釧路町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日
今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について
2013年3月7日、釧路町議会の一般質問で、松橋和子議員が「今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴が答弁しました。
- 質問者
- 松橋和子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 松橋和子
平成25年度第1回定例会に当たり、民主党議員団を代表して、今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について質問をさせていただきます。最初に、まちづくりに臨む町長の基本姿勢について伺います。町長は、オール釧路町でつくり上げた第5次釧路町総合計画を前進させる年と位置づけ、基本となる三つの視点から述べています。1点目は、財政基盤の整備、2点目に防災・減災対策の推進、3点目には部制導入による行政組織評価であります。行財政基盤の整備でありますが、当町においても再生緊急プランに象徴されるようにあらゆる視点から必死に行財政改革を進めきました。そうした中で、地方交付税は各自治体が必要不可欠な行政サービスを安定的に提供するための大きな財政基盤であり、安定的に確保されなければならない、しかし国はこれを削減しようとしております。加えて、民主党政権時に原則として自治体がその裁量によって使途を決めることができる地域戦略交付金などに代表される一括交付金制度が創設され、その後、金額対象自治体、事業メニューが拡大されるなど改善が行われてきました。しかし、安倍内閣は緊急経済対策の中で一括交付金制度を廃止し、ひもつき補助金を復活させる方針を打ち出しました。今後、再び地域の実情に合わない施策が強行されるのではと危惧をするものであります。地方の疲弊を増幅させかねない国のこうした姿勢は決して看過できるものではありません。政府に対して一括交付金制度の維持を強く求めていかなければなりません。こうした状況を見据えながら、町の将来確固たるものにするためには、今後も行財政改革推進を継続するとともに、釧路町振興発展、地域活性化に向けた強力な施策の展開が必要であります。基本姿勢の2点目で、安心と安全を生み出すまちづくりを提唱しておりますが、平成23年3月に発生した東日本大震災からはや2年がたとうとする中、大震災に伴う福島第一原発事故の発生もあり、福島県ではいまだに16万人の者の人々が住みなれた自宅を離れ、避難を余儀なくされている現実が見えます。当町の取り組みの中で、町長が述べておられる公共施設の耐震化はもとより、民間住宅耐震化促進、避難施設整備について年度計画も含めた早急な対策が急務であると考えます。災害に強いまちづくりを目指して、ソフト、ハードの両面から計画性のある施策を推進していくべきと思います。3点目の役場組織の強化による行政サービスの向上、問題解決のスピードアップでありますが、町民の多様化するニーズに対応していくためにも重要な課題であると認識いたします。町民参加と協働のまちづくり基本条例と昨年、職員の反対を押し切って部長制をスタートしましたが、町民、職員にとっての利便性やメリット、デメリットも精査したその上で、部制による行政組織の強化、さらには議会との連携により総合的な力を生み出すものと考えているところであります。今後もそうした観点から、まちづくりを進めていくことが町民から信頼される町政の推進につながるものと確信しております。以上を述べた点から、まちづくりに臨む町長の基本的な考え方を伺います。1として、財政再建を目指した再生緊急プランも当初計画を1年前倒しして達成する見通しになりましたが、引き続き中期財政計画を策定し、行財政への安定を目指していくということで検討を始めておりますが、計画の基本的な考え方を伺います。2として、町民参加と協働のまちづくり基本条例がスタートして約4年が経過しようとしているが、今後さらに取り組みの充実を期す上での問題、課題は何なのか、町長の考え方を伺います。3として、東日本大震災を教訓として防災、減災対策を進めてきたところであります。また、災害に対する住民意識を喚起するためにさまざまな取り組みを行ってきていることは理解をしております。そうした中で、財源的な問題もありながらも、住民の安心、安全を担保するためには防災計画の早期策定は重要な問題であります。防災計画に基づく民間、公共施設の耐震化計画、可能な限り認可施設の避難所指定をふやしていくことや公共避難施設の整備、最低限の食料などの備蓄計画などの課題を具体化していく上での基本的な考え方並びに防災計画の計画策定がどこまで進捗しているのかをお伺いいたします。次に、今年度の主な施策について順次、伺ってまいります。福祉政策の課題でありますが、住みよいまちづくりを進める上で、福祉政策の充実は重要な課題であります。子供から高齢者の方まで全ての町民が安心で健康に暮らせるまちづくりに町長邁進してまいりました。そこで伺いますが、1として別保、東陽地区子育て環境事業に取り組む中で、子育てと仕事の両立ができる環境整備の事業を進める中で、子鳩保育所位置づけと基本的な考え方をお聞きいたします。また、保育所運営の実態に合わせた職員数のあり方と25年度の入所状況についてあわせて伺います。ゼロ歳児及び1歳児受け入れ拡大を検討しているが現在、町立保育所の職員数は28名であり、正規職14名、非正規14名同数であるが、この現状には問題があるのではないかと思います。保育所運営にあわせた職員数のあり方と25年度の入所状況について伺います。2として、健康づくり活動指針が24年度で終了するわけですが、この間の研修も行ってきた中で、効果はどのように捉えているのか、また今後、健康づくり活動を継続していく中で課題、問題点があればお聞かせ願います。次に、農林漁業、商工、観光業を中心とする産業振興の課題でありますが、産業振興がイコール雇用創出、地域活性化に資するものであると考えております。町長としても、町の将来を考えたときにさも最も力点を置かれる一つではないかと推察するところであります。しかし、先ごろ安倍首相は渡米してオバマ大統領と会談し、TPP交渉参加問題について聖域なき課税撤廃が交渉参加条件ではないことが確認できたので、交渉参加を前提に検討を行うと表明しました。TPP交渉参加について昨年12月に行われた衆議院議員選挙においても、大きな争点の一つでもありました。安倍総理率いる自民党も交渉参加には断固反対の姿勢を貫き、結果的に選挙戦に勝利し、民主党から政権交代を果たしたところであります。農業水産品目、それぞれ多岐にわたっており、交渉に参加することにしても果たしてどこまで聖域が守れるのか疑問が残るところでありますし、守れないものについて国としてどう手当するのかも不透明な状況にあります。北海道民はすべからく、交渉参加に反対をしてきました。道民の声を無視して交渉に参加することにはすごく反対するものであります。こうした状況も念頭に置きながら、釧路町の産業強化を図っていかなればなりません。町内の各産業が連携することで、新たな産業展開が図れると考えております。各産業が連携することで、産品の付加価値を高め、釧路町ブランド創出につながることが期待できるものと考えますし、観光産業と連携しながら、釧路湿原国立公園の観光スポット、オートキャンプ場、細岡ビジターズラウンジなど、観光客のニーズも探りながら活用して、雄大な自然美を同時に情報発信していくことも可能になり、観光客の誘致にもつなげていけるのではないかと考えているところであります。こうしたことを進めようとするには、行政と生産者、商工業者が共通認識を持ちながら互いの役割を認識して取り組んでいかなければかけ声倒れで終わってしまいかねないと危惧するものであります。そこで1として、これまで取り組んできた農村振興にかかる施策の検証と課題について伺います。2として、新規就農支援対策について、町として基本的な取り組みについて伺います。3として、別保公園に設置されているコミュニティマーケットを核とした周辺施設をさらに整備して活用を図るべきと思いがあります。コミュニティマーケットは今年度オープンを目指して釧路町地産地消センターとして新たなスタートを切るべく工事が進んでおりますが、そこに行けばさまざまな釧路町産品を買うことができる、食べることができる、あるいは見ることができる、そうした受け皿的な施設として観光協会、商工業者、漁業、農協、森林組合などと町が連携してつくり上げることに大きな意味があるのではないかと考えます。町長は、センターの基本的位置づけをどう考えているのか伺います。4として、そうした施設を活用し、物品販売が拡大できれば生産者の就労意欲も高まり、新たな特産品の開発も促進でき、内外からのセンターに足を運ぶ町民、市民の認知度も増していくのではと一方で期待もしているところであります。町長が考えておられる釧路町産品の高付加価値、ブランド化とはどういったことを目指しているのか伺います。次に、教育行政についてであります。今年度より、福田教育長から伊藤教育長にバトンタッチがされ、新たな教育行政がスタートいたしました。目まぐるしく社会変化を遂げる現在にあって、確かな学力を身に着け、豊かな心で社会に対応する子供たちを育てるための環境づくりに学校現場と教育委員会が連携して当たっていただけるよう期待するところであります。1として、教育長が教育行政に臨む基本姿勢の中で、昨年に引き続き確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた育成に向け具体的な手だてを講じることを基本に据えております。心と体、知識や技能がバランスよく育成されることは重要なことであると認識しているところであります。教師や保護者、地域の人たちの支えを基盤として進めていきたいとのことでありますが、そのことをさらに実践し、積み重ねていくことが子供たちの心身の成長を即し、地域や保護者、教師までもが一緒に成長していくことだと考えます。昨年の基本的、実践的な取り組みを踏まえ、今年度の所要な施策にどうそのことを反映させていくのか伺います。また、その際に学校現場の意見を聞きながら調整的な役割を教育委員会が担っているものと思っておりますが、この中に入って教育委員会の果たす役割について伺います。5点目、特別支援教育についてでありますが、1として特別支援教育では特別支援教育連携協議会を通じて学校間や各関係機関との連携を密にしてきたところでありますが、年々学級に通う児童生徒がふえていく中で、現行の支援学級の課題と現状について伺います。同時に、学生支援員の活用、支援員の配置によりきめ細かな指導、支援と述べられていますが、今後の施策について伺います。6点目の教職員の支出向上並びに心身、健康維持についてであります。1として、教職員の資質能力の向上、心身の健康維持に対する支援を行っていくと述べておられますが、資質能力の向上に関して研修会、研究会を積極的に参加を即するわけで解決できる問題なのでしょうか。むしろ、教壇に立ってさまざまな子供たちの考え方や行動をして、場合によっては校長や教頭の示唆も仰ぎながら自分自身で考え、導き出していくことが実践的な指導力向上に向けた手法のあり方ではないかと考えますが、いかがでしょうか。2として、いつも申していることでありますが、教職員の心身の健康維持についてでありますが、人が人を支援、導いていくことが大変、労力のいるものであり、自分自身の心の葛藤もあります。教壇に立ちながら児童生徒への学習指導、日々の生活指導、部活の指導と1人で何役もこなさなければならず、その中で各種研修会、研究会に参加しなければならないなど、心身ともに厳しい状況に置かれていることが想定されます。それらに対して、教育委員会としてどのような支援をしていくと考えられいるのか伺います。7点目について、職員の推進でありますが、1として新たな学校給食センターの新設に伴って、より安全でおいしく温かな給食の提供が可能となりました。こうした機能を生かし、より多くの地場の農水産物を活用し、学校給食を推進することが求められます。また、これらの食材を使ってさらにおいしいものを食べさせることができるかといった創作料理の開発も地場で生産され、食材への理解を深めることにつながります。また、安心・安全の食材を使った給食を提供するという考えに立てば、コスト面では問題があるでしょうが、極力、無農薬野菜、無添加食品の使用などについても釧路町学校給食センター運営委員会で検討するなど、取り組みも行いながら、地産地消の取り組みとあわせて、給食センターの発信するホームページの中で家庭でもつくることができるレシピの発信ができないものか伺います。8点目、学校施設の改善について、1として学校施設も老朽化が著しくなっております。体育館の建てかえや補修などに行ってきていることは理解をいたしますが、今後、耐震化工事を進めるに当たって校舎内の各施設の改修などについても力点を置いていただきたい。伸び伸びとした快適な学校生活を送る上において、校舎内老朽化した施設などの環境整備にも目を配るべきと思います。とりわけ、トイレ施設の劣化が著しいと感じます。児童生徒が学校内で必ず使用するトイレは優先的に整備すべきであります。家庭において、ほぼ100%洋式トイレになっておりますが、学校においていまだに普及しておりません。児童生徒が学校に要望する第1位にトイレ施設の更新が出されています。掃除をしてもにおいがとれず、掃除のかいがないという声も聞かれます。ぜひ、検討をいただきたいと思いますので、納得いく説明を願います。以上、民主党代表して町政執行方針並びに教育行政執行方針について質問させていただきました。町長並びに教育長の前向きな答弁をよろしくお願いいたします。以上です。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
民主党松橋議員の質問で、町政執行に対する町長の基本姿勢の中で、まず再生緊急プラン終了後の中期財政計画の考え方についてのお尋ねがございます。町では、釧路町再生緊急プランにより健全化が図られた町財政を将来にわたって持続可能とするため、平成24年度決算見込みから平成28年度決算見込みまでの5年間を計画期間とした財政計画を策定してまいります。当計画は、限られた財源の効率的な運用を図りながらも第5次釧路町総合計画の具現化を目指すとともに、予算編成や執行管理に当たっての指針とするものでございます。計画期間中、毎年度これを見直しを図ってまいりたいと思ってございます。次に、町民参加と協働のまちづくり基本条例、取り組みの充実に向けた課題、問題点についてのお尋ねでございます。当条例につきましては、今日まで町民、地域、役場がそれぞれの役割のもと、互いに連携と補完を図りながら条例を踏まえた取り組みを段階的に進めてきたところでございます。町民参加と情報の共有では、第5次釧路町総合計画策定以降、さまざまな計画におきまして多くの町民の方々に計画づくりへの御参加と御参画をいただいております。また、協働のまちづくりでは、協働のまちづくり活動団体ネットワークにおいて主体的、かつ自主的なまちづくりへの取り組みを本格的に進めるとともに、平成22年度に制度化いたしました協働のまちづくり貢献事業では、これまでに延べ38社、143事業の認証を行わせていただいたところでございます。今後の課題、問題点につきましては、これまでの取り組みを充実、発展させるとともに、地域で活躍する人材の育成を進め、さらなる条例の周知と浸透を図ってまいりたいと考えてございます。次に、防災計画に基づく民間、公共施設の耐震化、公共指定避難所の整備、食料品等の備蓄計画の基本的考え及び防災計画の今時点での進捗状況についてのお尋ねがございます。町では、平成20年3月に釧路町耐震改修促進計画を策定し、平成27年度末耐震改修率90%を目標に事業実施し、平成23年度末では民間、公共施設合わせて約8割、78.02%程度となってございます。また、備蓄食料につきましては、町民3食3日分を基本とさせていただいておりますが、町民個々の備蓄を促すとともに、既に優先調達として企業などと交わしてございます協定書等を考慮し、一定の目標値を定め、計画的に整備する考えでございます。また、釧路町地域防災計画等につきましては、本年2月25日、釧路町防災会議、この会議の議を経て成案とし、北海道へ所定の報告を終了させていただいたところであります。次に、福祉事業全般についてのお尋ねの中で、別保、東陽地域子育て環境検討事業についての基本的な考え方並びに保育所運営の実態にあわせた職員数のあり方と平成25年度入所状況についてのお尋ねがございます。別保、東陽地区子育て環境検討事業の基本的考え方につきましては、先ほど日本共産党佐藤昭平議員にお答えのとおりでございます。町立保育所の保育職員数のあり方につきましては、保育事業を町の公的役割において担うべき責務がありますことから、現在の正規保育職員の人員体制を維持してまいりたいと考えてございます。なお、3月1日における平成25年度認可保育所の入所の予定は、町立におきましてははまなす保育所が8名、子鳩保育所9名、つくし保育所100名、私立保育園におきましては、すみれ保育所51名、むつみ保育園67名となってございます。次に、健康づくり活動の24年度終了を受けて、その効果と健康づくり活動継続に向けた課題、問題はというお尋ねがございます。2月27日に釧路町健康づくり推進協議会を開催させていただき、最終評価を取りまとめたところでございます。町民が安心して子供を産み育てるための家庭や地域の環境づくりを目指した健やか親子21釧路町計画及び生活習慣病の予防による健康寿命の延伸を目指した、釧路町健康づくり活動指針の二つの計画におきまして、11分野89指標について評価をいたしました。その結果、指標の約66%、59指標が目標値を達成した、あるいは改善傾向にあり、事象の約20%、18指標が悪化してございました。悪化した主なものといたしましては、飲酒している妊婦の割合、3歳児健診の受診率、30代男性の肥満率、欠食者の割合、一部のがん検診受診数などがございまして、今後、正しい知識の普及啓発などにより安心して産み育てるための環境づくり、生活習慣病の発症予防、重症化予防に努めてまいります。次に、産業振興のお尋ねの中で、農業振興にかかわる施策の検証とその課題についての御質問がございました。農業生産物の良質安定生産を目的とし、農業経営の安定を目指すため、町内における農業振興策として釧路町土づくり対策事業、施設栽培資材購入支援事業などを実施しており、これらの事業においては多くの農家が利用しておりますことから、今後も継続して実施してまいりたいと考えてございます。課題でございますが、農閑期における所得確保対策として、現在、寒冷地野菜の取り組みを標茶町農業協同組合と連携いたし進めており、今後もこうした研究は必要だろうと、このように考えてございます。次に、新規就農支援対策の基本的な考え方についてのお尋ねがございました。町内の農家数につきましては、農業委員会委員選挙人名簿登録者数によりますと、平成25年1月1日現在、31戸72名が登録されておりますが、これは年々減少しているところでございます。このことから、釧路町の重要な産業の一つでございます農業を維持するため、農業委員会と連携をいたし、新規就農相談業務を推進するとともに、国、道による青年就農給付金など、新規就農支援対策の活用を検討いたし、新規就農者の受け入れ体制を整えてまいりたいと考えてございます。次に、釧路町地産地消センターが新たなスタートを切るが、センター設置の基本的な位置づけについてのお尋ねがございました。このことにつきましては、さきの日本共産党佐藤昭平議員にお答えしたとおりでございますので、御理解をお願い申し上げます。また、次の町長が考える釧路町産品の高付加価値化、ブランド化といったことについてどういった方向性を考えているのかという御質問もございましたが、これも会派大空岩淵鉄男議員にお答えしたとおりでございますので、御理解をお願い申し上げます。次の項目につきましては、教育長より御答弁させていただきます。
答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)
民主党松橋和子議員の教育行政執行の基本にかかわって、確かな学力、豊かな心、健やかな体など、調和のとれた育成に向け、昨年の取り組みを踏まえ今年度、主要施策にどう反映させていくおつもりか、あわせて学校現場意見を反映させるために教育委員会が果たす調整的役割の考え方はということであります。本年度の教育行政執行方針につきましては、社会を生き抜く力の育成を柱に、昨年までの取り組み、あるいは成果と課題を十分踏まえた上で、具体的な取り組みを推進してまいります。特に、家庭と連携した生活習慣、家庭学習の充実、地域の人との触れ合いのある体験活動、そして1学校1運動を通した体力の向上など、学校、家庭、地域、関係機関のつながりを重視した施策を進めてまいります。また、学校現場でのニーズ、意見については、学校訪問時や諸会議ではもちろんのこと、風通しのよい教育委員会として調整を図っていけるよう努力していきたいと考えております。次に、特別支援教室にかかわって、年々支援学級に通う児童生徒がふえていく中で、現行の支援学級の課題と現状について伺う、また学生支援員の活用、採用の支援員配置について今後の施策を伺うということであります。当町の小中学校における特別支援学級に在籍する児童生徒数は、平成20年度の35名に対し、5年後の平成25年度当初には倍の70名が見込まれているところであります。特別支援学級につきましては、学校全体での種別による学級編成されることから、異なる年齢が混在する状況となっております。このことに伴い、教員につきましても学級編成に対応した配置となっていることから、配置された教員で個々の程度に応じた指導には限界がある場合があります。このため町では、独自に特別教育支援員を配置しているところであり、平成24年度においては富原小学校と遠矢小学校にそれぞれ1名を配置しておりますが、教員の適正配置については北海道町村教育委員会連合会を通じて文部科学省へ要望していきたいと考えております。また、学生支援員の活用につきましては、北海道教育委員会の事業として実施されており、今年度は町内の小中学校に5名の学生が派遣されております。今後におきましても、希望する学校と連携をとりながら、特別支援学級に在籍する児童生徒の支援を行ってまいりたいと考えております。次に、教職員の資質向上並びに心身健康維持にかかわって、教職員の資質能力向上に向け各種研修会、研究会が開催されますが、校長や教頭による現場実践教育も新人教師にはより重要であります。教職員の指導力向上に資する手法のあり方について伺うということであります。全ての学校では、学校の教育課題の解決、教師の資質能力の向上を図るために校内研修が進められております。その中で、校長、教頭の指導性が発揮されるのはもちろんでありますが、管理職による事業観察が日常的に実施されており、新任教師のみならず、全ての教師の授業観察を通し、管理職による指導が行われているところであります。また、ライフステージに応じた校外研修等にも意欲的、積極的に参加している状況であります。また、教師相互、あるいは子供たちによる授業評価を実施し、教師の授業改善の方向を明らかにする取り組みも進められております。このような学校の取り組み以外に教育委員会としまして、昨年度より釧路町教師力向上研修会を実施し、指導力向上に努めております。次に、教職員の皆さんは1人で何役もこなさなければならず、心身ともに厳しい状況にあります。教育委員会として、どのように支援していくか伺うということであります。教職員の仕事は、多種多様で激務であると認識しております。そのために、教育委員会としましても、学校における校務の情報化による効率化、軽減化が図られるような指導を進めるとともに、公務文書の適正な配分やチームワークのある職場環境など、管理職と連携しながら学校の実態に合った支援を考えていきたいと思っております。次に、食育の推進にかかわって給食センターが発信する地産地消の取り組みと同時に、給食センターホームページで家庭でもつくることができるレシピの発信ができないか伺うということであります。地産地消の取り組みについては、日本共産党佐藤議員にお答えしたとおりでありますので、御理解をお願いいたします。なお、ホームページでのレシピの発信につきましては、毎日の献立を発信できるかどうかも含めて、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。次に、学校施設の改善にかかわって、学校施設の環境改善の一環としてトイレ施設の改善、可能な限りの洋式化についての検討を求めるということであります。町内の各小中学校については、施設そのものの老朽化に伴い、給排水設備も改修が必要な時期に来ている学校が多く存在します。このため、耐震診断の結果、耐震補強工事が必要な学校についてはその工事にあわせてトイレの改修も考えているところでありますが、耐震化工事の予定のない学校におきましては、トイレの一部を順次、洋式化していくことを考えているところであります。平成25年度におきましては、遠矢中学校の女子トイレの3カ所を実施する予定であります。以上であります。