みんなの議会

釧路町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日

台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定について

2024年12月3日、釧路町議会の一般質問で、佐々木洋平議員が「台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、総合政策課長 大河原教行が答弁しました。

質問者
佐々木洋平 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、総合政策課長 大河原教行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 佐々木洋平

10番、佐々木洋平です。本定例会には、1件、2項目の質問を提出させていただいております。昨年11月22日に台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定が締結され、釧路町にとって、国内も含め、初めてとなる自治体との友好交流協定となりました。また、今後の友好交流につなげることを目的とし、先月11月6日から10日の行程で訪問団が結成され、私もその一員として訪問させていただきましたので、その成果についてはある程度認識が共有できているものと思いますが、以下2点についてお聞きをしていきたいと思います。1点目が訪問団派遣の成果は、2点目が今後の交流事業の展開は。答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小松茂

10番、佐々木議員の一般質問にお答えさせていただきます。台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定についてということで、最初に訪問団派遣の成果についての御質問ですが、先月11月6日から10日の日程で、昨年、友好交流協定を締結した吉安郷に、私が団長となり、協定の締結記念訪問団として計15名を派遣いたしました。この訪問団は、昨年度、吉安郷より締結のため御来町いただいたことを受けて、相互訪問の儀礼として訪問し、交流を深める趣旨でございます。成果といたしましては、吉安郷の游郷長ほか、職員の方々、議会、産業団体の方々、地元の地域組織の代表などとの交流や、地元中学校への訪問を通して、協定に記しております相互理解や、相互の信頼と尊重という意識をお互いに深めることであるものと捉えております。②の今後の交流事業の展開についての御質問ですが、友好交流協定においては、相互の地方創生の促進や、青少年交流、災害時の相互支援などを行うこととしております。今回の訪問では、双方負担がかからない範囲で末永い交流をということを確認してまいりました。さらに、地元中学校への訪問の際、子供たちの交流についてのお話もありましたことから、来年度以降の交流内容については協定に基づきながら、吉安郷側と協議をしながら進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

10番、佐々木議員の台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定についての御質問の中の1つ目、訪問団派遣の成果はについてでございますが、これにつきましては、町長が御答弁しましたとおりでございます。次に、2つ目の今後の交流事業の展開はについてでございますが、町長が答弁しましたとおり、友好交流協定に基づき、様々な分野での交流が検討、協議されていくものと思います。その中で、青少年の交流という部分では、教育委員会としてどのような関わりができるかについて考えてまいりたいと思います。以上でございます。

質問 10番 佐々木洋平

まずは、このたびの訪問団派遣に際しまして、吉安郷とのスケジュール調整をはじめ担当職員の皆様方が様々準備に御尽力いただきましたおかげで、無事に吉安郷の皆さんと交流や歴史・文化を学び、私も貴重な経験をさせていただきました。この訪問団派遣について吉安郷側の職員と、言語や手段を含め、どのように調整を図っていたのか、お聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

事前の調整につきましては、札幌にある台湾の分処を通しまして協議をしてきたところでございます。メール含めて行いましたし、あと分処の職員を通して我々もリモートで、会議というか、打合せをして詰めていったところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

今、札幌分処を介してということでしたけれども、ということは釧路町の職員と吉安郷の職員が直接オンラインでつながって何らかの交渉をしたりする、協議をしたりする場というのはなかったのか、確認したいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

その件につきましては、吉安郷側も分処を通してというリクエストもございましたので、直接のやり取りはしておらず、分処を通してというような形の打合せでございました。

質問 10番 佐々木洋平

言語の関係もあると思いますので、なかなか難しいところはあるかなというふうには思うのですが、今回の交流についての成果、答弁の中に相互理解や相互の信頼と尊重という意識をお互い高めてきたというのは、確かに私も行ってきた中での成果かなというふうには思うわけですが、もう少し具体的な協議等を進めていく中で、必ずこの札幌分処を通さなければ、この両自治体とのやり取りというのはできないような状態になるのか、もう一度確認をしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

今後の部分の打合せも現地でしたときには、分処を通してというふうに先方からも言われてございます。ただ、向こうの職員の方ともLINEの交換も私もいたしまして、その後、やり取りもしている部分もございますが、直接のやり取りも可能ですけれども、基本的なこういった事業の方向性については、分処を通してというふうに先方からのリクエストを頂いているところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

やり取りの方法については理解いたしました。今回の訪問先についてなのですが、吉安郷側から提示されていた場所、内容なのか、そこを確認したいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

今回の訪問団派遣につきましては、予算の持ち方として実際訪問団の団員の旅費と、この訪問の企画の委託という部分がございます。旅行会社のほうと我々と分処を通した吉安郷側と調整をいたしまして、訪問先というのは決めたところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

今回、急遽、早朝に漁港の視察が入りまして、町長が地元の漁師と交流をし、船の装備がどうなのか、どんな魚がとれているかのような交流をする場もありました。これらも訪問しなければ見られなかったところかなというふうに思うわけですけれども、これらも含めて、吉安郷視察の中で特に今後の友好交流につなげることができそうだと感じたような視察場所はどこだと考えているか、お聞きをしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

やはり今回の訪問団の訪問をさせていただいた中で、地元の中学校を訪問させていただきまして、我々も訪問団の団員も中学生と交流しながら地元のお菓子作りを体験したり、地元の吹奏楽の演奏を聞いて一緒に歌ったりという部分の場面もございました。やはりこの中学校、游郷長自体がもともと先生だったという経歴もございますので、教育というところに非常に力、吉安郷のほうでは入れてございます。そういった部分の子供の交流という一つのキーワードというところが、今回の訪問した中で、強く今後につなげられるかなというふうに感じたところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

課長からの答弁がありましたとおり、私も中学校に行けて非常によかったなというふうに感じているところでありますし、これについては2点目の質問のほうでまたしていきたいと思いますが。1点目、最後に、交流会も開いていただきまして、その際は通訳を介したり、翻訳機を介したりしながら、あちらの方々とのコミュニケーションを図ってきたわけですが、担当職員同士ではどのような具体的な話等が出ていたのか、お聞きをしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

担当同士での打合せの場というのも設けていただきまして、そのときには片言の英語と、我々のほうはですね、それと翻訳機を使って協議をしたところでございます。その中で様々な交流の方向性というのがあるのですけれども、先方から、次回は吉安郷側が釧路町を訪問するというやり方というのを提案いただいておりまして、その内容につきましては、吉安郷側の予算等もあるので、一旦、吉安郷側で協議をさせてほしいというような形で、キャッチボールを今後していくような形となります。

質問 10番 佐々木洋平

それでは、2点目に移りたいと思いますけれども、答弁にも、双方負担がかからない範囲での末永い交流をというキーワードが出てきまして、これは非常に重要だなというふうに考えております。昨年、吉安郷の皆さんを釧路町にお招きして、今年はこちらから訪問をし歓迎を受けてという形になりましたが、今後も毎年同じような人員で、規模で行ったり来たりというのは、やはり労力的にも予算的にもかなり現実的ではないようにも思えたわけですけれども、その規模的なところを踏まえて、どのように担当課としては捉えているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

1問目の町長の御答弁にもございました。今回の訪問は、昨年、吉安郷側が協定締結のために来ていただきました、その儀礼といたしまして今度は訪問したという形になりますので、今回のような規模の訪問については、先方とも詰める必要はあるのですけれども、例えば協定締結何周年とかというときに行っていくものかなというふうには、他の自治体を見ても想定をしてございます。今後、どういった交流を進めていくかという部分については、先方と協議をしながら考えていきたいというふうに思っております。

質問 10番 佐々木洋平

両自治体の取り決め等の中で、交流事業の費用負担については何か決まっていることがあるのかをお聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

具体な取り交わしはしていないのですけれども、今回の双方の訪問の中では、訪問に関する旅費は訪問する側が負担という部分と、そういった歓迎の部分のレセプションだったり、そういった部分は地元のほうで負担というのが暗黙の形ではございましたが、そういうような整備で進めていたところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

今後、人的な交流が実現するとしたらですけれども、子供たちというキーワードも出ましたので、費用面とさらなる友好交流を深めるために、宿泊をホームステイにするという可能性も出てくるかというふうに思うのですが、これらの検討というのは今後されていくのかお聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

次回はぜひ来ていただきたいということで、強く現地でも、町長はじめお話しさせていただいております。受入れ先の形については、何名来られるかによりますので、そのあたり、ホームステイも含めて1つの滞在の在り方かなと思いますので、協議を先方ともしながら進めてまいりたいと考えております。

質問 10番 佐々木洋平

両自治体の担当課同士の協議というのは今後も定期的に行っていくような形になるのか、体制をお聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

定期的に行ってまいります。

質問 10番 佐々木洋平

それでは、もう1つの視点から、町民にとっては釧路町と台湾吉安郷が友好交流拠点を結んでいること自体がまだあまり浸透していないのではないかなというふうに感じております。先日、町報に掲載されているのは見ておりますけれども、今後どのような目的で、どのような交流があるのかなど吉安郷と釧路町の友好関係を町民に示していく、そのような検討をされているのかお聞きをしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

当課は、国際交流の担当でございます。今回の訪問の結果をまとめたものも広く町民の方にお知らせをしてまいりたいと考えております。今後の展開についても、今、議員おっしゃるとおり町民の皆様にも御報告逐次しながら進めてまいりたいと考えてございます。

質問 10番 佐々木洋平

それであれば、例えばですが今回、パイナップルケーキというかクッキーのようなものを作らせていただく体験もしましたけれども、双方の特産品を送り合って、例えばそれぞれの自治体で実施されているイベント等で国際交流ブースのようなものを設けて、こういう交流をしているのだというのを知らしめるような方法も、友好交流協定を町民に知らしめるという意味では、方法としてはあり得るのかなというふうには思いますけれども、これについての考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 総合政策課長 大河原教行

今、議員から御提案いただいた内容も非常に友好な交流の在り方かなと思いますので、御提案も含めて今後、先方と協議をしてまいりたいと思います。

質問 10番 佐々木洋平

この質問についてこれからメインになるのですが、先ほど、前向きにこれから児童生徒の交流、子供たちの交流というのがキーワードになってきたかと思います。

質問 10番 佐々木洋平

日本と台湾の子供たちにとって、間違いなく海の向こうに国があるという体感を肌で感じさせるというのが人生において大きな経験になるというふうに思いますので、子供たちの交流、人的交流がまだ叶わないのであれば、オンライン等での授業等も今後考えられるのではないかなというふうに思いますけれども、これらについての検討ができないかをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

吉安郷との交流の部分につきましてですが、訪問した際の中学校、規模的には630名ほどの生徒ということで富原中学校の倍ほどの大きさの学校であります。幾つか中学校ありますので、どの中学校と交流するかということもまだ定かではありませんけれども、一番効果的なのは双方がそれぞれ行き交うというのが効果的だと思うのですが、一足飛びにそういうふうにもならないかなというふうに感じているところでもあります。ただ、今、オンラインという話もありましたが、設備的にはそろっていますので、それは可能だと思います。その部分に持っていくためのいろいろな手法だとか、向こうとのやり取りだとか、そういうことも含めて、今後具体的な検討は必要かなというふうに捉えているところでございます。

質問 10番 佐々木洋平

以前、グローバル人材の育成についての一般質問等でも申し上げさせていただいたのですが、今回いろいろ調べさせていただいたところ、世界の英語能力指数というのがありまして、EFランキングと言われていますが、2024年の日本と台湾というのはほぼ同水準で世界平均を下回っているような状況であります。しかしながら、台湾政府が2030年をめどにバイリンガル教育を重視していくという考え方を示しておりまして、英語力弱年層を中心にかなり向上が見られるということであります。私自身もカタコトではありますが中学校で英語で話しかけたところ、間違いなく私より流暢な英語でいろいろ返答があったところを見まして、ぜひオンラインでも児童生徒の交流が母国語が使えない、日本語が使えない、中国語が使えない中で、学び合っている英語で、もどかしい中でも何とか意思疎通をしていくことというのは非常に言語の習得をする上でいい機会になり得るというふうに考えるわけですが、これについての考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

中学生の交流の部分でございますけれども、まだ学校とも具体的な相談をしておりませんので、なかなか思い切ったことは言えませんけれども、私の中の考えとしましては、お互いの母国を学ぶということは、リスペクトする大事な部分かなというふうに思いますが、具体的な交流の部分は、今、議員おっしゃられたように共通で勉強している英語、これが非常に有効かなというふうに捉えているところでございます。英語の学習が単なる英語を覚えるという学習ではなく、誰かに伝えるための道具としての言語、こういう捉えで英語を学習する目的が1つ増えて、有効的に学習に生きていくのではないのかなというふうには考えておりますので、そういう部分も含めて学校とも協議しながら検討していきたいというふうに考えております。

質問 10番 佐々木洋平

ぜひ、前向きに検討していただいて、オンライン等で何度か交流を図り関係を構築した後に、いつか実際に行き来できるような関係事業が生まれたらなというふうに思っております。実際に中学校視察に行った際には、私たちも北海道に行けますかというような子供たちからのお話もあったところです。雪を見たことのない彼らに、釧路町で長ぐつアイスホッケーを楽しんでいただくというのもいいでしょうし、ぜひ、釧路町の子供たちにも世界に出て見てもらいたいというふうに考えております。そこから見える日本の良さですとか、ふるさとの姿を知ること、これがまさにふるさと教育であり、釧路町大好きっ子にもつながるのだというふうに思いますので、ぜひ教育長には今後に向けた前向きな検討を進めていただきたいというふうに思います。答弁はここについては結構です。最後になりますが、議員団としても高橋会長のもと日台議連も立ち上がっておりますので、今後、議連の中でも今後の交流について意見等が出し合われるかと思います。その意見がまとまったときには、ぜひ今後の事業に反映をしていただきたいと思いますが、最後に答弁をもらって終わりにしたいと思います。

答弁 町長 小松茂

今回の友好交流協定を機に議会にも議連が発足されました。大変、我々にとってはうれしいこの組織であります。今回、高橋会長を中心とした議連としての今回の訪問行動にも大変我々も共感をされましたし、それから力強い援護をいただいているなというふうに思っております。今後、様々な交流の在り方、それから手法、特にやっぱり子供たちを中心にした交流がどういう形でできるのか、様々な面から大いに議論していただいて、そしてせっかくできたこの御縁を大事にしていきながら、町の財産である子供・宝、これをやっぱり作り上げていきたいと、このように思いますのでどうか御理解いただきたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる