みんなの議会

栗山町議会 令和元年第7回定例会 2019年9月3日

男女共同参画社会の実現に向けて

2019年9月3日、栗山町議会の一般質問で、千葉清己議員が「男女共同参画社会の実現に向けて」について質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
千葉清己 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 千葉清己

男女共同参画社会の実現に向けて。男女共同参画社会基本法は1999年に制定され、前文には、男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけ、社会のあらゆる分野において男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要であると書かれています。本町議会でも男女共同参画について2010年と2013年に一般質問があり、町長の答弁では男女共同参画社会の実現は重要な課題であり、栗山町男女共同参画計画について検討するという答弁がありました。一方、栗山町の女性管理職は2013年の1名から現在6名にふえたことについては評価するものですが、国の進める第4次男女共同参画基本計画では市町村の女性管理職は2020年までに20%を目標とすることになっています。そこで、栗山町男女共同参画計画について早急に計画を策定すべきと考えますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 佐々木学

男女共同参画社会の実現に向けてのご質問でありますが、国では男女の人権が尊重され、社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある社会を実現するために男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推進することを目的に、平成11年、男女共同参画社会基本法を制定いたしました。市町村は、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画を定めるよう努めなければならないとされております。計画の策定につきましては、さきの議会での質問に対し、男女共同参画社会を推進していくことは重要であり、意識啓発を図りながら計画の策定について検討させていただきたいとお答えしておりますが、まだ策定に至っていないのが現状であります。本年4月30日現在、北海道内において本計画を策定している市町村は56市町村で、全体の31.3%にとどまっております。女性も男性も一人一人がみずからの意思で社会活動に参画する機会を確保し、活気あるまちづくりを推進することは重要であると考えております。しかしながら、ご質問にありますとおり本町の女性管理職は6名、管理職全体に占める女性の割合は14.3%であり、国が目標としている20%には到達していない状況にあります。なお、この計画は全町的な計画であることから、今後におきましては町民を交えながら計画の策定に向け議論を進めてまいりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 7番 千葉清己

この男女共同参画社会の実現に向けてということを今の日本全体が抱える問題として、性別による偏りのない社会システムを構築するということは大変重要なことだというふうに、これは誰もが異議のないところだというふうに思います。ただ、今までの慣習とか、そういう課題も多くて、やはり保守的な考え方の人もある程度いらっしゃって、男女の差別ということが現在でも残念ながらあるというのがやっぱり現実だというふうに思います。だから、こういう問題について粘り強く議論していくということがやっぱり一番大事だというふうに思っています。それで、端的に言いますと、今女性の管理職は6名になって非常にふえて、町長の人事政策というのはやはりこういう観点でも非常に進んできたということは評価したいというふうに思います。ただ、一方でその裏には役場内部での共働きの女性に対する管理職への登用というのが全くないということで、これは町民感情をやっぱり気にされているのかというふうにも思います。現実に今年の議会報告会の中で、参加された住民の方から役場の共働きについてはどうなっているのだという、そういう質問があったケースも今回私の担当したところでありました。そういう人たちの理解をもらうためにも粘り強くこういう問題について説明をしていきながら、女性の積極的な登用に努めていっていただきたいというふうに思います。それで、改めて今後共働きの女性の管理職の登用についても積極的にしていただきたいというふうに思っていますが、町長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

女性管理職の登用に関してのお話でありましたけれども、千葉議員のご質問の趣旨にありますとおり私自身も、道内の市町村の計画の策定率も低い状態にはとどまっておりますが、やはりこの法律の趣旨に基づく、性別にかかわりなく社会活動に参画する機会を確保し、活気あるまちづくりを推進するということ自体のことについては私は重要であるというふうに認識をしておりますので、こんなようなところも踏まえて少しお答えさせていただきたいと思いますが、今千葉議員ご指摘のとおり、共働きの方の管理職登用について言及があったわけでありますが、私は町長になって2回ほど、昨年の7月と今年の4月と人事を行わせていただきましたが、考え方としては共働き云々にかかわらず、管理職登用については当然男女の性別にもかかわらないわけでありますが、それぞれの職員の能力だとか経験、そして管理職との適性、こういったところを総合的に考慮いたしまして管理職登用なり人事配置を行っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。そして、参考までに申し上げておきますが、今国のほうではご質問にありましたとおり平成11年に男女共同参画社会基本法が成立され、そして平成27年に女性活躍推進法が制定をされてきているというような状況でありますけれども、役場においても、特定事業主ということで、平成17年に施行されました次世代育成支援対策推進法というのが、これも女性の社会の活躍を目指すような法律、それも一部に入っている法律ではあるのですが、この中で、101人以上ですか、そういった従業員を抱えるところが特定事業主というような指定を受けるわけでありますが、そこで行動計画を策定しなさいということになっております。その中で、その一部ではありますが、女性職員の活躍推進の取り組み、こういったものについても推進をしているところでございます。その中で、2点ほど目標を立てて今取り組んでいるところもあります。男女共同参画社会基本法に基づく国の目標とも類似するものではありますが、1つが女性採用率の向上ということで、平成31年度まで、今年度までに採用者の女性割合を20%にするという目標を役場として立てているわけでございます。そんなような中で、ここ3年ほどは、29年が4名中2名、そして30年、昨年も4名中2名、今年は5名中1名ということで、それぞれこの目標に掲げた20%、こういったものを採用の面でもクリアをしてきているということもございますし、また今ほどのご質問にもあった女性職員の管理職登用、これも推進するということにしておりまして、この行動計画の中では、先ほどの20%とはちょっと違いますけれども、役場としてまずは第1段階として15%以上というのを目標に掲げておりまして、そんな中では今お話にありましたとおり管理職42名中6名を女性登用ということで、14.3%ということでほぼ目標をクリアしてきているというような状況でございます。そんなようなこともありますけれども、これからも冒頭申し上げましたとおり、共働きにかかわらず、性別にかかわらず、それぞれ女性が活躍できるような環境づくり、体制づくり、こういったものをやっていきたいと思っております。

質問 7番 千葉清己

これは栗山町にだけ求める話ではなくて、我々議会でもやはり男女共同参画を推進しなければならないということで、議員の登用ですとか、そういうところにもこれから議会内部で女性議員をいかにこのなり手不足の現状の中でふやしていくかということを私も今度の特別委員会の中で発言をしていきたいというふうに思います。また、その裏には、栗山町男女基本計画、参画社会推進条例というものもつくるというような国の方針にもなっていますけれども、この問題も今議会では全く議論していませんけれども、議会の中で議員立法としてこういう条例ができないのかということを議員の皆さんとお話をしていければいいなというふうに思っています。この問題については非常に一長一短で、これをやれば全部オーケーだというものはありません。皆さんの世の中の人全体の意識改革を進めていきながら、やはり人権を尊重する男女の境目のない社会進出を、男女平等に進出できるような社会をつくっていきたいというふうに思っていますので、そこら辺のところについて、くどいですけれども、改めてお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

私の考え方は、冒頭申し上げましたとおり、男女共同参画を推進する現代社会の情勢の中では、やはり男女の性別にかかわりなく社会活動に参加する機会を確保して、それが活気あるまちづくりの推進につながっていくというような考えでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思いますし、いろんな町のそういう行動計画ですか、推進計画、こういったものも見ましたけれども、やはりこれは役場なり議会だけがやるべきことではなくて、町としてしっかり取り組んでいくと。それによって本来目的としているものが、社会が実現されていくのだろうというふうに思っておりますので、そんなような考え方で今後も進めてまいりたいと思いますが、先ほど議会のお話をされておりましたが、私が議会のことについて申し上げる何物もないのですが、ちょっと千葉議員のお考えを参考までにお聞かせ願いたいと思いますが、昨年の5月、30年の5月に、おくればせながらと言ったら怒られるかもしれませんが、やっと政治分野、ここにも男女共同参画の推進に関する法律というものが施行されたということは千葉議員もご承知かと思いますが、その法律の基本原則の中で地方議会の選挙においても触れられているわけでありますが、男女の候補者の数ができる限り均等になることを目指すというふうにこの法律がうたっているわけではございます。さらに、千葉議員が所属をされております立憲民主党、ここの取り組み方針の中にもパリテ、男女半々の議会、これを実現するということで地方、国政を問わず将来的には選挙には男女同数の候補者擁立を目指すというふうな党の方針も出されているわけでございます。こんなようなところを踏まえていただいて、これから何か特別委員会で議論されるというようなことも先ほど発言ありましたが、今現在栗山町議会12名中、女性が1名ということで1割にも満たないような実態となっているわけでありますが、男女共同参画社会の実現を強く唱えていらっしゃいます千葉議員の栗山町議会の実態を踏まえた今のお考えについて、少し参考までにお聞かせをいただきたいと思います。

質問 7番 千葉清己

今町長から私の考えを聞きたいということで反問がありましたけれども、私の考えていることは今言ったとおり、議会でもやっぱり議論していかなければならない課題だというふうに思っているのは、これは党の方針にも従って私は今発言をしているわけでありまして、私は公認はもらっていないですけれども、党籍は持っていますので、立憲民主党の立場で、今町長が質問されましたから答えますけれども、これは党としては非常に重要な課題だというふうに思っています。ただ、それが簡単に実現できる課題ではないということは誰が見ても明らかなわけで、私一人が議会の中で12分の1で発言をしても、その部分で賛同される議員がいなければそれが動かないというふうになるというふうに思います。今女性が1人しかいないということで非常にこれは私は個人的にもっと女性をふやすべきだというふうには思っていますけれども、やはりこれはなり手不足の問題と根本的に絡んでいますから、この部分だけで一方的に女性と言っても、なり手不足の問題もありますし、その部分でやっぱり解決していかなければならない課題で、これは議会、これからの特別委員会、報酬と定数のあり方委員会がこれからありますけれども、その中で議論をしていく課題だというふうに思っています。女性が必要だということは誰しもが思っていることは間違いないわけでありまして、そのことについて改めて私の立場として個人的にもやはり女性がもっと社会的に輝く社会になっていけばいいなというふうに思っていますので、町長の反問に答えさせていただきたいというふうに思います。

質問 7番 千葉清己

ということで、この問題についてはこれからも息の長い改革を進めていきたいというふうに思って、私の質問を終わらせていただきます。以上です。

出典:栗山町議会 令和元年第7回定例会 2019年9月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる