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釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日

地域包括ケアについて

2015年6月9日、釧路町議会の一般質問で、網田悦子議員が「地域包括ケアについて」質問し、町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭が答弁しました。

質問者
網田悦子 議員
答弁者
町長 佐藤広高、介護高齢課長 佐藤秀昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 網田悦子

それでは、次へ行きたいと思います。次は、2番、地域包括ケアについて。高齢の患者が住みなれた地域や自宅で医療や介護を受けられるように、病気の治療後の在宅復帰を後押しする地域包括ケア病棟の普及を町としてどのように考えているかという質問なのですが。私、たまたまちょっと新聞で見つけたのですが、地域包括ケア病棟の導入1年ということで、いろいろ記事が書いてあって、余り設置率が10%で普及が進みませんという記事が出てまして、うちの町としては大きな病院も持っていませんので、どういう状況なのかなと思って知りたいと思いまして、質問をさせてもらいます。よろしくお願いします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

2問目の地域包括ケアについての中で、この地域包括ケア病棟の普及、これを町はどのように考えているかという御質問でございます。地域包括ケア病棟の機能の一つでございます在宅復帰支援は、高齢者の医療と在宅生活を円滑につなぎ、高齢者が地域や自宅での生活を再開するための大きな役割、これを担っていくものと考えております。

質問 14番 網田悦子

釧路町の介護保険、高齢者保健福祉計画第6期の中を見ますと、地域包括ケアシステムの推進という基本目標の5というのがありまして、ここに団塊の世代が75歳以上になる平成37年に向けて、本町においても高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現することが必要と書かれてあるのですね。それで、私、ずっと高齢者の介護認定されていない方だとか、例えば要支援だとかという方たちの支援が足りないのではないかということをずっと言わせてもらってきました。それで、例えば、80代でも90代でも、高齢者ひとり暮らし、高齢二人暮らし、介護保険を使わずに、自分たちで経済的にも一切そういうものを使わずに、それからデイサービスにも行ってないというか、そういう人たちが結構いると思うのですが、そういう人たちの把握というのはどのようにされているのでしょうか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

介護認定されていない、いわゆる地域に埋もれている、そういった支援を必要な方々の把握ということなのかなというふうに捉えましたが、なかなか地域包括支援センター、あいぱーるにございます。その中で日常から相談支援という部分でいろんな情報を得ながら、これにつきましては、御本人はもとより御家族また地域の方々あるいは民生委員の方々、そういった方々からの相談も寄せられます。そういった中で、必要に応じてそれらの情報、御相談をもとに在宅訪問いたしまして、状況を把握して、必要であれば、当然公的なサービスとして、まずは介護認定の照会といいますか、そこに結びつける対応、それと、それ以外の部分、まだそこまで至らない部分であっても、いわゆるインフォーマルなサービスとして、軽度生活支援ですとか、そういった保険外のサービスの提供というのをさせていただいているという状況でございます。

質問 14番 網田悦子

では、その保険以外の支援というか、どういうものがありますか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

ただいま申し上げました軽度生活支援事業という部分では、例えば、家の周りの敷地内の簡単な草刈りですとか簡単な室内のお掃除、それと、冬季であれば福祉除雪、玄関から道路までの除雪、また、食事の提供ということで宅配の食事のサービス等々を実施しているとこでございます。

質問 14番 網田悦子

私が地域に住み始めてからかなりの年数がたちますので、今も昔子育てしていたお母さんたちが80代や90代になって亡くなられていった方たちもたくさんいます。それで、十二、三年前から高齢者の見守り事業だとかいろいろな事業をして、高齢者の支援をしてきた福祉の方たちは、かなり実績を持ってらっしゃると思うのです。次は私たちの代だと考えなくてはいけないですよね。それで、これからはやっぱり地域で隣近所助け合って生きていかなくてはいけない時代になってきました。若い人もいないので、若い人がいる場所には、地域にはあるのですけれども、いない地域もたくさん出てきて、何をやるにも、やっぱりだんだん力がなくなって、それでも高齢者同士で助け合っていかなくてはいけない時代になってきました。それで、そういう人たちが安心してそこで住んで、一日でも長くそこに住み続けている状況をつくるということは、やっぱりこういう生活の支援、生活支援サービスの体制づくりだと思うのですよね。それで、ずっといろいろやってこられて実績をつくっているのですが、どうしてもやっぱり住民の力をかりてやるというところが、なかなかできてこないという状況だと、担当の課長も思ってらっしゃると思うのですが、そこら辺をもう少し住民との協力を得て、何とかお互いに地域の人たちで助け合っていくことはできないかと。いろいろ除雪のこういうボランティアだとかをつくっていても、やっぱりこの人たちも高齢化していってしまって、なかなかふえていかない、それからいろんなサービスがふえていかないということなのですが、そこら辺のところをどう考えているのかということと、もし何かこれからこういうことを地域の人たちの力をかりてやっていこうというサービスの助け合ってやっていくシステムづくりの何か考えがあれば、教えていただきたいなと思います。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

今年度、介護保険制度、社会保障制度の大きな改正がございまして、その中でも一部の今まで介護保険の給付のサービスだったものが、今後、市町村の自由になるという部分でも、その担い手となる方の育成、底辺の拡大というのが重要な課題だということは、今までの議会の中でも答弁させていただきました。これも今、議員が言われたことも、ここに結びつくのかなというふうに考えております。また、きのうの高橋議員からの一般質問の中でも要援護者の支援ということで、これも災害の法律の改正で、そういった情報を全ての地域の方々、町内会民生委員に提供していくということが法定化されましたので、まずはそういった情報の提供をさせていただいて、地域での見守りを進めていただくと。議員おっしゃられたように、行政だけで対応していくのは、ますます困難な状況となっております。地域との協働によって見守りを進めるということと、さらに高齢化、ボランティアですとか地域の皆様も当然高齢化しているという状況もありますので、その担い手となる方々の育成を進める必要もあるなというふうには認識しております。その中の一つとして、今年度から介護支援ボランティアのポイント制の事業ですとか、そういったことも取り組みの一つとして、今後進めていくという考えでございます。

質問 14番 網田悦子

福祉のほうでいろいろ事業をやって、前も私話ししましたけれども、いろんな人たち、意識の高い人たちをつくってきましたよね。そういう人たちを生かされていないというのが私の考えなのですよね。それと、もう一つは、今60で退職しても、また1年更新で仕事をされていらっしゃる方も地域にいますけれども、中にはそういうことがなく、地域でもともと地域に奉仕したいなと思っても、そういう活躍する場がないなどということで眠っている人たちもたくさんいると思うのですよね。そういう人たちを掘り起こしていくということも非常に大切だと思うのですね。いつも福祉のほうに、事業がありますから来てくださいといって事業をやるのではなくて、行政のほうからワークショップをやります、この地域どうやって助け合っていったらいいでしょうみたいな、そういうふうなワークショップで行政のほうから入ってくると。そうすると、いろいろな知恵が出てきたり、そうだよな、みんな自分たちはこれからそういう年齢に達してくるから、どうしていったらいいかなと思っている人たちはたくさんいると思うのです。ですから、いろいろワークショップをやるのは、行政の方たち皆さん、いろいろなことでやってらっしゃるから、何というのでしょう、ベテランではないかなと思って見ているのですが。ですから、もっと地域に入ってこられるという部分もあっていいのではないかと思うのですよ。来てくださいといって事業をやるのではなくて。そういう考えはないでしょうか。もしかしたら、本当に小さなグループかもしれないのですけれども、そこの何軒かを助ける人が出てくるかもしれない。そういうこともあると思うのですよね。ですから、そこら辺のところをまちづくりのワークショップのように、大きくなくても小さいワークショップでもいいのです、何回もやるというのは大変かもしれないのですけれども、でも、そういうふうにして人を巻き込んでいくというやり方も必要ではないかなと思うのですよね。そこら辺のところはどう考えてらっしゃいますか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

私どもも機会のあるごとに、町内会単位等で地域に出向いて、いろんな説明等もさせていただいているところでございます。今後介護予防も必要だということで、介護予防サロンの開催、立ち上げ等につきましても、地域に出向いて御相談させていただいた経緯はございますけれども、やはりなかなか進んでいっていない状況も認識はしてございます。ですので、今議員おっしゃられたように、例えば町内会単位等ではなくて、いろんな地域のいろんな活動、町内会以外でもあろうかと思いますので、そういった中に積極的に入っていって、いろんな御意見等を賜りながら、進めていく必要があるなというふうに考えております。

質問 14番 網田悦子

やっぱり町内会の集まりなど、そうなると、なかなか来ない方もいますけれども、ワークショップみたいな気楽なことでやりますよというような感じでやると、また別な方が来られる可能性もありますし、そういう人たちが活躍できる場ができると、その人たちにも生きがいになるということです。私、地域食堂を始めたのですが、いるのですよ、やっぱり。いいよ、私、みんなのために頑張るわと。その人たちがつくったものを皆さんで食べていただくと、おいしいおいしいと食べてくれるので、つくったほうが逆に張り合いが出て元気になってるということもありますので、大きな単位で助け合いをするのではなくて、小さな単位で助け合いをするということが、私は必要だと思うのですよね。あんまり町内会一括とか連合町内会とかと大きなふうにくくってしまうと、何か入っていけない人もいますし、なかなかその人たちだけでやっていて情報が下に伝わってこないということもありますので、小さければ、二、三人ここの軒数でできる。私、この間、一つ例なのですが、自分の親を別な地域から釧路町に連れてきたと。それで、介護認定をまた受けたら、ちょっと認定が下がってしまって、1つ使えるものがなくなってしまったと。それは足のマッサージだとか言ってたのですが、デイサービスには行ってると言いました。足のマッサージしないで大丈夫なのと言ったら、うちの中は歩いてるけれどもという、娘さんなのですけれども、話ししてくれたのは。私、言いました。そのマッサージをあれしないで、デイサービスに行ってるほうを行かないで、あなたの家庭の居間を開放したらどうですか。隣近所の人に、おばあちゃんのお話相手に来てください、あなたのお友達、何も食事を用意する必要もないし、10時のおやつでお茶でいいのだよと。そしたら、その人、こう言いました。ああ、なるほど、それはいいねと言って、それならやってみようと言って帰って、一緒に来られた方も俺も手伝ってやる手伝ってやると言って帰りました。実際にやってるかどうかわかりませんけれども、私はこれだと思うのですよね。どこでもそういう気持ちのある人は、高齢者に場所を開放できるのです。そうやって助け合いをしていってくれる人たちがいれば、あそこに誰が住んでるというのもわかるし、あの方、きょうは何か来なかったねという気にもなります。そういうものもふえていっていいし、ある程度行政がやらなくてはいけない責任もありますので、そういう部分はそういう部分できちんとやるということで、私はこういうことも実際にあるので、住民の中にもっと入ってきて、助けを求めてもいいのではないかと思います。そういう点でどう思いますか。

答弁 介護高齢課長 佐藤秀昭(介護高齢課長は2017年3月まで)

我々もいろんな事業をやってきた中で、ひょんなところでといったらあれなのですけれども、そういった意識の高い地域に埋もれてる方といいますか、今網田議員がおっしゃったような、こういったことをやったらどうか、できないのだったら、私たちのほうで仲間を募ってやっていきたいですと言ってくださる方も実は最近もいらっしゃったということもございますので、そういった大きな器でなくても地域でできることということで、アンテナを広げながら進めていきたいなというふうに考えます。

質問 14番 網田悦子

それでは、最後に町長にどうでしょう、そういうやり方もあるのだということで、町長のお考えというか、大きいことをしてくれというわけではないのですが、最後に答弁をいただいて終わりにしたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

私が答えると、最終的には担当課がそれをやらなければならない。その前に整理することを担当課で整理してもらいたい。こういう形で網田議員の言われるような方法がどう一番早くできるのかと、こういうことをまず整理をして、取りかかってもらいたいというのが私の思いであります。議員が言われるような手法については、私もそれを決して反対するわけではございませんけれども、私がいいですねと言ったら、担当課はそれをすぐやらなければならない。それの整理もなくやらせるということは、私も町長として大変心苦しいものがございますので、その辺を整理の上、させていただきたいなと、こういう気持ちでございますので、御理解をお願い申し上げます。

出典:釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる