栗山町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月20日
公共施設の一元管理を
2018年6月20日、栗山町議会の一般質問で、楢﨑忠彦議員が「公共施設の一元管理を」について質問し、町長 佐々木学が答弁しました。
- 質問者
- 楢﨑忠彦 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 楢﨑忠彦
通告に従い、質問をさせていただきます。公共施設の一元管理を。栗山町の第8代町長として、平成30年度の町政執行方針が示されました。活力みなぎるまちづくり、心豊かに支え合うまちづくり、夢広がるまちづくり、輝き放つまちづくり、未来へとつなぐまちづくりと5つの基本目標を掲げられました。平成26年、国は地方公共団体においては厳しい財政状況が続く中で、今後人口減少等により公共施設等の利用需要が変化していくことが予想されることを踏まえ、早急に公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより財政負担を軽減、平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現することが必要として、各自治体における公共施設等総合管理計画の策定を要請、本町においても昨年3月に策定されました。公共施設(建築物)の管理に関する基本目標において町が保有する公共施設の保有量は、延べ床面積13万1,000平方メートルになっており、総人口の減少を踏まえ20年間で20%削減を目標としています。執行方針においても社会教育施設、体育施設の計画的な整備、道路、交通、公営住宅、下水道、公園施設等の長寿命化計画もうたわれています。インフラ施設の老朽化対策におけるメンテナンスサイクルの構築など、現状においては各課で対応されていますが、維持補修、解体や更新、長寿命化対策など公共施設を一元管理する部署を新たに設けるなど全体的な取り組み体制を構築していくことが必要と考えますが、所見を伺います。
答弁 町長 佐々木学
公共施設の一元管理をについてのご質問でありますが、本町では平成29年3月に町が保有する公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進に当たって長期的な視点による方向性や取り組むべき内容、推進体制など基本的な方針を定めることを目的に栗山町公共施設等総合管理計画を策定いたしました。本計画において全庁的、総合的な視点で取り組みを進めていく体制として、栗山町公共施設等マネジメント推進本部の設置が定められており、昨年5月に副町長を本部長とし、教育長及び関係管理職を構成員として設置したところでございます。あわせて施設管理実務担当者で構成する公共施設等マネジメント連絡調整会議を設置し、経営企画課及び建設水道課、そして施設担当課のそれぞれで管理している施設データを整理したところであります。本年度長寿命化対策に向けた基礎的な調査を実施するとともに、施設の基礎情報や修繕履歴など統一した情報管理ルールで建物台帳の作成作業を行い、関係課が連携して情報の一元管理を進めていく予定であります。楢﨑議員ご質問の一元管理する部署を新たに設ける考えは現在のところございませんが、当面は先ほど申し上げました公共施設等マネジメント推進本部や連絡調整会議など全庁的な取り組み体制を構築し、進めておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 楢﨑忠彦
先般国立社会保障・人口問題研究所が将来の推計人口を発表されております。空知管内2市4町においても2015年約30万8,000人、2045年約15万4,000人という、人口が半減するという大変衝撃的な数字が発表されております。ちなみに、昭和35年、空知管内87万人いたそうであります。昭和35年、ちなみにその年、栗山町2万3,000人です。今日現在見ますと1万1,948人となっておりました。翻って近いところで2015年31万人、空知管内です。これが2045年では15万5,000人になると。空知の人口です。本当に急激な形で人口が減少していると。特にご存じのように少子化、また高齢化の加速、そして一方生産年齢人口の減ということで大変衝撃的な数字が走っておりまして、ある意味でこういう数字になるのかなと。過去のデータを比較してみますと、こういう数字もあながち過大にも評価できないのかなと、そんな思いもあります。先ほど質問にもありましたし、町長の答弁にもありましたけれども、公共施設の総合管理計画、基本になるベースにはやはり人口減少に対してどういう形で公共施設を維持していくかということが前提にあるわけですけれども、この国立社会保障・人口問題研究所の空知管内も含めて、栗山町もそうなのですけれども、この人口の推計について町としてどのように捉えているのか、その点についてまずお尋ねいたします。
答弁 町長 佐々木学
まず、公共施設等総合管理計画の推進に当たって20%の延べ床面積の削減ということを打ち出した、その根拠となっているのが人口減少を根拠としているということで、2015年の国調の人口とこれから20年後の人口との減少率、これを20%の根拠にして今回設定しているということでございまして、それに関連しての人口の推移に対する考え方といいましょうか、その見解でございますが、私ども今から3年前、第6次総合計画をつくり上げるときに一応社人研で出しております推計人口、こういったようなところの推移を承知はしていたところではございますが、それでもなおかつ移住、定住政策だとか、いろんな政策を実施しながら、何とか平成34年で1万2,000人を目標に掲げたというようなところでございます。しかし、残念ながら現実はといいましょうか、もう既に平成30年度の時点でその目標人口1万2,000人を下回ってきているというような状況になっております。ですから、これから最大限の人口減少を食いとめる政策は打ってまいりたいというふうに考えておりますが、そこに歯どめをかける、そしてV字回復をさせるという状況ではなかなか難しいのかなというふうなことで思っておりますが、これに伴って公共施設の関係についてもその人口減少に伴って町の財政規模も縮小せざるを得ないというところもありますし、当然その施設の利用者も減っていくというような中で、これから今ある公共施設をどのように維持管理していくか、あるいは議員の質問にございましたように施設の統廃合、そして複合化だとか、民間移譲を含めてそんなような時には厳しい決断をしなければならないという場面もあるのかなというふうには私は考えておりますが、この人口減少の推移をきちっと見きわめながら、そしてその人口に合った施設の維持、栗山町の施設の適正なといいましょうか、標準的な建物、施設の維持についてこれから検討していきたいと思っておりますが、まだ今の段階では今の公共施設をしっかりと維持管理しながら、メンテナンスサイクルを構築しながら長寿命化をしていくという方向で考えているところでございます。
質問 3番 楢﨑忠彦
総務省は、総合管理計画の策定、見直しを求めています。その前提になるのは、公共施設のいわば状態です。状況。昨日の定例会におきましても公共施設長寿命化対策基礎調査ということで提案がありました。600万円。私質問しましたら、33施設の個別施設を目視し、外壁、屋根、ボイラー等を検査するというようなことでありました。建築物とインフラ系施設を同等に扱うということはちょっと無理があるかなと思いますけれども、公共施設の状態としては、一般的な建物の場合においては、公共施設はなおそうでしょうけれども、建築年度、利用状況、耐震化の状況、点検、診断の結果、また現状における維持管理、修繕、更新の履歴等々があるかと思いますけれども、昨日の議会では33施設ということで、個別施設で個別に計画を立てていくという答弁でありましたけれども、これ現状本町も相当数の公共施設を有しているわけですけれども、それぞれの施設の履歴、情報ファイル等の必要性も当然生まれますけれども、そういう公共施設の固定資産台帳、現状はどういうような整備状況になっているのか、まずお尋ねをいたします。
答弁 町長 佐々木学
現在の公共施設の状況、台帳といいましょうか、そういう状況把握については、それぞれの所管、担当課、それと建設水道課の中で押さえておりますが、先ほど冒頭の答弁で申し上げましたとおり施設管理実務担当者で構成する公共施設等マネジメント連絡調整会議を設置したところでございまして、その中で今までそれぞれがデータ管理をしていたところをその施設データを整理をまず行ったというようなところでございます。これから長寿命化対策に向けた基礎的調査を行いながら、統一した情報管理ルールで建物の台帳作成を行って情報の一元管理を行ってまいりたいというふうに考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
従前というか、公会計制度が始まる以前は、担当課で個別の台帳、道路台帳とか橋梁台帳とかそれぞれ作成して管理をしていたと。当然その課では課で責任持って担当する道路、橋梁とか等々についてはそれぞれの課で作成し、個別に課で判断されていたと思うのです、メンテナンスも含めて。今後は、公会計制度が導入された以後、やはり先ほど答弁にもありましたけれども、マネジメント連絡調整会議ですか、ここで台帳の整備、中身の統一性ということも当然生まれてくるわけですけれども、これ現状どのような項目で点検されるのか。昨日の説明では、これは建築物に限ってのことかなと思いますけれども、目視、外壁、屋根、ボイラー、私先ほど触れましたけれども、公共施設の状態、当然建築年度、利用状況等々も含まれてくるのかなと思いますけれども、それはどの辺までの項目で連絡調整会議で詰めているのか。当然統一するということでありますから、各建築物全てにおいて同じようなデータを蓄積していかなければならないと思いますけれども、その点について今どういう状況になっているかお尋ねいたします。
答弁 町長 佐々木学
これから整備をいたします建物台帳の関係でございますが、今業者のほうともこれから詳細に詰めてまいりますが、建物台帳のイメージとしては基本的な建物の情報、面積だとか構造、そういったものも当然載せてまいりますし、そのほか修繕履歴等々も載せていくことになります。そして、これから修繕を実施して、将来的にまたいつの時点でどのような更新が必要になるかだとか、そういったような情報も含めて建物台帳を整理していくと。その計画に基づいて早急に修繕が必要なものについては、しっかりと総合計画の実施計画のほうにものせて、そして修繕に取り組んでいく。将来的には、それをやることによってこれからかかる財政負担の平準化だとか、そういったようなところを目的にこの建物台帳の整備を進めてまいりたいと考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
ご存じのように公共施設は、私たち一人一人の暮らしを支えていく自治体の貴重な財産であります。一方、まちづくりの拠点としての役割も同時に担っているのかなと思います。また、今回の災害ではないですけれども、ある日突然災害が発生した場合などには避難所としての役割も担っていくということで、公共施設の役割というのは本当に大きないろんな意味を持っているのかなと思います。先ほども触れましたけれども、町の方針としては人口減少に伴ってやむを得ないのかなと思いますけれども、建築物の総面積を20年間で20%、それぞれメンテナンスに各課で毎年度予算を計上して、個別に各課で対応していると思うのです。先ほど昨日の答弁にもありましたけれども、個別施設計画を立てると。これは、あくまでも点ですよね。やはり町全体としては点から線、そして面に行く必要があるのではないかなと。全体をマネジメントするということが当然必要になってくると。先ほど町長の答弁では、マネジメント推進本部、またマネジメント連絡調整会議等々話がありましたけれども、特に行政はそうなのでしょうけれども、どちらかといえば複合的な組織をつくるというか、そういう場面が結構多いというか、私はやっぱり一元化して情報を共有し、また窓口を一本化して情報共有し、そしてこれからはそういう情報を町民の皆さんにひとしく発信していくと。そして、いかに安心、安全な施設として次の世代に引き継いでいく、そういう役目も同時に持っているわけですけれども、やはりそういうマネジメントするところを一元化して情報を発信していく。そして、町内も含めて情報を共有する。そして、町民の皆さんに今こういう施設はこうなっていますよみたいな感じでそういう情報を発信していく。そのためにもそういう窓口を一本化して、例えばマネジメント推進本部、マネジメント連絡調整会議と、こういう2つの、今2本の流れでいこうとしているのかと思いますけれども、そういうところを副町長が頭になるのか、また特別な課を設けて、建設水道課の一部がそういうことになるのか、やはりこういう情報を一元化して将来的に、当然その課としては課ごとに20%削減ということはあり得ないと思うのです。全体としての20%ということが目標になりますから、その課としては既存の施設はできるなりに課として守っていきたいというのは当然のスタンスかなと思うのですけれども、それを全体を調整していくその窓口をやはり一元的に求めて対応していくということが求められていくのではないのかなと思いますけれども、その点についてお尋ねいたします。
答弁 町長 佐々木学
楢﨑議員のほうからこれからの業務だとか、将来的な一元管理、そういったようなところを含めて専門のそういう部署を設けてはというようなご提言でございますが、今この関係については私どもいろいろと調査検討してございまして、ただ、今の業務量の中ではやはり一年間を通しての業務とはならないということで、そこの一つの部署をつくるという考え方は今のところはないのですが、ただこれから先ほど来いろんな人口減少だとか、これからの社会情勢の変化に応じて、もしそういう部署をつくった場合の担う業務、こういったものは当然ふえてくるということは私どもも認識をしているところでございますので、一元管理する部署について既に導入をしている、例えば管財係だとか、そういったことで設けている自治体もございますので、そういったようなところの業務量だとか人員、こういったところを調査することも必要でしょうし、本町にとってどこの段階でそういった部署が必要なのかという検討も必要でございますし、現人員の中ではなかなかそういう部署は難しいかなと思っておりますが、やはり将来的にトータル的にマネジメントしていく中で発信をする、そういった箇所は必要かなというふうには思っております。それで、マネジメント推進本部に副町長をトップに据えたということは、そこが今の段階で全庁的な発信をする場所といいましょうか、部署ではありませんが、そういった組織であるというふうに私は認識をしてございます。その中で当面建設水道課、経営企画課、施設担当課、こういった実務担当者の中で本部の下部組織として調整会議をつくってこれから進めていくということになりますが、そういう関係課が集まったやり方というメリットも当然今の段階ではあるのかなというふうには思っております。経営企画課は財政を担当いたしますし、水道建設課はそれぞれ専門の視点で建物を見れるということもございます。特に私は、施設担当課のほうに期待をしているところでございまして、やはり施設を所管しているわけですから、その施設を愛着、愛情を持って大切にするのが施設担当課の役割ではないかなというふうに思っておりますので、そういったところも連携をすると。一つの部署に集めないで、それぞれがいろんな考え方、思いの中でこういったマネジメントもしていくということも1つメリットとしてはあるのかなというふうには思っております。ただ、将来的には楢﨑議員のご提言にあるような、やはり一元化する部署が必要になってくるのかなというふうに私も考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
この公共施設等総合管理計画、建築物に関しては11施設に分かれています。行政系、地域集会、保健福祉、社会教育、体育、産業、学校教育、介護福祉、公営住宅、その他、環境衛生、それとインフラです。各課にまたがっているわけです。だから、当然現状では限られた職員数の中では今町長触れられましたようになかなか厳しい面もあるのかなと。現状では、副町長が頭になって調整していくということなのですけれども、私はこれから大事なのは各担当課がその担当だけの持ち分ではなくてやはり広くそれぞれ情報を共有すると、そういうことがこれからより一層必要になってくるのかなと。そして、その情報をやはり町民の皆さんにも発信していくと、そういうことがより求められていくのかなと、そんなふうに思っています。やはりみんなで、その課だけで考えるのでなくて庁舎内全庁的に、そして町民も巻き込んでそういった課題に取り組んでいくということがこれから求められていくのかなと思いますけれども、最後にその点町長に質問して、終わりたいと思います。
答弁 町長 佐々木学
ご質問のとおり、本町が所有しております公共施設62施設ございます。そのほかにインフラ施設があるわけでございます。どれも、特にインフラ施設なんかは町民生活に密接に関連をする道路、橋梁、水道、下水道、そういった施設でございますし、また公共施設についてもそれぞれ町民が利用される施設でございますし、その町の拠点、そしてあるいは地域の拠点となっているところでございます。ですから、そこの公共施設のあり方をこれから人口減少が進んでいく中でどうしていくかというところはやはりしっかり町民も交えた中で考えていく必要があるというふうに考えておりまして、今基礎調査をし、建物台帳を整備した段階である程度町としての一般的なといいましょうか、その施設を将来的にどうしていくかという方針案をそこの本部のほうでつくりまして、そこをたたき台にして、これから20年、30年、いろんなことを考えて、みんな残したい気持ちは誰しもがそうだと思いますが、これからのまちづくり、そして財政状況、人口減少、そういうことを総合的に考えた場合にその施設をどういうふうにしていくかというところをしっかりと町民も交えて議論をしていきたいと考えております。