栗山町議会 令和3年12月会議 2021年12月14日
GIGAスクール構想の実態について
2021年12月14日、栗山町議会の一般質問で、千葉清己議員が「GIGAスクール構想の実態について」質問し、教育長 吉田政和が答弁しました。
- 質問者
- 千葉清己 議員
- 答弁者
- 教育長 吉田政和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 千葉清己
それでは、通告に従って質問をいたします。GIGAスクール構想の実態について。本年4月にGIGAスクール構想の前倒し実施により、本町小中学校にも子供一人一人にタブレット端末が配付されました。文部科学省の説明では、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで特別な支援を必要とする子供を含め多様な子供たちを誰一人取り残すことなく公正に個別最適化され、資質、能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する。これまでの日本の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることによって教師、児童生徒の力を最大限に引き出すとなっています。言うまでもなく、教育や学習面に限らず、あらゆる社会生活においてICT活用は必然であるので、GIGAスクール構想を否定するものではありません。そこで、以下の点について伺います。1、現在小中学校ではどのような活用をしているのか。2、タブレット端末の持ち帰りは認めているのか。3、不登校の子供たちへのタブレット活用はどうなっているのか。4、教員への負担がGIGAスクール構想によって増えているのではないか。
答弁 教育長 吉田政和
まず初めに、GIGAスクール構想の実態についてであります。児童生徒の1人1台端末等の整備につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、前倒しで国の予算化がなされたことなどから、令和3年7月末現在で全自治体の96.2%に当たる1,704の自治体が整備を完了しており、本町においても令和3年3月に整備を終えたところであります。次に、ご質問の①の現在小中学校ではどのような活用をしているのかについてでありますが、現在デジタル教科書を活用した授業展開をはじめ児童生徒自らがインターネット等を利用した調査研究活動、自分で撮った写真、動画を使っての情報交換や教員とオンライン上でコミュニケーションを取ることのできるツールとして活用等を行っております。次に、ご質問の②のタブレット端末の持ち帰りは認めているのかについてでありますが、現在は学校内での使用を原則としており、端末の持ち帰りは行っておりません。今後は、非常時における児童生徒の学びの保障の観点から、また端末の持ち帰りを安心、安全に行える環境づくりのため、既に同様の取組を実施している自治体等の事例を参考に、その適切な取扱いに向けたガイドライン作成を早期に行うなど、端末の持ち帰りについて検討してまいりたいと考えております。次に、ご質問の③の不登校の子供たちへのタブレット活用はどのようになっているのかについてでありますが、不登校の子供たちに対する学習機会の確保は重要なものと考えておるところです。このことを踏まえ、本年度北海道教育委員会が行っている学びを止めない、心を近づける、不登校児童生徒へのICT学習支援実践研究事業の指定を受け、町内の学校において児童生徒の家庭にあるパソコンを活用し、学校から教職員がオンラインで体調管理や学習支援等を行う事業に取り組んでおるところです。今後もこの取組等を参考に、それぞれの学校や家庭、地域の実情を踏まえ、不登校の子供たち等への学習機会確保の取組について検討を進めてまいりたいと考えています。次に、ご質問④の教員への負担がGIGAスクール構想によって増えているのではないかについてでありますが、教育委員会といたしましては初年度からいきなり全てを整え、実施するということは難しいものと受け止めているところです。まずは文部科学省から出されているチェックリストを参考に、できるところから試行的に進めているところであり、現在のところ教職員から大きな負担増になっているとの意見等は聞いておりません。今後円滑な本格運用を目指した取組を進めてまいりますが、各学校から推薦いただいたICT活用委員会委員とも連携しながらそれぞれの学校や家庭、地域の実情を踏まえた対応に心がけ、教職員の大きな負担増にならないように留意してまいりたいと考えておるところです。
質問 7番 千葉清己
ありがとうございました。それでは、1つずついきたいと思います。現在今の活用についてはデジタル教科書というようなお話がありましたけれども、ICTはやろうと思えば切りがないぐらいあって大変なことで、それも踏まえて文部科学省、コロナになったということで前倒しをしたということで、現場としては前倒しをしたことによって十分な準備ができていなかったというのも実態だというふうに思います。ですから、徐々にやっていくということが大事だというふうに私も思っているところでありまして、今後電子黒板とか当然あると思うのですけれども、そういうのをもっと増やしていってGIGAスクール構想の活用につなげていっていただきたいと思いますけれども、そのような電子黒板の増加とか、そういうのは予算の話もあるので、ちょっと難しいかもしれないですけれども、どういうふうにお考えかをお聞かせください。
答弁 教育長 吉田政和
千葉議員のご質問に対してのお答えになります。電子黒板におきましては、各学校に少数ではありますけれども、配置されている段階であります。ですから、各学校において電子黒板の活用については今までどおり活用していっていくという中身になっていこうかなというふうに考えているところです。また、この電子黒板一つ購入するのに額が張るものですから、これについては今後皆様とも相談しながら購入できる範囲、もしくは児童生徒一人一人に配付しましたタブレット端末と連携しながら活用していく方法等が考えられるかなというふうに考えておりますので、今の意見を大切にしながら今後検討してまいりたいというふうに考えているところです。以上です。
質問 7番 千葉清己
電子黒板、本当に高いので、そう簡単に増やせということには、国の補助でもあれば増やせると思いますけれども、十分理解しています。それから、②のタブレットの持ち帰りですけれども、本来タブレットを有効に活用するためには家庭学習のためにもタブレットを活用するというのは私も理想だとは思うのですけれども、まだなかなかそのルールが確立していないと。全国でもタブレットを持ち帰って、その中で子供たちが別のアプリを使って遊んでいるという、そういうような報告も相次いでいることから、慎重にこれはしなければならないなというふうに思っていますけれども、最終目標は自宅に持ち帰りをして学習に活用できるようにするということが必要だと思うのですけれども、ここら辺のガイドマップというか、計画についてはどのようになっているのかをお伺いします。
答弁 教育長 吉田政和
議員のご質問にお答えいたしたいというふうに思います。現在栗山町の実態については、先ほど答弁で申し上げたとおり、まだ完全に整備された段階、研修を含めてされている段階ではありません。しかしながら、近隣市町村の中身を見てみますと、平常時の端末の持ち帰り学習について実施している学校については30%以下、準備中、準備していないと言っている市町村が70%以上という形になっている現状があります。本町としましては、周りの先進地域も含めて参考にしながらその辺りの検討については進めてまいりたいというふうに考えているところです。しかしながら、先ほど千葉議員からご指摘のあった子供たち一人一人が自由に活用できる環境ということでは準備しておかなければならないかなというふうに委員会としては考えています。そこに到達するためにも今各学校から選出していますICTの各委員の皆さんと協議をしながら着実な一歩を進めてまいりたいというふうに考えていますし、先ほども答弁の中で言いましたけれども、ガイドラインがまだきちっとできていない段階ということもありますので、その辺りも早急に委員会としては作業として進めてまいりたいというふうに考えているところです。以上です。
質問 7番 千葉清己
ICT活用委員会委員というお話が出ていましたけれども、これはどういう人をいうのでしょうか。
答弁 教育長 吉田政和
各学校の教頭1名ずつです。それから、主幹教諭が配備されているところの主幹教諭、それから教職員から1名ずつという形で、あとは教育委員会という組織で行っています。今年度2回その委員会を開催したところになっております。以上です。
質問 7番 千葉清己
これは定例的に開催されているということでよろしいのですか。
答弁 教育長 吉田政和
定例的に2回行ってきています。しかしながら、何が起きるか分かりませんので、その内容にもよりますが、回数については固定したものではありません。
質問 7番 千葉清己
3番に入ります。不登校の子供へのタブレット活用で質問したらパソコンで対応しているという答弁だったのですけれども、これについてはタブレットは活用していないということでよろしいですか。
答弁 教育長 吉田政和
北海道教育委員会の事業として行っている実験的な段階であります。先ほども言ったように、学校におけるタブレット端末を持ち帰るということになると全体的な部分になりますので、まだガイドラインが策定できていない段階でということについては試行できていません。ですから、家庭にあるパソコンを利用させていただく中で担任とのオンラインでの通信と現時点ではさせていただいているところであります。
質問 7番 千葉清己
そうなると、家庭環境によってパソコンのないご家庭がいた場合、これ困るのではないかと思うのですけれども、どういうふうになっているのでしょうか。
答弁 教育長 吉田政和
現時点で教育委員会としましては、昨年度に実施した調査結果なのですが、約8割の家庭にWi―Fi環境は整備されているものと捉えております。全家庭のWi―Fi環境を整えるため、昨年度より栗山町立学校家庭学習用通信環境整備支援事業を実施しているところです。現在光ファイバーの整備も進んでいることから、引き続き推進していきたいと考えているところです。現時点での実績につきましては、令和2年度で残り14件、今年度、令和3年度は残り2件配備されていないということを聞いております。この辺りについても全件、残りの2件にも配備できるよう工夫等も考えながら対策について練っていきたいというふうに考えているところです。以上です。
質問 7番 千葉清己
配備されていないということは、パソコン自体がその家庭にないということになるのでしょうか。
答弁 教育長 吉田政和
そのとおりです。通信のモバイルもないという家庭が2件というふうに聞いております。
質問 7番 千葉清己
そうなると、対応ができないということで非常に不都合が生じると思うのですけれども、どういうふうにこれを消化しようということなのでしょうか。
答弁 教育長 吉田政和
パソコンなしの家庭につきましては、今検討中でありますが、レンタル等という形での貸出しも先進地域ではしているようです。そういった先進地域の内容も検討させていただく中で残りの2件については今後対応していきたいというふうに考えているところです。
質問 7番 千葉清己
これ何とか早急に新年度の予算措置を取ってもらって、この2件取り残されることがないように私のほうから強くお願いをしておきたいというふうに思います。4番の教員の負担ですけれども、いきなり全部やれということにはならないので、負担のないようにぜひともお願いしたいのですけれども、これからGIGAスクール構想を文部科学省がデジタルの推進ということで国を挙げてやっていることなので、これからもこういうのは重要だと思うのですけれども、現場が混乱しないように国のほうもやってもらいたいなというふうに思って、全国見ていると大分混乱している自治体もあったりして、いきなりあれをやろう、これをやろうというふうになると無理があるのかなというふうに思うので、国に対して言ってもここではなんなのですけれども、このようなICT化は社会の自然として進んでいくものなので、学校教育にもぜひともこれを活用していただきたいというふうに思って、最後に教育長のGIGAスクール構想に対してのお考えを改めてお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 吉田政和
まさしく今千葉議員がおっしゃったことについては私としても理解しているつもりでございます。私の前任の校長時代の地域でも課題がたくさん出てありました。そういった経験も踏まえながら、教育委員会としましては児童生徒一人一人のために格差がなるべく起きないような施策をしながら今後進めてまいりたいというふうに言わせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。以上です。