みんなの議会

歌志内市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日

(1)道徳教科化への対応について/(2)児童生徒の表彰条例の制定について/(3)町内会の再編について

2017年12月14日、歌志内市議会の一般質問で、谷秀紀議員が「道徳教科化への対応について」「児童生徒の表彰条例の制定について」「町内会の再編について」について質問し、教育長 森塚勝敏、教育次長 虻川善智、企画財政課長 松井敬道、市長 村上隆興が答弁しました。

質問者
谷秀紀 議員
答弁者
教育長 森塚勝敏、教育次長 虻川善智、企画財政課長 松井敬道、市長 村上隆興

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の議事日程ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 5番 谷秀紀

皆さん、おはようございます。それでは、通告に従って一般質問させていただきます。件名1、道徳教科化への対応について。道徳の教科化への対応については、小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から、道徳が特別な教科になるものと思いますが、このことについて、保護者の中には誤解や不安が生じているのではと考えますので、教育長の見解を伺いたいと思います。そこで質問です。①道徳教科化について、保護者との取り組み(周知)についての状況を伺いたいと思います。②道徳が教科になると、評価が気になったり本音が言えなくなる傾向になったり、息苦しい世相になるのではという心配や、学歴社会が重視される昨今においては、道徳が受験の内申点の対象となることが保護者は懸念されているのではと思いますが、この件については、明確に答弁をいただきたいと思います。③教科になることによって、今までとどのように授業の内容が変わるのか。また、特定の価値観を押しつけるような指導が行われるようなことがないのかということが心配されますので、どのような内容の指導を行おうとお考えなのか、具体的にお示しを願いたいと思います。2件目の質問です。児童生徒の表彰条例の制定についてでございます。我が子の健全育成を願わない親はなく、また、それは家庭の責任ばかりではなく、社会の責任でもあると考えます。健全に育てるためには、叱るより褒めろとも言われており、叱られることは当人にとって決してうれしいことではなく、場合によっては反抗心を助長することもあります。逆に褒められるということは悪い気がしないし、褒められたこと以外のことでも自律自戒につながると思います。教育の荒廃が伝えられている今日、私は児童生徒のすぐれた個性を発見し、これを表彰する条例を制定してはいかがかと提言するものであります。そこで質問でございます。質問の①です。小中学生を対象にして、卒業までに必ず一人一回、賞状とメダルで表彰し、学校長が教育委員会に上申し、教育委員会が市長に内申して、学期末に市長が学校に出向いて授賞をする条例の制定を考えてはと思います。なお、一人一回に限定するか否かは別として、人間は誰でもよい面を持っております。その面を伸ばすことが健全育成に効果が大であろうと考えますし、児童生徒にとっても小中学校生活の中で最高の思い出づくりとして、また、このことが自律自戒につながると思いますので、条例の制定をぜひ考慮の上、実現をしてみてはいかがでしょうか。質問の②、表彰条例の内容については、5種類の賞として制定し、順序は別として、最初の─ 31 ─賞は、努力賞として、学校生活に努力の跡が著しい児童生徒。2番目の賞は、奉仕賞として、社会または個人に奉仕をしている児童生徒。3番目の賞は、親切賞として、弱い人を助けている児童生徒。4番目の賞は、体育賞として、スポーツにすぐれている児童生徒。5番目の賞は、学芸賞として、学芸にすぐれている児童生徒。3件目の質問でございます。町内会の再編についてでございます。質問の①、町内会・自治会は、任意の団体でございますが、昨年来の災害等の状況を見ておりますと、その役割の重要性ということが見直されるべきではないかと思います。行政が全ての住民の状況を把握できるものではないので、何かあった場合には、町内の状況がわかり、どのような援助を必要とする人が住んでいるのかということは、町内会・自治会のネットワークというものがしっかりしている場合には速やかに把握できますが、そういうものがないと、いざというとき、行政が調査をするには非常に時間を要することが考えられます。しかし、現在、当市の町内会・自治会は、どこも高齢化が進行しており、また、人口減により行事的なものを行うことができないような町内会・自治会も見受けられる状況にあります。ここは、やはりある程度の町内会・自治会の再編ということが既に必要としているのではと考えますので、そこで町内会・自治会の再編には行政の支援について私は必要性があるのではと感じておりますが、市長の考えを伺いたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

谷議員からの道徳教科化への対応について、①、②、③を答弁させていただきます。①の道徳教科化についての保護者への取り組みについてですけれども、特別な教科道徳、道徳科は、小学校で平成30年度、中学校で平成31年度から完全実施となりますが、歌志内小学校では既に校内研修を行っており、1月以降の学習の時間に先行実施する予定でありますので、保護者へも新学習指導要領などを含め、学校側から周知されると考えております。そもそも、道徳科導入の発端となったのはいじめ問題への対応であり、児童生徒がこうした現実の困難な問題に主体的に対応することができる実効性ある力を育成をしていく上で、道徳教育が大きな役割を果たすことが求められています。道徳教育を通じて、個人が直面するさまざまな状況の中で、そこにある事象を深く見つめ、自分はどうすべきか、自分にできることを判断し、そのことを実行する手だてを考え、実践できるようにしていくことが導入の趣旨であります。また、道徳教育は、今までも昭和33年に学習指導要領に設置され、道徳の時間として扱われていましたが、道徳教育そのものが忌避したがる風潮や他の教科に比べて軽んじられたり、発達段階に合った内容になっていなかったりして、多くの課題がありました。そこで、いじめ問題を含めて、道徳科の授業として新たに位置づけられた経緯がありました。さらに、今まで道徳の時間においては、副読本を使用していましたが、新たに教科書が採択され、平成30年度より教科書を使って授業が展開されます。②道徳教科の評価についてですが、今後、評価を行うに当たって、絶対評価で行われると考えます。ただし、5、4、3のような数値の評価ではなく、文章において記述されます。記述においては、児童生徒がすぐれている点や長所、進歩の状況など、肯定評価に留意し、児童生徒の努─ 32 ─力を要する点については、その後の指導において特に配慮するものであれば記述します。道徳性の評価の基本は、人間としての本来的なあり方やよりよい生き方を目指してなされる道徳的行為を可能にする人格的特性であり、人格の基盤をなすものです。また、人間らしさや道徳的諸価値が一人一人の内面において統合され、道徳的判断力、道徳的心情、道徳的実践意欲と態度を構成する諸要素とする内面的資質であります。道徳科の指導要録と通知表における評価は、特別の教科道徳の評価を記述する欄が設定され、学習状況及び道徳に係る成長の様子について文章で記述することになります。通知表については、歌志内小学校では文章で記述します。また、入学者選抜の合否判定には活用しないこととされています。③の道徳教科はどのような授業内容なのか、あるいは指導方法なのかについてでございますけれども、道徳科の指導については、小学校学習指導要領に基づき、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解をもとに自己を見つめ、物事を多面的、多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的判断力、心情、実践意欲と態度を育てると示されております。そこで、指導の基本方針ですが、①道徳科の特性を理解する。②教師と児童、児童相互の信頼関係を基盤におく。③児童の自覚を促す指導方法を工夫する。④児童生徒の発達や個に応じた指導を工夫する。⑤問題解決的な活動など指導方法を工夫する。⑥道徳教育推進教師を中心とした指導体制を充実するとなっております。道徳科の授業を展開するに当たり、学級の実態、児童の発達の段階、指導の内容や意図、教材の特性、他の活動との関連などに応じて柔軟な発想を持つことが大切です。考え、議論する道徳の授業づくりにおいて、児童が問題意識を持ち、主体的に考え、話し合い、他教科等との関連性や体験を生かした工夫、また、多様な教材を生かし、学校全体で児童生徒に対してよりよい指導を行えるよう、研修で確立されることを期待しております。以上です。

答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)

2番目の児童生徒の表彰条例の制定について御回答いたします。①と②について、一括して御答弁申し上げます。御質問について、小中学校の校長に見解を伺ったところ、趣旨につきましては十分御理解し、そのとおりだと考えております。しかし、賞をとるために頑張るというのはあるかもしれませんが、いろいろな子供がいる中で、基準を設けて全員に賞を与えるということは、果たしてそれが平等と言えるのでしょうかという回答をいただきました。例えば小学校であれば、学級担任が子供たちに目標を持たせ、それを達成した子供を賞賛するということはあると思います。また、教育の現場においては、単に褒めるだけでは済まない場面もあります。学校は、校長が学校経営において、先生たちとともに子供たちをたたえる仕方があります。そのため、学校を飛び越えて、日ごろの学校活動に対し、市長が賞を与えるということは学校の教育現場には余りなじまないのではないかという回答もいただいております。現在、スポーツ、文化及び芸術部門におきまして、特に成績が優秀な方には、歌志内市長賞を授与することとしております。そのほか、スポーツ、教育文化活動で優秀な成績をあげた方についても表彰することとしております。小中学生については、学校長を通して申請が上げられ、審査の上表彰しております。今後におきましても、この制度のもとで、小学生、中学生が空知管内はもとより、全道、全─ 33 ─国で活躍された際には表彰してまいりたいと考えております。

答弁 企画財政課長 松井敬道(企画財政課長は2021年3月まで)

私からは、件名の3、町内会の再編につきまして御答弁申し上げます。町内会の再編に対する行政の支援についての御質問でございますが、御承知のとおり、町内会・自治会とは私たちが住んでいる地域の課題を解決し、地域住民相互の親睦を図るために組織された自主的、民主的な任意団体でございます。少子高齢化が進む中、町内会・自治会の役割はますます重要になっており、行政とともに生活の安全や美化活動など、生活に欠かすことのできない役割を果たしていただいております。一般的には、町内会・自治会の規模が小さくなるほど人的にも財政的にも運営が厳しくなると思いますが、今までそれぞれの町内会・自治会が行ってきました活動の経過や歴史、地理的な要因などもございますので、再編につきましては、まず単位町内会・自治会で十分議論をしていただきたいと思います。 その上で御相談をいただきましたら、町内会連合会とも連携をとりながら、アドバイスなどソフト的な面での支援を行ってまいりたいと思います。財政的な面では、現在、行政活動や地域活動への協力費用として行政協力費をお支払いしているほか、活動拠点であります会館の建設、改修、解体除却に対し助成を行っております。また、今年度より地域づくり活動に意欲的に取り組む町内会・自治会等に対し、最大10万円の補助金を交付する地域づくり活動支援事業をスタートしたところでございます。財政的な支援では、現在あります活動拠点の再編に対する助成や地域づくり活動支援事業をうまく活用していただきたいと考えております。具体的な活用方法につきましては、御相談をいただきたいと思っております。以上でございます。

質問 5番 谷秀紀

まず、道徳教科の関係についてちょっとお尋ねしますが、先ほど教育長の答弁の中で、新学習指導要領など含めて学校側から周知されると考えておりますという答弁がありました。これについては、いつごろを予定しておりますか。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

1月に先行学習をするということで、本番の授業と同じような形でやることになっております。その前に、学校だより等で周知するというふうに聞いております。

質問 5番 谷秀紀

小中学校における道徳教育、また道徳科の基本的な考え方については、どのように教育長は見解を持っておられるか、この辺を聞いておきたいと思います。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

先ほども申しましたように、今まで道徳の時間というのものがございました。それがうまく活用されていなかったというようなことで、改めて学習指導要領に基づいて教科書等を使いながら授業を展開していくというようなことになりましたので、これからの特別の教科道徳は、先ほど述べたように、いろいろな部分の多方面からいろいろな形で授業が展開されると期待しております。

質問 5番 谷秀紀

実は、私、手元に資料あるのですが、これは平成28年5月27日に教育課程部会の中で、考える道徳への転換に向けたワーキンググループの資料の4に詳細に記載されているのですね。─ 34 ─これを見ると、端的に言ってしまうと、道徳というのは常識なのかなと、社会常識的なことを道徳と解せるのではないかと私は認識しているのですが、例えば学校で道徳を、平成30年度から小学校なのですが、道徳を導入して教科にして子供たちに指導するのだけれども、実際に大人だとか親だとかとの乖離が非常に出てくるのではないかと、私はそんな感じがしているのですよ。いわゆる子供は学校で一生懸命習うけれども、大人そのものが常識外れた人間というのはやっぱり社会に結構おられると思うのです。言うならば。これも道徳という一つの視点から見ると、やはりその辺の乖離が出てくるのではないかと。だから、子供ばかりに教えて、大人にはどうなのだという、こういう問題が大きく僕は感じるものも出てくると思うのですよ。そうでなくても、大人の中には勝手なことを言って、常識外れたことを言ったり、団体の中でもそういう、それこそパワハラだとかそういう問題が、だから出ていると思うのですね。道徳とか常識を持っていれば、そういう問題は出てこないと思うのですよ。そういう問題がやっぱりある以上は、子供にだけ学科で教えたときに、その乖離というのはすごく問題になってくるような気がするのですが、その辺は、教育長はどう見解として持っておられるか。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

これからの教育は、やはり子供にしっかりと身につけていくと。そして大人になってもらうというようなことで、今までの道徳という部分の概念ですか、そういうものを含めて、改めて変えていかなければならないのではないかなというふうに私は思っております。やはり大人でもなかなか難しい部分がありますので、そういった点を子供のうちにしっかり身につけさせると。そして、いい大人になっていただきたいと。そのことが道徳科として用いられた要因ではないかなというふうに考えております。

質問 5番 谷秀紀

確かにそうなのですが、私は乖離のことをすごい心配なのですね。子供が先行して道徳をしっかり学ぶと。だけれども、現社会にいる保護者、子供と関係の保護者ですね。どういうふうに対応していけばいいのかなというのが、そこに一つの問題点が出てくるような気がするのですよ。ですから、ある面では、全国で教科は導入するのですが、歌志内的に、保護者も含めた何かを道徳、常識というか、それを含めたことを子供と一緒に勉強する機会というか、そういうものを教育委員会で考えてみてはどうかという感じ方をしているのですね。大人のほうが放置される側になって、子供が真面目にきちっとそれをやっていこうとする。ところが、大人社会では果たしてどうでしょうかというのは、すごく危惧するのですよ。そういう面から大きな隔たりがそこに出てくるだろうという感じがいたします。そういうことで私、乖離の問題を今言ったのですが、私は絶対にそうだと思う。例えば大人社会を見ていたら、今はもう、とにかく、いろいろなセクハラから何から、パワハラから、氾濫していますよね。それなんかはみんな、言っては悪いけれども、非常識な言葉なのですよ。それを子供が結構耳にしている機会が多いと思います。その中で、非常にこれは難しい僕は学科だなというふうには考えております。そして、この資料を見ますと、やはり専門の先生方の配置という問題も出ておりますし、やはりこれが今度、来年が小学校ですか、平成31年度は中学校に入りますよね。そうすると、中学校になるとすれば、現6年生が中学に再来年入りますよね。そうしたら、そういうことを─ 35 ─すると1年間空間があるような気がするのですよ。結局6年生。今度平成30年度から小学校ですから、だから卒業していく生徒、1年間空間があくような気がする。中学校は平成31年度からですから。だから、その辺もどういうふうに対応していくのかなということが非常に懸念されるのですね。だから、現6年生だけが完全に置いていかれるというか、そういう現象があらわれると思うのです。そういうことも含めた場合、どのように教科の教育の仕方を持っていくのかというのは、どのように教育委員会として考えているのかということをお聞きしておきたいのですが。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

まず学校教育というのは、そもそも道徳とかそういう一個の教科だけでなくて、全ての教科、あるいは学校生活において子供の育成を図る上で道徳心を持って全て教育していかなければならないのではないかなと。その中で、あえて道徳という時間を設けて子供たちに考えさせる、あるいは体験させる、あるいはいろいろな部分で議論をさせるというような手法だというふうに思っております。ところが、今までは、どうしてそういうことが道徳の時間があってもなされてこなかったのかというようなことが懸念されて、今の特別の教科として評価するような形、あるいは文部科学省もしっかり指導要録の中にいろいろな事項を設けて、子供たちに教えていこうというようなことだと思います。先ほど谷議員が申された、大人はどうなのだというようなことで、そこの部分については、教育委員会のほうで一般市民を集めて講演を行ったりなんかするというようなことは、ちょっと考えにくいのかなと。ただ、いろいろな学校の、例えば保護者でいえば、モンスターペアレントがいろいろな苦情を言ってくるというようなこと、はなはだ非常に理不尽な内容等で言ってきますけれども、やはりそうしたときに、学校全体で学校としての毅然とした態度で挑む、もしくは今は手に負えないような状況になってきた場合については、裁判を起こすというようなことで、学校現場もそのような形で、道教委のほうでもそのような形をとっていくみたいです。強いて上げれば、今、歌志内的には、子ども会議と言いまして、小学生と中学生が一緒になっていじめ問題を考えております。この間も非常にいい発表がありまして、子供たちはこういうような考え方をしているのかというようなことで感心されます。そこに大人の方も含めて、子供と大人が話し合える機会が持てればいいのかなとか、いろいろなことを考えていきたいなというふうに思っております。

質問 5番 谷秀紀

私、実は一番聞きたかったのは、一年間のブランクのところ、これのちょっと今答弁なかったのですが、このブランクをどうするのか。どこをどうして埋めていかれるのかということをちょっと伺っておきたいのですよ。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

一年間ブランクがあくと思いますが、先ほども申しましたように、道徳教育イコール、それが全て人間的道徳を育成するというような部分ではなくて、学校生活の中できちっと道徳的な指導はされていくと思います。ただ、いろいろな問題に対して考えて授業としてやっていくのが道徳というような教科になりますので、その部分については、若干現在の道徳の時間というのはありますので、小学校の先行実施ではないですけれども、その中で切りかえていっていただくというように学校側のほうとしては、そういうような形で挑んでいくのではないかなというふうに思っております。─ 36 ─

質問 5番 谷秀紀

俗に言う道徳というのは本当に奥が深過ぎて、私も質問している立場にありますけれども、正直言うとやはりいろいろな常識から外れたトラブルだとか、これが非常に社会に出ても大きな要素が多々あると思います。それは何でかなと私自身の体験の中で考えると、言葉の乱れ、言葉の乱れというのは心の乱れだと思うのですね。これがやはり癖になると、それが当たり前のように日常茶飯事使うと。そんなこともありますよね。そんなことから、小学校では道徳教科の内容の項目を抜粋しているのですが、来年度から導入さる歌志内の小学校では、今、私、これから質問しますが、このことは全部できるのかどうかということをちょっと確認したいのですが。まず、一つ小学校の内容項目をあらわすキーワードということで、主として自分自身に関することの中で善悪の判断、それから正直、誠実、そして3番目は節度、節制、それから4番目は個性の伸長、それから5番目は希望と勇気、努力と強い意志、そして6番目には真理の探求、こういうふうにAとしてあります。次、Bとして、主として人とのかかわりに関することとなって、1番目は親切、おもいやり、2番目は感謝、3番目は礼儀、4番目は友情、信頼、5番目は相互理解、寛容と。そしてCとしては、主として集団や社会とのかかわりに関すること。これは1として規則の尊重、2番目、公正、公平、社会正義、それから3番目は勤労、公共の精神、4番目は家族愛、家庭生活の充実、5番目がよりよい学校生活、集団生活の充実、6番目が伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度、7番目が国際理解、国際親善。それでDとして、主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関するということで、1として生命の尊さ、2番目自然愛護、3番目感動だとか、5番目はよりよく生きる喜びだとか、このことがキーワードとしてあります。このことを教科の中でやるとしたら、やはりある面では児童心理を得意とする先生もいるだろうと思いますが、専門的な要素が非常に入ってくるような気がするのですね。同じ道徳という教科の中でこれをやるとしたら。相当奥深い、幅広いものがあると思うのです。そういうことで、例えば教諭の質だとか、そういうものも要求されるような気がするのですね。この点については、教育長としてはどういうふうに見解を持っておられるか。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

今、谷議員が申された内容全て完璧に子供たちに教え込むという部分では、それが完全なる人間として活性させられるのかなというようなことではなかなか難しいのかなと。ただ、そういうようなことを含めて、道徳の教科の中で、あるいは学校生活の中で、子供を育成していくのだというような大きな狙いがあるかと思います。それと今、谷議員が言われたように、教員の質、そういうことをきちっと教えられるのかというような部分では、これはどの教科もそうなのですけれども、やはり私は、一番大事なのは、子供たちにとってよりよく成長させるためには教員の質を上げなければならない。そのためには、やはり常日ごろから先生方の研修をしてもらって、質の向上を図っていただきたいというふうに考えております。

質問 5番 谷秀紀

やはりキーポイントとなるのは指導する先生だと思うのですね、最終的には。子供は教えられる側ですから、その教えられるものによっては誤解も生じたり、正しく理解もできたり、そういうことだと思うのです。だから、やはり今、教育長がおっしゃるよう─ 37 ─に、指導する先生の質をしっかりと教育機関から道徳というものは奥深過ぎて、このことを質問していれば2時間も3時間もかかるような内容なものですから、平成31年度は中学校もやはり同じくAは主として自分自身に関すること、Bとして主として人とのかかわりに関すること、Cも主として集団や社会とのかかわりに関すること、Dとして生命や自然とか、そういうものが同じようにうたわれていますけれども、若干キーワードの中身が違ってきていますね。やっぱり高度のものになっています、中学校になると。そういうことで中学校になると、思春期に入ってきますと、さらに難しい。そして子供たちが理解するのには非常に難儀なものが出てくるだろうと思うのです。そういったことでは、やはり私が冒頭に言った家庭との絡み、保護者との絡み、この保護者もやっぱりしっかりと理解してもらわないと、そこに先ほど言った乖離が発生する可能性が十分出てくると思うのです。そういうことで、道徳については奥が深過ぎますからこの辺で私次の質問に移りたいと思いますけれども、最後にやはり一つ道徳関係、中学も再来年導入するわけですから、しっかりと歌志内的に子供たちがいい子供が育つように、教育委員会としてひとつ教育長の指導のもとに見解をしっかりと聞いておきたいと思います。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

歌志内の子供たちのために先生方の質を高めてもらって、そして、よりよい子供の育成を図っていただく。そのためにはやはり道徳心を持った子供の育成は絶対に必要だというふうに考えております。そのような形で教育委員会としても学校側に指導、助言をしていきたいと考えております。

質問 5番 谷秀紀

次、2件目の子供の表彰制度関係について移りたいと思います。先ほどの答弁を聞いていますと、何か否定されているような答弁内容で、要するに、小中学校の校長の見解を伺ったところ、趣旨については理解してもらえたと。ところが、基準を設けて全員に賞を与えるというのは果たして平等かと。私は公平なことを言っています。全員に当たるように言っているのですよ。就学中。だから、何か答弁いただいたら、全員に賞を与える、果たしてそれは平等と言えるのですかという答弁をいただくと、全員に与えるようにという質問になっているはずなのですが、完全に否定されているなというふうに感じております。それで、やはり答弁にもあったように、市長からもスポーツ賞だとか、私もここに歌志内市長賞授与要綱というのは手元に持っておりますけれども、これはスポーツ賞、文化賞、芸術賞として授与基準をつくっております。ただ、これはやはりスポーツはスポーツで特別にこのスポーツに対して真剣に道を進んでいるということだと思うのです。私が言うのは、要するに、学校の中で評価をしたらどうかという考え方なのです。そうすると子供というのは、今はいじめだとか、そういう問題が多数ある中でいろいろな問題が発生しています。例えば先生方が目につかない中でのいじめもあると思います。それを子供に聞くと、ありませんと必ず否定します、子供は。まず100%否定します。質問されると大概。それで、こういう賞をつくるということは、全国でもやっている学校あるのですよ、実際に、実例として。そして、効果があらわれている。そういうものがあるから、どうなのかなということで私も提言してみたのです。こういう一回賞をもらうと、子供というのは、鉄は熱いうちに叩けのとおり、やはり小さい─ 38 ─うちにやると、子供というのは三つ子の魂と同じように、ずっとそのことが持続というか、心の中で持っていくことがあるのですね。そういうことから、こういうことを歌志内的に、北海道ではやっていません、こういうようなこと。内地ではやっております何校か。それで北海道で初めてこういう一つのことをやってみてはどうかと。そして褒められた子供たちは次に勉強にも励むだろうし、学力も向上するし、いろいろな面で友達関係もよくなる。そういう類いなことになるのかなと思うものですから提言してみたのです。その点についてはいかがでしょうか。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

谷議員のおっしゃることは十分理解しておりますし、そしてまたこの答弁は否定ではございませんので、御了解いただきたいと思います。十分に趣旨は理解いたします。ただ、条例をつくって市長までいくというのはどうなのかなというような部分で、先ほど谷議員おっしゃられたように、学校外でそういうようなこと、あるいは学校内におけるクラス内でどうなのか、あるいは学年の中でどうなのかというような形で、そこのところをやっていったらいいのではないかなというふうに私は考えています。例えば昔、九九の計算で、できたら丸印があって、形でどこまでいったかという、先に到達したら担任の先生に褒められたと。ところが、それがやる気がある子とやる気のない子では差があって、そういうことはしてはいかんというようなことの風潮になったり、あるいは高校時代に、1番から500番ぐらいまでの成績順に廊下に張り出されて、1番をとった子とか何とかという部分ではすごく誇らしく思うのですけれども、やっぱり私みたいに下のほうにいると非常に胸が痛かったという思いだとか、そういう部分はいろいろな部分がありますので、やはりそこは学校内の中でそういうような賞的なものを考えていくべきではないかなと。私は以前、教育長の前に旭川の高校の校長をしておりました。そこのところで、今、谷議員がおっしゃるような、例えば奉仕賞だとか、あるいは努力賞だとかというような部分で、卒業の際に校長賞として与えたことがあります。その事例は、アルバイトをしていて、おばあちゃんが倒れて、そして心肺停止になった状態で、その生徒が人工呼吸と、それから消防車を呼んだと。本来なら、消防のほうで表彰されるべきことだったのですけれども、学校に無届けでアルバイトをしていたために、名前も何も言わないで、そのまんま放置していたというようなことで、助けていただいたおばあちゃんのほうから学校側に連絡がありまして、命を助けていただいてありがとうと。これはどうするというようなことで、職員会議をやりまして、やはり与えましょうというようなことで校長賞を与えた記憶があります。そういうようなことで、やはり個々にいろいろな場面がありますので、そこの部分は学校の中できちっとやってもらうというようなことが大事なのではないかなというふうに考えております。

質問 5番 谷秀紀

私は、このとおり条例化すれということは言うべきものはありません。要するに、こういうことをやってはいかがかということを、このことをヒントにしていただければいいかなと、ある面では。条例化しなくてもね。ヒントにして、独自にこういうものをつくって、そして奨励して、そしてマイナスよりはプラスになると思うのです、これは。マイナスになるのだったら、私提言もしませんけれども。プラスになるのであれば、やはり子供の発達過程で非常にいいことではないかというふうに考えるものですから、これをヒントにしてもしやっていただければと思うのですが、このことについて、─ 39 ─ヒントになりませんか、私のこの提言は。

答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)

十分に考えさせていただきたいというふうに思います。

質問 5番 谷秀紀

次に、3件目に移ります。先ほど、町内会の関係で企画課長のほうから答弁いただいたわけでございますが、何か答弁を聞いていますと、行政は離れていきたいというような感じの答弁に聞こえるのですね。強いて言えば。それで、なぜ、これを取り上げたかというと、私、実は町内会長時代、某町内会と合併の話を進めてきました。何回も。だけれども、やっぱり町内会同士では進まないのですよ、なかなか。そこで私は、要するに、行政に支援してもらえないかというのは、単位町内会に理事会もあります、確かに。その理事会の中で町内会連合会で取り上げてくれとか、そういうようなことも必要だと思うのですが、恐らく今までしても取り上げられたというか、そういう発言をした会長がいないのではないかというふうに見ているのですよ。だから、町内会連合会の中での協議にも入っていないのではないかと。恐らくそういうことを考えると、行政サイドからどうなのだと、町内会連合会でひとつ取り上げてみてはという、そういう支援が、私はほしいなという考えのもとでちょっと質問にしたわけなのです。だから、ある面では、これからどんどん町内会の戸数も減っていきます。早かれ遅かれこの問題は絶対出てくる問題です。近いうちに。そういったことから、やるのであれば早くやったほうがいいのかなと。これは誰しもほとんど町内の役員をやっている人だったら考えているだろうと思います。町内会というのは、これから人口が減少しますと、さらに行政もお手伝いする部分も多くなるような気がします。現在も一部的には行政のお手伝いをしているわけですから。そういったことも包含的に考えいくと、本当にやるのだったら早目にやって、そしてしっかりとした体制づくりをして、いろいろな防犯・防災、そういう面の充実もさらになるのではないかと。私はそのように考えて、防災・防犯となると、行政もどうしても絡んでいく事案ですから、そういったことで早いうちに協議をして、そして、行政に金を出して支援すれという話ではないのですから、そこら辺の仕組みを考えてくる時期だろうと。もう時期、ちょっとしたら遅いかもしれません。そういうことで、私は取り上げて質問したのです。ですから、先ほどの答弁を聞いていますと、何か行政が携わりたくないような感じで受けとめてしまうのですね。先ほどの答弁からすると。そういうことのないように、今、私が言ったように、取り組む時期がもう来ているのではないかと。そういう支援をひとつ考えてみてはどうかということで、もう一度しっかりとした答弁をいただきたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

決して後ろ向きの考えは持っておりません。3年前でしたか、4年前でしたか、地区別懇談会で御提案がございました。3カ所だったと思います。町内会からそれぞれ御提案がございました。そのときに、皆さんに同じ御回答をしているのですが、行政としては、すぐに御提案があった町内会の皆さんに積極的に中に入って合併を進めるということが果たして適当なのだろうかと。なぜかといいますと、各町内会ごとにそれぞれの地域性、あるいは過去、炭鉱町、城下町と─ 40 ─いうこともあって、それぞれの文化、いろいろな考え方の違いがそこにおありでしょうということで、まずは、例えば町内会の役員の皆さんの交流ですとか、あるいは町内会員の皆さんの交流ですとか、いろいろな意味で、そういうものの気持ちを醸成するのがまずは必要ではないかと。そういう流れの中から、行政が積極的に次の段階で御協力をするということは決してやぶさかではありませんということで、既にそういう流れの中から合併されたところも実際にはあるようですし、現在もいろいろな意味で協力をしながらいろいろな事業を進めているところもあるようでございます。行政は、そのときにお答えした内容と立場は全く変わっておりません。まずは、行政が中に直接入って、お互いそれぞれどうですか、前に進むべきだということを積極的に仕掛けて果たして御理解いただけるかどうかという部分も含めて、地域の皆さん、どことどこが適当なのですかということもあって、我々があなたのところとあなたのところが一緒になるべきだと、こういうことで果たして第一段階から出ていくことが適当なのかなということもあって、そのときにお答えしていたわけであります。そういう御協議がもしあるとすれば、私たちがそれぞれの町内会に対して御相談したらいかがですか、あるいは交流を進めて次の段階に進んだらいかがですかということはお話しすることはできますけれども、我々が直接前面に出て、あなたのところとあなたのところというのは、逆に壊してしまう可能性もなきにしもあらずだなと。そういう思いで、このたびの御回答になっていると、このように御理解をいただきたいと思います。

質問 5番 谷秀紀

市長の言う今の答弁も、もっとものことだと私は理解もします。 ただ、一つには、市のほうで、行政サイドのほうで、人口がどんどん減ってきた中で町内会の会員戸数も減ってきていると。それに伴って、どういう不都合が発生しているかとか、そういう町内会に対してのアンケートというのは実施したことはありますか。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

ございません。ただ、地区懇の中で、不都合といいますか、現在、町内会としてどういうことで困っているかというようなお話は種々伺っております。

質問 5番 谷秀紀

私は、町内会・自治会は任意団体だから、行政として強制的なことはできません。これも理解しております。だけど、どこかで、今言ったように、各町内の調査をして、そしてどういうことが不便さを感じているとか、今後どうなのだとか、そういう実態調査をするのも行政の経済的なことからいけば、歌志内の経済的なことを考えれば、一つ資料になると思うのですよ、そういう調査をすることによってね。そういうことも含めて町内会の再編ということは、私は将来的に重要な課題になってくる、このように認識しておりますけれども、いかがですかね。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

おっしゃるとおりだと思います。ただ、現在、定例会が終わった後に、町内会と情報交換会を開催しておりまして、そういう場所を使う等々いろいろな御意見を伺う場所がございます。アンケートということは別にしましてね。そういう中で現状を、今お話ししました地区懇で出てきた以降、そういうお話は私どもに対して全く出てこなくなったという状況があります。ただ、今御答弁申し上げましたとおり、それぞれがどういう内容をもって不都合を感じているか、こういうことについては、現─ 41 ─在、行政協力費を通すなり、いろいろな意味で私どもも支援をさせていただいておりますが、この部分について現状うまくいっているのかなというか、水面下でそういうことが進んでいるのかなというふうに思っていたりもしていたところでございます。

質問 5番 谷秀紀

終わります。

出典:歌志内市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる