釧路町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日
3件6項目について
2013年3月11日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「3件6項目について」質問し、町長 佐藤広高、介護高齢課長 高橋良司、福祉課長 佐藤智昭が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昭平 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、介護高齢課長 高橋良司、福祉課長 佐藤智昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 佐藤昭平
7番佐藤です。今回は、3件6項目について質問通告をしております。順次、伺っていきたいと思います。1件目、成年後見制度の拡充をということで伺います。認知症や知的障がい、精神障がい等などによって、社会生活を送る上で判断能力が低下したため、契約関係で悪徳商法等におとしめられたり、または財産管理等で困難な状況となる高齢者や障がい者の方がふえていると聞いております。そういう方を支える一つとして、成年後見制度がつくられているわけであります。当町の第3期障がい者計画、それから第5期高齢者福祉計画等においても、権利養護事業として、日常生活自立支援事業及び成年後見制度の利用に向けて、情報提供や相談支援を行っていくと。あわせて、成年後見人の育成と活用についても検討しますというふうになっております。そこで、1点目でありますけれども、成年後見希望への現状、そのことについて、どういうふうに対応されているかであります。2点目です。高齢化等に伴い、成年後見制度について重要性が高まっているというふうに思いますが、市民後見人養成など積極的対策を求めるところですが、以上2点について答弁を求めます。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
7番佐藤議員の御質問で、まず1点目で、成年後見制度の拡充につきまして、その中で、成年後見希望への、まず現状の対応についてのお尋ねであります。現在の対応状況につきましては、地域包括支援センターが相談窓口となってございまして、家族や担当の介護支援専門員からの相談などに対応をしてございます。成年後見を希望される方の中には、財産が少なく、身寄りがいない、また、身寄りがいても協力を得られないといった事例が多くございます。このため、町の成年後見制度支援事業を利用しながら、ここ数年、毎年3件程度、町長に対しまして申し立てがございます。相談から申し立てに至るまで、こうした一体的に取り組んでいるという、こういう状況がございます。次に、高齢化等に伴い、成年後見制度についても需要性が高まっている。これらの後見人養成での積極的対策についてのお尋ねであります。現在までに町が申し立てした事案につきましては、社会福祉士や弁護士、あるいは司法書士など、いわゆる専門職でございます方々に後見人を依頼しております。今後におきましては、直ちに成年後見に対する希望が増加することはないとは思いますけれども、社会情勢や家庭状況などから、制度を利用しなければならない事案は着実に伸びてくるものと、こう推測をいたしてございます。こうしたことから、新年度におきまして、有権者を交えた検討会及び町民のニーズ調査などを実施いたし、当町における市民後見人養成について検討をしてまいりたいと考えてございます。
質問 7番 佐藤昭平
成年後見制度は、成年後見を希望される方の、そういう判断能力に即して、その程度に応じて、後見ですとか補佐ですとか補助、そういう3段階が設けられております。その内容としては、身の回りのお世話といいますか、医療や介護の関係の契約などの身上看護というのでしょうか、及び売買や消費貸借等金銭のことが伴う、そういう財産管理というものに分類をされるというふうになっております今、3件ぐらいというようなことでありましたけれども、どういうようなケースなのかお聞きしたいと思いますし、あわせて、そういうようなことを通じて、町長からも若干評価はありましたけれども、現下のところなどでの成年後見制度の意義について、どのように認識されているか聞きたいというふうに思います。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
現在、平成20年から実質、町長の申し立てをやってきていますけれども、平成20年から現在まで、全部で13件ほどの申し立てを行ってございますが、この5年間で、いわゆる死亡ですとか他市への転居によって、現在、実質的には6名の方が利用してございます。委員おっしゃいましたとおり、基本的には身上看護と財産管理を主に行っている状況でございます。今ほど町長が申し上げましたとおり、今すぐ希望者がふえるというふうには認識してございませんけれども、市民後見の養成の一つとして、管内的にも一部で実証してございますけれども、実際に実務につくというよりは、その養成をすることによって、本人の財産になることはもちろんですけれども、町にとりましても地域における福祉活動の担い手の確保につながっていくのかなというふうに認識してございます。
質問 7番 佐藤昭平
そうそうたくさん、一遍にふえるというような状況にはないというようなことでありますけれども、そうはいっても、基本的には法律行為というようなことでありますし、いろいろ、1回相談に乗って終わりというようなことでもないというふうに思います。それで、これは6名の方が今の時点では利用されているということなのですけれども、担当職員の方、社会福祉士なのでしょうか、何人で後見の仕事をされているのか、私のイメージするには、6名とはいっても、それなりに時間もかかって、濃い事例などもあるのではないかなというふうに思うのですけれども、人員体制等々の関係で言うと、どのような状況になっているのか聞きたいと思います。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
6名の方の内訳ですけれども、社会福祉士が5名と弁護士が1名ということで、いわゆる専門職が担当してございます。
質問 7番 佐藤昭平
社会福祉士といいますか、包括の職員のところで担当されていて、これは、日常の、ほかにも、社会福祉士ですから、包括の仕事がいろいろあると思うのですけれども、そういう中での、この後見のところにかかわっている仕事のウエイトというのはどういうような状況になっていますか。そういうことを聞きたいと思います。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
地域包括には1名、社会福祉士資格者がございますけれども、うちにいる社会福祉士につきましては、職員ということもあるものですから、町民に対する、まず後見はしてございません。1件持ってございますけれども、釧路市民に対する後見をうちの社会福祉士は行ってございます。今申し上げました5名の社会福祉士というのは、町以外に在住している社会福祉士、弁護士ということになります。実際に、包括の仕事と市民後見の比重ですけれども、相談に行きますと、親族等がおりますと、4親等内の確認をするということで、戸籍を何度となく他県、他市に送って確認をして、また確認をしてというような声もございますので、その辺が結構、1件出てきても相当な時間を要している状態でございます。
質問 7番 佐藤昭平
単純に何か、1回接して、お話を聞いて、それで解決というようなことではないと。もちろん、生活のところでいろいろ支えていくというようなところが、法律後援のところが中心でありますけれども、やっている実態にあるということで、当然、相手が高齢の認知症の方であったり、いろいろな判断能力が低下してきているというような方が相手ですので、いろいろな点で、今お話にあったように、密着型でお世話をしなければならないというような仕事であるというふうにお話が出たかなというふうに思います。成年後見のところは、介護保険と同時に制度をスタートしているわけであります。それで、ようやく成年後見のところも、この間いろいろ法律的にも整備されて、市民後見の養成支援についても市町村のところでやっていくというようなことで各町村に動きが出てきているわけであります。この成年後見のところも、介護保険スタート時から比べれば、2011年までのところで6,700件から3万件ぐらいになって、約4.5倍にふえてきているというふうに調査も出されておりますし、当初、家族や親族の方が成年後見をやっていた割合というのは95%だったのですけれども、さまざまな、親族や身近な人であるがゆえのトラブルなどもあって、また、家族のそのものが高齢化しているということもあって、60%の比率に低下をしてきているというようなことであります。全般的に、認知症、知的障がい、精神障がいの方というのはふえてくるであろうということでありますので、全体の対象拡大も予測されるというようなことでありますので、急にはふえないというようなことでありますけれども、潜在的なところは相当あるのかなというふうに認識をしているところであります。1点目のところはよろしいです。2点目なのですけれども、町長のほうからいろいろ、基本的には今のままではなくて、取り組みを進めていきたいというような答弁でありました。ニーズ調査を行っていくというようなことで、取り組みを前に進めていくということですから、基本的には了解なのですけれども、詳しくお聞きを少ししたいというふうに思うのですけれども、これは今、養成等については、北海道の事業としても、平成24年度から26年度まで事業を行うということで、3年間、北海道のところでも養成を進めるという事業についておりますので、町民のところでいろいろ検討会もという話でしたけれども、率直にお聞きしたいのですけれども、基本的には、平成25年度のところは調査等を含めて諸準備をして、平成26年度には具体的に養成、それからサポートの体制ですとか、そういうことを含めて始めていくというようなことを大枠としては想定をしているというようなふうに受けとめたりするのですけれども、そういう点ではいかがでしょうか。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
大まかなスケジュール的には、今、議員がおっしゃったとおりです。年が明けましたから昨年ですけれども、北海道も、今申し上げましたとおり3年間の事業で、全額道が補助金を出して、道と共同事業ということで、管内的には、釧路市はもう、国のモデル事業で100%やっていますけれども、白糠町が平成24年度、道と共同事業をやって、平成25年には標茶と弟子屈がその事業に乗ってやるというふうに伺ってございます。ただ、北海道的にも相当、手を挙げている町村が少ないということで、昨年も担当課のほうから要請に来ましたけれども、今、町長が御答弁申し上げましたとおり、平成25年度は、専門家の意見なんかも聞いて、障害者も含めたニーズ調査を行って、ある程度の数字を把握をした上で、平成26年度の事業に乗せるかも含めて検討していきたいということでございます。
質問 7番 佐藤昭平
ぜひ、いろいろ準備はあるとはいえ、北海道が平成26年度までということも含めて、ぜひ具体的に、なるべく早目に進めていただければというふうに思います。それで、後見人の養成というのは支援体制づくりも義務づけられておりますので、釧路市のところでの後見人支援センターのように、サポート的な機能も当然つくるということになりますし、いろいろ、ケース対応の相談の内容なども複数で当たるですとか、そういうようなことも必要ですし、一定の人数、後見人のところで確保が必要になるというふうに思うのですが、そこで、市民後見人の養成、基本的には進めていきたいということなのですけれども、これはどのぐらい養成を考えられているのかなということでお聞きをしたいなというふうに思います。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
想定してございます養成人数等につきましては、先ほどから申し上げていますとおり、平成25年度のニーズ調査と検討会議によって、その結果を受けてということになりますので、今時点では、想定の人数等は持ち合わせてございません。
質問 7番 佐藤昭平
ニーズ調査というのは、どのような中身で、どういうような程度をどういう範囲で行われるのか、ちょっとわかりませんけれども、なかなか、その根底になるのは、どのぐらい後見が必要な方が出てくるのかなというのがもとにないと、それに対してどのぐらいの後見人養成が必要で、市民後見をどのぐらい養成していくのかというのが出てくるのだと思うのですが、それは結構、つかむのが難しいのではないかなというふうに思います。それは、これからやるということですので、そのこと自体は異論がないのですけれども、いろいろ、各地のところで、一応めどとして養成していくところの基準にしているのがいろいろあります。釧路市などは、人口の3%ぐらいを想定しておりますし、町村ということでいうと、斜里町などを見ると、4%とかというふうに想定しているところもあります。釧路市並みで、3%の方がそういうような成年後見が必要だというようなことになれば、当町の場合ですと620人ということになりますし、それから、1人で10人ぐらいの方を担当するということになれば、62人ぐらいは必要ではないかなというふうに思います。そういうようなことで言うと、今、利用されている方は先ほど6人というようなことでしたので、仮ではありますけれども、必要な人が614人ぐらいあといるのではないかという、そういうような仮定の数字も出てくるわけなのですけれども、ニーズ調査はわかりますけれども、今はもう既にいろいろ、成年後見人養成を進めている自治体もありますので、そういうところでの係数といいますか、そういうようなことも参考にしながら、一定、丸々外れるということでもありませんので、そういうようなことも基準にしながら仕事を進めていかないと、なかなか後が大変なのではないかなという感じも私はしているのですけれども、そういうような点ではどうですか。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
平成25年度は、専門家も含めて検討会を行うということで、その中でも他市町村の、今言われたとおり係数なんかも参考にしながら研究してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 7番 佐藤昭平
よろしくお願いします。それで、ずっと先々の話をしていてあれなのですけれども、今後の成年後見制度の意味ということなのですけれども、当町には、包括支援ネットワークということで、五つのネットワークがあるわけなのですけれども、今後、こういう成年後見の関係というのは、今の包括支援ネットワークの中でどういうふうに位置づけられていくことになるのか、現時点で考えていることがありましたらお聞きしたいと思います。
答弁 介護高齢課長 高橋良司(介護高齢課長は2013年3月まで)
今現在も認知症に関するネットワークが存在してございますので、それらと包含するのがいいのかあれですけれども、いずれにしても、全てのネットワークにかかわる部分でございますので、一緒にその部分についても研究してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 7番 佐藤昭平
私はやっぱり、成年後見制度のところもしっかり、福祉の視点で進めていくことが大事だというふうに思っています。判断能力が低下した人を、何か上から目線で管理をするというようなことではなくて、後見制度を利用することになった被後見人というような方々も、その人らしく生きていける、釧路町に住み続けられるのだと、そういうための制度であるというふうに思いますし、また、広い意味で言うと、定住対策の一つの形態でもあるというふうに思います。生活支援と権利養護ということがかかわるネットワークということになると思うのですけれども、それぞれの人の意思能力の、そういう段階に応じて対応できる体制をぜひ強化をしていただきたいというふうに思います。最後に一つなのですけれども、障がい者計画の資料をこの間、見せていただいたら、成年後見制度についての意見もあって、情報不足ではないかというような意見も散見いたしました。それで、成年後見制度や、これにかかわる日常生活支援事業等についてや今後の成年後見の養成等について、町民参加で進めていくことが大切だというふうに思いますので、改めて、今後の取り組みを含めて周知に努めていただきたいというふうに思います。この点をお伺いして、この件については終わりたいと思いますが、答弁を求めたいと思います。
答弁 福祉課長 佐藤智昭(福祉課長は2014年3月まで)
平成25年度の予算におきまして、市民後見人等の人材育成を図るために、町民を対象に研修会を開催する予算を提案させていただいております。
質問 7番 佐藤昭平
そういうような取り組みも、ぜひ町民全体の取り組みを進めていくという上で、引き続きよろしくお願いしたいというふうに思います。