みんなの議会

美深町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月16日

美深町の観光の方向性及び課題について

2026年6月16日、美深町議会の一般質問で、木下広悠議員が「美深町の観光の方向性及び課題について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。

質問者
木下広悠 議員
答弁者
町長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 木下広悠

そして、次の質問に移ります。件名、美深町の観光の方向性及び課題について。美深町には豊かな自然環境や食、体験型観光など多くの観光資源が存在しており、観光をきっかけとして関係人口や移住につながる可能性を大きく有していると考える。一方で、個々の観光資源やイベントは存在しているものの、それらを面的に結びつける戦略や、美深町として何を主軸に観光振興を進めていくのかという方向性が充分整理されていないようにも見受けられる。今後、人口減少が進む中で、交流人口及び関係人口を増加させていくためにも、改めて本町の観光戦略及び将来的な観光像について伺う。1、本町の観光は通過型・経由型の側面が強く、宿泊や長期滞在による消費拡大に充分つながっていないと考えるが、町として宿泊型・滞在型観光への転換を目指す考えはあるか。2、滞在型観光を実現するためには、本町単独ではなく、上川北部地域などとの広域連携による観光圏形成が必要と考えるが、過去の広域連携の課題も踏まえた上で町長の認識は。また、本年、3月定例会の予算審査において、モンベルフレンドタウンを活用した広域連携について一定の考えが示されたところである。今後の観光振興における重要な手法の1つと考えるが、町長としての認識及び推進に向けた考えを改めて伺う。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 草野孝治

続いて、件名2つ目の美深町の観光の方向性及び課題についてご答弁申し上げます。1点目の宿泊型・滞在型観光への転換についてでございますが、美深町の観光の方向性につきましては、まちが持つ豊かな自然環境、食、体験型の観光資源を単発で楽しんで終わるのではなく、町内を巡る動線として結びつけることで、関係人口や交流人口の増加につなげていくことが重要であると認識してございます。宿泊型・滞在型観光について、びふかアイランドを道北観光の拠点、北海道観光の拠点として整備して、これは昭和55年、びふか温泉森林公園、これらの完成を起源として長年取り組んできた経過がありまして、年間、直近で平均約6千人が利用し、利用者の半分は道外の方で、道北を広く巡るためのベースキャンプ基地として利用されているものと捉えております。また、これらの既存施設の活用はもとより、令和8年度は新たにモンベルフレンドタウンに登録し、モンベルのブランド力や顧客基盤を活用したアウトドアを通じた地域魅力の発信や観光PRの取り組みを始めたところでございます。今後はアウトドアや自然体験を軸に、観光協会と連携しながら、ガイド育成による体験プログラムの拡充や松山湿原など観光拠点の環境整備を進め、美深町らしさを深く体感できる滞在型観光をより一層、充実させていきたいと考えております。2点目の広域連携による観光圏形成およびモンベルフレンドタウンを活用した広域連携についてでございますが、まず、過去の広域連携の課題を踏まえた上での認識についてでございますが、広域連携にあたっては、自治体間での温度差や負担の偏り、事務局の負担などが観光部門に限らず広域連携の課題として認識しております。現在、道北観光連盟においては、上川北部の9市町村が連携し、天塩川シーニックバイウェイやサイクルツーリズム連絡会議と連携した取り組みを行い、上川地方観光連盟では、上川管内の23市町村が広域でパンフレットの作成や道内外への宣伝誘致に取り組んでいるところでございます。また、美深町観光協会が事務局を担う道北着地型観光プロモーション推進協議会においては、平成26年に発足以降、名寄市、幌加内町、美深町の3市町でスキーや雪板トレッキング、雪板作り体験、ワカサギ釣り体験など様々な体験イベントを広域で実施しており、上川管内の各自治体と広域連携して、関係人口や交流人口の増加に向けた取り組みを実施しております。次に、モンベルフレンドタウンを活用した広域連携については、本年4月から道北の天塩川流域圏において、美深町が先行して登録を行ったところであります。日本最大級のアウトドアメーカー、モンベルのブランド力や120万人を超える顧客基盤を活用した美深町の全国的な知名度向上や観光PR、フレンドショップに登録する町内店舗への集客や経済波及効果、キャンプや川下り、カヌー、釣りや登山など、アウトドアや自然体験を通じた地域の魅力と飲食店の魅力を発信し、滞在型観光の拠点として、さらにアピールして参りたいと考えております。当面は美深町単独で先行して実施する考えであり、広域連携を行えば広告費用を分担できるためコストは抑えられますが、各自治体の独自のPR効果が希薄化してしまうものと考えます。フレンドエリアの登録については各自治体の考え方もありますので、美深町としては令和8年度の本年度の効果を検証してから、次のステップとして検討すべきと考えているところでございます。以上、答弁といたします。

質問 1番 木下広悠

まず、滞在型観光に関して言ったら、本格的に積極的に進めていくというようなお話だったと理解いたしました。その上でですね、基本的には今、びふかアイランドを中心とした滞在型観光というようなお話だったと思うのですけど、それ以外にもですね、滞在型、本格的な滞在型の観光地として美深町が発展していくというような観点で見ると、まだまだ課題は色々あると思うのですけど、町長が今、認識されている、そうですね、本格的に滞在型観光、観光地を目指す上での課題っていうのを思いつく限り教えていただければなと思います。

答弁 町長 草野孝治

課題というか、木下議員からだと思うのですけれども、言われているのは、美深町の観光は、びふかアイランドと仁宇布の松山湿原と昔よく言われていた2大観光地、それが縁で北の星座共和国から双子座のまちという認定というか、認証を受けて、今、観光的には双子座のまちということに位置づけられています。そういった中で、びふかアイランドの拠点と、トロッコ王国を含めて仁宇布地区、仁宇布の冷水と16滝、それに松山湿原だけじゃなくて、トロッコ王国や天然保全林と、他にも様々な観光資源がございます。また、民間の方々が経営する施設等もございます。そういった部分とびふかアイランドの部分と、さらに直近ではですね、やはり町内の飲食店、こちらとの、何と言ったらいいのですかね、最近、観光庁では泊・食分離といって、宿泊は宿に泊まるけれども、食事とかは地域のお店で食していただいて、宿泊はまちの中の旅館や温泉等に泊まると、そういったこともですね、何と言うのですかね、推進してございます。そういった考えも1つあるのかなと思います。やはりトロッコ王国、夏期間シーズンだけですけれども、1万人の来町者が滞在するということで、なんとか別メニュー、町に滞在できるような他のメニューと組み合わせ、体験メニューを組み合わせて滞在してくれるようなこと、きっと考えてくれているのかなと思うのですけれども、そういったことを仁宇布、びふかアイランド、あとまちの中、これを結ぶようなものが、そういうルートがあればいいのかなと思います。そして最近、やはりこのアウトドアの部分で、天塩川下り等のですね、ガイドさん等もシーズン中は大変忙しいような状況と聞いています。そういう、稼ぐ観光というのですかね。そういう観光産業までは至ってないのですけれども、もう数年、そういう形で営業されているということもあって、そういう部分とうまくリンクするようなことも大切かなと思いますし、さらにスポーツ文化合宿、これも複数日滞在してもらうというようなことにもつながっていけるような、体験のコースの中に、スポーツ・文化合宿だけでなくて、その中の1つに、例えばトロッコに行って体験してもらうとか、松山湿原に登ってもらうとか、そういったものも組み合わせたような、そういうつながりを持って、点じゃなくて点と線、そして滞在してもらうという。そういう部分が今、まさにいいタイミングに来ているのかなと思っています。それと、もともと美深町はびふかアイランドを中心に北北海道の滞在観光の拠点ということでPRしていますし、ネット等で検索するとですね、もうすでに北北海道の滞在型観光の拠点となっていますということで、ホームページ等でも紹介されていますので、アイランドとしては宿泊型・滞在型観光の転換を目指す考えはあるかじゃなくて、すでにそれをさらに伸ばしていくような形で支援して、支援または発展させていくことが必要なのかなと思っております。少し長くなりましたけれども、そういうような部分が私としては課題という形で、ちょっと課題というか、チャンスと捉えています。

質問 1番 木下広悠

美深町には、非常に魅力的な場所や観光地が色々と点と点でそれぞれ存在していて、それを結びつけられれば、より魅力的な自治体としてPRできるのじゃないかなみたいな、そういうようなお話だと理解いたしました。一方でびふかアイランドじゃなくて、美深町内で言うと、こう、宿泊施設に関して、まだまだこう充実していただく余地があるのかなとかって思ったりするのですけれど、そこら辺に関しての町長の認識をお伺いしてもよろしいですかね。例えば、そうですね、だから基本的にそのね、来る人も限られているので、その宿泊施設を増やせとかそういうような発想ではないのですけれども、ただ、まあこう、まち中で泊まっていただいて、そこからこうお店に流れていくみたいな、そういうような発想のもと考えると、まだこう充実させる余地があるのかなと思ったりするんですけど。宿泊施設の供給面での町長のその認識、聞いているのかな、どのような認識をお持ちなのか、お伺いしてもよろしいですかね。

答弁 町長 草野孝治

郊外の部分、仁宇布の宿泊施設だとか、紋穂内の宿泊施設は承知していますけれど、市街地についてはですね、まあ、ほぼビジネス客と、あとスキー合宿等々で宿泊される部分が多いのかなと思っています。それで、そのキャパがね、もう100%を超えて、どこも泊まれなくなっているのかどうなのかという見極めも必要かもしれませんけど、今回、繰り越しで、先ほど総務課長から説明したローカル1万の事業の中にもですね、すぐじゃないですけれども、宿泊施設も兼ね備えた形でのゲストハウス、ゲストハウス的な宿泊可能なものも計画していると伺っているところでございます。

質問 1番 木下広悠

その供給施設の充実性みたいな、そこら辺の課題を感じて、少し話が進んでいるようなので安堵いたしました。そしてですね、あと連携のお話だったのですけれど、やはりその美深町単体で、正直、美深町内であれば日帰りで回れたりするような側面が強いので、道北であったりとか、近隣の自治体を1つの観光圏として周遊していただくというような発想で、初めて、滞在日数が増えていくのかなと思ったりしております。現状も、そういうふうに色々な広域での活動っていうのを行っている、それは理解いたしましたけれども、これだけで足りるのかなという、町長自身がこの広域の考え方にのっとって、もちろん自治体間の温度差であったりとか、人材の兼ね合いとか、それ色々あると思うので、そんな簡単にできることではないとは思っているのですけど、実際問題、北いっしょとかそういったものを進めようとしていたというような事実がございますので、これから広域で色々課題をクリアしていって、広域の道北というような観光圏で売っていくというような積極的な前向きな考えはあるのか、お伺いしてもよろしいですかね。

質問 1番 木下広悠

真摯じゃなかったですか。失礼しました。

答弁 町長 草野孝治

ちょっとその体験メニューを広域でっていう部分については、私、ちょっとプライベート的には川下りのイベント、こちらの部分ではですね、名寄から日本海までということで、広域での滞在しながらのイベントも過去にもやってきていますし、今年度は名寄・美深がベースキャンプで音威子府までということで、そういう天塩川を活用とした広域連携の事業は可能なのかと思いますし、これも逆に言うと、こういうイベントだけじゃなくて、一般の方がそういうプログラムを活用して入ってくる窓口にもなり得るかなと思いますし、ガイドさんもいますので、そういうガイドを頼って、そういう連携ができてくるのかなと思いますけれども、例えばうちのトロッコから、隣村とか隣まちのどこどこ施設って、中々それはあの、もうやっていたらもうやっているのじゃないかなって思います。すでにそういうことが計画できているのであれば。今はこちらのいう、先ほどベーシスで言った、まあ冬の部分の連携したイベント等々やられていますけど、美深だけでも1日で回りきれませんので、やはり今考えられるとしたら、町内のその点を線で結んで滞在してもらうという方が近道なのかなと思います。連携するのであれば、やはり市町村の垣根がないっていうのは天塩川だけですので、そこをうまく活用して体験するということは可能かなと思っています。過去にも、このイベントの中で色々体験メニューを作って、抱き合わせてやった部分がございます。例えば広域、美深・音威子府・中川の会場であれば、音威子府で宿泊するので、音威子府そばの手打ちの体験メニューを一緒につなげて、それをみんなで食するですとか、例えば夜、子どもたちが昆虫採集に行くだとか、それを掛け合わせて、川下りだけじゃなくて、セットで色々試行錯誤した計画がありますけれども、最終的にはキャンプと川下り、これがやっぱり、これを何とか充実してほしいという、そういうアンケート結果により、今はもう存分に川下りをしてキャンプを楽しんでもらうというイベントに変遷してきたという経過がございます。この事業は名寄から宗谷管内の幌延町、そして留萌管内の天塩までつながる3市町をまたがる事業として、これからも連携事業としては発展することが可能かなと思っております。以上です。

質問 1番 木下広悠

ものすごく色々な観光面での、どうやったらこう観光客が訪れるかというようなものを、いうようなものを多角的に見られていて、かなり答弁聞いていて安心できる部分はあるのですよね。その上でですね、この間、美深町議会として観光協会との懇談会が行われて、その際、美深町の観光面での課題であったりとか、色々話し合った上で、観光協会の方がおっしゃっていたのが、要は美深町の観光面で何が足りないかというようなお話で、美深町として、こう1つ、ここを売り出すというようなテーマ設定がまだ未熟なんじゃないのかなみたいな、そういうようなお話がありまして。だから美深町という存在を短文で端的にわかりやすく響くような、そういうようなキャッチコピーじゃないですけど、そういったものを作った上で、それをこう発信していくと。そこで興味を持ってもらって、色々ね、トロッコ王国であったりとか、びふかアイランドであったりとか、松山湿原であったりとか、そこら辺に引っかかりを持ってもらうみたいな、そういうような発想が大事だというようなことをおっしゃっておりました。根本的にね、広告、PRのこうPRに対しての力が足りていないとか、そういった話もあったのですけど、まず町長、最後に町長がこう美深町をね、どのような場所だと訴えていくのか、今後、先ほどの藤原議員みたいな質問をしますけど、10年後、美深町はどのような観光地として売り出していくのかと。存在しているのか、町長のそのビジョンをね、最後語っていただければなと思っております。

答弁 町長 草野孝治

観光協会が、なんかまちのテーマが必要だって言われたのですか。

質問 1番 木下広悠

テーマ必要とか、そういうような話があったって話です。

答弁 町長 草野孝治

本町においてはですね、総合計画、その前に北海道の観光振興計画、また観光庁の部分等も結びついていますけど、美深町においてはですね、観光の部分については、企業誘致・観光開発・移住対策推進協議会という組織がございまして、この中で観光事業、観光協会も含めて総合調整するという組織がございます。ぜひそういった中で、観光協会からのご意見も意見反映しながらですね、相談できればなと思っています。美深町のテーマって過去に何かあったのですけど、ピカピカ美深っていうテーマを聞いたことがあります。相当前です。私が多分観光担当していた時です。なんか、ふかふか美深ってこれは冬しか使えないとか、そういった色々なキャッチコピーですか、そういったものもありましたけれども、今はまち全体としては美しさが深いまち美深町というような形で持ってますけど、私はこの後、やはりこの美深は水と緑の大地ですから、水と緑のユートピアを目指して、10年後、観光がさらに充実できればありがたいな。それも自分も楽しめるメニューでないと、やはり誰もが自分も楽しめるメニュー、自分が参加したらこうだというメニューを念頭に考えてくれたらありがたいなと思っております。以上です。

質問 1番 木下広悠

水と緑のユートピア。非常に素晴らしいと思います。その調子で美深町のPRを行っていただければなと思います。以上です。

出典:美深町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月16日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる