清里町議会 令和4年第3回定例会 2022年6月17日
暮らしの安心を支える地域福祉の推進とあり方について
2022年6月17日、清里町議会の一般質問で、古谷一夫議員が「暮らしの安心を支える地域福祉の推進とあり方について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 古谷一夫 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 古谷一夫
それでは、さきに通告しております、暮しの安心を支える地域福祉の推進と在り方について、超高齢化と少子化が急速に進む中での清里町の実態、加えて新型コロナ禍で浮かび上がってきた新たな課題を踏まえ、地域福祉の推進体制と仕組み、高齢者の生活見守りと支援強化、児童福祉と子育て支援の3点について、地域福祉推進の視点からの取組、今後どのように進めていかれるのか、町長の所見をお伺いしたいと存じます。御存じのとおり、平成12年の社会福祉法の制定により、あらゆる福祉を地域福祉という考え方で展開していくことが、法律上位置づけられ、つまり社会福祉の共通的、基本的な展開と推進の中核が、地域福祉にあることが確認されております。従来、ともすれば、国や都道府県の福祉行政の下請的な意味合いで捉えがちでしたが、本法律の制定以降、様々な関連法令の改正が行われ、基礎自治体である市町村の果す役割の重要性が大きく増し、福祉サービスを必要とする地域住民が、地域社会を構成する一員として、日常生活を営むことができること、そして社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に参加できるようにすることを基本とした、地域福祉施策が求められていると理解しているところでございます。障がいの有無や年齢、性別等にかかわらず、福祉サービスを必要とする人が、身近な地域で、その人らしく、安心した生活を送ることができる地域社会の実現があってこそ、一人一人が尊厳を保持し、自立して地域社会で暮らしていくことが可能になるということを、地域福祉の基本に据えたと、私自身は理解をしているところでございます。このような地域社会の実現は、福祉サービスの提供だけで実現できるものではなく、様々な分野のサービスの適切な提供、インフォーマルな活動、日々の暮しの環境や制度の改善と整備、住民理解、支援の広がりなどが必要とされ、共生できる地域社会へのシフト、つまり住み慣れた地域で自分らしく暮らすための体制として、支援の包括化、地域連携、ネットワークづくりなどに、清里町もこれまで積極的に取組を進められ、社会福祉協議会をはじめ、福祉関係団体、自治会や地域ボランティアの方々、さらには福祉の現場で日夜働いておられる職員の皆さんも、相当な御努力をされてきていると、深く感謝を申し上げるところでございます。しかしながら、一方でこうした様々な取組や努力にもかかわらず、私たちの予想や想定をはるかに上回る超高齢化と少子化を伴う人口減少により、新たな課題が現出している。地域力や支え合う力の減退と帰属意識の低下など、地域社会の脆弱化、加えて、従来も言われていましたが、新型コロナ禍で一層進んだと思われる高齢者の皆様の孤立化や孤独化などの実態、共働き世帯や核家族化、独り親世帯の増加に伴う子育て支援など、高齢社会を障がい者福祉、子育て支援、生活困窮者等、様々な分野において、地域福祉の視点に立って、地域全体で支える力を再構築することが求められていることは、町長も認識を一にしていただけると考えるものでございます。そうした観点に立ち、以下の3点について、町長の所見をお伺いするものでございます。まず、1点目は地域福祉の推進体制と仕組みについてお伺いをいたします。現在、役場の行政組織として保健福祉課が保育所、子育て支援、保健指導、福祉相談業務等の現場を含む広範囲かつ緊急的な業務を、4グループ体制で担っている実情にありますが、保健師の慢性的な欠員状況や専門職の確保の難しさ、加えて新型コロナワクチン接種等の対応、子育て支援の新たな取組、高齢者介護サービスの調整を含め、職員の皆さんに過重的な業務環境が生じていないか、強く懸念をするものでございます。日常業務だけでも大変な状況の中、臨時的、さらには喫緊の業務が、町民誰の目からも明らかに増加しており、全庁的な庁舎全体としての協力体制の中で、職務が遂行されているとはいえ、現状の体制が与えられた職務をしっかりとこなしていくことができる人員配置や組織体制にあるのか、大変心配をしているものの一人でございます。地域福祉行政の重要性と喫緊の課題が急激に増している観点から、組織や業務体制の見直し、充実に向けた迅速な取組を行うことが必要と考えるところでございますが、町長の認識と推進体制の在り方についての所見を、まずお伺いするものでございます。また、過去の一般質問でも触れておりますが、指定管理と多くの福祉サービス事業の受け皿となっている社会福祉協議会の業務の拡大と肥大化、これは介護や福祉サービスの需要や制度の改正により、町内に他の民間の受け皿がない実態を背景に、町からの委託事業がほぼ全て受けざるを得ない状況から生じたものであり、今後も引き続き、社会福祉協議会が地域福祉の中核として、重要な役割を担っていただかなければならないと考えるものでございますが、法人化以降の時代の経過や業務の拡大、従事される職員数の人数を考えると、組織体制の見直し、強化などをどのように進めていくかということも、地域福祉の展開の上では、非常に重要となるものであり、今後併せて町の立場として、どのように考えていくのか、町長の所見をお伺いするものでございます。2点目は高齢者の生活見守りと支援強化についてお伺いをいたします。高齢者の皆様につきましては、3年目に入った新型コロナ禍の中で、孤独化や孤立化が大きく高まったと言われています。清里町においても、こうした懸念を払拭すべく、社会福祉協議会や自治会、民生・児童委員の皆さん、地域ボランティア等、多くの方々の連携の下、訪問や相談を含めた見守り、こういったことが行われると受け止めております。とりわけ、拡大する新型コロナ禍にあっても、また緊急事態宣言下においても、社協や老健、特養、役場等の福祉現場で働いている皆さんは、自らや家族への感染のリスクなどを背負いながらも、日々の職務に加え、在宅高齢者の訪問や夏場は水の配布、買物代行などの仕組みをいち早く立ち上げるなど、本当に懸命な現場での働きをされている状況につけ、重ねて感謝とともに敬意を表するものです。町では現在、新たな成年後見制度の対応や、令和4年度においては、ハイヤーの助成制度の大幅な拡充を行っていると承知するところでございますが、実態としては、なかなか高齢者の皆さんの生活不安が解消されていない、逆に増している実態にあると、私は捉えております。加えて、多くは触れられておりませんが、高齢者の皆さんの経済的な格差というものも、地域実態として存在し、年金、医療、介護などの面での将来への不安が増すとともに、日々の暮しの保持に対する不安も増している。そういった状況にあると考えるものでございます。高齢化福祉計画等々の計画策定において、様々なアンケート調査、意向調査が行われ、通院や買物の交通手段の確保、冬季の除雪、在宅介護における生活支援の充実、認知症への対応、地域見守りや交流機会の確保など、生活課題や要望の抽出が行われ、計画レベルにおいては、施策として反映をされていますが、実際の施策の実行、現場レベルでの、懸命な職員の皆さん取組がなされている、一方では、日々の安心を支える基本的な部分での政策対応が、十分な点に至っていない、または欠けている部分が残されている。そういった分を強く懸念するものでございます。特に、日々の暮しの安心に直結する高齢者の皆さんの生活見守りと、支援強化についての現状認識、さらには今後の取組強化の必要性について、町長の考えをお伺いするものでございます。最後に3点目として、児童福祉と子育て支援についてお伺いをいたします。今般、国においては、こども家庭庁を発足させ、子供政策の強化と縦割り行政を排除して、新たな取組を進めようとされておりますが、清里町においても、昨年10月に子育て世代総括支援センターが、保健福祉総合センター内に設置され、子育てに関するワンストップ支援拠点として、相談と支援を一体的に取り組む体制が動き出すとともに、認定こども園への整備に向けて、準備が進められていると認識するものでございます。毎年、出生する子供たちの数が30名、時には30名を割る、こういった状況で推移し、様々な支援対策を講じながらも、実態的には、少子化と人口減少に歯止めがかからない状況を踏まえ、児童福祉と子育て支援については、医療費、保育料、給食費の実態的な無料化などの経済的な支援に加え、保育と支援の質の向上へと、施策シフトしていくことが、当町においても、強く求められる状況にあると捉えているところでございます。清里町においても、平成24年に成立した、いわゆる子育て関連3法に基づき、現在、令和2年度から令和6年までの5か年を計画期間とする、第2期子ども・子育て支援事業計画をもって、施策事業の展開に当たっていると認識するものでございますが、施設整備や拠点整備にとどまらず、新たな制度においては、教育・保育施設を利用する子供の家庭だけではなく、全ての子育て家庭対象に、地域のニーズに応じた多様な子育て支援を充実させることが、必要とされていることは御存じのとおりと考えます。今年度、ファミリーサポート事業の子育てサポートの担い手確保対策として、報酬補助金の見直しが行われていますが、端的に申し上げれば、期待としてはあるでしょうが、認定こども園の開設によって、全ての子育て支援の課題が解決されるということではなく、まず、現行の児童福祉事業や保育所、子育て支援センター、学童保育、さらには、昨年10月から活動を開始している、子育て世代総括支援センター等の取組の強化、さらには、見直しと人的資源の投入等により御先(みさき)となっている障がい児保育やデイサービス事業などを含め、児童福祉と子育て支援事業の充実に、施設整備を待たずしても取り組む必要性があると考えるものでございますが、児童福祉と子育て支援に対する事業強化の必要性について、町長の所見をお伺いをするものでございます。以上、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
それでは、ただいま、古谷議員より頂きました一般質問、暮しの安心を支える地域福祉の推進と在り方について、お答えを申し上げたいと存じます。先ほどもありましたように、平成12年に、地域における社会福祉の推進を図るための社会福祉法が、制定がされたところであります。制定の趣旨については、議員もおっしゃられた内容であります。私もそのように認識をしている次第であります。この法律の制定によりまして、行政がサービスを決定していた、今までの措置というやり方から、利用者がサービスを選択する支援へと、利用者主体に移転がされたと思っております。行政と社会福祉法人だけの限られた、従来からの福祉ではなく、地域住民はもとより、社会福祉事業者や団体などが参画をしながら、地域の福祉課題の解決に取り組むことが求められてきたと思っております。さらに、平成30年の4月の改正におきましては、子供、それから高齢者、障がい者など、全ての人方が地域で暮しや生きがいをともにつくり、高め合うことができる地域共生社会の実現に向けて、地域住民の複雑化、多様化した支援ニーズに対する包括的な支援体制の整備が努力義務化されたところであります。その中で、属性を問わない相談支援、さらには参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に推進し、高齢者、障がい者、子供、ひきこもり、そして生活困窮などの分野で、分断されない支援を行うための重層的な支援体制の整備が必要とされているところと、理解をしております。それでは、御質問の1点目の地域福祉の推進体制と仕組みについての御質問に、お答えをしたいと思います。福祉行政の中心的な役割を担っております、行政面での担当所管については、保健福祉課であります。この保健福祉課においては、令和3年に妊娠期から子育て期及び障がい児の就労支援にわたるまでの多様なニーズに対し、切れ目のないきめ細やかな総合的な支援体制を提供するための子育て世代包括支援センターを設置をし、現在は4つのグループにより、多様な課題に取り組んでいるところであります。一方、地域福祉は国による新たな施策の展開によりまして、年々その複雑さを増しております。その内容もより専門的、多様化がさらに加速度的に進んでいるところでありますし、施策の実践の多くを、住民に最も近い身近な基礎的自治体、いわゆる市町村に委ねるようになってきているのも事実であります。そうしたことから、業務の過重は年々進んでおりますし、新型コロナ対策など予期せぬ業務への対応などもあります。これまでの体制では、対応しきれないような場面が出てきていることも、現実と捉えているところであります。また、今国会で、議員からもありました、こども家庭庁が成立をいたし、そして明年の4月にこども家庭庁が発足をするということからも、子ども・子育て政策がさらに一段と加速化していくことが予想されているところであります。加えまして、地域福祉においては、ひきこもりや生活困難な方の多様な要因が、複雑に絡み合っている場合が、非常に多いわけでありまして、これらに対しては、重層的な支援による課題の解決を図っていかなければならないものと、認識するところであります。こうした新たな施策の展開に対応していくためにも、業務や組織体制の再点検と見直しを進めていかなければなりません。そうした中にあっても、組織の形だけを変えてみても、中身であります、人員、要はマンパワーがしっかりと、整わなければ意味を解さないものになってしまいますので、これら組織体制や業務の見直しに併せながら、適切な人員と専門・資格職の配置について対応をしなければならぬと考える次第であります。つきましては、地域福祉に関わる各種施策を推進するために、不可欠でもあります保健師、保育士、社会福祉士などの資格職につきましては、現在、絶対数が不足をしておりますので、新規採用者の募集を行っているところでありますが、なかなか現実として応募を頂けないというのが実情でございます。せんだって、このために、保健師や福祉士については、これら資格職を養成する学校に職員を訪問させまして、内容的には就職の依頼と、さらに学生たちが卒業先のどういうところに就業を希望しているのか、またどのような支援策を必要しているのかなどについても、詳細について伺ってきたところでありますので、今後において、人材を呼ぶための施策にも、それらの内容をつなげていきたいと、考えているところであります。次に、御質問の社会福祉協議会の業務や体制の件であります。社会福祉協議会は地域福祉の推進を図る主体的な組織でありますので、今後とも中心的な役割を担っていただけるよう連携を一層強化する中、組織体制の強化に向け支援、協力を推し進めていく所存でございます。現在、町からの福祉サービス事業や地域包括支援センター業務をはじめ、指定管理制度によるケアハウスきよさとと老健きよさとの管理運営をいただいているところでありまして、社会福祉協議会本部と居宅や訪問介護事業所職員と合せ、職員の、施設職員も含めた総数は80名を超える大きな組織体となっているのが現状であります。こうしたことから、社会福祉協議会には、各種の福祉サービスの提供とともに、本町の地域福祉の一翼を担っていただいていることに対しまして、改めて心から感謝を申し上げる次第であります。そうした中でも、地域包括支援センターにつきましては、地域の高齢者の総合相談や高齢者虐待への実践的な対応、そして介護予防、ケアマネジメントなど、高齢者を包括的に支援することを目的とした、地域包括ケアシステムの中核的な機関であるとともに、近年では重層的支援体制を構成する重要な機関の一つとされておりますので、今後さらに個別化、多様化する福祉課題に対し、町の方針をより積極的に施策に反映させるために、社会福祉協議会との連携を一層強化する中、組織体制の在り方についても、十分に検討してまいりたいと考える次第であります。次に、2点目の高齢者の生活見守りと支援強化についてであります。長引くコロナ禍は、社会や経済だけではなく、地域コミュニティーや支援の体制にも大きな影響を与えております。令和3年度の地域ケア会議の総括の中にもあります、コロナウイルスの拡大の中における町民の安全を守る一方で、支援を制限せざるを得ない状況があったことなど、また、家庭との関係がうまく構築できていない事例、さらには支援者がいないケースなども報告がされております。また、所管で対応した関係では、認知症を起因とする捜索、状況確認が2件ありました。さらには転倒などにより、自宅で動けなくなっているところへ出向いて救助した事例も3件、さらには停電などの在宅酸素利用者への安否確認、これらについてもありましたし、新たな相談としてひきこもりに関する件についても2件ほど発生をしているところであります。いずれのケースにおいても、地域の方々や支援者の気づきなどによりまして、最悪の事態は避けることはできましたが、地域における支える側の現状、身寄りがいない方、家族や人とのつながりがない方の支援の困難さ、個々の多様な生き方や障がいなどを受け入れるための体制、スキルの不足、支える側の理解の不足などの課題につきまして、改めて認識をさせられたところでもございます。こうした課題や問題を少しでも未然に防げるように、高齢者訪問、障がい者訪問において、リスクの高い対象者に対しては、地域包括支援センターとの連携強化、障がいにおいては、サービスの調整や基幹相談支援センター、昨年10月に網走に開設がされております。これは1市4町での開設となっておりますので、こうしたところへの同行訪問などを行いながら、対応をいたしているところでありますが、これらについても、全てを網羅できるまでには、まだ至っていないのが現状と認識をしているところであります。さらに、コロナ禍において、孤立化が進む現状に対応いたしまして、社会福祉協議会では、高齢者の集いの活動が厳しくなってきておりますそうした地域において、巡回型の高齢者カフェをモデル的に実践するなどの活動を進め始めております。見守りにおいては、こうした活動、一つ一つの積み重ねが次の時代において大きな効果を生み出すものと、強く認識をし、期待をするところであります。コロナ禍感染症がいまだに終息を見通せない状況ではありますが、社会は既に、ウイズコロナ、アフターコロナに向けて急速に動き出しております。清里町における高齢化率は、5月末現在で38.9%となっております。町民の3人に1人以上が高齢者となっている現在、高齢者の課題は、高齢者のみの課題ではなく、地域全体の生活課題であるとの認識の下に、災害などの緊急時における真に支援が必要な方々に対し速やかに支援に移れるよう、弱者名簿をシステム化するなどの基礎的資料の整備と併せ、人口や企業、団体などが年々減少していく中で、コロナ禍における生活洋式の変化の下、将来にわたり切れ目のない支援を行っていくためには、関係団体との連携の下に、地域共生社会を目指した支援の在り方を、検討していかなければならないものと考えるところであります。次に、3点目の児童福祉と子育て支援についてであります。国におきましては、子供の福祉、保健の支援、さらには権利利益擁護の一元化、年齢や制度の壁を克服した切れ目のない支援を行うための子供政策の司令塔となります、こども家庭庁をこの4月に設置をすると、先ほど申し上げたとおりでありまして、これに伴って、子ども・子育て施策は、これまで以上、より多様で、より専門的になることが想定をされるところであります。特に、児童福祉の分野では、母子保健分野の子育て世代包括支援センターと、さらには、児童福祉分野であります子ども家庭総合支援拠点を統合した、こども家庭センターの設置が、家庭環境支援の強化をそれぞれ国は検討しているようでありまして、地域においても、こども家庭センターの設置に取り組んでいかなければならないと考えております。こうした施策の展開に対応していくために、やはり専門の職員、資格職などの人材を確保し、個々の多様なケースに対応できるような体制の整備と人材の育成が重要である、そのように考えております。今後、子ども家庭福祉ソーシャルワーカーなど、新たな資格職の創設も考えられておりますので、そうした資格職がすぐに清里町で確保できるかという、これについてはかなり疑問があるところではありますが、こうした方に向けても、取得に向けた努力を引き続きしていきたいと考えております。子供一人一人の状況に対応して、そうした人材の配置と組織体制の整備を進めてまいりたいと考える次第であります。なお、子育て支援につきましては、今年度、子育てサポートセンターの活性化を目指して、補助金等の支援の強化を行ってきたところでございまして、会員のさらなる拡充に向けた周知活動などについても、行っているところでございます。また、障がい児保育につきましては、知的発達障がいに類する子供たちにつきましては、これまでも可能な状態において、受入れをしてきたところでありまして、昨年は1名の身体障がい者が、体験で保育所に通所をいただいたところであります。今年においても、今、新型コロナの関係で、これからということになりますが、通年で預かっていけれるよう、御両親と協議をしているところであります。今の体制の中で、可能な部分については、積極的な対応をしていきたいと思っております。いずれにしても、今後は、こども家庭庁創設による新たな子ども家庭支援の施策を注視をしていきながら、事業の実施及び体制の構築について、できる限り進めてまいりたいと考える次第でございますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、申し上げ、1回目の質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 2番 古谷一夫
それでは、限られた時間なので、再質問させていただきたいと思います。今、町長から種々御答弁いただいたんですけれども、基本的な理解としては、現状の課題とか、そういったのについては十分、共通的なものである。ただし実態として、なかなか今後、こども家庭庁もそうでしょうし、いろんな認知の問題もそうでしょうし、ひきこもりもそうでしょうし、精神障がい、新たな分野のいろんな対応もそうでしょうけれども、改めてそういった大きな課題がたくさん、地域の中で抱えているんだ、そういった認識についても、共通されて、そういった中で、特に人材とか組織の在り方についても、何とかしなくちゃいけないけども、なかなか前に行かないのが実態なんだという答弁の内容じゃなかったのかと、私自身は今理解した。ただ、私も、議員もそうでしょうし、町長も今の任期というのは来年の3月まで、あれやれこれやれという話をするつもりは、全くありませんけれども、もう一度福祉行政、地域福祉の行政が、やはりまちづくりの真ん中に置くって、その必要性について、この再質問の中で幾つか確認をさせていただいたり、所見をお伺いしたいと思います。1点目の地域福祉の推進体制、行政組織の関係の中で、町長認識のとおり、重層的で包括的な支援というものは、今、地域で求められている、そういった中で、非常に具体的に人材の確保というのは難しい、学校訪問、大学訪問等やっているという実態も聞いております。また、総務課長のほうからは奨学金の返還制度等含めた分での財政的支援も新しい方向性も、今後は検討の課題になるかもしれないという話も伺っていますし、保健福祉課長からも実態的な取り組みの進捗についても、一部お聞かせいただいてますけれども、やはり包括化とか、重層化と、合理化との違いということ、もう一回きちんと押さえられて、そういった中で、非常に多様化、多層化したものにどうアプローチしていくかという部分について、特に人材の確保については、先ほど町長がおっしゃったとおり、組織を触ったって、人材がいなければ動かない、そういった人材をなぜ、当町は確保、これほどできないのか、その現状認識はどこにあるか、まずお聞かせ願いたい。非常に厳しい言い方ですけれど、やはりそのまちで、どういったまちづくりが行われているか、福祉現場でどういった取組が行われているか、そこにしっかりとした魅力を感じるのかとか、きちんとそこで働く仕組みを支えてくれるまち全体の仕組み、行政の仕組み、社協の仕組み、地域の仕組み、それから地域の理解があるのか、これが非常に大きいんじゃないかと、私は個人的に感じるところなんですが、町長自身はなぜこういった人材の確保が、当町においては極めて厳しい状況がずっと続いているのか、その原因はどこにあるのかという認識を、まずお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいま頂きました御質問でありますが、まちづくりの中心は、御案内のように、地方自治法にもあります。行政の役割は地域の福祉の向上にあると、これが明記されているわけでありまして、当然において、そういう方向性で進めていかなければならぬと考えるところであります。特に、これからの清里町を担っていただく子供たち、しっかりとふるさとを愛して、ふるさとの将来に向けて成長していただくように、育てていかなければ、これは一家庭の問題だけじゃなくて、地域社会全体での課題であると捉えておりますし、また今まで清里町を育てていただき、発展させていただいた先輩、要は高齢者になってきているわけでありますから、こういう人方とも連携をしながら、明日の清里に向けた体制づくりしていかなければならんと思っている次第であります。そうした中で、やはりそれらを支えていく職員体制がしっかりしていかなければ、進んでいかないわけでありまして、そのためには組織のしっかりとした、それぞれの時代、時代に合う見直しと体制づくり、業務の展開についても考えていかなければならないと思っております。そして、また、それを支える専門的な職員の配置、資格職の配置も併せて進めていかなければなりません。ただ、先ほども御答弁申し上げましたように、現状としたときに、通年的に募集作業は行っているんですが、そうした支えていただける資格職の皆さん、なかなか応募頂けない。これは一概にこれだから応募してくれないんだという、そういう単純なことではないと、私は思っておりますし、ただ、これも清里町のみがそういう状況で応募頂けないのかということであります、けっしてそういうことでなくて、時々新聞の職員の募集欄には、そういう資格職の募集、各町村で、今しのぎを削ってやっているというのが、現状ではないかと思います。今の時代ですから、どうしても地方に来られる、地方に目を向けていただける子供さん方が少し少ないのかな、その魅力はどこにあるのかな、一般の前に若い人に聞いたとき、「清里町、札弦とか緑にコンビニもないしね」極端に言ったら、そういう話も出てくるというようなことでありますから、やはりそれを都会並みに云々ということにもなりませんので、新たな魅力を別に考えていかなければならないのかなとも思っております。いずれも、そういうことで、ないないという話にもなりません。そういう意味において、職員もせんだって派遣をしながら、子供たちのそういう希望内容等についても、聞き取ってきておりますので、採用に向けた、そういう努力をさらに続けていきたいと考えております。議員の質問に答えられていないかもしれませんが、現状としてそういう状況の中で、今推移しているということであります。さらに一歩踏み出せる、そういう支援策についても今後早いうちに整備をしながら、また議論をさせていただければと考えるところであります。
再質問 2番 古谷一夫
何か理由は、これだというものはなかなか言えないという状況だと思いますけれども、先ほど申し上げたとおり、人が人材としてきちんと確保した上で、併せて並行しながら組織の在り方といったようなこと、どうやっていくか、特に保健行政と福祉行政、先ほど言いましたように、高齢者率が40%になっている。そこで子育て支援が重点化されていく、保育所という現場を抱えている。さらに高齢者の包括的なケアもやらなくちゃいけない。そういった中で、今の4グループ体制だとか、保健福祉課という、そういった体制が今抱えている現状や課題だとか、人材の確保に向けて、それでいいのかっていうこともきちんと考えておく。今は目の前にある課題と、それから将来的に新しい動きの中にいる課題、そして喫緊な課題、もう少し自由度の高いフレキシブルな組織体制やどこかに重点化をしていく。そういったことも含めて、組織論と含めて人材確保、そして養成。それと、人材についても専門職の資格を持っているから、新採ですぐできるじゃなくて、やっぱり経験値がどうしても必要になっている。引町政になって、既に12年目を迎えているわけで、そういった一定のスパンの中で、5年とか、10年のスパンの中で、きちんと人材を育成したり、求めたりして来なかった結果として、今現状があるんではないか。そこを強く指摘させていただきたい。したがって、先ほど、町長から答弁あったとおり、組織の見直しも含めて、今後抱えている新たな課題、そういったものに向けて、ぜひ重層的で総合的な行政、人材の育成・確保、ある意味ではジャンプするぐらいの気持ちでいかなければ、なかなか前に進んで行かない。これが実態ではないか、このように指摘をさせていただきたいと思います。併せて、社協の組織強化、コロナ禍の前に、我々議会も、3年前になりますけれども、上砂川、産炭地の非常に高齢化、うちの町以上に非常に地域衰退が進んでいる。所管事務で見てきたわけなんですけれど、社会福祉協議会が法人化して今までの流れの中で抱えている業務、職員だって、80名を超えて、90名に迫ろうとしている、そういった状況の中、そして社会福祉の地域での実践だけではなくして、施設のマネジメント、そこにシフトせざるを得ないと、あれもこれもスーパーマン的な仕事を社会福祉協議会が現状を担っている。非常に、私は大変だと思います。そういった中において、具体的な日常的な施設経営だけではない部分においての福祉サービスの質というのは、誰が見てもやっぱり社会福祉協議会の力、これが地域福祉の力であることは、間違いないと。そこの在り方みたいなもの、時代の今後、今抱えている課題や将来に向けての課題の中において、理事会の在り方、評議委員会の在り方、職員体制、研修、そこに現場で働く職員の皆さんの資格研修だとか、現場研修も含めて、そういったのをしっかり町が担保したなかにおいて、先ほど町長がおっしゃったような町の方針をしっかりとつかまえていただいて連携していく。そういった形の中で、町の立場としてどういった方向を今後目指していくのかというのを、明確に、我々町民にも、そして主体となっている社会福祉協議会にもメッセージとして伝えて、具体的な施策に落し込んでいく。そういったことが必要な時期にもう、その時期はもっと早かったと思うわけですけれども、今後さらにその重要性が増すという観点に立てば、しっかりとやっていく必要性があるのではないか。このように考えるところですが、町長の改めて現状認識、考え方を確認をさせていただきたい、このように存じます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
2点の御質問と思います。まず1点目については、人材の育成、確保という部分であります。これらについては、私も非常に人材確保に懸念をしているところであります。今後の福祉行政を進めていく上において、体制の整備、併せて人材の確保、ぜひ進めてまいらなければなりません。長期的な視点で、どういうふうに確保し、育成をしていくか、そこら辺についても、しっかりと対応できるように、関係方面とも、十分に相談、協議しながら進めていければなと思ってます。ただ、役場の場合は、御案内のように、人事異動というのがあるもんですから、一般職の中でも、そういう仕事に非常に明るい職員をつくっていくというためには、ある程度長期的に、その現場で携わっていただかねばならんということも出てまいります。全てが配置の職員は、専門職であり、資格職であるということにならない場合があるわけで、そういう場合には一般職のなかから、ある程度長期的な視点で、そこの場所で育っていただく、育てていくという、そういう作業も含めながらやっていかなければなりません。ただ、一面いろんな仕事を覚えてもらうという観点も、役場職員にはありますから、ある程度の人事を踏まえながら、いかにそれを効率よく、適正に人事をしていけれるかいう部分も含めながら、対応をしていきたいと考える次第であります。それから社会福祉協議会の体制の関係であります。先ほども申し上げました、また議員のほうからもありましたように、今現在で施設の維持管理、運営を含めて、特に指定管理の部分でいきますと、老健きよさと、それからケアハウスきよさと、この2つが指定管理施設であります。社会福祉協議会の職員のその多くが、そういう指定管理施設での別立ての業務を行っていただいているという職員がほとんどなのかなと。ただ、本部においても、今現在で17名の配置がされております。業務は本当に、多様化、複雑化、そしてボリュームもすごく、ここに来て増えていると聞いておりますし、特に高齢者の見守り、また権利擁護だとか、新たな課題もどんどん発生をしてきております。当然において、関係機関、そこの社会福祉協議会だけということでありません。全体として、社会福祉協議会が中心的な、最も中心的な役割をいただいておるということでありますので、そこの部分を1番強化をしながら、どういうふうな形で連携をしていくスタイルがいいのかということも、しっかりと考えていかなければなりません。基本的には、福祉施策全体について、町の大きな役割でありますから、そこをしっかり対応するためにも、社会福祉協議会とは連携をより密にしながら強化をしていかなければならないものというふうに私も考えているところでありますし、また、それに向けて今までも取り組んできたという思いも持っている次第であります。今後においても、そういうような方向性で進めさせていただければというふうに考えております。
再質問 2番 古谷一夫
なかなか、人事の関係については町長の専決事項ですから、ああだこうだとは申し上げませんけれども、やっぱり、職員としては、ジェネラリスト、浅く広く、あとは深くという部分で、特に、地域福祉、福祉に担う専門職の人材。先ほど言ったように、資格を持って、社会福祉の資格を持っているから、ケアマネジャーの資格を持っているから、何でもできるって。一定の経験値、それから地域の人たちの関係性、それと職員全体の関係性、福祉団体との関係性、そういったものを構築しながら育っていって、初めて一人前の仕事ができるんであって。やはり、もう少し、人材の育成の考え方だとか、そういったことも含めて、単純に役場の一般人事とは違うということも含めながら、当然認識されていると思いますけども、今後も取り組んでいくことが必要ではないか。それから、これは答弁要りませんけども、社会福祉協議会についても同じであって、これだけの規模になったとき、ほかの町、大抵見ていけば、当然、常勤の専務理事や常務理事がいて、組織全体のマネジメントと施設のマネジメント、それから現場における福祉の各介護を含めた包括的なサービスというのは、きちんと組織として機能していく状況にあるのなら、誰から見ても、それは普通の状態だと思いますけど、なかなか、うちの町はそこに至ってない。現場ではものすごく一所懸命やっていただいているというのは実感していますけれども、時代に合った、課題に合った、そして、今言った組織の大きさに合った、そういった仕組みというものを構築したなかにおいて業務がなされていく。そういった時代に、5年前、10年前に入っていなければいけなかったんじゃないかというふうに、私個人としては強く感じているところであって、役場における福祉行政の在り方だとか、それから、地域の実践の場として担っていただく社会福祉協議会の在り方みたいなものについても、それはタブーではなくして正面からしっかり、住民サイド、サービスを受ける町民のサイドに立って、もう1回、真剣に議論を高めていただきたい。このようにお願いを申し上げたいと思います。時間がないので、2点目の高齢者の生活見守りと支援強化に入りたいと思いますけれども、特に現状としては、何回も何回も一般質問や決算、予算で言っていますけど、交通手段の確保ですとか、除雪機、最近では歯科医院の閉院等にあらわれている地域実態の中で、ここに本当に清里に住んでいたいけども、住み馴れた清里に住んでいたいけども、住み続けたいと願っても、住み続けることのできない不安というものが広く高齢者の皆さんの中に広がっている。高齢化率が40%に迫ろうとしている。そういった状況になって、本当に限界集落的な状況も生じてきている。それは、緑や札弦だけではなくて、清里本町も含めて、そういった状況になってきた中において、どういった見守りや支援をやっていくのかということが非常に重要になってきている。しかも、地域自治会ですとか、これは国の民生児童委員制度等、それもなかなか実態との乖離が少しずつ見られてきているという状況において、これも一般質問や決算、予算で言っていますけれども、じゃあ、支所の機能の見直しをやりますというふうに町長は明言されましたけど、結局、何ら変わっていないだとか、交通の関係についても、これから調査研究、もう1回元に戻してやっていくだとか。結局、計画上は推進のものがメニューとして上がってくるけれども、施策への落とし込みというのが非常に遅いし、実態に合っていない。そういった状況にあるということに対して、まず、その認識を、お伺いしたいと、このように思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
御質問にお答えをしたいというふうに思います。地域福祉をいかに進めていくかという論点の中でのお話というふうに理解をするところでありますが、その前に、先ほどの社協の関係については、そういう御意見もありますというようなことで受け止めておきたいなというふうに思っていますし、いろんな機会で、社協の役員の方ともお会いする機会がありますので、そういう中の意見交換の一つにしていきたいというふうに考えておりますので、そこは御理解をいただければというふうに思います。それで、地域福祉における課題でありますが、現状が合っていないんではないかと、それに対応する体制も、また、それに伴ってできていないんではないか。実施に、様々な課題への実施が随分遅れているんではないかというようなお話でありますが、全体としてはいろんな課題が大きくなってきているということも事実ですし、また、今回のコロナの関係では、本来、それを押してでも家庭訪問をしながら個別のそれぞれの聞き取りをしていくと。その中で、安心・安全を確保していくというのが本来だったのかもしれませんが、やはり、コロナという目先の大きな課題がありました。訪問も控えさせていただき、電話で済ませてしまうというのも数多くあったわけです。配置としては、当然、保健福祉課の中にも、そういう保健師さんを中心にそういう活動も行ってきてもおりますし、また、社会福祉協議会のほうにおいても、独居の皆さんの世帯への訪問員もおりますので、そういう活動の中で、従前であれば、自宅まで行ってというのが通常であったわけですが、それができなくなったことによって、やはり、そこら辺の対応は後手に回ってしまったのかなというような感じをいたしているところでありますが、今後、アフターコロナ、ウイズコロナということで、ある一面、割り切りながら進めていかなければ、このままに放置しておいたままでは大変な状況になってしまうというふうに思っているところでありまして、それらの対応についても、今後、しっかりと進めていけれるように関係方面とも連携を強めていきたいというふうに思います。また、先ほどちょっと出ておりました、一般質問。今までの中でも、支所業務の見直しだとか、除雪体制だとか、様々な御質問いただいております。おかげさんで、交通関係については、全体的な交通計画というのは、まだ策定はされておりません。今、策定をしている最中でありますが、それに先立って、町民の皆さんの足の確保の部分については、かなり当初の段階から考えても、条件を緩和しながら、今進めているところであります。また、支所業務の関係についても、いろいろ検討を加えてはありますが、実際的な配置となったときに、支所に今いる職員体制だけでは、なかなか難しい。ある程度、支所の体制の中で、今の職員に云々というよりも、支所機能を使って様々な行事が行えないかなというようなことで、検討をしているところであります。先ほどちょっとお話したように、社会福祉協議会のサロンの設置が、端的に行きますと札弦地域のセンターを使ってというようなことをやっていく。それらを補佐的にサポートできる体制、そういう部分を支所の中にも考えながらいければなというふうに思っているところでありますが、より具体的な部分については、これから知恵を絞っていきたいというふうに考えるところでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
再質問 2番 古谷一夫
あれやこれやという話で、なかなか難しいという実態の中で、現場での御努力をされていくことについては重々承知した上で、それについては、しっかりと今後も今、残された方については取り組んでいただきたい。ただ、申し上げたいのは、地域で安心して暮らすことのできるセーフティーネットの張り方の本質的な考え方をどのように行政が持っているかということは非常に問われている。コロナが様々な部分でサービス提供の足かせになったことは、それは当然認めるわけですけれども、ただ、コロナが全てか。やはり、地域福祉、福祉行政は、1年、2年の話じゃないですから。5年とか、10年のスパンの中である仕組みだとか、ネットはきちんとつくり上げていく。そういった中で、行政が担うべき仕事、地域住民の皆さんにやっていただかなくちゃいけないこと、それから事業者、福祉関係団体、そういった形の中で、どういったセーフティーネットを地域全体として、高齢者であろうが、子供たちであろうが構築していくか。そういった中において、施策がきちんと、担保され、展開しているか、人材が求められているか。そこが今、当町においても強く問われているんではないか。このように考えるところでございます。最後の3点目の児童福祉と子育て支援について、特に子供たちの、先ほどこども家庭庁の発足云々、それは別に置いといたとしても、非常に、現物給付的な部分での支援というのは十分されてきたというふうに私も認識しているわけですけども、先ほど申し上げたとおり、冒頭申し上げたとおり、やはり、支出のシフト、それから対象者の拡大とか、障がいを持った子供たちだとか、未満、0歳、1歳6か月まで下げたからいいんだという論理じゃなくて、0歳を含めた形をどうやってやっていくんだろうか。それから、放課後児童についても、今は学童保育ですけれども、例えば、発達障がいを持った子供たちのそういった部分でのデイケアの対応だとか、デイサービスの対応とか、今、求められていることは非常に多様なんですけれども、従来の仕組みをそのまま持ってきて、それを当てはめようとしても、非常に限界に来ているのが実態じゃないか。そういった中で、本来的に、お年寄り、子供たちを大事にしていこうとするなら、今抱えている実態的な課題に対応する仕組みだとか、制度とか、人材とかというの、もう1回きちんと、保育行政、教育行政、包括的に総合的にやっていく。そういった姿勢が必要じゃないか。認定こども園については多くを語りませんけれども、そこに、認定こども園を開設することによって、そのような問題が全て解決する。誰が見ても思わないわけであって、今ある児童福祉とその制度の運用の中において、今やるべきことは、しっかり一つ一つやっていった中において、その一つの形として、認定こども園ができ上がってくる。これが本来あるべき姿であって、ぜひぜひ、その辺の考え方しっかりともう一度受け止めていただきたい。このように考えますが、今後の子供たち、子供政策、児童福祉の在り方、どのように捉えているか、再度町長の所見をお伺いしたいと考えます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先ほどの全ての人方が安心して暮らしていけれる地域づくり、いわゆる地域福祉の関係、それの担い手のセーフティーネットをいかに張っていくかということでありますが、基本的に社会福祉法の改正に伴って地域福祉というのは全面に押し出されてきたわけでありまして、それの担い手というのは、やはり、地域の方々、そして、社会福祉の関係するそれぞれの関係の機関の方々、さらには、当然、社会福祉協議会を中核とする行政の指導的役割というようなものを全て重層的に絡み合わせた中でのセーフティーネットの在り方だというふうに思っておりますし、今現在も、それの相談、司令塔としては、地域包括支援センターという組織があるわけでありまして、そこを中心としながら、さらにそれらの在り方について検討を加えながら、よりよい実態に合ったものにしていかなければならんというふうに考える次第でございます。また、子供たちへの関係でありますが、今現在、子供たちの児童福祉といいますか、子育てといいますか、そういう形の中では、町の対応としては、妊産婦さんのまず健診相談から始まっております。子供が出生された以降についても、子育ての関係では、保育所を中心としながら、また、幼稚園を中心としながら、就学時前までの子供たちの保育を行っているところでありますし、ただ、この中でも、やはり、就学前までの発達支援をしなければならない、そうした子供たちも中にはおりますので、そのためには、清里だけでというわけにはいきませんので、斜里地域の子ども通園センターというところにお願いをしながら、子供の成長を見守っていくという形を取っております。それで、これも社会福祉法改正、子ども・子育て支援事業法ができたことによって、従来は、就学前の子供を、就学後の子供も合わせて、斜里の子ども通園センターでのセンター事業を利用できたわけですが、法改正によって、今は就学前の子供しか通園センターでは預かれないということであります。そこで、先ほど御質問がありました、放課後デイサービスという必要性があるわけでありますが、これについては、今、網走にしか、この地域では網走にしかございません。そういうようなこともありまして、ただ、これ、デイサービスを提供するということになれば、一定の基準があるものですから、その基準に合致してこなければならんということも踏まえながら、新しい認定こども園の計画の中で、そういうものを取り込んでいけれるのかどうかという部分を含めて、今、検討をさせていただいていることも事実でありますので、そういう中で、対応はできていければなというふうに考えている次第であります。また、学校に上がってからは、子供、学童保育という形の中で、小学校6年生までの対応は進められているところでありますし、それぞれの企画の中で、できる限りの努力をしてきているところであります。先ほどの本来であれば、放課後デイサービスのほうに通われる子供さん、それが距離があります。時間もかかりますから、なかなか行けない。これ本来ではありませんけれども、学童の中ででも、本来のデイサービスでやることはできませんけれども、一緒になって、楽しんでもらったり、遊んでもらったりということができるように、最大限、お預かりをしながら、今、進めているということでもありますので、御理解をいただければなというふうに考える次第であります。いずれにしても、清里の未来を担う子供たちの成長をいかに、我々として、地域として、支えていけれるかと。そのために、どういう手法が必要なのか、しっかりと勉強していきたいというふうに考えております。
再質問 2番 古谷一夫
時間が参りましたんで、最後にしたいとは思いますけれども、先ほど児童福祉、子育て支援の関係で御答弁いただきましたけれども、デイサービスの関係についても網走のみなんてお話ありましたけれども、民間では近隣の町でも行っているのは事実でしょうし、公的機関としてどうなのかなという御答弁かなというふうに思いますけれども、やはり、今ある様々な課題というものを、何回も申し上げて申し訳ありませんけど、認定こども園ができれば、何とか解決できるんではなくして、今の仕切りの中で何ができるかということを最大努力していただく。今、既に御努力されていることについては十分認識しておりますけれども、そうやっても、やはり、漏れてきたりとか、緊急的に対応しなくちゃいけない分だとか、そこにおける人材の確保だとか、施設のそういった整備とか、いろんなものがあるということは分かった上で、ただし、それは、やはり、今日明日の話じゃなくて、ここ10年とか、そういった長いスパンの中で、どうしても、手をかけないで、かけることができなくて、残されてきた課題であって、それが今回のいろんな状況の中で現出しているんだ。じゃあ、それをどういうふうに向けていくかということは、全部認定こども園に押し込むことはないと私は考えています。認定こども園の必要性については、何ら否定するものではありませんけれども、しっかりと、学童保育自体も児童福祉法上の位置づけなのか、どうなのか。そこにおける指導員はどうなのか、補助員はどうなのか、支援員はどうなのかとか、その中において、今言ったような障がいを持った子供たちの学童、午後のですね、そういった預かり保育って、どうあるべきなのか。やっぱり、もう1回、包括的というならば、福祉と教育の壁を実務レベルで、現場レベルで、きちんともう1回しっかりと問い直していただきたい。これを強く要望したいと思います。併せて、当町はよく農業の話で、農業が基幹産業、これはもう間違いない事実ですし、ただ、考えるに、私はやっぱり今の地域の安心を支える基幹産業というか、産業という言い方を、言い換えれば事業、これは福祉、地域福祉にあるんではないか。最初の町長の御答弁の中にもありましたとおり、地方自治法上、自治体の真ん中の仕事として、やはり、福祉。これは間違いないところであって、しかも38%を超える高齢化。そして、新たな様々な福祉の課題、そして子供たちの今言ったような新しい方向性や、これから取り組んでいく課題を見たときに、やはり、福祉行政とか、福祉の現場こそ、町の将来を担うための基幹。こういったことを、もう1回しっかりと押さえた上で、そこで働く皆さんの担い手の皆さん、そして地域との連携、課題の共有、そういった中で、人材、そういったものを含めながら、支援、投資、こういったものを思いっ切りやっていく。こういった姿勢が今問われているというふうに考えるものです。ぜひぜひ、限られた任期でしょうけれども、そういった方向性、職員の皆さんや社会福祉団体の皆さんとも共有をしながら、将来のまちづくりに向けて、地域福祉しっかり全町民で取り組むんだ。その方向を、ぜひぜひ町長の立場でお示しいただきたい。このように考えて、私の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問でありますが、私自身も、認定こども園ができたから全てそれで収まるんだなんて考えは毛頭持っておりません。やはり、今できるものは今できるようにしっかりと対応していき、将来的には認定こども園。また、それだけでできないというふうに思っておりますから、当然、周りをサポートする連携体制、これもしっかり求めていきたいというふうに考えている次第であります。また、まちづくりとしての方向性。私はしっかりと福祉の向上、これがまちづくりの目的であります。その中において、産業の振興、教育・文化、それぞれの課題というのは、これは、そこへ求めていくための手段だということでありますから、これも手段も目的もきっちりとはめていかなければ、片方が抜けても、どうにもならなくなるわけでありますので、こういう意味において、やはり、目的を間違わないように、手段をしっかりと執行していきたいというふうに考えている次第であります。いずれにしても、この清里町に本当に住んでいてよかったと、そういうふうに皆さんが思ってもらえる、そんなための福祉も、教育も、医療も、全ての分野において努力を重ねていきたいというふうに考える次第であります。以上であります。