清里町議会 令和3年第5回定例会 2021年6月18日
(1)公共施設等の適正管理の推進について/(2)公共料金及び使用料等の改定と見直しについて
2021年6月18日、清里町議会の一般質問で、古谷一夫議員が「公共施設等の適正管理の推進について」「公共料金及び使用料等の改定と見直しについて」について質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 古谷一夫 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 古谷一夫
それでは、先に通告しております、公共施設等の適正管理の推進について並びに公共料金及び使用料等の改定と見直しについて、町長に一般質問をさせていただきます。まず1点目の公共施設等の適正管理について、質問を申し上げたいと存じます。今年度の当初予算や過去数年の予算を見ても明らかなように、過去に建設された公共施設等が老朽化し、今後もかなりの数で更新、さらには修繕を行っていくことが必要とされており、これに伴う財政負担が清里町においても年々増大してきていると認識するものでございます。具体的に例示をさせていただくと、昨年度から清里小学校の大規模改修が3か年計画で約7億円。農業集落排水事業の機能強化も5か年計画で3億 2,000 万円。町の施設ではございませんがコミットが今年度から約1億 2,000 万円。現在売上減少で投資的事業が調整されている焼酎事業についても、中期経営計画上は5年で3億 2,000 万円。また、年次ごとの予算措置においては、生涯学習センター、体育・スポーツ施設、三温泉施設、清掃センター等々に比較的大きな臨時費として毎年予算計上をされ、修繕事業が行なわれていることに加え、社会インフラとなる道路橋梁や、将来的には水道施設等々の維持更新費用も多大な財政負担となってくることが予想されるところでございます。こうしたことから、各地方公共団体においても公共施設等の全体の状況を把握し、中長期的な視点を持って維持管理や更新・修繕に係る財政負担の軽減や平準化、さらには集約化、長寿命化、転用などの最適化が必要とされ、国からの総合管理計画の策定が求められ、当町においても平成28 年に公共施設等総合管理計画が作成されていると理解するものでございます。特に財政質上の固定費となる修繕や管理運営費の増高や固定化は、税収の伸びや新たな自主財源の確保が見込めない清里町を含めた小規模自治体においては、長期的には財政の硬直化を招く要因ともなり、人口減少と事業の大幅な変化に対応した更新や整備のあり方を、それぞれの自治体の現況及び将来像を前提として、逐次見直しを行い、再構築していくことが求められているものと考えるものでございます。建設当時の人口が5千人であったり、6千人であり、しかも公共事業投資が国としての経済対策として実行され、手厚く財政支援を受けることができた時代に建設され、比較的大規模な施設が多くある当町の実態の中、人口減少が進み、既に4千人を割り込み、稼働率や領人人数も大きく減少し、将来需要としてもさらに減少が予想される中では、いわば町民の暮らしの安心をしっかり確保した中で、ある意味、身の丈に合った施設規模や機能を前提に更新や修繕、加えて積極的な転用や統合、さらには一部には縮小や除去・廃止も含んだ計画の見直しと評価による、適正管理が求められていると考えるものでございます。今般、第6次の清里町総合計画が策定されるなか、公共施設マネジメントの観点から、総合管理計画の一定の評価や個別計画の調整につながる議論がどのようになされたのか。また、清里町における公共施設等の中長期的な適正管理計画の見直しとフォローアップ、進行管理、加えて、個別施設の適正管理計画策定の現況がどのようになっているのかをお示しいただきたいと存じます。続いて2点目として、公共料金及び使用料等の改定等見直しについて、質問をさせていただきます。最初に、清里町においては、現在、簡易水道事業及び農業集落排水事業について、令和6年度の公営企業法適用化に向けて、令和2年度には基本計画策定、今年度令和3年度は固定資産台帳の整備、加えて4年度には関連条例等の改正整理、そして5年度には会計システムの設定のスケジュールで準備を進められていると理解するものでございます。制度移行そのものについては、国の要請に基づく取り組みであり、善し悪しの議論は別として、両事業の長期的な安定運営の観点から捉えた場合、収益的収支や資本的収支が明確になり、ある一定の意味で、町民への経営の見える化が行われたとしても、4千人を割る人口実態で将来的な人口減少により、さらに給水人口及び利用者の減少を見越すと、法適用化によってもたらされる経営の長期的安定の意味合いは、一般論としては法適用化の目的は理解できるものの、実際には利用者である町民の皆さんには具体的なメリットがなかなか見えてこないことに加えて、逆に行政事務負担とシステム管理の経費的コストも増してくる可能性もあるのではないかと心配をされます。また、収益的収支における原価計算主義や施設更新や整備に伴う投資に係る資本収支と資産償却、加えて法適用ルールよる一般会計からの基準外繰り出しの抑制措置が料金体系に直接はね返り、高齢者や単身世帯の比率が増加している実態の中、またすべての町民の生活の質である上下水道料金の改定により、町民負担が大幅に増すことになるのではないかという懸念も同時に生じているところでございます。事実、既に隣接する斜里郡3町のうち小清水町においては上下水道料金の値上げ改定が既に行われており、明年4月には斜里町においても改定が予定されております。法適用化に伴う一連の事務作業において、両事業の使用料金の改定見直しをどのように現時点において捉えられているか基本的な考え方について、町長の所見をお伺いするものでございます。また、使用料等の受益者及び利用者負担の全体見直しについて、お伺いするものでございます。公共施設等の老朽化に伴う修繕経費が増し、管理運営に関する固定経費の低減化が実際的には難しい中、概ね人口減少や高齢化に伴い、利用者の減少傾向が常態化していると思われます。昨年度は利用者の減少回復を目的に江南パークゴルフ場の使用料を値下げ改定するなど、部分的な見直しは行われていると認識するものですが、久しく行政改革への取り組みが議論の俎上には上がっていないところでございますが、公共料金に並行しながら全体的な使用料等の見直しの必要性の認識を町長としては特に持たれているのか、あわせてお伺いしているものです。以上、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
それでは、ただいま古谷議員よりいただきました1点目の、公共施設等の総合的な適正管理の推進についてと2点目の公共料金及び使用料等の改定と見直しについての御質問にお答えをいたします。まず1点目の、公共施設等の総合的な適正管理の推進についての中長期的な適正管理計画及び個別施設計画の現状について、そして人口減少と需要の変化に対応した計画の更新及び整備のあり方についてでありますが、議員ご質問のとおり、本町においては平成 28 年3月に清里町公共施設等総合管理計画基本方針と施設類型別基本方針を国のインフラ長寿命化計画における行動計画として策定をいたしました。このマネジメント方式により維持管理を行ってきているところでございます。現在、清里町で有しております役場総合庁舎や公営住宅、保育所、学校等の公共施設につきましては、昭和 40 年代以降に整備されたものがそのほとんどでありまして、現在も多くの町民の皆さんに御利用をいただいているところでございます。しかし公共施設全体としては、建設後 40 年を経過した施設が 20%を超えておりまして、さらに今後 10 年後には、その率が40%に達することから、建物・施設の老朽化に伴う、経年劣化が進んできているところであります。そうしたことからは、今後然るべき時期において、長寿命化に向けた大規模改修が必要となってくるものと考えている次第であります。御指摘のように人口の減少、少子高齢化、そして住民ニーズが大きく変わってきている中にありますので、現状規模での更新や改修整備の必要性、持続性については、十分な今後検討を加えていかなければならないものと認識をするところであります。特に地域の拠点施設等につきましては、地域活動の支えとしての役割・機能の観点からも、地域の皆さんとはしっかりと議論をするなか、中長期的な展望に立ち、進めていくものというふうに理解をするところであります。今後の大規模改修や更新整備にあたりましては、当然に補助事業だとか、または財政措置のある起債などの活用を図っていくところでありますが、維持管理にかかってまいりますランニングコストの費用負担につきましては、利用者負担の原則に、施設の設置目的、さらには利用者負担と町費負担の適切なバランス。こうしたものも十分に考慮しながら、安心安全で快適に利用していただくことができるように、行政サービスの向上並びに維持管理に努めていく所存でございます。現在設置されております公共施設につきましては、役場庁舎や支所等の行政系の施設。小・中学校の学校教育の施設。生涯学習総合センターやトレーニングセンターなどの社会教育系の施設。保育所や老人保健施設、診療所などの保健福祉系の施設。さらには道路橋梁、上下水道などのインフラ施設など、極めて多岐なものにわたっております。当然、インフラを含む公共施設全般につきましては、建設年度や施設の規模、利用状況等施設ごとにそれぞれ異なってはおりますが、各施設における長寿命化に向けた個別計画と合わせ、公共施設等のマネジメントに関する基本的な考え方に基づいて、総務課を中心に各課との連携のもと計画管理を行っているところでもございます。また、日常的な公共施設の維持管理につきまして、さらには保守業務等につきまして、所管課が担っているところでありますが、更新整備などの総合調整を要する課題等については、総務課を中心に課長職で構成する課長会議などにより事前調整を図り、本計画の基本方針をもとに、効率的な維持管理に努めてまいりたいというふうに考えております。現状における個別施設に係る管理計画の策定状況でありますが、現在は学校教育施設、公営住宅、一般廃棄物処理施設、道路・橋梁の長寿命化計画を初めとして、農業集落排水事業、簡易水道事業、焼酎事業におきましては経営戦略並びに経営計画などを有しておりまして、所管課において管理運営が行われているところであります。そのほかスポーツ・文化、教育、社会教育施設、保育所、高齢者・診療所等の保健福祉施設や緑地・公園などの公共施設につきましても、本総合管理計画の類型別基本計画におきまして、現状と課題、そして管理の基本方針が示されておりますので、それらの方針のもとに、所管課を中心に経常的な維持管理を進めてまいります。また、第6次の総合計画におきましても、公共施設の今後の管理運営などにつきまして、総合管理計画における施設規模の見直しや改修整備の考え方について議論をいただき、施策の内容において集約をさせていただいたところであります。なお今年度、本総合管理計画。これは 10 か年計画でありますが、ちょうど中間年となります。今年度中に公会計制度との整合性を踏まえたなか、中間見直しに向け作業を進めてまいりますので、御理解を賜りたいというふうに存じます。次に2点目の、公共料金及び使用料などの改定と見直しについての簡易水道事業及び農業集落排水事業特別会計の地方公営企業法適用化に伴う料金改定見直しの基本的な考え方についてと使用料等の受益者及び利用者負担の全体見直しについての御質問に、お答えを申し上げたいと思います。まず、簡易水道、農業集落排水事業におけます、地方公営企業法適用化に向けた背景でありますが、御案内のように従前これらの公営事業につきましては、経営規模から一律の法適用は困難として適用除外施設となっておりましたが、地方公営企業の経営の健全化や財政の透明性向上の社会的な要請に応える形の中で、地方公営企業会計制度の見直しが行われておりまして、財務会計について本制度が適用されることとなったものでございます。具体的には、総務省から公営企業会計の適用のさらなる推進についての技術的な助言と、推進ロードマップが示されておりまして、令和6年度までに公営企業会計に移行するように求められております。本町におきましても簡易水道事業・農業集落排水事業の両事業ともに移行に向けた事務作業を現在進めているところでございます。現在までの取り組みといたしましては、簡易水道事業につきましては経営の基本計画となる経営戦略と公営企業会計に移行するための法適用化の基本計画を令和2年度に策定を行ったところであります。また、農業集落排水事業につきましては機能強化事業の採択に併せまして、平成 28年度に経営戦略の策定を行い、法適用化基本計画につきましては、この令和2年度に策定を終了しております。今年度は固定資産台帳の整備に向けた準備を進めているところでございます。御案内のように公営企業は公共性と企業性の2つの側面を有しておりまして、公営企業会計では原則として独立採算性が求められており、経費につきましては利用者からの使用料により賄われることとなってまいります。また会計方式にありましても単式簿記から複式簿記に変更となります。貸借対照表、また損益計算書などの財務諸表によって経営が行われていくことになります。今後、令和6年度の法適用化に向けまして、公営企業法適用化基本計画に基づき、経営内容の全体的な見直しを行っていくことになりますが、御指摘のように法適用に伴う会計制度に移行することによる利用者への具体的なメリット。これとしては経営の健全化や透明化の向上など間接的なものがメインでありまして、使用者にとりましては、直接的なサービスの向上に繋がらないとこうしたことからも、法適用化に伴うことのみによる料金改定の見直しについては、慎重に対応しなければならないというふうに理解をする次第であります。次に、使用料等の受益者及び利用者負担の全体見直しについてであります。御案内のように、本町におきましては平成8年度に策定をいたしました第1次行政改革大綱、以降、平成 16 年から平成 23 年までの自立計画に基づく行政改革、さらには平成 24 年から 26 年にかけての第4次の行財政改革大綱、さらに平成 27 年から 31 年までの、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、行財政改革を進めてきておりまして、使用料及び手数料につきましても見直し作業を継続的に進めてきたところであります。今後におきましても不断の見直しを進めてまいりますが、今年度は公共施設等総合管理計画の中間見直しを行うことといたしておりますし、各公共施設の修繕・更新等に要する将来費用の見通し並びに公共施設等の維持管理における財源不足の対応など、マネジメントに関する基本的な考え方が示されてまいりますので、これらの考え方を踏まえたなか、明年度以降において、公共施設の利用者負担の具体的な見直しに向けた取り組みを進めていきたいとそのように考える次第でございます。以上申し上げまして1回目の答弁とさせていただきたいと思います。
再質問 2番 古谷一夫
それでは、再質問をさせていただきたいと思います。最初に公共施設等の適正管理の推進について質問させていただきます。1点目は、公共施設のファシリティーマネジメントの基本的な考え方をまず確認をさせていただきたい。先ほど町長答弁において、公共施設等総合管理計画の 10 年の計画が、中間見直しが国から求められていて、今回6月の定例会の補正によって、その委託費が計上されて、この後の議案の中で来ると思うんですけど、今年の1月に総務省よりそういった指示があったなか、当初予算で計上されなかったのはきっと、予算編成上何らかの理由があって追いつかなかったんで、今回6月で補正をされたというふうに理解をしておきたいとは思うんですけれども。地方公会計制度との整合性を図りながら中間見直しを行っていく。そして総合計画においてもやはり資産価値とコストとの最適なバランスということを考えたときに、公共施設のファシリティーマネジメントには総合計画の中でも若干一部触れている部分があるわけなんですけれども、原則論的に考えると、それは当たり前の考え方ではありますが、当町のような人口実態、さらには将来の人口減少を捉えた場合、現実的には資産価値とコストの最適化、バランスとることは、これは残念ながら極めて困難で、逆に言えば不可能ではないのかなと。こうした状況中で、先ほど町長が答弁の中で述べられた公共施設の今後のあり方、ファシリティーマネジメントの基本的な視点とか考え方をどこに置かれているのか。まずその点を、基本となる部分を、再確認をさせていただきたい。このように考えます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
現在進めております公共施設等総合管理計画の中において、それぞれの公共施設、インフラ施設を含めた公共施設についての長期的な将来見通しが示されてきておりますし、また丁度今年度、中間年度ということで、今議員ご指摘のように、6月の定例議会で、それらの委託費の予算を計上させていただき具体的な作業に入っていくということでありますが、御指摘のようにやはり清里のような小さな人口の町においては、負担のバランスというのは、非常に難しいというふうに実は理解をしております。維持管理に係るすべてを利用者負担で賄おうとしたら、法外な単価になってしまって、とてもそれをもって公共サービスを提供というような理念にはまってこないというふうに考えるところでありますから、それらについては、やはり利用される皆さん、それから議会の方とも十分に協議をさせていただいて、やはり負担軽減で利用のしやすいと。実際に箱物をつくっても魂入れずでは何もなりませんので。やはり利用していただくことを前提とした料金の設定を考えていかなければならないというふうに思っているところでございます。今までも何時間にわたる行財政計画の中においても、一定の基準を作りながら、単価・使用料単価を設定してきた経過もございますが、やはりその段階においても、利用のしやすいという部分を重点的に置きながら進めてきた経過もございますので、そういう継続的なものについては、しっかりと継続をさせながら、進めていけれるようにしていきたいというふうに考えております。また、全体的なマネジメントの関係についても、この総合管理計画の中で改めて示されてくるものがございますので、しっかりと前向きに捉えていきたいというふうに考えるところであります。
再質問 2番 古谷一夫
そうなんです。今町長が答弁されたとおり、基本的な公共施設のファシリティーマネジメントという考え方が大事なんですけれども、当町のように4千人を割った中において、過去の非常に莫大な資産を抱えている。そういったことの現実を踏まえた場合について、資産価値とそれからコストの最適化というのは極めてバランスを取るといっても難しいという考え方に立たざるを得ないというのが実態。ただ、どういった実態にあるかということについては、やはり行政全般、議会も含めた部分と、町民の皆さんと共有化していくということが、非常に大事だということは事実だと思うのです。その辺のきちんとした筋立て。こういったものを、新たな計画の見直しの中においてはしっかりと打ち立てていただきたい。このようにお願いを申し上げたいと思います。あわせて2点目としては、現在実際の全計画の中においては、町内においては、約85の公共施設、延べ床面積で9万 3,000 平方メートルを超えるくらい。先ほど町長の答弁にありましたが、建築後 40 年以上経つもの、これは 10 年後に 40%といいましたけれど、5年前に作った段階で、10 年後で約 38%ですから、逆に言えば5年後には約 40%が 40 年を超えたような施設になってくる。これが実態。さらに農道を含めた町道の延長距離が 316 キロメートル、橋梁が 52 カ所、それと簡易水道の送水管、配水管が、全町的広いですから 77 キロメートル、農業集落排水の管理センターが二つあって、さらに管路が 32 キロメートル。この膨大な資産とコストという形については、3,000割って、一般会計の当初は 50 何億ですけれども、うちの標準財政規模からいうと 45 億から 40億程度が、一般会計の標準財政規模に当たるんじゃないかと思うんですけれども、その中でこれだけ膨大な施設、インフラと、それを資産価値という形の中で、きちんと確保しながら最適化、コストの最適なバランスをとるというのは、これは誰がやってもできない非常に厳しい仕事じゃないかと思います。ただ、どうあるべきかという方向性やどういった現状かについては、先ほど述べたとおりしっかりと今回の新しい計画で議論を進めていただきたい。それと同時に行政レベルと町民レベルにおいては、必要な公共施設のレベルという形で、現実的に今言ったような形の中において、維持可能な公共施設のレベルという間に大きな乖離がやはり生じてきていることも想定されるわけです。一度ある一定規模で作った施設を、特に縮小ですとか廃止や統合とするのが極めて難しいのがこれ実態になってくるし、利用実態や使用実態、さらには将来の需要においても多くを見込めない状況にあっても、ある意味での住民要望を飲み込んで応えていくなかで、維持管理をせざる得ない状況も長い間続いてきた。そういった中で、今後今言ったような計画の中でどう置き換えていくか。方向性をきちんと町民の皆さんとも共有できるかってことが、大きな課題になってくるというふうに考えます。特に、計画上に取り組みをいかに実行するか。計画は計画で作れる訳です。前回もほぼ業者に委託をして、そこで数字的なものを並べただけという。これは少し言い過ぎかもしませんけど、これを実行するというのが、なかなか難しい問題であって、特に町民説明等、町民との合意形成が必須になってくる。このように考えます。過去の経過を見ても、学校の統廃合。こういった状況を見ても跡地利用、これがやはり、なかなか前へ進んでいない。現状においてもやっと新栄小学校関係の取り壊しが終わっただけであって。公共施設の利用団体、地域住民との課題の共有化とそのための説明という形や、合意形成というのはかなり至難の業ではないか。こういうふうに考えるところですが、今後その計画自体を実効性たらしめるために、新しく中間見直しの計画の中の取り組みというものは、どういう形で、従来だって単純に業者に委託をして、出来たものを受け取って、各担当ごとに進めていくのか。やはり今申し上げたとおり、住民合意形成・説明という観点でのどのような取り組みを、今回の新しい見直しの中に取り込んでいくのか。その基本的な考え方をぜひお示しいただきたい。このように存じます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
当町における公共施設の背景でありますが、先ほど来ありますように、既に 40 年を超えている施設を多量に抱えている現状でありますし、また当時建設したときには人口もまだまだ多くて、利用される方もたくさんいたというようなことから、相当大きな規模・配置になっている施設が多々あるわけであります。現在も毎年そういう公共施設の維持管理に係る予算、年間大体、9億程度を入れてきているわけでありますが、現実問題としてこれの金額をもって単純に将来の大規模改修を計算していくと、財源不足が起きるのは明らかな数字になっているわけでありまして、やはり取捨選択をしながら、町民の皆さんに直接利用いただく、また利用していただけるような、そういう施設等も当然ながら、日常生活に欠かせない社会資本としてのインフラ、これをまず、第一義的にしっかりと維持・継続させていく。これを目標に進めていかなければならないだろうというふうに思っております。ただ、公共施設の中でも、利用の範囲が地域全体で、利用のそれこそ利用率が下がってでも、やはり地域としてそれを拠り所の活動の母体としているところも多々あるわけでありますんで、こうしたものについては、やはりしっかりと維持存続をさせていくということが必要になってくるだろうと。ただし、その段階においても規模等の見直しを含めながら、統廃合できるものは統廃合しながら取捨選択をしていく。そのための合意形成を住民の皆さんとやっていかなければならない。これの1つのきっかけが、今回の中間見直しになります公共施設等総合管理計画になってくるかと思います。従来の1回目に策定した公共施設管理計画については、総務課の財産管理的な意味合いがかなり大きい中で進めてきましたが、現実的に取り扱い運営をしているというのは、それぞれの目的ごとの所管課がございますので、今回の改定に当たりましては総務課を中心としながらも所管課、それぞれのバランスを取って、行政的な担当者の段階においても、やはりそういう状況認識をいただく中で全体的なファシリティーマネジメントとして取り扱っていきたいというふうに考える次第であります。いずれにしても先ほどありましたように、今回の公共施設管理計画で施設として登録されているのは、85 の施設があるということですから、数字的に見ても膨大であります。その中にさらに分類をしていきますと、公営住宅となれば相当数、そこにまた増えてきてますから、施設一つ一つを数えていけば、本当に膨大な数字になってくるわけでありまして、これを従前と同じ形で、維持存続をしていくということについては、至難の業であるということにもなってまいります。しっかりとそこら辺については、選択と集中。本当に町民の皆さんに必要なものから先に進めていけるように我々としても最善の努力をしていきたいというふうに、考えるところであります。
再質問 2番 古谷一夫
本当に大変な取り組みになってくるのではないかというふうに思うわけなのですけれども。今、町長も全庁的な体制を構築しながら、従来の前回作った段階においては、各課、所管する実態がどうなっているかとそういった形の押さえが中心だったけれども、今回の新しい中間見直し等については最初の答弁にあったとおり、企画委員会を中心にしながら、総務課を中心とした部分で全庁的な仕組みとしてしっかりとマネジメントしていくという方向性を、今回見出したい。さらにはPDCAのサイクル。計画は計画、それを実行していく。そして評価をしていく。それを改善していくという1つの一連の流れの中で構築していかないと、計画そのものを作ること自体が目的ではありませんから。しかもこういった、今町長のいみじくも言われたとおり年間の維持費で約8億が掛かっているはずですし、前回の計画においても、標準的な形の基準的な更新をやっていくと年間で約 14 億を越える形。前回の計画でさえ。長寿命化やったとしても年間に約 11 億の負担。さらに 16 年から 25 年までの5か年平均で投資してきた維持費を含めると約14 億円。それは財政規模を先ほど言いましたように、標準財政規模的な類似団体と比べた時に、現在はいろんな施策的な事業やコロナの関係で肥大化してますけれども、40 億から 45 億の標準的な部分を考えた場合について、約 30%以上がそういった経費になってしまったときに、本来、しっかりと支えるべき福祉ですとか、医療ですとか、教育、地域生活を支えるそういったものや、町長もおっしゃったとおり、基本的な生活を支える地域インフラ。そこに手が回っていかないという状況も生じてくる。そういったことをしっかりと全体像を示した中で、行政全般、さらには議会、さらには町民の皆さんにも課題を共有化した中で今回作っていく、取り組みをしていく、見直しをしていく、計画を生かしていく。そういったことが非常に重要になってきているのではないか。特に全庁的、この庁舎内におけるマネジメントの考え方を、再度、確認をさせていただきたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
清里町における公共施設のマネジメントの考え方でありますが、先ほど来、申し上げてまいりましたように、財産管理としての全体的な管理は総務課が所管をしておりますから、ただし個別の課題については、それぞれの所管において、管理・運営をしてきておりました。実態的には、やはりその所管課において計画・実行・評価そして改善。こうした PDCA のサイクルに基づいて、取り扱いをしているところでありますが、どうしてもそこの担当の職員が直接的な部分になってまいりますので、考え方がそれぞれ職員によって統一されていない部分もございます。そんな中で今回の計画を機に、財産管理としての全体的なやはり総務課での取りまとめと個別課題、それをきっちりと整理した中で進めていかなければ実情がある部署だけで止まってしまうということでは、情報が共有化できないというようなことも考えられてまいりますので、そうした中においてしっかりと全体像として把握ができるような、そんな体制組みをしていきたいというふうに考えているところであります。これから具体的に6月で予算をいただいて発注していくわけでありまして、そこの発注した部分においても、業務委託ですから現実にはどこどこさんのところに民間の力をお借りしてお願いをするということにはなりますけれども、それを一つ一つ進行管理を役場側でも職員側でも出来るような、そんなタイミングをとりながら、体制づくりをしていきたいというふうに考えている次第であります。いずれにしても、折角できた施設をやはり利用する方々に効率的に、そしてまた利用しやすい形で維持管理していくことが大切なものでありますので、そういう中でしっかりと対応していきたいというふうに思っている次第でもございます。
再質問 2番 古谷一夫
ぜひ、そういった流れをしっかり構築していただきたい。あわせて申し上げておきたいんですけど、やはり先ほど個別的な担当課主義になってきている実態の中において、職員が非常にアウトソーシングを進めているとはいえども、結局、日常業務の中において、各課の実態を見ると、なかなか施設管理に係る職員がこれを担うとき、事務量が非常に過重になってるし、ある部分ではなかなか修繕等について目が行き届かない実態も生じている。それはやはり、もう一度、全体としてどういった形の中で推進して行くかといった仕組み。先ほど申し上げたとおり、全庁的なマネジメントの仕組みをもう一回作っていくことが必要ではないかと。そして併せて、もう一つ大事だと思われるのが、維持管理および改修経費の将来的な見通しというものを含みながら、当然前回の計画のなかでもやられているわけなんですけれども、じゃあそれが町財政全般の中期的財政運営計画とどうリンクしているかといったら全く見えてこない。年間平均で平準化したらこれくらいかかりますよ。長寿命化こうしますよ。ところが一方では、自立計画等の段階で合併も含めてずーっと、ある程度、財政シュミレーションをやりながら中長期的な財政的な見通しの中において、維持管理・改修・更新そういったものや、さらに新しいものが飛んで出る訳ですから。そういったものがどういった形の中で攻められていくかといった。少なくとも5年・10 年のスパンの、中長期的な財政計画を前提として、どういった改善の方策が出てくるのか。それが全く残念ながらここ 10 年ほど示されていないし、それがない中で、単純に改修・修繕の足し算だけで。今回の総合計画の中でも、全くその辺の作業的には出てきてないし、「まち・ひと・しごと」では全くそれも見えてこない。ただ、丸・三角・四角、パターンなわけです。こういった事業、政策をやります・・・そういったこの基本となる、中長期的な財政計画とのリンクってことがなければ、ほぼ絵に描いた餅になってくる。そういった意味でぜひ町長にお願いしたいのは、施設の総合的な管理のマネジメントの方向性の中で、町全体のそういった中長期的な財政計画というものを、きちんとシミュレーションして示していく。この作業を並行してやっていただきたい。ましてや「総合計画」や「まち・ひと・しごと」の中でも全くされていないという実態をどのように受け止めて、今後の中でそういったことに取り組む意思を持っておられるのかどうか。確認させていただきたいと存じます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
公共施設の管理等を合わせた中での町全体における中長期的な財政運営計画という観点からというふうに御理解をした次第でありますが、今までもそれぞれの計画の中に総合計画も然りでありますし、また一番課題だったときには、自立の町を選択して清里町自立計画を策定しました。この際、自立計画というのはまさに行財政計画そのものであったわけでありまして、その中では中長期的な財源見通しという形の中で、財源計画を策定し推進してきた次第でもございます。今般、第6次総合計画がちょうどスタートの年にもなってきておりますし、また、まち・ひと・しごと施策や事業の分での総合戦略も策定になります。併せて、ちょうど今年は過疎計画の策定、過疎法が新規になりますので、それに伴う策定が生じてまいりますので、具体的な施策や事業の張りつけがここで一定程度示されてくるようになっております。そうした中において、全体的なやはり中長期的見通しというものを持ちながら、一定の規模・方向性を確認していく。そういう作業が必要になってくるというふうに思います。今までも従前の流れの中で一定の方向性というのは掴みながら進めてきてはおりますけれども、やはりそれを見える化した中で誰が見てもこういう流れの中で、今作業がされてるんだなということがわかるように、情報が共有できるような、やはり手法が必要だなというふうに理解するところでありますので、明年度において中長期的なそういう財政展望明らかにする作業を進めてまいりたい。いわゆる財政計画を策定をしていきたいというふうに考えておりますので、これをもちまして御理解をいただきたいというふうに思います。
再質問 2番 古谷一夫
ぜひ中長期の財政計画をしっかりと樹立をして、その方向性というものを職員の皆さん、議会、町民の皆さんもしっかりと共有しながら、新たな様々の取り組みを進めていく。それがやはり、総合計画をきちんとした形の中で目標達成していくという意味においても必要でしょうし、「まち・ひと・しごと」実効性たらしめるためにも必要になってくる。財源的な裏づけ。そして町民負担がどういう形になってくるのか。そう言ったものをどうやって活用していくのかという方向性が共有されなければ、ほとんど先ほどの表現は悪いですけど、絵に描いた餅がたくさん並んでいるだけであって、なかなか事が進んでいかない。ぜひ今町長が御答弁いただいた方向性、しっかりと職員の皆さんで共有しながら、大変でしょうけど進めていただきたい。これを強く要請を申しあげたいと思います。では2点目の公共料金の関係で、特に上下水道料金の関係について、法適用化に伴う部分で、使用料の改定については、町長の1回目の答弁では慎重に進めたい。その慎重という意味合いはどういうことなのかということを確認させていただきたいと思います。これは隣町で既にやっているのは 20%、さらに来年からのところも 20%、ほぼこれは議会を含みながらも決定しているというふうに聞いているところですけれども、非常に原価主義や独立採算という形になっていくと当町において簡水でいっても約 5,000 万弱、年間で 4,700 万ぐらいの水道料収入。農集でいっても約 4,000 万割るような資本的収支だとか、収益収支を考えた場合について、どうしてもこれはある一定のこういった形では実態を知ってもらうということについては、非常にとっても必要でしょうけども、それがダイレクトに料金にはね返ってくるとなると、莫大な料金の改定、値上げ改定が必要となってくる。ある財政再建団体なってる市なんかでいくと5年後には水道料金だけで2万 4,000 円になるんではないか、下水道いれると5万円。まともに原価計算やったり資産償却を含めてやっていくと、うちの町だってほぼそれに等しくなってしまうのではないか。そういった状況は当然あり得ないというふうに考えるわけですが、その慎重にという具体的な考え方としては、やっぱり原価計算をしながら、ある一定の見える化することは必要でしょうけれども、町民負担が急激に増さないような形の中において、どういった行政負担が可能なのか、町民負担が可能なのかと、落としどころをやはり慎重に取り組んでいただきたい。特に高齢化が非常に進捗しているところであり、さらに単身や夫婦世帯という形の中で、世帯数の減少も生じている。そういった中での持続可能な上・下水道事業のあり方って、落としどころはどこなのかということを、もう一回、今回の法適用化だけが目的ではなくして、そういったあり方という形の中で、料金についても町民負担のあり方についても、慎重に本当にやっていただきたい。できるならばその圧縮。適正な部分で法適用になったからといって、そのルールを全部適用して料金にはね返すだとか、投資的経費をまた投資的経費の償還に係る部分を一般財源で負担しないというやり方は、ほぼあり得ないのが事実であって、そういったことも含めて、慎重にという、具体的なその辺の町長の現時点における考え方を、もう少し詳しく御答弁願いたい。このように思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
下水道及び簡易水道の料金の考えでありますが、まず基本的に法適用化に伴うことにのみでの料金の見直し。見直しというよりも改定については、私はそうはならないだろうと。先程も申し上げましたように、間接的なメリットは町民の皆さんにも十分にあるんだろうというふうには思いますが、直接的に法適用化によってサービス向上に直接系の部分で繋がっていくかというと決してそういうふうな改定ではないと、今回のは。そういうことから判断したときに、それのみをもってというのはやはりやるべきではないというふうに私自身は考えております。ただし、でしたら料金の見直しは一切しないのかということになるとそうではないと。ということは、令和2年に報告をいただいておりますように、経営戦略の中でこのままの状況で放置し、維持管理を続けていくと令和 10 年には今の方式では赤字。収支が赤字になりますというふうに明確に計画が示されておりますので、それは避けなければならない。ただし、見直しをする中においても、先ほど来御質問がありますように、やはり町民の皆さんとの合意がなければならないだろうというふうに思っておりますし、そのためには経営戦略の中身をしっかりと理解をしていただくための手続きもしていかなければならないというふうに考えているところでございます。現実、日常生活に欠かせない資材としての設備であります。行政責任が一番問われる部分というふうに私は理解しておりますから、可能な限り低廉で行政負担の中でも基本的には独立採算制とは言いながらも、基準外繰入れという方式がございますから、そういうのを活用できるものはきっちりと活用しながら負担が余り極端なことにならない中で進めていければなと。特に清里町は水道施設そのものが自然流下方式の水道施設になってますから、他の町村みたく配水池、取水地を別に用意してということでなくて一連の流れで来ていますから、一番安上がりな清里の水道の使用形態になっておりますので、そこら辺も清里だからというやはりメリットがあってもいいんだろうというふうに思っております。そういうことを含めながら、今後の見直しに当たって、なるべく負担にならないような方向性。また、近隣市町村との連動も考えていきたいなと。全く突出したようなやり方もできないだろうというふうにも思っております。そういうバランスを、十分に検討を加えていく中、議会とも相談をさせていただきたいというふうに考えております。いずれにしろ、先ほど申し上げましたように、令和 10 年にはこのまま推移すると基金を取り崩しても、なお収支が合わなくなるというふうに出てきておりますので、それを改めてもう一度精査をする中で、本当にそうなのかどうなのか。今までも、いつかは値上げをしなければというずっとそういう形で来てたこともありますので、そこをしっかりと精査をする中で適切な時期に見直しの検討に入りたいというふうに考えている次第であります。
再質問 2番 古谷一夫
ぜひ、今町長から御答弁いただいたように過度な町民の負担が生じないような形の中において、その方向性を探っていただきたい。このように考えます。それと特別会計全体のバランスを考えるとき、これはあまりいい例ではありませんけれども、焼酎事業特別会計なんかは通常的に3千数百万の繰出しを行っていく。今回のようなコロナの影響になれば 5,000 万近い繰出しを行っていく。そういった会計全般とのバランスを町民生活のどこを支えていくのかという、やはり観点も必要になってきましょうし、それともう一つは、ぜひ気を付けていただきたいのは、今回会計システムとか色んなものが、従来入れてきた公会計システムだとか、それと今年度予算をつけてやっていく固定資産台帳の整理とはどうリンクしてるのか。さらに財務会計システムは将来いれるであろうが単独会計システムを動かすのか、それとも今いったような全般的な町の会計システムに取り組んでやっていくのかと、全体構造をきちんとやってかないと先ほど言いましたように水道で 5,000 万弱、4,700 万。農集で 4,000 万あがっている状況の中においてその会計運営コストとかそういったものに何十万、何百万かけていくという、この馬鹿げたことが起きないように、もう一回、町全体の財務会計システムや固定資産、償却資産の管理のあり方みたいなものに並行しながら、ぜひ取り組んでいただきたい。このように考えます。そういった中において、やはり日々の暮らしを守るインフラとしての整備のあり方の根本と、それからそれとは違った町の特色、施策的な特徴を出していくものと全体のバランスをそろそろ考えていかないと、あれもやって欲しい。これもやって欲しいという形で、町民の皆さんの要望はたくさんおありになると思いますし、また、過去のいろんな歴史の積み重ねの中でやらざるを得ないものもありましょうけど、ただ現実としては、先ほど申し上げたとおり、中長期的な財政シュミレーションをしっかりやった上で、今あるこういった公共施設等やインフラ、社会資本、そういったものをしっかり生活基盤を支えるという意味において、きちんと維持管理していくことがやはり町民の安心に結びついていく。あれもこれもが町民の安心に結びつくとは私自身は考えないところであって、そこの種々選択、先程来、町長がおっしゃってるように種々選択しながら。種々選択する道筋というものをきちんと町民の皆さんに丁寧に説明していく。そして共有化していくという仕組みが大事になってくる。このように思いますので、先程も申し上げたとおり、そういった管理システムや会計システムの統合や合理性というものをどのように図っていくのか、現時点でわかる部分で御答弁願いたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの両会計に対する会計システム上の取り扱いの関係というふうに思います。その前にやはり公共施設。今の実状をしっかりと押さえた中、真に必要な施設なのか、具体的な一つ一つのシミュレーションをしながら取捨選択をし、本当に必要なものは必要にしっかりと維持管理をしていくということを念頭に置きながら進めていきたいというふうに思っておりますし、統合や集約できるものについてはそういう集約も積極的に進めながら、全体としてのバランスを図っていきたいというふうに考えております。また会計システムの関係でありますが、今回、法適用化になりますと先程も申し上げましたように会計システムが、今までは――特別会計は変わりませんけれども――、公務の特別会計の中でも単式で進めてきておりますがこれが複式簿記に切り変わっていきます。システムが大きく変わっていくことになります。ですから水道または下水道だけの会計でいけば、今の財務システムを使えないスタイルになってしまいますので、どうしても公会計システムをその中に入れて、財務システムのデータを公会計システムに連動させる。それからそれぞれの下水道、水道の会計システムをその公会計システムと一体化させる。この作業が必要になってくるというふうに思っております。本来は統合して全部ができればいいんですが、これ現実的に統合が技術的にできないというふうに理解しておりますので、連動させる形でシステムの整理をしていくというふうに考えているところであります。やはり議員おっしゃられますようにそれぞれの会計ごとにシステムを持つということでなくて、それを統合して全体で使えるシステムとして公会計システム、具体的にいよいよ動かさなければならないというふうに思っております。清里の中で公会計システム、なかなか動かしてこれなかったというのは、やはり固定資産台帳、資産台帳の整理が予想以上に時間がかかっているということ等もあります。現在の最終追い込みにかけておりますので、それらの財産台帳がしっかりと整理ができた段階では、公会計システムにデータを、流し込みをしながら連動したシステムとして使っていきたい。一般の財務システムの中では貸借対照表も損益計算書も何も出てきませんが、公会計システムになるとそちらの部分が、要は企業会計ですから。公会計システムで、そちらの方で連動していけることになりますので、それらを合わせながらシステムとして整備をしていきたいというふうに考えている次第であります。なるべく無駄を排しながら、効率的な管理が行えるように進めていきたいというふうに考えている次第であります。
再質問 2番 古谷一夫
最後、質問していいですか。
再質問 2番 古谷一夫
最後に今の町長から公会計システムと個別的な会計システム、財務会計システム、基本的には財務三表に関わる公会計システムは既に町は導入されてて、決算期にはきちんと監査に報告されていて、システム自体は入っているわけで、ただ、それぞれが動いているかどうか、連動しているかどうかが問題であり、もう一回きちんと現場の状況を確認していただいてしっかりとその辺の今後の取り組みを整理されてる中で、今年ではないですから。来年以降ですので、その辺のあり方を探っていただきたい。それと最後、行革及び公共料金の全体見直しについては、町長からそれぞれ行革が第一、第二、第三次、さらには、まち・ひと・しごとの中でやって来たと言われておりますけども、今般のまち・ひと・しごとの中においても、わずか2回の議論の中であって、そういった形の形跡というものが、しっかりと見えないのは事実ではないのでしょうか。やはりそういった意味で、公共料金等の見直しもそうでしょうけれども、そういった行革全般のあり方というのは、なかなか議論がされていないというのは、深まった議論という意味で申し上げてるわけですけど、やはりそこをしっかりやっていかないと、前段で申し上げた公共施設の維持管理や町民の受益者の負担のあり方とか、今後の将来的な見通しというのは、やはり総合計画やまち・ひと・しごとや個別的な計画とリンクしていかない。そこを限られた職員の数でやっているということは、事実としては非常に大変だなと思いますけれど、やはり基礎・基本となる行政のあり方として、どういった方向性を目指しているのかということを、職員同士が共有しながら、町民と共有していく最初の入り口にあるのではないか。そういった形の中で、大変でしょうけれども、そういった総体的な行革の中で、やはり公共料金や受益者負担のあり方というものを、ぜひしっかりと、もう一度見直すような方向性を探っていただきたい。このように要請して一般質問を終えたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先程の会計システム等の関係でありますが、まだ少し時間があるということで、事実令和6年までの統合でありますから時間がありますので、最も効率的・効果的な手法について、しっかりと勉強してきたいというふうに考えております。また全般的な行革そのものの取り扱い、認識の関係であります。議員おっしゃられるとおりかなというふうに思っておりますし、やはり普段においても、行革の意識を持ちながら進めると、行革大綱があるからそのときだけのしのぎではないというふうに思っております。おかげさまで清里町においては財政健全化判断比率も基準を大幅に下回っている状況にありますから、今現状の中においては、しっかりと管理運営がされてるというふうに理解をしております。ただし、今回の議論にありましたように、やはり将来予測となるとかなり厳しいものになってくるだろうと。そのためには行政改革、本当に必要な時期が来たら躊躇なく、そこに入っていけるように我々としても目配り、気配りをしながら進めていきたいというふうに考えているところでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。