栗山町議会 平成31年第3回定例会 2019年3月12日
地域医療の確保について
2019年3月12日、栗山町議会の一般質問で、楢﨑忠彦議員が「地域医療の確保について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。
- 質問者
- 楢﨑忠彦 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 楢﨑忠彦
……質問いたします。地域医療の確保について。昨年4月、栗山町の第8代町長として就任され、1年が経過しようとしております。この間、栗山町第6次総合計画後期実施計画の策定に取り組まれました。「ふるさとは栗山です」の合い言葉のもと、「誰もが笑顔で安心して暮らすまち」の実現に向け、平成31年度の町政執行方針が示されました。本年実施した議会報告会では、本町が直面する主な課題として「スキー場の存続」「日赤の改築」「介護福祉学校の存続」「駅周辺・商店街の活性化」「栗高の存続」と5点について、多くの意見を寄せていただきました。どの項目についても重い課題ですが、特に多くの意見や心配の声が寄せられていたのは日赤病院にかかわる問題提起でした。執行方針においても地域医療については、栗山赤十字病院の改築を含めた将来の医療体制や環境整備について、検討委員会を設置してと示されています。平成22年6月に「栗山赤十字病院あり方検討会」を設置、主な施策45項目を設定、27年2月に報告書を取りまとめました。翌28年には持続可能な町の医療提供体制の構築を目指す目的で「栗山町の医療環境整備を検討する町民委員会」が設置、30年5月に提言書が取りまとめられました。昨年行われたまちづくり懇談会で、町長は日赤建てかえには約50億円という巨額の投資が必要になると説明されました。本町はもとより、空知全体が急速に人口減少しており、医療機能の必要性は十分に理解するものの、これほどの負担を次世代に残してよいものか、極めて難しい課題でもあります。新年度以降、10年先、20年先を見通した地域医療の確保について町長の見解を伺います。①点目は、栗山町に必要な診療体制と役割機能は。②点目は、人口減少化における適正な病院規模は。③点目は、仮称栗山赤十字病院改築等検討委員会の構想及び期間について。以上であります。
答弁 町長 佐々木学
地域医療の確保についてでありますが、本町は唯一の病院であります栗山赤十字病院と7つの診療所が連携し、地域医療を担っていただいているところでありますが、本町の中核的役割を担っております栗山赤十字病院の建物の老朽化が進んでおります。平成27年度に実施した耐震診断の結果、震度6強から震度7程度の地震で倒壊などの危険度が高いとされたことから、栗山赤十字病院の改築を含めた将来の医療体制や環境整備について早急な検討が必要となっております。ご質問①の診療体制と役割機能についてでありますが、まず診療体制につきましては、栗山町の医療環境整備を検討する町民委員会より、現在の診療体制を維持し、医師確保や採算性の問題が解消された場合には診療科、診療日数の拡大を行うこととの提言をいただいており、診療体制は現行の体制を基本に町民ニーズを踏まえた外来診療機能の充実に向け検討してまいります。また、役割機能につきましては、初期、2次救急体制維持のため、現在の救急医療体制を維持し、受け入れ困難な場合においてもドクター・ツー・ドクターによる救急搬送を行い、スムーズな搬送体制の構築を図ることとの提言をいただいており、人員体制維持に向けて必要な人員の確保について検討をしてまいります。今後も南空知南部地域の中核的役割を安定的かつ継続的に果たしていくことが必要と考えており、提言内容等を踏まえ、栗山赤十字病院改築等検討委員会を設置し、本町にとってよりよい地域医療とは何かを定めていくため検討を行うこととしたところであります。ご質問②の適正な病院規模についてでありますが、現在北海道医療計画南空知地域推進方針に基づき、2025年の医療需要と必要とされる病床の必要量、将来あるべき医療供給体制を実現するための施策等について、二次医療圏内であります南空知4市5町において協議を行っているところであります。どの自治体においても病院が老朽化しており、医師確保や病院経営も厳しい状況であることは認識しつつも、住民の安心な暮らしを守る医療供給体制の確保を図るためには、地元に病院機能を維持することが必要であるとの認識から、現在それぞれが病院改革プランを立て、今後の対応を検討している現状であることなどから、広域化などの議論は進んでいないのが現状であります。本町におきましても、将来人口推計や受診動態等を見きわめながら、将来を見通した適正な診療体制、診療機能、そして病院規模についてこれまでの検討内容を踏まえ、財政状況を勘案し、決定していきたいと考えております。ご質問③の栗山赤十字病院改築等検討委員会の構想及び期間についてでありますが、本検討委員会におきましては、栗山赤十字病院の改築等を含めた病院整備に向けた協議を行うもので、医療関係者や町民代表者、岩見沢保健所などの行政関係者、専門的知見を有する医療経営コンサルタントをアドバイザーに迎え、病院整備として考えられる広域設置、公立病院化、医療機関誘致及び日赤改築、改修のうちからより経済的、効果的な病院整備手法について、平成31年度内に方向性を決定したいと考えております。検討に当たっては、町民アンケートの実施や町民、関係機関との懇談会を実施するなど、より多くの町民意見を反映していきたいと考えておりますので、ご理解願います。また、楢﨑議員ご指摘のとおり、病院整備には巨額な投資が必要となります。病院整備を検討するに当たり、将来にわたる病院経営に係る財政負担や建設事業費への投資限度額を設定するなど、中長期にわたる財政推計を行う必要があります。国庫補助などの財源確保に向けた調査研究を行い、財政推計を行った上で実現可能でより経済的、効果的な病院整備手法を決定し、将来に過度な負担とならないよう十分留意しつつ決定をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。
質問 3番 楢﨑忠彦
先ほどもちょっと触れましたけれども、31年度の町政執行方針、町長は5つの基本目標の中の2点目、微笑み広がるまちの推進の項目では、将来的な医療供給体制の構築に向けた具体的な検討などに取り組んでまいりました。また、栗山町第6次総合計画における基本目標の6点、その第3、健幸に暮らせるふるさとづくりの項目では、町民の安心な暮らしを守る医療供給体制の確保を図ってまいります。また、地域医療につきましては、町民が安心して医療を受けられる持続可能な医療供給体制を構築するため、これまでの検討内容を踏まえ、栗山赤十字病院の改築を含めた将来の医療体制や環境整備について有識者などによる検討委員会を設置して、具体的な検討を進めてまいりますと執行方針でうたわれております。町長の地域医療に対する熱いメッセージがこの執行方針に出ているのかなと思います。先ほども触れました栗山赤十字病院あり方検討報告の推進状況〈総括〉、ここに概要版があります。この概要版では今後における施策推進の考え方、重視する事項として3点、常勤医療の確保と収支均衡が図られる病院経営の確立。2点目は、町民、地域ニーズに応じた診療体制の構築と地域の中核病院等としての役割機能の充実。3点目は、身近で頼れる地域に根差した病院づくりと概要版で総括されております。また、提言書です。提言書では、30年5月に出された栗山町の医療環境整備を検討する町民委員会の提言項目が5項目ありまして、その第1番目に栗山赤十字病院の診療機能体制について、提言内容については現在の診療科、診療日、診療時間の維持について。2点目は、広域的視点による病院経営と医師確保についてということで、いろいろ各提言がなされております。これら一連のあり方検討委員会の総括、また今般の栗山町の医療環境整備を検討する町民委員会という委員会からいろんな提言が出てきております。この流れについて、町長のまず最初に所見というか感想をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐々木学
この日赤病院の改築を含めました地域医療の確保、こういったものにつきましては、やはり大きな町政課題というような認識をしてきてございまして、町といたしましてもこれまですごく時間をかけて議論をしてきたというようなところでございます。楢﨑議員のご質問にありますとおり、この議論は平成22年から始まっておりまして、栗山赤十字病院あり方検討会、これを設置しての主要施策の決定だとか、あるいは翌28年に改めて栗山町医療環境整備を検討する町民委員会、こういった設置の中で今回提言書がまとめられてきたということでございまして、このような長年にわたる協議、議論の中で今回ある程度具体的な方向性をこれから示していかなければならないということで、今回新たな具体的な検討をする委員会を設置するに至ったというようなところでございます。そのような中で、私としてもこれからその検討委員会の中でいろいろな整備手法について協議をされていくわけでありますが、この検討の内容、結果を踏まえまして、早期の段階で栗山町の地域医療をどうしていくか、日赤病院の改築をどうしていくか、この辺については結論を出していきたいと考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
地域の医療をどう守っていくかということは、いわば栗山町のまちづくりの一つの大きなポイントになるのかなと思います。そういったことで、先般の議会報告会でも多くの町民の方からどうなるのでしょうかという心配の声が寄せられていました。地域住民の健康上の不安や悩み、これをいかに適切に対応をしていく、そして安心して暮らすことのできる医療活動、そして住みなれた地域で安心して暮らしていくためには、やはり持続可能な医療体制をいかに築いていくかということが大きな行政の命題の一つかなと思います。この地域に合った医療体制、先ほども触れられておりましたけれども、いわば高齢化に対応した医療体制、そして病床数も含めまして人口減少に対応していかなければならない。また、一方では生活習慣病のそういう予防医療というのですか、健康づくりも含めて、そういう役目もまた同時に果たしている。そして、子供の健康を守ること、小児科もぜひというような希望も寄せられておりました。いわば適正規模ということになると思うのですけれども、この町長の答弁の中にでも大変に難しい課題かなと思いますけれども、南空知南部地域の中核的役割ということが一方にありまして、そして一方では広域化などの議論はなかなか難しいと、各町にそれぞれ病院を持ちたいというそれぞれの自治体の当然そういう切望もありますので、この辺がなかなか難しいなと思いますけれども、やはりこういう総合病院の位置づけ、これがやはり重要な規模、ポイントになってくるのかなと思いますけれども、栗山町内を中心としたいわば立ち位置です。それと、広域化などの要するに南々空知の中核的な病院ということになると当然規模も異なってくるし、病床数も含めて内容も大きくかかわってくると思うのですけれども、その立ち位置をどこに置いていくのかなということは、これから大きなポイントの一つになるのかなと思いますけれども、現状ではどのような認識をされているのかお尋ねいたします。
答弁 町長 佐々木学
この地域医療の中核を担っていただいております日赤病院のことも含めて少しお話をさせていただきたいと思いますが、やはり日赤病院は栗山町内唯一の総合病院であるということ。そのほかやはり入院、外来を見ましても7割ぐらいが栗山町民ではありますが、残り3割については夕張、由仁、南幌、長沼、近隣の入院されている患者さん、また通院されている患者さんがいるということで、そういった意味ではやはりこの南々空知の中核的な役割も果たしていると。この2つをこの今日赤病院が担っていただいているのかなというふうに考えております。そういった中で、これから持続可能な地域医療を提供していくという中で最初にご答弁を申し上げましたが診療体制、栗山に必要な、また中核的役割を担う病院として必要な診療体制といたしましては、やはり冒頭申し上げましたとおり、診療科では現行の体制をしっかり維持していくという考え方でございますし、提言のあった耳鼻咽喉科だとか皮膚科の診療日数の拡大、こういったようなものにも当然取り組んでいかなければならないというふうに考えておりますし、また楢﨑議員のご指摘にありました高齢化の進行、こういったようなところではこれから想定されるのはやっぱり循環器系だとか筋骨格系の疾患、こういったものが増加していくだろうというような認識を持っておりまして、その意味では循環器内科だとか整形外科、こういったようなところは常勤医、これを確保していかなければならないのではないかなというふうに私は思っております。ですから、将来的なこういう診療動向を踏まえながら診療体制の検討が必要だというふうに押さえております。また、診療機能につきましてはやはりこの果たす役割として引き続き入院、外来、これを診療体制の基本機能といたしまして、さらにこれまで同様引き続き救急医療あるいは日本赤十字社としての使命である災害医療、こういったものを担っていっていただくのかなというふうに考えております。また、病院規模の関係に対しましては、おっしゃられますとおり人口減少に伴って総体的には医療需要が減少していくというふうに押さえております。ただ、一方で高齢化が進行していくという、こういう状況の中で今後の医療のあり方、あるいは病床のあり方、こういったものはしっかり考えていかなければならないというふうに考えているところでございます。病床数だとか、そういったようなもののほかには、やはり急性期から回復期、慢性期、こういったいろいろな状態があるわけですから、それらの状態にふさわしい医療サービスを受けられるような体制づくりも当然必要であるというふうに思っておりますし、なかなか病床数話維持していくというのは難しいというふうな中では、やはり入院患者の在宅生活への意向を促進していく必要があるだろうというふうにも考えております。ですから、今もやっておりますが、日赤病院の地域医療連携室、ここと本町の地域包括支援センター、こういったものの連携をさらに充実しながら、入退院調整機能の強化を図っていく必要があるだろうというふうに思っておりますし、また現在はございませんが、改築ということになれば当然訪問看護ステーションの設置、こういった検討もあわせながら在宅医療の充実も図っていく必要があるだろうというふうに考えております。また、そのほか言われました当然町の役割として予防医療、健康医療、こういった取り組みも重要視をしていかなければならないというふうに考えておりますので、この改築等々に当たっては、やはり他方面からの検討が必要であるというふうに考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
これ栗山町史の日赤病院にかかわるところをコピーして今日持ってきたのですけれども、私も初めてこういう歴史があったのかなということで、昭和25年3月町議会に栗山町立病院建設準備にかかわることを提案しということあります。そして、本病院の開設、最初は栗山町の総合病院ということで立ち上がった計画なのですけれども、本病院の開設については日本赤十字社から格別な配慮を受け、医療の委託経営に関する契約を結びと云々ありまして、27年5月に待望の病院を開院したというようなことが栗山町史に掲載をされております。この病院開設を日赤に陳情した経緯について記載があったわけですけれども、日本赤十字社から特別な配慮を受けたというようなことで、2年間の委託契約を経て27年に栗山赤十字病院が開院したということです。そして、昭和52年に大規模な増改修工事に着手されて現在に至っていると。一方、人口の推移です。人口の推移を見ますと、栗山町は昭和22年2万人を超えまして、昭和38年2万4,572人とピークになったと。このころ空知管内の人口が82万人を超えていたということで、陳情書には栗山町を中心とする南部空知の人口増に対して完備した総合病院をぜひ日赤に経営をお願いしたいということだそうでございます。そのころは、栗山町も人口が2万人を超えていたと。夕張も恐らく10万人を超えていたのではないのかなと思います。昭和38年、空知管内の人口が87万人を超えていたということで、それからそれを境に人口減少社会に突入するということで、2018年本町でも1万2,000人を切りました。空知管内も87万人いた人口が30万人を切るというような状況に、28年、昨年の12月の報告では空知管内24町村、30万人を切るというような報道もされておりました。このまま人口推移が行きますと2035年、栗山町の人口は8,500人で空知管内は20万1,000人と。栗山町は高齢化率が42.9%になるということで、20年、30年前には考えられなかったいわば人口減少社会に入ってきたなと。当然医療環境も激変していくわけです。当然病院経営にも直接かかわっていくわけですけれども、先般滝川市のことが新聞に出ておりました。滝川市が滝川市立病院44床が休床になったと。4月から内科の一部が看護師が不足して休床になるというような報道もありました。大変な事態が人口減少に伴って起きてくるということで、これからどういう状況になるか予想もつかないのですけれども、先般北海道新聞で3月2日、美唄市立病院建てかえアンケートということで、市民有志美唄を語る会は3日午前10時から総合福祉センターで市立病院建てかえにかかわる勉強会が、市民会議が開催されたという報道がありまして、私ちょうどこの美唄市も50億円50園に次回基本設計で総事業費が当初想定より10億円多い50億円に膨れ上がったということで、栗山も同じ50億円だなということで、これで50億円に心が行きまして、次の日この市民会議美唄を語る会、市立病院の建てかえにかかわってお邪魔してきました。市民の方四十数名ぐらいが参加されていたのかなと思いますけれども、問題提起の中ではやはり人口減少社会に伴う負担の問題、総事業費の中の50億円の積算の根拠、また美唄市には特有な事情がありまして、労災病院もあるということ、またもう一点は地理的には砂川市と岩見沢市の中間の地点ということなのですけれども、やはり私が個で感じたことは美唄市の問題ですから、特にコメントする立場ではありませんけれども、やはり町民にいかに情報を細かくその節目、節目に流していくか、そしてそれに伴う説明責任というのも当然必要になってくると思いますけれども、これからいろんな病院のいろいろな部分でこの改築も含めていろんな情報を町民の皆さんに細かく説明責任も含めて提供していくということが大事なのかなということを感じたのですけれども、今後のそういった方向性についてもお尋ねをいたします。
答弁 町長 佐々木学
今ご質問ありました日赤病院の改築を含めた今後の医療体制のあり方、こういったものについてはこれから検討委員会等々でも議論が進んでいくということになります。冒頭ご説明したように、検討に当たっては町民アンケートだとか、やっぱり町民関係機関との懇談会、こういったものも積極的に実施しながら、その中でいろいろな情報を町民の皆さんに提供させていただきながら方向づけをしていくというような考え方でございます。そのような中で、一番楢﨑議員もこう言われておりました財源的な、そんなような問題が一番大きいのかなというふうに思っておりますけれども、こういった中で地方債の考え方につきましては、やはり後世にこれだけ多大な負担というか借金を残していいのかというようなご議論もあろうかと思いますが、地方債の考え方としてはやはり世代間で負担を平準化、公平化していくというのが地方債の考え方でございますので、これからこの日赤改築にかじを切ったときに大きな投資になるわけでありますが、それが今後の栗山町の持続的なまちづくりのために未来永劫地域医療を守る拠点として必要だということであれば、この地方債の考え方、原理にも合っていくのかなというふうに思っておりますし、私としてはそれなりの理解は得られるというふうに考えているところでございます。いずれにいたしましても、町民の皆さんへの情報提供はきちっとやりながら検討委員会の検討内容も踏まえながら方向づけをしてまいりたいと考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
町長の答弁の中で病院整備として考えられる広域設置、公立病院化、医療機関誘致及び日赤の改築、改修等のうちからより経済的、効果的な病院整備手法についてという答弁がありましたけれども、先ほども私ちょっと触れましたけれども、日赤病院とこの栗山町の深いかかわり、これはやはり無視というわけではないけれども、この深いかかわりを大事にしていきたいなと。本病院の開設については日本赤十字社から格別な配慮を受け、医療の委託経営に関する契約を結び云々とあります。その歴史があって今に、栗山町唯一のいわば町民としては日赤病院イコール町立病院というようなイメージを持っている方もたくさんいらっしゃると思うのですけれども、これ私は順番としては先に日赤といろんな詰めをやっていくと。それで、そこがうまくいかなくなったときに次の選択肢として広域設置とか公立病院化とか医療機関の誘致とか、建物を建てて指定管理みたいな形に渡すというような、今そういう手法もありますけれども、まずこの問題に関してはやっぱりいろいろ日赤と詰めていくというか、すり合わせをしていくということがまず大前提ではないのかなというような思いがあるのですけれども、その点についてお尋ねします。
答弁 町長 佐々木学
今、日赤病院と町との歴史的なつながりの中でのお話もありましたが、私といたしましては、この病院整備の検討に当たっては、広域設置、公立病院化、医療機関誘致、そして日赤改築、改修、この4つの手法が今考えられているわけでありますが、全ての手法を否定をすることなくいま一度この機会に掘り下げて検討してまいりたいと考えております。そのような中で、やはりこの各市町、広域設置にしてもそれぞれの町の人口減少の進行状況だとか財政状況、そしてなかなか今の難しい状況を踏まえますと、一番やっぱり経済的、効率的な手法としては、私自身は広域設置による拠点病院化がやはり一番望ましい形ではあるというふうには考えております。ただ、この広域設置についてはそれぞれの町の考え方もございまして、冒頭答弁いたしましたようになかなか広域設置に向けた協議は困難な状況になっているというようなところでもございます。さらに、公立病院化、医療機関誘致、こういったものについてもいろいろと課題があるというようなことでございます。ですから、この3つについてもいま一度きちっと検討しながら、消去法ではありませんが、結論を導き出していくということでございます。今考えていることとしては、そんなようないろんな状況も踏まえると、やっぱり現実的な選択肢としては、やはり私としては日赤改築、改修というところなのかなというふうに考えております。ただ、冒頭より申し上げておりましたが、厳しい町の財政状況の中で改築という方向に向かったときに、その財源を捻出できるかどうか、こういったような財政負担の問題がやっぱり重くのしかかってくるということでございますので、この辺のきちっとした綿密な計画を立てて、その方向にもし協議が調って、財源的なものも整えば私としては日赤の改築、改修にかじを切りたいというふうに考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
31年度の予算書を見ますと、地域医療対策費の中に地域医療対策委員会、それから栗山赤十字病院改築等検討委員会という2つの委員会がそれぞれ予算が計上されております。当然私は、病院改築をどれだけのキャパにするかという大きな問題がありますね。その前提として、いわば南々空知の核になるのかという大きなテーマもあります。この2つの委員会の違いと、それから当然この整合性みたいなものもとっていかなくてはならないのかな。いわば2本のレールで一緒に前へ行くというような形になるかなと思うのですけれども、この違いとこの整合性、そういうもの必要かなと思うのですけれども、まずその点についてお尋ねします。
答弁 町長 佐々木学
まず、この22年から進めてまいりました栗山赤十字病院のあり方検討、これについては栗山赤十字病院に特化した形でそれぞれ今後の施策等々についてまとめられたものだというふうに理解をしております。今回、栗山町の医療環境整備を検討する町民委員会のほうからいただきました提言、これについてもやはりこの当時このあり方検討を検討した内容も踏まえながらの報告書、提言書の内容になっているというふうに理解をしておりますので、私も先ほどいろいろと申し上げましたとおり、その診療体制の考え方だとか診療機能あるいは病院規模、こういったものについては当然その当時のあり方検討から、そして今回の提言に至るまでの流れの中でこう導き出してきているものだというふうに理解をしておりますし、その意味でいろいろなその規模等の検討だけではなくて、日赤病院に求められるいろいろな役割、こういったものもこの提言書にはまとめられているのかなというふうに考えております。あわせて町のほうに求められているいろんな検討の内容、在宅を含めたそういったやっぱり医療機関と行政と、そういったようなところが連携をしていきながら地域医療を守っていくというようなところが最終的なところかなというふうに思っておりますので、このあり方検討の報告、そして今回の提言書、これは一連の考え方の中で整理をされてきているというふうに考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
この日赤病院イコール町立病院という考え方の、多くの町民がそういうふうに持っているのですけれども、やはりその年代によってそれぞれこの規模についてはいろいろな考え方があると。年代、世代構成によっていろんな意見があったということで、これを一つにまとめるということはこれがなかなか難しい、財源も含めて難しい作業になるのかなと思います。それで、この委員会ですけれども、検討に当たっては町民アンケートの実施や町民関係機関との懇談会の実施、またより多くの町民意見を反映していきたいという答弁がありました。このメンバーを見ますと、この幅広い層の町民というのは余り入っていないのかなと思います。その件も含めて、例えば栗山町は多くの大学と連携協定を結んでおりますよね。そういう大学からの研究者というのですか、そういう方のサポートというか、提言なども加えていったらどうなのかなという思いもあるのですけれども、その点についてお尋ねをいたします。
答弁 町長 佐々木学
今回発足させる検討委員会につきましては、今言われましたとおり医師会、薬剤師会、国民健康保険運営協議会、町内連合会、そして南空知の関係では岩見沢保健所、消防署で栗山町と。そして、さらに医療コンサルタントというかアドバイザーの方を入れて、このような構成で専門的な議論を進めていきたいというような考え方でおりますけれども、今回は本町に必要な医療環境整備について、まずは方向づけをしていくというようなことになりますけれども、具体的な診療規模だとか診療体制、診療科、こういった議論については次の段階の基本構想なりを策定していく段階で、そこで改めて専門家の意見を聞きながらやっていきますので、まず今回につきましては、その日赤病院の改築を含めた医療環境のあり方について方向づけを定めるというようなのがこの検討委員会の役割でございますので、病床数等については後の基本構想なりの検討の中で進めていくことになります。
質問 3番 楢﨑忠彦
最後に、要望ですけれども、検討委員会の答申を踏まえて行政、議会も当然その責任の一旦があるかなと思いますけれども、きめ細かく町民に説明し、意見交換を行った上でこの計画が成案されるということを期待して質問を終わりますどうもありがとうございました。