みんなの議会

釧路町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日

町政執行方針並びに教育行政執行方針について

2015年3月6日、釧路町議会の一般質問で、川崎聖孝議員が「町政執行方針並びに教育行政執行方針について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴が答弁しました。

質問者
川崎聖孝 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 川崎聖孝

平成27年度第1回定例会に当たり、自由新生クラブを代表して、町政執行方針並びに教育行政執行方針について質問をいたします。さて、昨年12月の慌ただしい時期に国会が解散され、国民の皆様一人一人にとりましては突然のことであり、大変驚きを覚えたものと推察いたしますが、経済最優先の政策を柱に選挙戦を展開した自民・公明の政府与党が圧勝したことは、記憶に新しいところであります。この2年間、政府与党は、東日本大震災の後、暗く混迷した時代を払拭するため、震災復興や教育の再生、社会保障改革、外交、安全保障に全力で取り組んできたところでもあり、さらに本年度においては、地方創生や女性が輝く社会の実現に軸足を置き、経済対策においてもスピード感を持って推し進めております。折しもそのような中、新年を迎え、飛び込んできたニュースは、ISILによる邦人人質事件であり、国民全ての皆様が固唾をのんで見守っていたと考えますが、最悪の結果になりましたことは大変残念であり、決して許すことのない暴挙であります。改めて、関係者の皆様にお悔やみを申し上げる次第であります。そのような中で、本年は戦後70年の節目の年であります。我が国は、さきの大戦の深い反省のもとに、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献してまいりましたが、今後、日本がどういう国を目指し、世界にどのような貢献をしていくのか、問われていると感じております。さて、昨年12月に、第3次安倍内閣がスタートしたわけでありますが、それより一月早くに、第3次佐藤広高町政がスタートいたしました。町長は、執行方針の中で、3期目の決意表明と同様に、釧路町で暮らす皆様の幸せを常に願い、町民第一主義を忘れることなく、町民参加と協働のまちづくりをより一層進め、自主自立と信頼性の高い持続可能なまちづくりを基本理念として、町政の運営に努めていくと述べられております。平成27年度予算編成は、町民生活の安全・安心の確保から防災・減災に対する施策、子育てや児童生徒に対する施策、また産業に対する施策や、住民と行政が一体となったまちづくり施策、行政運営のさらなる資質向上が盛り込まれております。平成27年度が、全ての釧路町民にとってよりよい生活が送れるよう、本年度予算編成をつくり上げたと考えますが、ここにいる全ての議員の方々も同じ気持ちでいるとは思っております。よりきめ細やかな行政運営をお願いするのはもとより、みんなの笑顔が輝く安心のまちのため、執行方針に沿って順次お伺いいたします。まず初めに、「ともに支えあい笑顔で健康なまち」についてであります。次代を担う子供たちを健やかに育てることは、自治体の責務であると私は考えておりますが、幼児期の教育及び保育、その他の子ども・子育て支援の総合的な提供が求められている今だからこそ、少子化対策として、着実にその基盤となる施設は必要と考えます。そこで、新たに本年開設されます子育て支援拠点施設の概要並びに事業メニュー等をお示しください。次に、人口減少化に歯どめをかけ、定住促進にも触れられております。今、少子化対策が強調されるのは、特に、2013年に人口問題研究会が、2040年地方消滅の論考を発表してからであります。各町村も中長期的な政策運営や子ども・子育て支援条例の制定を考えるべきだと思いますが、見解をお伺いいたします。次に、少子化対策を総合的かつ着実に実行していくには、就労、結婚、妊娠、出産、育児等の各段階に応じた支援を切れ目なく行うことが重要であると言われておりますが、財政負担も大きく、課題となっております。そのような中で、本年新規事業として、妊婦・乳幼児健康診査事業を実施するようでありますが、対象予定数を含め詳細についてお伺いをいたします。次に、障がい者支援についてでありますが、今回、主要事業の地域生活支援事業として、手話通訳者設置時間の拡大を図るようでありますが、現状の町内在住の通訳者の実態と今後の拡充策についてお伺いいたします。合わせまして、第5次総合計画にある就労支援の必要性と実態についてもお伺いいたします。次に、健康づくりの推進についてお伺いいたしますが、昨年の3月に釧路町健康づくり計画が策定され、議員各位に配付されております。計画期間を平成25年から平成34年とし、多岐にわたりその目標が示されております。今回新たに、食育推進計画の策定に取り組むようですが、健康づくり計画には、食育講座や食育だより等の事業が書かれておりますが、本年策定される計画とどのようにリンクさせていくのか、また、第5次総合計画や「健やか親子21釧路町計画」と整合性を図っていくのかをお伺いいたします。次に、豊かな活力みなぎる産業のまちについてお伺いします。当町は、古くから農業、林業、漁業の1次産業をベースに歴史を積み上げてきた町であります。その後、セチリ太地域の急激な発展により、商工業が目覚ましく業績を伸ばし、ラムサール条約会議の開催後、観光産業の発展が進んできたと考えております。そこで、おのおのお伺いいたします。まず初めに、農業についてであります。当町は、一部大規模な酪農家もおりますが、そのほとんどが野菜農家であり、後継者不足や遊休農地があり、問題が山積しております。そこで、1として、新規事業の多面的機能交付金支払事業について、その事業内容についてをお伺いいたします。2として、遊休農地対策と新規就農対策についてのお考えをお伺いいたします。次に、林業でありますが、当町は伐期を迎えた樹木が多く、多数存在しております。この間、同僚議員からも幾度となく質疑があった森林整備の方向性についてお伺いいたしますが、3として、公有林、私有林の本年度の整備予定についてをお伺いいたします。次に、漁業についてであります。当町の漁業は、昆布、サケ、カキ、ウニなど全国に誇れる海産物が多数あります。しかしながら、ここ数年はその水揚げが不安定であり、さまざまな観点から危惧をしている一人でもあります。そのような中、今、6次産業化推進に向け、全国、道内の自治体もさまざまな方策を試みていることから、当町も早急に進めていくべきと考えております。そこで、おのおのお伺いいたします。4番目として、水産物供給基盤整備事業について、具体的内容をお伺いいたします。5番目として、水産物の付加価値やブランド化への進捗状況と本年度の対応についてをお伺いいたします。6番目として、現状の漁業者の推移と担い手の確保、育成の本年度の対応についてをお伺いいたします。次に、商工業についてお伺いいたします。本年度、商工費の中に昆布森魅力発信事業として100万円ほど計上しておりますが、その具体的内容と今後の展開についてをお伺いいたします。次に、地方創生関連2法案が制定され、「しごと」と「ひと」の好循環をつくり上げるために、各自治体もその総合戦略や長期ビジョン策定に追われていると考えますが、それにリンクして次の2点についてお伺いをいたします。8番目として、雇用、勤労者対策の推進を掲げておりますが、具体的方策と本年度の展開についてをお伺いいたします。9番目として、過去に一般質問でもお伺いしておりましたが、東陽工業系用地の基盤整備にあわせて企業誘致を行い、雇用の確保を図るべきと私は考えておりますが、釧路町が考える安定した雇用と企業誘致の今年度の展開についてをお伺いいたします。次に、自然と調和した快適で安全なまちについてであります。町長は、本年度特に防災・減災に力を入れていると言われております。一昨年の別保地域の水害や想定される大震災、大津波等に対応した施策は、町民の皆様の生命や財産を守るためにも、喫緊の課題であります。本年は、阪神淡路大震災から20年の節目であり、東日本大震災から4年に当たり、決してこれらの災害で犠牲になられた方々のことを忘れることなく、教訓として風化させてはなりません。そして、自助、共助、公助というものが十分に機能するまちづくりが今求められております。また、自治体の責務として、町民生活を憂慮した利便性の高いインフラ整備も根強い町民要望であります。そこで、おのおのお伺いいたします。1として、公共用地や公共施設の有効活用は、過去にも一般質問をしておりましたが、釧路町公共施設等総合管理計画策定事業の概要についてをお伺いいたします。2番目として、東陽地区会館の新設は、幾度となく質問を繰り返してきましたし、当該地域の住民の方々にとっては積年の要望であります。本年、用地の取得を改めて行うようでありますが、スピード感を持って事業を進めるべきという観点から、その用地取得から着工までのタイムスケジュールを明示していただきたいと考えます。3番目として、町内会、町内管理の防犯灯のLED化の状況と、本年度の事業予定についてをお伺いいたします。4番目として、防災・減災対策として、水防、公共施設の耐震化並びに町民避難施設等の本年度の取り組みについてをお伺いいたします。5番目として、適正なごみ処理を述べられておりますが、釧路町一般廃棄物処理基本計画に基づき、その課題解決の方策についてお伺いいたします。また、あわせまして、本年度の公共下水道処理区域外の整備のお考えをお伺いいたします。6番目として、道路交通網の整備の観点から、木場本通り整備事業の本年度の整備概要についてお伺いいたします。また、既存の町道整備の方向性と新たに取り組む事業があればお示しください。次に、みんなでつくる自立と協働のまちについてお伺いいたします。まちづくりの最上位に位置づけられるのは、総合計画であるのは皆様御承知のことでありますが、5次計画の中に、釧路町を取り巻く環境として、ライフスタイルの変化や多様な社会情勢により、隣近所のつき合いも希薄になってきていると述べられております。東日本大震災以降、自助、公助、共助につけ加え、近所というものの重要性が叫ばれております。これは、ともに暮らす隣近所の隣人の存在を意識し、一人一人の価値感を大事にし、気配りをし、共生するものであります。この4つの扶助が地域再生のキーワードであると考えております。地域コミュニティーの醸成や協働のまちづくりの推進など、幅広い施策が執行方針に掲げられておりますが、順次おのおのお伺いいたします。1として、健全な行政運営のための本年の基本姿勢と方策についてお伺いします。2として、定住対策としての具体的方策と定住自立圏自治体との連携についてをお伺いします。3として、積極的な町民参加を促す事業展開や、男女共同参画社会基本法に基づく女性の活躍促進の考えについてをお伺いいたします。以上、町長に対しましての町政執行方針における代表質問といたしますが、地方創生は各自治体の知恵や努力が重要であります。さまざまなアンテナを張りめぐらせながら、よりよい町政運営を望むものであります。次に、教育行政執行方針についてお伺いいたします。私は、2年前の政権交代以降、教育に関する方向性が大幅に変化してきていると感じている一人でもあります。教育内容の現代化、ゆとり教育の導入、生きる力の育成と、学習指導要領の改訂時期に合わせ変遷を繰り返してきました。そして、グローバル社会と呼ばれる昨今は、より教育の充実が叫ばれ、幅広い分野での対応が求められております。本年は、学習指導要領の改訂時期に当たり、新たに小学校英語教育の早期化、特別教科としての道徳、新教科としての公共の設置が中教審で検討されております。また、教育委員会制度改革など、教育行政の責任体制がより明確になってくると考えます。第5次総合計画では、学校教育の充実、社会教育の充実、文化活動の振興、スポーツ振興が明示されております。それらを踏まえ、27年度方針をおのおのお伺いいたします。1点目に、教育委員会制度改革や現状の教育体制の変化を捉えた教育長の見解をお伺いいたします。2点目に、ICT機器の活用により効果的な授業を進めるようですが、その機器は充実しているのか、また、タブレットPCの活用などを考えていないのか、お伺いいたします。3点目に、ICT機器の活用にあわせて、情報モラル教育のお考えをお伺いいたします。4点目に、食育に対する具体的取り組みについてをお伺いいたします。5点目に、いじめ、不登校対策が盛り込まれておりますが、それぞれ取り組みについて具体的事業概要についてをお伺いいたします。最後に、生涯にわたるスポーツ活動の推進を上げておりますが、スポーツを通じた健康増進やスポーツ合宿の誘致、また、当町独自のスポーツの普及など喫緊の課題が山積している中で、教育長が目指すスポーツ振興策について総論でお伺いいたします。以上、町民の皆様が安心で安全なずっと住み続けたい釧路町であるために、会派自由新生クラブを代表としての質問といたします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

自由新生クラブ、川崎議員のまず1点目で、「ともに支えあい笑顔で健康なまち」についての中で、本年開設される子育て支援施設の概要とその事業面についてのお尋ねでございます。平成27年4月1日開設を予定しております子育て支援拠点施設は、保育所、子育て支援センター、児童発達支援センター事業を実施する複合型施設となります。なお、事業内容につきましては、先ほど民主党に対します答弁のとおりでございますので、御理解をお願い申し上げたいと存じます。次に、子育て支援の長期的な政策運営の考えと、子育て支援条例の制定の考えについてのお尋ねでございます。子育て支援の政策運営につきましては、平成27年度から平成31年度までの5カ年の計画でございます釧路町子ども・子育て支援事業計画における施策を推進してまいります。なお、子育て支援条例の制定につきましては、私自身の3期目の公約でございます子育て支援条例の制定と子育て支援のまち宣言を掲げておりますことから、この実現に向けた検討を図ってまいりたいと思っております。次に、妊婦、乳幼児健康事業の対象予定数並びにその詳細についてであります。妊婦、乳幼児健康診査事業におきまして、新たに取り組む健診は、生後9ないし10カ月児を対象とした乳児健康診査であります。健診の予定人数は、出生の届け出状況から143名を計画しているところであります。健診内容につきましては、小児科へ出向いていただきまして、問診及び診察、身体測定、栄養指導、育児及び生活指導、予防接種指導と健診結果の説明を受け、乳児の健やかな育ちを支援するものでございます。次に、手話通訳者設置時間の拡大にあわせ、町内在住通訳者の実態と今後の拡充策についてのお尋ねでございますが、釧路町内在住の手話通訳者は現在3名おられます。町内在住聾啞者者への通訳派遣事業等を現在行っているところでございまして、今後の拡充策といたしましては、手話奉仕員養成研修事業を実施いたし、手話奉仕員を養成するとともに、手話ボランティア団体への活動支援などを引き続き行い、将来的な手話通訳の担い手育成、これを目指してまいりたいと思っております。次に、第5次総合計画でございます。障がい者の就労支援の必要性と実態、今年度の方向性についてのお尋ねでありますが、障がい者の就労につきましては、平成26年度に実施した福祉に関するアンケートの調査結果、回答率は53%でございますが、この中におきまして、回答のあった579名のうち、79名の方が就労を希望いたしておりますことから、就労支援の必要性、これはあるものと認識をいたしてございます。今年度におきましては、引き続き障害者就労支援強化事業を実施するとともに、障害者福祉サービスにおける訓練等給付により、一般就労への移行を目指し、必要な訓練そして実習の支援、これを行ってまいります。また、障害者優先調達推進法に基づき、障がい者の就労、これを支援してまいりたいと思っております。次に、食育推進計画は、釧路町健康づくり計画とリンクさせるのかという御質問、また健やか親子21や第5次総合計画とのその整合性についてのお尋ねでございます。釧路町食育計画につきましては、第5次釧路町総合計画を上位計画として策定してまいります。また、命を授かった瞬間から食は大切なものでありますことから、健やか親子21計画を包含している釧路町健康づくり計画との整合性を図りながら、健康対策を含めた食育の推進を図ってまいります。次に、豊かさと活力みなぎる産業のまちについての中で、まず、農業施策においての多面的機能交付金支払事業の事業内容についてであります。多面的機能交付金支払事業は、農業従事者の高齢化などにより、作業負担が大きい農道等の保全維持活動を地域の農家全体が共同で取り組み、地域の農業、農村振興を図るため、釧路太田農業協同組合が事業主体となり、実施いたすものでございます。事業期間は、平成27年度から平成31年度までの5カ年間で、その事業内容は、農地、農道の見回り活動、農道の草刈り、ごみ拾い活動、牧場看板下への花植えによる地域景観向上活動、融雪剤の散布などで、当町からオタクパウシ地区の農家3軒がこの事業に参加をいたします。次に、新規就農対策と遊休農地対策の本年の対応についてのお尋ねでございます。新規就農対策につきましては、民主党の代表質問にお答えしたとおりでございますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、遊休農地対策につきましては、平成26年4月の農地法改正に伴い、農業委員会は、町内全ての農地の利用状況を調査し、遊休農地の所有者などに対して今後の利用についての意向調査を実施することが法定化されましたので、農業委員会と連携しながら、遊休農地の解消に向け取り組んでまいりたいと考えてございます。次に、森林整備におきまして、本年度の公有林、私有林の整備予定についてのお尋ねでございます。町内森林整備における町有林造林事業は、平成24年度に策定いたしました釧路町森林整備計画に基づき、まずムサ山におきましては、樹下植栽を8.56ヘクタール、ムサ山、トリトウシ地区におきましては、下刈りを33.91ヘクタール実施する計画でございます。また、私有林整備は、森林経営計画に基づき、伐採された森林への植林事業でございまして、未来につなぐ森づくりの推進事業で60.1ヘクタール、間伐奨励補助事業で68.93ヘクタール、保育下刈り奨励補助事業で270.17ヘクタール、野ネズミ駆除に伴う空中薬剤散布奨励補助事業で146.03ヘクタールを実施する計画となってございます。次に、水産物供給基盤整備事業の具体的内容についてのお尋ねでございます。水産物供給基盤整備事業は、昆布森漁港の整備として、水産流通基盤整備事業と水産物供給基盤機能保全事業の2つの事業を実施いたします。水産流通基盤整備事業は、安全・安心な水産物の品質確保や流通機能の強化、安全操業に向けた施設整備等の高度衛生管理型の荷さばき所や岸壁等を整備するため、船揚場、物揚場、天蓋施設、護岸を新設するものでございます。事業期間は、平成26年度から平成30年度までの5カ年となってございます。また、水産物供給基盤機能保全事業は、既存の港内施設につきまして、一部破損や老朽化により、漁業生産活動に支障を来している状況にございますことから、施設機能を回復するため、西側船揚場、そして岸壁、そして第3南防波堤、第1西防波堤を改修する事業でございます。事業期間は、平成26年度から平成32年度までの7年間となっております。なお、事業実施主体は北海道でございますが、町では本事業に伴う経費につきまして、応分の負担、これが発生するものであります。次に、水産物の付加価値化やブランド化への進捗と本年度の対応についてのお尋ねであります。当町の基盤産業であります漁業は、安全・安心、美味しい昆布森ブランドの確立を目指して、昆布森漁業協同組合を中心に、漁業者が一丸となって、平成24年3月に完成いたしました水産複合施設を活用しながら、生産、出荷技術の向上、鮮度保持や衛生面への配慮を行うなど、地元水産物の付加価値向上などの取り組みを行ってございます。当該施設での取り扱い金額も、おかげさまで年々増加傾向にあり、平成25年末におきましては約1億7,000万、平成26年末におきましては約2億7,000万と、昆布森産水産物等の販売、これが順調に進んでいるところであります。次に、ブランド化への進捗と本年度の対応については、このことにつきましては、民主党の代表質問でお答えしたとおりでございますので、御理解を申し上げたいと存じます。次に、現状の漁業者の推移と担い手の確保、育成の本年度の対応についてのお伺いであります。当町の漁業就業者数は、国勢調査ベースで昭和60年度の1,030人をピークに減少傾向となっております。また、昆布森漁業協同組合の正、準合わせた組合員数は、平成27年1月1日現在で248人であり、10年前と比較して約13%減少している状況にあります。これは、主な要因といたしましては、高齢化の進行や後継者不足によるものでございます。昆布森漁業協同組合との話し合いの中でも、後継者や新たな担い手の確保しなければならない、解決していかなければならない課題であると、このように共通認識を持ち、課題として捉えているところであります。具体的な担い手の方策といたしましては、平成25年度より昆布森漁業協同組合が、漁業青年と一般女性の交流を目的といたしました後継者維持確保事業を実施しているところであり、本年度につきましても、昆布森漁業協同組合青年部等と連携しながら、後継者確保に向け取り組んでまいりたいと思ってございます。また、漁業者の育成は、昆布森漁業協同組合と連携しながら、研修や補助制度の活用など、漁業を担う人材の確保に取り組んでまいりたいと考えております。次に、商工費の昆布森魅力発信事業の具体的内容と今後の展開についてのお尋ねでございます。昆布森魅力発信事業は、本年度に昆布森村と旧釧路村が合併して60年という節目を迎えますことから、釧路町観光協会が当町が誇れる良質の水産物の供給基地であります昆布森地域におきまして、安全・安心、そしておいしい昆布森産ブランドである昆布、サケ、カキなどを広くPRし、地域の景観と食の融合による花火大会や地場産品の提供と試食などを行うとともに、セチリ太地区からシャトルバスを運行し、北海道内外から観光客を呼び込み、昆布森地域の魅力を最大限に発揮する新たなイベントを展開する計画となってございます。町といたしましては、さらなる誘客向上と地産池消の推進につながる事業として期待いたしております。地域活性化の一助になるものと思ってございます。次に、雇用勤労者対策について、具体的方策と本年度の対応についてのお尋ねでございますが、全国的に有効求人倍率は上昇傾向にありますが、建設業など一部の業種では人材の確保が厳しく、その担い手確保に苦慮しているという状況にございます。将来に対応するため、必要な職業訓練や職業能力検定等を実施している釧路地方職業能力開発協会へ支援するとともに、季節労働者の通年雇用を促進している釧路地域通年雇用促進支援協議会と連携しながら、対応してまいりたいと考えております。また、冬期就労対策といたしまして、舗装化園地、除雪等業務の施行により、雇用の確保、これを継続して実施してまいります。次に、新卒採用者対策といたしましては、一部で若年層の就業定着率が低いとの声も聞いてございます。町が実施しております若者就労体験事業を通じ、みずからが希望する職種や地元企業とのマッチングを図り、就労意識の向上とあわせ、地元雇用につながるよう取り組みを進めてまいります。次に、当町が考える安定した雇用と企業誘致の本年度の展開についてのお尋ねであります。雇用の状況は、社会経済情勢に大きく左右されますが、地元で安定した雇用を確保するためには、地元企業の持続的な経営や規模を拡大できる環境を整えることとあわせまして、地域に新たな企業が進出しやすい環境、これを構築していく必要がございます。平成26年度には、新東陽地区に食料品製造業務企業が進出し、新たな雇用、これが創出されてございますし、当町には、水産業に代表される第1次産業の良質な資源が豊富であり、釧路湿原を初めとするすばらしい観光素材が多いこと、そして、高規格道路の整備、釧路空港が近傍にあるなど、立地上での優位性を広くPRし、企業誘致の相談業務や制度周知に取り組んでまいりたいと考えてございます。今後も、工業、商業問わず、企業を誘導できる環境構築に向けて、釧路町商工会など関係機関と連携しながら進めてまいりたいと考えてございますし、さらには、釧路町工業等振興条例に基づく補助制度について、積極的に情報の発信に努めてまいりたいと思います。次に、自然と調和した快適で安全なまちについての中で、まず1つとして、釧路町公共施設等総合管理計画策定事業の概要についてのお尋ねででございます。当町が保有する公共施設の現状を把握し、財政や人口の見通しを踏まえ、今後とも持続可能な公共サービスを町民に提供するために、保有施設のトータルコストマネジメント及び公共施設等の総量規制も含む、公共施設等の管理に関する基本計画について、平成27年度中の策定を目指してまいりたいと考えてございます。その主な概要でございますけれども、まず1つとして、公共施設等の現状及び将来の見通しの整理。2つ目には、公共施設等の問題点、課題を検討。3つ目には、町民意向調査の実施、集計、そしてその分析。4つ目には、施設全体の管理に関する基本方針及び基本計画の作成を予定いたしているところでございます。次に、東陽地区会館の新設に伴う用地取得から新設までのタイムスケジュールについてのお尋ねでありますが、東陽地区における会館の新設につきましては、第5次釧路町総合計画、第3次実施計画に位置づけをいたしてございまして、平成27年度に用地を取得すべく、本定例会に予算として提案をさせていただいているところでございます。また、建設につきましては、平成28年度以降を予定いたしているところでございまして、なお地元要望に沿えるよう早期の建設に努めたいと考えますが、現時点では、具体的な建設年などをお示しできないことを御理解お願い申し上げたいと存じます。次に、町内会管理の防犯灯のLED化の現状と、今年度事業予定についてでございます。町内会管理の防犯灯につきましては、昨年10月末現在で932灯で、そのうちLED化されている防犯灯は、202灯であります。このLED化率につきましては、21.7%と、このようになってございます。また、平成27年度では、各町内会からの更新希望灯数121灯、これは全灯について補助を予定いたしてございまして、引き続き全町的な防犯灯のLED化の促進を図ってまいります。次に、水防、公共施設の耐震化並びに避難施設等の本年度の取り組みについてのお尋ねでございます。水防対策につきましては、勢力の強い台風やゲリラ豪雨に備え、排水ポンプの設置、稼働経費を計上させていただき、浸水防止対策に取り組むとともに、昨年度12カ所に設置いたしました釧路町土のうステーションの活用により、初動体制の迅速化を図ってまいります。また、公共施設の耐震化計画につきましては、平成27年度から策定に取り組みます釧路町公共施設等総合管理計画により、進めてまいります。避難施設等の取り組みにつきましては、地震、津波対策のハード整備といたしましては、昆布森小学校裏山に避難階段を整備してまいります。次に、釧路町一般廃棄物処理基本計画に基づく課題解決の方策と、本年度の公共下水道処理区域外の整備でございますけれども、一般廃棄物処理基本計画における生活排水処理の課題といたしましては、水環境の保全と公共衛生の確保を図る上で、水処理地区における生活排水処理対策の積極的な推進が必要であるとの位置づけをいたしてございます。その課題解決のために、下水道処理区域内は水洗化の促進を図り、処理区域外におきましては、平成26年度より合併浄化槽整備推進事業により取り組んでございまして、平成27年度におきましても、20基の整備、これを計画させていただいているところであります。次に、木場本通り道路整備事業の本年度事業概要と、既存の町道整備の方向性についてのお尋ねでございますが、木場本通りの本年度事業概要は、軟弱地盤改良工事576メートル、交差点等の詳細設計委託、道路用地取得3,543平方メートルを予定してございます。また、既存の町道整備の方向性につきましては、釧路町総合計画における実施計画などとの整合を図りながら、生活道路の未舗装解消のため、整備促進に鋭意努めさせてまいりたいと思います。次に、みんなでつくる自立と協働のまちの中で、まず、健全な行財政運営のための本年の基本姿勢と方策についてのお尋ねでございます。お尋ねの基本姿勢についてでございますけれども、最小の経費で最大の効果が発揮できるよう、さまざまな経営努力、これを行う必要があると考えているところでございます。次に、方策についてでございますが、町が保有する全ての公共施設について、整備、管理の基本的な考え方を定める釧路町公共施設等総合管理計画の策定を行うほか、人口減少対策として、「まち・ひと・しごと創生法」に基づく総合戦略の策定に取り組んでまいります。次に、定住対策の具体的方策と定住自立圏、各自治体との連携についてのお尋ねでございます。第5次釧路町総合計画に基づき、定住対策に資する方策といたしましては、防災、減災対策の推進による安全、安心の地域づくりや、子育て環境の整備、産業振興の施策等を総合的に展開しているところでございます。今後は、総合戦略による人口減少対策、定住対策をより具体的に展開してまいりたいと考えてございます。あわせまして、定住自立圏における定住対策につきましては、共生ビジョンに基づき、先行している自治体との連携強化に努めてまいりたいと考えてございます。次に、町民参加を促す事業展開と女性の活躍促進の考え方についてであります。町民参加を促す事業展開についてでございますが、町民、地域の皆さんが意見や提案をしやすくする環境をつくるため、まず街角インタビューや一言ポストなど、さまざまな方法で町民参加の場面をつくってまいります。また、本年度からは、釧路町公式ホームページの魅力向上、フェイスブック等のソーシャルメディアを活用した町の情報発信の拡充に取り組んでまいります。次に、女性の活躍促進に向けましては、女性団体や協働のまちづくり活動団体などの皆さんと意見交換を進めてまいりたいと考えてございます。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

自由新生クラブ、川崎議員の御質問で、教育行政全般についての1問目でありますが、教育委員会制度改革や現状の教育体制の変化を踏まえた教育長の見解を伺うということであります。総合教育会議の設置、教育の振興に関する大綱の策定や迅速な危機管理体制の構築など、町長の教育行政に対する責任や役割が明確化されることとなり、これまで以上に町長の教育行政への関与があるものの、教育執行体制は大きく変わることはないものと受けとめております。これまでも町長と教育委員会との意見交換を通して、町長部局との連携を図り、教育課題に取り組んできたところであります。今後におきましても、さまざまな課題にしっかりと対応できるよう、教育行政の目指す方向性を共有し、共通理解、共通認識のもと、子供たちが安心して教育を受けられる教育環境の充実を図ってまいりたいと考えております。次に、ICT機器の充実とタブレットPCの活用の考えはということでありますが、当町における学校のICT機器につきましては、全小中学校でコンピューターを整備し、26年度には、学校規模に応じて実物投影機、デジタルテレビの配置を行ったところであり、今後も計画的に整備をしてまいりたいと考えております。また、タブレットPCの活用につきましては、現在整備しております各学校のコンピューター更新の時期に合わせ検討してまいりたいと考えております。次に、ICT機器活用に合わせての情報モラル教育の考えを伺うということでありますが、情報化によるICT機器の機能や使用方法は、想像以上に進化と変化を遂げており、児童生徒がこれからの情報社会の中で生きていくためには、ICT機器に対応する能力を向上させると同時に、利便性の裏側にある危険性についても、早い時期から理解させておく必要があると考えております。現在、学校においては、教科、道徳、特別活動等を通し、情報モラル教育を進めており、また、警察職員やNTT職員等の外部講師を招き、児童生徒とともに保護者も一緒になって学習できるような携帯安全教室を開催しているところであります。今後も、児童生徒の発達の段階を踏まえた情報モラル教育を進めていけるよう学校を支援してまいりたいと考えております。次に、食育に対する具体的取り組みについて伺うということでありますが、小中学校における食育は、将来への食生活、生活習慣の基礎を学ぶ大切な機会であります。具体的な取り組みとしては、栄養教諭を核とした全校での食育指導の充実に努め、地域の食文化や健康によい食品のとり方などの指導を行うとともに、給食だよりの発行、給食で使用する野菜類の産地をホームページで公表することなどを通じて、家庭との連携による食習慣、生活習慣の向上に努めてまいります。また、学校における食育の生きた教材でもある学校給食をもとに、準備から片づけまでの一連の指導を通じて、配膳の方法、食器の並べ方、箸の使い方、食事のマナーを身につけさせるとともに、釧路町の地場産物を活用したふるさと給食を提供して、子供たちが町の産業や地場産品について関心や愛着を感じることができるよう取り組んでまいります。次に、いじめ、不登校対策の取り組みについて、具体的事業概要を伺うということでありますが、いじめ、不登校対策の具体的事業としまして、いじめアンケート、Q-Uテストの実施、いじめに係る保護者向け資料の配布、いじめ根絶子ども会議の実施、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの効果的な活用と協議会の実施など、各関係機関、学校と連携した取り組みを進めているところであります。特に、いじめについては、26年度に全ての学校で策定した、学校いじめ基本方針に基づいた取り組みを充実させることが重要であると考えており、そのためにも、いじめや不登校を生まない学校づくりができるよう、小学校と中学校の教師間の連携を強化し、共同で児童生徒の指導に当たっていけるような体制づくりを進めてまいりたいと考えております。次に、教育長が目指すスポーツ振興策についてでありますが、子供から高齢者まで、いつでもだれでも気軽にスポーツを楽しみ、親しむことができるスポーツ環境を整えることが大切であると考えております。まず1つに、2020年東京オリンピックと日本選手団の合宿誘致活動を推進することであります。スポーツ合宿を契機に、子供たちが世界で活躍する選手を間近で接することにより、スポーツに関心を持ち、将来は、その子供たちの中からオリンピックや世界で活躍する選手が誕生したらと、そんな夢を抱いているところであります。2つ目として、スポーツ合宿の拠点施設として、また、各種スポーツ教室や大会を安全に開催できる施設としてその役割が果たせるよう、運動公園施設の適切な維持補修に努めてまいります。3つ目として、冬のコミュニティスポーツ、長ぐつアイスホッケーの取り組みやスポーツ関係団体と連携して開催する各種スポーツ教室及び大会を通して、スポーツに親しむ機会を提供しながら、町民の体力向上と健康増進を図ってまいります。以上です。

出典:釧路町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる