというふうに考えております。
質問 3番 中家治子
こういう精神的なケアの問題でいうと、養護教諭の方の関わりも随分大きいものがあるというふうに思うのですけれども、例えば不登校のお子さんが保健室登校等の形で今現在、学校に来られているという事例は釧路町の中ではあるのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
そのような現状がございます。
質問 3番 中家治子
家から出て教室には行けないけれども、保健室では何とか過ごせるということは、不登校を改善というか、登校できるようにして通常の形にしていく上では大事なステップだというふうに私自身も思っていますけれども、例えば今回このコロナ禍の中で保健室の状況がどういうふうに変わったのかということについて教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
コロナ禍の関係で、保健室の状況が特に前と大きく変わったという情報については、入ってきておりません。
質問 3番 中家治子
釧路町ではないのですけれども、知っている養護の先生にお話ししますと、消毒の作業等、通常の業務プラス、それは教員の方も同じだと思うのですけれども、そういう業務が増えて、なかなか本来業務の部分について、できないというか、そういうような声も聞いているのですけれども、釧路町においてはそういうことについてどうなっているのかをちょっとお聞きします。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
養護の先生の負担については、明らかに負担が増えております。校内の消毒作業等のある意味先頭に立って対策を担っていただいている職種として我々は認識しております。
質問 3番 中家治子
そうしたら保健室を不在にするというような状況も、結構見られるということが想像されるのですけれども、そういうことは現実の問題として起こっているのかどうか確認します。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
通常業務が特に変わったということではございません。消毒作業等、コロナの関係での消毒の体制、そういった準備等、そういったものを実施していただいている養護の先生が多いということになります。消毒作業については今、勤務が終了して子供がいなくなってから進めている学校がほとんどですので、そういった意味で授業時間に何か特に養護の先生が不在になるとか、そういった状況になっているということではございません。
質問 3番 中家治子
そういう状況であれば、少しは安心はいたします。繰り返しになりますけれども、今の状況下の中で、子供たちの状況をしっかり捉えて、小さな変化を見逃さず早期に対応するということをしっかりやっていただきたいなというふうに思います。次、4番目です。教職員のPCR検査の実施についてですけれども、答えとしては、こういう答えになるかなと想像はしていたのですけれども、一つ伺いたいのは、教職員というのは子供たち、人と密に接することも含めて、仕事柄そういう専門職であるというふうに思うのですけれども、専門職でPCR検査は必要ではないかというふうにいろいろな専門家の方々も言われたりはしているのですけれども、教育委員会として、検査の対象にはならないけれども、PCR検査の必要性についての認識はあるかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 教育部長 藤川幸司
このPCR検査なのですけれども、要は地域の発生状況、その辺をまずは考慮しなければならないということと、専門的な見地からの保健所、医療機関などの判断によって、場合によっては必要に応じてはやらなければならないという判断がされた場合は、しかるべき措置は教育委員会とも考えていかなければならないというふうには考えています。
質問 3番 中家治子
専門職といえば教員だけではなく、町長部局も含めて保育士さん等、保健師さん等、いろいろいらっしゃるのですけれども、この項の最後で、町長にその専門職でのPCR検査の必要性についてどのように考えるかという見解をお聞きしたいと思います。
質問 3番 中家治子
教員も含めて。
質問 3番 中家治子
町長も含めての答弁要求はしていました。
答弁 教育長 辻川尚志
教員を含む専門職ということでありますけれども、先ほど部長のほうから答弁ありましたように、感染状況等の地域の状況に合わせて、必要があったときに考えていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 3番 中家治子
ちょっと町長にお答えいただけなかったのは残念ですけれども、この項の最後に、休業期間中の子供たちの状況等、率直に学校運営に関していろいろな御意見をアンケートの中で頂いているので、ちょっと御紹介したいと思います。長期休み、これは夏休みとか冬休みだと思うのですけれども、長期休みが短縮になって心配であると。子供がぜんそくなので感染しないか心配である。登校拒否があり、カリキュラムに追われるあまり、無理しないで進めていってほしい。自粛期間中、子供と外で遊べず、子供もストレスがたまっていた。少人数学級の実現が最も急を要すること。教員を増やし、授業だけでなく様々なケアが行き届くようにすることが必要ではないか。3密、今の学級人数ではできない、この機会に30人以下学級にしてほしい。一部ですけれども、こういう声も頂いています。本当にコロナ禍の中での学校運営、大変難しい部分も、厳しい部分もあるかというふうに思いますけれども、一番はやっぱり、子供たちがきちんと学習できて成長できるという学校教育ではないかというふうに思っているので、万全の体制で臨んでいただきたいというふうに思います。