みんなの議会

栗山町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月11日

栗山観光協会の今後の役割と展望について

2018年12月11日、栗山町議会の一般質問で、友成克司議員が「栗山観光協会の今後の役割と展望について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
友成克司 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 友成克司

通告に従いまして、質問いたします。栗山観光協会の今後の役割と展望についてであります。国の経済疲弊は、本町にとっても例外でなく、農業の縮小や雇用の中心である第2次産業は空洞化が著しく、今後も企業の誘致には困難が予想されます。そこで考えなくてはならないのは、企業誘致という直接的な行動ではなく、栗山の歴史や環境、魅力、まちづくりの姿勢等について情報発信し、まず栗山に足を運んでもらうことに努力することが必要であると考えます。そして、その役割を果たすのが観光協会ではないでしょうか。しかし、本町の現状は、商工会議所が主管し、その内容は郷土芸能への支援、バス、JRの切符の販売であり、本来担うべき取り組みの観光による町の活性化とはほど遠い内容となっています。町長はもとより議員も折に触れて町の活性化こそ最大の問題としながらも、その情報発信の母体である観光協会の実態には歴代の町長はメスを入れようとしてこなかったのではないでしょうか。結果的に行政と民間が遊離した動きになってきたように感じます。しかしながら、私の予算委員会での質問、議会報告会での質問に対する回答では、観光連携推進会議が母体となり、今後新たな観光体制を検討していきますとあり、待望視していた新しい夢に向かって糸口が開けてくるものと感じます。現在の観光協会を見直し、みんなの英知を結集し、住民参加の新しい時代に対応したアイデアと目玉を盛り込んだ本町の観光協会の体制の確立を願ってやみません。そこで、次の3点について町長の所信を伺います。1、観光協会の本来の役割と今後の展望をどのように考えておりますか。2、観光連携推進会議の将来のビジョンと内容を具体的に。3、運営を官民一体とし、地域おこし協力隊を所属させることで自由で斬新な発想と行動が生まれるように組織を見直してはいかがでしょうか。以上でございます。

答弁 町長 佐々木学

栗山観光協会の今後の役割と展望についてのご質問で、①の観光協会の本来の役割と今後の展望についてでありますが、観光協会の役割としては、観光振興を行うため観光事業の企画立案、運営や自治体、観光関係事業者等との連携等が本来の役割であります。栗山観光協会の現状といたしましては、郷土芸能の育成を主要な事業として取り組むとともに、JR、各種バス券の販売や発着アナウンス、観光案内などを行っておりますが、私といたしましては本来観光協会が果たすべき役割としては不十分であると認識しているところであります。このようなことから、今後の観光協会などの観光推進を行う組織の役割としては、栗山町の魅力の発見と創造をしながら、町、関係する企業、団体との連携協力を図り、観光客、交流者等の情報を客観的把握、分析、管理に基づく戦略的な観光事業を行っていくなど、さまざまな役割を担うものとして期待しているところであります。ご質問②の観光推進連携会議の将来ビジョンについてでありますが、この連携会議の目的につきましては、本町の新たな観光推進組織のあり方について検討する組織であり、昨年度観光推進組織設立に向けた提言をいただいたところであります。町といたしましては、この提言の内容を踏まえて新たな観光推進組織は、さまざまなイベントの実施や第6次総合計画後期実施計画において観光交流拠点施設として整備を計画しているマロンプラザにおける実施事業及び管理運営を担うことも想定しながら、設立に向け検討してまいります。ご質問③の地域おこし協力隊を所属するなど組織の見直しについてでありますが、友成議員ご提案のとおり、新たな観光推進組織の構成につきましては、地域おこし協力隊も含め、交通事業や宿泊事業、農業などのさまざまな企業、事業者を初め商工会議所など官民一体となった組織を想定しているところであり、今後組織体制の構築に向け検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 2番 友成克司

ただいま答弁をいただきました。実は、この質問は私3月定例に提案をすべく用意をしておったところでございますけれども、本文にもございましたように私の予算委員会、議会報告会での質問の回答が議会だよりに掲載されるということで今日に至ってしまいました。この間私なりに少しく勉強してまいりましたことを述べさせていただきたいと思います。ただいまの町長の答弁の中で、推進協議会でございますが、検討を進めていくという答弁でございますので、将来への激励も含めてお話をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。過般栗山開拓130年、町制施行70年の記念ご慶事が滞りなく式典を終了いたしております。来年の5月には元号も新しくなり、干支もいのししとなります。猪突猛進と勢いある年がスタートされるものと考えております。本町も131年、71年と輝かしい新しい年の始まりを乞い願っておるところでもございます。さて、全国的に他の自治体の大半では商工振興の中心は民間の観光協会が中心となり、ソフト、ハード全般にわたる企画をしております。中には事務局長を全国から公募し、大きな実績を上げているところもございます。また、他の自治体では、農産加工の6次産業への取り組みが観光協会の積極的な活動から始まったり、外部評価により新しい観光媒体が生まれ、地域の起業や雇用につながっているのであります。さらに、高齢化社会における商店街などの第3次産業のあり方も大きな課題として検討されている実情でございます。1の質問でございますが、私は観光協会を基点にして、官民の連携はもとより雇用の創出につながることが可能であろうと考えております。事例といたしまして紹介しますが、道北の猿払村でございます。人口2,765人、高齢化率が全道の178位でございまして23.5%、また平均課税所得全国11位、398万円でございます。ちなみに、横浜、名古屋よりも上でございます。この村はホタテ漁、また加工など雇用があるために若者の定住に大変つながっております。猿払村の事例のように6次産業の活性化により、少子化はもとより栗高や介護学校などの課題解消につながると考えますが、いかがでございますでしょうか。以上でございます。

答弁 町長 佐々木学

1つ目の新たな観光推進体制といいましょうか、観光協会を含めた今後のビジョンの中で雇用創出を生むような、そういう組織になるというようなご質問だったかと思いますが、今この観光というのは町の活性化の起爆剤になる一つの施策でございまして、私も栗山が誇るさまざまな栗山ブランドと言われる地域資源、こういったものを磨き上げ、そして町内外に発信をし、そして戦略的に栗山の観光振興を図っていく、そのような業務を担っていただきたいというふうに期待をしているところでございまして、この新たな組織の拠点なんかも今検討しているところでございまして、今お話ししたようにいろいろな新たな組織の中で期待をしている事業もございますので、そういった意味では先ほど申し上げましたとおり、観光交流拠点施設となるマロンプラザの運営、そしてそこでの管理、そういったものも出てまいりますので、規模的には官民連携の中でまだ会社の形態はこれから検討してまいるというようなことになろうかと思いますが、多くの雇用も生まれてくるのかなというふうに思っておりますので、何とか早期にこの組織を立ち上げて、今インバウンド観光もまだまだこれから伸びるというような時代でございますので、そこに乗りおくれないようにしっかりと栗山の観光振興を進めてまいりたいと考えております。

質問 2番 友成克司

2番の質問に移らせていただきます。実は、私過去に一般質問で道の駅の建設を求めましたが、当時の町長から道の駅に対する国の補助金が少なく、実現は難しいとの答弁をいただいております。私ちょっと調べてみましたら、平成11年に内閣府の民間資金等活用事業推進室でのPFI、これは民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律でありますが、11年から施行をされてございまして、本年の7月にこのPFIに関する改定が出まして、私ちょっと手に入れたところでもございますが、これは大変道の駅の建設に向けての力強い施策ができてきたなと感動しているところでございまして、そこで私は発想しますのは、観光協会に目的として道の駅の開設に向けた課題を与えてはどうでしょうか。具体的な事業への取り組みにこそモチベーションが上がり、責任が生まれてくると考えますが、いかがでしょうか。また、栗山の何を入れ込んでいくのか。1つには、異業種のコラボ、新しい商品の開発でございます。2番がただいま申し上げましたPFIによる道の駅の建設であります。いずれにいたしましても、町長もお話ございましたように栗山町の貴重な資源であります人、歴史、景観、物産品、さらにはまちづくりの姿勢を広く知ってもらうことが求められると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今2番目の将来ビジョンの関係で道の駅というようなご提案もありました。この道の駅の関係につきましても、第6次総合計画後期実施計画の中で観光推進組織の体制の構築とあわせて調査検討もしていくというような事業ものせているところでございますが、まだこの道の駅の関係については具体的なものはないわけでございますけれども、今新たな観光推進組織が仮にマロンプラザを拠点としてさまざまな事業展開をしていくといったようなことになった場合に、さらに栗山の中にはまちの駅だとかいろいろと拠点となるところがあるわけでございます。そういった拠点を結びつけしながら、将来的には道の駅の整備のほうまでつながっていくような事業展開ができればいいかなというふうに私も考えているところでございますが、まだ道の駅につきましては、先ほど申し上げましたとおり、具体的に整備に向けた検討をしているわけではございませんけれども、これもこの新たな観光組織をつくる一つの目的でもあるわけでございます。ですから、この新たな観光推進組織にはハード、ソフト両方の部分で魅力的な観光資源の創出だとか来町者、これの接点を増加させるためのさまざまな多様な施策を期待をしているところでございますので、その中のこれから事業方針等が整理されていく中で当然将来的な道の駅の建設整備についてもこれから検討していくことにそこの業務としてなっていくのかなというふうに考えております。

質問 2番 友成克司

観光連携推進会議を立ち上げて、これから検討していくということでございますが、ぜひ私は牛歩的ではなく今すぐ始めるということが大変大事だなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。3番目でございますが、観光連携推進会議のメンバーがいつも同じ各産業などの代表ではなくして、年齢層は肝要でございますが、若いメンバーを多数人選すべきと考えますが、例えば農民協、JC、4Hクラブ、農協青年部、栗青協、さらには高校生も導入しての構成にしたらいかがかなと、かように考えております。さらに、発想豊かなリーダーが求められますが、この機会に全国から事務局長を公募してはいかがでしょうか。新しいまちづくりは、これくらいの大胆な発想が求められていると考えますが、いかがでございますでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

3点目の新たな組織の構成といいましょうか、その中の想定されるものとして、冒頭お話をいたしましたとおり、交通事業者、または宿泊事業者、また農業、商業、こういったさまざまな事業者さんを初め金融機関なども当然新たな観光組織を担う一つの媒体として考えられるというようなところでございます。そのような中で、当初の質問でご提案のあった地域おこし協力隊、ここにも当然外からの新たな発想といいましょうか、栗山を変えていくような大胆な発想をしていただけるような地域おこし協力隊については存在かと思っておりますので、そんなようなところも検討をしているところでございますし、また若い発想の中でということで今いろいろと高校生など若い人材の参画というようなところもお話にありましたので、これからこういった組織の構成も含めた検討に入っていくわけでございますので、幅広い層の中からいろんな意見をいただけるような、そういった機会を設けながら、この構築に向けて進めたいなというふうに考えているところでございます。あとは人材の関係でございます。過般事前に進めておりました観光連携推進会議のほうからご提言をいただいたところでございまして、その4項目の提言の中の一つとして人材確保、育成というような項目があるわけでございます。そのような中で、新たな観光組織におきましては利害関係者との調整能力、あるいは観光を主とする事業運営の専門的な知識、経験、技量を有した人材の確保、こういったものが必要ではないかというようなご提言もいただいているところでございます。私としてもやはりそこの組織の中心に進めていただけるような人につきましては、今までの慣例にとらわれない、そして栗山の今の現状をしっかりと把握をできる、そして次の展開へとつなげていけるような、そういう人材が必要であるというふうに考えておりますので、今ご提案のあった公募も含めて考えていきたいなというふうに思っておりますし、またそういうような人材がもし栗山の中にいればそういう方々を育成をしながら、新たな組織を引っ張っていっていただけるような人材としていくことも別の意味では考えられるかなというふうには思っておりますので、いろんなことを人材の関係についてはこれから検討をしてまいりたいと考えております。

質問 2番 友成克司

実は、議会報告会の席上で参加者から夢を語れる場であってもらいたいというエールをいただきました。私は、そのときに議会に対するエールでもあるなと認識をいたしております。夢を夢で終わらせないように、また栗山英樹監督の言葉で、夢は正夢、夢をポテンシャルに実現に向けて大成させなければなりません。私は先ほども言いましたけれども、牛歩的ではなくして、今から進めていくことが肝要であると考えております。私は、明日への新しいまちづくりの観光協会の展開は、本町の最大重要課題であると確信を持っております。観光協会の新しい形を求めることは、私は情報発信を継続的に行うことが大変重要なことだと思っておりますので、最後になりますが、町長のお考えいただければありがたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

再度の質問でございます。私以前に別の一般質問の中で、今喫緊の課題となっております人口減対策について3つの理念を持って進めていくというようなお話をさせていただきました。その3つの理念のうちの1つに掲げたのが町の強みと地域資源、栗山ブランドを生かした政策を展開する、まさにこの新たな観光推進組織が目指していくべき方向性と一致しているというふうに私自身考えております。その中で、栗山の強みと地域資源をさらに磨き上げながら、その魅力を効果的に発信して、栗山のファンをつくって、そして交流人口をふやし、それを定住人口へとつなげていくというような考え方でございます。その実現のためには、冒頭申し上げましたとおり、現在活動が限定的となっている観光協会から戦略的な観光振興をこれから進めていくためにもやはり本来的な役割を担う新たな観光推進組織は必要であるというふうに考えておりますので、今ご提言のあったとおり、まさしく今がここに進めていくチャンスでもございますので、なるべく早期にこの組織立ち上げに向けて進めてまいりたいと考えております。

質問 2番 友成克司

私が観光協会の新しい形を求めていきますのは、ただいま町長も答弁ございました人口減、超高齢化、少子化など次代に向けて、栗山の札幌、空港に近い立地条件、さらに先人たちが築いてきた特徴をベースにまちづくりを考えるためであります。産学官の知恵と人材を結集して、新しい挑戦につなげたいと考えております。131年、71年のスタートに当たり、観光協会の役割と展望は本町の最大重要課題と提示し、新しい栗山町のまちづくりの起爆剤となることと考えております。私は待望を抱き、質問を終わらせていただきますが、町長、唐突的な質問でございましたけれども、ご丁寧に答弁いただきましたことを感謝申し上げて終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:栗山町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる