小清水町議会 令和4年第8回定例会 2022年12月13日
(1)農業資材の高騰対策について/(2)中心市街地の再生について
2022年12月13日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「農業資材の高騰対策について」「中心市街地の再生について」について質問し、町長 久保弘志が答弁しました。
- 質問者
- 工藤孝一 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 6番 工藤孝一
はい、6番。さきに通告してあります2点についての質問をさせていただきます。まず最初に、農業資材の高騰対策であります。昨年来、肥料や配合飼料等の価格が高騰していますが、農家個々のコスト削減努力は限界を超えています。本町は、既に1,500万円の原油高騰対策事業で農協を通じて農家支援の補助金支出を決議したところですが、追加対策を検討すべきではないでしょうか。加えて、農地へ施用する化成肥料の施肥量削減を目的に堆肥の高品質化やペレット化に取り組み、元肥窒素に対する代替利用の仕組みづくりを早急に進めることが求められますが、御所見を伺います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。6月定例町議会におきましても同様の御質問を頂き、お答えをしているとおり、農業資材等の高騰が及ぼす影響は本町に限定された問題ではなく、国全体の問題として、本来国策として対応すべき事案であると考えており、町村会等を通じ、国に対策を訴えてきたところであり、加えて燃料等高騰対策臨時交付金を活用することで、畑作・畜産農業者の皆様の負担軽減を図られるよう、支援を講じてきております。これが十分な対策になったとは考えておりませんが、この影響は農業者のみならず全ての町民の皆さんにも及んでおります。現在、農業に対する追加対策は考えておりませんが、その対策が必要と判断される場合につきましては、JAこしみずなど関係機関と協議の上、対応してまいりますので御理解を頂きたいと思います。また、元肥窒素に対する代替利用の仕組みづくりにつきましては、本年6月よりJAこしみず、北見工業大学、ホクレン、農協中央会北見支所と協働し、プロジェクト準備会を立ち上げ、現在まで町内で推進してきました小清水式循環型農業をさらに進化・推進させ、高騰する肥料の一部に地域内資材を活用して代用するなどの代替利用の仕組みづくりの検討を既に開始しているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 工藤孝一
はい、6番。この農業資材の質問は、町長おっしゃられたとおり、6月定例議会さらに11月29日の臨時会等でも私も質問して、続けてということになりますが、全道を見渡しても様々な取組が市町村で取り組まれております。それぞれいろんな形でやられておりますが、特に畜産経営について言えば、配合飼料対策として各管内の置戸町、訓子府町の場合を見ますと、酪農、肉牛、馬、鳥、そして育成牛というこういう5つの経営体に対してそれぞれ支援をして年内に支給するということでありますが、特に酪農、搾乳牛に対しては町独自に6,400円という、1頭当たり支援金を直接酪農家に周知徹底して説明会を開き、申請書を上げてもらうという形で各業種、肉牛、馬、鳥も含めた、育成含めた説明会をやっている町村もあります。こういった畜産経営の見通しが立たない中で、こういった取組も私はぜひ参考にして捉えていただきたいというふうにまず考えております。加えて、次に畑作経営の問題ですが、6月定例でも説明しましたが、本町は平均面積33ヘクタールということで、令和4年の畑作経営の試算をしてみますと経営所得安定対策で本町の場合例年40億の交付金が入っておりますが、この交付金がビート、小麦、大豆、この3品目で交付単価が来年は減ります。その数字を基に計算すると、平均規模で200万円から250万円の減収となります。あわせて、化成肥料の高騰の問題、この国からの支援金、これを値上げから支援金を差し引いた残りの値上がり分が、これは経営形態によって差が出ますが、おおよそ200万から250万円となり、さきに申しました交付金と肥料費の合わせて400万円から500万円の所得の減収となる。そういう現段階では見通しを持っております。この経営安定の見通しが立たない中で、やはり本町の独自の支援も必要であるというふうに考えます。あわせて、堆肥の高品質化の問題で、今北見工大等、そういう学識研究者も含めて体制を整えて進めているという説明でありますが、この従来から町内でもたくさんの堆肥を購入して散布する、そういう仕組みが続いていますが、特に野菜の作付の多い農家からはやはり高品質な堆肥あるいはブロードキャスターを使って手軽に散布できるペレット堆肥、こういった要望が上がっているのは事実であります。本町は、一部神浦地域を中心として多くの養鶏場が近年建設されているということと併せて、あるいは、以前から続いている農協のゆう水散布事業、そういうことも当然そういった協議していく枠組みの中では様々な議論が出ると思いますが、そういった養鶏場とも協力して進めていくべきじゃないかなというふうに思います。再度御質問いたします。
答弁 町長 久保弘志
お答えさせていただきたいと思います。まず、農家さんに対する支援の関係、酪農関係、畑作関係お話がありました。私の押さえとしては、特に酪農関係が厳しいであろうと。これは、近隣市町も同様だというふうに認識をしております。特に、遠紋地域であるとか根釧地域であるとか、かなり規模の大きいところについてはすごく影響が大きいというふうには認識をしているところでございます。酪農関係については、11月臨時会のほうで500万円ということでございまして、JAさんのほうも同額程度年内には何だかの支援をするというふうにお聞きをしておりますが、本町の経営体としては大体31経営体でありますので、割り返すと1軒当たり20万ほどになるのかなというふうには思っておりますけれども、これでは十分ではないということは認識をしているところでございます。加えまして畑作の関係でありますが、経営所得安定対策40億円、まさに国策にすごく影響する部分だと思います。そこに加えて、飼料・肥料高騰ということで四、五百万ということがございましたけれども、町がどこまでできるんであろうということでございます。1軒当たり500万影響が出るからそれができるかといったら、全然できる話ではございませんので、当然必要な支援は今後必要であれば実施をしていきたいとは思っております。これは、JAさんとの協議ということになりますが、皆さんの御意見もお聞きしながらということでありますが、やはり町としても財源は限られているわけでありますので、そこは国が何かを国策の中に当然やってくるであろうという認識もしておりますので、そこについては国の状況を見ながら対応していきたいというふうに考えてございます。やはり今の農家さんを守っていかないと、本町の基幹産業は農業でありますのでやはり1軒でも2軒でも減るということは町として大きな痛手になるわけですから、ぜひ経営継続ができるようにしっかり支えていきたいという考え方を持っていますし、あとは特に若い農業者がやっぱり夢を持って営農できる環境というのは必要でありますので、そこについてはやはり北海道、国なりに訴えていきたいというふうに考えてございますので、御理解を頂きたいと思います。あと、堆肥化の関係でございますが、今現在検討している内容──これはやるとは決まっておりません。今検討段階でありますが──例えば澱粉工場関係ではNKゆう水のペレット化であるとか、加熱処理後の遊離土であるとかや河川放流前の沈殿池の汚泥の堆肥化などですね。あと生ごみの堆肥化、あとし尿の汚泥の関係をできるんではないかというようなことで、いろいろな議論が始まっているところでございます。そんな中で、できるであろうという形になった場合については、正式に地域協議会を立ち上げながら関係機関とともに検討をしていくことにはなるんですが、現実的に本町耕畜連携が確立されておりまして堆肥については余っていない、逆に根釧から持ってきているという状況の中で、どんだけ町内で資源があるんだろうか。ペレットを作ったにしても採算が合うんであろうか、ないんだろうかというようなことをやはりしっかりと検証しなきゃいけないというふうに考えてございます。特に、町としては農業だけではなくて今ごみ処理場の広域処理化等々も、焼却施設を含めてですね、検討しているわけでありますが、そのほかにもいろんな資源はあるんだろうというふうには思っています。そんな中で、何がいいのかというのをここ数年の中でやはりしっかり検討していきたいというふうに考えてございます。やはり使えるものはしっかりと堆肥化をして畑へ還元するというのは本来あるべき姿だと思います。ただ、いろんなやっぱりそのかかる経費やコストの問題等々そこはしっかり検証しながらいかなきゃいけないというふうに考えていますので、関係機関の協力を頂きながらしっかり検討して本町のあるべき姿を作っていきたいなというふうに考えてございます。
質問 6番 工藤孝一
はい、6番。今、本町独自の対策、次の対策が必要であればまた検討しましょうという御答弁かと思います。特に堆肥化の問題では、今おっしゃいましたごみ処理場の新たな設置の問題と生ごみの問題、そういうリサイクルができるのかどうか。生ごみをリサイクルのためにまた堆肥化を委託して続けるのか、あるいは、別の方法を選択するのか。これは、一つの障害になる生ごみですね、そのこともやっぱり異物が入っている場合もあると思うんですよね。そういう異物除去の問題をこう具体的にどういうふうに解決するかということも大きな壁に立ちはだかっていると受け取っているんですが、そういう問題を一つ一つクリアしていかなければならない課題があるというふうに思います。その点でも、十分組織を私は作って、工大とも協力してこれから協議、今は議論が始まったばかりだというふうにおっしゃられましたが、ぜひとも組織を立ち上げていただきたいというふうに強く思います。あわせて、やっぱり畜産、本町の農家経営を安定させる対策。本来、さきに申し上げました農家経営所得安定対策、あるべき姿は畑作産品の中心地帯の本町の経営を安定させるための本来の制度でなければならないと思います。今おっしゃられたとおり、道や国に対してやっぱり強く改善を求めていただきたいと思います。その点を最後に指摘して、次の質問に移らせていただきます。続きまして2点目ですが、中心市街地の再生についてであります。にぎわいのある空間と使いやすい役場、そして災害時の応急・復旧・復興機能を備えた新庁舎が来年5月に供用開始となりますが、一方で市街地の店舗は大きく減り、新庁舎との均衡が取れていません。中心市街地のにぎわいづくりについての見解を伺います。
答弁 町長 久保弘志
お答えをいたします。人が集い、滞留を促すことによりコミュニティーの再生と活性化をもたらすにぎわいの空間を備えた新庁舎が来年5月に供用を迎えます。市街地の中心拠点となる新庁舎のにぎわいは建物内にとどまるものではなく、人の移動が活発化されることによって、市街地のにぎわいづくりにも波及効果をもたらしてくれるものと期待をしているところでございます。それに向けた中心市街地のにぎわいづくりですが、平成27年10月より商業起業化支援・活性化事業の運用により昨年度までの6年間で42件の交付実績があり、うち8件の新規出店、34件の店舗改修などが行われ、市街地に限定をいたしますと6件の新規出店、29件の店舗改修などが行われ、衰退だけではなく新規出店への後押しの成果も現れているところであります。本年度は事業3年間を限りとした本事業の最終年度となりますが、来年度以降の制度継続要請を商工会より頂戴しておりまして、新年度に向けてより活用しやすい制度となるよう、商工会と制度の見直しや拡充の協議を重ねているところであります。新庁舎のにぎわい空間がもたらす新たなる人の流れを好機と捉え、中心市街地の活性化を後押しできる事業となるよう、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 6番 工藤孝一
はい、6番。今御説明ありました店舗の改修を含めて様々な形で本町の独自の施策として進めているというお答えであります。中心市街地のやはり目立つのはシャッター街だということと併せて、もともと店舗を構えていらした方が旧店舗の裏に住み続けているという状況が現実だと思います。そのことに対して、今後どのようにしていくかという問題があろうかと思います。その住み続けている元商店の方に、やはり今後の中心市街地の在り方についても含めて聞き取り調査をしてはどうかというふうに考えます。今後そこに住み続けたいのか、あるいは旧店舗を貸してもいいのか、あるいは売りたいのか、あるいは公営住宅に移り住みたいのかなど様々な思いも抱える方もいらっしゃると思います。こういった聞き取り調査を、できれば役場職員の方あるいは新しく来られた協力隊の職員の方も含めて、直接そういう訪問をしてお互いにこの役場職員の方と元商店の方との顔見知りになるという双方向の関係を作ることも大切だというふうに考えます。そういった聞き取り対面調査を基に、今後そういったシャッター通りというふうに捉えられるそのことに対する話合いや議論をしていく場所を、協議会などそういう話合いする場所を設定することを目的に取り組むことが必要だと思います。その点で答弁を頂きたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 久保弘志
お答えしたいと思います。空き店舗でありますが、ここは慎重にいかないといけないのは人の財産でございます。私も、先般1店の空き店舗を見させていただきました。すぐ扉の隣には居間があるわけですよね。そこに実際に住まれているわけです。ですので、当然議員がおっしゃったとおり、将来的にそこに住み続けられるのか、もしかしたら公営住宅でもいいのか、住宅を建てるのか、そこの意向確認についてはしていかなきゃいけないかなと思っておりますが、私以前もお答えしたことがあるやに記憶をしておりますが、今現在防災拠点型複合庁舎、にぎわいの拠点として整備をさせていただいております。その次の段階としては、国土強靭化、防災対応として無電柱化を進めるというようなことで事業計画的には国の事業に乗っているということでございます。加えまして、今ロードヒーティングが不具合が起きているということからロードヒーティングをやり直すということですね。そこをどこまでやるんだろうということでございます。ある程度ここまで市街地域は衰退をしているというのは現状でありますので、一定程度コンパクトに街を元気にしていかなきゃいけないかなという考え方を持っております。そこをどこまでにするんだろうということですね。そこの考え方は、やはり無電柱化なりロードヒーティングをやり直すときがタイミングであるというふうに認識をしております。そこが、まだいつになるんだというちょっとまだ年数が決まっていないものですからこれからの話になるんですが、やはりそこを見据えた中で議員今御提案のとおり、そこの空き店舗の皆様方とそこに住まれている方たちと、町の職員がというお話もありましたが、そこはやはり商工会のお力も頂きながら、町も一緒になってどう作り上げていく、この市街地域をもう一回元気にするにはどうしたらいいんだというような議論をやはりしていかなきゃいけないだろうと。もうその時期は来たんだろうというふうには認識をしております。ですので、その辺、無電柱化・ロードヒーティングの再整備の事業計画を見据えながら、来年度以降になると思いますが、やはり商工会さんと連携をしながらどのような市街地域、にぎわいの空間を生み出していくんだというようなことを議論を始めることをやっていきたいなというふうに考えているところでございます。冒頭申し上げましたが、やはり企業化支援、一定程度の支援をさせていただきますが、もう一押しできるような事業にしないとなかなか使っていただけないのかな。特に、新規出店についてはやはりもうちょっと後押しを大きくしないとなかなか踏み切れない状況あるんだろうというふうに思っておりますので、今制度設計を商工会さんと議論をさせていただいていますが、そのようなことで小清水に魅力を感じていただいて出店頂けるような環境づくりも併せてやらなきゃいけないというふうに考えておりますので、そこは並行しながら順を追って商工会さんの御協力を頂きながら進めていきたいと思いますので、御理解を頂きたいなというふうに考えてございます。
質問 6番 工藤孝一
役場の職員の方が出向いていくというのは、商工会にお任せするというのもそれは当然かとは思いますが、やはり新しく中心街が、役場庁舎が変わる。それと同時に、やはり職員の方の若い方も増えていく。そういう経過の中で、やはり町民のほうへ職員の方が出向くということは一つはメッセージとして私は大事なことじゃないのかなと考えます。最後に、町長がもう一押し商工業者あるいは移り住みたい人にそういった支援をということでありますが、新たなやっぱり思い切った取組が本当になければ動かないと思います。その点で、もう一押し本当に動くような取組を期待して私の質問を終わります。