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釧路町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月1日

TPP「大筋合意」の影響について

2015年12月1日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「TPP「大筋合意」の影響について」質問し、町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 佐藤昭平

3件目の質問ですが、TPP大筋合意ということで、10月に発表になったわけですけれども、当町も農産物の関係だけではなくて、さまざまな1次産業、2次産業の部分もあります。産業への影響というのが、どのように町のほうで把握をされているのか、お聞きしたいと思います。2点目ですけれども、いわゆる産業分野だけではなくて、いわゆる関税にかかわらない条項についても、さまざまな規制の部分でのことも、TPPのところで議論をされ、取り上げられてきているところがありますので、町民生活への影響という点では、町のほうでどのように考えられているのかお聞きをしたいというふうに思いますし、また、その影響に対しての、町としての対応等についてお聞きをしたいと思います。以上、3点、お願いします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

TPPの当町への影響についてのお尋ねの中で、まず、産業への影響でございますけれども、TPP大筋合意に伴う産業への影響でございますが、北海道総合政策部が平成27年11月に公表した中間取りまとめにおいて、当町の1次産業の主力であります水産業の影響に関しましては、「関税削減・撤廃により安価な輸入品が流入し、道内水産物の魚価の低下が懸念される」と、こうされてございますが、品目別や影響額等につきましては、これは具体的な数字が示されてないのが現実であります。したがいまして、現時点で当町にどれだけの影響があるものか、具体的な内容についてお示しできませんけれども、今後におきましても、当町への影響について、なお情報収集、また調査研究をしてまいりたいというふうに思います。次に、町民生活への影響でございますけれども、ただいまお答えしたとおり、現時点での具体的な影響についてはお示しすることができませんので、事情、御理解をお願いを申し上げます。次に、町としての対応でございますけれども、現在、北海道として、国に対しまして、TPP協定締結に対する影響を最小限にとどめる手だてを構ずることが不可欠であるとし、「農林水産業や商工業などの地域産業が持続的に発展していけるよう、それぞれの実情に即した対策を講ずる」などの対応について要請を行っているところであります。町といたしましては、これらを踏まえながら、影響の範囲や、国及び北海道の動向を注視し、今後の対応について情報収集、また、調査を進めてまいりたいと、このように考えているところであります。

質問 13番 佐藤昭平

町長から答弁をいただきましたけれども、ちょっと最初にお聞きしたいというか、町のところでの、このTPP関係ですけれども、この11月14日、土曜日ですけれども、釧路市内のホテルでもって、TPP協定に関する講演会並びに釧路地区集会というのが、これ開かれて、漁業関係は十勝のほうの部分も含めて、関係団体が集まっているのですけれども、これは、町のほうでどなたか参加をされた等、どういう対応をされたのかちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

その会議、私、出席したところです。

質問 13番 佐藤昭平

まあ、結論から言うような形になってしまうのですが、全般的な話ですので、まず、最初に言いたいのですけれども、この集会では、TPPの関係では、農業関係が中心かもしれませんが、東大の鈴木先生がいらして、講演も行って、そのTPPの協約の、協定の内容で、専門家筋から把握されている情報等についても講演もされました。集会宣言も行われて、TPPが農林水産業だけではなくて、地域経済等生活に重大な影響を及ぼすのだというような認識を持っているということで、ここに参加をされた、こういうような会を催された、主催14団体ですか、そういうようなところで、そういう集会宣言も発表されたところであります。それで、産業への影響、町民生活への影響というのは、これは相当に双方に絡み合っている問題ですので、一体として聞きたいのですけれども、議長、いいですね。

質問 13番 佐藤昭平

①、②、一体で聞きたいと思います。それで、この産業の関係でいいますと、これは漁業の関係でいうと、この間、いわゆる国境措置が撤廃された場合ということで、これは、IQ等が、そういう割り当て制度がなくなった場合等も含めてだと思うのですけれども、それぞれの品目でもって出されていて、4,000億とか、今回はその昆布の部分が少し緩和されたということで、それでも3,000億ぐらいの影響がありますということで、これ国産ですから全国だと思うのですけれども、農水省の発表などもあるのですけれども。こういう点では、まあ、昆布関係、先ほど水産業の関係ありましたけれども、昆布のところも、TPPの関係、交渉参加している国の中には、昆布とっている国というのはないと思うのですけれども、しかし、その加工でもって入ってくるのではないかというような情報も聞いていますし、TPPには参加していないけれども、中国含めて、2国間のそういう規定等ね、そういうような交渉の中では、このTPPのところの関税の部分というのは、相当、やっぱり、そういう2国間のところにも反映されてくるのではないかというような議論もされているのですけれども、そういう点では、まあ、昆布は主産物かなというふうにも思うのですけれども、そういう点では、町のほうで、産業のところで押さえている部分があるのでしたらお聞きしたいと思います。

質問 13番 佐藤昭平

はい。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

町長の答弁でも申し上げましたけれども、まだ、具体的、細かい数字というか、その影響額等については示されている段階ではございません。ただ、25年の国の試算の中では、昆布に対しては影響がないものは思われるという答えも出ています。現状、一部、中国産の昆布が国内に入ってきているという情報は得ております。

質問 13番 佐藤昭平

影響がまだわからないというような反応なのですけれども、これは、今、大筋合意ということですから、まだ確定をしたわけでも何でもないのですけれども、この全体のところが、まあ、産業のところは深刻だと思うのですけれども、そういう点では、いつごろに、そういう点でははっきり把握できていくことになるのか、そういうような情報等は今のところどうなのでしょうか。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

町として、今、どの時期にそういった細かい部分が出てくるかという情報は、ちょっと得ていないところです。

質問 13番 佐藤昭平

これは、町村会等でも申し入れをしているところかなというふうに思うのですけれども、先ほどの、今後の町としての対応という部分になりますけれども、先ほどの講演会のところでも、これ出されておりますけれども、TPPの全体の国の参加、交渉に参加した国の中では、何といいますか、出された大筋合意のところは、余り影響がないというような部分が含まれてはいるのですけれども。例えば、ポストハーベストの問題、米はつくってはいませんけれども、町民のところでは、当然、みんな含めて農産物のところはかかわるのですけれども。これ、TPPは、12カ国というくくりだけではなくて、2カ国という、そういうような単位でも協議がされているのですね。それでいうと、アメリカと日本の、そういうようなところでは、日本はポストハーベストということでは、収穫後に消毒をするのは受け入れてはいないのですけれども、これが防カビ剤という形で、農薬ではなくて、防カビ剤という形で、2カ国の中では、協議の対象に上がっているというような情報も聞いておりますし、もう1点言うと、BSEの問題ですね。これは、当町のところも酪農関係、肉牛の関係については、少ないとはいえ、かかわっているわけなのですけれども、これは今、大変な、かつて問題があって、相当、アメリカのそういう肉牛等については輸入制限をされたわけなのですけれども、20カ月齢以下の牛だけ受け入れというような形で経過をしてきましたけれども、これが、この間、TPPに先立って、30カ月まで上に上げて輸入ができるというふうに引き上げられて、これが2カ国のところでは、この方向でもって全体的にもいくし、これがほかの国も含めて適用されていくのではないかという懸念もされています。ぜひ、町のところで、今後の影響等については把握をされていくと思うのですけれども、TPP全体の、その12カ国のところの協議だけではなくて、2カ国単位のところの、そういう協議の内容についても、しっかり把握をしていっていただきたいというふうにして、影響把握のあり方ということでは求めておきたいというか、要望しておきたいというふうに思いますけれども、その点で答弁を求めます。

答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)

その影響についてまだ細かいところは示されておりませんけれども、北海道、国の動向を注視して、そういった全体も含めて、あと、その2国間の部分も含めて、調査をしてまいりたいと考えております。

質問 13番 佐藤昭平

それで、TPPについては大筋合意ということですけれども、これから、いずれにしても、日本かアメリカかどちらかが、その大筋合意のところで批准をされなければ、TPP全体の交渉結果、合意も、これも動き出さないというような内容に、そういうような経過になっていくので、これからの国のそういう動きもあるのかなというふうに思うのですが。最後に1点だけ、これは町長に答弁してもらうことになるのかなと思うのですが、2013年ですから、2年前の4月に衆参の両院の、農林水産ですから、これ、与党が多数を当然占めてるのですけれども、そこで、いわゆる国会決議というのがあれされました。そのTPP協定交渉に参加にする件というようなことなのですけれども、これ全部聞くと8項目あるので、あれなのですけれども、この文案のところに、TPPは原則として関税を全て撤廃することとされており云々というふうにしてありますし、5項目の農林水産物の重要品目については、引き続き、再生産可能となるように除外、または再協議の対象とすることということと、10年を超える期間をかけた段階的な関税措置も、撤廃も含め認めないというのが、国会で決議を、これは、与党、自民党の主導でありますけれども、決議上げられているのですね。こういう点では、これは国会決議違反の内容が今回示されているのではないのかなというふうにして、私は考えているのですけれども、今後のTPPに対する町の姿勢ということの一つを示すことでもありますので、町長として、どのように、この国会決議を今後考えていくのか、最後に答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

ただいまお話がありました国会決議、すなわち主要5品目に対する堅持、これらについては、当時の国会でこれらについて非常に厳しい制限を設けたわけでございます。また、それに基づいて、我々もそういう形で動いてきたわけでございますし、全国町村会においても、この決議を守れということを言っております。私自身、食料安保という関連からも、こういった品目については守っていただきたい、こういう思いでございます。

出典:釧路町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月1日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる