新ひだか町議会 令和5年第5回定例会 2023年9月12日
(1)音声コードの付与について/(2)GIGAスクールについて/(3)GIGAスクール構想及び学校教育におけるICT利活用推進の現状と課題等について
2023年9月12日、新ひだか町議会の一般質問で、池田一也議員が「音声コードの付与について」「GIGAスクールについて」「GIGAスクール構想及び学校教育におけるICT利活用推進の現状と課題等について」について質問し、企画課長 樋爪旬、管理課長 田口寛、健康推進課長 及川啓明、管理課主幹 岩渕元希、教育長 久保田達也が答弁しました。
- 質問者
- 池田一也 議員
- 答弁者
- 企画課長 樋爪旬、管理課長 田口寛、健康推進課長 及川啓明、管理課主幹 岩渕元希、教育長 久保田達也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 池田一也
通告に従い、2点の質問をさせていただきます。まず、「音声コードの付与について」を質問します。音声コードとは、紙媒体の印刷情報を二次元バーコードを付与することにより掲載された印刷情報を活字文書読み上げ装置を使って音声化し、情報を得るためのサポートをするもののことをいいます。今国では全ての障がい者が障がいの有無によって分け隔てられることのない社会を目指し、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が昨年5月に施行されております。ところが、今でも視覚障がい者にとっては情報の取得や利用に多くの苦労があると言われております。視覚障がいのある方は、必ずしも点字が読めるわけではありません。さらには、視覚障がい者のみならず、疾病や高齢化により多くの方は主に音声や拡大文字によって情報を得ております。また、文字情報を音声にする方法は補助者による代読やパソコンの音声読み上げソフトを用いる方法のほか、文字内容を高度情報に、今回質問しております音声コードのことでありますけれども、文字内容を高度情報に変換して活字文書読み上げ装置を使って音声化する方法があります。私は、より確実に情報が伝わるために町としてこの音声コードの付与を積極的に取り組むべきと考え、以下5点の質問をさせていただきます。1つ目、新ひだか町の発行する紙媒体での付与数や付与率は。2つ目、特に視覚障がい者へのお知らせには全て付与すべきと考えるが、いかがか。3つ目、主な付与条例は。4つ目、付与率向上への取組は。5つ目、障がい者団体など関係者への普及啓発取組はの5点であります。以上、音声コードの付与についてお答えをいただきたいと思います。次に、「GIGAスクールについて」お聞きいたします。国では、子どもたちの多様な特性や関心、環境に応じた学びを強力に推進するためGIGAスクール構想を整備し、個別最適な学びと協働的な学びの充実のため必要不可欠なツールとして1人1台端末環境を整備してきました。私がここでお聞きしたいのは、新ひだか町でのGIGAスクール構想の整備状況と学校教育においてどのようにICTを利活用されているかについてであります。そこで、まず端末は1人1台の環境となっているかをお聞きし、次に小中学校では1週間に何回程度使用されているのかについて、この中では5点ありまして、1つ目に授業での活用、2つ目に自分で調べる場面での活用、3つ目に教職員と生徒とのやり取りをする場面での活用、4つ目に自分で考えをまとめ、発表、表現する場目での活用、5つ目に生徒同士がやり取りする場面での活用をお聞きいたします。次に、端末を家庭に持ち帰ることはできるかをお聞きいたします。1つ目、どのようなときに持ち帰りはできるのか、2つ目、週にしてどの程度持ち帰っているのか、なおここまでの質問は今年5月に文部科学省が公表しております「GIGAスクール構想及び学校教育におけるICT利活用推進の現状と課題等について」という資料を参考に同じ設問をさせていただいております。ここでは各自治体の公表はされていないために、またこの結果として都道府県別となっておりますので、新ひだか町ではどのような回答をしたのかをお聞きいたします。さらに、不登校・特別支援・病気療養・外国籍など多様な実情に対応できているかと、最後に端末の更新が間近だが、どのように取り組むのかをお聞きし、壇上からの質問をさせていただきます。御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 企画課長 樋爪旬
私からは池田議員からの御質問の大きな項目の1点目、「音声コードの付与について」御答弁申し上げます。障がいの有無によらず相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するためには、日常生活や社会生活における社会的な障壁を取り除くことが重要であると認識しております。そのため、情報の取得の場面においても視覚障がいを含め様々な障がい特性に応じた合理的配慮の提供、環境の整備などが進められることが重要であると考えますが、議員から御質問の視覚障がい者、目の不自由な方が情報を得るためのツールとして音声コードの付与を積極的に行っているかにつきましては、一部の自治体において取組が行われているようでございますけれども、現在当町においては紙媒体の印刷情報を音声コードにより音声化したものはなく、御質問の1つ目の付与数や付与率、3つ目の主な付与事例、4つ目の付与率向上への取組はゼロという状況になっております。2つ目の御質問の特に視覚障がい者へのお知らせについては全て付与すべきと考えるが、いかがかについてでございますが、当町の障がい者福祉の施策については、障がいを持っている方々が自分らしい生活を安心して送ることができるよう障がい福祉サービスの提供や幼児期からの相談支援など日常生活や社会生活を営むために必要な事業を町内外の社会資源を活用しながら取り組んでいるところであります。「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では障がいのある方に対する合理的配慮の提供が必要となっているため、当町では従前から車椅子でそのまま席に着けるようにしたり、印刷物の文字を大きくし、振り仮名をつける、筆談や手話によるコミュニケーションを図るなど意思疎通の配慮を行ってきております。音声コードの付与についても視覚障がいのある方への合理的配慮の手法の一つとなりますが、現状として町の発行する紙媒体へ音声コードを付与してございません。また、視覚障がいのある方に対しての音声コードを読み取るための活字文書読み上げ装置については、日常生活用具給付制度の活用により助成を受けることで自己負担の軽減を図っているところですが、現時点で相談、申請の実績はございません。現在当町で文字が見えにくい、見えない、読みにくいといった重度の視覚障がいを持った方々については生活状況や障がいの状態について個々に把握しておりまして、御家族や関係者の支援により町からの案内通知に基づく手続が必要な場合においても窓口での手続が可能であるとともに、それぞれの障がいの状態等に応じ御説明や代筆などの対応が取れる体制を整えているところです。現時点では個々の状態を町において把握させていただいた上で御本人様の御希望に合わせた対応をこれまで行ってきているところでありますが、今後においても視覚障がいのある方たちが生活しやすい環境を目指す中で、音声コード普及の取組につきましても障がいのある方々や関係団体等の意見を伺いながら、現在の対応を補完する一つのツールとして調査研究を行いたいと考えております。したがいまして、御質問の5つ目にある障がい者団体など関係者への普及啓発の取組につきましても、まずは町において調査研究を進め、その上で対応、検討ということになりますので、御理解いただきたいと存じます。
答弁 管理課長 田口寛(管理課長は2023年12月まで)
おはようございます。池田議員から御質問の大きな2点目、「GIGAスクールについて」の1つ目、端末は1人1台となっているかについて御答弁申し上げます。GIGAスクール構想に係る1人1台端末の整備状況について、令和2年度に国の補助金を活用して1人1台端末の整備を進め、児童生徒用端末1,588台、教員用端末80台を整備いたしました。その後令和3年度から本格的な活用が始まり、現在もその端末を使用しており、町内の全ての小中学校に1人1台端末が貸与されている状況であります。次に、2点目の小学校、中学校では1週間に何回程度活用されているかについて御答弁申し上げます。タブレット端末が本格導入された当初は、教員のスキルの差もあり、各学校や学年、学級において活用状況に大きな差が見られました。そのため、新ひだか町教育委員会主催のICT研修会の開催、北海道教育委員会指定事業の端末活用推進チームによる巡回指導、各学校のICT推進教師を中心とした校内研修や情報発信を行うなどしてICTの利活用について重点的な取組を促進してまいりました。また、国の補助制度を活用してGIGAスクールサポーターを配置し、学校の人的体制の整備にも努めてきたところであります。そこで、御質問の小学校、中学校では1週間に何回程度活用しているかについてでございますが、学校、学年や教科等で違いはありますが、令和4年度9月に北海道教育委員会が行った端末利活用状況等の実態調査における各小中学校からの回答を平均しますと、①授業での活用についてはほぼ毎日、②自分で調べる場面の活用は週3回以上、③教職員と生徒とのやり取りをする場面、④自分の考えをまとめ、発表・表現する場面での活用、⑤生徒同士がやり取りする場面での活用については、それぞれ週1回以上の活用という結果となっております。また、令和5年度実施の全国学力・学習状況調査の児童生徒質問紙にあるPC、タブレット端末などのICT機器をどの程度使用しましたかとの質問において、本町の小学6年生及び中学3年生の回答状況は、全国・全道と比べましてもその利用状況が高い結果となっております。このことから、本町のPC、タブレット端末などのICT機器の利用頻度は高いと考えられますが、学校や学年、教科等による格差や活用状況の判断基準の違いもあることから、取組を一層強化する必要があると考えております。そのため、今年度は北海道教育委員会指定事業である「新しいかたちの学びの授業力向上推進事業」の指定を受け、2名の推進教師による各小学校への巡回指導を実施し、町内の学校に対してタブレット端末をはじめとするICTの活用に関する指導や情報発信等を行い、授業やその他の活動でさらに効果的な利活用がなされるように取組を推進しているところでございます。次に、3つ目の端末を家に持ち帰ることはできるのかについて御答弁申し上げます。①どのようなときに持ち帰りはできるのかと②週にどの程度持ち帰っているかについてですが、タブレット端末の家庭への持ち帰りにつきましては、町内のどの小中学校においても家庭でオンライン上のドリル、eライブラリアドバンスや調べ学習等、自主的な学習に活用したいときには本人や家庭の希望により持ち帰ることができます。さらに、学校によっては週末に全員持ち帰ることにしている学校や低学年以外は毎日持ち帰るという学校もあります。なお、年度末休業以外の夏季及び冬季休業中は基本的に持ち帰ることとなっております。また、学校においてタブレット端末を使った宿題や課題を児童生徒に出す場面もありますので、その際は持ち帰ることになっています。次に、③不登校・特別支援・病気療養・外国籍など多様な実情に対応できているかについてですが、タブレット端末の活用や持ち帰りについては不登校・特別支援・病気療養・外国籍等にかかわらず、全ての児童生徒においてそのルールは同じとなっております。子どもたちの様々な実情の全てに対応することは難しいところではありますが、学校外での学びの保障に向けてICTの活用を推進していかなければなりません。一例として、新型コロナウイルス感染症による臨時休業や新型コロナウイルスへの感染、濃厚接触者等により家庭での療養や待機のため学校に登校できない児童生徒に対し、タブレット端末を活用してオンライン授業を行ったり、オンライン上のデジタル教材、eライブラリアドバンスを活用したりすることによって児童生徒の学びの保障を行ってきました。本町においては、タブレット端末を活用して不登校の児童生徒の学習や生徒指導に対応している学校が一部ありますが、不登校の児童生徒が参加しないケースも多く、取組としては多くの課題があるものと認識しております。病気療養、不登校等により学校で学びたくても学べない児童生徒や様々な事情で学びに向かうことが難しい児童生徒に対し、タブレット端末を有効に活用する可能性を探っていく必要があると考えておりますので、引き続き学校とも連携しながら取組を進めていきたいと考えております。御質問の4つ目、端末の更新が間近だが、どのように取り組むのかについてでございますが、現在使用している1人1台端末は、当時の児童生徒数全体の3分の2に相当する台数1,059台分に対し、国の公立学校情報機器整備費補助金の交付を受けて整備したものでございます。端末更新に係る費用等については、このたび発表された文部科学省の令和6年度予算概算要求案によりますと、1人1台端末の着実な更新として端末更新に係る補助金148億円が要望額として計上されたところです。この概算要求の内容についてですが、今後3年、4年程度をかけて端末を更新するとともに、端末の故障時等においても子どもたちの学びを止めない観点から予備機の整備も進めることとし、当面令和6年度の更新等に要する経費分となっておりまして、補助対象は①として児童生徒数全体の3分の2台分、②としまして予備機として今の①の児童生徒数全体の3分の2台の5%以内が補助対象の内容となっております。また、端末1台当たりの上限額が4万5,000円とされており、補助要件としましては日常的な利活用計画の策定や残りの3分の1の端末及び指導者用端末も併せて整備することとされております。今回示されました補助金制度は大変有利な財源であり、確定した場合にはこの補助金を受けて確実に端末の更新を行ってまいりたいと考えております。なお、タブレット端末は法定耐用年数4年で、基本的にはそれより前に補助金は受けられませんので、現在使用している端末の損耗状況を勘案しつつ、4年経過後適切な時期に申請、更新をしてまいりたいと考えております。
質問 14番 池田一也
はい。
再質問 14番 池田一也
それでは、一通り御答弁をいただきました。再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。それで、音声コードの付与なのですけれども、答弁で1つ気になったのが2の視覚障がい者のお知らせには全て付与すべきではないかというところの答弁で活字読み上げ装置を日常生活用具給付制度を使ってというお話がありました。私ここで質問させていただいているのは、その装置も結構なものだとは思うのですけれども、要はふだん皆さんお使いのスマホだとかにこのアプリを入れて、そうすると2次元バーコードをやると読み上げてくれるのだと、そういう恐らく費用のかからないもののことをすべきだと、取り入れるべきだという趣旨で質問させていただいておりますので、その旨をお伝えしておきます。さらに、視覚障がい者という答弁があったわけですけれども、視覚障がい者も含みますけれども、壇上でも申し上げましたけれども、主に疾病だとか高齢化により文字が見づらい、そういう方を含めて私は音声コードを用いるべきだという趣旨で質問をさせていただいております。そういう疾病だったり高齢化だったりして文字の読みづらいと思っている方は全国で160万人いらっしゃるという統計があります。ですから、我が町にもそういう方は一定数いらっしゃるのであろうということからこの質問をさせていただいております。中身が大事なもの、全国的な事例でいうと投票券だとか新型コロナワクチンの接種の案内、こういうものに既に利用されているところが多いようです。ですから、そういう文字の見づらい方が封筒とかはがき見ただけで何か中身分からぬけれども、ぽいと捨ててしまわないように、そういう大事なものはより確実に伝わる方法をすべきだという趣旨です。これから調査研究するのだということでしたから、まだゼロのところであれはどうなのだ、これはどうなのだと質問をしても質問がならないのかなと思うものですから、ちょっと違う観点で町長にお聞きしたいのですけれども、壇上でも法が去年できて施行されているというお話をさせていただきました。法整備が整っているのだよと、だからこそということで質問したわけですけれども、今調査研究を進めるのだという答弁でしたけれども、町長は町長として関係部署に早急に対応すべきだという指示をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 健康推進課長 及川啓明(健康推進課長は2025年3月まで)
音声コードの普及啓発について早急に進めるように関係部署にという御質問でございますけれども、壇上の御答弁とも重複してしまって大変恐縮なのですけれども、まずは調査研究を健康推進課が中心とさせていただいて、といいますのも例えば自立支援協議会ですとか、この後も視覚障がい者、日高管内の代表の方等とも意見を交換させていただく場面等も予定しておりますので、そういった中で音声コードについて利活用がどのような形がいいのかという御意見、まずは当課が中心になって調査研究させていただいた上で全庁的に広げていく形になるのかどうするのかというところも含めて健康推進課のほうでこの後調査研究進めさせていただきたいと考えておりますので、御理解いただければと思っております。
再質問 14番 池田一也
町長に指示を出さないのかという話でしたが、今の答弁、早急にという言葉入っていたような入っていないようなのですけれども、なるべく急いで調査研究を進めていただければと思っております。では、音声コードはこれで終わりまして、次にGIGAスクールに移ります。1人1台ずつは当たっていますということでした。それで、その次の小中では週何回使っていますかというところで1番、2番お答えあって、3、4、5の部分です。一つ一つは申し上げませんけれども、3、4、5の問いに週1回程度というお話がありました。それで、壇上で申し上げたとおり、私は今回5月に発表されている文部科学省の資料を参考にしております。それと比較すると1番目、2番目は大体一番多い回答のところにこの町も入っているなと思うのです。ただ、3番目、4番目、5番目に関しては週1回以上、これが週3回以上だとかほぼ毎日というところが、大体そっちのほうが多いのです。だけれども、週1回となっているというところで、利用率が高いというのは、それは認めます。高い利用状況にあるのだということはそのとおりだとは思うのですけれども、3番目、4番目、5番目、これが週1回以上としかならない、週3回とかほぼ毎日とならない理由は何があるのでしょうか。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
利用状況についての御質問についてお答えいたします。先ほど3番、4番、5番など協働的な学びに関わっての利用が当町としては少し活用が低い部分となっております。この部分については、学年や教科等での違いがあることや、また協働的な学びの場面でのICTの活用の仕方がよく分からないという教員がまだいるということが考えられます。ただ、タブレット端末が本格的に導入され今年で3年目ということもありますし、今年も北海道の指定事業を受けていますので、この事業を活用しながらICT、タブレット端末の利用を広げていきたいと考えております。また、学校間や先生の中であまりにも利用に差が出てくるようなことがあれば、その際は新ひだか町教育委員会としても指導をしていこうと考えているところでございます。
再質問 14番 池田一也
利用率向上のためにはぜひ御努力をいただきたいと思います。それで、いろんな資料を見ていますと、今令和3年度から始まったという言い方をしました。実際は令和2年度から1人1台持っていた、予行演習みたいな感じで。実質4年目かななんて僕なんかは思っているのです、実際は。そういう中で、やったときにはこうだったけれども、今はこうなのだと、ここの部分が利用が減ってきたとか、逆に増えたとか、そういうところがあれば教えていただきたいのですけれども。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
新ひだか町のタブレット端末の授業における利用状況についてなのですけれども、令和2年の12月頃から順次各学校にタブレット端末が導入されてきているということで、年度のほぼ終わり頃から導入されてきているため、一応令和3年度からの本格実施という形で御答弁をさせていただいております。各学校で利用が進んでいますところとしましては、教員から児童生徒への問題の提示であるとか、タブレットを活用して子どもたちに音声や動画を見せるというところの活用はどの学校でも広がっているところではございます。先ほど御説明させていただいた協働的な学びの部分については、先ほども申したように課題がありますので、そこら辺は町としてもスキルアップを先生方に呼びかけていきたいと考えております。
再質問 14番 池田一也
今回タブレットの一つの特徴として全国的な考えを見ますと地域の格差というのは結構あるのです。先ほど来より壇上でも言いましたけれども、今回の調査で北海道だけのやつを見て、他府県のも載っているわけなのです。同じ項目であっても随分差があるのです。だから、この町がどの程度利用しているかというところは僕は非常に興味があったわけです。その地域によって違いがあるのだというところでは、今度はでは我が町においてどうなのかということなのです。区分けはいろいろあろうかと思います。代表的なのは静内地区、三石地区、また郡部、市街地、沿岸部というのですか、特性があるのかなと思うのですけれども、学校も小中学校それぞれ複数あるわけですから、その違いだとかがもしあれば教えていただきたいのですが。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
地域間での利用の格差についてでございますけれども、町内の小中学校でのタブレット端末の利用状況につきましては、先ほどタブレット端末の授業等における利用状況についても御説明させていただきましたが、令和5年度全国学力・学習状況調査の学校質問紙において1人1台に配備されたパソコン、タブレットなどのICT機器を授業でどの程度活用したかの質問がございまして、小学校ではほぼ毎日と回答した学校が75%、週3回以上と回答した学校が25%ございました。中学校では同質問に対しほぼ毎日と回答した中学校が100%となっておりますので、このことからも分かりますとおり、各学校において大規模校、小規模校もしくは地域格差にかかわらず、授業での利用に大きな違いはないと考えられます。ただ、教員のスキルの差はあり、各学校や学年、学級においては利用状況については若干の差があるものと捉えております。
再質問 14番 池田一也
格差解消のために頑張っていただけたらなと思っております。それで、次に3点目にあります端末の持ち帰りはどうかという質問をさせていただきました。要するにほとんどの場合家に持ち帰っているというお答えと解釈します。先ほど来言っている調査資料によると、全道的な話をさせていただきますけれども、全道的には非常時のみ持ち帰りを許しているというのが39.1%、非常時のみです。それと、持ち帰ってはいけないとしているのが2.7%、それと持ち帰らせてはいないというのが12.3%、新ひだか町も含めて毎日だとか時々持ち帰っていいよというのが45.9%、全部合わせたら。持ち帰っていいよと。それで、非常時のみ持ち帰り、持ち帰ってはいけない、持ち帰らせていない、これを全部足すと54.1%なのです。半分以上の学校が持ち帰りを許していないのです。これは私もちょっと驚いたのです。最初からこの町は持ち帰りましょうということでやっていたので、全道的にはそうなのだという思いがいたしました。そこで、教育長にお聞きをしたいのですけれども、今までどおりの持ち帰りどうぞと、持ち帰りましょうねというところのこの方針を今後も変えるおつもりはないのか、また併せて5割を超える持ち帰れない学校の方針、これについて何かコメントがあればお聞かせ願いたいのですが。
答弁 教育長 久保田達也
児童生徒のタブレット端末の持ち帰りに関わってなのですけれども、基本的には持ち帰りの方向で今後も推進していこうかなと考えています。その理由としましては、実は学力向上にも関わってくるのですが、本町の子どもたち、どっちかというと家庭学習にかなり課題を持った子どもたち、環境が多いものですから、実は今取組の強化の一つとして学校で行った授業と家庭学習で行ういろんな宿題や何かあるのですけれども、そういったものの関連を強めていきましょうということで小中連携の取組もやっていますので、小学校も中学校も同じような考え方で家庭学習をやっていきましょうというようなことに取り組んでいます。その中の一つの部分としてこういったデジタル教材を用いた、タブレットを用いた家庭学習ということを今後さらに強化していきたいと思っていますので、今後必要なデジタル教材の選定も含めて持ち帰りを強化しながら子どもの学力向上に向けて取り組んでいきたいと考えております。
再質問 14番 池田一也
持ち帰らせないようにしているところに対するコメントはありますかという質問をしたのですけれども、答弁がないようですので、きっと他の教育委員会のことについていろいろ言うのは控えたいという思いなのだろうと推察をして、くどくは聞きません。次行きます。それで、不登校や疾病や外国籍とかいろいろ書きました。質問の大きな3項目めの3番目です。有効活用を探っていきたいという答弁でした。その有効活用を探る中に特に不登校だとか病欠、そういう方々のために授業の配信をするということも私はすべきだと思っているのですが、有効活用の可能性を探っていきたいという中にはそれも含んでいるのでしょうか。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
様々な事情を抱えたお子さんに対しての教育的な保障というのは必要であると考えております。不登校や病気療養等で授業配信ということも考えていきながらということでございますが、ただ授業配信をするとなると先生が目の前に登校してきている児童生徒に対しても授業を行いながら、一方でもう一個タブレット端末を操作しながらということで、なかなかそこの辺で、人的な部分でですけれども、なかなかスムーズにいかない部分もございまして、そういったところは今後学校と教育委員会も検討していかなければいけない部分かなとは捉えてはいますが、子どもたちの学びの保障というのは最優先で考えていかなければならないと思っております。
再質問 14番 池田一也
このGIGAスクール構想の核と言われるのが2つあると思っております。1つが個別最適な学び、そしてもう一つが協働的な学びということがあります。先ほど来より協働的なという言葉が答弁として出てきておりますけれども、恐らくこのことを言っているのかなと。協働的というのは要するに協力して働く、それで協働という文字を使っていると。まさにこの活字が示すとおりのものを目指しているとは思うのですけれども、さらにこれが、答弁にも一部協働的なという部分が足りないという部分は答弁いただいてはおりますけれども、GIGAスクール構想として個別最適な学び、協働的な学びのためにさらに活用するためにどうなさるおつもりなのかをお聞きいたします。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
GIGAスクール構想における個別最適な学びと協働的な学びの協働的な学びについてでございますが、現在全てのタブレット端末においてグーグルフォーエデュケーションというICTツールを導入いたしまして、それを利用しまして友達と考えを交流したり、一緒にオンライン上で作業を行ったり、また自分とは違うグループの考えを自分の席から見て自分の考えを深めたりというような活用がなされているところであります。協働的な学びをそういった形でタブレット端末を活用して進めてきておりまして、またより有効的な協働的な学びに使えるアプリケーションなどもただいま学校のほうから要請等もありまして一部お試しとして活用しているところもありますので、そういったところも今後広げていけないか検討していきたいと考えております。
再質問 14番 池田一也
今回GIGAスクール構想に始まって1人1台端末が当たってというところで、私なんかは期待するのはこれによって学力がいかに向上するかというところだと思っております。先ほど教育長が学力向上に関わることで答弁をしていただきましたけれども、改めてより具体的に、まずはタブレットを用いることによって学力向上に寄与しているかどうか、さらに寄与するためにどのような形でこれを進めていくか、具体的なものがあればお聞かせください。
答弁 管理課主幹 岩渕元希
学力向上についての御質問についてでございますが、タブレット端末が学力の向上に寄与しているかという点につきまして、全国学力・学習状況調査の結果におきましてその因果関係を見ていこうと思いましたが、全国学力・学習状況調査につきましては、その調査年度の小学6年生と中学3年生が調査の対象となっており、毎年対象となる児童生徒が替わるため比較が難しいと考えます。そのため、町が独自で行っております標準学力検査(CRT)の結果を基にその推移を見ていきますと、1人1台タブレット端末が本格的に導入されたのが令和3年度からでございますので、令和3年度と令和4年度のCRTの得点率の結果を比べていきますと、一つの例としてではございますが、令和3年度で小学校5年生、令和4年度で小学校6年生の児童の結果を比べますと、国語、算数、理科、社会の4教科の中で算数と英語の2教科において得点率が上昇いたしております。また、中学校の結果につきましても、令和3年度で中学1年生、令和4年度で中学2年生の生徒の結果を比べますと、国語、数学、理科、英語における得点率において、4教科中全ての教科において得点率が上昇しております。ただ、この成績の上昇につきましてはICTの活用による効果のみということだけではなく、新ひだか町教育委員会として取り組んでいます様々な学力向上策も関係していると考えております。今後につきましてもICT及びタブレット端末を活用した授業改善、その他学力向上策を進め、新ひだか町の児童生徒に確かな学力を育成していきたいと考えております。
再質問 14番 池田一也
ぜひ期待をしながら今後も見守りたいなと思っております。更新時期についても質問させていただきましたけれども、適切な時期に更新申請したいというお話でしたので、速やかな更新申請をしていただければなと思っております。以上で質問を終わります。ありがとうございました。