栗山町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月20日
(1)道徳の教科化への対応は/(2)道の駅構想は
2017年6月20日、栗山町議会の一般質問で、楢﨑忠彦議員が「道徳の教科化への対応は」「道の駅構想は」について質問し、町長 椿原紀昭、教育長 南條宏が答弁しました。
- 質問者
- 楢﨑忠彦 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭、教育長 南條宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 3番 楢﨑忠彦
大綱2点について質問いたします。1点目は、道徳の教科化への対応は。小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から道徳が正式教科になるとのことです。初めて実施された道徳の教科書検定で、伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度の項目をめぐり、教科書会社がパン屋を和菓子を扱うお菓子屋に書きかえたことが話題になりました。規格化された教科書による道徳教育、限られた時間内での内容、項目の消化が優先され、子供の柔軟さを奪うのではないかという懸念の声も寄せられています。道徳は、知識を習得する教科とは異なり、答えは1つとは限らず、教科として評価になじまない分野ではないかと思います。そこで、本町の小中学校における教科としての道徳の指導方法、評価の方法やあり方についての見解を伺います。大綱2点目は、道の駅構想は。旧建設省が平成5年、道の駅登録制度を制定、全国103カ所、道内は14カ所に登録証を交付、スタートしました。登録制度開始から25年目を迎え、今年度は当別町、来春には石狩市が道内で119カ所目となる道の駅の開業を予定しています。休憩所としての利用はもとより、地域の観光情報の発信や特産品の販売などを通し、地域の魅力を広範囲に発信する施設、またドライバーの憩いの場として定着しています。先般道が発表した観光客動態・満足度調査結果の概要によると、道内観光客の北海道旅行の目的で道の駅めぐりがトップになったことが公表されました。道の駅構想は、本町の地域振興策として取り組まなければならない課題と考えますが、見解を伺います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目の道徳の教科化への対応はのご質問につきましては、後ほど教育委員会より答弁いたします。2点目の道の駅構想はのご質問でありますが、道の駅につきましては駐車場やトイレなどの休憩機能、道路利用者や地域の方々のための情報発信機能、道の駅を核とした地域連携機能をあわせ持つ休憩施設として、多くは一般国道沿いに平成5年から国土交通省と自治体とで連携して整備がスタートしたものであります。平成29年4月現在で全国に1,117駅、北海道内には119駅が国土交通省において登録されております。本町における道の駅構想につきましては、栗山町第6次総合計画の策定時においても多くの議論がなされたところであり、観光振興方策の一つとして検討すべき事案であると考えているところであります。地域資源を生かしたまちづくりを推進するため、総合計画の重点施策として観光推進体制の構築と観光事業の推進を位置づけており、今後道の駅構想についても関係機関と具体的な協議を進めてまいりたいと考えているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 南條宏(教育長は2021年9月まで)
楢﨑議員ご質問1点目の道徳の教科化への対応はについてのご質問であります。戦後我が国の道徳教育は、一貫して教育活動全体を通して行われてまいりましたが、昭和33年、道徳教育のかなめとして道徳の時間が設定されました。しかしながら、道徳の時間はほかの教科に比べ軽んじられている、生活経験の話し合いや読み物に偏った形式的な指導であるとの課題が指摘されております。単なる話し合いや読み物の登場人物の心情の読み取りに偏ることなく、道徳教育の質的転換を図るためには、学校や児童生徒の実態に応じ、問題解決的な学習を進めるなど、質の高い多様な指導方法を展開することが必要であります。このような背景のもと、文部科学省は平成27年3月、小中学校学習指導要領の一部を改訂し、道徳の時間を特別の教科道徳として位置づけ、小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から実施することとしております。ご質問の教科としての道徳の指導方法につきましては、学習指導要領並びに文部科学省や北海道教育委員会の通達をもとに、特別の教科道徳をかなめとしながら、各校が児童生徒の実態に応じて行う問題解決的学習や体験的学習などを通じて自分ならどのように行動するかを考えさせ、自分とは異なる意見と向かい合い、議論する中で道徳的価値について多面的、多角的に学び、実践へと結びつけ、さらに習慣化していくという観点に立って指導が行われなければならないと考えております。また、評価につきましても、児童生徒一人一人のよさを見つけ、励まし、成長を支える評価となるように工夫することが重要であると考えております。そのために、数値による評価ではなく、記述式で行う。個々の内容項目ではなく、1年間を通した大くくりなまとまりを踏まえた評価にする。ほかの児童生徒との比較による評価ではなく、児童生徒がいかに成長したかを積極的に受けとめ、認め、励ます個人内評価として行う。学習活動において児童生徒がより多面的、多角的な見方へと発展させているか、道徳的価値の理解を自分自身とのかかわりの中で深めているかという点を重視するなどの配慮のもと、評価を行うべきであると考えております。本町の小学校では本年度から、中学校では来年度から通知表に特別の強化道徳の評価欄を設け、学習状況及び道徳性にかかわる成長の様子を記述することとして、子供たちを励まし、支える評価に向けた評価方法や評価基準の確立を目指し、道徳推進教諭を中心に教職員の研修を行うなど準備を進めておりますので、ご理解をお願い申し上げます。
質問 3番 楢﨑忠彦
まず最初に、道徳の教科化への対応について何点かお尋ねをいたします。今教育長のほうでもるる答弁をされまして、これから学校の中でも道徳の授業の風景、また評価についてもいろいろ検討されていく、講習をいろいろ受けたりされているかなと思います。道徳というと、当然社会の根幹をなす極めて重要なものであります。一方また、道徳と聞くと何かうさん臭いようなイメージというか、そういうものもあわせて感じるというような人もおられるのかなと思います。普遍的なものである一方、時代の変遷とともに価値観も多様化していくと、道徳律も時代とともに変わっていくのかなというような部分があります。当然それぞれの家庭によって違いが出てきます。例えば食事の風景、食事の様子、食卓の風景一つ見ても、私たちの子供のときとは今の現状は食卓の風景もさま変わりしているというか、本当に大きく変わってきているのかなと思います。先般子育て中のお母さんのアドバイスでこういう文言がありました。幼稚園時代はみんなと仲よく、親切にと教えたが、大人のいない場で仲間外れやいたずらをする子もいる。今は、全員と仲よくしなくてもいいし、嫌なことは無理せず断ってよいということを子供に教えているという親御さんのコメントも報道されておりました。これから各学校で英語も取り入れていくということで、私たちの育ってきた状況とは比べ物にならないほどこれからだんだん国際性も高まっていくのかなと。多様性を認め合う社会、日本人同士もそうですけれども、国際化になっていくと多様性を認め合う社会になっていくのかなと。そこで、上から目線で一律的に教えるということの意義というか、難しさも当然出てくるのかなと思いますけれども、その辺について教育委員会としてどのように先生方も含めて対応されていくのか、まずその点お尋ねいたします。
答弁 教育長 南條宏(教育長は2021年9月まで)
楢﨑議員がご指摘のとおり、昔に比べて今はという考え方も現実的にあるだろうというふうに思います。先ほどご指摘を受けました幼稚園においてみんなで仲よく楽しくやっていこうという考え方から、全員と仲よくする必要なんかないと、断ってもいいのではないかという指導に変わった。これは、昔挨拶をしましょうと、誰に会っても挨拶をしましょうと学校では指導しておりました。それが不審者の続出とかさまざまな社会状況の中で、知らない人から声をかけられたら逃げなさいという指導に学校は変わっております。さまざまな社会情勢その他の中で、やはり道徳というものに対する考え方も変化しているのは現実の問題であろうというふうに考えております。しかしながら、道徳というのは特定の観念というか、そういったものを相手に押しつけるということではなく、あくまでも人と人が集団の中で生活していく中で一番必要なのは、相手を思い、自分の思いを伝えながらともに一緒によりよい生活を送っていくということであろうというふうに考えております。そういう点につきましては、やはり道徳というものは必要であろう。さらに、今までの道徳と今回の道徳教育の改正点の一番大きなものは、考える道徳という言葉で代表されておりますけれども、道徳についてさまざまな事例、問題点について子供たちが自由に話し合うことにおいて多様な考え方というものを理解すること。そして、そういった理解した多様な考え方を自分の生活の中にどう取り入れて、どういう見方を持って人と接していくのだろう、子供たち同士のそういった論議というのが非常に重要になってくるというふうに理解しております。多様性を認めることも含めて、いろいろな場面でいろいろな状況の中で、子供たちがそういったさまざまな面について話し合いを進める道徳教育を進めていってほしいというふうに考えております。
質問 3番 楢﨑忠彦
今回配布された広報くりやま6月号、私この写真を見て感動しました。すばらしい写真だなと。継立小学校の児童の方が27名、田植えに挑戦されたということで、本当にいい写真だなと思って見ました。つくづくこれ見ているうちに、ふと私思ったのです。この写真のバックグラウンドに栗山町が今取り組んでいるふるさと教育があるのかなと。その延長線上で各学校がいろいろな事業に取り組んでおります。継立小学校の児童の田植えの写真が今月号の広報に掲載されましたけれども、大変私感動的にこの広報の写真を見ました。先ほど触れましたけれども、栗山町ではふるさと教育ということで、ハサンベツ、またいきものの里ふれあいプラザ、雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス等々でいろいろな事業を展開しております。また、先般新聞報道で、ビブリオバトル、読解力、表現力を養う、好きな新聞記事を子供たちが選び、その記事に関連した本を読んで行うビブリオバトル、書評合戦、私もこの新聞で初めて、こういう言葉があるのかなと、こういうゲーム性みたいなものがあるのかなと。この新聞を目にして切り抜いておきました。この中で日常的に新聞記事の書き写しやスクラップに取り組んでいて、記事を選ぶことにはなれているというようなコメントもありました。先般図書館司書の方から、子供たちが新聞記事の書き写し、スクラップでいろいろ疑問に感じたことを図書館に調べに来ると、こういうことで何か本がありませんかみたいなことで図書館に調べに来ると。そういうことですごく教育効果というものがあるなと。それと、先日町内の町内会に回覧されました栗山小だより、栗山コミュニティ・スクールだよりということで、土曜授業ということで、近所のおじさん、おばさんと一緒に町内でごみ拾いしようと、そういう取り組みも栗山小学校でされております。栗山小学校は、ふるさと教育も含めていろいろな取り組みをされております。私は、この少年の笑顔は、道徳の授業時間からはこの笑顔は生まれてこないのでないかなと。ふるさと教育とか、そういったものから初めてこの笑顔が生まれてくるのではないのかなと。ですから、私が心配しているのは、栗山町はふるさと教育含めていろんな取り組みを今されようとしています。そういった取り組みが教科書中心になっていかないのかと。今まで取り組んできたことがおろそかになり、隅に置かれていかないのかなと。あくまで教科書が中心ですと。ふるさと教育も含めて、今小学校が土曜授業取り組まれている。ビブリオバトルということも取り組まれている。いろんな事業に今取り組まれようとしているのですけれども、時間的な問題も出てきてそういう芽を潰してしまわないのかなと。本来はそういうところで子供というのは生き生き自分というものをつくっていくのでないのかなと。それも最終的には道徳性を高めていく一助になるのかなと思うのですけれども、その点についてお尋ねいたします。
答弁 教育長 南條宏(教育長は2021年9月まで)
広報の写真につきましては、残念ながら継立には伺うことできなかったのですが、角田小学校の田植えのときに参加させていただきました。体中泥だらけになっている子もいたり、にこにこ笑いながら、手で顔をこするものですから顔中泥だらけになっている子なんかが元気いっぱいに楽しそうに田植えをやっている姿を見せていただきました。また、ご指摘いただきました図書館の利用等、ビブリオバトルの件ですけれども、本年度から各学校で図書館を活用した、学校図書館と町立図書館、いずれの図書館も活用したビブリオバトルのような、家読というか、うち読というか、そういった活動も含めた形でこういった考え方も進めております。また、土曜授業についても、同じように学校が学校運営協議会の地域の皆様と一緒に考えて、どうせ清掃活動をやるなら地域の人たちと一緒にやろうという声をかけていただきながら、いろんな問題が実はございました。急に予定日以外の日に清掃活動になりますので、各町内会の方々にもご迷惑をおかけした部分があるのかなというふうには思うのですが、これからもこういった活動というものは地域の方々と一緒にやって初めて効果があるものというふうに考えておりますので、まずその点は押さえておきたいと思っております。それから、特別な教科道徳が中心になって、今まで私どもの町がやってきたふるさと教育というものがなおざりになるのではないかというご心配があるということでお話をいただきましたけれども、私ども教育行政執行方針にも述べましたとおり、本町の教育の中核にあるものはやはりふるさと教育であろうというふうに考えております。そのふるさと教育の中においても、さらに中心となっていくのが自然体験学習であり、キャリア教育であり、土曜授業のような地域の方々と一緒に取り組む活動、地域の方々に子供たちを育ててもらう。学校完結型ではなく、地域の方々と一緒になって子供たちを育てるという、そういった方針で進んでおります。これからも特別の教科道徳というものを中心にかなめとしては置きますけれども、これまで長年にわたって本町が進めてきたさまざまなふるさと教育、そういったものを中核から外すということは全く考えておりません。逆に積極的に、そういったものから子供たちがどのような考え方を見つけて、それに向けてどのような思いを持ってくれるのか、そちらのほうを大切にしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 楢﨑忠彦
先ほど評価の方法についても児童生徒の成長の様子を担当教諭が通知表に記述形式で記載するというようなお話がありまして、点数評価ではないということ。図書館の話も出ましたけれども、この間図書館でちょっと時間があったので、いろいろな本を立ち読みしていました。その中に、相田みつをさん、皆さんご存じですね、「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」、この本の中に「点数」という詩がありました。「にんげんはねぇ 人から点数をつけられるためにこの世に生まれてきたのではないんだよ にんげんがさき 点数はあと」という詩。私すごく感じ入って読みました。もう一つ、「みんなほんもの」という本です。これも相田みつをさんの書と詩ということで、いわさきちひろさんの絵に相田みつをさんが詩をのってけあります。この中に「アノネ 親は子供をみているつもりだけれど 子供はその親をみているんだな 親よりもきれいなよごれない眼でね」、これも先生に置きかえてもいいのかなと思って読みました。人の評価をするということは、大変難しいなと思うのです。例えば大人でもAさんの評価をBさん、Cさん、Dさん、3人が評価したとして、一人一人評価というのは違うと思うのです。違って当然ではないのかなと思うのです。以前中央公民館があったときに、書道連盟で毎年書道の発表会をずっと長く続けていたのです。そのとき文化連盟の会長が高野さんということで、書道連盟の会長もされておりまして、行くたびに高野さんがずっと案内してくれるのです。何かのときに、先生、書道を好きになったきっかけって何だったのですかという話をしたことがありまして、そのとき先生が余り自分は習字が好きでなかったと。僕らの小さいときは必ず、1週間に1回かな、書道の時間というのがありましたよね。課題を出されて、半紙に書くわけです。そのときみんなそれぞれ課題を書いて、先生が机の間をずっと各生徒のところをぐるぐる回って歩きます。そして、うまくいったところは朱色のペンで丸つけたり、はね方が悪いとちょっと先生が直したり、そんな授業風景を重ね合わせて聞いていたのですけれども、高野先生は、先生がぐるぐる回ってきたと、自分の背中というか、そこにぴたっととまった。自分は何言われるのかなとびくびくした。そしたら先生は、高野、おまえの字は元気あっていいぞと言ってくれた。自分は先生から注意されると思っていた。びくびくしていたのだけれども、高野、おまえの字は元気があっていいぞと褒められて、それがきっかけになって習字が好きになったというようなお話を私聞きまして、言葉が心に及ぼす影響というのは本当にはかり知れないものがあるのかなと。記述式とはいえ、一人の先生が一人の子供を評価する、この難しさというのは相当あるのかなと思います。なぜかというと、よく新聞報道等でも先生の言葉が子供のいじめにつながっていったり、いろんなことが新聞で報道されている機会を見ると、先生の一言というのは本当に大きいのですよね、インパクトが、子供に与える影響というのが。それが点数でなくても、評価の仕方によってはその子供に対してマイナスの影響も及ぼすと、そういう作用もこの評価の中にはあるということも十分留意されて、どういう評価のされ方をするかわかりませんけれども、そのことも十分留意されてぜひそれぞれの先生に指導していただきたいなと、そのように思っておりますので、言葉の持つ力というか、プラスとマイナスの点があるということも十分踏まえてぜひ指導をお願いしたいなと思うのです。その点について最後答弁お願いいたします。
答弁 教育長 南條宏(教育長は2021年9月まで)
子供は評価されるために生活しているのではないと、そのとおりだと思います。評価というのは、本来子供のよさを見つけること、子供のすばらしさを見つけること、そしてそれを励ましの材料として子供たちが次に頑張る力を、その原点となるものが評価であろうというふうに思っています。評価というと、どうしても上下というか、要するに上、下の判断をするために、この人はこの人よりも点数が上だとか、下だとかという、この評価ということは少なくとも道徳については全くなじまないものであろうというふうに思っております。先ほどの例でいえば、子と親のきれいな目で、汚れない目で見ているのだという言葉と同じように、歌の中にもありますように、子供たち一人一人は世界に一つだけの花なわけです。その子だけが持っている力、その子だけが持っている魅力というのもたくさん持っております。そういったものに目を向けながら、しっかりとそのよさを評価してあげる。励ましとして子供たちに与える。少なくとも数値ではありませんので、先生方がどのように工夫しながら子供たちにそれを伝えてもらえるか、そういったものも指導方法として、あるいは評価方法として十分研究して、子供たちの励ましになるような評価ができるよう頑張ってまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 楢﨑忠彦
2点目の道の駅についてお尋ねいたします。今栗山町を取り巻く状況としては、懸案でありました角田跨線橋が解体されまして、本当に風景ががらっと変わりました。今工業団地も新たに造成をされております。長年懸案でありました通称新町通りの拡張、拡幅整備が平成30年度から事業が着工になると、そういう運びになったということで、また馬追橋のかけかえ工事も視野に入ったということで、長年懸案でありました栗山中心市街地の地区もこれからどんどん大きく変わっていくのかなと。今の状況としては、それが栗山町の大きな仕事で、とても道の駅までいくわけないというのが気持ち的にはあるのかなと、そんなふうに思います。その後将来、市街化がある程度めどがついたと、その次に栗山町として取り組むのは私は道の駅構想ではないのかなと、そんなふうに思っております。先ほどの質問でちょっと触れましたけれども、28年度の観光客動態・満足度調査結果の概要、これによりますと道内の観光客の旅行の目的、平成19年度には道の駅めぐりというのはベストテンに入っていなかったのです。トップが観光地名所めぐり、温泉保養、3番目が自然と触れ合う、4番目はドライブということで、ベストテンに入っていなかったのです。それが平成23年度、この調査は5年置きにやっているとのことでありまして、平成23年度に初めて5番目に道の駅めぐりが入ってきました。ちなみに、その年は自然観賞、2番目が温泉保養となっております。28年度、昨年度です。昨年度の道内の観光客の目的のトップは、道の駅めぐりがトップになったということです。道外観光客にしても、23年度は道の駅めぐりが上から8番目、28年度は9番目です。23年度から道外観光客も道の駅めぐりというのを楽しみにされているという方が本当にふえてきたなというような思いであります。先般新聞等でも報道されましたけれども、道の駅に新たな役割を付加しようと、つけようということで、先般道の駅を一つの防災拠点にしようと。開発局は、災害拠点化した道の駅には防災資材を設置するため、道路の通行どめなどの対応がよりスムーズになると強調していると。道の駅を防災拠点化しようという案も出ております。また、先日の新聞では、道の駅でお土産物、これを海外に宅配すると、そういうことも検討されていると、これも開発局です。開発局は、本年度中にも民間組織の北海道国際流通機構と連携し、外国人観光客が道内の道の駅で購入したお土産物を海外に宅配する事業を始めると。従前の道の駅事業から一歩も二歩も踏み出して、新しい事業展開をしようという試みがあります。栗山町もそういったいわば時代のニーズに乗っていくというか、そういうことも当然必要なのかなと思いますけれども、改めて道の駅構想についてもうちょっと突っ込んだ答弁いただけないかなと思って、再度質問させていただきます。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
もう少し突っ込んだ考え方ですか、ちょっと突っ込ませてもらいますけれども、今までに同僚議員さん何人かからここ5年、6年、質問がございました。その時点からいいますと、その進捗はいまいちかなと言われるのかもしれませんが、前回にもお話ししたとおり、今優先するハード事業等々、議員がおっしゃったとおり4点、5点、これがはっきりと見えるようになってきたと。それを先行して今事業を推進しておりますけれども、同時に道路網を含めて、これは道の駅も関連しますから、例えば国道の234、これがバイパスと現道の栗丘から来て栗山へ入るところを含めて、これは過去30年前からやっていますけれども、ご存じのとおりバイパスについては国交省の予算等々の兼ね合いもありまして加茂川でストップして、うちに入るというものがここ20年凍結状態ですけれども、これはここ3年、直接国交省の局長さんとお話をさせてもらって、過去の経過をお話ししないと、歴代かわりますから、我々がお話ししない限りわからないですよ、経過が。そういう意味では、他の案件とあわせて直接お話をさせてもらっていて、現実には二十数年前にはこういうような、とりあえず図面まで描いている経過もあるということで、今年も7月に申し込みをして、全体の期成会もありますけれども、その2日前に直接要望させてもらうというときにも、この道の駅、例えばバイパスのゾーンと、それと234のこの間の中で今休止している施設跡地、さらには公園等含んだあの辺が今4車線になると野球場から全てハサンベツまで入る。これも内容的にはさま変わりしますので、それらを含めたものと、市街地の馬追からずっと入ってきて新町通り、この歴史的施設のある周辺だとか、極端な話は駅周辺もこれから論議してきちっと埋めていくというようなことありますから、4点、5点ありますけれども、どこが一番、設置するとすると住民等々、関係機関ご意見いただいて、最終的な見通しをつけて設定をしていきたいと思います。今いろいろ見ますと、そんなに急いで多額を投資して、僕は余り無理する必要ないのかなと。ただ、道の駅は設定したいと、これは考えております。それは、周辺の町の中の全体のものがある程度定まった段階で、どこが道の駅が一番効果出るかという意味では同時に今論議しておりますので、さらなる内容も。あるいは、これは道の駅だけやっても、国交省の予算というのは微々たるものですから、駐車場にちょっと補助金出る程度ですから、そうではなく、各産業ごと、農水省、それと通産局等々を巻き込みながらハード事業をセットにしない限りはこの構想は立たないのです。それと、民間の大きな企業、これにも極力してもらわなければ、ある程度先を見通した駅というような構想が描けない状況でありますので、その辺は慎重に情報を得るものは得て、そして住民なり関係機関のお話も聞いて進めていきたいのと、もう一点は観光絡みです。観光体制は今見直しをしなければならぬと思っておりますから、そういう意味ではそういった関係のところも含めて観光と同時に道の駅もセットになっていくと思いますので、十分その辺はきちっとした情報を得ながら、多くの方々の意見を聞いて慎重に進めていきたい。やらないということでございませんので、構想はいち早く立ててみたいと、こう思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 3番 楢﨑忠彦
この質問をするに当たって、当別町に道の駅の担当がありまして、道の駅室長、道の駅室道の駅係というのですか、それがありまして、当別町の道の駅に取り組む状況をお話を聞いてきました。なぜかというと、私議員になって2年目ぐらいですか、何かで当別に行った機会にまちの駅というのがあったのです。まちの駅というのがあって、もとの家具屋さんです。町の中に家具屋さんがあって、そこの家具屋さんが廃業されたか、そういうことで、その家具屋さんの跡を利用されてまちの駅というのをつくった。帰ってきまして、何人かの方に当別町でこういうまちの駅があるよと。そのとき当別の職員の方にもいろいろお話聞いて、当別町は道の駅はつくらないと、なぜかというと札幌圏に近過ぎると、そのときは、もう10年前の話ですけれども。札幌圏に近過ぎるから、道の駅というのは余り考えていないのですと。今回お邪魔したときには、札幌圏に近いと、それで札幌のお客さんを当別に呼び込むのだと。だから、前は近かったことがマイナス要因だったのだけれども、今回は逆にそれをプラス要因に転換した。今町長の話にもありましたけれども、当別町も道の拡幅工事に絡めて道の駅を今秋に立ち上げるべく今動いているということで、町長のほうも話がありましたけれども、出資が役場、そしてJA北いしかり、そして商工会、そして今回からは地元企業にも出資をお願いして、いわば官民連携で運営していくというようなことをお話をされておりまして、従来のただ休むという視点でなくて、そこからいろいろな情報を発信していく。そして、官民あわせてみんなそこにかかわっていくということが道の駅を盛り上げていくことにもなるし、町自体の活気もそこから生まれてくるのではないかと、そんなようなお話をされまして、地元の企業にもぜひ出資をお願いしたいということで、これから動いていくのですというようなお話もされておりました。先ほどもちょっと触れましたけれども、これから道の駅も従前にないいろいろな役割が付加されていくと思うのです。当別町の場合はたまたま道路の拡幅と連携していくというようなお話がありましたけれども、栗山町も将来そういった場面がくるときがあれば、石狩市だとか当別町、最近いろいろな新しい取り組みをされているところもぜひ研究されてはどうかなと思いますけれども、最後にその点お尋ねいたします。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
当別町と白老町、栗山町、3年ほど前東京駅のそばで3町、道新がいろいろとスタンバイしていただいて、一緒にPRをさせてもらいましたけれども、そのときに私どものまちの駅のお話をしたのかなと思いますけれども、それぞれの町に合ったそういうような道の駅、まちの駅、今119ですか、道内にありますから、つくっております。私は、以前に行政改革やったときにも、民営化なり、それぞれの事業あるいは業務体を指定管理者制度に二十七、八やりました。そのときに株式会社を検討させてもらいました。これもいろんな団体ありますから、そのときも相当、もう一歩進めれば実施できたのかなというぐらい詰めたのです。ですから、そういった株式会社等々の今に合った官民あわせた、そういったものも含めて観光とあわせてそういうような組織体もさらに検討して、道の駅も含めてある程度維持可能な、あるいは地元産の資源を生かせるような、そういった道の駅でないとこれは先が見えてこないと思いますので、ましてやうちの場合はほかの町村から見ると若干国道は短いですから、位置的には慎重にこれはやらなければならぬのかなと思いますので、いろんなご意見をいただいておりますので、慎重に、論議は早く、内容的には慎重に進めてまいりたいなと、こう思いますので、ご理解をいただきたいと思います。