当別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月24日
(1)男女共同参画社会づくりについて/(2)公共施設におけるトイレの洋式化について/(3)公共交通の利便性について
2021年9月24日、当別町議会の一般質問で、五十嵐信子議員が「男女共同参画社会づくりについて」「公共施設におけるトイレの洋式化について」「公共交通の利便性について」について質問し、町長 後藤正洋が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐信子 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 五十嵐信子
ただいま議長の許可をいただきましたので、本日は3項目につきまして一般質問させていただきます。初めに、男女共同参画社会づくりについてお伺いいたします。男女共同参画社会とは、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ共に責任を負うべき社会です。男性と女性が互いに人権を尊重しつつ、喜びも責任も分かち合い、性別に関わりなくその個性と能力を十分に発揮することができる社会づくりが必要となっております。国において1999年に男女共同参画社会基本法が制定され、2000年には男女共同参画基本計画を策定し、国の最重要課題として位置づけられております。市町村においても男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画を定めるように努めなければならないと規定されております。(1)、全国の自治体においてこの策定した基本計画を基に様々な施策が実施されております。当別町においては、この基本法をどのように捉え、どのような認識でおられるのかお伺いいたします。(2)、内閣府のデータによると、当別町は計画の策定はしていないが、今後策定予定となっておりました。新しい当別町総合計画において女性や男女の参画に関しての取組も一部ありましたが、今後男女共同参画推進計画を策定し、明確な意義と目標を掲げて取り組む予定はあるのか。また、あるとしましたらいつまでに策定し、町民の分かりやすく説明していくのかお伺いいたします。次に、公共施設におけるトイレの洋式化についてお伺いいたします。公園や公共施設のトイレは和式が多く、野外イベントや施設利用時には高齢者や体の不自由な方が使用できず困られております。衛生面から便座に触れる洋式を望まない方も一定数いらっしゃることは承知しておりますが、国からの感染予防策としてトイレの水洗時に便器の蓋を閉めてから流すという事例も示されております。学校を含め公共施設は、災害時の避難場所であり、多くの町民が利用する可能性もあり、感染対策として早急に検討しなくてはならないことと考えます。(1)、公共施設のトイレの洋式化については、平成29年9月の定例会におきましても質問させていただいておりますが、その時点での答弁では二重投資にならないよう配慮しながら、計画的に改修を進めるとのことでありました。当時の主要な施設には237基のトイレがあり、そのうち洋式が118基で設置率は50%、公園は18か所で42基のトイレがあり、そのうち洋式が12基で設置率は30%でした。今日までの改修した場所と何基実施されてきたのかお伺いいたします。(2)、地域の避難所でもある西当別小学校、中学校は、多目的トイレや洋式トイレの整備は十分でないと思われます。また、小学校では、女子の洋式トイレに列ができるために排せつを我慢する生徒もいると聞いております。これは、子どもの健康に関わる問題であります。高齢者も同じです。下肢の痛みや障がいにより利用が困難な方もおります。限られた予算をどこに使うかで対応が違ってまいります。当別町において日常生活に欠かせない生活インフラであるトイレへの関心が薄いのではないかと思われます。トイレでの感染リスクも考慮し、子どもたちが安心して毎日健やかに学習、生活ができ、そして町民の皆さんが安心して避難できる環境の整備が急務であると考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。次に、公共交通の利便性についてお伺いいたします。2006年4月から運行が始まり、今年で15年目となるふれあいバスですが、今では町民にとってなくてはならない足となっております。運行に必要な費用に関しては、皆さん御存じのとおり、運賃等の運行収入と北海道医療大学、スウェーデンハウス株式会社、当別町の3者の負担金で賄っているため、利便性をよくするための調整はとても大変なことであるということは認識しております。しかし、年々利用されるニーズにも変化があるように、より利用者と地域住民の皆さんの利便性を高め、多くの方に利用してもらうための努力は必要と考えます。(1)、特に交通弱者の高齢者や障がい者、運転免許証を返納された方は、病院や買物、就労先への移動などで利用されることが多く、JR駅に出てくるまでの高額な交通費に負担を感じられていらっしゃる方もおります。西当別地区において当別地区のようにデマンドバスやタクシーを望む声もあります。また、町内2つの地区を行き来できるような運行にするなどして利便性を高め、利用促進のためにも導入すべきと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。(2)、太美地区は、買物できるお店が限られており、ドラッグストアなどもないため、どうしても札幌でお買物を済ませる方が現実多いと思われます。ほかの自治体では、町内消費やふれあいバスやタクシー利用の促進のため交通業者や商工会と連携を図り、利用者を増やす取組を実施しているところもあります。当別町においても交通弱者に対して町内で利用できる交通チケットや消費喚起のためのお店で使えるクーポンの配付などを検討し、ふれあいバスの利用促進に工夫をしてみてはどうかと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。(3)、バス停の設置箇所の見直しについてですが、あいの里の住宅街で利用の少ないバス停を調査し、そのバス停を病院付近などに移動し、利便性を高めてほしいとのご要望もございますが、町長の見解をお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
五十嵐議員の一般質問にお答えをさせていただきます。初めに、男女共同参画社会づくりについてのご質問でありますが、基本法をどのように捉え、どのような認識でいるのかとのご質問ですが、男女共同参画社会基本法に自治体が計画を定めるよう努めること、そして男女共同参画の推進に取り組むことは自治体の責務である旨の規定となっていることは理解をしております。また、議員ご指摘のとおり、当別町は計画を未策定であり、全道自治体において計画策定している自治体が56市町村、31.3%と策定の進んでいない状況も承知しております。次に、今後の推進計画の策定についてですが、現在この法律を定めた時点とは社会情勢が多種多様となっており、女性だけではなく、もっと広い層も含め社会全体に関わる意識の変革等が一般的になってきているという認識をしております。私としては、この法律がさらに充実整備され、現代社会に即した改正がなされた時点で本町としても推進計画の策定へと進めてまいりたいと存じます。次に、公共施設におけるトイレの洋式化についてのご質問ですが、平成29年9月定例会の一般質問でご質問いただいた案件です。私も本件につきまして洋式化が望ましいと考えております。したがって、順次改修を進めてまいりたいと冒頭にお話ししておきます。さて、最近の改修状況につきましては、平成29年度は阿蘇公園で1基、平成30年度は総合体育館で6基、令和元年度は西当別小学校屋内体育館で2基、JR太美駅で3基、令和2年度は北栄町会館、森の道会館、弁華別会館、対雁会館、六軒町会館、獅子内会館と6つの町内会館で8基の洋式化を行いました。なお、ご質問のあった西当別小学校や西当別中学校においては、今申し上げたとおり、西当別小学校体育館の2基にとどまっております。これまでは両校とも屋根の改修や体育館など大規模改修を中心に実施してまいりましたが、チャイルドファーストを掲げる私といたしましては、限られた財源の中ではありますが、児童生徒の快適な環境づくりを進めることは重要であると考えておりますので、今後はトイレ改修などについても鋭意取り組んでまいります。次に、公共交通の利便性についてのご質問であります。初めに、高齢者や障がい者、免許返納者のための町全体を行き来するデマンドバス、タクシーについてでありますが、デマンドバス及びデマンドタクシーはバス停留所で待つ必要がなく、自宅を含む指定の場所から目的地への移動が可能であるなどのメリットがある一方、定時定路線で運行するバスと違い、その都度予約が必要となることや乗り合いの状況によって運行ルートがその都度変わってしまうなど原則時間指定ができず、目的地へ最短距離、最短時間で行けないなどのデメリットもあります。また、町内全域をデマンド交通エリアとするには、運行経費や利便性向上の度合いとその効果はもちろんのこと、特に既存のバス路線との重複やタクシーとの競合による公共交通事業全体への影響も慎重に判断する必要があります。これらを踏まえ、今後の利用状況の推移を見つつ、デマンド交通エリアの設定について慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、高齢者や障がい者、免許返納者のためにふれあいバスやタクシーで利用できるチケットやクーポン等の配付など工夫してはどうかとの質問でありますが、五十嵐議員ご発議のとおり、高齢者などが外に出ることをためらわず、積極的に行動できるように支援する仕組みが必要であるということは私も同意見であります。特に冬期間における買物や通院の移動手段は大きな課題であると認識しておりますので、必要な方に必要な支援ができるような仕組みの構築に向けて、関係団体と研究を進めてまいりたいと考えております。次に、あいの里地区での利用の少ないバス停留所の調査と移動についてでありますが、バス運行路線及びバス停留所の見直し、変更については、係員がバスに直接乗り込んでの実態調査や利用アンケート調査等の実施、分析を行った後、町全体の公共交通ネットワークの見直しの中で、利便性の向上を最優先に当別町地域公共交通活性化協議会において協議を促してまいります。以上、五十嵐議員の一般質問に対する私の答弁といたします。
質問 5番 五十嵐信子
(1)番の男女共同参画社会づくりの件なのですけれども、今町長の答弁のほうで法律など充実したときには考えるという答弁をいただきました。令和2年12月25日に閣議決定されました第5次男女共同参画基本計画には、「すべての女性が輝く令和の社会へ」とタイトルがついておりました。地域力を向上させて、地域に住む女性や男性が個性と能力を十分に発揮できる環境をつくるには、目標を持って取り組んでいかなくては乗り越えていけないのではないかと考えております。計画の策定過程には、町長策定を考えていらっしゃるということでしたので、計画の策定過程のときには町民への意識啓発も必要ではないかと思います。策定の意義を分かりやすく伝えて、講演会とか講座とか設けていったりだとか、その後は計画に対しての意見なども聞きながら、町民と共に一緒につくって、自分たちにとって必要な計画だと認識できるように進めていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 後藤正洋
この男女共同参画社会づくりについては、先ほど申し上げたとおりであります。今議員ご指摘をいただきました過去5年間の国の、特に第5次の男女共同参画基本計画も示されていますけれども、そういった中でいろいろと義務規定にはなっていないのですけれども、ただ地域に対して広報といいますか、知らしめるということは義務となってございます。そういった点では、広く地域社会に国の方針として自治体がそれを示すということは必要だというふうに思っております。ただ、国が示している中で、例えば女性のいろいろな部分での比率ですとか、そういったことが具体的に挙げられております。2025年の目標として期限も切られて、その中で示されていますが、できることと地域の理解を得られなければできないことというのが当然ございます。そういった点では、今当別町がその計画を策定をして行っていくということについてはなかなか難しい部分があるということと、それと先ほども申し上げましたけれども、この計画を策定している自治体が31%強ということもありまして、この計画の中でそれぞれの自治体がどのように受け止めているか、あるいはそこにある課題といいますか、そういったものについても今後どう政策の中で具現化していくかということのほうを優先をさせたいというふうに思っております。私といたしましては、8月の2日の就任をさせていただいたときに職員の皆さんにいろいろとお話をさせていただきました。その中でも特に女性職員に対して今後積極的に頑張っていただきたいということを申し上げさせていただいておりましたし、これまでもいわゆる6次総の中でそういった国のこれまでの取組を踏まえた中で女性活躍という点でいろいろな政策を展開してきております。そういった国の方針の変換ですとか、あるいは社会情勢の変化、あるいは地域として何をどうやっていくことが男女を超えた平等な社会を構築できるのかという視点でこれからの政策を進めてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 5番 五十嵐信子
分かりました。これは本当にとても幅広いことであるので、1つの部署だけでは到底できるようなものではないと思いますので、全庁挙げて本当に取り組んでいっていただきたい。また、当別としてもそういう素地をしっかりつくっていっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。2つ目のトイレの洋式化についての再質問でございます。町長には改修を進めるという答弁をいただきました。やはり改修というのは重要と私も考えておりまして、町長も鋭意取り組むということでお話しされて、とてもよかったなと思いましたけれども、実際子どもたち、生徒たちが排せつを我慢している生徒もおります。不便な中我慢して使用している生徒も実際はおります。声を上げられない生徒や保護者もおります。いつになったらこれがかなうのだろうかと思っている方もいらっしゃいます。もう少し具体的に答えていただけるとありがたいなと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 後藤正洋
今回もいろいろとそうなのですけれども、町長個人としての思いと役場全体としてのいわゆる公的な町長としての立場で物を申し上げるには、関係部局の状況ですとかいろんなことを総合して答えなければならないということは、これまで数日にわたって答弁調整をいろいろやってきておりますので、私の思いが直接実現できるところもあれば、そうでないところもあるという点ではご理解をいただきたいと思います。そういう前提で、このトイレの問題については具体的にいろいろと聞きますと、1基水洗化して洋式化していくのに大体40万円前後の費用がかかるということでございました。私といたしましては、そういった費用をどう優先順位をつけて捻出ができるかということを今後検討していきたいというふうに思いますが、それぞれの政策の中で何を優先するかという点では、まだまだほかにいろいろとやらなければならないこともございます。実際に洋式トイレにつきましては、議員もご質問の中でもご指摘していただいたように、必ずしも洋式トイレにすることがよしと思っていない方もおられるということもあります。あるいはまた、特に学校現場での洋式化については、子どもたちの受け止め方と教育上どうなのかというようなこともあるのかなというふうにちょっと危惧をしています。ただ、現実の問題として、トイレに並んだりですとか排せつを我慢するということはあってはならないというふうに思いますので、そういう点では総合的に学校全体、学校というか、児童生徒を含めた学校が何をどう要望してくるのかということも踏まえながら、あるいは学校側のいろいろな意見も聞きながら、それを整理をしていくということは必要かというふうに思っています。仮に、今後の協議になりますけれども、必要であれば、例えば安全性の問題ですとかいろんな問題がありますけれども、簡易的な洋式の便座を用意するですとか、最悪の場合といいますか、そういったことも含めまして学校の現状を聞いた上で整備を進めてまいりたいというふうに考えております。