釧路町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月4日
登下校時の子どもの負担について
2019年9月4日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「登下校時の子どもの負担について」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁、教育部長 佐々木俊司が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁、教育部長 佐々木俊司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中田磨
1番、中田です。今定例会には3件の一般質問を提出しておりますので、順次質問を行います。1件目ですけれども、登下校時の子供の負担についてということで、1つ目に通学時の荷物が重いことへの対応ということです。一般的に言えば、小学校であればランドセル、中学生で言えばリュックが今主流かなと思いますけれども、学業に係る毎日のこうした負担の問題について伺います。2点目に、そうした毎日の通学・下校の関係で、子供の健康被害についての懸念がないのか、伺います。3点目として、今後の課題と対策について、それぞれ答弁を求めます。
答弁 教育長 辻川尚志
1番、中田議員の登下校時の子供の負担についての御質問の中の1問目、通学時の荷物が重いことへの対応についてでございますが、通学時の荷物が重いことへの対応につきましては、町内全ての小中学校において、授業で用いるワーク教材など、一部の学習用具を学校に置く取り組みをし、通学時の負担軽減を図っております。次に、2問目の子供の健康被害の懸念はという点についてでございますが、児童生徒の携行品について、授業で用いる教科書やその他教材、学用品や体育用品等が過重になることで、歩行時の姿勢のバランスの崩れや肩こり、腰痛など、身体の健やかな発達に影響が生じかねないことの懸念があることは教育委員会としても承知しており、各学校とこれらの負担について共通理解を図っております。3問目の課題と対策はについてでございますけれども、学習用具の持ち運びへの配慮につきましては、各学校におきまして、従来からさまざまな取り組みを行っていただいており、改善が見られているところでありますが、家庭学習に支障がないよう持ち帰りの学習用具の指導や、学校内の保管場所の確保などに課題がある学校も見受けられます。これらの点につきましては、北海道教育委員会からも効果的な事例について周知いただいているところであり、町教育委員会としましても校長会等と連携を図り、各学校での子供の実態を踏まえた適切な対応が行われるよう、今後とも支援してまいります。私のほうからは以上でございます。
質問 1番 中田磨
まず、1点目の関係なのですけれども、これ私だけではなく、議会での質疑もありましたし、その前で言えば模擬議会等でも中学生自身から課題として提起がされているということもあります。全国的な傾向というだけではなくて、町内でも具体的な事例があるという前提で質疑を重ねてきたところではあるのですけれども、具体的に前は10キロぐらいにもなるというような答弁も実際あったのですけれども、きょうの答弁ではその辺のところが出てこなかったのですけれども、改善策等々も含めて、現状の子供の学用品等の用具等の重さというのは実態を調査しながらやっているのであれば、その辺の傾向について、今何キロぐらい、多いときでとか、少なくてとか、1週間に平均でとか、教育委員会が捉えている範囲でいいので、重さを具体的な事例として答弁を求めたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
かばんの中学校の部分でお答えさせていただきますけれども、まず中学校1年生が調査の結果、一番荷物が重いという状況が把握しております。教科書の重量、1日平均4教科から5教科の教科書、それに伴うワーク、それに伴うノート、そういったものを合計しますと、大体1日5.3キロから、かばんを含めてなのですが、6.4キロぐらい、最小限このぐらいの重量だということで認識しております。
質問 1番 中田磨
このことについては、前よりはきっと改善が見られてきているというふうに私も受けとめたいとは思うのです。ただ、それはそれとして、子供の負担というところでどうなのかというのは、2点目のところで深く話をしていきたいというふうに思うのですけれども、私もそんなに詳しくは知らないのですけれども、教育委員会でどういうふうに聞いているかというところも伺いたいのですけれども、9月3日に文科省から置き勉を認めるようにということで、各教育委員会に通達があったというふうに聞いているのですけれども、そこについて、これはことしかな、去年かな、ちょっとわからないのですけれども、教育委員会に文科省からそういった通知が来ているかということについて、まず確認をしたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
昨年度、中学生の模擬議会でこの問題について質問があり、その後、教育委員会内部におきましても協議を進めてまいりました。その後、9月6日付なのですけれども、文部科学省から児童生徒の携行品に係る配慮についてという通知が来ておりまして、学校のほうへ周知しております。その後、道教委からも同様の学校用具等の持ち運びへの配慮について、これは平成30年12月ということで、国と同様に通知が来ておりまして、それについては学校のほうに実施に向けてお願いをしております。
質問 1番 中田磨
今のことについては、教育委員会も学校も共通認識に立っているということで受けとめるわけですけれども、実際の実施状況というのか、そこら辺についてはその後押さえているのですか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず、全ての学校で、授業で使う頻度の低いもの、小学校で言えば鍵盤ハーモニカですとか、そういったものを学校に置いておくという処置、あと中学校については、そういったことで教室に置いておくことが可能なもののリストというものを各校作成していただいて、それを統一のものとして使用して、現在進めているところでございます。
質問 1番 中田磨
それで、この関係で言えば、現状で解決されたというふうな押さえでいるのか、まだまだそれが必要だというふうに捉えているのか、その点の考え方について伺います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
現在は、昨年度、中学生模擬議会から提案ありました10キロを超えているという状況については、曜日ですとか、時期によってはそういう場面も、あと部活動を実施しているとか、そういったことで個人差が非常にあるなという印象でございますが、おおむね改善に向けて進んでいるというふうに捉えております。今後、学校において、保護者の声ですとか、児童生徒の様子を見てもらいまして、新年度に向けた改善材料を詰めてもらいまして、検証を進めて、また校長会等とも連携を図り、各学校で子供の実態を踏まえた適切な対応をとっていきたいというふうに考えてございます。
質問 1番 中田磨
それで、2点目の関係なのですけれども、私自身も通告で懸念という言葉で答弁を求めたわけですけれども、教育委員会としてもそれについては承知しているということになっています。この点について、調査等や経過的に言う子供のそういった実態について掌握する方法とか、今現在やっていることというのはあるのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
健康の被害という点で、私どもも調べてはいるのですけれども、実は国やそういった関係機関といいますか、そういったところからの公式に発表されているものが今ございません。そういう状況であります。私どもとしては、報道機関等で今ニュースになっているようなこと、そういった番組等からの情報で、このような解釈といいますか、問題があるというふうに捉えているところでございます。
質問 1番 中田磨
それで、1つは、見た目でわかるかどうかというのは意識しなくてはわからないのかもしれないのですけれども、特に荷物が重たいときの子供の姿勢であるとか、それが影響して授業中も腰が据わらないというか、猫背も含めてですけれども姿勢が悪くなる、またそれが進んでいくと、子供が腰痛によって通院しているとか、そういった傾向がないのか、またさらに進むと側弯症といって、確実に骨のほうに影響が出てくるということもあるわけですよ。そうした実態について、経過順序を含めて押さえるということというのは、意識も含めてしていかないとできないと思うのです。ニュースでやっていますねと、うちの町は大丈夫でしょうなのか、うちの町もそうなのかなというふうにそこでとどまるのか、そうではなくて一定の姿勢、きょうは重たいなというのを認識しているときの子供がランドセルを持ってくるときに、姿勢はどうかなと意識して見た結果、どうも姿勢が悪い子が多いなとか、いや大丈夫かなとか、これが続いたらどうなるかなという面を見ていくことがスタートラインで大事かなというふうに思うのですけれども、そういったことを教育委員会が直接見るかどうかという問題もありますし、学校のほうにそういった共通認識を持って一定報告してもらうとか、状況を把握してもらうということこそが、私は教育委員会の仕事かなとも思いますので、その点について、これまでどうだったのか、今後どうしていくのか、あわせて答弁を求めたいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
重たい荷物を持ったときに前かがみになる子がいるということについては、学校からの報告をいただいております。また、今、議員がおっしゃった側弯症の点では、学校健診の中で運動機能の調査が新しく入ってきておりまして、その点で今調査はあります。町内には、幸い、若干名ですけれども、側弯の子がいるのですけれども、これはかばんの問題ではないということの報告を受けておりますので、かばんの問題での側弯症については現在いないということになります。いずれにしましても、そういった情報は学校から寄せていただいて、今現在、かばんの重さが適正なのかどうかということについては、今後も学校と協議を進めてまいりたいと考えております。
質問 1番 中田磨
御承知のように、私も医者ではないので、専門的な見地というのは自分自身ではかる物差しというのは持ち合わせてはいないのですけれども、それでもさまざまな研究や発表もされてきているのです。今やるべきことは、なった子の対処をどうするかということだけではなくて、さらに未然に防ぐというためにどうするかというところにどう目を向けて、実施していくかということなのですよ。例えば、今、これまで一番大きく議論してきたのは、重たい状態をどう改善するか。例えば、ランドセル自体の重さがあるので、軽量な荷物入れ、リュックや違うものに変えていく、またはリュックではなくて手持ちかばんにして、少しずつの荷物に分けて持っていくことで、姿勢自体はよく歩けるというような方法論もあるだろうし、それはいろいろなことを調べながら提示しながら、各家庭に選んでもらえるようにしっかりとやっていく。ランドセルを僕は完全否定しているわけではないのですけれども、昔のように教科書が軽くて、今より荷物が少なくて、これに全部入れていけば忘れ物ないよとか、機能性の問題とかということで、利便性はすごく高いとは思っているのですけれども、現状それだけでは済まない部分がありますから、いろいろな方面でやっていただきたいと思っているのです。そうした中での例えばそうはいっても重い日もあるよと、であれば例えば整体というか、体をもとに戻すような運動だったり、柔軟だったりとかというのも今は出てきていて、それが医学的にどうかわからないのですけれども、例えばそういうことで背筋を伸ばすように意識するように、子供たちが朝なり晩なりにきちんとやるような、教育委員会としてもきちんと整理して伝えていくとかしないと、曲がったままの状態を放置するということだけはしていただきたくないというふうに考えるのです。その点について、教育委員会としても、学校と連携してできるようなものがあると私は思いますので、そういった研究を進めていただきたいなというふうに考えるのですけれども、教育委員会の考えを伺います。
答弁 教育部長 佐々木俊司(教育部長は2019年12月まで)
ただいま管理課長のほうからも答弁しているのですけれども、今、検証中であります。これからも校長会といろいろ協議しながら進めていくわけですけれども、そういう検証も含めながら、また体への影響とかに及ばないような未然の処置も考えつつ進めたいと思っております。
質問 1番 中田磨
課題についても、一定共通認識もできているというふうに私自身感じていますし、対策については現状でもまだまだやるべきことがあると思います。これまで、どうしても家庭学習に必要だとか、いろいろなことで、荷物としていいのかわからないのですけれども、必ず持って帰ってということが位置づけがかなり強かったと思うのです。今はそうではなくて、そのことによって子供の健康被害が出てもやるのかというところが基本線の考え方になっていかないと、学校で勉強するのに必要なものはきちんと確保されている、家でやらなくてはならないから持っていく、それ自体を私は否定はしていませんけれども、そのことによって必ず何キロ持っていかなくてはならないということになってしまったときの課題と、それはどちらに優先するのですかということも持たないと、体を壊してまでそこまでやるのですかということになります。今、冒頭の答弁で管理課長からは、中学1年生ということを対象に出されましたけれども、中1でも体格差はかなりありますし、小学生であれば、さらに1年生なども小さい中で、きょうも広報用の写真を撮りに小学生の通学を見ていたのですけれども、大きいランドセルをしょって歩いているなという姿を見て、このバランスだったらやっぱり重たいだろうなというふうに思いながら実感もしてきましたので、ぜひその点については今後もさらに改善を求めたいというふうに考えますので、最後に教育長答弁を求めたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
かばんの重さの問題につきましては、今に始まったというわけではなくて、過去から非常に問題視されている部分もありまして、特に夏休みに入る前の1週間の中で順番に持ち帰るなどの学校での対応というのは過去から取り組んできているのですけれども、それとは逆に、勉強道具は持ち帰って、忘れ物がないようにということで、学習習慣の一部として取り組んできているところもありますけれども、議員も御存じかと思いますけれども、新しい教科書はさらに重くなっていくということもありまして、その部分を考慮しますと、そういうことがなくて、学習道具の取捨選択というのも能力の1つというふうに捉えますので、荷物の重さの部分と含めて、その辺の対応についても学校と協議しながら、どうやったら軽くなるかということで、例えば時間割の工夫などもその1つになると考えていますので、これにつきましても全ての学校で一律にはならないと思いますけれども、協議しながら改善のほうに向かって取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。