みんなの議会

当別町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月18日

(1)暮らしも、看取りも、地域で支える仕組みづくりを/(2)町内会等のデジタル化について

2025年9月18日、当別町議会の一般質問で、五十嵐信子議員が「暮らしも、看取りも、地域で支える仕組みづくりを」「町内会等のデジタル化について」について質問し、町長 後藤正洋、福祉部長 森淳一が答弁しました。

質問者
五十嵐信子 議員
答弁者
町長 後藤正洋、福祉部長 森淳一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 五十嵐信子

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして2項目質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。1つ目の項目、暮らしもみとりも地域で支える仕組みにつきましてお伺いいたします。これまでもこの町で最期まで安心して暮らせ、支え合う地域づくりについて質問を重ねてまいりました。皆さんもご承知のとおり、地域包括ケアシステムとは具体的には医療、介護、予防、住まい、生活支援などのサービスを連携させ、必要なときに必要な支援を迅速に受けられる体制を整えるということであります。現在医療介護連携の取組としてリアルタイムに情報共有ができるICTツール、バイタルリンクを活用した支援体制により、従来よりもきめ細やかな在宅支援が可能となっているとのことでしたので、これからも本人へのサービス向上、家族や関係者への負担軽減へとつながるよう期待しております。高齢化が急速に進む中で住み慣れた町で最期を迎えたいと願っている住民の思いに応えていくことはとても大切なことと考えます。住民が福祉の町と胸を張って住み続けられるようぜひ町民目線でよろしくお願いいたします。現在当別町においては、共生型有償ボランティアとして多様な生活支援活動が進められており、住民同士が支え合い、安心して暮らすために大変重要な役割を果たされております。今年度も共生型ボランティア養成講座が開催予定であると思いますが、講座に興味があり、受講された方、またこれから受講を考えている方より、これまでもみとり支援にも関わっていけたらとのお声が寄せられております。みとり支援に関しては、3月定例会においても質問させていただきましたが、国の地域包括ケアシステムにおいては在宅でのみとりも大きな要素の一つとされております。町においても施設や在宅においてみとりまで心を尽くして送らせてもらったとご家族より心温まるお話も聞かせていただきました。関わられた皆さんには感謝の思いでいっぱいになりました。このような事例もあることも中にはご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、最期まで安心して暮らせる町をつくるために、みとり支援の仕組みを明確にして、町民に分かりやすい当別町版地域包括ケアシステムへと構築していく必要があるのではないかと考えます。そこで、1つ目の質問ですが、専門職のみに限らず医療や介護の専門職と地域のボランティアが連携し、みとりを支える仕組みをつくるお考えがあるか、研究の進捗状況をお伺いいたします。2つ目の質問ですが、今後共生型ボランティア養成講座を通してみとりサポーターの育成を進めるお考えはあるかお伺いいたします。次に、2つ目の項目、町内会等のデジタル化についてです。現在高齢化や定年を迎えられても働く方が増えていることもあり、町内会等の地域住民の支え合いによる組織役員の成り手不足や地域コミュニティーを維持することに関係者の皆さんにおいては大変ご苦労されているのではないかと思われます。それぞれ特色もあるかと思いますが、役員体制も同じ方が何年も役を担うケースや交代で何十年先までの予定が組まれているケースもあり、名前だけの役となる場合もあるそうです。いずれにしても、役が回ってきますと町内会費の集金から始まり、広報紙の配布、草刈り、ごみ箱の設置、修繕、ステーションの管理や雪かき、コミュニティーづくりなど多くの作業を担っておられます。ステーションの雪かきは、順番制で行うところや業者に依頼する町内会もあるようで、いずれにしても負担は軽くはないと思われます。町内会等は、地域の安心、安全を支える大切な存在です。これから持続可能な町内会の形をつくるためには、町内会に入りたいと思ってもらえる魅力づくりと同時に、役員や会員の負担を減らす工夫を行政と住民が一緒になって考えていく必要があるのではないかと考えます。1つ目の質問ですが、町内会等の地域コミュニティーの弱体化についてどのような認識を持たれているのか、また地域のコミュニティーを維持し続けるための支援の必要性についてのお考えをお伺いいたします。2つ目の質問ですが、町から依頼を受けている広報紙の配布や回覧板については、現在広報紙はホームページや町のライン登録により読むことができます。ある町内会においては、一部の回覧板も独自でラインによる発信も行っており、とても便利とのことです。回覧板に関してもデジタル化によって効率化できる部分もあるのではないでしょうか。例えばスマートフォンでの閲覧を希望する方、紙の回覧を望む方も一定程度いらっしゃると思います。デジタルとアナログの両方をうまく組み合わせ、持ち回りの回覧板を電子回覧板に移行していくお考えはあるかお伺いいたします。次に、3つ目の質問です。先ほどもお話ししましたが、町内会は地域の安心と安全を守る重要な役割を担っております。町内会が負担ばかりではなく参加すると楽しい、安心できると思える存在になることでやりがいも芽生え、支え合いが強くなると感じます。町は、地域コミュニティーの再構築に向けて具体的にどのような取組を進めていこうと考えられているのかお伺いいたします。これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 後藤正洋

ただいまの五十嵐議員の一般質問にお答えをさせていただきます。初めに、みとりを支える仕組み及びみとりサポーターの育成に関するご質問でありますが、令和7年第1回定例会で五十嵐議員から質問をいただき、情報収集を行うとともに所管部署において検討を進めてまいりましたが、みとりボランティアにつきましてはみとりという活動の性質上ボランティアに求められる知識や技術に加え、精神的な負担が非常に大きいこと、みとられる本人や家族にとって非常にデリケートな問題であり、死に対する倫理観や道徳観が多様であること、ボランティア人材の継続的な確保など多くの課題がありますので、町が主体的にみとりを支える仕組みの構築やみとりサポーターの養成は困難と考えております。町といたしましては、在宅医療の体制強化やみとり、終活など終末期ケアの重要性を町民の皆様に理解を深めてもらうことが必要だと認識しており、広報7月号では終活に関する特集記事の掲載を行い、啓発に努めているところであります。次に、地域コミュニティーの弱体化の認識等についてのご質問でありますが、本町は43の町内会組織それぞれが役員の高齢化や担い手不足の課題を抱えつつ、地域の実情に即した工夫と努力を重ねながら主体的に活動していると認識しております。地域コミュニティーを維持するための支援の必要性につきまして、町内会は住民一人一人の生活や地域の基盤を守る重要な組織であり、これからも町内会の自主的な活動に寄り添いながら支えていきたいと考えております。次に、デジタル技術を活用した電子回覧板等についてのご質問でありますが、これまでの取組として、町内会への負担軽減を図るため5年前から行政が依頼する回覧は原則廃止し、広報紙への掲載または全戸配布やSNS発信に置き換えております。また、回覧板に限らず町内会における情報伝達の迅速化や役員の負担軽減を図る上で、町内会の情報伝達のデジタル化は有効な手段と認識しております。一方で町民の中にはデジタル機器の利用が難しい方も多く、全ての町民が確実に情報を受け取れる仕組みを確保することが重要であると認識しております。このため、町内会の自主性を尊重しつつ、希望する町内会に対しましては民間サービスの活用など必要な助言などのサポートをしてまいります。また、デジタルに不慣れな町内会役員へのサポートとして、地域の高校生や大学生に協力いただく手法についても町内会や学生と対話を進めながら検討してまいります。次に、地域コミュニティーの再構築について具体的にどのような取組を進めていくのかとのご質問でありますが、町といたしましては再構築というよりも各町内会が地域の実情や特性を生かしながら活動を継続、発展させていくことが望ましいと考えております。先日の会派公明、佐々木議員の代表質問でも答弁したとおり、若者や町内会等と意見交換を行いながら、町としてどのような支援や取組が必要か探求してまいります。以上、五十嵐議員への一般質問に対する答弁といたします。

再質問 8番 五十嵐信子

ご答弁ありがとうございます。再質問なのですけれども、まずみとりのほうの1つ目の質問といいますか、2つ目も重なってくることかと思いますけれども、この仕組みをつくるのが養成をしていくのも困難であるということでお話がありました。しかし、終末期ケアの充実といいますか、ちょっと答弁聞き違いがあったら申し訳ないのですけれども、終末期ケアの充実ということで町としてどのように何か具体的に、どういう体制で行われているのかということをもう一度ちょっと確認させていただきたいのですけれども、よろしくお願いします。

答弁 福祉部長 森淳一(福祉部長は2025年12月まで)

ただいまの五十嵐議員の再質問にお答えいたします。終末期ケアの充実をどのように進めていくかというお話でしたけれども、地域包括支援センターを中心に在宅介護あるいは在宅医療の充実ということで、国のほうでも在宅医療、在宅介護というのは推進しておりますけれども、現実問題、3月の議会でもお話ししたとおり、ご本人の意向はあってもなかなか家族ですとか、そういった背景的に取組が進んでいないという実態もございますので、まずは在宅介護、在宅医療というものを充実させていくという観点から、終末期ケアの充実というのを図っていきたいというふうな考えでございます。以上です。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。充実を図っていくということで、終末期ケアというのは本当に本人にとってもすごく重要なことだと考えております。そこで、さきに発行された6月号の広報において、北海道医療大学の竹生礼子教授の元気な今こそ考えたい人生のしまい方というお話が載っておりました。この記事を読まれた町民の方からも終末という部分では本当に考えさせられたと、今までタブーにしていたことでもあるし、積極的に考えて自分で行動してやってこられて、お墓のこととかいろいろと先のことまで考えて自分の人生をどうしまっていくかということを考えていらっしゃる方もいらっしゃって、この記事は本当によかったというお話をいただいております。この記事を読まれた方で自分の人生の最期、大事な締めくくりの準備を考えていかれたときに、自分の考えと、前の答弁でもありましたけれども、家族とその方が考え方が違っていくということもあるっておっしゃられていたと思うのですけれども、やはり本人が望めるような体制を、そういう体制が充実しているとお互いにとってよい結果が生まれていくのではないかと考えておりますけれども、その点に関して町長のみとりといいますか、そういう思いを、養成も含めて難しいということは承知はしております。中にはでも本当に関わりたいとおっしゃってくださる町民もいらっしゃる中で、どのように今後当別町として、生まれて最期までのこの町で暮らすって思っていけるようなまちづくりという部分ではどういうふうに町長の思いとして考えておられるのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 後藤正洋

五十嵐議員の再質問にお答えします。私がどう考えているかということでありますけれども、基本的には今の制度上からは病院よりも終末を家庭でということにシフトしてきているかなというふうに思います。しかしながら、核家族化が進んでいく中で、自宅でみとられたいという思いが必ずしもかなわないという状況もあるのかなというふうに思っていますし、その方それぞれの考え方というのもあるのかなと思います。そういった思いを一様に行政が受け止めてできる体制を構築するためには、相当な人的なパワーと、そしてその資質というものが求められるのではないかなというふうに思っております。そういった点では、現時点で町がそのことに対して直接関わるということはなかなか難しいのではないかというふうに考えております。ただ、行政ができないからといって全くそれができないかというとそうではなくて、いろいろと民間の力でできる、あるいは国としてそういったことにより一層支援をしていくですとか、その価値観が出てくると取組も変わってくるのかなというふうには思っております。先ほどの答弁に戻りますけれども、現時点におきましては多様化する価値観、特に最終のみとりという点ではみとられる方もみとる方もいろいろな思いがあると思いますので、その全てをかなえるということ自体がなかなか難しいのではないかなというふうには思います。ただ、難しいからといって行政が全く手を引くということではなくて、これまでもありましたけれども、終活に向けていろいろと準備をしたり、そのご本人が精神的な面も含めて準備をされるという点では有効なのかなと思いますので、そういった支援を行政が行うということは可能かなというふうには思っております。以上です。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。行政でそういう仕組みをつくるという難しさというのは、本当に何度も議論させていただいて、難しいのかなというか、様々な思いもありますけれども、難しいからといってできないとかというわけではないと先ほどおっしゃられていましたので、やはり一人一人の希望、思いを直接関わられている方のお声とかもお聞きしながら、何ができるかということを本当に考えていってもらえる、寄り添ってもらえるようにしていっていただけたらなと思います。これは要望させていただきます。次に、町内会のコミュニティーについて、電子回覧板の件について、2つ目の再質問なのですけれども、民間サービスのサポートも含めていろいろ助言していただけるというお話もありました。地域と学生等も中に入っていろいろ検討されていくという方向性も教えていただきましたので、やっぱり皆さんと一緒になってよりよいサービスが行えるように、地域コーディネーターも含めていろんなお話をしていって実現していっていただけるとありがたいなと思いまして、質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。

出典:当別町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月18日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる