みんなの議会

小清水町議会 令和4年第3回定例会 2022年6月21日

(1)子供への発達支援について/(2)行政のデジタル化について/(3)営農資材の高騰対策について

2022年6月21日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「子供への発達支援について」「行政のデジタル化について」「営農資材の高騰対策について」について質問し、町長 久保弘志が答弁しました。

質問者
工藤孝一 議員
答弁者
町長 久保弘志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 6番 工藤孝一

はい、6番。それでは、さきに通告してあります3点について一般質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。1番目に、子供への発達支援についてであります。少子化の中においても、自閉症、情緒・知的障害を持つ子供が増加しております。十勝管内の複数の町では、役場内に発達心理相談員を配置し、これまで乳幼児健診を担い、その後の発達を見守ってきた保健師と連携して、必要なタイミングで支援と相談ができる体制が整備されております。斜里郡3町の発達支援を担っている斜里地域子ども通園センターにおいても、より専門的学識を持った職員を配置する必要があると思いますが、御所見をお伺いいたします。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。子供の発達支援については、妊娠期の健康管理から乳幼児健診などの母子保健、子育て支援、総合相談を通じ、保健師、社会福祉士、保育士が早期から対応を図り、子供の発育や養育する家族への支援を行い、また、教育委員会、学校とも連携を図り、乳幼児期から学童期における切れ目のない継続支援に努めているところであります。ただいま、議員からの質問にありました十勝地方においては、各自治体にそれぞれ心理判定や発達支援に関する研修を受講された発達心理相談員が配置されておりますが、十勝地方の発達支援センターも斜里地域子ども通園センターも、それぞれ役割や目的、目指している方向は共通しており、斜里地域子ども通園センターにおいても、在籍する保育士等の専門職員の連携によりまして、個別またはグループでの活動を通し、児童の発達を支援する対応は図られております。また、児童相談所や美幌療育センターなどとも連携を図り、臨床心理士や言語聴覚士などとも相談を行える体制が取られておりまして、現状として、斜里町にも確認をしておりますが、斜里地域子ども通園センターでは、適切なタイミングで必要な支援が提供されているということであり、現時点において、発達心理相談員を配置する予定はないということでございます。しかしながら、子供の成長過程における幼少期からの発達支援は、増加の傾向にありますので、今後も必要とされる支援を継続していけるよう、本町においては募集を続けております社会福祉士などの国家資格を有する専門職員の確保を図るとともに、3町で意識を共有しながら、必要とされる人材確保に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 6番 工藤孝一

6番。十分地元の斜里町さんとも連携して、対応は社会福祉士さん、そして保健師さんの十分な体制で、定期健診あるいは訪問相談健診等々をやられているということでありますが、確かに本町の庁舎内の保健師体制は、他に類を見ない体制でやってこられているというのは、そういう点では私も全く同感であります。しかしながら、十勝では0歳から二十歳までの成長段階において、地域の家庭にも出向いて、タイムリーに支援、相談にも乗っている。そういう大きな地域の子供の成長時期に応じた体制を、保健師さんと連携して言語聴覚士の方あるいは臨床心理士、公認心理士さんを置いてやっているということなんです。そのことは斜里通園センターで長くセンター長をやっておられた方が、以前にも、ぜひ通園センターにも言語聴覚士か心理士の方を入れたいということで、1度募集をかけたりした時期がございました。そういった意味では、センター長をやられた方は、この斜里郡3町にも専門職、現在は通園センターは看護師資格の方、そして保育士の方、資格の上で言えば看護師と保育士だけの体制でやっております。子供の早い段階からの親御さん等の相談に、専門家も入ってやる必要があるというふうに、当時センター長をやられた方も、今でもそう思っていると。現在は斜里町のスクールソーシャルワーカーですか、そちらの専門員として小学校、中学校に出向いてやっていらっしゃいますが、そういった就学前の子供と親の相談に専門員をぜひ置いてほしいということは先日もおっしゃっていました。併せてもう一点ですが、実際に美幌療育園から通園センターへ月1回支援に来ている、言語聴覚士の方が来ているところに調査に1度伺いました。1人で来てくれと言われて、私1人でお聞きしましたが、非常に狭い部屋で、遊具を部屋の半分に押しつけて、残った半分で子供と遊ぶというか、そういうことを、小さい部屋で走り回っていました。そういう意味では、非常に狭い、暗いと、そういうイメージを受けましたし、そこで働かれている保育士や看護師の方の分の相談室とかそういう部屋も十分確保されていないんです。だから、そういう意味では、そういう体制の問題と併せて、この施設がもうかなり、50年たしか経過しているというふうに感じているんですが、ぜひ3町で協議されて、新しい、もう少しゆとりあるそういうセンターに改築なり新築を検討されるべきではないかというふうに考えます。再度の質問いたします。

答弁 町長 久保弘志

いろいろな御質問があったかなと思いますが、やはり子供の発達支援に対する支援については、様々な角度からの知見等も必要だということでございまして、いろいろな資格をお持ちの方がいるにこしたことがないというのはそのとおりだというふうに思っております。ただ、現状としては、斜里町ともいろいろ協議をしていた中で、あと本町の対応についても、今のところはできているんだろうというふうには考えてございます。ただ、先ほども後段で申し上げましたが、いろんな発達支援については増加の傾向もありますし、今後、様々なニーズ等も出てくると思います。ぜひそのような方がおられるんであれば、まず相談をしていただきたいというふうに考えてございます。その中で対応させていただいて、対応困難な場合については、斜里町、清里町を含めて、いろんな形で、人材も含めていろいろ協議をしていきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと思います。あと通園センターの施設的な部分でありますけれども、築何年かという部分は今私のほうでは存じ上げませんが、確かに老朽化をしていて狭いということもあるんだろうと思います。ここについては、斜里郡3町でそれぞれ設置をして運営をしているわけですので、今後、継続的な協議をしながら、子供のためにはしっかり施設的なものも整備しなければいけないという認識は持っておりますので、3町で継続的に意見交換をしながら、子供の発達支援に努めていきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 6番 工藤孝一

6番。必要があればぜひ本庁の窓口で、社会福祉士の方、保健師の方に相談をということで、ぜひそうあるべきだと思っております。今後とも斜里町、清里町さんとも施設のことも含めて、ぜひ継続して協議をよろしくお願いしたいと思います。それでは、2点目の質問に移りたいと思います。行政のデジタル化についてであります。インフラからサービスに至るまで、あらゆる物事がデータを基本とするデジタル技術によって運営される社会「Society5.0」の下、自治体DX、デジタル・トランスフォーメーションが進められておりますが、本町のデジタル化の進捗状況について伺います。

答弁 町長 久保弘志

御質問にお答えいたします。自治体デジタル・トランスフォーメーションの推進に当たりましては、令和2年、政府におきまして「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が決定され、自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことを目指すものと認識しております。この基本方針に基づくデジタル・ガバメント実行計画及び自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画においては、自治体が重点的に取り組むべき事項として、1点目に、自治体の情報システムの標準化・共通化、2点目には、マイナンバーカードの普及促進、3点目には、行政手続のオンライン化などが具体化されたところでありまして、まず1点目の自治体の情報システムの標準化・共通化に向けては、情報システム等の共同利用、手続の簡素化・迅速化、行政の効率化等を目的に、住民記録、地方税、福祉など20の業務を国(デジタル庁)が作成した標準仕様に準拠するシステムとして、全国規模のクラウド基盤、いわゆるガバメントクラウドに構築し、各自治体が利用することとなりますことから、現在、国の目標年度である令和7年度末までに順次導入が図られるよう、準備を進めております。次に、2点目のマイナンバーカードの普及推進ですが、平成27年度から行政手続の利便性向上や行政運営の効率化等を図るため導入され、国は全国民の取得を目指しているところであり、本町においても、広報等での周知にとどまらず、新型コロナウイルスワクチン接種会場にて臨時の申請手続等を行うなど、その普及推進に努めております。本町では、本年5月末現在、1,693枚を交付しており、交付率36.2%で、道内の中間に位置し、このほか申請が完了しており今後交付される枚数は233枚となっております。今後、健康保険証等の代わりとして利活用が一層進みますので、マイナンバーカードの利便性向上に関する啓発について、引き続き町広報、ホームページ等を活用し、適宜情報発信するほか、事業所等の協力をいただきながら、取得率向上に努めてまいります。次に、3点目の行政手続のオンライン化についてでございますが、デジタル化による利便性の向上を国民が早期に享受できるよう、令和4年度末を目指して、原則、全自治体でマイナポータルからマイナンバーカードを用いてオンライン手続が可能となるよう、積極的な取組が求められており、後ほど関連予算について御提案させていただきますが、国が示す子育て・介護関係の26手続については、年度内にオンラインによる手続が可能となるよう、取り組むこととしてございます。これ以外では、現在、税関係のコンビニ払いの導入をはじめ、防災拠点型複合庁舎移転に向けて賑わいの空間も含めたキャッシュレス化の検討なども進めておりますが、事務の運用方法について大きな見直しが必要となるなどの課題も見込まれますことから、その整理を進めているところでございます。いずれにいたしましても、デジタル技術等を活用し、地域の暮らしの利便性を向上させるとともに、業務の効率化によって職員の事務軽減を図ることで、さらなる行政サービスの向上につなげ、「住み続けられるまち・住みたいまち」の実現に向けて、国の動向や先進自治体の事例も参考にしながら取り組んでまいりますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

質問 6番 工藤孝一

6番。システムの標準化として20の項目を上げられました。そしてまた、行政手続のオンライン化を進めていくという御答弁だと思います。これを進める上で、本町役場としての行政課題、課題といいますか、デジタル・トランスフォーメーションを進める上に、そのことが適用しやすい業務と適用しにくい環境といいますか、業務があるんではないかという意味で、そういう意味で行政としての課題をまず1点目お聞きしたいです。それと2点目に、町民が窓口等で利用する上での町民の側からの課題はないんでしょうか。それと3つ目に、システムの標準化に伴って、本町独自の仕様変更、カスタマイズは可能なのかどうかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 久保弘志

お答えしたいと思います。まず、町が進める上の課題でありますが、先ほどキャッシュ決済等々も申し上げましたが、やはり事務作業的なもの、いわゆる財務規則の改正であるとか、結構広い範囲にわたるもんですから、そういう部分の整理がかなり必要であるというふうに認識をしておりますし、あと、全体的にどう運営をしていくかという部分が、なかなか調整が難しい部分もありますし、そういったことから言うと、やはり専門的な技術なり知見を持った方に御協力をいただかないとなかなか進まないんだろうというふうに思っております。私としては、これ国策でやっているわけですから、国がやり北海道が示しという形で、北海道がある程度関与してくるんだろうという認識を持っていましたが、実は、国の方向性にのっとって、町が進めなさいということですから、北海道としてはなかなか示していただけないということでございますので、今、全体的な整備を鋭意努力をしているところでございますが、そこら辺の調整については専門的なものが必要でありますので、そういう人材の登用も含めて、そこについては今検討しているところでございます。それは、常勤の職員を採用するとかということではなくて、そういう関連企業さんにお願いをしながら、ちょっと小清水の分も見ていただくというようなことで、今それぞれ検討しているところでございます。いずれにしましても、期限的なものは国から示されておりますので、それに向けて町としてもしっかり取り組んでいきたいというふうに考えてございます。2点目の町民のほうの課題等々でございますが、やはりデジタルで進めるのは住みたいまち、特に若者の関係については、デジタル化についてはかなり敏感でありますので、そこが遅れている町についてはなかなか魅力を感じられないんだろうということで、そこは本町も遅れをとらず進めたいと思いますが、今一定程度その過渡期にあるんだろうというふうに思っています。デジタルでもいいんですが、それになかなかついてこられない年齢層の方も実際にはおられると思いますので、そこの部分の対応についてもしっかりとしなきゃいけないという認識を持ってございます。ですので、一定程度の過渡期ではありますけれども、誰一人取り残さないといいますか、そういう形で、全体的にそのサービスが享受できるような取組について、しっかり検討しなければいけないのかなという認識で今進めているところでございます。3点目でありますが、各町独自のカスタマイズ、できるのかということでございますが、それについては一切できないということでお答えをしております。以上でございます。

質問 6番 工藤孝一

6番。今、専門的に知見を、知識を持った方をというお話でした。民間会社の方を就任、役場臨時職員としてお願いするというんじゃなくて、身分は多分会社のままで出向してもらうということかと理解いたしますが、いずれにしても、今後デジタルを進める上では、去年から、私たち町民にとっては急ピッチで一気に変わるというイメージ、中身がよくわからないまま進んでいるという感じが受け取れるんですが、特に本町独自の政策でやっている高齢者のタクシーサービス事業とか、ほかの入湯券とかの高齢者用に配付している事業とか、本町独自の様式を、システム化によって、小清水がやっているタクシー券のそういうサービス事業もシステムの中には入らないからカスタマイズしなくても別に不都合がないのかどうか、その点が1つあるんですが、カスタマイズできないということですので、標準化の20の項目には、そういった本町独自のサービスはその中には入っていないということでしょう。だと思うんですが、その点も1つ確認したいんですが。そして、この全体的な、デジタル化の進める上で大事なのは、地域、地方自治の在り方や住民と役場の関係性を、今までの直接対話からもっと簡単に、先ほどもありました、コンビニでも手軽に行政書類を出せる。これをわざわざ役場に行かなくても都合のいい時間で便利に行政書類は出せるということです。だから、住民と役場の関係性も少しずつ変わってくるといったことと、個人情報の位置づけがどう変わっていくのかということもあります。導入を進める場合、そういった範囲や条件も含めて、地域の自治会なり、どういった集まりでもいいと思うんですが、今までの生活様式から少しずつ変わりますよということで、地域の方々との合意できるそういう話し合いなり、一人一人がどう考えるか、若い人からなかなかそういうことについていけない高齢者まで含めて、お話合いを、話合いができるような、そういう場所をぜひつくってほしいというふうに強く思います。そういったことで、先ほど最初に言いました本町独自の施策については標準化の項目に入るのかということも含めて、再度伺います。よろしくお願いします。

答弁 町長 久保弘志

何点かあったかと思いますが、漏れていたら後ほど教えていただきたいと思いますが、まず、独自のサービスは、タクシー券等々のお話がありましたが、あと本町の商工会さん、ふれあい団体がやっているふれあいスタンプ券がどうなんだとか、そういうことにも関係すると思いますが、あくまでも国が進める自治体DXの部分とは、町がやろうとした個別のものと全く別のものなので、町が例えばタクシーの助成だとかそういうものをどうするかというはこれからの話でありまして、全く別のものに考えていただきたいと思います。その中には含まれるものでもありませんで、当然、国がやるからには個人情報もしっかりした中でやりますので、本町が独自にやるという部分は、どこまでやるというのはまだ実際決めておりません。まず、国の動きについていくのが精いっぱいであります。これはどこの市町も同じだと思いますけれども。それを進めていく中で、本町の独自のものがどのように連携をしていけるのかという部分はこれから、先ほど申し上げた専門的な方の知見をいただきながら、全体としてどうしていくという部分では、住民の方の御意見等もいただきながら構築していきたいというふうに考えてございます。まずは、国のデジタル化の方針に沿って、まずそれを先にやるということで、それで町独自のものが何か入れれるかと言えば、それは決して入れられませんので、そこは御理解をいただきたいと思います。あと、いろんなことがデジタル化になって、行政と住民との関わりが変わってくるだろうと、そのとおりだと思います。逆に、行政に来なくても手続はできるわけです。ですので、私が心配しているのは、離れてしまうということです。私はやっぱり住民コミュニティーの再生という中で、行政と町民については、もっと近い存在でいたいということから、防災拠点型複合庁舎についても、賑わいの空間をつくらさせていただいて、そこを、関係性を維持していく、再生をしていくという考えを持っていますので、今度、いろいろ国が今示しているメニューについては、役場に来なくてもできるわけです。コンビニに行けばできるわけです。ということからいうと、ちょっと表現が適当かどうか分かりませんが、ちょっと疎遠になってしまうのではないかなという心配はありますので、そこはそこでデジタル化は進めなければいけませんが、違う観点から町民と行政については近い存在でいたいという思いを持っていますので、そこについては様々なことを考えながら取り組んでいければいいかなというふうには思っています。あと、まだその方向性として、全体的なものはこれ国策でありますので、これはもう町が、どうだろうと思ってもやらなきゃいけませんので、これは進めなきゃいけないと思っていますが、特に町独自の取組については、先ほども申し上げましたが、町民の皆様の意見もいただきながら、どこまでできるんだろうと。ただ、大都市圏を見ても、手続についてはやっぱりスマホで全て終える時代にはなってきていますので、そこに乗り遅れるわけにはいきませんので、そこは一定程度全体的な調整を図りながら進めていきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。

質問 6番 工藤孝一

6番。今、町長も、国策として全体的に進んでいるということで、それについていくのがやっとだと、確かにおっしゃられたと思うんですが、先ほど私も町長もおっしゃられました、住民の意見を聞きながら進めていきたいということで、その点を最後に強く指摘、要望いたしまして、次の質問へ移らせていただきます。3点目に、営農資材の高騰対策についてであります。ロシアによるウクライナ侵略は、国連が、第二次大戦以来最悪の食料危機と警告しています。農業資材の大半を輸入に依存する我が国の農業は、資材高騰の影響を強く受け、安定した農産物生産の危機に直面しており、農業者への緊急支援が必要と考えますが、御所見を伺います。よろしくお願いします。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。本年5月31日に、JA全農が公表した本年秋に施肥する肥料の価格が、輸入尿素が94%上昇するなど、肥料全般において史上最高値となっており、多くの農業者の皆様が今後の営農に不安を抱えていらっしゃると思っております。これは、世界有数の肥料輸入国である中国の輸出規制やベラルーシへの経済制裁により物資が入ってこない状況であったところに、ロシアによるウクライナ侵攻が加わり、原油価格の高騰や迂回ルートによる輸送コストの増加、穀物市場への過剰な投資が増加したことにより誘発されたものと報道されております。このように、肥料輸出国の動向やロシアによるウクライナ侵攻の影響は、農業資材に限らず、エネルギー、輸入食料など、多岐にわたっております。御質問にあります農業資材の高騰が及ぼす影響は、本町に限定された問題ではなく、国全体の問題として、本来、国策として対応すべき事案であると認識をしておりますので、今後、町村会等を通じ、国に対策を訴えていきたいと考えております。なお、これら物価高騰の影響は、農業者に限らず、全ての町民の皆様に及んでいることから、この後、補正予算案で御提案する燃料高騰対策として交付されます臨時交付金事業によって全町民の皆様を対象に商品券の交付事業を計画しておりますので、農業者の皆様も含め、御活用いただきたいと考えてございます。

質問 6番 工藤孝一

6番。この輸入を前提とする町長もおっしゃられましたエネルギーの問題、食料の問題ということになろうかと思います。農業資材の面では、今説明がありましたが、78.5%の本年、令和4年6月1日からの値上げはそういう数字となっています。本町の農地平均耕作面積は、現在、33ヘクタールであります。10アール当たり肥料代は平均でおおよそトータルで1万5千円から2万円の、10アール当たり肥料代がかかっています。肥料価格は、前年比、ホクレンと国からの対策費を引いて78.5%の値上げとなります。そして、今回10アール当たり78.5%分は、イコール1万4千円前後の来季、令和4年度の肥料価格の上昇分としてこの数字であります。それに33ヘクタールを掛けますと、単純に掛けますと450万円、肥料代の増加となるわけです。併せて、酪農家の乳代の下落の問題があります。これは一昨年来のコロナ禍の需要低迷等によることが主な原因ではあります。そして、併せて、北海道は、プール乳価ということで、飲用乳と加工乳のプールであります。そういう意味で、飲用乳は消費が減ってきているということで、乳価への下落となる。そして、餌代の上昇で大変な、現在苦境に立たされております。そういった意味では、今後、本町の農家で最も危惧されるのは、親元就農を予定している現在農家が、そのことを断念すること、そのことが今後考えるべき重要な課題となると思います。こういった数字で、個人の努力でこれを乗り越えるにはあまりにも金額が大き過ぎます。町長もおっしゃいましたが、活性化期成会、オールオホーツクで団結して、この危機を乗り越えることを、再度強く要望して、答弁を求めます。

答弁 町長 久保弘志

昨年もそうでありましたが、干ばつ傾向で酪農家さんは非常に御苦労されている。経営的にも、やはりコロナ禍の影響もあって、国はこれは国策としてクラスター事業をやって、酪農振興をやってきたわけですから、それが一転して、余ってきたということであります。大変厳しい状況にあるということは認識をしております。その中で、やはり牛乳を消費していくという活動は、全国的な展開として、これはやらなきゃいけないというふうに考えてございます。肥料高騰等と営農資材の高騰についてはすごい影響は大きいと思っております。本町の基幹産業はあくまでも農業でありますので、そこの影響は多大であるというふうに思っております。ただ、農業だけではなくて、後ほど出てくるのかと思いますが、商工業、全ての業種だと思っています。そんな中で、町としてどこまでできるんだろうという部分はなかなか、先ほど33ヘクタールの農業者さんで影響は450万円、これ全部補填するなんてことは決して町にはできない話でございますので、ですので、当然これは国策の中で、農政の中でやるべきことだということを認識しているところでございます。この関係については、やはり農業者であればJAさん、商工業者であれば商工会さんという形になろうと思いますが、町ができる支援については、町が全くしないということではなく、そこはそれぞれの関係機関と協議をしながら、影響は甚大でありますので、協議はしていきたいと思いますけれども、それにも限界があるというふうに感じているところでございますので、先ほど議員からもありましたけれども、ここはやはり町村会のほうを通じながら、期成会を通じながら、しっかりその状況を国に訴えていくというのが一番であるというふうに思っていますので、そこについてはしっかり取り組んでいくよう努力していきたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:小清水町議会 令和4年第3回定例会 2022年6月21日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる