みんなの議会

栗山町議会 平成26年第2回定例会 2014年3月11日

教育行政執行方針について

2014年3月11日、栗山町議会の一般質問で、楢﨑忠彦議員が「教育行政執行方針について」質問し、教育長 鈴木紀元、町長 椿原紀昭が答弁しました。

質問者
楢﨑忠彦 議員
答弁者
教育長 鈴木紀元、町長 椿原紀昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 10番 楢﨑忠彦

通告に従い、大綱1点について質問いたします。教育行政執行方針について。平成26年度教育行政執行方針において、教育行政は変化に対応する力を育む子育てや教育を地域課題とするとともに、生涯学習社会にふさわしい施策を推進しなければなりません。栗山の教育を栗山町ふるさと教育と捉え、地域の連携、協働の輪を大きくするよう取り組み、さらなる地域の教育機能の向上に努めてまいりますと表明されています。学校教育、北海道介護福祉学校の教育、社会教育、自然環境教育の4分野に大別され、行動する教育委員会として各種活動を具体的に提案されています。そこで、以下の点についてお伺いをいたします。1点目、昨年11月16日、継立中学校の閉校式が挙行されました。昭和22年5月、角田村立第4中学校として開校、67年間の歴史を積み重ね、本年4月、栗山中学校に統合、スクールバス等のハード面は体制が整ったものと思いますが、ソフト面に対しどのように対応されていくのか。2点目は、平成14年度からゆとり教育の一環として完全学校週5日制が導入されました。時代の急激な変化の中で、子供たちを取り巻く環境も大きく変わってきましたが、土曜学校の試行はゆとり教育の見直しとして捉えるのか。3点目は、平成12年、ハサンベツの離農跡地を利用して始まった里山計画づくり、その後に遠藤桃子さんが所有する約50ヘクタールの山林を寄贈、遠藤さんの森として案内図の看板も立てられました。ハサンベツ里山センター周辺の環境整備の支援についての考えは。以上、3点についてお伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

教育行政執行方針に係る3点のご質問にお答え申し上げます。初めに、1、統合に係るソフト面でどのような対応をでありますが、ソフト面とは次のようなことだろうと推測しながらお答え申し上げます。両中学校の統合に向けて統合推進委員会を設置し、協議してまいりましたが、スクールバス購入や教材備品、引き継ぎ等を除く全てがいわゆるソフト面と言えます。若干の経過を含めて申し上げますと、平成25年5月に栗山町立中学校統合推進委員会を組織、学校運営、教育計画部会と教育環境等条件整備部会をそれぞれ設置して、円滑な統合を実現するため、諸課題の検討、協議を開始しました。この協議、検討に基づき、両中学校において各種取り組みを行ってきたところです。例えば生徒会の交流、学年ごとの授業交流、部活動合同練習、制服やジャージの取り決め等々さまざまな課題を調整しながら生徒の円滑な融合に向けた一連の教育活動等を時に保護者を交えて行ってまいりました。2月28日には、第2回目の当該委員会を開催し、部会ごとに検討、協議した事項の具体内容や取り組み状況、今後の予定等の報告を受けました。4月1日から栗山町で1校となる栗山中学校で新たな教育が始まるという区切りとして、新しい校訓と学校教育目標を定めた旨の報告も受け、その承認の後、役目を終えたことを全会一致で確認し、本委員会を終結させたところであります。今後は、継立中学校と栗山中学校の終業式にてそれぞれの中学校における教育を終えることを宣言する教育委員会挨拶を行います。また、栗山中学校の入学式においては、生徒の心情に配慮し、門出を祝い、栗山町1校となる中学校での教育開始宣言に当たる教育委員会としての挨拶を行う予定であります。教育行政執行方針にうたいましたとおり、4月からは生徒のよりよき融合を図るため、教職員人事新体制を固め、生徒指導を初めとする日々の教育活動が抜かりなく推進されるよう万全を期してまいります。②の土曜学校の試行は、ゆとり教育の見直しかについてお答え申し上げます。ゆとり教育という言葉は、今や少しの違和感もなく使われているようですが、教育界の公的用語ではありません。平成10年発表の小中学校第6次学習指導要領改訂案にゆとりの中で生きる力を育むとの表現があったことによるものと思われ、いわゆるマスコミ造語だと私は捉えております。昭和52年の小中学校第4次改訂案が示された折には児童の学校生活にゆとりと充実を持たせるとの表現があり、ゆとりの時間が誕生した経緯があります。私は、ゆとり教育なる用語が平成13、14年以後10年間の教育を適切に表現している言葉だとは考えておりません。栗山町教育委員会は、平成26年度土曜教育活動に挑戦しますが、これは昭和60年から培われてきた町民活動に教訓を得た地域総がかり、総ぐるみによる教育への試行であり、土曜日を足がかりとした栗山独自の地域、保護者、町民、学校が協働で創造する教育活動だと捉えております。最後に、3番、ハサンベツ里山センター周辺の環境整備の支援についてでありますが、センター及びその周辺の整備につきましては、これまでも臨時作業員を雇用し、維持管理をしているところですが、平成25年度からはその雇用期間を1カ月延長し、周辺環境の整備に努めておりますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

質問 10番 楢﨑忠彦

1点目についてですけれども、今教育長のほうから統合に向けてということで、いろんな施策を導入されると。想定されるようないろんな問題点も踏まえて、いわば万全な状態で移行するというようなお話がありまして、安心をしておりますけれども、児童数の減少が続いている過程の中で、小学校、中学校の統合、本町でも何度か経験をしております。今回の統合もやはり避けられなかったことではないのかなと思います。私自身いわば栗っ子の子供たちの適応力というのはすばらしいものがあると信じておりますけれども、やはりいろいろな戸惑いの中で当然生まれてくる問題もあるのかなと思います。従来は、通学も徒歩かバスということでありましたけれども、今度はバス通学ということで、当然決められた時間の中で登下校をしていくわけであります。小規模校から大規模校に移るということで、いろんなプレッシャーが当然あると思うのですけれども、生徒個々によって適応能力に当然差が生まれるということも想定をされます。執行方針にも書かれておりましたけれども、栗っ子の心情に寄り添う個別指導の充実、また中学校の統合に伴う温かい指導の充実ということで、教育委員会としても当然押さえているとは思いますけれども、第一義的には担任、学校全体も含めて、それと教育相談員、それから特別支援教育支援員という、特に栗山町ではそういう配置をしております。その辺も生徒指導も含めて担任、教育相談員、特別支援教育支援員のいわば連携みたいなものも当然生まれてくるかなと思うのですけれども、そういうチームプレーについて教育長としてどのように押さえているのか、その点についてお伺いいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

お答え申し上げます。教育での実を上げるというところで、何が一番肝心なのかというところとかかわるのですけれども、例えば今北海道の学力が低迷していることを受けて、北海道教育委員会は大号令を発して、来年4月から以降全国平均を超えるのだというふうに取り組みを強化しています。その取り組みのさなかにあるわけなのですけれども、私が思うに先ほど楢﨑議員さんが教育行政執行方針の中からつまみ出してくださいました、あそこがまさに重要でして、子供を指導するときにどんな策を打とうが、案外きかないことがあります。一番大事なのは、やはり教師とその子供がどのようにつながるか、そういうところが最も肝心です。それによって教育というのは昔から効果を上げてきたのであります。ですから、やっぱりその所信を忘れてはいけない。そういう思いから、寄り添うとか、それから温かいとか、そういう表現にしたのですけれども、そこでそれでは組織としてそのように動くかどうかということが大きな課題です、幾ら号令かけても動かなければ何の効果もないわけですから。幸い栗山町の今5つある学校においては、教育委員会の示す姿勢が校長を通してほぼよく行き渡っているものと思っています。例えば栗山町の家庭における基本的な生活習慣形成には弱点があります。遅寝遅起き、テレビを見る時間が長い、家で余り勉強しない、家で読書はほとんどしない、ひょっとすると朝御飯食べないで学校へ来る子もいると。これは、全国全道平均に比べて悪いのです。そういう弱点を抱えながらも、結果としていいものを出している。例えばこの後ご質問いただきます体力にしても学力にしても、そういう状況にありながらいい結果を出しているということは、やっぱりその裏に一人一人の教師が子供たち個々にきちんと寄り添う教育がある程度できているものであろうと思っています。教育委員会は常に100点満点を目指すのですけれども、現状100点満点にはなかなかなりませんが、そのようになるように努めていきたい。そう考えてあのような表現にいたしました。

質問 10番 楢﨑忠彦

今教育長の前向きな取り組みに対して敬意を表するところであります。それで、いろんな問題が出てくるかなと思うのですけれども、私が1点だけこういう問題も出てくるのかなと思うのですけれども、先ほどの質問の中でも触れましたけれども、バス通学ということで、当然登下校の足は確保されるわけですよね。土日、また土曜学校の試行の中でもちょっと触れたいのですけれども、クラブ活動に熱心に取り組まれる生徒もおられるかなと思うのですけれども、この土日のクラブ活動について当然参加をされる生徒がいると思うのですけれども、その子供たちのいわば足の確保です。当然土日だから、時間外みたいな感じになって、親御さんが、またクラブの関係者が見送り、足を確保していくのか、学校としてはバス通学の関係の中で生徒に対して足の確保という面で、土日に限って、またいろんな大会はまた別に対応していかれると思うのですけれども、練習、土日ということになると練習が主体になると思うのですけれども、その点について1点目の最後にお尋ねをいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

土日、いわゆる部活動に加入している生徒の足の確保という問題なのですけれども、これは大変いい案を示して予算づけもしていただきまして、私としては喜んでおります。土曜も日曜も部活動がある日は朝2便、帰り2便、きちんとスクールバスを手配しまして、一日じゅうの対応ができるようになっています。私の個人的な思いとしては、せめて1便くらいと思っていたのですが、最終的に成案となって出てきてきちんと町がお金を手配してくださった、その結果、土曜、日曜、部活動の全てに対応できるというふうにバスを確保することができました。これは、恐らくほかの町のことを言う必要ないのですけれども、栗山独自ではないでしょうか。普通土日の部活動への足の対応は、ほとんどが親の責任でやっているのでしょう。そういうことから申しますと、大変ありがたい案をきちんと通していただいたと思っております。そういう意味では、心配ない状態をつくることができたと思っています。

質問 10番 楢﨑忠彦

当然といえば、当然というのは親御さんが送るのが大体一般的に、当然という言葉が適当かどうかわからないのですけれども、従来は親御さんが、保護者の方が届けて、また迎えに来るというのが、そういうのが普通だったと思うのですけれども、この教育委員会の配慮について皆さん大変喜んでおられると思いますし、一生懸命また改めてクラブに専念できる、そういう体制を教育委員会としてフォローアップしてくれるということで、大変感激をいたしました。続きまして、2点目です。土曜学校の試行ということで、平成4年9月から第1回、平成7年4月から月2回、平成14年から完全学校週5日制が実施をされました。10年余りが経過をしたということで、政府のほうもいろいろ検討されております。休日のさまざまな活動の中で、いろんな経験を積んでいる子供たちが存在する一方で、必ずしも有意義に過ごせていない子供たちも少なからず存在しているのかなというふうに思っております。例えば栗山町のスポーツ少年団です。7種目9団体。剣道、柔道、バドミントン、野球、サッカー、バレー、バスケット、いろんな部分で活動されている児童生徒がたくさんいらっしゃいます。また、先日の北海道新聞でこのような記事も載っておりました。町のスキー場で土曜、日曜に行っている講習会が今期人気を集めているということで、栗山スキー連盟主催の講習会で1月から3月までの土日に小中学生や未就学の児童、一般を対象に3コース、計14日間実施、冬休みを利用した集中コースや級別の検定会も行っているということで新聞で報道されております。それぞれの分野で活動されている選手がたくさんおられます。スポーツの分野でも全道大会、全国大会へと出場されているということで、広報等で紹介をされておりますけれども、近々では栗山小学校のかるたのチームが全道大会で3位に入賞されたというニュースも入っております。それぞれの分野で活動されている児童生徒もたくさんいらっしゃいます。一方、テレビゲーム等でどちらかというと1人の世界という中で過ごされている子供もいるのかなと思います。家庭力という言葉を聞いたことがあるのですけれども、子供に十分向き合える家庭がある一方、それがなかなか難しい家庭もあるということで、家庭の教育力の格差ということを指摘されている識者もおりますけれども、本町の子供たちのいわば土曜、日曜の生活実態についてどのように捉えられているか、その点お伺いをいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

議員さんがおっしゃいましたスポーツの面、文化の面での活躍が子供が減ったにもかかわらず、私にしてみるといい成果を上げているなと思うのです。また一方、議員さんは識者という言葉使われましたけれども、しきりに家庭の教育力が低下したとか、地域の教育力が低下したなどという論調が飛び交います。私も最初のころそういう傾向あるかなと思っていましたが、教育行政を執行する者として、そういう言葉を頻発して使うのはいかがなものかなと最近思い始めました。社会というのは常に変化していきます。そういう渦中にあって皆さんも大きく成長されてこられたと思います。進歩しない社会なんてないです。変化しない社会なんてないのです。そういうふうに考えていきますと、地域や家庭のありようもそれにつれて変化していくのは当然のことで、ちょっと翻って、さて自分が子供のころ家庭に教育力あったのだろうかとか、地域に教育力あったのだろうかというふうに考えていくと、どうも怪しいのです、答えは。ですから、私は栗山地域の家庭の教育力が弱いとか、地域の教育力が弱いという論調にはどうもなじまないのであります。そこで、栗山にあって子供たちが休日どのように過ごしていくか、これはさまざまな対応があります。先ほどのスポーツ少年団、これは後に置田議員さんからご指摘がありますので、余り深入りできませんけれども、相当の加入率であります。それから、部活動もそうなのです。そういうことからすると、ひょっとすると大きな都市では考えられないほど充実した休日を過ごしているのだろうということは数字の上から捉えることができます。また一方、そうはいってもそういうところと関係のないところで過ごしている子供も100引くその率だけいるわけです。そういうことから、やはり休日における地域としての教育活動をつくり出すということはとても大事だと。そういう観点から、このたびの土曜の教育活動のいわゆる創造、つくり出すというところに挑戦しようと決意したわけであります。詳しく述べれば時間が足りませんので、この程度にとどめておきます。以上でございます。

質問 10番 楢﨑忠彦

そう言われると、私たちの小さいときもいわば地域の教育力とか家庭力とか、そういう言葉もありませんでしたし、親も生活に追われて働くのが精いっぱい、朝から晩まで働いて、子供たちも学校で暴れて、家に帰ったら暗くなるまで外で遊んで、やっと暗くなって母親が迎えに来て帰ると。そんなような日常で生活しておりましたけれども、それはそれでその時代を生きて私たちの今日があるわけですけれども、本当に時代が大きく変わってきているなというのは実感として感じるわけです。今回学校教育と社会教育といろいろな面で執行方針にうたっております。学校教育の主要方針の中に、学校、家庭、地域総がかり教育の推進ということで、先ほど教育長も述べられております。2点目に、ふるさと体験教育の充実ということもうたわれております。社会教育の中では、主要方針の中に地域総がかりによる教育の充実ということで、ともに地域ということに大変今回ウエートを置いて方針の中に組み込まれたのかなという思いがあるのです。ここに栗中と栗高のふるさと体験教育の実践メニューというのを資料をいただきました。栗山中学校のほうは、例年1学年、また1学年ないし2学年がいろんな植物の観察、動物の観察、水中生物調査、動物の視察等々でプログラムをつくって実践もされております。一方、継立中学校の体験教育の実践メニューというのはすごく豊富なのです。ハサンベツ里山を利用して田植え、稲刈り、もちつきと一連の作業、また栗山ダム上流水質調査探検、夕張川の川下り、ハサンベツのハサンベツ里山水生生物調査、ハサンベツ里山秋の植物調査等々大変ボリュームのある内容の社会体験教育を実施されております。先ほども質問のところでちょっと触れましたけれども、11月16日、継立中学校の閉校式、この式次第のオープニングに継立中学校の環境教育の取り組みということで、及川さんと池野さんと折口さん、3人がプレゼンターとして発表されたと。また、教育活動の中でコカ・コーラ環境財団主催の環境教育フォーラムにて本校の、本校というのは継立中学校です、プロジェクト学習の取り組みが優秀賞になりましたということで、環境教育賞優秀賞を受賞されたと、そのようなことも閉校式の中に、活動内容の中に組み込まれて掲載をされておりました。一方で、ふるさと体験教育の充実ということに触れておりますけれども、これ大規模校になると継立中学校のような細かいプログラムを組んで実践するということはなかなか難しくなってくるのかなと思いますけれども、今後の体験教育の実践メニューに関しまして、特に26年度に向けて何か考えていることがあればお尋ねをいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

お答え申し上げます。継立中学校が過去相当な年数にわたって、いわゆる地域の自然とかかわる教育を取り入れることができたのは、総合的な学習の時間の誕生以来なのです。この前の学習指導要領で総合的な学習の時間が入ってきました。議員さんご指摘のいわゆるゆとり教育であります。当時は、多い学年は週3時間総合的な学習の時間をすることができたのです。総合的な学習の時間というのは、その学校が独自の発想を持って組み立てることのできる教育分野で、挑戦的な課題を試すことのできる、それは教師であれば血沸き肉躍るというのでしょうか、そういうエネルギッシュな教育活動であったのですけれども、それがこのたびの平成23、24から始まった教育では半減されてしまったのです。中学1年生が50時間、ほかの学年は70時間であります。つまり週2時間が精いっぱいということになりました。そこで、各学校はどうしたかといいますと、その時間の中におさめることのできる活動を選択します。そうなりますと、議員さんご指摘のように継立中学校にあっては引き続き自然環境にかかわるものを総合的な学習の中に入れることができました、小回りききますから。ところが、栗山中にあってはなかなかそうはいかない一面があるわけです。しかし、何もやっていないかというとそうではありません。栗山中学校は栗山中学校なりに、例えば町内の企業30社以上にお世話になりながら、いわゆるキャリア教育の地域体験学習をやるとか、そういう創意工夫をしながらやってきているわけであります。そこで、26年から向こうなのですが、ふるさと体験教育というふうに私どもは言っているのですが、この中身は自然だけではないのです。歴史もあり、文化もあり、芸能もありと、地域芸能です。そういうものを含めて体験的に学ぶことができる。そして、体験的に学んだものを後に総合的に学習をして、生徒の成果につなげていく。そういう学習でありますので、このたび継立中学校と栗山中学校との統合にかかわって、新しい教育活動既にできていますから、継立中学校で伝統としてやってきたものをどの程度栗山中学校で引き継ぐかということも検討もされておりますので、自然体験に限らず、栗山のふるさと体験という広い範囲でいい教育活動が行われるものと私は考えております。以上であります。

質問 10番 楢﨑忠彦

自然、歴史、文化、芸能ということで、私はどちらかというと自然にちょっとウエートを置き過ぎてきたかなというような思いがあったのですけれども、これ栗山町には学校の先生を退職されて居住されている方も結構いらっしゃると思うのです。先生を退職された方に限らず、歴史とか文化の部分でいろんな知恵とか、芸能を持っておられる方も多くいらっしゃるのかなと思うのですけれども、そういう方たちに声をかけて、土曜学校という言葉がいいかどうかわかりませんけれども、そういう形で大きく広げて、いろんな人に、人材がありますから、そういう人たちに声をかけて、こういう取り組みの中で組み入れるというか、こういう形でサポートしてもらえるような体制をつくることができないものかなと。学校の先生を退職された方が結構いらっしゃるのです。そういう先生方の協力を仰ぐということはなかなかできないものか、難しいものなのか、その点について最後お尋ねをいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

一例申し上げます。現在いわゆる土曜の教育活動の創造、新しくつくり出すのです。それに向けて準備段階に入っているのですけれども、継立地区の例ちょっと申し上げます。継立の皆さんと私ども教育委員会は、特に統合の問題を通して幾たびも顔を合わせてお近づきになったという、そういうよさがあるというのですか、特質があります。準備段階で今議員さんがおっしゃったように、準備段階の委員として入ってきている方々が非常に前向きで、学校がかえってあおられるほど前向きであります。その中には、議員さんご指摘のとおり地域の人に来てもらって継立のことをもっと深く学ぼうやとか、どこどこの企業に行ってこんな工場があるのだということをもっと詳しく子供たちに知らせようやとか、そういう話が出てきています。一方、これは私の願いなのですけれども、退職した教員もそうですが、やっぱり土曜の教育活動などにかかわってくださる人には、ぜひ新しい道をつけるのだというような思いで参加していただきたいと思うのです。どうしても新しいものが振りかぶると、できない理由を探してしまいます。こういう困難点があるからできない、ああいう困難点があるからできない。私としては、そういう思考に走ると新しい挑戦は何もできなくなる。自分たちで道開くのだぞと、こういう思いに立ってくださる方であれば、退職教員であろうと、何であろうと、こういう土曜の教育活動創出に大きく貢献していただけるものと思うのです。ですから、まずそういう思いになっていただけるかどうか、そういう思いになっていただけるように説得できるかどうか、そこが鍵だと思っていますが、栗山にはすばらしい人材たくさんおりますので、そういうものも使わせていただきながら、こういう活動がどんどん広がっていけばいいなと思っています。以上であります。

質問 10番 楢﨑忠彦

3点目のハサンベツ里山計画にかかわって質問いたします。ハサンベツ離農跡地を利用して始まった里山計画づくり、平成14年に里山計画づくりの皆様の活動に感動されたということで、遠藤桃子さんが50ヘクタールの山林を町に寄贈されました。寄贈を受けて当時里山計画実行委員の飯塚修さんという方が植生調査を行っております。79科247種類の草木を確認したと。樹木に限ればミズナラやシナノキ、イタヤなど道内の主な樹種を初め77種類に上ったということの報告をされております。植生調査です。その中の最後のコメントの中にササの繁茂量が少ないことがわかったと。所有者が長年手入れをしてきたあかしと説明をされております。遠藤桃子さんは、その後自分も寄贈されたということで、遠藤さんの森ということで、この思いというか、大変強いものがありまして、ハサンベツ里山計画実行委員会に対して指定寄附として何度となく浄財を寄附されております。この意思、思いを未来に引き継いでいく役目があると思うのです。遠藤桃子さんは、こういうコメントも出しております。里山計画づくりを進める皆さんのお役に立ててうれしい。大切に守っていただきたいということで、植生調査をした飯塚修さんも所有者が長年手入れをしてきたあかしですよということも申されて、いろんな植生について研究をされた方であります。今後も栗山町としては、大事な地域の財産として守っていくという大きな役目があるかと思いますけれども、先ほどもちょっと教育長触れましたけれども、もう一度確認させていただきたいと思います。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

まず、ちょっと違うところから話をさせてください。あれは、平成13年、たしか2001年の7月の13日でなかったかと思うのですが、私は当時栗山町に勤めておりまして、ハサンベツ里山計画づくり20年計画を始めるよという案内をたまたま見て駆けつけたことがあります。そして、そのとき心揺さぶられるものを感じたわけです。すごいことをやるなと。私は、ずっと長い間ほかの自治体におりましたから、栗山というのは何とすごいところだと、こう思いました。当然後ろに役場がついていることははっきりしているのですが、町民が主体となって、あのハサンベツ里山をこれまで立派につくり上げてきたわけです。今や蛍の生息域の拡大なんか北海道で一番でないでしょうか、全然宣伝していないけれども。すごいと思います。そんなわけで、ちょっと長くなって申しわけないのですが、私どもが第6次総合計画下の教育で地域総がかり、総ぐるみ教育を打ち出す、その背景は、やっぱりああいう町民活動にあるのです。昭和60年以来栗山でほかの町には見られない町民活動に花が咲いて、さまざまな取り組みをし、今雨煙別小学校、コカ・コーラ環境ハウスもできて、サケもひょっとするとあと何年もしないうちに雨煙別川、町の中の川を泳ぐかもしれません。そういう背景があるところだから、私どもは町民活動から教訓を得て、例えばオオムラサキ里山、そして環境ハウス、夕張川支流、阿野呂川を含めて、継立、角田のすばらしい自然景観、それらを活用して、いわゆるふるさと教育をしようと、こう考えたわけであります。そして、第5次総合計画下の教育としてそういうものが少しずつ輪が大きくなるように努めてきたつもりですが、第6次総合計画ではここに教育委員長もおりますけれども、教育委員長以下5人の教育委員で相談した結果、やっぱりこれは栗山力を存分に生かした地域総がかり教育にするべきだと、そういうことで打ち出したわけです。そこで、遠藤桃子氏からという大変貴重な遠藤さんの行動です。そういう精神を決して忘れてはならないし、やっぱり教育委員会も、それからあそこの活動に携わる人々もそういう崇高な精神をぜひ継承していきたい、そう思うのです。そういう精神を生かして私ども教育委員会がやっぱり地域総がかり、総ぐるみの教育のほうへ大きくかじを切りたい、そのように思っております。土曜の教育活動もその中の一つとして捉えております。以上であります。

質問 10番 楢﨑忠彦

平成14年度に遠藤桃子さんが50.6ヘクタールを寄贈された。その後平成16年に坂口一雄さん、篠原浩子さん、平成20年度に遠藤進さん、平成25年度に小林榮子さんと4人の方がそれぞれ寄贈されております。今現在遠藤さんの寄贈の50.6ヘクタールを含めますと75.8ヘクタール、これ遠藤さんの寄贈が呼び水になったのかなということで、今教育長が言われた栗山町のハサンベツ、それとコカ・コーラ環境ハウス等々、オオムラサキの活動もそうですし、全体を含めて栗山町のいわば民間有志が前面に出ていろんな自然教育というか、栗山町の自然全体も含めて栗山町ということで活動されていると。その活動に賛意を表していろんな方が寄贈されてきて今日に至ったのかなと思います。そこで、これ遠藤桃子さんが寄贈された50.6ヘクタールは財産種別では教育財産なのですよね。その後坂口一雄さん、篠原浩子さん、遠藤進さん、小林榮子さんが寄贈された約25ヘクタール、4人の方が寄贈された25.8ヘクタールは一般財産という押さえ方なのです。これ教育財産は、教育予算の主管ですから、4款9項19目のハサンベツ里山実行委員会が直接所管すると。一般財産に関しては、総務の2款1項5目の町有林保育管理というところで当然所管をしていくということになるのかなと思うのですけれども、これ最終的には遠藤さんの森は教育財産、後から寄贈された方は一般財産と。最終的には、やはり一般財産として町有林保管、管理ということで全体の枠の中で今後について守っていくということが私は必要でないのかなというような気持ちもするのですけれども、これ分けた意味と、それから今後の2つの分け方、この点についてちょっとお尋ねいたします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

今のご質問に関して、私としては当時からの経緯を十分に把握している町長からも熱いコメントいただきたいと思うのですが、まことに申しわけありませんけれども、一般財産と教育財産のこの後の推移については私のところでちょっとうまく答えられませんので、そちらからお願いします。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

遠藤さんを初め5名の方にそれぞれ貴重な山林をご寄附をいただいております。まず、遠藤さんについては、50ヘクタールという大きい面積とあのハサンベツの道路沿いと隣接しておりました。当時は、教育財産の中でハサンベツの活動とふるさと教育なるもののフィールドとしてあそこをずっと使ってきていますから、そういう意味では団体が管理をするというようなことを言っていただいておりましたから、50ヘクタールについてはあの現状も、当時僕がちょうど部長やっておりました。あそこの実態調査に僕も参加しておりますけれども、そういう全体の中で24ヘクタールの沢、田んぼとあわせて管理をしながら、団体が管理して教育関係で使ってもらうというようなことが基本になっておりました。その後、それぞれが4戸の方々があそこの長年の営みというか、活動を見て、あわせて寄附をしたいということですけれども、そうなると河川も含めて、今河川ちょっと新年度の中で恐らく担当課ですると思うのですけれども、フィールドがものすごく広くなるのです。そういう意味では、50ヘクタールでも大変なわけです。ですから、その後の山林の管理等を含めて一般財産にすることで町が管理をしていくと、基本的に。団体の協力もいただきますけれども、そういうような振り分けをしたという、たしかそういうような経過があるのかなと思っておりますので、そのようにご理解いただきたいなと思います。

質問 10番 楢﨑忠彦

これ確認ですけれども、やはり今年、来年というわけにはどうなのかなと思いますけれども、第6次総合計画の中で教育財産をやはり一般財産に組み込んで、町が責任を持って、教育委員会ももちろん責任がないという言葉ではないのですけれども、町全体として責任を持って一般財産として管理していく。将来的には一般財産として押さえていったほうが町としてはいいのかなというような思いもあるのですけれども、その辺最後確認のため質問します。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

今の団体の活動恐らくごらんになっていると。参加もされているのではないかなと思いますけれども、かなり高齢化もしてきておりますから、当然あのフィールドを従来どおりの管理をするというのは相当難しさも出ているということがありますから、ただやはり教育長が最初に答弁したように、住民がこぞってああいったものをつくり上げたという歴史がありますから、当分の間はまだその団体が一生懸命やっていただいておりますので、今の形で住民参加も呼びかけて、皆さん方である程度の事業展開もしてもらうというのが、当分の間はそういう形でやっていただいて、ある時代にどうしても全体の管理の度合いがきついと、あるいは面積がふえたということになると、今おっしゃったような形に振りかえるというような時期も来るのかなと、そんな感じはしております。

出典:栗山町議会 平成26年第2回定例会 2014年3月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる