みんなの議会

釧路町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月6日

子どもの歯の健康について

2016年12月6日、釧路町議会の一般質問で、佐々木洋平議員が「子どもの歯の健康について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、こども健康課長 宍戸牧子、管理課長 佐々木弘二、教育部長 井田庄治が答弁しました。

質問者
佐々木洋平 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、こども健康課長 宍戸牧子、管理課長 佐々木弘二、教育部長 井田庄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 佐々木洋平

2件目に入りたいと思います。2件目は子供の歯の健康についてであります。虫歯や歯周病などの歯科疾患というのは、その発病や進行により、歯の喪失につながり、全身の健康にも影響を与えるものとされています。また、歯の健康というのは、単に食べ物をそしゃくするということだけでなく、食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものであり、実際に80歳高齢者を対象とした統計分析等から、歯の喪失が少なく、よくかめている人は生活の質及び活動能力が高く、運動・視聴覚能力にもすぐれているということが、明らかになっているそうであります。そこで、生涯を通じた歯の健康づくりの基礎となる子供の歯の健康について、質問をさせていただきます。1件目が、当町の幼児及び児童生徒の虫歯予防の現状は。2件目は、釧路地域におけるフッ化物洗口実施自治体の把握は。3件目が、当町の児童生徒へのフッ化物洗口実施の考えは。以上です。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

2件目の質問で、歯の健康についてのお尋ねの中で、私と教育長に答弁を求めてございますので、まず私のほうから御答弁を申し上げたいと存じます。当町の幼児及び児童生徒の虫歯予防の現状についてのお尋ねでありますが。幼児における虫歯予防対策は、1歳児教室における歯科衛生士を講師とした講座と、1歳6カ月児健康診査及び3歳児健康診査における歯科診察と歯科指導のほか、フッ素塗布事業を町内歯科医院に委託し、実施をしております。次に、釧路地域におけるフッ化物洗口実施自治体の把握でございますけれども、幼児を対象としたフッ化物洗口を実施している自治体は、平成28年3月末現在におきまして、全園実施は5町村、一部実施は1市2町と、このようになってございます。私のほうに尋ねられた案件については以上でございます。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

3番、佐々木洋平議員の1問目の、当町の幼児及び児童生徒の虫歯予防の現状は、とのお尋ねでございますが、町内小中学校における虫歯予防の状況につきましては、各校ともに正しい歯磨きを心がけた歯磨き指導により、虫歯予防を児童生徒に指導している状況でございます。次に、2問目の釧路地域におけるフッ化物洗口実施自治体の把握は、とのお尋ねでございますが、釧路地域の学校における実施自治体につきましては、平成28年10月現在、8市町村中6市町村で実施されており、小中学校別では、小学校59校中25校、中学校40校中1校で実施している状況でございます。続きまして、3問目の当町の児童生徒へのフッ化物洗口実施の考えは、とのお尋ねでございますが、釧路町の小中学校におけるフッ化物洗口実施につきましては、1問目で答弁させていただいております歯磨き指導により虫歯予防の効果があらわれているものと認識しております。また、北海道教育委員会で推奨しております実施方法については、保護者からの申し込みの有無による実施とされており、児童生徒一斉に実施できないことや、薬剤の保管・管理など、保護者、学校と調整すべき課題があり、教育委員会として現在のところ実施する考えには至っておりません。以上でございます。

質問 3番 佐々木洋平

1点目であります。当町の幼児及び児童生徒の虫歯予防の現状について答弁をいただきましたが、まず幼児については、1歳児から3歳児まで基本的には指導や診察、そしてフッ素塗布を行っているという答弁があり、児童については歯磨き指導を行っているという答弁でありました。まず、幼児のほうから聞いていきたいと思うのですが、フッ素塗布というのは、フッ化物を歯に付着させる際に、まだうがいができないからフッ素塗布をするのであって、例えば4歳児、5歳児ぐらいからはうがいがしっかりできるようになって、フッ化物洗口というのも可能なのではないかなと思うのですが、これについての当町としての考え方はどのようになっているかお聞きしたいと思います。

答弁 こども健康課長 宍戸牧子(こども健康課長は2017年3月まで)

今議員のおっしゃったように、フッ化物の塗布のほうは、洗口ができない、口に含んで30秒から1分間含みながら吐き出すということができないということで塗布としております。北海道のほうにつきましても、4歳からは、その含んで吐き出しをするという、洗口ができるということで、歳児を定めているという状況になっております。

質問 3番 佐々木洋平

やはり他市町村の幼稚園、保育所等で、このフッ化物洗口をスタートしている自治体が多い中で、やはり釧路町に引っ越してきた保護者から、釧路町はないのですかというお話をよく聞くようになってきました。これについて実施の考え等を今までされたことはないのかお聞きしたいと思います。

答弁 こども健康課長 宍戸牧子(こども健康課長は2017年3月まで)

幼児につきましては、検討をした経過はございます。ただ、釧路町の特徴といたしまして、幼児の集団をする生活の施設について特徴がございます。これはほかの地域と違って、幼稚園に行っていらっしゃる、自由契約で幼稚園に行っている子供が半数以上いるということで、こちらにつきましては行政区内だけではおさまらないと。町内におきましても、町内の子供だけが通っている幼稚園はないという状況で、これを考えたときに、幼児の部分につきましてはフッ化物洗口をするよりも歯磨き指導をするということで、フッ化物には至ってないという状況になっております。

質問 3番 佐々木洋平

今の現状についてはよく理解しました。町民の子供たちが町外の幼稚園に通っているような現状もたくさんある中で、フッ化物洗口という考えには至らなかったということですが、必要性については、ある、と感じているのかお聞きしたいと思います。

答弁 こども健康課長 宍戸牧子(こども健康課長は2017年3月まで)

フッ化物を使用するということにつきましては、文献等からも永久歯における虫歯の予防、それから、8020運動につきましても、非常に効果が高いという全国的なデータがあるということでは了解しておりますので、効果があるというふうに認識はしております。

質問 3番 佐々木洋平

やはり、効果があるものだと私も感じておりますし、実際に、今我が子も5歳ですが、実費でフッ素塗布には通っているところであります。ほかの町村の方からは、「あっ、釧路町は補助されていないんだね」というお話が出てきているところがありますので、集団としての捉え方が難しいということですから、幼児については理解をしたいと思います。その後、児童は歯磨き指導だけになっております。今、課長の答弁の中でありましたが、結局、永久歯が生えてくるというのは5歳から12歳児までの学齢期になってくるわけです。このときに食べ物への指導や歯磨き指導だけで、果たして、虫歯のしっかりとした予防になっているのかというところをもう一度お聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

先ほど教育長も御答弁させていただきましたけれども、各学校におきまして、1年の保健便りですとか歯科検診の際等の歯磨き指導によって一定の虫歯の予防にはなってきているということは認識してございます。平均的な齲歯の数につきましても、26年、27年と比較しましても増加はしてございませんので、その効果は見られているものと認識しているところでございます。

質問 3番 佐々木洋平

この増加というのは、町内の児童の虫歯の数が増加していないということで、他地域との比較ではないということで捉えていいですか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

町内の12歳現在の虫歯の本数での考え方でございます。また、道内の26年度資料になりますけれども、6歳、12歳におきます町児童生徒の虫歯の数につきましても、他町村に比べて特に多いという認識には立ってないところでございます。

質問 3番 佐々木洋平

わかりました。次の質問のところでまた質問をしていきたいと思います。2点目の釧路地域におけるフッ化物洗口実施自治体の把握は、のところでしたが、小学校においては59校中25校が実施をスタートしており、中学校においては40校中1校となっている。このデータを見ますと、やはり今の学齢期、永久歯が生え始める時期に必要性を感じてスタートさせている自治体が多いと、学校が多いというふうに捉えることができると思うのですが、もちろん、これ、当町に住む保護者の方々も、ほかの地域を見て実施してほしいという要望が上がってくるかと思うのですけれども、実際私のところは上がってきていますけれども、これについては今まで声が上がってきたことないのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

教育委員会には、そういう御意見等は聞いてないところでございます。

質問 3番 佐々木洋平

やはり、他市町村が、自治体が負担をしていて、実施箇所も多いことを考えますと、子供を産み育てやすい環境づくりとして、当町としても取り組んでいくべきかと思うのですが、これについてはいかがですか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

フッ化物洗口につきましては、毎年ですか、釧路教育局並びに保健所から事業に関しての説明は受けているところでございます。先ほど教育長のほうからも御答弁させていただきましたけれども、北海道教育委員会が推奨します事業の実施につきましては、保護者からの申し込みによる実施ですとか、薬剤の保管・管理ですとか、ちょっと学校と保護者と調整すべき課題がございます。その課題等が解消された際には検討してまいりたいと考えてございます。

質問 3番 佐々木洋平

やはり特にこの永久歯が生え始める、就学前の、永久歯が生え始める、交換期となる小学生の時期に、永久歯が未成熟なために、これ虫歯になりやすい歯なんだそうです。ただ、そのかわりにフッ化物の取り込みも盛んな時期でありまして、歯の質を強くするためには、この時期のフッ化物洗口というのが非常に効果的であるというふうにデータとしては出ているようなのですが、保護者への説明、学校教育機関への説明を含め、これ、ぜひ町として取り組んでいくべきなのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育部長 井田庄治(教育部長は2017年3月まで)

今、佐々木議員言われるようなフッ化物による効果といいますか、そういったものもあるというお話で、ぜひ町として取り組むべきではないかというようなお話ですけれども、先ほどから、教育長あるいは管理課長のほうからも答弁しておりますけれども、今現在、もし実施するとしても、例えば申し込みですとか、そういったもので、保護者からの申し込み、あるいはその薬剤の保管の方法ですとか、その取り扱いについて、当然学校のほうとも調整をしなくてはいけないという問題があります。そういったものがクリアできれば、町としてもフッ化物洗口というものに取り組んでいくというのはやぶさかではないのかなというふうに考えております。

質問 3番 佐々木洋平

保護者からの要望、申し込みというのは、何名ぐらいが申し込んだら等、そういう決まりというの、あるのですか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

いえ、何名という、その数についての規定はございません。

質問 3番 佐々木洋平

それでありましたら、私が要望を受けて、フッ化物洗口をしてほしいと言われて、今この質問に立っているわけですが、これは一つの要望にはならないでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

フッ化物洗口につきましては、実施するのは学校でございます。教育委員会と学校が実施することになりまして、その実施した場合に、保護者からの申し込みという手続で実施をしていくシステムになってございます。それで今、佐々木洋平議員がおっしゃいました、今が申し込みということではなくて、実際に事業を実施した際には、人数に関係なく、そのフッ化物洗口を実施していくということでございますので、御理解願いたいと思います。

質問 3番 佐々木洋平

先ほどの質問の中で、住民からの、保護者からの要望があれば実施に向けて動き出す可能性があると聞いたわけですよ。実施に至ってから、じゃあ、保護者からのという、これ、答弁、ちょっと違っているのかなと思うのですが、じゃあ、実施に当たっては、どのような要望があれば実施に向けて動き出すことができるのか、もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

大変申しわけございません、今の私が説明したことにつきましては、フッ化物洗口事業を実施する際の申し込み等でございます。その前に御答弁させた件につきましては、佐々木議員おっしゃるように、この事業実施についての申し込みということで承ってまいりたいと考えてございます。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

済みません、この事業、フッ化物洗口の事業の実施につきましては、保護者からの申し込みの有無ではなくて、教育委員会の実施するかどうかということの判断でございます。保護者からの申し込みにつきましては、事業を実施をする際の、お子さんにフッ化物洗口を実施するかどうかの申し込みという形になります。

質問 3番 佐々木洋平

今の答弁であれば、教育委員会がやると言ったらやるんだということですよね。結局、そのような答弁になっているかと思うのですが、実施になったときには保護者の申し込み云々と。ということは、教育委員会がやるって動き出したらスタートするという考え方でよろしいのですね。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

そのとおりでございます。

質問 3番 佐々木洋平

それであれば、私の調べてきた全道的なデータで見ますと、平成27年度の小学校におけるフッ化物洗口の実施割合、これを教育局別のデータで見ますと、空知、胆振、留萌などは、もうほぼ100%に近い実施割合となっているのに対して、釧路地域は、平成27年度では27.9%と非常に低い割合となっています。やはりこの全道の実施状況から見ましても、当町としてもいち早くもうスタートしていくべき事業だと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

1問目までお答えしますけれども、まず基本的に、このフッ化物洗口の有無、これがやはり親の判断が非常に、受けたいという人と嫌だという人が、極端にこの管内は多いです。そういうこともありまして、先ほど何回も教育部長も言ってますように、現場のほうも、この溶液を割るのも、教育委員会がする自治体、保健所がする自治体、委託をしている自治体ということで、この取り扱いを学校も、非常に各学校、地域で違います。それを踏まえて、先ほど教育部長が申し上げましたように、その辺の、先ほど言いました打ち合わせを含めて実態をきちっと整理して、やらないと言ってることではないです、その向けて進んでいこうということは考えてますので、もう少し時間いただきたいなと思っております。

質問 3番 佐々木洋平

今、2番の質問でずっと質問を展開しておりましたが、3番に移りたいと思います。当町のフッ化物洗口実施の考えについてですが、今教育長から御答弁ありましたように、やはりその保護者への理解を求めることというのが重要だということは、これ、私もいろいろ調べる中でわかってきております。反対している方もいるのも事実ですが、これ自由選択でありまして、つまり強制ではないわけですから、必要性についてのしっかりとした説明を行えば、実施してほしいという保護者が恐らく多くなってくるというのが実情なのではないかなと、そのように感じますので、ぜひ前向きに、これについては検討を進めていただきたいと思います。さらにもう1つ情報としてですが、フッ化物洗口は、これ、虫歯予防という観点だけではなく、子供の歯科医療費の減少にも関連してくる問題になっていると。これについて平成27年度の学校保健統計調査というデータを見ているのですが、12歳児の歯科部門だけを抜粋したデータによると、全国で最も歯の健康状態がよかったのが新潟県となっております。その新潟県において、国民健康保険のデータを用いた分析を行った研究によりますと、10歳から14歳の歯科医療費がフッ化物洗口実施期間が長ければ長いほど低いというデータが出ております。これはフッ化物洗口を長期間、6年以上実施した市町村では、未実施市町村と比べて10歳から14歳における1人平均年間歯科医療費が約半分に減少していると。金額では約4,600円少なかったというデータが出ているようであります。これは、フッ化物洗口に係る経費から考えますと、非常に効果が高いものだというふうに思います。このように国保医療費の抑制という面においても、ぜひスタートを早めて実施していくべきだというふうに思うのですが、ぜひ次年度からの実施を目指して、説明会等の実施を行っていただけませんでしょうか。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

佐々木洋平議員がこんなに調べている、データを調べているというのをお聞きしてびっくりしているのですけれども。先日、私は釧路駐屯地の歯学博士の先生とちょっと会う機会がありまして、その先生いわく、やっぱりフッ化物洗口はいいと。ただ、洗口、歯磨きと、これはやっぱり両方やらなくてはだめだよと、一つだけ欠けてもだめだし、ただ、そこに問題になるのが、この劇薬という一つの大きなイメージがあると。これがどうしてもやはり受け入れられない姿勢があるので、この辺をもう少し私たちが、教育委員としては、職員に、割ることはさせたくないものですから、ですから、そういうことを踏まえ、今後の検討課題とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

質問 3番 佐々木洋平

危険だというイメージがあると、劇薬というイメージという言葉を使われたのですが、そのようなものではないと私は考えているのですが、実際にそのような話があるのですか。今、歯科医院の専門家の方とお話しして、劇薬という言葉を歯科医院の方が使われるのかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

一般的なお話ですので、ただ、溶解すれば劇薬にならないと、取り扱いはきちんと決まってます。ただ、社会通念、イメージとして、そういう状況が続いていますという話ですので、御理解願いたいと思います。

質問 3番 佐々木洋平

そういう状況だからこそ、やはり理解を求めるべく説明会等の実施が重要になってくるのかなと思います。ぜひ前向きに、早期実現を目指していただきたいと思うのですが、最後にもう一度答弁を求めて終わりたいと思います。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

先ほど部長がおっしゃったように、今後を踏まえて、その学校とその辺については議論してまいりたいと思いますので、そういうことで、まず答弁とさせていただきたいと思います。

出典:釧路町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月6日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる