上士幌町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月3日
地域福祉の課題解決と誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けて
2024年9月3日、上士幌町議会の一般質問で、馬場敏美議員が「地域福祉の課題解決と誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けて」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 馬場敏美 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 馬場敏美
私は、地域福祉の課題解決と誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けてについて質問いたします。少子高齢化・人口減少社会、温室効果ガスの削減など、乗り越えていくために避けて通れない重要な政策として、本町では、子育て、高齢者支援、太陽光発電設備導入支援、家畜ふん尿由来によるバイオガス発電エネルギー地産地消、省エネ製品買換え事業など、また、移住定住促進、関係人口の拡大、自動運転バス運行事業、スマートタウン、スマートPASS推進事業、SDGsへの取組など、まちづくりの中核をなしています。現代社会では、地域で生活弱者をつくり出す大きな要因は、「情報と移動」に関する不充足と言われています。地域福祉の観点では、「情報と移動」にハンディキャップを抱えている乳幼児、高齢者、障がい者、病人、貧困者などに生活のしにくさが集中的に現れます。様々な課題を抱えても、住み慣れた地域でつながりを持って暮らし続けることができる環境整備が必要で、これが困難になると人口の流出にもつながることから、大きな政策課題でもあります。地域福祉の課題解決として、「地域包括ケアシステム」の構築に向けた「ネットワークづくり」、「地域づくり」、その先の「地域共生社会」の実現へ向けては、地域住民に対して基本的な方針を示して、その共有を働きかけることが求められます。多様化する地域福祉の課題を、本町が取り組むSDGsの視点で見える化を図り、住民が参加し共に考え、できることを共有化し、困っている人、支援を必要としている人の課題を多くの町民が関わるきっかけにしていくことが重要であると考えます。以下、4点についてお伺いします。1、介護保険事業計画における介護保険料基準額の今後の抑制方策について。2、地域福祉の課題は、コーディネーターとしてのボランティアや専門家としてのコミュニティワーカーが存在し媒介する必要があるが、現状と今後の位置づけについて。協議体について。地域福祉専門員(地域福祉コーディネーター)について。3、地域包括支援センターと地域住民、関係機関相互のネットワーク構築の現状と今後の具体的方策について。4、重層的支援体制整備事業への取組の考え方について。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
地域福祉の課題解決と誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けて、馬場議員のご質問にお答えいたします。地域福祉の充実に向けては、町が設置している地域包括支援センターはじめ、町内の医療、介護、福祉に関わる関係機関とのネットワーク構築により、「地域共生社会」の実現を基本的な方針と捉え、多様な課題の解決に向けて連携を図っているところであります。1点目の介護保険事業計画における介護保険料基準額の今後の抑制方策についてであります。介護保険制度は、40歳以上の方が納める介護保険料と、国・道、町が負担する公費を財源として運営しております。また、その基礎額は令和6年度から令和8年度の3年間の介護保険事業計画で定める支出見込みによって算出し、65歳以上の方の介護保険料は、所得と世帯の課税状況に応じて決定しております。75歳以上の後期高齢者人口の増加や要介護認定率の見込み上昇に加えて、令和6年度介護報酬改定などから、本町の第9期介護保険事業計画における保険料基準額は、第8期より700円増額の6,000円として定めたところであります。介護サービスの提供を持続するためには、保険料をご負担いただくことは必要なことでありますが、その負担を抑制するには、誰もが健康に長生きできるよう、健康寿命を延ばすことが重要であります。そのために町といたしましても、介護予防や地域支え合いの観点を持った事業展開や高齢者が地域で活動できる場の支援、保健事業と介護予防の一体的実施など、高齢になっても健康管理ができ、自立した生活が送れるよう支援する取組を進め、町民の皆様の積極的な各種活動への参加を促進してまいります。2点目の地域福祉の課題、コニュニティワーカーの現状と今後の位置づけについてであります。地域福祉コーディネーターにつきましては、地域福祉活動を推進する人材として社会福祉協議会に配置されており、町が業務委託している権利擁護業務と兼務しております。また、社会福祉協議会主催のサロン事業やボランティアセンターの運営等については、同じく社会福祉協議会に配置されている福祉活動専門員が取組を進めているところであり、ボランティア活動については、町が委託しているボランティアポイント運営事業により活動者をサポートし、やりがいを持って活動が継続できるよう支援しているところであります。「協議体」につきましては、介護保険の事業として町が社会福祉協議会とまちづくり会社に業務委託する生活支援コーディネーターの活動を補完する会議であり、地域づくりの意思統一や情報交換、活動の提案などを協議する場であるとされております。本町では、「地域支え合い推進会議」という協議体を設置しており、介護事業所をはじめ民生委員協議会、行政区、商工関係、老人クラブ、ボランティア団体等により構成されております。今後の位置づけといたしましては、高齢者支援に係る関係者からの生活ニーズを整理して、ボランティアで担えるか、人材センターのメニューとして対応できるかなどを協議体の中で検討し、支え合い体制の構築に生活支援コーディネーターと地域住民が共同で活動できるよう、仕組みづくりが必要であると考えております。3点目の地域包括支援センターと地域住民、関係機関相互のネットワーク構築の現状と今後の具体的な方策についてであります。地域包括支援センターでは、高齢者の総合相談をはじめ、介護予防事業、認知症支援事業、医療介護連携など各種事業を実施しております。認知症支援につきましては、住民有志と当事者により構成する「チームオレンジ」の活動を通じて、地域における支え合いを展開しているところであり、活動を振り返り、新たな気づきを持ちながら認知症の理解を深めているところであります。医療介護連携では、地域包括支援センターを管理者とする多職種連携情報共有システム(バイタルリンク)を活用しており、担当するケアマネジャーを中心とした関係機関相互の情報共有を図っております。今後につきましても、関係機関とのネットワーク構築による支援が必要であり、民生委員や当事者と関わりのある地域住民などにも個別事例検討会議などに参加いただきながら、地域共生社会に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。4点目の重層的支援体制整備事業への取組の考え方についてであります。令和3年4月に施行された重層的支援体制整備事業は、市町村の任意事業となっており、複合的な課題を抱えた世帯を包括的に支える仕組みづくりとして取組が進められております。ケアラー支援や8050問題、権利擁護支援などにより、誰一人取り残さない包括的な支援体制は、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」の視点でもあり、当事者はもちろんのこと、現場の支援者が困難事例を抱え込んで孤立しない支援体制も必要なことであり、そのためにも多職種連携や地域住民と共に考える地域包括ケアが求められております。現状では、地域包括支援センターと子育て推進担当、障がい福祉担当により、複合的な課題を抱える事例や地域課題を検討する定例会議を始めたところでありますが、令和7年度に見直しとなる地域福祉計画の策定作業において、重層的支援体制整備事業を検討事項として協議を重ねてまいります。地域福祉の課題解決につきましては、議員ご指摘のとおり、地域共生社会への実現に向けた「すべて人に健康と福祉を」としたSDGsの視点を持って、関係機関とのネットワーク、住民の参加と協働による地域包括ケアシステム構築に向けた施策を進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
質問 8番 馬場敏美
ただいま答弁いただきました。今回質問した部分なんですけれども、非常に地域包括支援センターの地域包括ケアシステムというだけで、すごく抽象的な言葉で、じゃ、具体的にどういう形で進めていったらいいのか、進めたらいいのかというところ、なかなか広く伝わっていないなと、そんなふうに思っています。これからまた、ちょっと具体的に再質問させていただきますけれども、大きいところでいくと、地域包括ケアシステムを構築していくに当たって、令和3年4月に国が示した重層的支援体制整備事業、これが大きな役割を果たすかな、そんなふうに思っております。その辺を関連した部分の今回の質問ということでございます。地域包括ケアシステム体制が、地域における支え合いネットワークの構築と活用が地域づくりにおいて重要な政策であり、本町では、個別具体的には介護保険事業計画、障がい福祉計画等の計画に反映されておりまして、そして、地域福祉計画が策定され、推進されています。答弁にもありました8050問題、ケアラー支援、ひきこもり、虐待など、従来の専門分野単独では複雑化、複合化された問題への対応は難しくなってきております。本町の第4期地域福祉計画でも、これまでの分野別の制度では対応が難しく、分野横断的な施策の展開が必要であるとしております。その中で、地域包括ケアシステム体制の構築に向けた支え合いネットワークが現状どのようになっているのか、評価、検証、点検が必要であると思っています。この点について主に、まず一つ質問いたします。3点目、地域包括支援センターと地域住民、関係機関相互のネットワークの構築と今後の具体的方策についてというところで伺っております。これはその中になかった部分なんですけれども、一つ介護保険事業計画の中に、地域福祉連携会議と幹事会というのが記載があります。この部分は、私はネットワーク構築していく上で、一つ重要な役割を果たしていく部分なのかなと、そんなふうに思っています。この役割として、地域包括ケアシステム体制の構築に向けて、住民、医療、介護、福祉、行政等の連携による総合的な施策を推進するための政策的協議の場として設置したものでございます。一つ、まずこれについて現状どうなっているか、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
先ほど、地域包括支援センターの質問が出ておりましたけれども、プラザのほうに事務局を設置しておりまして、そこでは包括的ということで、障がい福祉の担当だとか、あるいは社会福祉、国保、介護、プラザ以外のメンバーも含めて、いわゆる包括ケアシステムが構築された頃、最大限に横断的な発想の下で、福祉、保健、包括的な取組をしていこうということで進んできております。それを具体的に進めるために今3つの組織で運用されておりますけれども、今お話ありました地域福祉連携会議ということであります。これについては、今関係する行政、それから福祉関係等々のトップ、それから町内の主要な団体の代表だとか、そういったいわゆるトップで判断できるようなそういう計画づくりだとか、それに関わるようなそういう会議をこの中で行っております。そういった意味では、それぞれのトップのところで行う事業、それから抱えている課題、このようなことを包括的にお話するということであります。その下に位置づいているのは、いわゆる幹事会というレベルで、それぞれの長ですね。例えばクリニックの事務長だとか、役場で言うと課長、さらには福寿協会で言うと施設長、こういったメンバーで、現場の中のトップの人方がこの会議を組織して、介護保険体制、新体制だとか、権利擁護だとか、様々な懸案事項について意見交換をしているということであります。そして、ケア会議ということで、いわゆるこれは事務レベルの、実務レベルの担当者が参加する会議で、三愛計画を具体的にどのように計画をされ、運用をされて実行されているのか、そこでの課題はどうなのかと。逆にいうと、こういった現場のほうからその上の幹事会に持ち上がり、そして、様々な計画に反映をされて、それらを地域福祉連携会議という名の下で最終的に決定していくと、こういう仕組みになってきております。今、重層的なそういった支援体制というお話。今日この後もたぶん出てくるんだろうというふうに思いますけれども、このときには、かなり横断的に高齢者の医療、福祉、健康、住まい、生活、様々な分野のことに対する対応をする、そういう組織だということでありますが、さらに一歩進めてまちづくりだとか、そのようなところに関与するようなこと。これがこの後に出てくる共生社会という流れになっていくんだろうなと思いますけれども、今、包括ケアとしては、そのような仕組みの中で動いているということでございます。
質問 8番 馬場敏美
まさに、そのとおりだと思うんですね、そこが大事だと思うんですね。やっぱり日々現場でいろいろ働いている人たちが個別支援。この方にはどういうサービスがいいだろうかと、実際サービスを提供していくという状況があります。じゃ、町全体で見たときに、それが個別支援でとどめていいのか。もしかしたら、地域支援として、もっと地域として見ていかなきゃならない問題なのかもしれないというような、その辺が、現状ちょっと見えてきていないという状況があると私は感じているんですね。その辺が、これから含めて個別支援と地域支援をつなげるような形、つなげていくような形が、具体的に地域包括支援センターという言葉、出てきたんですけれども、その辺が中心になっていくとしたら、それはそれでいいんでしょうけれども、その辺含めて、やっぱりしっかりと対応していくということがなければ、なかなかこういう会議があっても、具体的な形で町民のほうには反映されていく会議になっていかないのかなと、私はそんなふうに思っております。今町長答弁ありましたように、今後、重層的支援体制整備事業等含めてやっていく中で、またこの辺はしっかりクローズアップされてくるところなのかなと、そんなふうに思っております。次に、2点目の地域福祉の課題、コミュニティワーカーの現状と今後の位置づけについて質問いたします。現状、私がちょっと見える部分では、専門家と言われるコミュニティワーカーが、個別事業、駄目だとは言わないんですけれども、個別事業に対応している。本当に専門家として地域支援事業、地域としてどうなんだというところ、その調整も含めて関わっているようになかなか見えないんですね。現状、個別支援が、じゃ、悪いかといったらそうではないんですけれども、個別支援があって初めて地域支援がどうなのかというのが出てくるんですけれども、現状の専門家がそこまで対応しているかどうかという部分で、なかなか見えてこないというふうに、私はそんなふうに思っております。その辺、例えば社会福祉協議会に町から委託事業としてお金を出して、そこに社会福祉協議会として専門家を配置しているというような状況もあるんだろうと思うんですけれども、町が専門家を社会福祉協議会に委託して配置してもらうに当たって、その目的が十分に達成されているのかどうなのか、その辺の検証も含めて、現状、町としてはどのように捉えているのかちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
今議員が理解しているコミュニティワーカーというのは、多分総合的なコミュニティワーカー。地域全体を包括的にそれを調整したり、あるべき姿を形成してそれをみんなでやっていこうと。かなりレベルの高い専門性が必要になってくるということと、それを行政の仕事であったり、あるいは社会福祉の仕事であったり、行政の中にも介護だとかプラザの仕事だとか、それから福寿協会の仕事、いろんなことを含めて、それから一人一人の個別案件も含めて、それをどんなふうにして整理をして個別課題の解決につなげていくかと。こういう采配をするようなそういうレベルの、多分、人なのかなと、こう思っております。今もコミュニティワーカーという名の下で、それぞれ先ほどお話ししたように、個別に対応して、いわゆる小地域ネットワークだとかいろんなことをやっていただいていますよね。それらをさらに全体をどうまとめていくかということになると、これまたかなり組織的にもどうあったらいいのか、その中核になるのは誰がいいのか。社会福祉協議会に配置されて、そこがやるべきだというような流れはありますけれども、本当にそこ、賄い切れるのか、そういう人材というのは本当に必要なのかと。これはやっぱり組織の在り方としては、相当慎重に実効性のあるものを考えていく必要があるんじゃないかなと、こう思っています。今でも相当なことは個別にやっているんですよね。地域包括ケアも、もういろんなことをやっています。ただ、やっぱりこの中には足りないと。あるいは、どちらかというと、高齢者を対象にしたケアシステムというふうに思ってもいいんではないだろうかなと思いますけれども、各階層ですね。まさに重層的に子供からお年寄りまで、それから健常者から障害者までいろんな人方がその中に入って、地域全体でお互いに主役になっていくということなんだろうと思います。そこのところの軸になる事務局、これのありようも、果たしてそこで賄い切れるかという、こういうようなことが必要になってくる。今の中でも、結構包括ケアと、それから必要に応じて役場の福祉だとか、あるいは教育委員会の子育て担当だとか、そういうところとも連携を取りながらやっているんですね、やっていることはやっているんです。それをもっとさらに精度の高いものにしていこうというのが、今回の重層的な支援制度ということで、国が進めているということであります。この背景にあるのは、やっぱり共生社会ということなんだろうと思いますね。障害者も、それから健常者もいろんな人方が、それぞれが主体となって町を支えていくんだという発想の下で、具体的に重層的な支援の、そういう意味では家庭の中でのいろんな問題が起きると。8050の問題もありますし、それからDVのことがあったり、いろんな問題がある。それらを全体的に見守るということだと思いますから、この必要性を考えつつ、じゃ、どういうふうにして進めていくのか。今やっていることを、さらにそれをどういうふうにして整合性を取ってまとめていくのか。今やっていることを結びつけていけばそういうふうになっていくんだろうと思うんですよね。それをどういうふうに適切に運用して機動的なシステムが出来上がるかというのは、これから次の計画がありますけれども、ただ、これを事業として必要だというだけではなくて、それを実効性のあるものにするためには、相当それは力を入れてやる必要があるというふうに思います。いずれにしても、共生社会の行きつくところはそこだと、議員さんもそのようなご指摘の中にありますけれども、その一つ一つのパーツ、パーツというのは、かなりそろっているというふうに思っております。最後のそれをさらにどうまとめるかという段階なのかと思いますけれども、そのために、国としても重層的な支援のための任意であると言いながらも、そうしたことに対する支援制度もあるということでありますから、全体的な支援を得ながら、どうあったらいいのかというのは今後の検討課題にすべきテーマだと、そんなふうに思っております。
質問 8番 馬場敏美
今町長、答弁されたことは、まさに重層的支援体制整備事業の中身ということで、財政的にも、今まではどちらかでいうと縦割りな部分だったのが、横断的に使ってもいいような財政支援を国としては用意しているというような、そういうようなことも言われていますので、まさにその辺が必要になってくるのかなと思います。さっき、山本議員のほうからもありましたけれども、町民からしてみたら、この相談はこちら、あちらとかという、そういう町の在り方としては違うんだろうなと思うんですね。専門性という部分では、そこそこしっかり持ってやっているということなんですけれども、その辺含めて町民は、相談する方は相談するし、相談できない方も中にはいるというという、その辺をどういう形で結びつけていくかというようなことも含まれるんだと思うんですけれども、要するに、相談内容を分けてどこかに相談しに行くというそういう考え方ではない、そこが大事なのかな、そんなふうに思っています。それと、次に、町長の答弁にあったSDGsの件です。「すべての人に健康と福祉を」というSDGsの視点についてということで言っています。近年、地域福祉の諸問題というのは、地域福祉に、ほとんどもう集約されてきているというふうに言われています。そんな中で、本町では誰一人取り残さないということでSDGsの視点で普及啓発行って、SDGsポイント事業、それからマスター制度、積極的に今発信しているところです。ちょっと地域包括ケアの視点で見た場合、本当にこれほど積極的に発信されているのかなと、ちょっと私はそんなふうに思っています。ですから、これも含めて、今、町が発信しているように、地域包括ケアシステムの構築の取組に向けても住民参加という前提がありますので、SDGsポイント事業ですとか、マスター制度の普及啓発のような積極的な発信と地域福祉の課題に多くの方が取り組んでおりますので、この方達に対するポイント事業ですとか、マスター制度の対象となることも必要じゃないかな、そんなふうに思っています。例えば、前回の質問でオレンジプランについてちょっと質問させていただいて、それで最近聞くところによると、もう活動が始まって、当事者の方もオレンジチームとして活動しているという話を聞きました。そういうところでいくと、当事者もSDGsポイント事業に参加できるだとか、マスター制度の対象になるですとか、そういうこともこの中で考えらえるのかな、そんなふうに思っております。この点についてお伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
いわゆる共生社会の目指す姿の具体的事例として、今お話あったオレンジの活動ですね。やっぱり支援する側、それからされる側、こういった区分で、今までの行政の福祉なり行われてきたということでありますけれども、全てが当事者だという発想ですよね、すごく大事な視点だろうと。なかなかそうは、全てが簡単に成功するというふうには思われませんけれども、そういうことに挑戦しているというのは、ある意味では、町全体がそういう姿になるとすばらしいことだなと、こんなふうに思って、多分いろんな問題点も、行方不明になったりするだとか、あるいは一人一人の疾病を持ったり、あるいは認知症にかかっている人方に対しても健常者が常日頃から関心を持ったり、コミュニケーションが取れるというのは、そういうことの安全・安心にもつながっていくことの一つだなということで、ぜひ注目をして、うまくチームが発展していってくれることを、側面からでも支援をしていきたいなとそんなふうに思っております。SDGsポイント、SDGsはやっぱり意識が、17の開発目標ありますけれども、全てみんなが納得できるテーマだと、そんなふうに思います。福祉の問題にしても、食料の問題にしても、みんなそれが、平和であるためには必要になるテーマだというふうに思いますし、福祉の関係についても大きな今転換期。今言ったように共生社会の中にあるとすれば、自分たちが、みんながどうしたいというふうに思うかといったときに、主体性を持っていただくそういったきっかけの一つに、こういうSDGsポイントで自分のやっていることが周りから評価をされる。それに対して一定の何かの形の支援がそこに行われると。これはさらに普及につながっていく可能性があるだろうという意味で、今SDGsポイント、健康ポイントも含めてどんどんこれに参加していただいて、1,000人、1,200人を超えているということですから、すごく基礎といいますか、底辺がじわりじわりと拡大していっていいことだなと、そんなふうに思います。ただ、ポイントがどの事業に対象になるかについては、今始まったばかりなので、取りあえず行政で行われているものを中心にしてやっていますけれども、そのように福祉の関係だとか、公益性があるものだとか、こんなようなことについては、十分そのポイントの対象となり得るだろうというふうに思っております。そういった意味では、ボランティア活動、介護ボランティアだとかそのような活動に対してもちゃんと光を当てていく、それから最近では除雪なんかもよく要望ありますけれども、なかなか人がいないといったときに、そういった活動に参加してくれる人方に対してちゃんと光を当てていくというようなことは、それで十分ではありませんけれども、ポイント制度の中に組み込んでいくことも、その一つになるとすれば大事なことだなというふうに、まだまだこれは裾野を広げていく事業だということであります。今、その一歩が始まったということであります。それからマスターです。自分たちが、日頃何らかの形でSDGsに関わって、それなりに日々、あるいは関心を持って取り組んでいるということを、自分だけではなくて、それを地域や人のためにだとかそのように貢献をしたい、非常にすばらしい志だというふうに思います。そういった方々が一人でも増えてくることによって、SDGsのさらに底上げにつながっていくというようなことでありますから、今々始まったばかりでありますので、地域包括ケアに関わる様々な福祉や教育の問題についてもそうでありますけれども、その人方の頑張りに対する支援として、十分これから検討していきたいというふうに思います。
質問 8番 馬場敏美
今町長おっしゃいました現状38の事業に対してポイント付与ということ、なっているかなと、そんなふうに思います。先ほど申しましたように地域社会の問題というのは、地域福祉の中に本当に全部現れてきているみたいな、生きづらさみたいなものが今この社会の中にある。そこに向けて活動している方たち、ぜひこのような形で参加することによって、啓蒙啓発につながっていけばいいなと思いますので、ぜひその辺含めて、福祉の課題に対する活動している方たちも参加できるような形で、なるべく早く対応していただければなと、そんなふうに思います。次に、重層的支援体制整備事業なんですけれども、先ほど来から町長のほうが答弁しているところと、また重複するところもあるかなというふうに思います。私は、重層的支援体制整備事業は、先ほども必要だというふうにお話ししました。なぜ必要かというのを、ちょっと4点ぐらい挙げてみたいと思うんですけれども、1つは、現状のいろいろな福祉の課題が、一つの福祉制度では解決できなくなってきているというそんな中では、多様な主体による理解と協議ができる場というのが、この重層的支援体制整備事業と言われているところです。現状も、住民だとか、各種団体だとか、支援団体ですとか、行政だとか、一緒になってやっているということなんですけれども、このネットワーク化を具体的にどう図っていくかという。最終的には、先ほども言ったように縦割りの組織でなくて、横、横断的なつながりの中で行っていく。これは行政においても同じかなと、そんなふうに思っています。行政については、今まで福祉分野以外の課の理解と連携って全くないわけじゃないんでしょうけれども、これも主になっていくというふうに言われています。例えばどういうことかというと、認知症のごみ出しというのがずっと課題になっております。ボランティアの方が行って仕分けをしてごみの日に出す、ヘルパーが行ってごみの日に出す等含めてやってもなかなか追いつかない。そういう中の今までの経過というと、恐らく福祉課が町民課と話して福祉課が参加者に伝えていく、その会議の場でそれを伝えていくみたいなところだったのかなと思うんですけれども、重層的支援体制整備事業を考えると、町民課もその会議の場に出席する。多くの関係者の方と一緒になって、町民課から参加した方もごみ問題に対して考えてもらうという、そういうことなんだろうなというふうに思うんですね。そういうふうに考えると、保健福祉課だけじゃなくて様々な課題については、今、課がありますけれども、常にその課も含めて必要であればそういう会議に参加していって、一緒になって解決策を考えていくという、そういう体制が必要になっていくのかな、そんなふうに思っております。もう一つ、これは大事なことなんですけれども、本事業は、新たに何かを特別に構築することではないと言っているんですね。そう考えると、じゃ、特別に何かを構築しなくてもいいんであれば、じゃ、どうしたらいいんだということに。それこそ、先ほど町長もありましたけれども、現状のネットワークがどうなっているのか、現状、関係者との関係がどうなっているのかという、そこをしっかりと検証しながら進めていく必要があるのかなと。そこがないままで、重層的支援体制整備を検討して実施に移していくということにはならないんだろうなと思うんですね。ですから、現状の評価と検証、それから点検と検証ですね。これをしっかり行った上で、そこにぜひ移行していけるような体制を取ってもらいたいなと、そんなふうに思っております。具体的に言うと、今まで福祉の問題というのは、保健福祉が中心になっていたということなんですけれども、もうこれからは高齢者福祉ですとか、障害者福祉ですとか、子育てだとか、そういう縦割りではやっていけないという状況です。今そういう検証の結果、今取り組まなければならないことは何なのかとか、今後取り組まなければならないことが何なのか、その辺をしっかりと明確にしながら、重層的支援体制整備事業に取り組んでいく必要があるんだろうなと、そんなふうに思っています。先ほど、町長答弁の中で重複する部分もあるんですけれども、ありましたらばお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
先ほどの最後の質問は、重層的な支援体制づくりをどうするかということだと思いますが、その前段にある考え方というのは地域共生社会ということであります。その法律に基づいて、具体的な事業として重層的な支援体制をどう構築するかということであります。これまでも町内の福祉関係につきましては、地域包括ケア、そういったところを中心にしながら、そこでも福祉に関わる障害福祉、社会福祉、保健、介護、介護支援、健康増進、こういった各領域にまたがったきめ細かい支援体制をつくってきていると。それらを実務者レベル、そしてまた施設長レベル、さらには責任あるそれぞれの団体のトップのレベルと、こういう密接な連携の下で町内の包括的な支援体制を構築してきていると。非常に丁寧な事業がそこで行われているというふうに思っております。ただ、今お話にあった支援センター、すばらしいということでありますけれども、ただ、ここでは、どちらかというと高齢者を対象にしているだとか、福祉を軸にしたこういった特に福祉、健康。さらに、これから求められる共生社会は、それぞれ健康な人も、それからそうでない人も、それぞれが主体者になって、地域の一員として活躍するというような社会を目指すためのことでありまして、包括支援センターで足りない部分、例えば属性は男女そうでありますけれども、どちらかというと子供からお年寄りまでだとか、そこのところの、ちょっとやってはいますけれども、主要なところから外れているという言い方はおかしいかな。違った意味では、それらは、教育委員会と福祉のほうと連携していますけれども、うみそらだとか、そういう子育て支援センターというところが子供の出生前、そして、出生してから、子供の育児から様々な課題に対してどう対応するかというような取組が始まっております。そして、これまでの話がありました協議体であります。協議体の中でも、これもすばらしい、包括支援センターでは、なかなか対応が難しいということでの取組が具体的に動いているわけですね。地域支え合い推進会議と、今日これを協議体というふうに置き換えておりますけれども、福祉の側面では社会福祉協議会が、様々そこの地区に合った一つの福祉関係の取組をする。もう一つは、生活、なりわい、こういったことに対して様々なサポートをするということでは、hareta(ハレタ)が行っている人材センターのことだとか、あるいは、困り事に対してどう対応するかと、こういった取組もなされているということであります。これらを、全てが、単体では、相当レベルの高い取組をしているという認識を持っております。そのように今あります支え合い推進協議会の中には、福祉の、今のプラザのメンバーも入っておりますけれども、そういった福祉を中心にした取組と、なりわいだとか日々の生活を軸にした困り事にどう対応するかと。それに子育てのことが今動き始めた。さらには地域包括支援センターがどっしりと構えていると。これらのそれぞれの機能を全部統合する、あるいはネットワーク化することによって、町全体の今目指すべき重層的支援体制が整っていくというふうに思います。議員もお話しされていますように、この取組というのは新たな何かをするということではなくて、今あるものをどんなふうにしてネットワーク化するか、あるいは情報の交流を図るか。こういったことがちゃんと確立していけば、そのことが町民にも伝わって、必要なときに必要な相談業務に応じることができるというようなことで、そのコーディネーターの必要性を言っておりますけれども、実際は今コーディネーターの下に、それぞれの役割を持った仕事をしております。今、求めている、あるいは馬場議員がおっしゃっているのが、それらをもっと包括的に対応できるような極めて専門性を持った相談業務だとか、あるいは、それぞれをつなぐ業務だとか、こんなことをつくり出していったらどうだろう。これが重層的支援の体制につながっていくということ。ですから、改めて何かを特別起こすのではなくて、今あるものをもっと有効に生かして、さらにそれぞれの機能が十分発揮されるように、住民に活用されるように、そういったことを目指すべきだろうと。それが重層的な支援事業とすれば、この後の次年度のまた計画ありますから、今までやっている事業を踏まえた上で、新たなシステムをどんなふうにして構築していくかということは大事なポイントの一つになるだろうと、そんなふうに考えてお話を聞きましたし、その必要性を認識しております。いずれにしても、縦割りだとか、あるいは支える側だけのことではなくて、みんなでどうつくっていくかというような、これまでもそういう視点ではやってきていますけれども非常に難しいことなんですよね。難しいことですけれども、今改めてそれの必要性に迫られるということであります。家庭においても本当に様々な家庭があると。生活に困窮しているだけではなくて、親子の関係だとか、あるいは病気を持っている家庭だとか、いろんな複合的に家庭を抱えているということでありますから、単に福祉の生活支援というその側面だけでは解決していけないということも、現実問題としてもあるということであります。そういう個別の多様なニーズに対して応えるために、重層支援事業システム化というのは必要なんだろうなと、そう思っているところでございます。
質問 8番 馬場敏美
今町長おっしゃったように、そのような形で進んで行くというのは本当に理想ですし、望んでいきたいなとそんなふうに思います。今回、私この課題を取り上げるに当たって、居宅介護支援事業所のケアマネと少しお話しさせていただきました。実際に8050問題等、本町でもあって、まだまだ潜在化している問題だというふうに話聞きました。マスコミ等で取り上げられて顕在化はしてきているんですけれども、本町においては、そのような課題がまだあるし、あるんじゃないかというような話がありました。その辺、実際に進めていくと、じゃ、どういう形で支援するのかといったら、なかなか支援する方向性が見えなかったりするという。これは実際に専門職として取り組んでいる方の悩みにもつながっているというような話も聞いています。そういう中で包括に電話すると、大体方向性を示してくれるんだという、それで助かっているという話なんかもあったんですね。そのようなことも含めて、そういう課題こそそこだけで終わらないで共有化していく、共有化していくことによって、制度、政策につながっていくのかなと、私はそんなふうに思っているので、そういう体制も含めて、今後考えていかなきゃならないのかな、そんなふうに思っています。例えば、今町長おっしゃった協議体含めてもそうなんだと思うんですけれども、じゃ、今の協議体のメンバーでいいのか、もう一度立ち止まって考える必要があるのかなというふうに思うんですね。協議体で話される生活支援コーディネーターが抱える課題というのは、大きいものから小さいもの、当事者にとってみればどれも大きな問題なんですけれども、それをどういう形で解決、方向性を示していくかといったら、より多くの方の知恵を借りてそれに対応していくというのが大事なんだろうなと思います。それと、現状、協議体でいえば、年2回の会議ということで示されています。本当に課題があったら2回でいいんだろうか、その辺は随時になっていかなきゃならないのかな。そういうことも含めて先ほど来から言っているように、現状の行っている部分を評価して、点検して、次につながっていく、そういう取組が必要になっていくのかな。町長がおっしゃったようなところに、今後方向性として行政も考えているということなんで、まずその辺をしっかり点検しながら、重層的支援体制整備に向けて取り組んでいく必要があるのかな、そんなふうに思っております。私は、やっぱり生活に困難を抱えた方というのは今なんですね。今ここで解決しなければ、そういう部分なんだっていうふうに私は思っています。そういうところにしっかりと手当てしていくためにも、それぞれの事業というんですかね、それぞれでは非常に上士幌町は丁寧に活動しているなと、私はそんなふうに思うんですけれども、少なくとも、そのネットワークづくりというのは今後の大きな課題になっていくんで、その辺をとらまえてネットワークづくりしていくためにはどうしていくかという、その辺が大事になっていくのかなと、そんなふうに思っています。そういうことも含めて、今後ぜひ行政にも対応していただいて、民間も含めて巻き込みながらというところが大事だと思うんで、取り組んでいただきたいなというふうに思います。以上で終わります。もし、最後に何かあればお願いします。
答弁 町長 竹中貢
これまでの質疑のやり取りの中で、町長としての思いもお話をさせていただきました。これまでも福祉関係、あるいは保健にしてもそうでありますけれども、非常に丁寧に事業を進められてきているというふうに思いますが、もっとやっぱり町民に伝わって、そして心配なく、先ほど来、なかなか情報が分からないだとか、どこ行ったら、相談が分からないだとか、こういう素朴な疑問もありますし、一つ一つがすばらしいことをやっているということもありますから、それらを結びつけることによって、もっとそれが1プラス1、2以上の成果を上げるようにしていくということでありますが、ただ、目指すところは、いわゆる全ての人方が主体的に活動するという共生社会を目指すという大きな到達点を持ちながら、その事業の一つ一つとしての重層的支援のシステム化も、これもすごく必要なことなんだろうなと、そう思ってやり取りをさせていただきました。個別の取組については、非常にすばらしい取組をしているということでありますけれども、もっとそれを町民にも理解してもらって、さらに成果を上げていくようなそんな町になるとすばらしいなと、そう思います。いずれにしても、チームオレンジのように健常者も、それから障害者も一緒になって物事に取り組んでいく、それぞれが主体性を持って取り組んでいくと。こういった姿が方々に見られるとすばらしいと思って、これからもこの事業については取り組んでいく必要があるというふうに思います。以上です。